JP2021175141A - 表示システム、表示装置、端末装置及びデータ管理方法 - Google Patents

表示システム、表示装置、端末装置及びデータ管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信されたファクシミリデータに対して行われたユーザの操作を容易に確認することができるシステム等を提供すること。【解決手段】ファクシミリ機能を有する通信装置と、表示装置と、端末装置とを含む表示システムにおいて、前記通信装置を介してファクシミリデータを取得する取得手段と、前記受信したファクシミリデータに基づく情報を前記表示装置に表示する表示手段と、前記端末装置に、前記ファクシミリデータが受信されたことを通知する通知手段と、を備え、前記表示手段は、前記端末装置において前記通知に対応する操作が行われた場合に、その旨を前記ファクシミリデータに関する情報として更に表示することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、表示システム等に関する。
ファクシミリ機能を有する画像形成装置が、受信したファクシミリデータについて、印刷されているか否かを管理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−146008号公報
しかし、従来の技術では、受信されたファクシミリデータに対してユーザが行った操作を容易に確認することができなかった。
本開示の目的の1つは、受信されたファクシミリデータに対して行われたユーザの操作を容易に確認することができるシステム等を提供することである。
本開示の表示システムは、
ファクシミリ機能を有する通信装置と、表示装置と、端末装置とを含む表示システムにおいて、
前記通信装置を介してファクシミリデータを取得する取得手段と、
前記受信したファクシミリデータに基づく情報を前記表示装置に表示する表示手段と、
前記端末装置に、前記ファクシミリデータが受信されたことを通知する通知手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記端末装置において前記通知に対応する操作が行われた場合に、その旨を前記ファクシミリデータに関する情報として更に表示することを特徴とする。
本開示の表示システムは、
ファクシミリ機能を有する通信装置と、記憶装置と、表示装置と、端末装置と、管理サーバとを含む表示システムであって、
前記通信装置は、ファクシミリデータを受信した場合、当該ファクシミリデータを前記記憶装置に記憶し、
前記表示装置は、前記記憶装置に記憶されているファクシミリデータに関する情報を表示し、
前記管理サーバは、前記記憶装置にファクシミリデータが記憶されている場合には、前記端末装置に第1の通知を送信し、
前記管理サーバは、前記端末装置から操作が行われたことを示す第2の通知を受信した場合には、前記記憶装置に記憶されているファクシミリデータに関する情報を更新する
ことを特徴とする。
本開示の表示装置は、
制御部と、表示部と、通信部とを備えた表示装置であって、
前記制御部は、
ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
取得したファクシミリデータに基づく情報を表示し、
前記ファクシミリデータを受信したことを示す第1の通知を、前記通信部を介して前記端末装置に送信し、
前記端末装置において前記第1の通知に対応する操作が行われたことを示す第2の通知を、前記通信部を介して当該端末装置から受信し、
前記取得したファクシミリデータに基づく情報として、前記第2の通知に基づく情報を更に表示する
ことを特徴とする。
本開示の表示装置は、
制御部と、表示部と、通信部とを備えた表示装置であって、
前記制御部は、
ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
前記取得したファクシミリデータを前記表示部に一覧表示し、
前記通信部を介して、端末装置においてユーザにより前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作が行われたことを示す通知を当該端末装置から受信すると、前記一覧表示されているファクシミリデータに、当該ユーザを操作別に併せて表示する
ことを特徴とする。
本開示の端末装置は、
制御部と、表示部と、通信部とを備えた端末装置であって、
前記制御部は、
ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
前記取得したファクシミリデータを前記表示部に一覧表示し、
前記通信部を介して、前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作を行ったユーザを取得し、
前記一覧表示されているファクシミリデータに、当該ユーザを操作別に併せて表示する
ことを特徴とする。
本開示のデータ管理方法は、
ファクシミリ機能を有する通信装置が受信したファクシミリデータを管理テーブルにて管理するデータ管理方法であって、
通信装置がファクシミリデータを受信したときに、端末装置に受信したことを通知するステップと、
前記端末装置において、ユーザにより前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作が行われたことを取得するステップと、
前記ファクシミリデータに、前記取得した操作及び当該操作を行ったユーザを対応付けて前記管理テーブルを更新するステップと、
を含む。
本実施態様によれば、受信したファクシミリデータに対して行われたユーザの操作を容易に確認することが可能となる。
第1実施形態におけるシステム全体について説明するための図である。 第1実施形態における管理テーブルのデータ構成の一例を説明するための図である。 第1実施形態における表示装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるサーバ装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における処理フローを説明するための図である。 第1実施形態における動作例(画面例)を説明するための図である。 第1実施形態における動作例(画面例)を説明するための図である。 第1実施形態における動作例(画面例)を説明するための図である。 第2実施形態における記憶装置の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態における処理フローを説明するための図である。 第3実施形態における動作例(画面例)を説明するための図である。 第5実施形態における処理フローを説明するための図である。 第5実施形態における処理フローを説明するための図である。 変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
従来から、ファクシミリ機能を有する通信装置や、デジタル複合機と呼ばれる画像形成装置において、ファクシミリ通信(ファクシミリ回線や、インターネット回線を利用したファクシミリデータを送受信する通信)により受信したファクシミリデータを表示したり、返信したりすることができる。
ファクシミリデータは、一般的には記録紙等に印刷されることから、画像形成装置において、印刷された否かといったことを従来は管理することができた。
