JP2021176130A - キャップ付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップの組付け作業性向上を図るとともに、キャップの半挿入を抑制することができるキャップ付きコネクタを提供する。【解決手段】キャップ付きコネクタ1は、端子金具11が配置される有底筒状のキャビティ31が形成された端子収容部21を有するコネクタハウジング20と、キャビティ31の開口部を覆うキャップ本体51と、キャップ本体51の裏面に垂設されてキャビティ31の筒状内面に嵌入される筒状部53と、筒状部53の根元より径方向外側のキャップ本体51においてキャビティ31の開口端縁部33に対向する当接部59と、筒状部53の根元と当接部59との間におけるキャップ本体51の裏面に凹設された凹部60とを有するキャップ50と、を備える【選択図】図5

Description

本発明は、キャップ付きコネクタに関する。
電気自動車やプラグインハイブリッド車のバッテリに充電するため、外部電源に接続された充電用コネクタと嵌合される車両側コネクタが自動車側に設けられている。
この種の車両側コネクタには、不使用時に水や塵埃が入らないように、コネクタハウジングの開口部を覆うカバー部材(キャップ)が設けられている(特許文献1等参照)。
図7に示すように、このようなコネクタ515は、雄端子520を収容し、雄端子520の先端側に開口部545が設けられたコネクタハウジング540と、コネクタハウジング540の開口部545を覆うカバー部材560と、を備えている。
コネクタハウジング540は、雄端子520を収容する端子収容部541と、端子収容部541を囲むフード部543とを備えている。フード部543と端子収容部541との間には、相手側コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間Sが全周に亘って設けられている。
端子収容部541は、長円形状をなす円筒体とされており、前側に開口部545が設けられている。端子収容部541内には、一対の雄端子520が後方から個別に収容される一対のキャビティ547が設けられている。
カバー部材560は、コネクタハウジング540の開口部545を覆う蓋部561と、カバー部材560を取り外す際に把持する取っ手部材570とを備えている。
蓋部561は、平板状の部材であって、裏面側(後側)には、端子収容部541に外嵌可能な差込部563が設けられている。
差込部563は、長円形状をなす円筒体となっており、フード部543と端子収容部541との間の空間Sに差し込み可能となっている。差込部563の内径は、端子収容部541の外径と同じになっており、差込部563の外径は、フード部543の内径よりも小さくなっている。そこで、カバー部材560は、差込部563が端子収容部541に外嵌されることで、蓋部561が開口部545を覆った状態でコネクタハウジング540に装着される。
特開2017−204431号公報
ところで、カバー部材560における蓋部561と差込部563とは、通常、金型のキャビティ内に射出された絶縁樹脂により一体成形される。そして、蓋部561の裏面と差込部563の内周面との入隅部571には、金型自体の強度や製品の耐久性を考慮してR面取りやテーパ面取り等の面取り部分が形成されるのが一般的である。
しかしながら、上記のようなコネクタ515では、コネクタハウジング540に装着されたカバー部材560は、差込部563が端子収容部541に外嵌された際に蓋部561の裏面が端子収容部541の開口端部に突き当てられる。そこで、端子収容部541の開口端部が入隅部571に形成された面取り部分に乗り上げて干渉することで、カバー部材560を閉める時の操作性を阻害したり、カバー部材560の半挿入(不完全装着)を招いたりする虞がある。また、端子収容部541の開口端部に面取り部分を設けて干渉を回避した場合には、薄肉化により開口端部の強度が低下し、相手コネクタとの嵌合の繰返しによって破損する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャップの組付け作業性向上を図るとともに、キャップの半挿入を抑制することができるキャップ付きコネクタを提供することにある。
上述した本発明の目的は、下記構成のキャップ付きコネクタにより達成される。
(1) 相手コネクタの相手端子金具と接続される端子金具が配置される有底筒状のキャビティが形成された端子収容部を有するコネクタハウジングと、前記キャビティの開口部を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体の裏面に垂設されて前記キャビティの筒状内面に嵌入される筒状部と、前記筒状部の根元より径方向外側の前記キャップ本体において前記キャビティの開口端縁部に対向する当接部と、前記筒状部の根元と前記当接部との間における前記キャップ本体の裏面に凹設された凹部とを有するキャップと、を備えることを特徴とするキャップ付きコネクタ。
