JP2021177883A - 電気掃除機およびそれを備えた電気掃除装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性および効率が向上する電気掃除機および電気掃除装置を提供すること。【解決手段】グリップセンサ24からの第1検知信号と床面検知部75からの第2検知信号と起立検知部76からの第3検知信号とが入力されているときあるいは第1検知信号が入力されていないときあるいは第2検知信号が入力されていないときに電動送風機22を停止し、第1検知信号と第2検知信号とが入力され第3検知信号が入力されていないときに電動送風機22を駆動するよう制御する電気掃除機1。【選択図】図5
Description
本発明は、電気掃除機およびそれを備えた電気掃除装置に関する。
従来の電気掃除機として、特許文献1では、ハンドルにグリップセンサを設け、ハンドルを握るとグリップセンサが手を検知して運転を開始する電気掃除機が提案されている。
特許文献1のようにグリップセンサを備えた従来の電気掃除機では、最初の運転開始時にはハンドルを握るだけでは運転が開始せず、スイッチ操作が必要であった。つまり、最初の運転開始時にハンドルを握っただけで運転が開始すると、掃除したい場所へ電気掃除機を持ち運ぶ際にも吸引動作して利便性や効率が低くなるため、最初の運転開始時にはスイッチ操作をした後にグリップセンサが作動するようにしなければならなかった。
しかしながら、電気掃除機の収納場所から掃除を始める場合は、スイッチ操作をせずともハンドルを握れば直ちに運転が開始することが利便性の観点から好ましい。
しかしながら、電気掃除機の収納場所から掃除を始める場合は、スイッチ操作をせずともハンドルを握れば直ちに運転が開始することが利便性の観点から好ましい。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた電気掃除機およびそれを備えた電気掃除装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部と、起立検知部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記起立検知部は、前記吸込口本体が床面上に載置されたときに前記掃除機本体が床面に対して所定角度範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を前記制御部へ向けて出力するよう構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号と前記第2検知信号と前記第3検知信号とが入力されているときあるいは前記第1検知信号が入力されていないときあるいは前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力され前記第3検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を駆動するよう制御する電気掃除機が提供される。
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記起立検知部は、前記吸込口本体が床面上に載置されたときに前記掃除機本体が床面に対して所定角度範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を前記制御部へ向けて出力するよう構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号と前記第2検知信号と前記第3検知信号とが入力されているときあるいは前記第1検知信号が入力されていないときあるいは前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力され前記第3検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を駆動するよう制御する電気掃除機が提供される。
また、本発明によれば、前記電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成された電気掃除装置が提供される。
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成された電気掃除装置が提供される。
また、本発明によれば、電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号または前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力されているときに前記電動送風機を駆動するよう制御する電気掃除装置が提供される。
前記電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号または前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力されているときに前記電動送風機を駆動するよう制御する電気掃除装置が提供される。
本発明の電気掃除機によれば、利便性および効率が向上する。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図であり、図2は第1実施形態の電気掃除機の中央縦断面図であり、図3は第1実施形態の電気掃除機における吸込口体を斜め下方から視た斜視図である。また、図4は第1実施形態の吸込口体の部分的な左側断面図であり、図5は第1実施形態の電気掃除機の制御系を説明するブロック図である。なお、図1〜図4において、電気掃除機の使用者から視た前後左右上下方向を矢印にて示しており、電気掃除機の構成はこれらの方向に基づいて説明される。
図1は本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図であり、図2は第1実施形態の電気掃除機の中央縦断面図であり、図3は第1実施形態の電気掃除機における吸込口体を斜め下方から視た斜視図である。また、図4は第1実施形態の吸込口体の部分的な左側断面図であり、図5は第1実施形態の電気掃除機の制御系を説明するブロック図である。なお、図1〜図4において、電気掃除機の使用者から視た前後左右上下方向を矢印にて示しており、電気掃除機の構成はこれらの方向に基づいて説明される。
図1〜図5に示すように、この電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるバッテリ40と、掃除機本体10に着脱可能に接続される一端61aを有する延長管60と、延長管60の他端61bと着脱可能に接続される吸込口体70と、掃除機本体10から吸込口体70に亘って設けられた複数の導電ケーブルを含む電気配線部29、69、79(図5参照)とを備えたスティックタイプのコードレス電気掃除機1である。
なお、図1、図2、図5で示した電気掃除機1は、延長管60を介さずに、掃除機本体10に吸込口体70を直接接続してハンディタイプとして使用することもできる。
なお、図1、図2、図5で示した電気掃除機1は、延長管60を介さずに、掃除機本体10に吸込口体70を直接接続してハンディタイプとして使用することもできる。
掃除機本体10は、電動送風機22を内蔵しダストを吸引する吸引部20と、吸引部20に着脱可能に装着されて吸引したダストを捕捉する集塵部30とを備える。
吸引部20は、制御部23aを構成する回路基板23および電動送風機22を収納する電動送風機収納部21aを備える。また、吸引部20は、起立状態(図2参照)の電気掃除機1において、電動送風機収納部21aの上方に設けられたハンドル部21bと、電動送風機収納部21aの後方に設けられたバッテリ装着部21cと、電動送風機収納部21aの下方に設けられたパイプ部21dとを備える。なお、ハンドル部21bのパイプ部21d側には運転状況を表示する表示部21eが設けられている。
