JP2021176120A - マイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システム - Google Patents

マイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システム Download PDF

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【課題】長時間にわたって安定なイオンビームが得られるマイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システムを提供する【解決手段】放電室8と、周囲を磁性体1で囲んで構成した磁場発生部4と、マイクロ波伝送部6と、一つ以上の開口部を有する引き出し電極3と、プラズマ電極2と、を備え、プラズマ電極2が磁性体1で構成され、磁場発生部4が引き出し電極3よりも放電室8側に配置され、磁性体1とプラズマ電極2との境界面のうち最も外側の部分が、プラズマ電極2を支持する電極支持体9の内周面9aより外側に設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、イオンビームを形成するマイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システムに関する。
マイクロ波を利用して円筒型の放電室にプラズマを生成するイオン源では、プラズマ生成用の磁場が引き出し電極空間へ漏洩するのを防ぎ、電極表面の汚染や損傷を抑えて長時間安定なイオンビームを得ることができるイオン源の一例として、特許文献1に記載の技術がある。この公報には、「磁場を発生する手段の周囲あるいは周囲の一部に磁性体を配置するようにしたものである。さらに変換導波管の一部および放電室の一部を磁性体で構成するとともにプラズマ電極を磁性体で構成した」という記載がある。
特開2008−234880号公報
従来から、円筒型の放電室を有するイオン源では、上述した特許文献1に記載されているように、放電室の周囲に空心型の電磁石を配置して放電室内に磁場を発生させ、さらに放電室内にマイクロ波と試料ガスを導入してプラズマを生成し、プラズマに隣接して設置されたイオン引き出し電極によってイオンを引き出してイオンビームを得ている。
イオンビームを引き出す場合は、イオン引き出し電極に直流高電圧を印加する。ここで、特許文献1では、プラズマ電極が磁性体で形成され、引き出し電極の近傍で磁路と接続されている。
しかしながら、本発明者が鋭意検討した結果、特許文献1に記載の構造では、引き出し電極の組立時に当該電極と磁場発生部との接触がうまくいかずに隙間ができた場合や傾いた場合に課題が生じることが明らかとなった。
具体的には、特許文献1の構成では、電界のかかるイオンビーム引き出し空間に磁場が漏洩し、電極間放電を引き起こすことが想定されていなかった。そのため、この漏洩磁場で発生した微小プラズマから発生した電子が、プラズマ電極を支えている絶縁物で構成された電極支持体の沿面放電を引き起こし、安定してイオンビームを引き出すことを阻害する要因となり得ることが明らかとなり、改善の余地があることが明らかとなった。
そこで本発明では、長時間にわたって安定なイオンビームが得られるマイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、放電室と、周囲を磁性体で囲んで構成した磁場発生部と、マイクロ波伝送部と、一つ以上の開口部を有する引き出し電極と、プラズマ電極と、を備え、前記プラズマ電極が磁性体で構成され、前記磁場発生部が前記引き出し電極よりも前記放電室側に配置され、前記磁性体と前記プラズマ電極との境界面のうち最も外側の部分が、前記プラズマ電極を支持する電極支持体の内周面より外側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、長時間にわたって安定なイオンビームが得られる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明のマイクロ波イオン源を用いた加速器の概要を示す図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源のうち、プラズマ電極と磁性体との接続領域の部分拡大図である。 参考例のマイクロ波イオン源のうち、プラズマ電極と磁性体との接続領域の部分拡大図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。 本発明の実施例のマイクロ波イオン源の更に他の一例を示す断面図である。
本発明のマイクロ波イオン源とそれを備えた粒子加速システムの実施例について図1乃至図11を用いて説明する。
最初に、粒子加速システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明のマイクロ波イオン源を用いた加速器の概要を示す図である。