しかし、近年はデジタル技術の発展により、ユーザはスマートフォンやタブレット端末といった端末装置において、ファクシミリデータを受信したいというニーズが高まっている。この場合、ファクシミリ機能を有する通信装置(画像形成装置)と異なる端末装置でファクシミリデータを受信、表示した場合、実際にユーザが表示したか否かを他のユーザは確認することができなかった。
また、ユーザは、端末装置で表示したファクシミリデータの送信元に対し、返信を行いたい場合がある。しかし、ファクシミリ回線で返信するためには、一度通信装置がある場所(例えば会社)に戻ったり、他の社員に代わりにお願いをしたりする必要等があり、使い勝手がよいとは言えなかった。
このような課題を解決するためのシステム等について、以下詳細な実施形態に基づいて説明する。
なお、ファクシミリ通信で受信したデータをファクシミリデータという。また、単にFAXを送受信するという場合、ファクシミリデータを送受信することをいう。
また、本明細書で「取得する」とは、装置がデータを取得することをいう。例えば、取得元である第1の装置が、取得先の第2の装置からデータを取得するといった場合、第1の装置がデータを取得できればよく、以下の2つのどちらでもよい。
(1)第2の装置がファクシミリデータを第1の装置に送信する。第1の装置は、データを受信することで取得する。なお、第2の装置がデータを表示装置に送信するタイミングは、第2の装置において発生したトリガであってもよいし、第1の装置からの要求に応じてもよい。
(2)第1の装置が第2の装置からデータを読み出して取得する。例えば、第2の装置の共有フォルダにデータが記憶されている場合に、第1の装置がデータを読み出せばよい。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
図1は、本実施形態におけるシステム全体を模式的に説明するための図である。例えば、システム1には、表示装置10、画像形成装置20、サーバ装置30、端末装置40が含まれてる。また、システム1の構成は、更に端末装置45や、記憶装置50を含めてもよい。
システム1の概要について、説明する。まず画像形成装置20は、他の画像形成装置25よりファクシミリ通信により、ファクシミリデータを受信する(F100)。
画像形成装置20は、受信したファクシミリデータを記憶装置50に送信する(F110)。記憶装置50は、一般的にNAS(Network Attached Storage)と呼ばれている装置である。なお、記憶装置50の機能を、画像形成装置20に持たせてもよい。この場合、記憶装置50は、画像形成装置20において他の装と共有可能な記憶領域である。また、記憶装置50は、他のコンピュータ等の情報処理機器や、クラウド上における記憶領域で実現してもよい。
表示装置10は、記憶装置50からファクシミリデータに関する情報を取得する(F112)。表示装置10は、一般的にサイネージと呼ばれる大型の表示装置であることが好ましい。また、小型の表示装置を複数配置する構成であったり、ネットワーク上で生成される表示画面(WEB画面)であったりしてもよい。
また、記憶装置50は、ファクシミリデータに関する情報をサーバ装置30に転送してもよい(F116)。サーバ装置30は、端末装置40にファクシミリデータに基づいて通知を行ってもよい(F120)。
端末装置40は、例えばスマートフォン等の携帯型の端末装置である。端末装置40は、ファクシミリデータをサーバ装置30から受信することができる(F120)。また、端末装置40は、ファクシミリデータの送信元に対して返信操作を行うことができる。このとき、端末装置40において生成された返信用ファイルを画像形成装置20に送信する(F122)。これにより、画像形成装置20は、送信元である他の画像形成装置25に、返信用ファイルに基づくファクシミリデータを送信することができる(F102)。
なお、端末装置40は、返信用ファイルをサーバ装置30を介して送信してもよいし、他のファクシミリ送信サーバ(ファクシミリ送信サービス)を利用して送信してもよい。また、端末装置40は、サーバ装置30から記憶装置50を経由して返信用ファイルを画像形成装置20に送信してもよい。
また、記憶装置50は、ファクシミリデータを受信した場合に、端末装置45に通知してもよい。端末装置45は、例えばユーザが利用しているコンピュータ等の情報端末装置である。ユーザは端末装置45を利用して、画像形成装置20を介してファクシミリデータが受信したことを確認することができる。また、ユーザは、端末装置45を介してサーバ装置30にアクセスすることで、ファクシミリデータを確認したり、他の人の操作状態を確認したりすることができる(F118)。
[1.2 機能構成]
つづいて、第1実施形態において利用する装置の機能構成について説明する。なお、各記憶部において、確保されている記憶領域や、データについて共通の部分を説明する。
(1)管理テーブル
管理テーブルは、ファクシミリデータを管理するテーブルである。例えば、表示装置10は管理テーブル112を、サーバ装置30は管理テーブル312を、端末装置40は管理テーブル412をそれぞれ記憶している。
管理テーブルの構成の一例として、例えば図2に、管理テーブル112にデータ構成の一例を示す。管理テーブル112は、画像形成装置20が受信したファクシミリデータについての情報を記憶する。例えば、表示装置10は、管理テーブル112を参照することで、画像形成装置20が受信したファクシミリデータの日時、表示等のユーザの操作状態を管理することができる。
図2に示すように、管理テーブル112は、ID(例えば、「01002」)と、受信日時(例えば、「2020/02/28 13:31:25」)と、送信元(例えば、「ABC」)と、受信者(例えば、「P,Q,R」)と、返信者(例えば、「−」)とを記憶している。
IDは、画像形成装置20が受信したファクシミリデータを識別するためのIDである。IDは、システム1(例えば、画像形成装置20)が一意に識別するために付与される。IDは、一意の文字列であってもよいし、ファクシミリデータを特定する文字列(例えば、ファクシミリデータに対応する画像データのファイル名)であってもよい。
受信日時は、画像形成装置20がファクシミリデータを受信した日時である。送信元は、ファクシミリデータの送信元を示す情報である。例えば、ファクシミリデータの送信元の電話番号(FAX番号)であってもよいし、当該電話番号(FAX番号)に対応する名称(送信元名称)であってもよい。送信元を示す情報は、送信側情報(TSI:Transmitting Subscriber Identification)に含まれる発信元名称(RTI)や、発信元ファックス番号(CSI)を利用してもよいし、予め画像形成装置20のアドレス帳に記憶されている名称を利用してもよい。
受信者は、端末装置40において、ファクシミリデータを受信(表示)した端末装置40の利用者を記憶している。例えば、受信者の名前や、識別番号を記憶する。また、返信者は、端末装置40において、ファクシミリデータに対して返信操作を行った利用者を記憶している。
受信者、返信者は1又は複数を記憶することができる。また、受信者、返信者の該当者がいない場合は、その旨を記憶してもよいし、ヌルの状態であってもよい。
なお、管理テーブル112以外の管理テーブル312、管理テーブル412も同様の構成である。
なお、本システムにおいて1又は複数の表示装置10、1又は複数の画像形成装置20、1又は複数の端末装置40が1つのグループとして構成されてもよい。そして、サーバ装置30は複数のグループを管理してもよい。
この場合、サーバ装置30は、グループ毎に管理テーブルを有していてもよい。また、サーバ装置30は、管理テーブル312において、更にグループ属性や、装置の識別情報を持たせてもよい。