上記(1)の構成のキャップ付きコネクタによれば、コネクタハウジングの端子収容部に装着されたキャップは、キャップ本体の裏面に垂設された筒状部が、コネクタハウジングの端子収容部に形成されたキャビティの筒状内面に嵌入される。筒状部がキャビティの筒状内面に嵌入されて保持されたキャップは、キャビティの開口部をキャップ本体により覆うことができる。
筒状部がキャビティの筒状内面に嵌入された際、キャップ本体の裏面における当接部には、対向するキャビティの開口端縁部が当接する。筒状部の根元と当接部との間におけるキャップ本体の裏面には、筒状部の根元に沿って周方向に延びる凹部が凹設されており、キャップ本体の裏面と筒状部の外周面との入隅部に形成される面取り部分は、凹部内に配置される。そこで、キャップ本体の裏面と筒状部の外周面との入隅部には、突き当てられるキャビティの開口端縁部が干渉するような面取り部分が形成されない。
従って、キャビティの開口端縁部が入隅部の面取り部分に乗り上げて干渉することがなく、キャップを閉める時の操作性が阻害されたり、キャップの半挿入を招いたりすることがないキャップ付きコネクタを提供することができる。
更に、本構成のキャップ付きコネクタは、成形金型の変更が困難なコネクタハウジングの端子収容部を変更することなく、コネクタハウジングに比べて成形が容易なキャップを変更するだけでよい。また、筒状部の根元と当接部との間におけるキャップ本体の裏面に形成される凹部は、キャップを一体成形する際の金型開き方向に凹設されるので、アンダーカット部となって構造が複雑な金型を必要とすることがない。従って、キャップの製造コスト上昇を抑えることができる。
(2) 前記筒状部の外周面には、前記凹部からキャップ挿入方向に延びるとともに周方向に等間隔に配置された複数の位置決めリブが設けられている、ことを特徴とする上記(1)に記載のキャップ付きコネクタ。
上記(2)の構成のキャップ付きコネクタによれば、キャップがコネクタハウジングの端子収容部に装着される際、筒状部は複数の位置決めリブによって端子収容部のキャビティに対して位置決めされながら、挿入案内される。また、位置決めリブは、筒状部がキャビティの筒状内面に嵌入される時、弾性変形することで節度感を生み出すことができる。そこで、キャップをコネクタハウジングの端子収容部に装着する際、キャップ本体の当接部をキャビティの開口端縁部に突き当てるまで、最後の一押しを含めて、一定の力で組み付けることが可能となり、作業者の作業性向上を図ることができる。
(3) 前記コネクタハウジングには、前記端子収容部を囲むフード部と前記端子収容部との間に、前記相手コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間が全周に亘って設けられており、前記キャップ本体には、前記空間の開口を覆うフランジ部が一体成形される、ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のキャップ付きコネクタ。
上記(3)の構成のキャップ付きコネクタによれば、キャップ本体に一体成形されたフランジ部が、フード部と端子収容部との間に設けられた空間の開口をキャビティの開口部と同時に覆うことができる。そこで、水や塵埃等が、フード部と端子収容部との間に設けられた空間に侵入することを防止できる。
(4) 前記キャップには、落下防止ストラップが一体成形される、ことを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1つに記載のキャップ付きコネクタ。
上記(4)の構成のキャップ付きコネクタによれば、キャップに一体成形された落下防止ストラップの固定端部をコネクタハウジング又はコネクタハウジング近傍に固定することで、コネクタハウジングの端子収容部から外されたキャップの落下が防止される。
本発明によれば、キャップの組付け作業性向上を図るとともに、キャップの半挿入を抑制することができるキャップ付きコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るキャップ付きコネクタの斜視図である。 図1に示したキャップ付きコネクタの分解斜視図である。 (a)及び(b)は図2に示したキャップを裏面側から見た斜視図及び裏面図である。 キャップ付きコネクタの要部断面図であり、(a)はコネクタハウジングにキャップが装着される前の状態を示し、(b)はコネクタハウジングにキャップが装着される途中の状態を示すものである。 コネクタハウジングの端子収容部にキャップが装着された状態の要部断面図及びキャップ嵌入部の拡大図である。 図5とは異なる断面におけるキャップ嵌入部の拡大図である。 従来のコネクタの縦断面図及び部分拡大図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るキャップ付きコネクタ1の斜視図である。図2は、図1に示したキャップ付きコネクタ1の分解斜視図である。