図1において、粒子加速システム200は、マイクロ波イオン源100、レンズコイル151a,151b、加速器152を備える。
このような粒子加速システム200では、マイクロ波イオン源100で発生させたイオンビーム10をレンズコイル151a,151bで加速器152の入射に適したイオンビーム形状に成形する。その後、加速器152によって所定のエネルギーまで加速し、最終的に高エネルギーイオンビーム153を得る。
レンズコイル151a,151bは、図では2個使用した例を示したが、1個以上であれば数に制限はない。また、レンズコイル151a,151bは円形で、空芯型でも周囲に磁性体を設置してもよい。
イオンビーム10は水素、ヘリウム、炭素などがあるが特に限定するものではない。
加速器152は線形加速器、静電加速器、円形加速器などがあり、イオンビームを用いた加速器であれば、特に限定するものではない。
次にマイクロ波イオン源100の構造について、図2乃至図4を用いて説明する。図2は本実施例のマイクロ波イオン源の横断面図である。図3は本実施例のマイクロ波イオン源のうち、プラズマ電極と磁性体との接続領域の部分拡大図である。図4は参考例のマイクロ波イオン源のうち、プラズマ電極と磁性体との接続領域の部分拡大図である。
図2に示すマイクロ波イオン源100は、磁性体1、プラズマ電極2、引き出し電極3、磁場発生部4、電極支持体9、放電室8、マイクロ波伝送部6、マイクロ波導入窓5、磁場補正磁極7で構成される。
磁性体1、プラズマ電極2、および磁場補正磁極7は、例えば鉄製で、透磁率が高ければ高いほど、磁性体1の外部への磁場漏洩を少なくできる。
磁場発生部4は円形コイルであり、その周囲が磁性体1に囲まれているとともに、引き出し電極3よりも放電室8側に配置されている。磁場発生部4は、マイクロ波イオン源100中に1個以上が設置される。1個でも良いが、放電室8内の磁場分布を調整するためには2個以上の設置が特に有効である。
磁場補正磁極7は、放電室8内において高密度プラズマが生成できるよう放電室8内の中心軸方向磁場分布を調整するために設けられており、その形状、位置が、必要とする磁場分布になるように調整される。
引き出し電極3は、非磁性体で構成されており、2枚以上で構成される。引き出し電極3のうち、イオンビーム10の引き出し方向下流側より2枚目の電極には、逆流電子抑制のため負電位が印加され、最下流の電極は0ボルトが印加される。負電位は例えば−3キロボルトなどである。
引き出し電極の枚数は、引き出し電圧によって調整され、電圧が高くなるにつれて複数枚の電極を使用することも可能である。その場合はイオンビーム10の下流より2枚目の電極とプラズマ電極2間に挿入される。プラズマ電極2は正イオンを引き出す場合には正の電圧、例えば数十キロボルトの正電圧が印加される。負イオンを引き出す場合には同程度の負電圧が印加される。
また、イオンビーム10を形成するために、プラズマ電極2および引き出し電極3にはビーム通過用の孔(開口部)が設けられている。孔は円形あるいはスリット形状で、一つの電極に1個あるいは複数個設置されている。
電極支持体9はプラズマ電極2と引き出し電極3を絶縁支持するために、絶縁物で構成される。材質については絶縁物であればよく、特に規定するものではないが、好適にはアルミナや樹脂で形成される。
放電室8は、その放電室8内にプラズマ電極2からマイクロ波導入窓5に向かう磁場Bを生成する必要があるため、円筒型の非磁性で構成される。
マイクロ波伝送部6は、マイクロ波11を伝送するために円形断面あるいは矩形断面の導波管が使用される。マイクロ波11は例えば2.45ギガヘルツ(GHz)などであるが、特に規定するものではない。
マイクロ波導入窓5は、真空となる放電室8にマイクロ波を導入するために真空封止を兼ねた誘電体窓である。材質としては石英や窒化アルミなどである。誘電率が低く、ち密な材料であれば好適に使用可能である。さらに、記載はしていないが、逆流電子の熱からマイクロ波導入窓5を保護するために、マイクロ波導入窓5のプラズマ電極2側にボロンナイトライドなどで構成される保護板を設置することもある。なお、材質にはボロンナイトライドのほか、熱に強く、誘電率の低い材料であれば使用可能であり、特に限定するものではない。
更に、本実施例では、図2や図3に示すように、磁性体1とプラズマ電極2との境界面のうち最も外側の部分12が、プラズマ電極2を支持する電極支持体9の内周面9aより中心軸方向外側に、言い換えると、真空領域外に設けられている。更には、電極支持体9の外周面9bより中心軸方向外側に設けられている。
また、磁性体1とプラズマ電極2との境界面は、電極支持体9とプラズマ電極2との接触面と平行な面を1か所有している。
磁性体1とプラズマ電極2との境界面のうち最も内側の部分13については特に規定はないが、磁場発生部4等の部分とする。
図4に示すような参考例の指示構造は、電極22と磁性体21とが支持体29の内周側内で接する構造では、電極22と磁性体21との間に隙間24ができた場合、磁場Bに漏れ磁場Bが生じてしまう。この漏れ磁場Bによる放電が発生してしまう怨みがあった。