(2)FAXデータ(ファクシミリデータ)記憶領域
FAXデータ記憶領域は、画像形成装置20が受信したファクシミリデータを記憶する領域である。例えば、表示装置10はFAXデータ記憶領域114、画像形成装置20は、FAXデータ記憶領域214、サーバ装置30はFAXデータ記憶領域314、端末装置40はFAXデータ記憶領域414として記憶している。
ファクシミリデータは、画像形成装置20がファクシミリ通信を介して送受信するデータあり、ファクシミリ文章・ファクシミリ画像といった文章・画像を示す画像データである。また、ファクシミリデータは、ファクシミリデータに関連する情報を記憶してもよい。例えば、ファクシミリの受信日時、送信側情報(TSI)等を属性情報として含めてもよい。
また、属性情報は、画像データと別に属性情報として記憶してもよいし、画像データのファイル名としてもよいし、画像データのプロパティとしてもよい。
例えば、2020年3月1日の15時46分10秒に、ABCから受信した場合、ファクシミリデータに対応する画像データは「20200301154610_ABC_00001.tif」というファイル名で記憶されてもよい。このように、ファクシミリデータに関連する情報は、何れかの方法で記憶されればよい。なお、画像データとしては、TIF、BMP、PDF等の何れかのフォーマットで構成された画像データ(画像ファイル)等であってもよい。
(3)画像データ記憶領域
画像データ記憶領域は、画像データを記憶する。例えば、画像形成装置20は、画像データ記憶領域218を、サーバ装置30は画像データ記憶領域318を、端末装置40は画像データ記憶領域418の記憶領域をそれぞれ確保している。
画像データは、各装置がファクシミリ通信以外で取得される画像のデータである。例えば、画像形成装置20は、画像入力部240により入力された画像データを画像データ記憶領域218に記憶する。また、端末装置40は、FAX処理部402が生成した返信用の画像データを画像データ記憶領域418に記憶する。
このように、画像データ記憶領域は、ファクシミリ通信以外で取得した画像データを記憶する。なお、画像データは、例えば、tiffやbmpといった画像ファイルであってもよい。
[1.2.1 表示装置]
図3は、表示装置10の機能構成を説明するための図である。
制御部100は、表示装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部110に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
また、制御部100は、記憶部110に記憶されているプログラムを実行することにより、FAX表示部102としても機能する。
FAX表示部102は、FAX表示処理を実行する。ここで、受信FAX表示処理とは、画像形成装置20が受信したファクシミリに関する情報を表示する処理である。例えば、受信FAX表示処理としては、以下のような処理が考えられる。
(1)一覧表示画面
FAX表示部102は、画像形成装置20が受信したFAX(ファクシミリデータ)を表示部120に一覧表示する。この場合、表示装置10は、受信したファクシミリに関する情報(受信日時、送信元名(送信元情報)等)を一覧表示する。
FAX表示部102は、受信したFAXが一画面に収まらない場合、スクロール表示をしたり、時間毎に画面を切り替えて表示したりする処理をおこなってもよい。
また、FAX表示部102は、受信したファクシミリに関する情報以外にも、ユーザが行った操作の状態を表示してもよい。例えば、FAX表示部102は、ファクシミリデータ(ファクシミリの文章や画像)を、表示をする操作をしたユーザを表示してもよい。また、FAX表示部102は、ファクシミリデータに対して、返信をする操作をしたユーザを表示してもよい。また、FAX表示部102は、ユーザをユーザ名やIDで表示してもよいし、アイコン等で表示してもよい。
(2)割込み表示画面
FAX表示部102は、画像形成装置20がFAX(ファクシミリデータ)を受信した場合に、表示部120において現在表示されているコンテンツに割込み表示を行ってもよい。
FAX表示部102は、割込み表示として、例えば予め定められた領域にテロップ表示を行ってもよい。また、FAX表示部102は、割込み表示として、例えば吹き出し表示等を利用して現在表示されているコンテンツに重畳表示をしてもよい。
また、FAX表示部102は、表示設定情報116を参照して上記の処理を行うか否かの処理を制御してもよい。
また、FAX表示部102は、表示更新処理を実行してもよい。表示更新処理とは、管理テーブル112に記憶されている情報に基づいて、上述した一覧表示の画面を更新する処理である。例えば、ユーザがFAXを返信した場合に、一覧表示においてユーザが返信した旨が更新されて表示される。
記憶部110は、表示装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部110は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
また、記憶部110には、管理テーブル112と、表示設定情報116とを記憶しており、FAXデータ記憶領域114の領域を確保している。
表示設定情報116は、表示装置10において、表示画面において表示する方法を設定するための情報である。FAX表示部102は、表示設定情報116を参照することで、表示画面の表示方法を切り替える。
表示部120は、画像や文字を表示するための機能部である。例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELパネル等により構成されている。表示部120は、単体の表示装置であってもよいし、更に外部に接続された表示装置を含むものであってもよい。また、照射型のプロジェクタ等を含んでいてもよい。
通信部150は、ネットワークと接続するための機能部である。例えば、有線LANや無線LAN、LTE網に接続可能なインタフェースにより構成されている。通信部150がネットワークに接続されることで、他の装置や、外部ネットワークに接続されることとなる。
[1.2.2 画像形成装置]
図4は、画像形成装置20の機能構成の一例を示す図である。
制御部200は、画像形成装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部210に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
記憶部210は、画像形成装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部210は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
また、記憶部210は、FAXデータ記憶領域214と、画像データ記憶領域218との領域を確保している。
表示部220は、画像や文字を表示するための機能部である。例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELパネル等により構成されている。表示部220は、単体の表示装置であってもよいし、更に外部に接続された表示装置を含むものであってもよい。また、照射型のプロジェクタ等を含んでいてもよい。
操作部230は、ユーザからの操作入力を受け付ける。例えば、操作部230は、ハードウェアキーやソフトウェアキーで構成される。また、操作部230は、例えばFAX送信や、画像読み込みといったタスクを実行するタスクキーや、操作を中止する中止キー等が含まれる。