起立状態の電気掃除機1(図2参照)において、ハンドル部21bは略逆U字形であり、ハンドル部21bの両端が電動送風機収納部21aの上端に結合すると共に、ハンドル部21bの長手方向中間のグリップ部21bgの内側(電動送風機収納部21a側)にはグリップセンサ24が設けられている。
制御部23aは、導電ケーブル25を介してバッテリ40と電気的に接続され、導電ケーブル26を介して電動送風機22と電気的に接続され、導電ケーブル27を介してグリップセンサ24と電気的に接続されている。
グリップセンサ24は、グリップ部21bgを握る使用者の手を検知して第1検知信号を制御部23aに向けて出力するものであり、例えば、発光素子と受光素子を有する光学式センサ、モーメンタリ式スイッチ等を用いることができる。
グリップセンサ24は、グリップ部21bgを握る使用者の手を検知して第1検知信号を制御部23aに向けて出力するものであり、例えば、発光素子と受光素子を有する光学式センサ、モーメンタリ式スイッチ等を用いることができる。
制御部23aは、グリップセンサ24からの第1検知信号と、吸込口体70の後述の床面検知部75からの第2検知信号と、吸込口体70の後述の起立検知部76からの第3検知信号に基づいて電動送風機22および吸込口体70の後述の回転清掃体72用の駆動モータ73の駆動と停止を同期的に制御する。なお、これについて詳しくは後述する。
掃除機本体10において、吸引部20の電動送風機収納部21aからパイプ部21dに亘って、制御部23aと電気的に接続された電気配線部29が設けられており、パイプ部21dの先端開口部には電気配線部29と電気的に接続された複数の接続端子29aが設けられている(図5参照)。本実施形態では、接続端子29aとしてクリップ形端子が用いられている。
なお、前記導電ケーブル25〜27は電気配線部29の一部として含まれてもよい。
なお、前記導電ケーブル25〜27は電気配線部29の一部として含まれてもよい。
図1、図2、図5に示すように、延長管60は、管本体61と、管本体61に沿って設けられた前記電気配線部69とを備える。
また、管本体61の一端61a側には電気配線部69と電気的に接続された複数の第1接続端子69aが設けられると共に、管本体61の他端61b側には電気配線部69と電気的に接続された複数の第2接続端子69bが設けられている。なお、本実施形態では、第1接続端子69aとしてピン形端子が用いられ、第2接続端子69bとしてクリップ形端子が用いられている。
また、管本体61の一端61a側には電気配線部69と電気的に接続された複数の第1接続端子69aが設けられると共に、管本体61の他端61b側には電気配線部69と電気的に接続された複数の第2接続端子69bが設けられている。なお、本実施形態では、第1接続端子69aとしてピン形端子が用いられ、第2接続端子69bとしてクリップ形端子が用いられている。
図1〜図5に示すように、吸込口体70は、吸込口本体71と、前後方向の第1軸心P1を中心として回動可能に吸込口本体71と結合した関節部77と、第1軸心P1と直交する第2軸心P2を中心として回動可能に関節部77と結合した接続管部78と、吸込口本体71から接続管部78に亘って設けられた前記電気配線部79とを備える。また、接続管部78の延長管60との接続端部側には、電気配線部79と電気的に接続された接続端子79dが設けられている。なお、本実施形態では、接続端子79dとしてピン形端子が用いられている。
吸込口本体71は、底部に吸込口71aを有する左右方向に延びる前部71xと、前部71xの左右方向の中間部から後方に突出した後方突出部71yとを有する。
前部71xは、吸込口71aの近傍に回転可能に設けられたブラシ状の回転清掃体72と、回転清掃体72を回転させる駆動モータ73と、駆動モータ73の出力軸の回転力を回転清掃体72に伝える動力伝達機構74と、底部における吸込口71aよりも後方に設けられた床面検知部75および起立検知部76等を備える。
後方突出部71yには、左右方向の第4軸心P4を中心として回転可能に後部ローラ71bが設けられている。
前部71xは、吸込口71aの近傍に回転可能に設けられたブラシ状の回転清掃体72と、回転清掃体72を回転させる駆動モータ73と、駆動モータ73の出力軸の回転力を回転清掃体72に伝える動力伝達機構74と、底部における吸込口71aよりも後方に設けられた床面検知部75および起立検知部76等を備える。
後方突出部71yには、左右方向の第4軸心P4を中心として回転可能に後部ローラ71bが設けられている。
図5に示すように、駆動モータ73は、導電ケーブル79aを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル79aは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
動力伝達機構74は、駆動モータ73の出力軸に設けられた第1プーリと、回転清掃体72の軸部72aの左端部に設けられた第2プーリと、第1プーリと第2プーリとを連結するタイミングベルトとを有する。なお、動力伝達機構74は複数のギアにて構成されてもよい。
動力伝達機構74は、駆動モータ73の出力軸に設けられた第1プーリと、回転清掃体72の軸部72aの左端部に設けられた第2プーリと、第1プーリと第2プーリとを連結するタイミングベルトとを有する。なお、動力伝達機構74は複数のギアにて構成されてもよい。
図3に示すように、前部71xの底部において、吸込口71aよりも後方の右寄りの位置には凹部71cが設けられており、この凹部71c内に床面検知部75の揺動アーム75aが左右方向の軸心を中心として揺動可能に設けられている。また、揺動アーム75aの下端には左右方向の軸心を中心として回転自在に車輪75bが設けられている。
また、前部71x内には、床面検知部75の本体部として、揺動アーム75aの上端と接触可能な図示しないモーメンタリ式スイッチ部が設けられている。
また、前部71x内には、床面検知部75の本体部として、揺動アーム75aの上端と接触可能な図示しないモーメンタリ式スイッチ部が設けられている。
図5に示すように、床面検知部75のスイッチ部は導電ケーブル79bを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル79bは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
吸込口体70が床面Fに載置された状態では、揺動アーム75aが凹部71c内に収納され、それによってスイッチ部が揺動アーム75aの上端にて押されてON状態となり、スイッチ部から第2検知信号が制御部23aに向けて出力される。
吸込口体70が床面Fに載置された状態では、揺動アーム75aが凹部71c内に収納され、それによってスイッチ部が揺動アーム75aの上端にて押されてON状態となり、スイッチ部から第2検知信号が制御部23aに向けて出力される。
図6(A)は第1実施形態の電気掃除機を家具に立てかけた状態を示す図であり、図6(B)は電気掃除機の自立状態を示す図である。
図5、図6(A)および図6(B)に示すように、起立検知部76は、吸込口体70の吸込口本体71が床面F上に載置されたときに掃除機本体10が床面Fに対して所定角度θ1〜θ2の範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を制御部23aへ向けて出力するよう構成されている。
図5、図6(A)および図6(B)に示すように、起立検知部76は、吸込口体70の吸込口本体71が床面F上に載置されたときに掃除機本体10が床面Fに対して所定角度θ1〜θ2の範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を制御部23aへ向けて出力するよう構成されている。