本実施形態のキャップ付きコネクタ1は、例えば、充電コネクタ(相手コネクタ)が嵌合される車両側コネクタとしてハイブリッド車や電気自動車などの車両に装着されるものである。本実施形態のキャップ付きコネクタ1は、普通充電用の普通充電用コネクタ2と、直流電流を供給する充電用コネクタと嵌合する急速充電用コネクタ3とを備えている。
急速充電用コネクタ3には、急速充電を行わない時には端子収容部21を覆うことができるキャップ50が着脱可能に設けられている。なお、普通充電用コネクタ2にも、充電を行わない時にキャビティ41を覆うキャップ(図示しない)が着脱自在に設けられている。
普通充電用コネクタ2は、図2に示すように、図示しない相手コネクタの相手端子金具と接続される端子金具10と、端子金具10を収容するコネクタハウジング20と、端子金具10が配置される有底円筒状のキャビティ41が形成されたフロントホルダ40とを備えている。コネクタハウジング20に収容された端子金具10には、複数の電線5が接続されている。
急速充電用コネクタ3は、図2に示すように、図示しない相手コネクタの相手端子金具と接続される端子金具11と、端子金具11を収容するコネクタハウジング20と、キャップ50とを備えている。なお、本実施形態において、キャップ50が装着される側をコネクタハウジング20の前側とし、コネクタハウジング20に装着される側をキャップ50の裏側とする。
端子金具11は、端子本体12と、その先端に設けられる絶縁キャップ19とから構成されている(図4参照)。端子本体12は、銅、銅合金等の導電金属製の雄端子である。端子本体12は、相手端子金具である雌端子と接続される端子接続部13と、電線6と接続される電線接続部17と、端子接続部13と電線接続部17との間に設けられたフランジ部15とを備える。
端子接続部13は、電線接続部17よりも小径で全長に亘って等径の丸ピン状に形成され、先端部に絶縁キャップ19が装着されている。電線接続部17は、電線6の端末部において絶縁被覆から露出させた芯線を円筒部内に挿入して加締めることで電線6を電気的に接続する。フランジ部15は、外周側に鍔状に張り出している。
コネクタハウジング20は、合成樹脂製であって、充電コネクタの相手端子金具と接続される端子金具11が配置される有底円筒状のキャビティ31が形成された端子収容部21と、端子収容部21を囲むフード部24とを備えて構成されている。コネクタハウジング20は、普通充電用コネクタ2と急速充電用コネクタ3とを一緒に車両のボディに取り付けている。
フード部24は、端子収容部21の外周に設けられており、端子収容部21を全周に亘って囲む形態とされている。また、フード部24と端子収容部21との間には、充電コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間Sが全周に亘って設けられている。
端子収容部21は、正面視幅方向に横長な長円形状を有する円筒体とされており、前側に開口部が形成されている。端子収容部21内には、一対の端子金具11の端子接続部13が後方からそれぞれ貫通されて配置される一対の有底筒状のキャビティ31が設けられている。一対のキャビティ31は、幅方向に横並びとなるように形成されている。キャビティ31の底部である端子収容部21の隔壁22に端子金具11のフランジ部15が当接することで、端子金具11が位置決めされている。
図3の(a)及び(b)は、図2に示したキャップ50を裏面側から見た斜視図及び裏面図である。
キャップ50は、例えば、ゴムやシリコン等の弾性を有する樹脂材料製である。キャップ50は、図3に示すように、キャビティ31の開口部を覆うキャップ本体51と、キャップ本体51の裏面に垂設されて一対のキャビティ31の筒状内面にそれぞれ嵌入される一対の筒状部53と、落下防止ストラップ65(図2参照)とが、一体に成形されている。
キャップ本体51は、平板板状に形成されて空間Sの開口を覆うフランジ部55を有し、外形がフード部24の外形と同じになっている。キャップ50の取り外し側であるキャップ本体51の表面側には、把持部57が形成されている。
更に、キャップ本体51における各筒状部53の根元より径方向外側には、キャビティ31の開口端縁部33にそれぞれ対向する当接部59が形成されている。また、筒状部53の根元と当接部59との間におけるキャップ本体51の裏面には、筒状部53の根元に沿って周方向に延びる凹部60がそれぞれ凹設されている。
筒状部53は、円筒体となっており、キャビティ31の筒状内面に嵌入される。筒状部53の外径は、キャビティ31の内径より若干小さくされており、筒状部53の全長は、キャビティ31の前半部分に嵌入される程度の寸法とされている。一対の筒状部53は、一対のキャビティ31に対応して幅方向に横並びとなるように配置されている。
