JP2021174329A - ネットワークシステムおよび情報処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】効率的に商品やサービスに関する広告を提供するための技術を提供するネットワークシステムおよび情報処理方法を提示する。【解決手段】ネットワークシステム１は、広告管理サービスを提供するためのサーバ１００と、サーバ１００と接続可能であって、ユーザ宅に配置される空気清浄機や洗濯機やエアコンや掃除機などの複数種類の電気機器２００と、広告を提供する店舗によって利用されるパーソナルコンピュータなどの店舗端末５００と、広告を受け取るユーザに利用されるスマートフォンなどのユーザ端末３００と、を含む。【選択図】図１

Description

本発明は、インターネットなどを利用してユーザに広告を提供するための技術に関する。

従来から、インターネットなどを利用してユーザに広告を提供するための技術が提案されている。たとえば、特開２０１０−２５７２７１号公報（特許文献１）には、特売情報からの献立レシピ提供システムが開示されている。特許文献１によると、日々発信される特売情報やレシピ情報を加工し格納する。これら情報と個人情報、店舗情報を段階的につき合わせることで、サービス利用者に最適な献立とレシピを煩わしい作業をすることなく提供する。

特開２００３−２４８７７６号公報（特許文献２）には、モバイルユーザ向け情報提供システム及び方法、並びにこの方法の実行プログラム及びこの方法の実行プログラムを記録した記録媒体が開示されている。特許文献２によると、地理的に近い複数店舗のエリアに情報配信するホットスポットを設置し、その周辺の利用者に近距離無線技術で、携帯情報端末を介してセンターからの配信用情報を提供する。購買履歴データベースは、利用者が携帯情報端末により決済した購買情報を蓄積し管理する。利用者モデル構築部は、蓄積された購買情報を基に各エリアでの利用者の購買嗜好を表現する利用者モデルを構築する。フィルタリング部は、配信用情報、利用者モデル、利用者の現在位置情報を基に配信用情報の優先度を算出し、優先度に基づいて配信用情報を選別する。選別された情報は、情報提示部により利用者に提示される。

特開２００３−１６８０４６号公報（特許文献３）には、献立作成支援方法が開示されている。特許文献３によると、本実施の形態に係る献立作成支援方法が動作するシステムは、インターネットプロバイダと、スーパー側端末（販売者端末）を有するスーパー事業者（販売事業者、スーパーマーケット事業者）と、利用者側端末とで概略構成され、インターネットプロバイダは、ホームページを開設できるサーバと、サーバに登録された献立情報と特売情報と好み情報とを有する。

特開２００４−１７８１６１号公報（特許文献４）には、レシピ提供方法およびシステムが開示されている。特許文献４によると、ある店舗（○○スーパー）の広告をＷｅｂ上で検索して表示させ、表示されている商品のうちから利用したい食材を選択する。すると、選択された食材を利用するレシピ情報を検索すると共に、そのレシピで利用される食材が最安値となる店舗名、価格を、広告の店舗（○○スーパー）と共に、広告の店舗以外の店舗（××八百屋）についても抽出する。

特開２０１９−０４５９８０号公報（特許文献５）には、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムが開示されている。特許文献５によると、情報処理装置において、在庫情報取得部は、食材の在庫に関する情報を在庫情報として取得する。献立推薦部は、在庫情報取得部により取得された前記在庫情報に基づいて、作成可能な複数日間の献立を推薦する。

特開２０１９−０４５９０２号公報（特許文献６）には、情報処理システム、方法、およびプログラムが開示されている。特許文献６によると、ユーザに対して食事のレシピを提案する情報処理システムであって、履歴情報を記録する食事履歴ＤＢと、食事履歴ＤＢに記録された履歴情報と所定の関係にある第１のメニューを特定するメニュー特定部と、前記第１のメニューの調理方法に係る第１のレシピを特定するレシピ特定部と、前記第１のレシピの内容に係る情報を取得して出力するレシピ出力部と、を有する。

特開２０１０−２５７２７１号公報 特開２００３−２４８７７６号公報 特開２００３−１６８０４６号公報 特開２００４−１７８１６１号公報 特開２０１９−０４５９８０号公報 特開２０１９−０４５９０２号公報

本発明の目的は、効率的に商品やサービスに関する広告を提供するための技術を提供することにある。

この発明のある態様に従うと、商品またはサービスの広告と、広告の出力先を指定するための情報と、を受け付ける店舗端末と、店舗端末からの広告と情報とを受け付けて、情報に対応する電気機器に広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステムが提供される。