つまり、スティックタイプの電気掃除機1では、吸込口体70の接続管部78と延長管60と掃除機本体10のパイプ部21dとが互いに接続されており、これらは同一の軸線Q上に配置される。そのため、掃除機本体10のパイプ部21dが床面Fに対して所定角度θ1〜θ2の範囲内で起立した状態が起立検知部76によって検知される。なお、吸込口体70を直接掃除機本体10に接続した場合も同様である。
本実施形態の場合、起立検知部76は、吸込口体70内に設けられた図示しないモーメンタリ式スイッチ部と、接続管部78と共に第2軸心P2を中心として回動するよう吸込口体70内に設けられた図示しない回動部とを含む角度検知スイッチであり、接続管部78の回動角度を検知する。
スイッチ部は、導電ケーブル79cを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル79cは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
スイッチ部は、導電ケーブル79cを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル79cは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
掃除機本体10の床面Fに対する傾斜角度は、例えば、掃除機本体10のパイプ部21dの床面Fに対する傾斜角度とすることができる。掃除機本体10のパイプ部21dが床面Fと平行なときの角度を0°としたとき、例えば、図6(A)に示すように電気掃除機1が家具Cに立てかけられた起立状態のときの角度θ1が70°である場合、または図6(B)に示すように電気掃除機1の自立状態のときの角度θ2が95°である場合は、起立検知部76では回動部によってスイッチ部が押されてON状態となっており、スイッチ部から制御部23aに向けて第3検知信号が出力される。
つまり、この電気掃除機1によれば、角度θ1〜θ2(70°〜95°)の範囲内で電気掃除機1が起立していれば、起立検知部76(スイッチ部)から制御部23aに向けて第3検知信号が出力される。
なお、吸込口体70の接続管部78の床面Fに対する回動範囲は、概ね0°〜95°である。
なお、吸込口体70の接続管部78の床面Fに対する回動範囲は、概ね0°〜95°である。
図5と図6に示すように、この電気掃除機1において、制御部23aは、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)と、床面検知部75からの第2検知信号(High)と、起立検知部76からの第3検知信号(High)とが入力されているとき、あるいは第2検知信号(High)が入力されていないときに、電動送風機22および回転清掃体72の駆動モータ73を停止し、第1検知信号(High)と第2検知信号(High)とが入力され第3検知信号(High)が入力されていないときに電動送風機22および回転清掃体72の駆動モータ73を駆動するよう制御する。
詳しく説明すると、図6(A)または(B)に示すように、停止状態の電気掃除機1が床面F上で起立しており、このときの角度θ1〜θ2(70°〜95°)の範囲であるとき、第2検知信号および第3検知信号が制御部に入力されており、このときに使用者がハンドル部21bのグリップ部21bgを握るとさらに第1検知信号が制御部に入力されるが、停止状態は維持される。すなわち、このような電気掃除機1の起立状態は清掃可能な状態(姿勢)ではないと判断されているため、起立状態のときにグリップ部21bgを握っても運転が開始しないようになっている。
また、起立状態の電気掃除機1のグリップ部21bgを握り、吸込口本体71を床面Fから浮き上がらせて電気掃除機1を掃除したい場所へ持ち運ぶとき、床面検知部75の揺動アーム75aが凹部71cから下方へ突出する(図3参照)。これにより、床面検知部75のスイッチ部からの第2検知信号が制御部23aに入力されないため、グリップ部21bgを握って第1検知信号が制御部に入力されていても運転は開始しない。すなわち、このような電気掃除機1の運搬中も清掃可能な状態(姿勢)ではないと判断されており、運搬中に運転が開始して無駄にバッテリ40の電力を消費しないようになっている。
また、吸込口本体71が床面F上に載置された電気掃除機1のハンドル部21b(グリップ部21bg)を使用者が握り、掃除機本体10を所定角度範囲外、すなわち図6Aの角度θ1(70°)よりも鋭角に(70°よりも小さく)なるよう床面F側に傾けると、起立検知部76の回動部がスイッチ部から離れ、スイッチ部からの第3検知信号が制御部23aに入力されなくなる。つまり、グリップセンサ24からの第1検知信号および床面検知部75からの第2検知信号は制御部23aに入力されているが、起立検知部76からの第3検知信号は制御部23aに入力されていないため、電動送風機22および回転清掃体72の駆動モータ73が駆動する。すなわち、掃除機本体10が床面Fに対して角度θ1(70°)よりも鋭角に傾いている姿勢は清掃可能な状態であると判断されて運転が開始し、床面F上のダストを吸引して清掃することができる。なお、運転中、使用者が不意にグリップ部21bgを握る指を開き、グリップセンサ24が指を検知しなくなると、グリップセンサ24から制御部23aに向けて第1検知信号が出力されなくなるため運転が停止し、再びグリップ部21bgを握ると運転が再開する。
このように、第1実施形態の電気掃除機1によれば、起立状態あるいは持ち運ばれている状態のような、電気掃除機1が清掃可能な状態(姿勢)ではないときにハンドル部21bを握っても運転は開始せず、清掃可能な状態(姿勢)であるときにハンドル部21bを握れば自動的に運転が開始する。したがって、電気掃除機1の利便性および効率が向上すると共に、電動送風機22および回転清掃体72の駆動と停止を切り替える操作スイッチを省略することができる。
なお、第1〜第3検知信号はHighからLowに変更してもよく、第1〜第3検知信号はHighとLowとを混在させてもよい。この点については後述の実施形態(変形例を含む)でも同様である。
また、この電気掃除機1においては、低消費電力のマイコンやグリップセンサが用いられる。例えば、グリップセンサが待機時に100msOFF 900msONであれば省エネを図ることができる。
なお、第1〜第3検知信号はHighからLowに変更してもよく、第1〜第3検知信号はHighとLowとを混在させてもよい。この点については後述の実施形態(変形例を含む)でも同様である。
また、この電気掃除機1においては、低消費電力のマイコンやグリップセンサが用いられる。例えば、グリップセンサが待機時に100msOFF 900msONであれば省エネを図ることができる。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態の電気掃除装置の制御系を説明するブロック図である。なお、図7において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の電気掃除機101は、起立検知部176を掃除機本体110に設けたこと以外は、第1実施形態の電気掃除機1と概ね同様に構成されている。以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図7は第2実施形態の電気掃除装置の制御系を説明するブロック図である。なお、図7において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の電気掃除機101は、起立検知部176を掃除機本体110に設けたこと以外は、第1実施形態の電気掃除機1と概ね同様に構成されている。以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
第2実施形態の場合、制御部23aに向けて第3検知信号を出力可能な起立検知部176として、掃除機本体110(パイプ部21d)の床面Fに対する傾斜角度(図6(A)、(B)参照)を検知する傾斜センサを吸引部20の内部(例えば、パイプ部21d近傍)に設ける。この場合、傾斜センサ(起立検知部176)は導電ケーブル176aを介して制御部23aと電気的に接続される。