画像入力部240は、画像(原稿)を読み取って画像データとして出力する。画像入力部240は、一般的なスキャナ(画像入力装置)により構成されている。また、画像入力部240は、例えばUSBメモリ等の外部の記憶媒体から画像データを入力してもよいし、ネットワーク経由で画像を受信してもよい。
通信部250は、ネットワークと接続するための機能部である。例えば、有線LANや無線LAN、LTE網に接続可能なインタフェースにより構成されている。通信部250がネットワークに接続されることで、他の装置や、外部ネットワークに接続されることとなる。
FAX送受信部260は、ファクシミリデータを、ファクシミリ通信を介して送受信する。ファクシミリ通信は、例えばG3/G4規格を利押したファクシミリ回線を利用したり、インターネット網を利用したインターネットFAX利用したりすることができる。
[1.2.3 サーバ装置]
図5は、サーバ装置30の機能構成の一例を示す図である。
制御部300は、サーバ装置30の全体を制御するための機能部である。制御部300は、記憶部310に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
また、制御部300は、記憶部310からプログラムを読み出して実行することにより、FAX管理部302、FAX送信部304、ユーザ管理部306として機能する。
FAX管理部302は、ファクシミリデータに関して管理を行う。例えば、画像形成装置20によりファクシミリデータが受信されたことを管理したり、端末装置40において、ファクシミリデータに対して操作が行われたことを管理したりする。また、FAX管理部302は、管理テーブル312を参照してファクシミリデータの管理を行う。
FAX送信部304は、画像形成装置20に対してFAXを送信する要求(FAX送信要求)を送信する。FAX送信部304は、サーバ装置30において実現されることとして説明するが、例えば外部サービスを利用してもよい。また、FAX送信部304は、後述するように画像形成装置20が有していてもよい。
具体的には、FAX送信部304は、端末装置40から受信した画像データを画像データ記憶領域318から読み出す。そして、FAX送信部304は、画像データに基づいてFAXを送信する要求を、画像形成装置20に送信する。
ユーザ管理部306は、システム1におけるユーザを管理する。ユーザ管理部306は、ユーザテーブル316に記憶されているユーザ情報に基づいてユーザを管理する。
記憶部310は、サーバ装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部310は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部310は、管理テーブル312、ユーザテーブル316を記憶しており、FAXデータ記憶領域314、画像データ記憶領域318の領域を確保している。
ユーザテーブル316は、ユーザに関する情報(例えば、認証に関する情報)をユーザ情報として記憶している。ユーザ情報としては、例えば、ユーザ毎のID、パスワード、権限等を記憶することができる。
また、ユーザテーブル316は、ユーザ情報の他にも、例えば、表示装置10、画像形成装置20、端末装置40の接続先情報(例えば、IPアドレスや、共有フォルダに関する情報)を記憶してもよい。
ユーザ管理部306は、ユーザテーブル316を参照することで、ユーザの認証を実行したり、他の装置に通知やデータを送信したりすることができる。
通信部350は、ネットワークと接続するための機能部である。例えば、有線LANや無線LAN、LTE網に接続可能なインタフェースにより構成されている。通信部350がネットワークに接続されることで、他の装置や、外部ネットワークに接続されることとなる。
[1.2.4 端末装置]
図6は、端末装置40の機能構成の一例を示す図である。
制御部400は、端末装置40の全体を制御するための機能部である。制御部400は、記憶部410に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
また、制御部400は、記憶部410からプログラムを読み出して実行することにより、FAX処理部402として機能する。
FAX処理部402は、端末装置40が記憶部410に記憶されているアプリケーションを実行することにより実現する。アプリケーションは、端末装置40に予め記憶されていてもよいし外部からFAX送受信部260を介してダウンロードしてもよい。また、FAX処理部は、ネットワーク上で提供されるサービスであってもよい。FAX処理部402は、以下の処理を実行可能である。
(1)FAXの一覧表示処理
FAX処理部402は、画像形成装置20が受信したFAXを一覧表示することができる。FAX処理部402は、例えばFAXを受信した受信日時、送信元といった情報を表示する。また、FAXに関する情報として、例えばページ数、規格の種類といった異なる情報を表示してもよい。
また、FAX処理部402は、一覧表示にユーザの操作状態を表示してもよい。例えば、FAX処理部402は、FAXをダウンロードして表示する操作をした「既読」状態であるのかを一覧表示に表示してもよい。また、FAX処理部402は、FAXに対して返信する操作をした「返信」状態であるのかを一覧表示に表示してもよい。
また、FAX処理部402は、ユーザの操作状態として、自分の状態だけを表示してもよいし、他のユーザの操作状態と併せて表示してもよい。
ここで、他のユーザの操作状態を表示する場合には、FAX処理部402は、管理テーブル412を適宜更新する。例えば、FAX処理部402は、サーバ装置30と通信するタイミングや、所定時間毎に、サーバ装置30の管理テーブル312を参照し、管理テーブル412を更新してもよい。
また、端末装置40は、管理テーブル412を記憶してなくてもよい。この場合は、サーバ装置30の管理テーブル312や、表示装置10の管理テーブル112を直接参照すればよい。
(2)FAX確認処理
FAX処理部402は、ユーザにより一覧表示されたFAXの中から選択されたファクシミリデータを表示することができる。FAX処理部402は、ユーザにより表示するFAXが選択されると、サーバ装置30からファクシミリデータを取得する。
(3)FAX返信処理
FAX処理部402は、ユーザが行った返信操作に応じてFAXの返信処理を実行する。FAX処理部402は、例えば選択されたFAXに対して、ユーザにより返信する操作がなされると、返信用の画像データを生成する。そして、FAX処理部402は、返信用画像データを、FAX送信要求に含めてサーバ装置30に送信する。
記憶部410は、端末装置40の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部410は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部410は、管理テーブル412を記憶しており、FAXデータ記憶領域414、画像データ記憶領域418の領域を確保している。
表示部420は、画像や文字を表示するための機能部である。例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELパネル等により構成されている。表示部420は、単体の表示装置であってもよいし、更に外部に接続された表示装置を含むものであってもよい。
操作部430は、ユーザからの操作入力を受け付ける。例えば、操作部430は、ハードウェアキーやソフトウェアキーで構成される。
