JPH0636257U - ピンプラグ - Google Patents

ピンプラグ

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JPH0636257U
JPH0636257U JP070333U JP7033392U JPH0636257U JP H0636257 U JPH0636257 U JP H0636257U JP 070333 U JP070333 U JP 070333U JP 7033392 U JP7033392 U JP 7033392U JP H0636257 U JPH0636257 U JP H0636257U
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昌紀 松川
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    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2103/00Two poles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造時におけるスリーブ箇所の口径寸法のば
らつきによるジャック側スリーブ等との接触不良や、挿
脱作業の困難性等を解決する。 【構成】 円筒状のスリーブ部48と、該スリーブ部4
8及び金属製センターピン70を固定する絶縁体本体4
2とを、硬質樹脂で一体形成して2分割構造の絶縁体4
0を形成し、さらにそのスリーブ部48の一部に形成し
た開口部にばね性を持つ金属製の接触片60を取付け、
該絶縁体40及び接触片60の外側に軟質樹脂製のカバ
ー80を嵌合する。コード付きピンプラグをジャック等
へ挿入すると、接触片60及びカバー80の弾性力によ
り、ジャック側との良好な電気的接触状態が得られると
共に、該ピンプラグの挿脱作業が容易に行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ジャック等に接続される電気機器用接続器具であるピンプラグに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のピンプラグとしては、例えば次のような文献に記載されるもの があった。 文献1;実公昭63−25668号公報 文献2;日本電子機械工業会規格書「RC−6703A 電子機器用ピンコネ クタ」(1988−7)(社)日本電子機械工業会技術部 図2は、前記文献1に記載された従来のピンプラグの縦断面図、及び図3はそ のA−A線断面拡大図である。 このピンプラグ10は、例えばジャック20に対して挿脱されるものである。 ジャック20は、円筒状の金属製スリーブ21を有し、そのスリーブ21内には 絶縁体によってめすコンタクト22が固定されている。 ピンプラグ10は、ジャック20側のスリーブ21の外側に挿入される円筒状 の金属製スリーブ11と、該スリーブ11の中心軸に配置されジャック20側の めすコンタクト22と接触する金属製センターピン12と、該スリーブ11とセ ンターピン12とを電気的に絶縁しかつそれらを相互に固定する絶縁体13と、 該スリーブ11の外側に嵌合される軟質樹脂製のカバー14とで、構成されてい る。
【0003】 スリーブ11は、円筒状の頭部11aを有し、それにはコード挾持部11bが 延設され、例えば1枚の金属板で形成されている。円筒状の頭部11aは、1枚 の金属板を円筒状に加工して形成されており、それにはすり割り11cが存在す る。スリーブ11のコード挾持部11bにはコード30が挾持固定され、そのコ ード30の第2の導体(例えば、シールド線)32が該コード挾持部11bにス ポット溶接等で固定されている。円筒状の頭部11aの中心軸に沿ってセンター ピン12が貫挿されており、そのセンターピン12の後半部分にコード30の第 1の導体(例えば、芯線)31がスポット溶接等で接続され、該センターピン1 2の後半部分とスリーブ11とが、樹脂製の絶縁体13で頭部11aと同じ径の 円柱状に固定されている。この絶縁体13及びスリーブ11の外側に、カバー1 4が嵌合している。