以上のように、本発明によれば、効率的に商品やサービスに関する広告を提供するための技術が提供される。

第１の実施の形態にかかるネットワークシステム１の全体構成を示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる店舗端末５００の画面を示すイメージ図である。 第１の実施の形態にかかる店舗端末５００の構成を示すブロック図である。 第１の実施の形態にかかる店舗端末５００の処理手順を示すフローチャートである。 第１の実施の形態にかかるサーバ１００の構成を示すブロック図である。 第１の実施の形態にかかる店舗情報データ１２１を示す図である。 第１の実施の形態にかかる広告情報データ１２２を示す図である。 第１の実施の形態にかかるユーザ情報データ１２３を示す図である。 第１の実施の形態にかかる機器情報データ１２４を示す図である。 第１の実施の形態にかかるサーバ１００の処理手順を示すフローチャートである。 第１の実施の形態にかかる電気機器２００の構成を示すブロック図である。 第２の実施の形態にかかる店舗端末５００の第１の画面を示すイメージ図である。 第２の実施の形態にかかる店舗端末５００の第２の画面を示すイメージ図である。 第２の実施の形態にかかる対応関係データ１２５の処理手順を示すフローチャートである。 第３の実施の形態にかかるユーザ端末３００の画面を示すイメージ図である。 第３の実施の形態にかかるユーザ端末３００の構成を示すブロック図である。 第３の実施の形態にかかる対応関係データ１２７の処理手順を示すフローチャートである。 第３の実施の形態にかかるサーバ１００の処理手順を示すフローチャートである。 第４の実施の形態にかかるユーザ端末３００の画面を示すイメージ図である。 第４の実施の形態にかかる対応関係データ１２８を示す図である。 第４の実施の形態にかかるサーバ１００の処理手順を示すフローチャートである。

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
＜第１の実施の形態＞
＜ネットワークシステムの全体構成＞

まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム１の全体構成について説明する。図１を参照して、ネットワークシステム１は、主に、本実施の形態にかかる広告管理サービスを提供するためのサーバ１００と、当該サーバ１００と接続可能であって、ユーザ宅に配置される空気清浄機や洗濯機やエアコンや掃除機などの複数種類の電気機器２００と、広告を提供する店舗によって利用されるパーソナルコンピュータなどの店舗端末５００と、広告を受け取るユーザに利用されるスマートフォンなどのユーザ端末３００と、を含むものである。

電気機器に関しては、空気清浄機や洗濯機やエアコンや掃除機には、限られず、冷蔵庫、加湿器、除湿器、自動調理鍋、電子レンジ、炊飯器、照明などの家電、パーソナルコンピュータ、ハードディスクレコーダ、プロジェクタ、音楽プレーヤー、ゲーム機、テレビ、スピーカなどのＡＶ（オーディオ・ビジュアル）機器、太陽光発電システム、蓄電池システム、給湯システムや、温水洗浄便座などのＨＥＭＳ設備、組み込み照明、インターホン、電気錠、給湯器、温水洗浄便座コントローラなどの住宅設備、などであってもよい。以下では、これらの機器を総称して電気機器２００という。

ユーザ端末に関してもスマートフォンには限られず、タブレットや、パーソナルコンピュータや、スピーカなどであってもよく、以下では、これらの機器を総称して、ユーザ端末３００という。

店舗端末に関してもパーソナルコンピュータには限られず、スマートフォンや、タブレットや、スピーカなどであってもよく、以下では、これらの機器を総称して、店舗端末５００という。
＜ネットワークシステムの全体構成＞

そして、本実施の形態にかかるネットワークシステム１では、店舗の担当者が、サーバ１００に広告を登録する。特に、本実施の形態においては、図２に示すように、店舗端末５００は、広告の内容と、当該広告を出力すべき電気機器２００の種類と、当該広告を出力すべき有効期限の入力を受け付ける。このような指示を受けて、サーバ１００は、店舗の広告を、店舗の所望する機器から音声出力させたり表示させたりする。

たとえば、店舗は、営業戦略に合わせて、洗濯用洗剤の広告を洗濯機に出力させたり、シャンプーやリンスの広告をキッチンにいる女性に届けるために冷蔵庫から出力させたり、あるいは、シャンプーやリンスの広告を風呂場の近くの脱衣所にいる人に届けるために洗濯機に出力させたり、エアコンの清掃の広告をエアコンから出力させたり、フローリングワックスのサービスの広告をリビングにいる人に届けるためにエアコンやテレビから出力させたりすることができる。