通信部450は、ネットワークと接続するための機能部である。例えば、有線LANや無線LAN、LTE網に接続可能なインタフェースにより構成されている。通信部450がネットワークに接続されることで、他の装置や、外部ネットワークに接続されることとなる。
[1.3 処理の流れ]
図7は、システム1の全体の流れを説明する為の図である。第1実施形態のシステム1は、画像形成装置20、表示装置10、サーバ装置30、端末装置40を有している。
まず、画像形成装置20は、FAX送受信部260を介して他の装置からファクシミリデータを受信する(S1002)。
続いて、表示装置10は、画像形成装置20からファクシミリデータを受信する(S1004)。具体的には、表示装置10の制御部100が、通信部150を介して画像形成装置20からファクシミリデータを受信する。又は、画像形成装置20の制御部200が、通信部150を介して表示装置10に送信する。すなわち、表示装置10がファクシミリデータを取得するためのトリガは、画像形成装置20からでも、表示装置10からでもよい。例えば、表示装置10は、他の装置に、一定間隔でポーリングを行い、他の装置に記憶されているファクシミリデータを取得したり、ポーリングしたタイミングで新たに記憶されているファクシミリデータを取得したりする。
また、表示装置10がファクシミリデータを取得するタイミングとしては、画像形成装置20がファクシミリを受信する都度であってもよいし、定期的に表示装置10からファクシミリデータを受信する処理を行ってもよい。
また、S1004において、表示装置10は、ファクシミリデータそのものを受信してもよいし、ファクシミリデータに関する情報のみを受信してもよい。すなわち、表示装置10(制御部100)は、少なくとも画像形成装置20においてファクシミリデータを受信した日時や関連する情報を取得できればよい。
つづいて、表示装置10は、受信FAX表示処理を実行する(S1006)。また、サーバ装置30は、画像形成装置20からファクシミリデータ(FAXデータ)を取得する(S1008)。
ここで、サーバ装置30がファクシミリデータを取得するタイミングとしては、画像形成装置20がファクシミリデータを受信したタイミングであってもよい。すなわち、画像形成装置20は、ファクシミリ通信を介してファクシミリデータを受信すると、受信したファクシミリデータをサーバ装置30に送信する。
また、サーバ装置30は、定期的に画像形成装置20に、ファクシミリデータを取得する処理を実行してもよい。例えば、サーバ装置30は、30秒毎や、1分毎に画像形成装置20に問合せを行ったり、FAXデータ記憶領域214に記憶されているファクシミリデータを読み出したりしてもよい。ここで、FAXデータ記憶領域214は、例えば共有フォルダ等により実現されてもよい。
また、サーバ装置30は、新しいファクシミリデータのみを取得してもよいし、記憶されているファクシミリデータを全て取得してもよいし、ユーザが受信していないファクシミリデータのみを取得してもよい。
つづいて、サーバ装置30は、ファクシミリデータを取得した場合には、端末装置40にFAX受信通知を行う(S1010)。端末装置40は、FAX受信通知をサーバ装置30から受信した場合に、FAX確認処理を実行する(S1012)。
このとき、まず端末装置40のFAX処理部402は、受信されたFAXを一覧表示する。そして、一覧表示された中のFAXから、FAXを確認する操作が行われる。これにより、端末装置40は、サーバ装置30からファクシミリデータが取得し、表示する。すなわち、ユーザによりファクシミリデータが確認されたことにより、端末装置40は、FAX確認通知をサーバ装置30に送信する(S1014)。また、FAX確認通知には、端末装置40に対応するユーザ情報が含まれてもよい。
サーバ装置30は、FAX確認通知を受信すると、画像形成装置20にFAX確認通知を送信する。なお、サーバ装置30は、併せて管理テーブル312を更新し、FAX確認操作が行ったユーザを、受信したユーザとして更新する。サーバ装置30は、端末装置40の識別情報(例えば、IPアドレスや端末名、アプリケーションのログイン情報等)に基づいて受信したユーザを特定してもよい。また、端末装置40は、FAX確認通知に含まれているユーザ情報に基づいてユーザを特定してもよい。
サーバ装置30は、画像形成装置20にFAX確認通知を送信する(S1016)。また、表示装置10は、画像形成装置20から、FAX確認通知を受信していることを取得する(S1018)。
これにより、表示装置10は、管理テーブル112を更新し、FAX確認操作を行ったユーザを、受信したユーザとして更新する。そして、表示装置10は、表示更新処理を実行する(S1020)。具体的には、FAX表示部102が、更新された管理テーブル112に基づいて一覧表示を更新する。
例えば、表示装置10は、端末装置40においてFAXの確認操作(例えば、FAXを表示する操作)を行ったユーザに基づいて、一覧表示を更新する。また、表示装置10は、端末装置40においてFAXの確認処理(例えば、FAXを表示する処理)を実行したユーザに基づいて、テロップ表示を行う。
また、ユーザによりFAXの返信操作が行われた場合、端末装置40はFAX返信処理を実行する(S1022)。FAX処理部402は、FAX返信処理を実行することで、返信用の画像データを生成する。そして、FAX処理部402は、生成した画像データをFAX送信要求に含めて送信する(S1024)。
サーバ装置30は、FAX送信要求を端末装置40から受信した場合、画像形成装置20にFAX送信要求を送信する(S1026)。なお、サーバ装置30は、管理テーブル112を併せて更新してもよい。例えば、FAX処理部402は、FAX返信操作を行ったユーザを、返信したユーザとして管理テーブル112を更新する。
FAX送信要求を受信した画像形成装置20は、FAX送信処理を実行する(S1028)。例えば、画像形成装置20は、FAX送信要求に含まれる画像データに基づいて、ファクシミリデータを生成する。そして、画像形成装置20は、生成したファクシミリデータを、送信元の画像形成装置にファクシミリ通信を介して送信する。
また、表示装置10は、FAXが返信された否かを画像形成装置20から取得する(S1030)。例えば、表示装置10は、画像形成装置20の送信ログを参照したり、送信したファクシミリデータを参照したりして取得する。また、画像形成装置20からサーバ装置30にその旨が通知されてもよい。
表示装置10は、FAXが返信されたことを取得すると、管理テーブル112を更新する。また、更新された表示装置10は、管理テーブル112を参照して表示更新処理を実行する(S1032)。具体的には、FAX表示部102が、更新された管理テーブル112に基づいて一覧表示を更新する。
例えば、表示装置10は、端末装置40においてFAXの返信操作を行ったユーザに基づいて、一覧表示を更新する。また、表示装置10は、端末装置40においてFAXの返信操作を行ったユーザに基づいて、テロップ表示を行う。
[1.4 動作例]
つづいて、動作例について図を参照して説明する。図8は、本実施形態における表示装置10における表示部120に表示される表示画面の一例である。
図8(a)は、表示装置10が画像形成装置20にいて受信されたファクシミリデータを一覧表示している表示画面W100の一例である。表示画面W100は、受信したファクシミリデータの送信元と、受信日時とを一覧表示している。また、領域R100は、返信の操作をしたユーザを表示している。また、領域R102は、端末装置40においてファクシミリデータを表示したユーザを表示している。