【0004】 この種のピンプラグの組立てと、コード30の接続は、例えば次のようにして 行われる。 スリーブ11の頭部11aに、その中心軸に沿ってセンターピン12を貫挿し 、該センターピン12の後半部分と、頭部11a及びコード挾持部11b間とを 、樹脂を用いたインサート成型によって該頭部11aと同じ径で、柱状の絶縁体 13を形成する。次に、カバー14に貫挿したコード30を、スリーブ11のコ ード挾持部11bで挾持し、該コード30の一方のシールド線32をこのコード 挾持部11bにスポット溶接等により接続すると共に、他方の芯線31をセンタ ーピン12の後部側面にスポット溶接等により接続する。その後、カバー14を スリーブ11の頭部11a側へ後方から圧入すれば、コード30の接続とピンプ ラグ10の組立てが完了する。 このようにして組立てられたピンプラグ10のセンターピン12の先端をジャ ック20側のめすコンタクト22へ挿入すれば、該ピンプラグ10のスリーブ1 1がジャック20側のスリーブ21の外側に嵌合し、該ピンプラグ10のセンタ ーピン12とジャック20側のめすコンタクト22とが電気的に接続されると共 に、該ピンプラグ10のスリーブ11とジャック20側のスリーブ21とが電気 的に接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のピンプラグでは、次のような課題があった。 従来のピンプラグ10では、製造の簡単化と低コスト化等のために、スリーブ 11が例えば1枚の金属板を用いてプレス成型加工等で加工され、該スリーブ1 1の頭部11aが円筒状に加工されている。この円筒状の頭部11aは、1枚の 金属板を用いて加工されているため、すり割り11cが存在するが、このすり割 り11cは該頭部11aが法線方向に変位可能にばね性を持たせる働きがある。 しかし、スリーブ11の頭部11aは、構造上、ばね性に劣る。
【0006】 スリーブ11の頭部11aの口径寸法は、前記文献2等に記載されているよう に、規格で定められており、例えばφ8.3±0.1(mm)のように許容誤差 の寸法が厳しいものとなっている。そのため、製造ばらつき等によってスリーブ 11の頭部11aの口径寸法が大きすぎると、ジャック20側のスリーブ21と の電気的な接触不良が生じる。逆に頭部11aの口径寸法が小さすぎると、ジャ ック20側のスリーブ21に対する挿脱が困難になる。この際、口径寸法の小さ な頭部11aをジャック20側のスリーブ21の外側へ無理やり挿入すると、該 スリーブ21によって頭部11aのすり割り11cの部分が広がり、該頭部11 aが楕円形に変形し、該スリーブ21との接触面積が少なくなって該スリーブ2 1との電気的な接触不良のおそれもある。また、スリーブ11の頭部11aは金 属製のため、腐食しやすい等の問題もあった。 本考案は、前記従来技術が持っていた課題として、スリーブ頭部の口径寸法の 製造ばらつきによる接触不良や挿脱の困難性、あるいは該スリーブ頭部の腐食等 といった点について解決したピンプラグを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、前記課題を解決するために、第1及び第2の導体を有するコー ドの該第1の導体が接続された円筒状のスリーブと、前記スリーブの中心軸に配 置され一端が該スリーブから突出し他端に前記コードの第2の導体が接続された 金属製のセンターピンと、前記スリーブと前記センターピンとを電気的に絶縁し かつそれらを相互に固定する絶縁体と、前記スリーブの外側に嵌合される軟質樹 脂製のカバーとを、備えたピンプラグにおいて、次のような手段を講じている。 即ち、本考案では、前記スリーブ及び絶縁体を硬質樹脂で一体形成して2分割 構造にし、かつその円筒状スリーブ箇所の円周上の一部に開口部を設け、該開口 部内に、前記第1の導体に接続されたばね性の金属製接触片を法線方向に変位可 能に取付けている。 第2の考案では、第1の考案のスリーブ、センターピン、絶縁体、及びカバー を備えたピンプラグにおいて、前記スリーブ及び絶縁体を硬質樹脂を用いたモー ルド加工で一体成型しかつその円筒状スリーブ箇所の円周上の一部に開口部を設 け、該開口部内に、前記第1の導体に接続されたばね性の金属製接触片を法線方 向に変位可能に取付けている。
【0008】
【作用】
