JP2021177059A - 棒状体及び筒状体 - Google Patents
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Abstract
【課題】棒状体の所望の軸方向位置に容易に筒状体を位置決め固定可能で且つ棒状体同士の連結性が向上し且つコンクリートやモルタル、樹脂等の固化性流動体に対する埋設状態における引抜き強度を向上する手段を提供する。【解決手段】所定の領域に存して該領域の周方向中央部に向かって軸からの半径が漸次縮小して成る縮径面と、軸方向に列設されて径方向外向きに突出するリブと、軸方向に向って上記リブに交番して凹設される凹径面とを有し、上記リブは、径方向端部に先端部を有し、該先端部の成す稜線が軸直角方向に且つ両端が上記縮径面に向って延設される。【選択図】図1
Description
本発明は、棒状体及び筒状体に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート製の構造物を構築する際には、コンクリートに埋設する鉄筋を長尺にする必要が生じるが、鉄筋の長さは輸送上の制約等から制限があり、長尺化するために現場で接合していた。鉄筋の接合には継手が用いられ、継手の両端開口に鉄筋を挿入することで、鉄筋を連結している(例えば、特許文献1参照)。
なお、鉄筋としてはねじ節鉄筋や、縦リブ、横リブを有する異形棒鋼(例えば、特許文献2参照)、断面略円形の鉄筋の外周面の一部に長手方向が互いに平行な突条を鉄筋の軸方向全長に亘って略等間隔に多数、列設した異形鉄筋(例えば、特許文献3参照)等が用いられる。
また、既知のフレームラックとして、4本の支柱(棒状体)、複数のスリーブ、複数の棚板を備えるものが知られている。支柱には様々な高さの位置に複数の嵌め溝が形成され、スリーブは外縁がテーパ形状を呈しており、支柱を挟み込むことができ、嵌め溝と嵌合することのできる凸縁を有している。また棚板の角位置には、筒形状を有した継手としての嵌合部を配しており、嵌合部にはテーパ形状の嵌通孔が形成されている。このようなフレームラックは、地面に対して垂直に設置される4本の支柱に、嵌合部を介して棚板を固定するものであって、スリーブの凸縁を適当な高さの嵌め溝に嵌合して位置決めし、嵌合部の嵌通孔にスリーブに嵌合されることで棚板の位置決めを行っている。
なお、鉄筋としてはねじ節鉄筋や、縦リブ、横リブを有する異形棒鋼(例えば、特許文献2参照)、断面略円形の鉄筋の外周面の一部に長手方向が互いに平行な突条を鉄筋の軸方向全長に亘って略等間隔に多数、列設した異形鉄筋(例えば、特許文献3参照)等が用いられる。
また、既知のフレームラックとして、4本の支柱(棒状体)、複数のスリーブ、複数の棚板を備えるものが知られている。支柱には様々な高さの位置に複数の嵌め溝が形成され、スリーブは外縁がテーパ形状を呈しており、支柱を挟み込むことができ、嵌め溝と嵌合することのできる凸縁を有している。また棚板の角位置には、筒形状を有した継手としての嵌合部を配しており、嵌合部にはテーパ形状の嵌通孔が形成されている。このようなフレームラックは、地面に対して垂直に設置される4本の支柱に、嵌合部を介して棚板を固定するものであって、スリーブの凸縁を適当な高さの嵌め溝に嵌合して位置決めし、嵌合部の嵌通孔にスリーブに嵌合されることで棚板の位置決めを行っている。
上述した特許文献1に記載された継手は、鉄筋を遊嵌している鉄筋収容部の内部にグラウトの充填を行う必要があるので、工事現場でのグラウト運搬や混練等の作業が発生して作業負担が大きくなってしまう。また、鉄筋収容部に鉄筋を遊嵌した状態で継手の長手方向の中央部に設けられた注入孔からグラウトの充填を行っているが、充填時に継手の長手方向の両端の開口からグラウトが漏出して満充させることが出来ないことから、継手の両端にはナットを締め付けて継手の両端開口を閉塞する必要がある。これらの事柄から所要部品数や作業の手間が増えてしまうという課題や、継手に挿入される両鉄筋同士の軸心を揃えることに手間が掛かってしまうことなど、多くの課題がある。
また、上述した特許文献2に記載された異形棒鋼や特許文献3に記載された異形鉄筋等の棒状体は、ねじ節鉄筋等と比較し、コンクリート埋設時においてコンクリート付着性が悪いという問題がある。また雌ねじを螺合可能となっているが、リブの幅形状が周方向で変わらないことから、雌ねじの螺旋溝にリブが螺合し難いという問題がある。
また、既知のフレームラックに用いる嵌合部は、スリーブを介在させることで支柱に固定されるため、部品点数が多くなってしまう。またスリーブは、使用し始めてから時間が経つと、亀裂を生じることがあり、スリーブに亀裂が生じた場合には、棚板が落下してしまうため、安全性に欠けるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、簡易な構造によって、棒状体の所望の軸方向位置に容易に筒状体を位置決め固定可能で且つ棒状体同士の連結性が向上し且つコンクリートやモルタル、樹脂等の固化性流動体に対する埋設状態における引抜き強度を向上する手段を提供することを目的とする。
本発明の棒状体は、所定の領域に存して該領域の周方向中央部に向かって軸からの半径が漸次縮小して成る縮径面と、軸方向に列設されて径方向外向きに突出するリブと、軸方向に向って上記リブに交番して凹設される凹径面とを有し、上記リブは、径方向端部に先端部を有し、該先端部の成す稜線が軸直角方向に且つ両端が上記縮径面に向って延設されることを特徴とする。
また、本発明の棒状体は、前記リブが互いに異なる法線方向に向く四つの面を有することを特徴とする。
また、本発明の棒状体は、前記リブが周方向端部が先鋭形状を成すことを特徴とする。
また、本発明の棒状体は、前記先端部は、周方向の両端部分であって、前記四つの面を前記軸を中心とする回転方向に向かってそれぞれ延長して成る仮想延長面に囲繞される湾曲した細身の三角錐空間領域より小さく各々設定される、3次曲面状表面を有する略三角錐形状を成すことを特徴とし、これによって筒状体に嵌合する際に、筒状体の内周面に形成される凹状部同士の端部間に引っ掛かることなくスムーズにリブを凹状部に嵌入することが可能となる。
また、本発明の棒状体は、前記リブ及び前記凹径面は、軸心に対して対称な二領域に配設され、当該二領域で、前記リブ同士及び前記凹径面同士は、軸方向位置が異なるように配されることを特徴とする。