これに対し、図2および図3に示すように、電極支持体9の内周面9a、更には外周面9bより外側で磁性体1とプラズマ電極2とが接する本発明の構造によれば、磁性体1とプラズマ電極2との間に隙間が生じて漏れ磁場Bが生じたとしても、その漏れ磁場Bの生ずる位置はプラズマ電極2や引き出し電極3より外側の大気圧の領域であり、漏れ磁場Bが電極支持体9を横切ることがなく、沿面放電が生じる余地はほとんどなくなる。
上記のように構成されたマイクロ波イオン源100は次のように動作する。
マイクロ波伝送部6によって伝送されたマイクロ波11はマイクロ波導入窓5を通って放電室8に導入される。放電室8内には、磁場発生部4と磁性体1、プラズマ電極2、磁場補正磁極7によって形成された磁場Bが形成され、外部から導入する試料ガス、例えば陽子イオンを生成する場合は水素ガスを導入し、導入されたマイクロ波11と発生した磁場によってプラズマを生成する。
生成されたプラズマから引き出し電極3による電界によってプラズマ電極2および引き出し電極3に設けた孔からイオンビーム10を引き出す。
次に、プラズマ電極2と磁性体1の別の接続構造について、図5乃至図11を用いて説明する。図5乃至図11は、本実施例のマイクロ波イオン源の他の一例を示す断面図である。
図5のマイクロ波イオン源100Aは、磁場発生部4の磁性体1Aとプラズマ電極2Aとの境界面が電極支持体9側に設けられており、その最も外側の部分12Aが、電極支持体9の内周面9aはもとより外周面9bより外側に設けられているとともに、プラズマ電極2Aと電極支持体9の接触面と平行となるプラズマ電極2Aと磁性体1Aとの境界面を2か所有している形態である。このため、プラズマ電極2Aと磁性体1Aとの境界面は3面で構成される。なお、境界面は3面以上とすることができる。
図6のマイクロ波イオン源100Bは、プラズマ電極2Bと磁性体1Bの境界面が電極支持体9側に設けられており、その境界面の最も外側の部分12Bがプラズマ電極2Bと電極支持体9の接触面と平行となっている1つの面で構成されている形態である。
図7のマイクロ波イオン源100Cは、プラズマ電極2Cと磁性体1Cの境界面が電極支持体9側に設けられている。そのうち、磁場発生部4の磁性体1Cとプラズマ電極2Cとの境界面の最も外側の部分12Cは電極支持体9の内周面9aより外側であるが、外周面9bよりは内側に設けられている形態である。
図8のマイクロ波イオン源100Dは、プラズマ電極2Dと磁性体1Dの境界面が電極支持体9側に設けられており、その境界面がプラズマ電極2Dと電極支持体9の接触面と垂直となっている1つの面で形態である。この場合も、磁場発生部4の磁性体1Dとプラズマ電極2Dとの境界面の最も外側の部分12Dは電極支持体9の外周面9bより外側に設けられている。
図9のマイクロ波イオン源100Eは、プラズマ電極2Eと磁性体1Eの境界面が1つの面で構成されており、その境界面が磁性体1の中心軸方向外周側に設けられており、最も外側の部分12Eも電極支持体9の外周面9bより外側に設けられている形態である。
図10のマイクロ波イオン源100Fは、プラズマ電極2Fと磁性体1Fの境界面が1つの面で構成されており、プラズマ電極2Fと電極支持体9の接触面と垂直となっている。また、その境界面がマイクロ波導入窓5側に配置されており、最も外側の部分12Fも電極支持体9の外周面9bより外側に設けられている形態である。
上述の図9や図10に示すように、プラズマ電極2E,2Fと磁性体1E,1Fの境界面が電極支持体9側に設けられない場合においても、図2や図5等のように境界面を3面以上で構成したり、電極支持体9とプラズマ電極2E,2Fとの接触面と平行な領域を1つ以上設けることができる。
さらには、図11に示すように、マイクロ波イオン源100Gは、プラズマ電極2Gと磁性体1Gとを一体構造とすることができる。なお、この場合、磁場発生部4等を設置する際に工夫することが望ましい。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本実施例のマイクロ波イオン源100,100A,100B,100C,100D,100E,100Fでは、磁性体1,1A,1B,1C,1D,1E,1Fとプラズマ電極2,2A,2B,2C,2D,2E,2Fとの境界面のうち最も外側の部分12,12A,12B,12C,12D,12E,12Fが、プラズマ電極2を支持する電極支持体9の内周面9aより外側、すなわち真空領域外に設けられている。
これによって、プラズマ生成用の磁場がイオンビーム10の引き出し領域や電極支持体9近傍へ漏洩することを防止することができる。その結果、漏洩磁場によるプラズマや電子の生成を抑えることができ、プラズマ電極2と引き出し電極3の間に発生する電極間放電や、電極支持体9の沿面放電を防止できる。従って、長時間に亘って安定にイオンビーム10を引き出せる、との効果が得られる。