以下では、このような機能を実現するための、本実施の形態にかかるネットワークシステム１を構成する各装置の構成や機能について説明する。
＜店舗端末５００の構成＞

次に、図３を参照して、ネットワークシステム１を構成する店舗端末５００の構成の一態様について説明する。店舗端末５００は、スマートフォンやタブレットやパーソナルコンピュータやウェアラブル端末などによって実現される。本実施の形態にかかる店舗端末５００は、主たる構成要素として、ＣＰＵ５１０と、メモリ５２０と、ディスプレイ５３０と、操作部５４０と、通信インターフェイス５６０と、スピーカ５７０と、マイク５８０などを含む。

ＣＰＵ５１０は、メモリ５２０に記憶されているプログラムを実行することによって、店舗端末５００の各部を制御する。

メモリ５２０は、各種のＲＡＭや、各種のＲＯＭなどによって実現される。メモリ５２０は、各種サービスのためのアプリケーションプログラムや、ＣＰＵ５１０によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ１００から受信したデータ、操作部５４０を介して入力されたデータ、店舗端末５００のユーザを特定するための識別情報やパスワードなどを記憶する。

ディスプレイ５３０は、ＣＰＵ５１０からのデータに基づいて、画像やテキストを表示する。操作部５４０は、ポインティングデバイスやスイッチなどから構成され、ユーザからの各種の命令をＣＰＵ５１０に入力する。なお、ユーザ端末は、ディスプレイ５３０と操作部５４０とを含むタッチパネル５５０を有してもよい。

通信インターフェイス５６０は、インターネットやキャリア網やルータ４００などを介して、サーバ１００や電気機器２００などの他の装置との間でデータを送受信する。たとえば、ＣＰＵ５１０は、各種アプリケーションプログラムに従って、通信インターフェイス５６０を介してサーバ１００と、ユーザに関する各種の情報をやりとりする。ＣＰＵ５１０は、当該各種の情報を、他のアプリケーションプログラムに提供することによって各種のサービスを受けることができる。

スピーカ５７０は、ＣＰＵ５１０からの音声データに基づいて音声メッセージなどを出力する。マイク５８０は、ユーザの声などを取得して音声データをＣＰＵ５１０に入力する。
＜店舗端末５００の情報処理＞

次に、図４を参照して、店舗端末５００における情報処理について説明する。本実施の形態にかかる店舗端末のＣＰＵ５１０は、メモリ５２０のプログラムに従って、以下の処理を実行する。

まず、ＣＰＵ５１０は、操作部５４０を介して、店舗の担当者から広告の内容を受け付ける（ステップＳ１０２）。広告の内容は、商品内容やサービス内容や、個数や、価格や、割引率や、割引期間や、特売情報などを含む。

ＣＰＵ５１０は、操作部５４０を介して、店舗の担当者から広告を出力して欲しい機器の種類を受け付ける（ステップＳ１０４）。

ＣＰＵ５１０は、操作部５４０を介して、広告を出力すべき期限を受け付ける（ステップＳ１０６）。

ＣＰＵ５１０は、受け付けた上記の情報を、通信インターフェイス５６０を介して、サーバ１００に送信する（ステップＳ１０８）。
＜サーバ１００の構成＞

まず、本実施の形態にかかるネットワークシステム１を構成するサーバ１００の構成の一態様について説明する。図５を参照して、サーバ１００は、主たる構成要素として、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１１０と、メモリ１２０と、操作部１４０と、通信インターフェイス１６０とを含む。

ＣＰＵ１１０は、メモリ１２０に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ１００の各部を制御する。たとえば、ＣＰＵ１１０は、メモリ１２０に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。

メモリ１２０は、各種のＲＡＭ（Random Access Memory）、各種のＲＯＭ（Read‐Only Memory）などによって実現され、サーバ１００に内包されているものであってもよいし、サーバ１００の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ１００からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ１２０は、ＣＰＵ１１０によって実行されるプログラムや、ＣＰＵ１１０によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかるサービスに利用されるデータベースなどを記憶する。

たとえば、メモリ１２０は、図６に示すような、店舗情報データ１２１を記憶する。店舗情報データ１２１は、店舗毎に、店舗の識別情報と、店舗の名称と、住所と、郵便番号などを格納する。

また、メモリ１２０は、図７に示すような、広告情報データ１２２を記憶する。広告情報データ１２２は、登録された広告毎に、広告の識別情報と、広告を出した店の識別情報と、広告の内容と、広告を出力すべき機器の種類と、広告を出力すべき期限などを格納する。