また、本発明の棒状体は、前記リブが展開状態が略四角錘形状を成すことを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、棒状体を囲繞し得る内周面を有する筒状体であって、前記内周面が、軸心からの距離が略等距離の大径面と、上記大径面よりも周方向内側に突出し、軸方向に列設される係合凸部と、軸方向に向って上記係合凸部に交番して凹設される凹状部と、を有し、上記凹状部は、上記棒状体のリブを周方向及び/又は径方向から進入させ得、受容することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が周方向に開放端と、閉塞端とを有し、上記開放端側から前記リブを受容し、上記閉塞端によって前記リブの周方向の変位を規制し得ることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が開放端が軸方向に拡開した誘い込み形状を有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が閉塞端側に軸方向に縮閉した形状を有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が閉塞端側に前記棒状体との逆向きの相対回転を防止するストッパを設けることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が開放端よりも中途部分が幅広であることを特徴とする。
前記凹状部は、略涙滴形状を有することを特徴とする請求項11記載の筒状体。
また、本発明の筒状体は、外周にヒンジ部を有し、前記凹状部は、周方向両端が先鋭状で周方向中央部が拡幅した形状を有し、上記ヒンジ部により外周が撓むことにより、内周空間が周方向及び/又は径方向に拡がることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が略楕円形状又は略菱形状を有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、周方向が二つ以上の部分に分割されて成る二つ以上の分割体によって構成されることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記分割体が付勢部材によって内周空間が周方向及び又は径方向に拡大可能に一体化されることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記凹状部が、軸心からの距離が中央部で最長となり、周方向端部に向って漸次縮小することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、外周面が螺旋状に一方向にねじれた形状を有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、外周及び/又は内周に薄肉部を有し、前記凹状部は、周方向両端が先鋭状で周方向中央部が拡幅した形状を有し、上記薄肉部の弾性変形によって、内周空間を周方向及び/又は径方向に変形させることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記棒状体を囲繞し得る回転制御機構を内部に装着する装着部を有し、上記装着部は、径方向及び/又は軸方向に沿った上記回転制御機構の変位を規制し得ることを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記回転制御機構が、前記棒状体に係合して棒状体との相対回転を規制する内周面を有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記回転制御機構が、前記凹状部が前記リブを受容する前の状態で、前記凹状部が前記リブを受容するときの回転方向に沿った、前記棒状体の回転角を規制する角度規制手段と、前記凹状部が前記リブを受容するときの前記棒状体の回転方向と逆向きに前記棒状体が回転するのを規制する第一の規制手段と、前記凹状部が前記リブを受容した後、前記棒状体の上記逆向きの回転を規制する第二の規制手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の筒状体は、前記回転制御機構が、周方向の一部が途切れた形状で、径方向及び/又は周方向に弾性変形して周方向の端部同士が離間した拡開状態と、上記端部同士が接触して閉じた縮小状態との間で遷移可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造によって、棒状体の所望の軸方向位置に容易に筒状体を位置決め固定可能で且つ棒状体同士の連結性が向上し且つコンクリートやモルタル、樹脂等の固化性流動体(硬化性充填材ともいう。)に対する埋設状態における引抜き強度を向上することができる。
以下に本発明の棒状体(水硬性固化体埋設型補強用鋼棒)と筒状体(固定用筒状体)とによる嵌合構造の実施形態について図面を参照して説明する。嵌合構造は、筒状体の内周に棒状体を挿入して棒状体及び筒状体の一方を他方に対して相対的に回転させることで両者を嵌合させて固定するものである。
図1は、本実施形態の棒状体1を示し、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。図2は、本実施形態の棒状体のリブ4を示す図である。棒状体1は、例えば、略雄ねじ体様やねじ節鉄筋様等や補強用鋼棒としての鉄筋を成す長尺の部材である。棒状体1は、軸心を挟んで相対する所定の二領域に存してそれぞれ軸方向に延在し該領域の周方向中央部に向かって軸からの半径が漸次縮小して成る縮径面2と、軸方向に列設されて径方向外向きに突出するリブ4と、軸方向に向かってリブ4に交番して凹設される凹径面6とを有する。なお、棒状体1は鋼材等、適宜材料によって構成され得る。
なお、凹径面6は、軸心からの距離が縮径面2における軸心からの距離の範囲内となるように設定される。例えば、凹径面6は、縮径面2の周方向中央部における半径に相当する距離となるように、軸心からの距離を設定し得る。
リブ4は、図2に示すように、径方向端部に先端部10を有し、該先端部10を成す稜線12が軸直角方向に且つ両端が縮径面2に向って延設される。また、リブ4は、互いに異なる法線方向に向く四つの面14a〜14dから成る。