また、境界面は、電極支持体9とプラズマ電極2,2A,2B,2Cとの接触面と平行な面を1か所以上有していることや、境界面を3面以上で構成することにより、境界面が磁場Bと平行方向となる領域を設けることができ、万が一、磁性体1,1A,1B,1Cとプラズマ電極2,2A,2B,2C間に隙間が発生したり、傾いたりした場合でも、磁場Bは電極支持体9側へ漏洩する量をより少なくすることができ、電極支持体9への磁場の漏洩をより確実に抑えることができる。
更に、磁性体1,1A,1B,1D,1E,1Fとプラズマ電極2,2A,2B,2D,2E,2Fとの境界面のうち最も外側の部分12,12A,12B,12D,12E,12Fが、プラズマ電極2を支持する電極支持体9の外周面9bより外側に設けられていることによって、より確実に沿面放電の防止を図ることができる。
また、磁性体1Gとプラズマ電極2Gとを一体構造としたことで、磁性体1Gとプラズマ電極2Gとの境界面が存在しない構造、すなわち電極支持体9の近傍に漏洩磁場が発生することが無い構造とすることができ、電極間放電や沿面放電が生じることのない構造とすることができる。
<その他>
なお、本発明は上記の実施例に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G…磁性体
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G…プラズマ電極
3…引き出し電極
4…磁場発生部
5…マイクロ波導入窓
6…マイクロ波伝送部
7…磁場補正磁極
8…放電室
9…電極支持体
9a…内周面
9b…外周面
10…イオンビーム
11…マイクロ波
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F…外側部分
13…内側部分
100,100A,100B,100C,100D,100E,100F,100G…マイクロ波イオン源
151a,151b…レンズコイル
152…加速器
153…高エネルギーイオンビーム
200…粒子加速システム

Claims (7)

  1. 放電室と、
    周囲を磁性体で囲んで構成した磁場発生部と、
    マイクロ波伝送部と、
    一つ以上の開口部を有する引き出し電極と、
    プラズマ電極と、を備え、
    前記プラズマ電極が磁性体で構成され、
    前記磁場発生部が前記引き出し電極よりも前記放電室側に配置され、
    前記磁性体と前記プラズマ電極との境界面のうち最も外側の部分が、前記プラズマ電極を支持する電極支持体の内周面より外側に設けられている
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  2. 請求項1に記載のマイクロ波イオン源において、
    前記境界面は、前記プラズマ電極を支持する電極支持体と前記プラズマ電極との接触面と平行な面を1か所以上有している
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  3. 請求項1に記載のマイクロ波イオン源において、
    前記境界面を、3面以上で構成する
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  4. 請求項1に記載のマイクロ波イオン源において、
    前記磁性体と前記プラズマ電極との境界面のうち最も外側の部分が、前記プラズマ電極を支持する電極支持体の外周面より外側に設けられている
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  5. 放電室と、
    周囲を磁性体で囲んで構成した磁場発生部と、
    マイクロ波伝送部と、
    一つ以上の開口部を有する引き出し電極と、
    プラズマ電極と、を備え、
    前記プラズマ電極が磁性体で構成され、
    前記磁場発生部が前記引き出し電極よりも前記放電室側に配置され、
    前記磁性体と前記プラズマ電極との境界面のうち最も外側の部分が、真空領域外に設けられている
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  6. 放電室と、
    周囲を磁性体で囲んで構成した磁場発生部と、
    マイクロ波伝送部と、
    一つ以上の開口部を有する引き出し電極と、
    プラズマ電極と、を備え、
    前記プラズマ電極が磁性体で構成され、
    前記磁場発生部が前記引き出し電極よりも前記放電室側に配置され、
    前記磁性体と前記プラズマ電極とが一体構造である
    ことを特徴とするマイクロ波イオン源。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のマイクロ波イオン源と、
    レンズコイルと、
    加速器と、を備えた
    ことを特徴とする粒子加速システム。
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