なお、第2実施形態でも、第1〜第3検知信号に基づく制御部23aによる運転または停止の切り替え制御は、第1実施形態と同様に行われる。
なお、第2実施形態でも、第1〜第3検知信号に基づく制御部23aによる運転または停止の切り替え制御は、第1実施形態と同様に行われる。
(第3実施形態)
図8は第3実施形態の電気掃除装置の制御系を説明するブロック図であり、図9は第3実施形態の電気掃除装置におけるスタンド台の正面側から視た斜視図である。なお、図7において、図5と図7中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図8と図9に示すように、第3実施形態は、電気掃除機201と、この電気掃除機201を起立状態で収納しながら充電可能なスタンド台50とを備えた電気掃除装置200である。
図8は第3実施形態の電気掃除装置の制御系を説明するブロック図であり、図9は第3実施形態の電気掃除装置におけるスタンド台の正面側から視た斜視図である。なお、図7において、図5と図7中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
図8と図9に示すように、第3実施形態は、電気掃除機201と、この電気掃除機201を起立状態で収納しながら充電可能なスタンド台50とを備えた電気掃除装置200である。
電気掃除機201は、第2実施形態の電気掃除機101の吸込口体70に後述の受電端子78aが設けられたこと以外は、概ね第2実施形態と同様に構成されている。
スタンド台50は、吸込口体270の吸込口本体271が載置される載置台51と、載置台51の後部に立設された電源ボックス52と、電源ボックス52の上面に立設された支持アーム53とを備え、吸込口体270の後方突出部71y(図1参照)を電源ボックス52側へ向けて電気掃除機201を載置台51上に起立状態で収納するようになっている。
スタンド台50は、吸込口体270の吸込口本体271が載置される載置台51と、載置台51の後部に立設された電源ボックス52と、電源ボックス52の上面に立設された支持アーム53とを備え、吸込口体270の後方突出部71y(図1参照)を電源ボックス52側へ向けて電気掃除機201を載置台51上に起立状態で収納するようになっている。
詳しく説明すると、電源ボックス52の前面における載置台51との境界付近には、載置台51上に載置された吸込口体270の後方突出部71yを収納する収納凹部52aが設けられている。
また、載置台51の上面における電源ボックス52との境界付近には、正面に向かって収納凹部52aよりも左側に凹部51aが設けられている。この凹部51aは、載置台51上の所定位置(適切な位置)に吸込口本体271が載置されたときに床面検知部75の車輪75bが凹部51aの真上位置となるように配置されている。
なお、この凹部51aは、有底形状であってもよいし、貫通孔であってもよい。
また、載置台51の上面における電源ボックス52との境界付近には、正面に向かって収納凹部52aよりも左側に凹部51aが設けられている。この凹部51aは、載置台51上の所定位置(適切な位置)に吸込口本体271が載置されたときに床面検知部75の車輪75bが凹部51aの真上位置となるように配置されている。
なお、この凹部51aは、有底形状であってもよいし、貫通孔であってもよい。
また、載置台51の上面の前端には突条部51bが設けられており、スタンド台50に収納された電気掃除機201の吸込口体270が載置台51上から滑り落ちることなく適正な位置に位置決めされるようにしている。
つまり、このスタンド台50は、床面検知部75の車輪75bが凹部51aの真上位置にある電気掃除機201の収納状態では、床面検知部75の車輪75bが凹部51a内へ突出する。そのため、床面検知部75によって吸込口体270が載置台51上に載置されていることを検知せず、床面検知部75が第2検知信号を制御部23aに向けて出力しないようになっている。
スティックタイプの電気掃除機201はスタンド台50に概ね直立した状態で収納され、吸込口体70の接続管部78あるいは延長管60の他端61b側が支持アーム53のU字形湾曲部53aに嵌り込んで支持されるようになっている。なお、吸込口体270が直接掃除機本体110に接続されたハンディタイプの電気掃除機でもスタンド台50に収納可能であり、この場合は、吸込口体70の接続管部78あるいは掃除機本体110のパイプ部21d(図1参照)が支持アーム53のU字形湾曲部53aに嵌り込んで支持されるようになっている。
また、スタンド台50において、電源ボックス52は、商用電源と電気ケーブル52cを介して電気的に接続される電源部52bと、電源部52bと電気的に接続可能な複数の前記充電端子52dと、載置台51に電気掃除機201が起立状態で載置されたときに充電端子52dと電源部52bとを電気的な接続状態に切り替えるモーメンタリ式の充電出力開始スイッチ52eとをさらに備える。
複数の充電端子52dは、電源ボックス52の前面における収納凹部52aの上方位置に横並びで設けられており、導電ケーブル52fにて電源部52bと電気的に接続されている。
充電出力開始スイッチ52eは、電源ボックス52の前面における複数の充電端子52dの上方位置に設けられており、導電ケーブル52gにて電源部52bと電気的に接続されている。また、充電出力開始スイッチ52eは、電源ボックス52の前面から外部へ突出しており、電気掃除機101がスタンド台50に収納されたときに吸込口体270の接続管部78によって押圧されるようになっている。
充電出力開始スイッチ52eは、電源ボックス52の前面における複数の充電端子52dの上方位置に設けられており、導電ケーブル52gにて電源部52bと電気的に接続されている。また、充電出力開始スイッチ52eは、電源ボックス52の前面から外部へ突出しており、電気掃除機101がスタンド台50に収納されたときに吸込口体270の接続管部78によって押圧されるようになっている。
吸込口体270は、接続管部78が起立したときの後面に設けられた複数の受電端子78aを有している。
複数の受電端子78aは、導電ケーブル78bを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル78bは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
複数の受電端子78aは、導電ケーブル78bを介して電気配線部79と電気的に接続されている。なお、導電ケーブル78bは電気配線部79の一部として含まれてもよい。
このように構成された電気掃除装置200では、電気掃除機201がスタンド台50に収納された状態において、吸込口体270の複数の受電端子78aが複数の充電端子52dと接触し、かつ、接続管部78によって押圧された充電出力開始スイッチ52eがONとなって電源部52bと複数の充電端子52dとの間が通電する。これにより、複数の受電端子78aから電気配線部79、69、29等を介して掃除機本体110のバッテリ40が充電される。
また、収納状態においては、前記のように床面検知部75から制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されていないため、使用者がハンドル部21bのグリップ部21bg(図1参照)を握ってグリップセンサ24から制御部23aに向けて第1検知信号(High)が出力されても、制御部23aは電動送風機22および回転清掃体72用の駆動モータ73を駆動させない(運転を開始しない)。