四つの面14a〜14dは、棒状体1の外周面を仮想の平面に展開(展開状態)にしたときに略四角錐形状を成す。ここで四つの面14a〜14dの内、図2に示す向きにおける左上を面14a、左下を面14b、右上を面14c、右下を面14dとする。
面14aと面14bとの間、及び面14cと面14dとの間の境界となる稜線12は、軸直角方向に延び、両端が縮径面2に向っている。また、面14a〜14dは、縮径面2側に位置する周方向端部に向って棒状体1の軸方向に縮小した形状、即ち幅が縮小した形状を有する。従ってリブ4は、周方向端部が先鋭の先端部10を成している。
なお、先端部10は、断面形状が略鋭角状又は略鈍角状或いは、略円弧状を成すものであってもよく若しくは微小平坦面状であってもよいが、好ましくは、微小円弧状とする。
また、リブ4及び凹径面6は、軸心を挟んで相対する二領域に設けられており、各領域でリブ4同士及び凹径面6同士の軸方向位置が段違いに設定される。即ち、軸心を挟んで一方の領域のリブ4の位置には、他方の領域の凹径面6が配される。また一方の領域の凹径面6の位置には、他方の領域のリブ4が配される。勿論、リブ4及び凹径面6同士の軸方向位置が一致するように設定してもよい。
また、リブ4及び凹径面6は、軸心を挟んで相対する二領域に設けられており、各領域でリブ4同士及び凹径面6同士の軸方向位置が段違いに設定される。即ち、軸心を挟んで一方の領域のリブ4の位置には、他方の領域の凹径面6が配される。また一方の領域の凹径面6の位置には、他方の領域のリブ4が配される。勿論、リブ4及び凹径面6同士の軸方向位置が一致するように設定してもよい。
また、リブ4は、中央部で最も径方向外向きに突出し、周方向端部に向って径方向の突出長さが漸次縮小する。即ち、図1(b)に示す棒状体1の軸心からリブ4の突出長さが最長の点までを半径とした仮想円Cよりも内側にリブ4の稜線12が配される。また、リブ4は、周方向端部が縮径面2に接続し、縮径面2と略面一の端面4aを有する。
リブ4の縮径面2との接続は、例えば、図3(a)に示すようにリブ4の周方向端部で曲線13a形状に稜線12を設定して接続させてもよく、図3(b)に示すようにリブ4の周方向端部で直線13b形状に稜線12を設定して接続させてもよい。
また、図4は、リブ4の他の形状を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は(a)のB−B線断面図であり、リブ4は、図4に示すように周方向端部で径方向の突出長さが略零となるように設定してもよい。このとき、リブ4は略一定の割合で突出長さが漸減するように設定される。
勿論、リブ4の突出長さは周方向に沿って漸次縮小する形状に限定されるものではなく、中央部から周方向端部に亘る所定領域で略一定な形状であってもよいが、周方向端部において稜線12を上記曲線13a或いは直線13b状に設定して縮径面2に接続させるものとする。
勿論、リブ4の突出長さは周方向に沿って漸次縮小する形状に限定されるものではなく、中央部から周方向端部に亘る所定領域で略一定な形状であってもよいが、周方向端部において稜線12を上記曲線13a或いは直線13b状に設定して縮径面2に接続させるものとする。
また、リブ4の先端部は、周方向の両端部分であって、四つの面14a〜14dを軸を中心とする回転方向に向かってそれぞれ延長して成る仮想延長面に囲繞される湾曲した細身の三角錐空間領域より小さく各々設定される、3次曲面状表面を有する略三角錐形状を成してもよい。即ち、リブ4の周方向の両端部分は、面14a〜面14dよりも径方向内側に位置するように、軸直交方向の突出長さが漸次縮小する3次曲面状表面を成し得る。また、この3次曲面状表面は、略三角錐形状を成し得るが、勿論、湾曲面状ともなり得る。また、リブ4は、両端部分が縮径面2に接続しない形状、即ち縮径面2に対し周方向に離間し得る長さを有するものであってもよい。
次に筒状体20について説明する。筒状体20は、例えば、二本の棒状体1を連結させる継手や、鉄筋様の棒状体1の端部に固定される定着ナット、棒状体1の中途で固定される棚受け金具等を含む概念のものであり、貫通孔によって両端が開口し、且つ棒状体1を囲繞し得る内周形状を有する。
図5は、本実施形態の筒状体20を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。筒状体20は、棒状体1を囲繞する内周面を有しており、内周面は、軸心を挟んで相対する位置に配された大径面22と、大径面22に対して周方向に位置する係合凸部24及び凹状部26を有して構成される。
大径面22は、軸心からの距離が略等距離で且つ棒状体1を囲繞したときに、リブ4よりも径方向外側に位置するように設定される。即ち、リブ4よりも大径となるように半径が設定される。なお、大径面22は、軸心からの距離が略等距離に限定されるものではなく、少なくともリブ4に非接触とすれば軸心からの距離が周方向に沿って変わるように設定してもよい。
係合凸部24は、大径面22よりも周方向内側に突出し、軸方向に複数列設される。また、係合凸部24は、棒状体1を囲繞したときに、縮径面2よりも径方向外側に位置するように軸心からの距離が設定される。
凹状部26は、係合凸部24に対して相対的に凹形状を有する窪みであり、軸方向に向って係合凸部24に交番して配される。凹状部26は、底部が少なくともリブ4よりも径方向外側に配されるように、深さが設定される。即ち、凹状部26は、軸心からの距離が略等距離となるように深さを設定し、且つ大径面2と略連続面を成すように連設し得る。勿論、凹状部26は、大径面22よりも軸心からの距離が長くなるように深さを設定してもよい。
また、凹状部26は、周方向一端(図5(b)における左端)が拡幅した開放端28となり、他端(図5(b)における右端)に向かって徐々に縮幅した形状を有すると共に、他端がリブ4の周方向の変位を規制する閉塞端となる。ここでは他端側に凹状部26の底面から径方向に突出する壁状のストッパ29を配設することで、閉塞端を形成している。また、ストッパ29は、少なくとも、リブ4の周方向の変位を規制するように、径方向の突出長さが設定される。