また、FAX表示部102は、既読の操作や、返信の操作があったFAXについて識別表示を行ってもよい。例えば、図8(a)の表示画面W100は、既読の操作や、返信の操作があったFAXについては網がけ表示としている。例えば、FAX表示部102は、網がけ表示以外にも例えば反転表示をしたり、色を変えて表示をしたりしてもよい。
図8(b)は、一覧表示で異なる表示態様を示す表示画面W105の一例である。FAX表示部102は、表示画面W105に示すように、受信日時や、送信元の情報を表示しているが、併せて操作をしたユーザについては、アイコンではなく名前を表示している。また、FAX表示部102は、既読の操作や返信の操作があったFAXについては、状況の欄にアイコン表示してもよい。
図9(a)は、FAX表示部102が表示した割込み表示画面W110の一例である。例えば、一覧表示とは異なる他のコンテンツが既に表示されている場合に、FAX表示部102は、領域R110のようにメッセージ表示を行ってもよい。
また、FAX表示部102が表示する内容は、図9(b)に示すように、設定画面W120で設定可能である。例えば、設定画面W120では、以下の内容が設定可能である。
(1)FAXに関するメッセージをテロップ表示するか否かの設定
例えば、表示すると設定されている場合、FAX表示部102は、現在表示しているコンテンツがあったとしても、コンテンツに重畳してFAXの受信を示すメッセージを表示する。なお、FAX表示部102は、FAXの受信があった旨だけでなく、例えばユーザによりFAXの確認操作がされた場合や、ユーザによりFAXに返信操作がされた場合を表示してもよい。
(2)一覧表示をスクロール表示するか否かの設定
例えば、FAX表示部102は、受信したFAXを一覧表示している場合、当該一覧表示をスクロール表示することができる。
(3)登録先以外を表示する設定
例えば、FAX表示部102は、受信したFAXを一覧表示するときに、アドレス帳に登録されている送信元以外は非表示とすることが設定できる。
(4)返信既読表示を設定
例えば、FAX表示部102は、返信や既読の表示について、どのような種類で表示するかを設定できる。例えば、FAX表示部102は、名前で表示するのか、アイコンで表示するのかを設定することができる。
つづいて、図10は、端末装置40における表示画面の一例を示す図である。図10(a)の表示画面W140は、領域R140に受信したFAXを一覧表示している。一覧表示には、受信日時と、送信元の情報を表示するとともに、操作した状態を表示している。例えば、「既読」の欄にアイコンが表示されている場合、ユーザにより確認の操作が行われたことを示している。したがって、例えば既読の欄が空欄のFAXを選択すると、端末装置40のFAX処理部402は、サーバ装置30からファクシミリデータをダウンロードし、表示する。
また、ユーザにより返信操作が行われると、FAX処理部402は返信する文章(画像)を生成する。図10(b)の表示画面W150は、ファクシミリデータに対する返信する文章が表示している画面である。ユーザにより返信用の文章(画像)が生成され、返信操作がされることで、FAX処理部402は、FAX送信要求をサーバ装置30や、画像形成装置20に対して行う。
このように、本実施形態によれば、ファクシミリデータに対して、ユーザが行った操作を容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、表示装置10において、受信リストとして一覧表示し、FAXの既読や、返信済といった操作状態を表示することが可能となる。また、既読や、返信済したユーザに関する情報も表示することから、FAXの受信状況と対応状況とを容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、端末装置40を利用してFAXの確認や、返信といった操作を行うことができる。これにより、利用者は、画像形成装置20がある場所でなくても、受信したFAXに対する操作を行うことができるようになる、
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。本実施形態は、システムに、記憶装置50を更に備えた構成について説明する。本実施形態は、第1実施形態に記憶装置50を加えた構成が異なっており、以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。すなわち、第1実施形態と共通の構成については説明を省略する。
[2.1 機能構成]
図11は、記憶装置50の機能構成を説明する図である。
制御部500は、記憶装置50の全体を制御するための機能部である。制御部500は、記憶部510に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば、CPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
また、制御部500は、記憶部510に記憶されたプログラムを読み出して実行することによりFAXデータ転送部502として機能する。
FAXデータ転送部502は、ファクシミリデータを送受信する。例えば、画像形成装置20が受信したファクシミリデータを、サーバ装置30に送信することができる。また、FAXデータ転送部502は、ファクシミリデータや、ファクシミリデータに関する情報を、表示装置10に送信することができる。
記憶部510は、記憶装置50の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部510は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部510には、管理テーブル512を記憶しており、FAXデータ記憶領域214を確保している。
通信部550は、ネットワークと接続するための機能部である。例えば、有線LANや無線LAN、LTE網に接続可能なインタフェースにより構成されている。通信部550がネットワークに接続されることで、他の装置や、外部ネットワークに接続されることとなる。
[2.2 処理の流れ]
本実施形態における処理の流れを、図12を参照して説明する。図12は、第1実施形態の図7を置き換えた図であり、共通の処理には共通の符号を付して説明を省略する。以下、図12において、主に図7と相違する部分を中心に説明する。
画像形成装置20は、FAX受信処理により受信したファクシミリデータを、記憶装置50に送信する(S1002→S1202)。記憶装置50は、受信したファクシミリデータをファクシミリデータ記憶領域514に記憶する。そして、表示装置10は、記憶装置50のファクシミリデータ記憶領域514からファクシミリデータを取得する。なお、表示装置10は、ファクシミリデータ自体を取得してもよいし、ファクシミリデータに関する情報を取得してもよい。また、表示装置10は、一定間隔でポーリングを行い、記憶装置50に記憶されているファクシミリデータを取得する。このとき、表示装置10は、ポーリングしたときに記憶装置50に記憶されているファクシミリデータをその都度取得してもよい。また、表示装置10は、記憶装置50に記憶されている新たなファクシミリデータを取得してもよい。
記憶装置50は、サーバ装置30にファクシミリデータを送信する(S1204)。ここで、記憶装置50がサーバ装置30にファクシミリデータを送信してもよいし、サーバ装置30が記憶装置50にファクシミリデータを読み出しにいってもよい。すなわち、サーバ装置30は、画像形成装置20が受信したファクシミリデータを取得できればよい。