また、収納状態においては、前記のように床面検知部75から制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されていないため、使用者がハンドル部21bのグリップ部21bg(図1参照)を握ってグリップセンサ24から制御部23aに向けて第1検知信号(High)が出力されても、制御部23aは電動送風機22および回転清掃体72用の駆動モータ73を駆動させない(運転を開始しない)。
また、スタンド台50に収納された電気掃除機201を清掃したい場所まで持ち運ぶ際、グリップ部21bgを握って電気掃除機201をスタンド台50から浮かせても床面検知部75から制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されないため、運転は開始しない。
その後、吸込口体270を床面Fに載置し、掃除機本体110を床面Fに対して角度θ1(70°)よりも鋭角に傾けることにより、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)と床面検知部75からの第2検知信号(High)は制御部23aに入力されているが、起立検知部176からの第3検知信号(High)が制御部23aに入力されなくなる。これにより、制御部23aは電気掃除機201が清掃可能な状態であると判断して運転を開始し、床面F上のダストを吸引して清掃することができる。
その後、吸込口体270を床面Fに載置し、掃除機本体110を床面Fに対して角度θ1(70°)よりも鋭角に傾けることにより、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)と床面検知部75からの第2検知信号(High)は制御部23aに入力されているが、起立検知部176からの第3検知信号(High)が制御部23aに入力されなくなる。これにより、制御部23aは電気掃除機201が清掃可能な状態であると判断して運転を開始し、床面F上のダストを吸引して清掃することができる。
また、清掃を中断する際、図6(A)と図6(B)にて説明したように、電気掃除機201を家具Cや壁等に立てかけるあるいは自立させた状態にすると、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)と床面検知部75からの第2検知信号(High)と起立検知部176からの第3検知信号(High)が制御部23aに入力される。これにより、制御部23aは電気掃除機201が清掃可能な状態ではないと判断して運転を停止する。
なお、本実施形態では充電機能を有するスタンド台を例示したが、充電機能を有さないスタンド台であってもよい。この場合、充電は掃除機本体にアダプタを接続して充電する構成や、バッテリを取り外し、取り外したバッテリをバッテリ充電器に載置して充電するよう構成すればよい。
なお、本実施形態では充電機能を有するスタンド台を例示したが、充電機能を有さないスタンド台であってもよい。この場合、充電は掃除機本体にアダプタを接続して充電する構成や、バッテリを取り外し、取り外したバッテリをバッテリ充電器に載置して充電するよう構成すればよい。
(第3実施形態の変形例1)
吸込口体270の床面検知部75をクリフセンサに変更してもよい。このクリフセンサは、発光素子と受光素子を有し、発光素子からの光(赤外線)が被清掃面である床面を反射して受光素子にて受光されることにより床面を検知し、第2検知信号(High)を制御部23aに向けて出力する。また、電気掃除機201がスタンド台50に収納された状態においては、クリフセンサの発光素子から載置台51の凹部51aの底面に向けて光が照射され、凹部51aの底面を反射した反射光が受光素子に達したとしても、反射光の光量が低下するため、クリフセンサから制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されない。
吸込口体270の床面検知部75をクリフセンサに変更してもよい。このクリフセンサは、発光素子と受光素子を有し、発光素子からの光(赤外線)が被清掃面である床面を反射して受光素子にて受光されることにより床面を検知し、第2検知信号(High)を制御部23aに向けて出力する。また、電気掃除機201がスタンド台50に収納された状態においては、クリフセンサの発光素子から載置台51の凹部51aの底面に向けて光が照射され、凹部51aの底面を反射した反射光が受光素子に達したとしても、反射光の光量が低下するため、クリフセンサから制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されない。
(第3実施形態の変形例2)
吸込口体270の床面検知部75としてクリフセンサを用いる場合、スタンド台50の載置台51の凹部51a(図9参照)の替わりに、載置台51の平滑な上面に赤外線吸収部を設けてもよい。これにより、電気掃除機201がスタンド台50に収納された状態においては、クリフセンサの発光素子から載置台51の赤外線吸収部に向けて光が照射されるため、赤外線吸収部を反射した反射光が受光素子に達したとしても、反射光の光量が低下するため、クリフセンサから制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されない。
吸込口体270の床面検知部75としてクリフセンサを用いる場合、スタンド台50の載置台51の凹部51a(図9参照)の替わりに、載置台51の平滑な上面に赤外線吸収部を設けてもよい。これにより、電気掃除機201がスタンド台50に収納された状態においては、クリフセンサの発光素子から載置台51の赤外線吸収部に向けて光が照射されるため、赤外線吸収部を反射した反射光が受光素子に達したとしても、反射光の光量が低下するため、クリフセンサから制御部23aに向けて第2検知信号(High)が出力されない。
(第3実施形態の変形例3)
電気掃除機201から起立検知部176を省略してもよい。この場合、電気掃除機201のスタンド台50での収納時(図8参照)においては、床面検知部75から制御部へ向けて第2検知信号(High)が出力されないため、停止状態が維持される。また、清掃する際は、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)および床面検知部75からの第2検知信号(High)が制御部23aに向けて出力されるため、運転が開始する。また、清掃を中断する際(図6(A)と図6(B)参照)は、使用者がハンドル部21bのグリップ部21bg(図1参照)を離せば、グリップセンサ24から制御部23aに向けて第1検知信号(High)が出力されなくなるため、運転が停止する。
電気掃除機201から起立検知部176を省略してもよい。この場合、電気掃除機201のスタンド台50での収納時(図8参照)においては、床面検知部75から制御部へ向けて第2検知信号(High)が出力されないため、停止状態が維持される。また、清掃する際は、グリップセンサ24からの第1検知信号(High)および床面検知部75からの第2検知信号(High)が制御部23aに向けて出力されるため、運転が開始する。また、清掃を中断する際(図6(A)と図6(B)参照)は、使用者がハンドル部21bのグリップ部21bg(図1参照)を離せば、グリップセンサ24から制御部23aに向けて第1検知信号(High)が出力されなくなるため、運転が停止する。
(他の実施形態)
前記の各実施形態の電気掃除機では、駆動モータにて回転する回転清掃体が設けられた吸込口体を備えた場合を例示したが、タービンにて回転清掃体を回転させるようにしてもよく、あるいは回転清掃体およびその駆動部を省略してもよい。この場合、グリップセンサ24からの第1検知信号、床面検知部75からの第2検知信号および起立検知部176からの第3検知信号の入力に基づいて、制御部23aは、電動送風機22の制御(運転ON、OFF)を行う。あるいは、グリップセンサ24からの第1検知信号と床面検知部75からの第2検知信号の入力に基づいて、制御部23aは、電動送風機22の制御(運転ON、OFF)を行う。