また、棒状体1のリブ4及び凹径面6に対応するように、係合凸部24及び凹状部26は、軸心を挟んで相対する二領域に配設されており、一領域の係合凸部24と他領域の係合凸部24とは互いに軸方向位置が段違いになるように設定される。ここで、図6は筒状体20を示す断面図であって径方向に相離間して対向する二領域の係合凸部24と凹状部26の位置関係を示している。図6に示すように、左側に位置する一方の領域の係合凸部24に対し、右側に位置する他方の領域には凹状部26が配設され、一方の領域の凹状部26に対し、他方の領域には係合凸部24が配設される。
従って、棒状体1のリブ4及び凹径面6と同様に、係合凸部24及び凹状部26を段違いにすることで、各凹状部26に棒状体1のリブ4が嵌合し得る。なお、棒状体1が、軸心を挟んで相対する二領域でリブ4及び凹径面6同士の軸方向位置を一致させた形状の場合は、係合凸部24及び凹状部26の軸方向位置を一致させるものとする。
次に、棒状体1と筒状体20とを嵌合させる手順について説明する。先ず、筒状体20の貫通孔に棒状体1を挿入する。その際、棒状体1の縮径面2を筒状体20の係合凸部24及び凹状部26に対向させる。このとき、棒状体1は、筒状体20に接触せずに軸方向に沿って挿入し得る。即ち、縮径面2は、係合凸部24よりも径方向内側に、リブ4は大径面22よりも径方向内側に位置するため、棒状体1を筒状体20への接触を避けて挿入し得、軸方向に変位し得る。
棒状体1を挿入した後、棒状体1を筒状体20に対して周方向に相対回転させて筒状体20に固定する。ここで図7は、リブ4の凹状部26への進入を模式的に示し、(a)は凹状部26への進入前の位置を示す図、(b)は凹状部26に嵌合したときの位置を示す図である。なお図7は筒状体20の内周面を正面側に示しており、リブ4の面14a〜14dが凹状部26に対向することから、不図示の棒状体1が紙面手前側に位置し、リブ4の不図示の稜線12や面14a〜14dが紙面奥側に向かって凹状部26に対向する状態を示す。
棒状体1は、図7(a)に示す、リブ4を開放端28から凹状部26内に進入するように定めた回転向きに相対回転する。また棒状体1は、図7(b)に示すリブ4が凹状部26に嵌り且つリブ4の進行方向先端部が凹状部26の閉塞端に当接する位置まで相対回転される。
これによってリブ4が係合凸部24間に嵌って、軸方向の位置が規制され、更にリブ4が閉塞端に当接して上記棒状体1の回転向きに沿った周方向の変位が規制される。従って、棒状体1が筒状体20に対して固定されて、棒状体1と筒状体20とが連結される。
以上、説明したように、棒状体1を適宜量、例えば90°回転させるだけで、筒状体20に連結させることできる。勿論、棒状体1と筒状体20の相対回転角度の設定は適宜設定可能である。また、例えば、筒状体20を継手として機能させる場合においても、筒状体20の両端各々に棒状体1を挿入して各々の棒状体1を適宜量回転させるだけで、筒状体20に固定されて棒状体1同士を容易に連結させることができる。また、棒状体同士の連結性の向上により、作業負担が低減して作業効率を向上させることができる。
また、棒状体1のリブ4及び、筒状体20の凹状部26が軸方向に沿って列設されていることから、棒状体1の所望の軸方向位置に容易に筒状体を位置決め固定することができる。
また、棒状体1のリブ4及び、筒状体20の凹状部26が軸方向に沿って列設されていることから、棒状体1の所望の軸方向位置に容易に筒状体を位置決め固定することができる。
また、棒状体1と筒状体20との相対回転だけで互いを強固に固定することができるので、棒状体1と筒状体20との間にグラウト、モルタル等を充填する必要がなくなり、グラウト、モルタル等の運搬や混練、充填等の作業を省くことができ、作業時間を短縮させ得、作業効率を向上させることができる。また、ねじ節鉄筋を用いる二本の棒状体の従来の継ぎ方では、各棒状体を筒状体に何回転も回転させて螺合するため作業手間が多く、時間がかかっていたが、本発明によれば棒状体1(或いは筒状体20)を所望の軸方向位置まで軸方向移動させた後に小角の回転だけで固定することが出来る。
また、棒状体1のリブ4は、展開状態で略四角錘形状であって径方向に端面を有しない形状とした。これによって、棒状体1のコンクリート埋設状態で、面14a〜14dの略全面がコンクリートに係合してコンクリート付着性が向上し、且つリブ4の高さを一定とするとき、隣接して設けられるリブ4とリブ4の間に存するコンクリートの棒状体1の引き抜き方向における剪断面積が最大化される。
これは、従来の鉄筋、即ち、径方向に端面を有するリブが形成された特許文献1〜3等を含む鉄筋では、当該端面がコンクリートに対して引き抜き方向の剪断抵抗に全く寄与しないが、本実施形態の棒状体1においては、面14a〜14d全面が剪断抵抗に寄与することで剪断抵抗が大きく向上するためである。
従って、本実施形態の棒状体1は、全体又はその一部がコンクリートに埋設されたコンクリート埋設状態における引抜抵抗力を最大化し、引抜き強度を向上することができる。勿論、棒状体1を水硬性硬化体であるコンクリートに埋設したときに限るものではなく、コンクリート以外の例えば、モルタル、樹脂等のような固化性流動体に、棒状体1を固化前に埋設し、その後、固化したとき、引抜抵抗力を最大化することができる。
これは、従来の鉄筋、即ち、径方向に端面を有するリブが形成された特許文献1〜3等を含む鉄筋では、当該端面がコンクリートに対して引き抜き方向の剪断抵抗に全く寄与しないが、本実施形態の棒状体1においては、面14a〜14d全面が剪断抵抗に寄与することで剪断抵抗が大きく向上するためである。
従って、本実施形態の棒状体1は、全体又はその一部がコンクリートに埋設されたコンクリート埋設状態における引抜抵抗力を最大化し、引抜き強度を向上することができる。勿論、棒状体1を水硬性硬化体であるコンクリートに埋設したときに限るものではなく、コンクリート以外の例えば、モルタル、樹脂等のような固化性流動体に、棒状体1を固化前に埋設し、その後、固化したとき、引抜抵抗力を最大化することができる。
また、リブ4は先端部10が先鋭形状を成し、凹状部26の開放端28が拡幅した形状であるため、リブ4が係合凸部24に当接することで棒状体1の筒状体20に対する相対回転が規制されてしまうことを抑止し、引っ掛かること無くリブ4を凹状部26に進入させることが可能となる。従って、棒状体1を筒状体2に対して滑らかに相対回転させることができる。