また、メモリ１２０は、図８に示すような、ユーザ情報データ１２３を記憶する。ユーザ情報データ１２３は、ユーザ毎に、ユーザＩＤと、ユーザ名と、家族ＩＤと、メールアドレスと、住所と、郵便番号と、ユーザが加入している各種のサービスの情報などを格納する。

また、メモリ１２０は、図９に示すような、機器情報データ１２４を記憶する。機器情報データ１２４は、電気機器毎に、機器ＩＤと、機器の種類と、所有者のユーザＩＤと、広告毎の広告の内容や広告の期限などを格納する。

図５に戻って、操作部１４０は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をＣＰＵ１１０に入力する。

通信インターフェイス１６０は、ＣＰＵ１１０からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、電気機器２００やユーザ端末３００や店舗端末５００などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス１６０は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、ＣＰＵ１１０に受け渡す。
＜サーバ１００の情報処理＞

次に、図１０を参照して、サーバ１００における情報処理について説明する。本実施の形態にかかるサーバ１００のＣＰＵ１１０は、メモリ１２０のプログラムに従って、以下の処理を実行する。

まず、ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して店舗端末５００から広告の要請を受信する（ステップＳ１５２）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、店舗の識別情報を読み出して、広告情報データ１２２に新たな広告ＩＤと、店舗ＩＤとを登録する（ステップＳ１５４）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告内容を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ１５６）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告を出力すべき機器の種類を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ１５８）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告を出力すべき期間を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ１６０）。

ＣＰＵ１１０は、店舗情報データ１２１とユーザ情報データ１２３を参照して、店舗の住所から所定の範囲内に住所があるユーザを特定して、機器情報データ１２４を参照して、当該ユーザの広告を出力すべき電気機器２００を特定する（ステップＳ１６２）。なお、ここでの電気機器２００は、スマートフォンなどのユーザ端末３００が含まれるものであってもよい。

ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して、特定した電気機器２００に、広告の内容と、広告を出力すべき期限とを送信する（ステップＳ１６４）。

なお、ＣＰＵ１１０は、電気機器２００に対して複数種類の広告を提供する際には、ユーザが予め広告の出力を許可しているフォロー店舗の広告であるか否か、ユーザの買い物メモに入っている商品やサービスの広告であるか否か、ユーザの嗜好にマッチする商品やサービスの広告であるか否かなどに基づいて、優先順位を決めてから、当該優先順位が高い商品やサービスの広告を優先的に電気機器２００に提供することが好ましい。
＜電気機器２００の構成＞

次に、図１１を参照して、ネットワークシステム１を構成する電気機器２００の構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかる電気機器２００は、主たる構成要素として、ＣＰＵ２１０と、メモリ２２０と、ディスプレイ２３０、操作部２４０と、通信インターフェイス２６０と、スピーカ２７０と、センサ２８０と、機器駆動部２９０とを含む。

ＣＰＵ２１０は、メモリ２２０あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、電気機器２００の各部を制御する。

メモリ２２０は、各種のＲＡＭ、各種のＲＯＭなどによって実現されて、ＣＰＵ２１０によって実行されるプログラムや、ＣＰＵ２１０によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部２４０を介して入力されたデータ、リモコンから受信したデータ、ルータ４００やインターネットを介してサーバ１００から受信したデータ、電気機器２００に対応するサーバのアドレスなど各種サービスを利用するために必要な情報などを記憶する。

ディスプレイ２３０は、ＣＰＵ２１０からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。なお、ディスプレイ２３０は、単にＬＥＤライトなどであってもよい。

操作部２４０は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をＣＰＵ２１０に入力する。なお、ディスプレイ２３０と操作部２４０とは、タッチパネル２５０を構成してもよい。

通信インターフェイス２６０は、無線通信を行うためのアンテナや、有線通信を行うためのコネクタなどによって実現される。ＣＰＵ２１０は、通信インターフェイス２６０を利用することによって、ルータ４００やインターネットなどを介して、サーバ１００や他の電気機器２００やユーザ端末３００や店舗端末５００と各種のデータをやり取りする。

スピーカ２７０は、ＣＰＵ２１０からの音声データに基づいて音声メッセージなどを出力する。

各種のセンサ２８０は、人感センサであったり、温度センサであったり、音感センサであったり、扉開閉センサであったりする。センサ２８０は、各種のパラメータを測定して、測定結果をＣＰＵ２１０に入力する。