第1の考案によれば、以上のようにピンプラグを構成したので、従来のスリー ブ及び絶縁体を硬質樹脂で一体形成した2分割構造は、センターピン及び接触片 の取付けを容易にする働きがある。硬質樹脂で一体形成された円筒状のスリーブ 箇所は、製造時におけるその口径寸法のばらつきを少なくし、さらに該スリーブ 箇所の開口部に取付けられたばね性の接触片が、軟質樹脂製のカバーの弾性力と 共働してジャック側スリーブ等に対する電気的接触状態を良好にすると共に、挿 脱作業の容易化を図る働きがある。 第2の考案によれば、スリーブ及び絶縁体を硬質樹脂で一体成型することは、 円筒状のスリーブ箇所を有する絶縁体の形成を容易にする働きがあると共に、そ の成型時に該センターピンと接触片を固定する働きがある。さらに、ばね性の接 触片は、第1の考案と同様に、軟質樹脂製のカバーの弾性力と共働してジャック 側スリーブ等との電気的接触状態を良好にすると共に、挿脱作業を容易化する働 きがある。従って、前記課題を解決できるのである。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は本考案の第1の実施例を示すピンプラグの縦断面図、図4は図1の分解 斜視図、図5は図1の横断面図、図6は図5のB−B線断面図、図7は図1中の 絶縁体の斜視図、及び図8は図7の展開図である。 このピンプラグは、図1及び図4に示すように、ポリプロピレン等の硬質樹脂 で形成されたほぼ円筒状の絶縁体40を有し、その絶縁体40の先端開口部側に は、図2のジャック20側のスリーブ21の外側に接触するばね性を持った燐青 銅等の金属製接触片60が取付けられると共に、該絶縁体40の中心軸に、図2 のジャック20側のめすコンタクト22と接触する金属製のセンターピン70が 固定されている。センターピン70は、コード30の第1の導体(例えば、芯線 )31に接続され、さらに接触片60が、該コード30の第2の導体(例えば、 シールド線)32に接続されている。絶縁体40の外側には、塩化ビニール等の 軟質樹脂製のカバー80が嵌合されている。
【0010】 絶縁体40は、図8に示すように、肉厚の薄い折曲可能な連結部であるひんじ 部41により、開閉可能な2分割構造を成し、ほぼ円筒状の絶縁体本体42を有 している。2分割構造の一方の絶縁体本体42の貫通孔43の近くには鉤止部4 4が突設され、該2分割構造の他方に形成された係合孔45内に挿脱自在に嵌合 するようになっている。貫通孔43内には、センターピン70を係止するための 突起46が突設され、さらに該絶縁体本体42の外側に、カバー80を嵌合する ための環状溝47が形成されている。 絶縁体本体42の先端部側には2分割構造の円筒状スリーブ部48が延設され ており、該スリーブ部48及び絶縁体本体42の一部に、接触片60を取付ける ための開口部49が形成され、さらに該開口部49の近くに該接触片60を係止 するための係合凹部50が形成されている。
【0011】 接触片60は、図4及び図5に示すように、スリーブ部48とほぼ同一円周上 に位置するように絶縁体40の開口部49に取付けられるものであり、その後端 側には該絶縁体40の係合凹部50に嵌入するための係合凸部61と、コード3 0のシールド線32を挾持するための導体挾持部62とが延設されている。 センターピン70は、図1及び図4に示すように、絶縁体40の貫通孔43に 固定されるものであり、それには絶縁体40の突起46へ差し込むための係止孔 71が形成され、さらに後端側に、コード30を挾持してその芯線31を接続す るためのコード挾持部72が延設されている。また、カバー80は、図1に示す ように、内部に環状凸部81を有し、その環状凸部81が絶縁体40の環状溝4 7に嵌合することにより、該カバー80が絶縁体40の外側に圧入、固定される ようになっている。
【0012】 以上のように構成されるコード付きピンプラグの組立て例を説明する。 図4に示すように、カバー80に貫挿したコード30をコード挾持部72で挾 持、固定し、該コード30の芯線31をこのコード挾持部72に圧着、スポット 溶接、半田付け等で接続すると共に、該コード30のシールド線32を接触片6 0の導体挾持部62に挾持して該シールド線32を接触片60に接続する。 図4及び図8に示すように、2分割構造の絶縁体40をひんじ部41を中心軸 として開き、該絶縁体40の貫通孔43内にセンターピン70を挿入し、該セン ターピン70の係止孔71を該絶縁体40側の突起46に嵌合する。そして、開 いた絶縁体40をひんじ部41を中心軸にして閉じれば、該絶縁体40の鉤止部 44が係合孔45に嵌入され、該絶縁体40の中心軸にセンターピン70が固定 される。
【0013】 次に、図5に示すように、絶縁体40の開口部49に接触片60をあてがい、 該接触片60の係合凸部61を該絶縁体40の係合凹部50に嵌入すれば、該接 触片60が絶縁体40のスリーブ部48と同一円周上に位置するように固定され る。その後、カバー80を絶縁体40の後方から圧入すれば、該カバー80の内 側の環状凸部81が該絶縁体40の外側の環状溝47に嵌合し、コード付きピン プラグの組立てが完了する。 このようにして組立てられたコード付きピンプラグを、図2に示すジャック2 0へ挿入すれば、センターピン70がジャック20側のめすコンタクト22と接 触すると共に、絶縁体40のスリーブ部48がジャック20側のスリーブ21の 外側に挿入され、該スリーブ部48と同一円周上に設けた接触片60がジャック 20側のスリーブ21と接触し、該ピンプラグがジャック20と電気的に接続さ れる。