また、リブ4の先端部10を図4に示すように更に先鋭化させれば、より引っ掛かり無くリブ4を凹状部26に進入させ得る。また、係合凸部24が周方向端部に面を有している限り、先端部10を先鋭状にしても、リブ4と係合凸部24とが接触し、棒状体1の筒状体20に対する相対回転が規制される可能性がある。そのため、図8(a)に示すように開放端28を更に大きく拡幅、即ち軸方向に大きく拡開した誘い込み形状とし、且つ係合凸部24の周方向端部を先鋭にすることが好ましい。更に、図8(b)に示すように先端部10及び係合凸部24の周方向端部をそれぞれ先鋭形状とすることがより好ましく、これによって端部同士が接触することが無くなり、よりリブ4が凹状部26に嵌合し易くなって、棒状体1と筒状体20との嵌合を容易に行うことができる。
なお、上述した実施形態においては、棒状体1と筒状体20とを固定できるが、棒状体1を筒状体20に固定させるときの回転向きと逆向きの回転を容易に行うことが可能である。そこで棒状体1と筒状体20との間で逆回転防止構造を設けてもよい。例えば、リブ4に対する凹状部の形状を変えることで逆回転防止構造を形成してもよい。ここで、図9は筒状体20の他の内周形状例を示す図であり、例えば、凹状部30の軸方向長さ(幅)を開放端32側で縮小、即ち、凹状部30の開放端32を、中途部分よりも狭幅にして、逆回転防止構造を形成することができる。
その場合に、開放端32の幅をリブ4の最大幅(周方向中央部の幅)よりも小さく設定する。なお、開放端32の幅とリブ4の最大幅との差は、リブ4及び/又は係合凸部24を弾性変形させてリブ4が凹状部30に進入し得る程度に設定する。
図10はリブ4の凹状部30への進入を模式的に示し、(a)は凹状部30への進入前の位置を示す図、(b)は凹状部30に嵌合したときの位置を示す図である。図10において、紙面奥側に存する面14a、14bの凡その位置を点線と対応する符合によって示している。図10(a)に示すようにリブ4の面14a、14bが凹状部30の開放端32側で係合凸部24に当接するが、その抵抗に抗して押し込むことで面14a、14b及び/又は係合凸部24を弾性変形させ、図10(b)に示すように凹状部30にリブ4が進入させる。
このように凹状部30にリブ4を嵌合させることで、棒状体1を筒状体20に対して逆向きに相対回転しても、リブ4が凹状部30から外れるためには面14c、14d及び/又は係合凸部24を弾性変形させる程度の外力を加える必要が生じ、結果、逆回転防止構造が形成される。
なお、筒状体20は、外形形状によって逆回転防止構造を構成してもよい。具体的には図26に示すように断面六角形状の外周面の各面が螺旋状に一方向にねじれた形状とすることで構成することができる。このような筒状体20においては、棒状体と接続されてコンクリート等に埋設された状態で、引き抜き方向に荷重を受けたときに、筒状体20に対して時計回りのトルクが発生し得るようにねじれの方向を設定する。また、平面視において直接視認できない外形上の点が無いようにしてもよい。即ち、所謂アンダーとなる部分が無いようにしてもよい。
また、逆回転防止構造は、棒状体1及び筒状体20とは別体の部材によって成してもよい。例えば、棒状体1を筒状体20に固定したとき、棒状体1の縮径面2が筒状体20の大径面22に対向し、縮径面2と大径面22との間に隙間が生じる。そこで図11に示すような、穴あきのプレート形状を有し、穴44の周囲にプレート面に直交方向に立設されるスペーサ部42を具える回転防止部材40によって縮径面2と大径面22との隙間を埋めてもよい。
具体的には、スペーサ部42の先端が筒状体20に対向する向きで、穴44に棒状体1を挿通させて回転防止部材40を筒状体20の端面に接触或いは接近させてスペーサ部42を縮径面2と大径面22との間に挿入して隙間を埋める。これによって、リブ4が凹状部30から退避する向きに棒状体1又は筒状体20が回転したとき、スペーサ部42によってリブ4の変位を規制することが出来る。
なお、回転防止部材40を配設する場合は、例えば、回転防止部材40を挟んで筒状体20に対向する位置で、棒状体1にナットを螺合させてスペーサ部42の脱離を防止してもよい。また、スペーサ部42は基端側から先端側に向って薄厚化させた所謂くさび状としたり、立設面の外表を凹凸状として係合性を向上させてもよい。この場合、筒状体20の大径面にも、対応する凹凸形状を設けてもよい。
また、このような回転防止部材は、従来の鉄筋と継手であって、鉄筋と継手とを螺合させたときに、鉄筋と継手との間で軸方向に間隙が生じるものに対して適用することが可能である。
また、このような回転防止部材は、従来の鉄筋と継手であって、鉄筋と継手とを螺合させたときに、鉄筋と継手との間で軸方向に間隙が生じるものに対して適用することが可能である。
また、上述した実施形態においては、リブ4が周方向に変位して凹状部26に進入するように凹状部26が開放端28を有する形状としたが、リブ4が径方向から凹状部26内に嵌るように筒状体の形状を設定してもよい。ここで、図12は、他の筒状体50を示す斜視図、図13は筒状体50を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。筒状体50は、一端部にフランジ部56を配した定着ナット様の部材である。また筒状体50は、筒壁の一部を軸方向に沿って薄く形成することで成るヒンジ部52、ヒンジ部52に対し軸心を挟んで径方向に対向する位置で軸方向に形成されるスリット54を有する。
フランジ部56は、ヒンジ部52に対応する箇所に切欠き部57が形成されており、該切欠き部57を除いて、筒状体50の略全周に亘って半径方向外向きに突出する形状を有する。
また、図14は、図13(b)のD−D線で示す筒状体50の断面図であり、筒状体50は、内周面に凹状部58を有する。凹状部58は、ヒンジ部52及びスリット54に対して周方向の位相を四分の一ずらした箇所に形成される。また凹状部58は、略楕円形状や略菱形状等で、周方向両端が閉塞した形状を有する。凹状部58の窪みの深さは、中央部が最も深く、周方向に沿って徐々に浅く設定される。即ち、凹状部58は、筒状体50の軸心からの距離が中央部で最長となって、中央部から周方向端部に向って漸次縮小する。
また筒状体50の内周面の内、大径面22を除く凹状部58の周囲は干渉面60であってリブ4に干渉するように軸心からの距離が設定される。
また筒状体50の内周面の内、大径面22を除く凹状部58の周囲は干渉面60であってリブ4に干渉するように軸心からの距離が設定される。