機器駆動部２９０は、ＣＰＵ２１０からの信号に基づいて、電気機器２００の各部（モータやヒータやセンサやアンテナなど）を制御する。機器駆動部２９０は、たとえば、テレビに関しては受信アンテナやチューナであったり、冷蔵庫に関しては圧縮機やファンやダンパであったり、電子レンジに関しては加熱調理のためのアンテナや回転テーブルであったり、エアコンに関しては圧縮機やファンや風向き変更機構やイオン発生装置であったりする。

そして、たとえば、ＣＰＵ２１０は、通信インターフェイス２６０を介して、動作状態や環境情報をサーバ１００に送信したり、遠隔制御命令をサーバ１００から受信したりする。特に本実施の形態においては、ＣＰＵ２１０は、通信インターフェイス２６０を介して、サーバ１００から、広告の内容や広告を出力すべき期限などを受信する。そして、ＣＰＵ２１０は、センサ２８０を介して、人が近くにいることを検知した際や、機器が使用された際などに、出力期限前の広告をスピーカ２７０から音声出力したり、ディスプレイ２３０に表示させたりする。
＜第２の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、店舗の担当者が店舗端末５００に、広告の内容と、広告を出力すべき機器の種類とを入力するものであった。しかしながら、店舗の担当者が店舗端末５００に、広告の内容と、広告の対象の商品やサービスのカテゴリーとを入力するものであってもよい。この場合は、サーバ１００が、カテゴリーに対応する、広告を出力すべき機器の種類を特定するものである。

たとえば、本実施の形態においては、図１２に示すように、予め、店舗の担当者は、店舗端末５００を利用して、サービスに登録する際などに、カテゴリーと、広告を出力すべき機器の種類と、の対応関係をサーバ１００に登録しておく。そして、実際に広告を出す際には、図１３に示すように、店舗端末５００は、広告の内容と、当該広告の商品やサービスのカテゴリーと、当該広告を出力すべき有効期限の入力を受け付ける。このような指示を受けて、サーバ１００は、店舗の広告を、店舗に指定されたカテゴリーに対応する機器から音声出力させたり表示させたりする。

具体的には、本実施の形態においては、図４のステップＳ１０４では、店舗端末５００のＣＰＵ５１０は、操作部５４０を介して、店舗の担当者から、広告に関連するカテゴリーの指定を受け付ける。

そして、本実施の形態においては、サーバ１００のメモリ１２０は、図１４に示すような、対応関係データ１２５を記憶する。対応関係データ１２５は、店舗に指定される対応関係毎に、対応関係の識別情報と、店舗の識別情報と、指定されたカテゴリーと、指定された広告出力機器の種類と、を格納する。

なお、広告情報データ１２２に関しては、登録される広告毎に、店舗に指定されたカテゴリーを格納してもよいし、カテゴリーに対応する機器の種類を格納してもよい。

そして、本実施の形態においては、図１０のステップＳ１５８において、サーバ１００のＣＰＵ１１０は、受信したデータから、指定されたカテゴリーを読み出して広告情報データ１２２に格納したり、あるいは、対応関係データ１２５を参照することによって指定されたカテゴリーに対応する機器の種類を広告情報データ１２２に格納したりする。そして、ステップＳ１６２において、ＣＰＵ１１０は、店舗情報データ１２１とユーザ情報データ１２３を参照して、店舗の住所から所定の範囲内に住所があるユーザを特定して、カテゴリーに対応する機器の種類に基づいて、機器情報データ１２４を参照して、当該ユーザ宅における広告を出力すべき電気機器２００を特定する
＜第３の実施の形態＞

上記の実施の形態においては、店舗側が広告を出力すべき機器を指定するものであった。しかしながら、広告を受けるユーザ側が広告を出力すべき機器を指定してもよい。

たとえば、本実施の形態においては、図１５に示すように、広告を受ける候補としてのユーザは、ユーザ端末３００に、自宅から所定の範囲内にある店舗のうちの、広告の提供を所望する店舗を指定したり、当該店舗からの広告を出力すべき機器を指定したりするものである。このような指示を受けて、サーバ１００は、店舗から受けた広告を、ユーザ毎の店舗に対応する機器から音声出力させたり表示させたりする。

たとえば、ある女性ユーザは、店舗Ａからの広告を冷蔵庫に出力させたり、店舗Ｂからの広告は受けずに、店舗Ｃからの広告を洗濯機から出力させたりする。そして、ある男性ユーザは、店舗Ａからの広告は受けずに、店舗Ｂからの広告をエアコンから出力させたり、店舗Ｃからの広告を自走式掃除機から出力させたりする。ユーザによって利用する店舗が異なるし、ユーザによって店舗で購入する商品やサービスが異なるし、ユーザによって使用頻度が高い電気機器が異なるためである。

