JP5561948B2 - イオン源 - Google Patents
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Description
また、本発明のイオン源は、プラズマを生成するための、誘電体からなる放電管と、前記放電管にマイクロ波を供給するためのマイクロ波発振器と、プラズマからイオンビームを引き出すための引き出し電極と、前記マイクロ波発振器に接続され、前記放電管が貫通する2つの貫通口が形成された、矩形導波管又は円形導波管である導波管と、前記2つの貫通口のうち一方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の磁石と、前記磁石の一対の面のうちの一方の面に、前記導波管を挟んで対向するよう、前記2つの貫通口のうち他方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の強磁性片と、を備えたことを特徴とするものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係るイオン源100の構成を示す概略断面図である。図1に示すイオン源100は、マイクロ波を出力するクライストロン等のマイクロ波発振器103と、プラズマ101を生成するための誘電体(例えば石英又は酸化アルミニウム)からなる放電室である放電管102と、を備えている。また、イオン源100は、マイクロ波発振器103に接続された金属製の導波管104を備えている。このマイクロ波発振器103には、導波管104を接続するための不図示のフランジが形成されている。そして、マイクロ波発振器103の不図示のフランジと、導波管104の不図示のフランジとを連結することで、マイクロ波発振器103と導波管104との接続がなされる。このようにマイクロ波発振器103に導波管104を接続することで、導波管104にマイクロ波を供給することができる。
次に第2実施形態のイオン源について説明する。なお、本第2実施形態において、上記第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。図3は、本発明の第2実施形態に係るイオン源200の構成を示す概略断面図である。本第2実施形態のイオン源200は、上記第1実施形態の磁場発生部116(図1)とは異なる磁場発生手段としての磁場発生部216を備えている。磁場発生部216は、放電管102が貫通する導波管104の2つの貫通口104a,104bのうち、一方の貫通口104aの近傍に配置される磁石としての永久磁石209を備えている。つまり、本第2実施形態では、磁場発生部216は、1つの永久磁石209を備えている。
次に第3実施形態のイオン源について説明する。なお、本第3実施形態において、上記第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。図4は、本発明の第3実施形態に係るイオン源300の構成を示す概略断面図である。本第3実施形態のイオン源300は、上記第1実施形態の導波管104とは、形状を異ならせている。すなわち、本第3実施形態のイオン源300の導波管304は、放電管102が貫通している部分309の面間隔が他の部分よりも狭く形成されている。具体的には、引き出し電極107aが配置される側とは反対側の貫通口304a近傍が貫通口304b側に凹むように形成することで他の部分よりも面間隔を狭くしている。このように、導波管304の一部を狭くすることで、局所的にマイクロ波の電界強度を高めることができ、この電界強度が高められた所に放電管102が貫通して配置されているので、ガスの電離が起こりやすくなり、動作が安定する。
102 放電管
103 マイクロ波発振器
104,304 導波管
116,216,316 磁場発生部(磁場発生手段)
Claims (8)
- プラズマを生成するための、誘電体からなる放電管と、
前記放電管にマイクロ波を供給するためのマイクロ波発振器と、
プラズマからイオンビームを引き出すための引き出し電極と、
前記マイクロ波発振器に接続され、前記放電管が貫通する2つの貫通口が形成された、矩形導波管又は円形導波管である導波管と、
前記2つの貫通口のうち一方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の第1の磁石と、
前記第1の磁石の一対の面のうちの一方の面に、前記導波管を挟んで一対の面のうちの一方の面が対向するよう、前記2つの貫通口のうち他方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の第2の磁石と、を備えたことを特徴とするイオン源。 - 前記第1の磁石及び前記第2の磁石が永久磁石であり、
前記第1の磁石の一方の面がN極、前記第2の磁石の一方の面がS極であることを特徴とする請求項1に記載のイオン源。 - 前記第1の磁石の他方の面と前記第2の磁石の他方の面とに跨って配置された強磁性部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のイオン源。
- プラズマを生成するための、誘電体からなる放電管と、
前記放電管にマイクロ波を供給するためのマイクロ波発振器と、
プラズマからイオンビームを引き出すための引き出し電極と、
前記マイクロ波発振器に接続され、前記放電管が貫通する2つの貫通口が形成された、矩形導波管又は円形導波管である導波管と、
前記2つの貫通口のうち一方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の磁石と、
前記磁石の一対の面のうちの一方の面に、前記導波管を挟んで対向するよう、前記2つの貫通口のうち他方の貫通口の近傍に配置され、前記放電管が挿通されたリング状の強磁性片と、を備えたことを特徴とするイオン源。 - 前記磁石が永久磁石であり、
前記磁石の一方の面がN極又はS極であることを特徴とする請求項4に記載のイオン源。 - 前記磁石が電磁コイルであり、
前記磁石の内側に、前記放電管が貫通する筒状の強磁性片が設けられており、
前記筒状の強磁性片の一方の端面が、前記導波管を挟んで前記リング状の強磁性片に対向していることを特徴とする請求項4に記載のイオン源。 - 前記磁石の他方の面と前記リング状の強磁性片とに跨って配置された強磁性部材を備えたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のイオン源。
- 前記放電管を気体により直接冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイオン源。
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