このような筒状体50は、スリット54を拡開させるように筒壁が変形し得る。即ち、例えば筒状体50の内周面に径方向外向きの力が作用した場合、図15に示すように筒壁を外側に拡げる向きにヒンジ部52が撓み、ヒンジ部52の撓みを妨げないようにスリット54が拡開する。
従って、筒状体50に棒状体1を挿通させて固定するときに、棒状体1を相対回転させると、リブ4が干渉面60に接触して回転を妨げる抵抗となるが、ヒンジ部52の弾性変形でスリット54が開くことで、内周面により画定される内周空間が拡がって凹状部58及び干渉面60等が略径方向外方に変位する。
これにより棒状体1をさらに相対回転し得、リブ4が干渉面60に摺接しながら周方向に変位し得る。リブ4が凹状部58に重畳する位置まで変位したとき、凹状部58にリブ4が嵌合する。即ち、拡がっていた内周空間の大きさがヒンジ部52の弾性によって初期状態に戻り、凹状部58がリブ4に対して略径方向内側に相対変位しリブ4を嵌合させる。
なお、ヒンジ部52を有する筒状体50は、凹状部58にリブ4が嵌合している状態においても、ヒンジ部52が弾性変形し得、スリット54が拡開し得る。従って、図16に示す拡開防止部材64を筒状体50に設けて拡開を規制してもよい。拡開防止部材64は、貫通穴70を設けた略板状部材であって、貫通穴70の周囲に配したスペーサ部66、貫通穴70の軸心と略平行に延在する突起部68を具える。
拡開防止部材64を使用して筒状体50のスリット54の拡開を防止するには、スペーサ部66を縮径面2と大径面22との間の隙間に挿入し且つフランジ56の切り欠き部分に突起部68を挿入する。
即ち、図17に示すように筒状体50に棒状体1を固定した状態で、拡開防止部材64は、スペーサ部66が縮径面2と大径面22との間、突起部68がフランジ56の切欠き部57に嵌る向きにして貫通穴70に棒状体1を挿通させながら筒状体50側に移動させる。突起部68は、図18に示すように、切欠き部57に嵌ることで、ヒンジ部52が弾性変形するときに切欠き部57の幅が狭まるのを規制して、スリット54が拡開しないようするものである。
即ち、図17に示すように筒状体50に棒状体1を固定した状態で、拡開防止部材64は、スペーサ部66が縮径面2と大径面22との間、突起部68がフランジ56の切欠き部57に嵌る向きにして貫通穴70に棒状体1を挿通させながら筒状体50側に移動させる。突起部68は、図18に示すように、切欠き部57に嵌ることで、ヒンジ部52が弾性変形するときに切欠き部57の幅が狭まるのを規制して、スリット54が拡開しないようするものである。
また、筒状体50の拡開防止部材64に対向する端面には、拡開防止部材64が嵌合する凹部を形成することが望ましく、この凹部の形状及び拡開防止部材64の外周形状を、互いに同じ形状且つ非円形状(或いは筒状体50又は貫通穴70の軸心からの距離が周方向に沿って異なる形状)とすれば、筒状体50に対する拡開防止部材64の相対回転を防止できる。
なお、筒状体50を定着ナット様の形状を有するものとして説明したが、勿論、用途を限定するものではなく、適宜設定し得るものである。
なお、ヒンジ部が弾性変形するものとして説明したが、これに限定するものではなく、蝶番等の開閉機構によって成るものとし、筒状体50略周方向に開閉させるようにしてもよい。
なお、ヒンジ部が弾性変形するものとして説明したが、これに限定するものではなく、蝶番等の開閉機構によって成るものとし、筒状体50略周方向に開閉させるようにしてもよい。
また、筒状体がヒンジ部の弾性変形により内周空間が拡がるものとしたが、これに限定されるものではなく、図19(a)に示すように筒状体50を周方向に分割し、その分割体50a、50bを付勢部材によって径方向に変位可能に保持してもよい。
なお、筒状体は三つ以上の部分に分割されていてもよい。また付勢部材は、例えば、環状に形成したコイルスプリングやリングバネ、ワイヤリング等の筒状体50外周面に巻回するものや、それに相当するように板バネを筒状体50に巻回させてなるものがあり得る。
なお、筒状体は三つ以上の部分に分割されていてもよい。また付勢部材は、例えば、環状に形成したコイルスプリングやリングバネ、ワイヤリング等の筒状体50外周面に巻回するものや、それに相当するように板バネを筒状体50に巻回させてなるものがあり得る。
また、図19(b)に示すように、付勢部材80は、分割体50a、50b同士を連結し得るように、分割体50a、50bの対向面に接続された圧縮バネ等があり得る。また、図19(c)に示すように、分割体50a、50bの各対向面に間に配された筒壁を薄厚にし、ばね性を有するように蛇腹状等に折り曲げて付勢部材80を構成してもよい。これらの構成によれば、分割体50a、50bは付勢部材80を介して内周空間が周方向及び/又は径方向に拡大可能に一体化する。
また、筒状体50は、周方向に壁厚を薄くした薄肉部を複数形成し、当該薄肉部が弾性変形して撓むことで貫通孔を変形させ、凹状部58にリブ4が嵌合し得るようにしてもよい。具体的には、例えば図20に示すように筒状体50は、貫通孔が棒状体1の形状に略相当する形状、外形を略長円形状として短半径部分に大径面22が位置するように設定する。これによって短半径部分において薄肉部90が形成される。またフランジ56には、薄肉部90と軸方向及び径方向に並列させてスリット92を設けてもよい。ここでスリット92の形状は、薄肉部90の所定範囲の弾性変形を妨げない形状とし、ここではフランジ56の基端側、即ち薄肉部90に近い側程、切れ込み幅を拡げ、径方向端部にかけて徐々に切れ込み幅を狭めるように構成されている。勿論、フランジ56の切れ込み幅は、薄肉部90の変形を妨げない形状であれば、適宜設定し得、径方向に沿って略一定であってもよく、また径方向に沿って徐々に拡げたものでもよい。
このような筒状体50においては、棒状体1のリブ4が大径面22に対向するように貫通孔に棒状体1を挿入し、棒状体1を相対回転させると、リブ4が干渉面60に接触して回転を妨げる抵抗となるが、薄肉部90が弾性変形することで、内周面により画定される内周空間(貫通孔)が周方向及び/又は径方向に変形して凹状部58及び干渉面60等が略径方向外方に変位する。
また、薄肉部90の形成を筒状体50の外形を長円形状とすることで成したが、これに限定されるものではなく、例えば筒状体50の外形を略真円形状で且つ筒状体50の大径面22の位置を更に径方向外側に設定することで薄肉部90を形成してもよい。