以下、本実施の形態にかかる構成を具体的に説明する。まず、図１６を参照して、ネットワークシステム１を構成するユーザ端末３００の構成の一態様について説明する。ユーザ端末３００は、スマートフォンやタブレットやパーソナルコンピュータやウェアラブル端末などによって実現される。本実施の形態にかかるユーザ端末３００は、主たる構成要素として、ＣＰＵ３１０と、メモリ３２０と、ディスプレイ３３０と、操作部３４０と、通信インターフェイス３６０と、スピーカ３７０と、マイク３８０などを含む。

ＣＰＵ３１０は、メモリ３２０に記憶されているプログラムを実行することによって、ユーザ端末３００の各部を制御する。

メモリ３２０は、各種のＲＡＭや、各種のＲＯＭなどによって実現される。メモリ３２０は、各種サービスのためのアプリケーションプログラムや、ＣＰＵ３１０によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ１００から受信したデータ、操作部３４０を介して入力されたデータ、ユーザ端末３００のユーザを特定するための情報などを記憶する。

ディスプレイ３３０は、ＣＰＵ３１０からのデータに基づいて、画像やテキストを表示する。操作部３４０は、ポインティングデバイスやスイッチなどから構成され、ユーザからの各種の命令をＣＰＵ３１０に入力する。なお、ユーザ端末は、ディスプレイ３３０と操作部３４０とを含むタッチパネル３５０を有してもよい。

通信インターフェイス３６０は、インターネットやキャリア網やルータ４００などを介して、サーバ１００や電気機器２００などの他の装置との間でデータを送受信する。たとえば、ＣＰＵ３１０は、各種アプリケーションプログラムに従って、通信インターフェイス３６０を介してサーバ１００と、ユーザに関する各種の情報をやりとりする。ＣＰＵ３１０は、当該各種の情報を、他のアプリケーションプログラムに提供することによって各種のサービスを受けることができる。

スピーカ３７０は、ＣＰＵ３１０からの音声データに基づいて音声メッセージなどを出力する。マイク３８０は、ユーザの声などを取得して音声データをＣＰＵ３１０に入力する。

たとえば、ＣＰＵ３１０は、通信インターフェイス３６０を介してサーバ１００から、ユーザの自宅から所定の範囲内の複数の店舗の情報を取得して、図１５に示すように、店舗を選択可能に表示させる。ＣＰＵ３１０は、操作部３４０を介して、広告を受け付ける店舗の選択命令や、店舗毎の、広告を出力すべき機器の種類の指定を受け付ける。ＣＰＵ３１０は、通信インターフェイス３６０を介してサーバ１００に、店舗の選択命令や、店舗毎の、広告を出力すべき機器の種類の指定を登録する。

本実施の形態においては、サーバ１００のメモリ１２０は、図１７に示すような、対応関係データ１２７を記憶する。対応関係データ１２７は、店舗に指定される対応関係毎に、対応関係の識別情報と、ユーザの識別情報と、店舗の識別情報と、指定された機器の種類と、を格納する。サーバ１００のＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介してユーザ端末３００からの店舗の選択命令や、店舗毎の、広告を出力すべき機器の種類の指定を受信すると、それらを対応関係データ１２７に登録する。

そして、本実施の形態においては、サーバ１００のＣＰＵ１１０は、メモリ１２０のプログラムに従って、図１８に示す処理を実行する。

まず、ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して店舗端末５００から広告の要請を受信する（ステップＳ２５２）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、店舗の識別情報を読み出して、広告情報データ１２２に新たな広告ＩＤを登録する（ステップＳ２５４）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告内容を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ２５６）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告を出力すべき期間を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ２６０）。

ＣＰＵ１１０は、店舗情報データ１２１とユーザ情報データ１２３を参照して、店舗の住所から所定の範囲内に住所があるユーザを抽出する（ステップＳ２６２）。

ＣＰＵ１１０は、抽出されたユーザに関して、対応関係データ１２７を参照して、今回対象となっている店舗との対応関係が登録されているユーザを特定する（ステップＳ２６４）。

ＣＰＵ１１０は、特定されたユーザ毎に、機器情報データ１２４を参照して、広告を出力すべき電気機器２００を特定する（ステップＳ２６６）。なお、ここでの電気機器２００は、スマートフォンなどのユーザ端末３００が含まれるものであってもよい。

ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して、ユーザ毎に特定した電気機器２００に、広告の内容と、広告を出力すべき期限とを送信する（ステップＳ２６８）。

なお、本実施の形態においては、店舗による広告の登録に関しては、特に限定するものではない。
＜第４の実施の形態＞

あるいは、図１９に示すように、広告を受ける候補としてのユーザは、ユーザ端末３００に、広告の商品やサービスのカテゴリー毎に、広告を出力すべき機器を指定してもよい。なお、広告の提供を所望する店舗をユーザが指定していてもよいし、指定しない形態であってもよい。このような指示を受けて、サーバ１００は、店舗から受けた広告を、ユーザ毎に、カテゴリーに対応する機器から音声出力させたり表示させたりする。

たとえば、ある女性ユーザは、キッチンに居ることが多いので、シャンプーやリンスなどのほとんどの広告を冷蔵庫に出力させる。そして、ある男性ユーザは、リビングにいることが多いので、家電製品の広告やメンテナンスの広告をエアコンや自動式掃除機から出力させる。ユーザによって購入頻度が高い商品や使用頻度が高い電気機器が異なるためである。

より詳細には、本実施の形態においては、図１９に示すように、ＣＰＵ３１０は、操作部３４０を介して、広告のカテゴリー毎の、広告を出力すべき機器の種類の指定を受け付ける。ＣＰＵ３１０は、通信インターフェイス３６０を介してサーバ１００に、広告のカテゴリー毎の、広告を出力すべき機器の種類の指定を登録する。

そして、サーバ１００のメモリ１２０は、図２０に示すような、対応関係データ１２８を記憶する。対応関係データ１２８は、対応関係毎に、対応関係の識別情報と、ユーザの識別情報と、カテゴリーと、指定された機器の種類と、を格納する。サーバ１００のＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介してユーザ端末３００からのカテゴリーと、広告を出力すべき機器の種類と、の指定を受信すると、それらを対応関係データ１２８に登録する。

そして、本実施の形態においては、サーバ１００のＣＰＵ１１０は、メモリ１２０のプログラムに従って、図２１に示す処理を実行する。

まず、ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して店舗端末５００から広告の要請を受信する（ステップＳ３５２）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、店舗の識別情報を読み出して、広告情報データ１２２に新たな広告ＩＤを登録する（ステップＳ３５４）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告内容を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ３５６）。

ここで、ＣＰＵ１１０は、広告の商品やサービスに対応するカテゴリーを特定する（ステップＳ３５８）。

ＣＰＵ１１０は、受信したデータから、広告を出力すべき期間を読み出して、広告情報データ１２２に格納する（ステップＳ３６０）。

ＣＰＵ１１０は、店舗情報データ１２１とユーザ情報データ１２３を参照して、店舗の住所から所定の範囲内に住所があるユーザを抽出する（ステップＳ３６２）。

ＣＰＵ１１０は、抽出されたユーザ毎に、対応関係データ１２８を参照して、カテゴリーに対応する機器の種類を特定する（ステップＳ３６４）。

ＣＰＵ１１０は、抽出されたユーザ毎に、機器情報データ１２４を参照して、広告を出力すべき電気機器２００を特定する（ステップＳ３６６）。なお、ここでの電気機器２００は、スマートフォンなどのユーザ端末３００が含まれるものであってもよい。

ＣＰＵ１１０は、通信インターフェイス１６０を介して、ユーザ毎に特定した電気機器２００に、広告の内容と、広告を出力すべき期限とを送信する（ステップＳ３６８）。

なお、本実施の形態においては、店舗による広告の登録に関しては、特に限定するものではない。
＜第５の実施の形態＞

上記の実施の形態のネットワークシステム１の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ１００や電気機器２００やユーザ端末３００や店舗端末５００の各々の役割の一部または全部を別の装置が担ったり、それらの装置の１つ１つの役割の一部または全部を複数の装置で分担したりしてもよい。

より詳細には、サーバ１００が、１つの装置で実現されてもよいし、クラウド上の複数の装置によって実現されてもよい。

あるいは、ユーザ端末３００や店舗端末５００が、サーバ１００や電気機器２００の処理の一部の役割を担ったりしてもよい。たとえば、ユーザ端末３００や店舗端末５００が、本サービス専用のアプリケーションプログラムや汎用のアプリケーションプログラムに基づいて、サーバ１００や電気機器２００の処理の一部の役割を担うことが可能である。
＜まとめ＞

上記の実施の形態においては、商品またはサービスの広告と、広告の出力先を指定するための情報と、を受け付ける店舗端末と、店舗端末からの広告と情報とを受け付けて、情報に対応する電気機器に広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステムが提供される。