また、端末装置40は、FAX確認処理を実行した後、FAX確認通知をサーバ装置30に送信してもよい(S1014)。サーバ装置30は、FAX確認通知を記憶装置50に送信する(S1206)。表示装置10は、FAX確認通知を取得することにより(S1208)、FAXを表示したユーザについて、S1006で表示した表示を更新する(S1020)。
また、端末装置40において、FAX返信処理が実行された場合(S1022)、画像形成装置20はFAX送信処理を実行する(S1028)。ここで、画像形成装置20は、FAXを送信後、ファクシミリデータを記憶装置50に送信する(S1210)。そして、表示装置10は、ユーザがFAXを返信したことを取得すると(S1212)、表示更新処理を実行する(S1032)。
ここで、FAX送信処理を実行後(S1028)、画像形成装置20はS1210においてファクシミリデータを送信してもよいし、ファクシミリデータを送信したことを示す情報を送信してもよい。
記憶装置50は、ファクシミリデータを受信したり、ファクシミリデータを送信したことを示す情報を受信したりすると、管理テーブル512を更新してもよい。この場合、表示装置10は、S1212において、管理テーブル512を参照することで、FAXを返信したことを示す情報を取得してもよい。
このように、本実施形態によれば、記憶装置50を介してファクシミリデータの送受信を行うことが可能となる。これにより、画像形成装置20とは、別にファクシミリデータを管理するシステムを提供することが可能となる。
[3.第3実施形態]
つづいて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態のシステムにおいて、スケジュール管理サービスを接続した場合の実施形態である。スケジュール管理サービスは、スケジュールサービスを構築するサーバ装置で実現してもよいし、クラウド等を利用して提供(例えば、ASP方式によりサービスを提供)してもよい。
表示装置10は、スケジュール管理サービスからユーザ毎のスケジュール情報を取得することができる。これにより、例えば、一覧表示に、ユーザ毎のスケジュールを合わせて表示することができる。
例えば、図13は、本実施形態における動作例であり、表示装置10が表示部120に表示した場合の表示画面W300の一例である。
表示装置10は、受信したファクシミリデータに基づく一覧表示を表示画面W300に行っている。このとき、表示画面W300において表示された一覧表示の一部には、各ユーザのスケジュールが表示されている。
例えば、ユーザPは「9:00−13:00」に出社していること、Qは「10:00−17:00」に出社していることを表示画面W300で示されている。またRは休みであることが表示されている。
なお、表示装置10は、スケジュール管理サービスで管理されている内容であれば表示することができる。例えば、表示装置10は、スケジュールとして、各ユーザの訪問先等を表示してもよい。
このように、本実施形態によれば、ユーザのスケジュールと、ファクシミリデータの操作状況を一つの画面で確認することが可能となる。したがって、例えば、ユーザがファクシミリデータを確認できる状態であるスケジュールであるにも関わらず、ファクシミリデータを確認していない場合には、他のユーザは当該ユーザに操作を促すといったことが可能となる。
[4.第4実施形態]
つづいて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態のシステムにおいて、FAX送信処理を画像形成装置20だけで実現しているが、外部のファクシミリ送信サービスを利用する実施形態である。
例えば、図7において、端末装置40はFAX送信要求をサーバ装置30に送信しているが、代わりにファクシミリ送信サービスに送信してもよい。
ファクシミリ送信サービスは、端末装置40から受信したFAX送信要求に基づいて、画像形成装置20にファクシミリ送信要求を送信してもよい。
そして、表示装置10は、S1030において、画像形成装置20からFAXを送信しているが、ファクシミリ送信サービスから取得してもよい。
このように、本実施形態によれば、ファクシミリ送信サービスを介することで、ファクシミリの送信を実現してもよい。例えば、インターネットファックスを利用する場合、画像形成装置20を介さなくても、FAX送信処理を実現することが可能となる。
[5.第5実施形態]
つづいて、第5実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のシステムのうち、最小限の装置構成で実現する実施形態である。すなわち、画像形成装置20、表示装置10、端末装置40を有していればよい。
すなわち、本実施形態では、画像形成装置20は、第1実施形態のサーバ装置30の機能を包含している。また、画像形成装置20は、第2実施形態の記憶装置50の機能を包含している。例えば、図5の制御部300に記載された構成(FAX管理部302、FAX送信部304、ユーザ管理306)を、画像形成装置20が備えている。また、記憶部310で記憶されている内容を、画像形成装置20が記憶している。
したがって、画像形成装置20は、FAX受信処理でファクシミリデータを受信すると、端末装置40にFAX受信通知を送信する(S1010)。また、端末装置40も、FAX確認通知を画像形成装置20に送信する(S1014)。
また、端末装置40は、FAX送信要求を画像形成装置20に行う(S1024)。このように、本実施形態によれば、画像形成装置20、表示装置10、端末装置40を有するだけで、第1実施形態と同一の効果を得ることが可能となる。
また、図15に示すように、表示装置10が、端末装置40にFAX受信通知を送信してもよい。すなわち、表示装置10は、画像形成装置20からFAXデータを取得すると(S1004)、FAX表示処理で一覧表示を行う(S1006)。そして、表示装置10が、端末装置40にFAX受信通知を行う(S1010a)。この場合、端末装置40から送信されるFAX確認通知を、表示装置10が受信する(S1014a)。
[6.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施の形態、適用例、動作例、変形例において開示した技術は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
また、上述した実施形態において、表示装置10又は端末装置40は、一覧表示をするとき、既読や返信の表示は、ユーザ毎に操作に対応する識別表示を行ってもよい。また、表示装置10又は端末装置40は、個別のユーザの操作、例えば自分自身の操作や、特定ユーザの操作に対応する識別表示を行ってもよい。また、表示装置10又は端末装置40は、復習のユーザをグループとして管理し、グループ内の誰かが操作を行ったに対応して識別表示を行ってもよい。また、表示装置又は端末装置40は、それらの識別表示を設定や操作に応じて切り替えてもよい。
図10(a)の表示画面W140は、端末装置40が一覧表示をしたときの表示画面である。このとき、端末装置40において、所定の操作(例えばスワイプ操作や、ダブルタップ操作等)が行われると、端末装置40は、図16の表示画面W400に切り替える。表示画面W400は、一覧表示に、操作内容と対応付けて操作を行ったユーザ名(識別情報)が表示されている。