なお、筒状体と棒状体とに対して係合する両部材の相対回転を制御する回転制御機構を配してもよい。ここで図21は回転制御機構としての回転制御リング100を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。回転制御リング100は周方向の一部が切れた略環状部材であって、周方向の端部100a、100b同士で軸方向位置が異なるようにねじれた形状を有する。また、回転制御リング100は、周方向に弾性変形し得るように、周方向の一部を薄肉に形成される。即ち、回転制御リング100は、端部100a、100bが周方向に離間した拡開状態と、端部100a、100bが接触するまで弾性変形し外周面が閉じた縮小状態との間で遷移する。
また、回転制御リング100は、外周面の周方向の中途に半径方向における径差による段部102を有し、該段部102を境界に外径が異なる形状を有する。ここでは、図21に示すように、段部102から端部100aまでの領域と比較し、段部102から端部100bまでの領域における外径を大きく設定する。従って、端部100bは、端部100aよりも外形が径方向外側に突出する。
回転制御リング100の内周面は、棒状体1の軸方向視の形状に対応し、周方向に係合するように形状が設定される。即ち、内周面は、縮径面2に対向し且つリブ4に干渉し得る第一内周面104と、リブ4に対向し且つ第一内周面104よりも大径の第二内周面106とを有して構成される。従って、回転制御リング100を棒状体1に囲繞させたとき、第一内周面104とリブとが対向し得ない。従って、回転制御リング100は、棒状体1に対して、第一内周面104が縮径面2に対向し、第二内周面106がリブ4に対向するように周方向の向きが決まり、更に周方向に係合する。
図22は、筒状体110を示し、(a)は平面図、(b)はA−A断面図であり、図23は、軸方向視で装着部120内部を示す断面図である。回転制御リング100を装着し得る筒状体110について説明する。筒状体110は、上記筒状体50に対し、回転制御リング100を嵌合させて装着させる内部空間を構成する装着部120を有する点が相違するものである。装着部120は、軸方向におけるフランジ54と反対側の端部に位置し、軸方向係合部122、第一周方向係合部124、第二周方向係合部126(図23参照)を有する。
軸方向係合部122は、開口端の略全周に亘る凸状の部分であり、径方向内向きに突出して開口を縮小する。軸方向係合部122によって画定される開口は、少なくとも棒状体1が挿通し、且つ拡開状態の回転制御リング100の挿通を規制する大きさに設定される。勿論、軸方向係合部122は、周方向全域に亘って延在するものに限定するものではなく、周方向に断続的に存するものであってもよい。
第一周方向係合部124は、装着部120の底面の軸方向位置を一段下げる段部である。ここでは平面視における時計周りに沿って第一周方向係合部124を境界に底面の高さ位置が下降するように設定する。また、第一周方向係合部124は、回転制御リング100の端部の内の一方に係合し得、ここでは端部100bに係合するものとする。第二周方向係合部126は、装着部120の周面に配された、径方向内向きに凸の段部であり、回転制御リング100の段部102に係合し得る。
回転制御リング100は、縮小状態にすることで筒状体110の装着部120に嵌め込み可能となる。即ち、回転制御リング100は、棒状体1を筒状体110に挿入する前に予め装着されるものである。図24は、筒状体110内での回転制御リング100の向きの遷移を示す図であり、(a)は棒状体1が筒状体110に挿入されるときの向き、(b)は棒状体1と筒状体110とが接続されたときの向きを示す。図24(a)に示すように、大径面22と径方向に第二内周面106を並列する向きに回転制御リング100が設置された状態で棒状体1が挿通される。
次に棒状体1を筒状体110に接続するために、棒状体1を筒状体110に対して相対回転させるが、図24(a)に示すように、端面100bの径方向端部が第二周方向係合部126に係合し得る位置まで突出し、反時計回りの回転を規制する。即ち、回転制御リング100は、棒状体1を筒状体110に挿入したときに所定方向(時計回り)に対する逆回転を防止する挿入時逆回転防止機能を発揮する。
棒状体1を周方向に沿って時計回りに約90°回転させると、装着部120内で回転制御リング100が回転する。回転制御リング100は、図24(b)に示すように、段部102が第二周方向係合部126に係合し、それ以上の時計回りに沿った回転を規制する。従って回転制御リング100は、棒状体1を筒状体110に接続しているときの回転角を初期位相から0°以上90°以下に規制する接続時回転角規制機能を発揮する。つまり、回転制御リング100は棒状体1と筒状体110との相対位相をその初期位相0°以上90°以下に制御すると共に、90°位相では、それ以上の正回転を防止しつつ、それ未満の位相への回転、即ち、逆回転を防止する。
また、端部100bが第一周方向係合部124に係合する。ここで図25は、端部100bと第一周方向係合部124とが係合する前後を示し、(a)は係合前の状態を示す断面図、(b)は係合したときの状態を示す断面図である。なお、図25においては棒状体1を省略している。回転制御リング100は、初期位相においては装着部120内で軸方向の位置が規制され、図25(a)に示すように、端部100a、100bが略同じ軸方向位置で並列するように、軸方向に強制的に弾性変形した状態で保持される。
そして、回転制御リング100が棒状体1と共に時計回りに回転し、初期位置から90°回転した際、端部100bが第一周方向係合部124上に通過する。ここで、図21に示すように端部100bは、端部100aに対して軸方向位置が下方にズレているため、図25(b)に示すように、第一周方向係合部124の段差に沿って下方に変位する。結果、端部100bが第一周方向係合部124に対し、周方向に係合する。従って、回転制御リング100は、棒状体1と筒状体110とが接続された状態において、所定方向(時計回り)に対する逆回転を防止する接続時逆回転防止機能を発揮する。
なお、筒状部が、略楕円形状や略菱形状等で周方向両端が閉塞した形状があり得るとして上述した。これは、少なくとも軸方向に平行な対称軸に対して対称な形状を有する旨であり、略長円形状、略唇形状、略ラグビーボール形状、略卵形状等を含み、更に周方向両端が閉塞した閉塞端を成し、且つリブの径方向視における形状と相似又は近似形状を有するものを含んでいる。