前記の各実施形態の電気掃除機では、駆動モータにて回転する回転清掃体が設けられた吸込口体を備えた場合を例示したが、タービンにて回転清掃体を回転させるようにしてもよく、あるいは回転清掃体およびその駆動部を省略してもよい。この場合、グリップセンサ24からの第1検知信号、床面検知部75からの第2検知信号および起立検知部176からの第3検知信号の入力に基づいて、制御部23aは、電動送風機22の制御(運転ON、OFF)を行う。あるいは、グリップセンサ24からの第1検知信号と床面検知部75からの第2検知信号の入力に基づいて、制御部23aは、電動送風機22の制御(運転ON、OFF)を行う。
(まとめ)
本発明の電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部と、起立検知部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記起立検知部は、前記吸込口本体が床面上に載置されたときに前記掃除機本体が床面に対して所定角度範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を前記制御部へ向けて出力するよう構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号と前記第2検知信号と前記第3検知信号とが入力されているときあるいは前記第1検知信号が入力されていないときあるいは前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力され前記第3検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を駆動するよう制御するものである。
本発明の電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部と、起立検知部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記起立検知部は、前記吸込口本体が床面上に載置されたときに前記掃除機本体が床面に対して所定角度範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を前記制御部へ向けて出力するよう構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号と前記第2検知信号と前記第3検知信号とが入力されているときあるいは前記第1検知信号が入力されていないときあるいは前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力され前記第3検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を駆動するよう制御するものである。
この構成によれば、次の作用効果を奏する。
(1)電気掃除機(停止状態)が床面上で起立しているとき、第2検知信号および第3検知信号が制御部に入力されており、このときに使用者がハンドル部を握るとさらに第1検知信号が制御部に入力されるが、運転停止状態は維持される。
(2)吸込口本体を床面から浮き上がらせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、ハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても運転は開始しない。
(3)吸込口本体が床面上に載置された電気掃除機のハンドル部を使用者が握り、掃除機本体を所定角度範囲外に傾けると、第1および第2検知信号は制御部に入力されているが、第3検知信号は制御部に入力されていないため運転が開始し、床面上のダストを吸引して清掃することができる。
これら(1)〜(3)のように、本発明の電気掃除機によれば、起立状態あるいは持ち運ばれている状態のような、電気掃除機が清掃可能な状態(姿勢)ではないときにハンドル部を握っても運転は開始せず、清掃可能な状態(姿勢)であるときにハンドル部を握れば自動的に運転が開始する。したがって、電気掃除機の利便性および効率が向上すると共に、電動送風機の駆動と停止を切り替える操作スイッチを省略することができる。また、これに伴ってデザインの自由度の向上、簡素化による軽量化および操作性の向上が図られる。
(1)電気掃除機(停止状態)が床面上で起立しているとき、第2検知信号および第3検知信号が制御部に入力されており、このときに使用者がハンドル部を握るとさらに第1検知信号が制御部に入力されるが、運転停止状態は維持される。
(2)吸込口本体を床面から浮き上がらせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、ハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても運転は開始しない。
(3)吸込口本体が床面上に載置された電気掃除機のハンドル部を使用者が握り、掃除機本体を所定角度範囲外に傾けると、第1および第2検知信号は制御部に入力されているが、第3検知信号は制御部に入力されていないため運転が開始し、床面上のダストを吸引して清掃することができる。
これら(1)〜(3)のように、本発明の電気掃除機によれば、起立状態あるいは持ち運ばれている状態のような、電気掃除機が清掃可能な状態(姿勢)ではないときにハンドル部を握っても運転は開始せず、清掃可能な状態(姿勢)であるときにハンドル部を握れば自動的に運転が開始する。したがって、電気掃除機の利便性および効率が向上すると共に、電動送風機の駆動と停止を切り替える操作スイッチを省略することができる。また、これに伴ってデザインの自由度の向上、簡素化による軽量化および操作性の向上が図られる。
本発明の電気掃除機は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記所定角度範囲は、前記掃除機本体が床面と平行なときの角度を0°とすると、70°〜95°であってもよい。
この構成によれば、掃除機本体が床面に対して70°〜95°の角度範囲内で起立しているとき、例えば、電気掃除機を壁、椅子、テーブル等に立てかけた状態あるいは電気掃除機が自立した状態のときにハンドル部を握っても運転が開始しない。
この構成によれば、掃除機本体が床面に対して70°〜95°の角度範囲内で起立しているとき、例えば、電気掃除機を壁、椅子、テーブル等に立てかけた状態あるいは電気掃除機が自立した状態のときにハンドル部を握っても運転が開始しない。
・前記吸込口体の前記接続管部は、前記吸込口本体の前後移動方向に対する左右方向の軸心を中心として回動可能であり、
前記起立検知部は、前記吸込口体内に設けられて前記接続管部の回動角度を検知する角度検知スイッチまたは前記掃除機本体内に設けられて前記掃除機本体の傾きを検知する傾斜センサであってもよい。
この構成によれば、吸込口体内に設けた角度検知スイッチまたは掃除機本体内に設けた傾斜センサによって掃除機本体の傾きを検知することができる。
前記起立検知部は、前記吸込口体内に設けられて前記接続管部の回動角度を検知する角度検知スイッチまたは前記掃除機本体内に設けられて前記掃除機本体の傾きを検知する傾斜センサであってもよい。
この構成によれば、吸込口体内に設けた角度検知スイッチまたは掃除機本体内に設けた傾斜センサによって掃除機本体の傾きを検知することができる。
・前記吸込口体は、前記吸込口本体内の前記吸込口近傍に回転可能に設けられた回転清掃体と、前記回転清掃体を回転させる駆動モータとをさらに備え、
前記制御部は、前記駆動モータの駆動または停止の切り替え制御と、前記電動送風機の駆動または停止の切り替え制御とを同期させてもよい。
この構成によれば、電動送風機と回転ブラシの駆動と停止が自動的に同期するため、使用者によるスイッチ操作が不要となると共に、回転ブラシの駆動と停止を切り替える使用者用のスイッチを省略することができる。