【0014】 本実施例のピンプラグでは、次のような利点等を有している。 (a) 絶縁体40は、例えば金型に樹脂を注入して固定するというインサート 成型等のモールド加工により製造すれば、円筒状のスリーブ部48の口径を精度 よく簡単に形成できる。製造ばらつき等によってスリーブ部48の口径がばらつ く場合には、その口径をジャック20側のスリーブ21の外径よりも少し大きめ に形成しておく。このようにしておけば、ジャック20側のスリーブ21の外側 に絶縁体40のスリーブ部48を挿入した場合、接触片60がそのばね性によっ て該スリーブ21の外側に圧接される。この際、接触片60は、その構造上、従 来のスリーブ11に比べてばね性に優れ、しかも、該接触片60の外側が軟質樹 脂製のカバー80で覆われているので、該カバー80の弾性力によって該接触片 60が絶縁体40の中心軸方向、即ち図6の法線方向Xに押圧される。そのため 、カバー80の押圧力と相俟って接触片60のばね性により、ジャック20側の スリーブ21に対して良好な電気的接触状態が得られると共に、挿脱が容易に行 える。 特に、接触片60は円筒状スリーブ部48と同一円周上に取付けられるので、 ジャック20側のスリーブ21への挿入時に、円滑な挿入が行える。
【0015】 (b) 絶縁体40のスリーブ部48は樹脂で形成されているので、従来のよう な金属製スリーブ11に比べて耐腐食性が大きい。 (c) 絶縁体40は開閉可能な2分割構造になっているため、特別な治具を用 いなくても、コード付きピンプラグを簡単に組立てることができる。 (d) 例えば、電気機器に多数のコード付きピンプラグを使用する場合、その 接続箇所を識別するために各ピンプラグ毎にマーク等の識別手段が施される。こ のような場合、絶縁体40のスリーブ部48は樹脂で形成されているので、着色 が簡単に行え、その着色によってピンプラグ毎の識別をすることが可能となる。第2の実施例 図9は本考案の第2の実施例を示すピンプラグの斜視図、及び図10はその縦 断面図であり、第1の実施例を示す図1及び図4〜図8中の要素と共通の要素に は共通の符号が付されている。 このピンプラグでは、図1に示す2分割構造の絶縁体40に代えて、ポリプロ ピレン等の硬質樹脂で一体成型された絶縁体40Aが設けられている。その他の 構造は、図1とほぼ同一である。
【0016】 本実施例のコード付きピンプラグは、例えば次のようにして組立てられる。 カバー80に貫挿したコード30をセンターピン70のコード挾持部72で挾 持し、その芯線31を該コード挾持部72に圧着、スポット溶接、半田付け等で 接続すると共に、シールド線32を金属製接触片60の導体挾持部62に圧着等 で接続する。そして、モールド加工(例えば、インサート成型)方法を用い、金 型にセンターピン70及び接触片60をセットし、溶融された硬質樹脂を該金型 に注入して該注入樹脂を固化すれば、円筒状のスリーブ部48を有する絶縁体4 0Aを一体成型できる。この一体成型された絶縁体40Aにより、センターピン 70及び接触片60が固定される。その後、カバー80を絶縁体40Aの後方か ら圧入すれば、該カバー80の内側の環状凸部81が、絶縁体40Aの外側に形 成された環状溝47に嵌合し、コード付きピンプラグの組立てが完了する。
【0017】 本実施例のピンプラグでは、第1の実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる 上に、円筒状のスリーブ部48、及び接触片60を取付けるための開口部49を 有する絶縁体40Aを、インサート成型等のモールド加工によって簡単に一体成 型でき、同時にセンターピン70と接触片60も固定できるので、コード付きピ ンプラグを簡単に製造できる。