なお、筒状体は、凹状部が周方向一端が拡幅した開放端で、他端に向かって徐々に縮幅すると共に、他端がリブの周方向の変位を規制する閉塞端となる、所謂径方向視で、軸方向に平行な対称軸に対して非対称形状又は、上記のような対称形状であるものとして説明したが、勿論、非対称形状の凹状部と、対称形状の凹状部とを軸方向に列設させてもよい。そのときの凹状部の配列は、非対称形状のものと対称形状のものとを交互に並べてもよく、複数の非対称形状の中で数個おきに対称形状の凹状部を配する等、適宜の組合せ配列とする混成構造としてもよい。
1…棒状体 2…縮径面 4…リブ 4a…端面 6…凹径面 10…先端部 12…稜線 14a〜14d…面 20,50…筒状体 22…大径面 24…係合凸部 26,30,58…凹状部 28,32…開放端 29…ストッパ 40…回転防止部材 42…スペーサ部 44…穴 52…ヒンジ部 54…スリット 56…フランジ部 57…切欠き部 60…干渉面 64…拡開防止部材 66…スペーサ部 68…突起部 70…貫通穴 50a,50b…分割体 80…付勢部材、100…回転制御リング。
Claims (24)
- 所定の領域に存して該領域の周方向中央部に向かって軸からの半径が漸次縮小して成る縮径面と、軸方向に列設されて径方向外向きに突出するリブと、軸方向に向って上記リブに交番して凹設される凹径面とを有し、
上記リブは、径方向端部に先端部を有し、該先端部の成す稜線が軸直角方向に且つ両端が上記縮径面に向って延設されることを特徴とする棒状体。 - 前記リブは、互いに異なる法線方向に向く四つの面を有することを特徴とする請求項1記載の棒状体。
- 前記リブは、周方向端部が先鋭形状を成すことを特徴とする請求項1又は2記載の棒状体。
- 前記先端部は、周方向の両端部分であって、前記四つの面を前記軸を中心とする回転方向に向かってそれぞれ延長して成る仮想延長面に囲繞される湾曲した細身の三角錐空間領域より小さく各々設定される、3次曲面状表面を有する略三角錐形状を成すことを特徴とする請求項2又は3に記載の棒状体。
- 前記リブ及び前記凹径面は、軸心に対して対称な二領域に配設され、
当該二領域で、前記リブ同士及び前記凹径面同士は、軸方向位置が異なるように配されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の棒状体。 - 前記リブは、展開状態が略四角錘形状を成すことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の棒状体。
- 棒状体を囲繞し得る内周面を有する筒状体であって、
前記内周面が、軸心からの距離が略等距離の大径面と、
上記大径面よりも周方向内側に突出し、軸方向に列設される係合凸部と、
軸方向に向って上記係合凸部に交番して凹設される凹状部と、を有し、
上記凹状部は、上記棒状体のリブを周方向及び/又は径方向から進入させ得、受容することを特徴とする筒状体。 - 前記凹状部は、周方向に開放端と、閉塞端とを有し、上記開放端側から前記リブを受容し、上記閉塞端によって前記リブの周方向の変位を規制し得ることを特徴とする請求項7記載の筒状体。
- 前記凹状部は、開放端が軸方向に拡開した誘い込み形状を有することを特徴とする請求項8記載の筒状体。
- 前記凹状部は、閉塞端側に軸方向に縮閉した形状を有することを特徴とする請求項8又は9記載の筒状体。
- 前記凹状部は、閉塞端側に前記棒状体との逆向きの相対回転を防止するストッパを設けることを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の筒状体。
- 前記凹状部は、開放端よりも中途部分が幅広であることを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載の筒状体。
- 前記凹状部は、略涙滴形状を有することを特徴とする請求項12記載の筒状体。
- 外周にヒンジ部を有し、
前記凹状部は、周方向両端が先鋭状で周方向中央部が拡幅した形状を有し、
上記ヒンジ部により外周が撓むことにより、内周空間が周方向及び/又は径方向に拡がることを特徴とする請求項7記載の筒状体。 - 前記凹状部は、略楕円形状又は略菱形状を有することを特徴とする請求項14記載の筒状体。
- 前記筒状体は、周方向が二つ以上の部分に分割されて成る二つ以上の分割体によって構成されることを特徴とする請求項7乃至15の何れかに記載の筒状体。
- 前記分割体は、付勢部材によって内周空間が周方向及び又は径方向に拡大可能に一体化されることを特徴とする請求項16記載の筒状体。
- 前記凹状部は、軸心からの距離が中央部で最長となり、周方向端部に向って漸次縮小することを特徴とする請求項7乃至17の何れかに記載の筒状体。
- 外周面が螺旋状に一方向にねじれた形状を有することを特徴とする請求項7乃至13の何れかに記載の筒状体。
- 外周及び/又は内周に薄肉部を有し、
前記凹状部は、周方向両端が先鋭状で周方向中央部が拡幅した形状を有し、
上記薄肉部の弾性変形によって、内周空間を周方向及び/又は径方向に変形させることを特徴とする請求項7記載の筒状体。 - 前記棒状体を囲繞し得る回転制御機構を内部に装着する装着部を有し、
上記装着部は、径方向及び/又は軸方向に沿った上記回転制御機構の変位を規制し得ることを特徴とする請求項20記載の筒状体。 - 前記回転制御機構は、前記棒状体に係合して棒状体との相対回転を規制する内周面を有することを特徴とする請求項21記載の筒状体。
- 前記回転制御機構は、前記凹状部が前記リブを受容する前の状態で、前記凹状部が前記リブを受容するときの回転方向に沿った、前記棒状体の回転角を規制する角度規制手段と、
前記凹状部が前記リブを受容するときの前記棒状体の回転方向と逆向きに前記棒状体が回転するのを規制する第一の規制手段と、
前記凹状部が前記リブを受容した後、前記棒状体の上記逆向きの回転を規制する第二の規制手段とを有することを特徴とする請求項21又は請求項22記載の筒状体。 - 前記回転制御機構は、周方向の一部が途切れた形状で、径方向及び/又は周方向に弾性変形して周方向の端部同士が離間した拡開状態と、上記端部同士が接触して閉じた縮小状態との間で遷移可能とすることを特徴とする請求項21乃至23の何れかに記載の筒状体。
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