また、筒状部53の外周面54には、凹部60からキャップ挿入方向Aに延びるとともに周方向に等間隔に配置された複数(本実施形態では4本)の位置決めリブ61が設けられている。位置決めリブ61は、筒状部53がキャビティ31の筒状内面に嵌入される時、弾性変形する。
落下防止ストラップ65は、図1に示すように、自由端側の固定端部67に形成された係止穴が、コネクタハウジング20又はコネクタハウジング20近傍の車体に設けた固定ピン70に貫通されて係止される。
次に、上記構造のキャップ付きコネクタ1におけるコネクタハウジング20の端子収容部21に対するキャップ50の装着について説明する。
図4は、キャップ付きコネクタ1の要部断面図であり、(a)はコネクタハウジング20にキャップ50が装着される前の状態を示し、(b)はコネクタハウジング20にキャップ50が装着される途中の状態を示すものである。図5は、コネクタハウジング20の端子収容部21にキャップ50が装着された状態の要部断面図及びキャップ嵌入部の拡大図である。図6は、図5とは異なる断面におけるキャップ嵌入部の拡大図である。
コネクタハウジング20の端子収容部21に対してキャップ50を装着する場合、図4の(a)に示すように、作業者は、キャップ50の把持部57を把持して筒状部を端子収容部の対応するキャビティ31の開口部に対向させた後、筒状部がキャビティの筒状内面に嵌入するように、キャップ50をコネクタハウジング20に押し付ける。
このように、キャップ50をコネクタハウジング20へ押し付けると、図4の(b)に示すように、まず、筒状部53の先端がキャビティ31の開口部に嵌入される。その後、筒状部53の外周面54に設けられた4本の位置決めリブ61がキャビティ31の筒状内面に摺接し、筒状部53は複数の位置決めリブ61によって端子収容部21のキャビティ31に対して位置決めされながら、挿入案内される。
また、位置決めリブ61は、筒状部53がキャビティ31の筒状内面に嵌入される時、キャビティ31の筒状内面に接触して圧縮するように弾性変形することで節度感を生み出すことができる。そこで、キャップ50をコネクタハウジング20の端子収容部21に装着する際、キャップ本体51の当接部59をキャビティ31の開口端縁部33に突き当てるまで、最後の一押しを含めて、一定の力で組み付けることが可能となり、作業者の作業性向上を図ることができる。
図5に示すように、コネクタハウジング20の端子収容部21に装着されたキャップ50は、キャップ本体51の裏面に垂設された筒状部53が、コネクタハウジング20の端子収容部21に形成されたキャビティ31の筒状内面に嵌入される。筒状部53がキャビティ31の筒状内面に嵌入されて保持されたキャップ50は、キャビティ31の開口部をキャップ本体51により覆うことができる。そこで、コネクタハウジング20は、各キャビティ31内への水及び埃の浸入が確実に防止された状態となる。
図6に示すように、筒状部53がキャビティ31の筒状内面に嵌入された際、キャップ本体51の裏面における当接部59には、対向するキャビティ31の開口端縁部33が当接する。筒状部53の根元と当接部59との間におけるキャップ本体51の裏面には、筒状部53の根元に沿って周方向に延びる凹部60が凹設されており、キャップ本体51の裏面と筒状部53の外周面54との入隅部58に形成される面取り部分は、凹部60内に配置される。そこで、キャップ本体51の裏面と筒状部53の外周面54との入隅部58には、突き当てられるキャビティ31の開口端縁部33が干渉するような面取り部分が形成されない。
従って、キャビティ31の開口端縁部33が入隅部58の面取り部分に乗り上げて干渉することがなく、キャップ50を閉める時の操作性が阻害されたり、キャップ50の半挿入を招いたりすることがないキャップ付きコネクタ1を提供することができる。
更に、本構成のキャップ付きコネクタ1は、成形金型の変更が困難なコネクタハウジング20の端子収容部21を変更することなく、コネクタハウジング20に比べて成形が容易なキャップ50を変更するだけでよい。また、筒状部53の根元と当接部59との間におけるキャップ本体51の裏面に形成される凹部60は、キャップ50を一体成形する際の金型開き方向に凹設されるので、アンダーカット部となって構造が複雑な金型を必要とすることがない。従って、キャップ50の製造コスト上昇を抑えることができる。
更に、キャップ本体51には、空間Sの開口を覆うフランジ部55が一体成形されている。そこで、キャップ本体51に一体成形されたフランジ部55が、フード部24と端子収容部21との間に設けられた空間Sの開口をキャビティ31の開口部と同時に覆うことができる。そこで、水や塵埃等が、フード部24と端子収容部21との間に設けられた空間Sに侵入することを防止できる。
また、本実施形態のキャップ50には、落下防止ストラップ65が一体成形されている。そこで、本実施形態のキャップ付きコネクタ1によれば、キャップ50に一体成形された落下防止ストラップ65の固定端部67をコネクタハウジング20又はコネクタハウジング20近傍に固定することで、コネクタハウジング20の端子収容部21から外されたキャップ50の落下が防止される。