【0018】 なお、本考案は上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。その変形 例としては、例えば次のようなものがある。 (1) 図1等に示す2分割構造の絶縁体40を他の形状等に変更してもよい。 例えば、図4及び図8において、絶縁体40のひんじ部41を省略して該絶縁体 40を分離可能な2分割構造にし、その接合面に凹部と凸部等の嵌合手段を形成 してもよい。 (2) 絶縁体40,40Aのスリーブ部48に取付けられる接触片60は、そ の形状や取付け構造等を図示以外のものに変更してもよい。さらに、カバー80 も、絶縁体40,40Aの外形に応じて任意の形にすることが可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、第1の考案によれば、従来のスリーブ及び絶縁体 を硬質樹脂で一体形成して2分割構造にし、そのスリーブ箇所に形成した開口部 にばね性を有する金属製の接触片を取付けたので、スリーブ箇所が樹脂で形成さ れ、従来のような金属製のスリーブに比べてその口径寸法を精度よく製造するこ とができる。しかも、軟質樹脂製のカバーによってばね性の接触片が絶縁体の中 心軸方向に常に押圧されるので、該カバーの弾性力と相俟って接触片によるジャ ック側スリーブ等との良好な電気的接触状態が得られ、挿脱作業も容易に行える 。特に、接触片は円筒状スリーブ箇所と同一円周上に取付けられるので、ジャッ ク側スリーブ等へ円滑に挿入できる。
【0020】 さらに、円筒状のスリーブ箇所は硬質樹脂で形成されているので、従来の金属 製のスリーブに比べて耐腐食性が大きく、しかもその樹脂製のスリーブ箇所の着 色が容易であるため、該スリーブ箇所の色分けによってピンプラグの外観上の識 別を容易に行うことができる。その上、スリーブ箇所を有する絶縁体は2分割構 造であるため、特別な治具を用いなくても、コード付きピンプラグを簡単に組立 てることができる。
【0021】 第2の考案によれば、円筒状のスリーブ箇所を有する絶縁体を硬質樹脂を用い たモールド加工で一体成型し、同時に金属製の接触片及びセンターピンを固定す るようにしたので、スリーブ箇所を有する絶縁体を簡単に形成できるばかりか、 それと同時に接触片とセンターピンを固定できるため、第1の考案の効果を有す る上に、コード付きピンプラグをより簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示すピンプラグの縦断
面図である。
【図2】従来のピンプラグの縦断面図である。
【図3】図2に示すピンプラグのA−A線断面拡大図で
ある。
【図4】図1に示すピンプラグの分解斜視図である。
【図5】図1に示すピンプラグの横断面図である。
【図6】図5に示すピンプラグのB−B線断面図であ
る。
【図7】図1に示すピンプラグ中の絶縁体の斜視図であ
る。
【図8】図7に示す絶縁体の展開図である。
【図9】本考案の第2の実施例を示すピンプラグの斜視
図である。
【図10】図9に示すピンプラグの縦断面図である。
【符号の説明】
30 コード 31 第1の導体(芯線) 32 第2の導体(シールド線) 40,40A 絶縁体 41 ひんじ部 42 絶縁体本体 43 貫通孔 48 スリーブ部 49 開口部 60 接触片 70 センターピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の導体を有するコードの該
    第1の導体が接続された円筒状のスリーブと、前記スリ
    ーブの中心軸に配置され一端が該スリーブから突出し他
    端に前記コードの第2の導体が接続された金属製のセン
    ターピンと、前記スリーブと前記センターピンとを電気
    的に絶縁しかつそれらを相互に固定する絶縁体と、前記
    スリーブの外側に嵌合される軟質樹脂製のカバーとを、
    備えたピンプラグにおいて、 前記スリーブ及び絶縁体を硬質樹脂で一体形成して2分
    割構造にし、かつその円筒状スリーブ箇所の円周上の一
    部に開口部を設け、該開口部内に、前記第1の導体に接
    続されたばね性の金属製接触片を法線方向に変位可能に
    取付けたことを特徴とするピンプラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスリーブ、センターピ
    ン、絶縁体、及びカバーを備えたピンプラグにおいて、 前記スリーブ及び絶縁体を硬質樹脂を用いたモールド加
    工で一体成型しかつその円筒状スリーブ箇所の円周上の
    一部に開口部を設け、該開口部内に、前記第1の導体に
    接続されたばね性の金属製接触片を法線方向に変位可能
    に取付けたことを特徴とするピンプラグ。
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