前記制御部は、前記駆動モータの駆動または停止の切り替え制御と、前記電動送風機の駆動または停止の切り替え制御とを同期させてもよい。
この構成によれば、電動送風機と回転ブラシの駆動と停止が自動的に同期するため、使用者によるスイッチ操作が不要となると共に、回転ブラシの駆動と停止を切り替える使用者用のスイッチを省略することができる。
・前記掃除機本体と前記吸込口体とを接続する延長管をさらに備え、
前記電気配線部は、前記掃除機本体から前記延長管を介して前記吸込口体に亘って設けられてもよい。
この構成によれば、掃除機本体と吸込口体とを延長管を介して接続したスティック型電気掃除機として使用する、あるいは掃除機本体と吸込口体とを直接接続したハンディ型電気掃除機として使用することができる。
前記電気配線部は、前記掃除機本体から前記延長管を介して前記吸込口体に亘って設けられてもよい。
この構成によれば、掃除機本体と吸込口体とを延長管を介して接続したスティック型電気掃除機として使用する、あるいは掃除機本体と吸込口体とを直接接続したハンディ型電気掃除機として使用することができる。
また、本発明の電気掃除装置は、前記電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されたものである。
この構成によれば、スタンド台に収納した電気掃除機(停止状態)のハンドル部を握っても運転を開始せず、その後、吸込口体をスタンド台から浮かせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶ間も運転を開始しない。
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されたものである。
この構成によれば、スタンド台に収納した電気掃除機(停止状態)のハンドル部を握っても運転を開始せず、その後、吸込口体をスタンド台から浮かせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶ間も運転を開始しない。
また、本発明の別の電気掃除装置は、電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号または前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力されているときに前記電動送風機を駆動するよう制御してもよい。
前記電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号または前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力されているときに前記電動送風機を駆動するよう制御してもよい。
この構成によれば、次の作用効果を奏する。
(1)電気掃除機(停止状態)がスタンド台に収納されているとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、このときに使用者がハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても、運転停止状態は維持される。
(2)電気掃除機(停止状態)が床面上で起立しているとき、第2検知信号が制御部に入力されているが、使用者がハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されるまでは、運転停止状態が維持される。
(3)吸込口本体を収納スタンドから浮き上がらせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、ハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても運転は開始しない。
(4)吸込口本体が床面上に載置された電気掃除機のハンドル部を使用者が握ると、第1および第2検知信号が制御部に入力されて運転を開始し、床面上のダストを吸引して清掃することができる。
これら(1)〜(4)のように、本発明の電気掃除機によれば、収納状態あるいは持ち運ばれている状態のような、電気掃除機が清掃可能な状態(姿勢)ではないときにハンドル部を握っても運転は開始せず、清掃可能な状態(姿勢)であるときにハンドル部を握れば自動的に運転が開始する。したがって、電気掃除機の利便性および効率が向上すると共に、電動送風機の駆動と停止を切り替える操作スイッチを省略することができる。
(1)電気掃除機(停止状態)がスタンド台に収納されているとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、このときに使用者がハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても、運転停止状態は維持される。
(2)電気掃除機(停止状態)が床面上で起立しているとき、第2検知信号が制御部に入力されているが、使用者がハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されるまでは、運転停止状態が維持される。
(3)吸込口本体を収納スタンドから浮き上がらせて電気掃除機を掃除したい場所へ持ち運ぶとき、第2検知信号が制御部に入力されていないため、ハンドル部を握って第1検知信号が制御部に入力されても運転は開始しない。
(4)吸込口本体が床面上に載置された電気掃除機のハンドル部を使用者が握ると、第1および第2検知信号が制御部に入力されて運転を開始し、床面上のダストを吸引して清掃することができる。
これら(1)〜(4)のように、本発明の電気掃除機によれば、収納状態あるいは持ち運ばれている状態のような、電気掃除機が清掃可能な状態(姿勢)ではないときにハンドル部を握っても運転は開始せず、清掃可能な状態(姿勢)であるときにハンドル部を握れば自動的に運転が開始する。したがって、電気掃除機の利便性および効率が向上すると共に、電動送風機の駆動と停止を切り替える操作スイッチを省略することができる。
また、本発明の前記2つの電気掃除機は、次のように構成されてもよい。
・前記スタンド台は、商用電源と電気ケーブルを介して電気的に接続される電源部と、前記電源部と電気的に接続可能な充電端子と、前記載置台に前記電気掃除機が起立状態で載置されたときに前記充電端子と前記電源部とを電気的な接続状態に切り替える充電出力開始スイッチとをさらに備え、
前記掃除機本体は、前記電動送風機に電力を供給するバッテリをさらに備え、
前記吸込口体は、前記載置台に前記電気掃除機が起立状態で載置されたときに前記充電端子と電気的に接続可能な受電端子をさらに備え、
前記スタンド台上に前記電気掃除機を起立状態で収納したときに前記充電端子から前記受電端子および前記電気配線部を介して前記バッテリに充電用電力が供給されるように構成されてもよい。
この構成によれば、電気掃除機をスタンド台に収納している間、バッテリが自動的に充電される。
前記掃除機本体は、前記電動送風機に電力を供給するバッテリをさらに備え、
前記吸込口体は、前記載置台に前記電気掃除機が起立状態で載置されたときに前記充電端子と電気的に接続可能な受電端子をさらに備え、
前記スタンド台上に前記電気掃除機を起立状態で収納したときに前記充電端子から前記受電端子および前記電気配線部を介して前記バッテリに充電用電力が供給されるように構成されてもよい。