上述した本実施形態に係るキャップ付きコネクタ1によれば、キャップ50の組付け作業性向上を図るとともに、キャップ50の半挿入を抑制することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、キャップ50は急速充電用コネクタ3のキャビティ31を覆うキャップとされたが、本発明のキャップは、普通充電用コネクタ2のキャビティ41覆うものでもよい。
ここで、上述した本発明に係るキャップ付きコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下
[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 相手コネクタの相手端子金具と接続される端子金具(11)が配置される有底筒状のキャビティ(31)が形成された端子収容部(21)を有するコネクタハウジング(20)と、
前記キャビティ(31)の開口部を覆うキャップ本体(51)と、前記キャップ本体(51)の裏面に垂設されて前記キャビティ(31)の筒状内面に嵌入される筒状部(53)と、前記筒状部(53)の根元より径方向外側の前記キャップ本体(51)において前記キャビティ(31)の開口端縁部(33)に対向する当接部(59)と、前記筒状部(53)の根元と前記当接部(59)との間における前記キャップ本体(51)の裏面に凹設された凹部(60)とを有するキャップ(50)と、
を備えることを特徴とするキャップ付きコネクタ(1)。
[2] 前記筒状部(53)の外周面(54)には、前記凹部(60)からキャップ挿入方向(A)に延びるとともに周方向に等間隔に配置された複数の位置決めリブ(61)が設けられている、
ことを特徴とする上記[1]に記載のキャップ付きコネクタ(1)。
[3] 前記コネクタハウジング(20)には、前記端子収容部(21)を囲むフード部(24)と前記端子収容部(21)との間に、前記相手コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間(S)が全周に亘って設けられており、
前記キャップ本体(51)には、前記空間(S)の開口を覆うフランジ部(55)が一体成形される
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のキャップ付きコネクタ(1)。
[4] 前記キャップ(50)には、落下防止ストラップ(65)が一体成形される
ことを特徴とする上記[1]〜[3]の何れか1つに記載のキャップ付きコネクタ(1)。
1…キャップ付きコネクタ
11…端子金具
20…コネクタハウジング
21…端子収容部
24…フード部
31…キャビティ
33…開口端縁部
50…キャップ
51…キャップ本体
53…筒状部
55…フランジ部
59…当接部
60…凹部
61…位置決めリブ
65…落下防止ストラップ

Claims (4)

  1. 相手コネクタの相手端子金具と接続される端子金具が配置される有底筒状のキャビティが形成された端子収容部を有するコネクタハウジングと、
    前記キャビティの開口部を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体の裏面に垂設されて前記キャビティの筒状内面に嵌入される筒状部と、前記筒状部の根元より径方向外側の前記キャップ本体において前記キャビティの開口端縁部に対向する当接部と、前記筒状部の根元と前記当接部との間における前記キャップ本体の裏面に凹設された凹部とを有するキャップと、
    を備えることを特徴とするキャップ付きコネクタ。
  2. 前記筒状部の外周面には、前記凹部からキャップ挿入方向に延びるとともに周方向に等間隔に配置された複数の位置決めリブが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ付きコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングには、前記端子収容部を囲むフード部と前記端子収容部との間に、前記相手コネクタのフード部が進入可能で前方に開口する空間が全周に亘って設けられており、
    前記キャップ本体には、前記空間の開口を覆うフランジ部が一体成形される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ付きコネクタ。
  4. 前記キャップには、落下防止ストラップが一体成形される、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のキャップ付きコネクタ。
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