また、表示装置10は、図8(a)の表示画面W100と、表示画面W105とを任意に切り替えることも可能である。また、表示画面W100の操作が行われたFAXを識別する網がけ表示を、図8(b)の状況を示すアイコン表示に切り替えることも可能である。
このように、上述した実施形態における表示装置10又は端末装置40が表示する一覧表示画面は柔軟に切り替えたり、組み合わせたりすることができる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 システム
10 表示装置
100 制御部
110 記憶部
120 表示部
150 通信部
20 画像形成装置
200 制御部
210 記憶部
220 表示部
230 操作部
240 画像入力部
250 通信部
260 FAX送受信部
30 サーバ装置
300 制御部
310 記憶部
350 通信部
40 端末装置
400 制御部
410 記憶部
420 表示部
430 操作部
450 通信部
50 記憶装置
500 制御部
510 記憶部
550 通信部

Claims (13)

  1. ファクシミリ機能を有する通信装置と、表示装置と、端末装置とを含む表示システムにおいて、
    前記通信装置を介してファクシミリデータを取得する取得手段と、
    前記受信したファクシミリデータに基づく情報を前記表示装置に表示する表示手段と、
    前記端末装置に、前記ファクシミリデータが受信されたことを通知する通知手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記端末装置において前記通知に対応する操作が行われた場合に、その旨を前記ファクシミリデータに関する情報として更に表示することを特徴とする表示システム。
  2. 前記端末装置における操作は、ファクシミリデータを表示する操作又はファクシミリデータに対して返信する操作であることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記表示手段は、その旨を前記ファクシミリデータに関する情報として更に表示する場合に、前記操作の内容に応じて異なる表示態様で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示システム。
  4. 前記通知には、前記ファクシミリデータに基づく画像が含まれており、
    前記端末装置は、前記通知を受信した場合には、前記画像を表示することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の表示システム。
  5. 前記端末装置において、前記ファクシミリデータに対する返信用のデータを生成する生成手段と、
    前記返信用のデータを、前記ファクシミリ機能により送信する送信手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の表示システム。
  6. ファクシミリ機能を有する通信装置と、記憶装置と、表示装置と、端末装置と、管理サーバとを含む表示システムであって、
    前記通信装置は、ファクシミリデータを受信した場合、当該ファクシミリデータを前記記憶装置に記憶し、
    前記表示装置は、前記記憶装置に記憶されているファクシミリデータに関する情報を表示し、
    前記管理サーバは、前記記憶装置にファクシミリデータが記憶されている場合には、前記端末装置に第1の通知を送信し、
    前記管理サーバは、前記端末装置から操作が行われたことを示す第2の通知を受信した場合には、前記記憶装置に記憶されているファクシミリデータに関する情報を更新する
    ことを特徴とする表示システム。
  7. 制御部と、表示部と、通信部とを備えた表示装置であって、
    前記制御部は、
    ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
    取得したファクシミリデータに基づく情報を表示し、
    前記ファクシミリデータを受信したことを示す第1の通知を、前記通信部を介して端末装置に送信し、
    前記端末装置において前記第1の通知に対応する操作が行われたことを示す第2の通知を、前記通信部を介して当該端末装置から受信し、
    前記取得したファクシミリデータに基づく情報として、前記第2の通知に基づく情報を更に表示する
    ことを特徴とする表示装置。
  8. 前記ファクシミリデータに基づく情報は、ファクシミリデータの送信元の情報と、受信日時とであることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記第2の通知は、前記端末装置においてファクシミリデータを表示する操作をしたことを示す通知であり、
    前記制御部は、
    前記端末装置において前記ファクシミリデータを表示したユーザの情報を取得し、
    前記ファクシミリデータに基づく情報と、当該ファクシミリデータを前記端末装置において表示したユーザの情報を併せて表示することを特徴とする請求項7又は8に記載の表示装置。
  10. 前記第2の通知は、前記端末装置においてファクシミリデータに返信する操作をしたことを示す通知であり、
    前記制御部は、
    前記端末装置において前記ファクシミリデータを返信したユーザの情報を取得し、
    前記ファクシミリデータに基づく情報と、当該ファクシミリデータを前記端末装置において返信する操作をしたユーザの情報を併せて表示することを特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載の表示装置。
  11. 制御部と、表示部と、通信部とを備えた表示装置であって、
    前記制御部は、
    ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
    前記取得したファクシミリデータを前記表示部に一覧表示し、
    前記通信部を介して、端末装置においてユーザにより前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作が行われたことを示す通知を当該端末装置から受信すると、前記一覧表示されているファクシミリデータに、当該ユーザを操作別に併せて表示する
    ことを特徴とする表示装置。
  12. 制御部と、表示部と、通信部とを備えた端末装置であって、
    前記制御部は、
    ファクシミリ機能を有する通信装置がファクシミリデータを受信したことを取得し、
    前記取得したファクシミリデータを前記表示部に一覧表示し、
    前記通信部を介して、前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作を行ったユーザを取得し、
    前記一覧表示されているファクシミリデータに、当該ユーザを操作別に併せて表示する
    ことを特徴とする端末装置。
  13. ファクシミリ機能を有する通信装置が受信したファクシミリデータを管理テーブルにて管理するデータ管理方法であって、
    通信装置がファクシミリデータを受信したときに、端末装置に受信したことを通知するステップと、
    前記端末装置において、ユーザにより前記ファクシミリデータを表示する操作又は前記ファクシミリデータに返信する操作が行われたことを取得するステップと、
    前記ファクシミリデータに、前記取得した操作及び当該操作を行ったユーザを対応付けて前記管理テーブルを更新するステップと、
    を含むデータ管理方法。
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