この構成によれば、電気掃除機をスタンド台に収納している間、バッテリが自動的に充電される。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 10:掃除機本体、 20:吸引部、 22:電動送風機、 21a:電動送風機収納部、 21b:ハンドル部、 21c:バッテリ装着部、 21d:パイプ部、 21bg:グリップ部、 21e:表示部、 23:回路基板、 24:グリップセンサ、 25:導電ケーブル、 26:導電ケーブル、 27:導電ケーブル、 29:電気配線部、 29a:接続端子、 30:集塵部、 40:バッテリ、 50:スタンド台、 51:載置台、 51a:凹部、 51b:突条部、 52:電源ボックス、 52a:収納凹部、 52b:電源部、 52c:電気ケーブル、 52d:充電端子、 52e:充電出力開始スイッチ、 52f:導電ケーブル、 52g:導電ケーブル、 53:支持アーム、 53a:U字形湾曲部、 60:延長管、 61:管本体、 61a:一端、 61b:他端、 62:電気配線部、 69:電気配線部、 69a:第1接続端子、 69b:第2接続端子、 70:吸込口体、 71:吸込口本体、 71a:吸込口、 71b:後部ローラ、 71c:凹部、 71x:前部、 71y:後方突出部、 72:回転清掃体、 72a:軸部、 73:駆動モータ、 74:動力伝達機構、 75床面検知部、 75a:揺動アーム、 75b:車輪、 76:起立検知部、 77:関節部、 78:接続管部、 78a:受電端子、 78b:導電ケーブル、 79:電気配線部、 79a:導電ケーブル、 79b:導電ケーブル、 79c:導電ケーブル、 79d:接続端子、 101:電気掃除機、 110:掃除機本体、 176:起立検知部、 200:電気掃除装置、 201:電気掃除機、 270:吸込口体、 271:吸込口本体、 C:家具、 P1:第1軸心、 P2:第2軸心、 P3:第3軸心、 P4:第4軸心、 Q:軸線
Claims (8)
- 掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部と、起立検知部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記起立検知部は、前記吸込口本体が床面上に載置されたときに前記掃除機本体が床面に対して所定角度範囲内で起立した状態を検知して第3検知信号を前記制御部へ向けて出力するよう構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号と前記第2検知信号と前記第3検知信号とが入力されているときあるいは前記第1検知信号が入力されていないときあるいは前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力され前記第3検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を駆動するよう制御することを特徴とする電気掃除機。 - 前記所定角度範囲は、前記掃除機本体が床面と平行なときの角度を0°とすると、70°〜95°である請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記吸込口体の前記接続管部は、前記吸込口本体の前後移動方向に対する左右方向の軸心を中心として回動可能であり、
前記起立検知部は、前記吸込口体内に設けられて前記接続管部の回動角度を検知する角度検知スイッチまたは前記掃除機本体内に設けられて前記掃除機本体の傾きを検知する傾斜センサである請求項請求項1または2に記載の電気掃除機。 - 前記吸込口体は、前記吸込口本体内の前記吸込口近傍に回転可能に設けられた回転清掃体と、前記回転清掃体を回転させる駆動モータとをさらに備え、
前記制御部は、前記駆動モータの駆動または停止の切り替え制御と、前記電動送風機の駆動または停止の切り替え制御とを同期させる請求項1〜3のいずれか1つに記載の電気掃除機。 - 前記掃除機本体と前記吸込口体とを接続する延長管をさらに備え、
前記電気配線部は、前記掃除機本体から前記延長管を介して前記吸込口体に亘って設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の電気掃除機。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成された電気掃除装置。 - 電気掃除機と、前記電気掃除機を起立状態で収納可能なスタンド台とを備え、
前記電気掃除機は、掃除機本体と、吸込口体と、前記掃除機本体から前記吸込口体に亘って設けられた電気配線部とを備え、
前記掃除機本体は、電動送風機を内蔵しダストを吸引する吸引部と、吸引したダストを捕捉する集塵部と、前記電動送風機の駆動と停止を制御する制御部と、ハンドル部と、前記ハンドル部を握る使用者の手を検知したときに第1検知信号を前記制御部へ向けて出力するグリップセンサとを有し、
前記吸込口体は、床面と対向する吸込口を有する吸込口本体と、前記掃除機本体と接続可能なように前記吸込口本体に設けられた接続管部と、前記吸込口本体が床面上に載置された状態を検知しときに第2検知信号を前記電気配線部を介して前記制御部へ向けて出力する床面検知部を有し、
前記スタンド台は、前記吸込口本体が載置される載置台と、前記載置台の上面に設けられた凹部とを有し、
前記凹部は、前記載置台上の所定位置に前記吸込口本体が載置されたときに前記床面検知部が前記凹部の真上位置となるように配置されており、
前記床面検知部が前記凹部の真上位置にある電気掃除機の収納状態では、前記床面検知部が前記第2検知信号を前記制御部に向けて出力しないように構成されており、
前記制御部は、前記第1検知信号または前記第2検知信号が入力されていないときに前記電動送風機を停止し、前記第1検知信号と前記第2検知信号とが入力されているときに前記電動送風機を駆動するよう制御することを特徴とする電気掃除装置。 - 前記スタンド台は、商用電源と電気ケーブルを介して電気的に接続される電源部と、前記電源部と電気的に接続可能な充電端子と、前記載置台に前記電気掃除機が起立状態で載置されたときに前記充電端子と前記電源部とを電気的な接続状態に切り替える充電出力開始スイッチとをさらに備え、
前記掃除機本体は、前記電動送風機に電力を供給するバッテリをさらに備え、
前記吸込口体は、前記載置台に前記電気掃除機が起立状態で載置されたときに前記充電端子と電気的に接続可能な受電端子をさらに備え、
前記スタンド台上に前記電気掃除機を起立状態で収納したときに前記充電端子から前記受電端子および前記電気配線部を介して前記バッテリに充電用電力が供給されるように構成された請求項6または7に記載の電気掃除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020083985A JP2021177883A (ja) | 2020-05-12 | 2020-05-12 | 電気掃除機およびそれを備えた電気掃除装置 |
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JP2021177883A true JP2021177883A (ja) | 2021-11-18 |
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JP (1) | JP2021177883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023224266A1 (ko) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 삼성전자 주식회사 | 전자 스위치에 의해 배터리 구동 장치를 활성화 시키는 방법 및 장치 |
-
2020
- 2020-05-12 JP JP2020083985A patent/JP2021177883A/ja active Pending
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WO2023224266A1 (ko) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 삼성전자 주식회사 | 전자 스위치에 의해 배터리 구동 장치를 활성화 시키는 방법 및 장치 |
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