好ましくは、情報は、当該広告を出力すべき機器の種類を含む。サーバは、機器の種類に該当する電気機器を抽出して広告を出力させる。

好ましくは、情報は、広告のカテゴリーの指定を含む。サーバは、カテゴリーと機器の種類との対応関係を記憶し、カテゴリーに対応する機器の種類に該当する電気機器を抽出して広告を出力させる。

上記の実施の形態においては、サーバにおける情報処理方法が提供される。情報処理方法は、商品またはサービスの広告と、広告の出力先を指定するための情報と、を店舗端末から取得するステップと、情報に対応する電気機器に広告を出力させるステップと、を備える。

上記の実施の形態においては、店舗と、店舗の広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係を受け付けるユーザ端末と、店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、店舗に対応する電気機器を特定して広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステムが提供される。

上記の実施の形態においては、商品またはサービスのカテゴリーと、広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係を受け付けるユーザ端末と、店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、広告の商品またはサービスのカテゴリーに対応する電気機器を特定して広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステムが提供される。

好ましくは、サーバは、店舗の住所または郵便番号と、ユーザの住所または郵便番号に基づいて、ユーザ端末に広告を提供する複数の店舗の候補を送信する。ユーザ端末は、複数の店舗の候補の中から広告を受け付ける店舗を選択する命令をユーザから受け付ける。

上記の実施の形態においては、サーバにおける情報処理方法が提供される。情報処理方法は、店舗と、店舗の広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係をユーザ端末から受け付けるステップと、店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、店舗に対応する電気機器を特定して広告を出力させるステップと、を備える。

上記の実施の形態においては、サーバにおける情報処理方法が提供される。情報処理方法は、商品またはサービスのカテゴリーと、広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係をユーザ端末から受け付けるステップと、店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、広告の商品またはサービスのカテゴリーに対応する電気機器を特定して広告を出力させるステップと、を備える。

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

１ ：ネットワークシステム
１００ ：サーバ
１１０ ：ＣＰＵ
１２０ ：メモリ
１２１ ：店舗情報データ
１２２ ：広告情報データ
１２３ ：ユーザ情報データ
１２４ ：機器情報データ
１２５ ：対応関係データ
１２７ ：対応関係データ
１２８ ：対応関係データ
１４０ ：操作部
１６０ ：通信インターフェイス
２００ ：電気機器
２１０ ：ＣＰＵ
２２０ ：メモリ
２３０ ：ディスプレイ
２４０ ：操作部
２５０ ：タッチパネル
２６０ ：通信インターフェイス
２７０ ：スピーカ
２８０ ：センサ
２９０ ：機器駆動部
３００ ：ユーザ端末
３１０ ：ＣＰＵ
３２０ ：メモリ
３３０ ：ディスプレイ
３４０ ：操作部
３５０ ：タッチパネル
３６０ ：通信インターフェイス
３７０ ：スピーカ
３８０ ：マイク
４００ ：ルータ
５００ ：店舗端末
５１０ ：ＣＰＵ
５２０ ：メモリ
５３０ ：ディスプレイ
５４０ ：操作部
５５０ ：タッチパネル
５６０ ：通信インターフェイス
５７０ ：スピーカ
５８０ ：マイク

Claims (9)

1. 商品またはサービスの広告と、前記広告の出力先を指定するための情報と、を受け付ける店舗端末と、
   前記店舗端末からの前記広告と前記情報とを受け付けて、前記情報に対応する電気機器に前記広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステム。
2. 前記情報は、当該広告を出力すべき機器の種類を含み、
   前記サーバは、前記機器の種類に該当する電気機器を抽出して前記広告を出力させる、請求項１に記載のネットワークシステム。
3. 前記情報は、前記広告のカテゴリーの指定を含み、
   前記サーバは、カテゴリーと機器の種類との対応関係を記憶し、前記カテゴリーに対応する機器の種類に該当する電気機器を抽出して前記広告を出力させる、請求項１に記載のネットワークシステム。
4. サーバにおける情報処理方法であって、
   商品またはサービスの広告と、前記広告の出力先を指定するための情報と、を店舗端末から取得するステップと、
   前記情報に対応する電気機器に前記広告を出力させるステップと、を備える、情報処理方法。
5. 店舗と、前記店舗の広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係を受け付けるユーザ端末と、
   前記店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、前記ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、前記店舗に対応する電気機器を特定して前記広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステム。
6. 商品またはサービスのカテゴリーと、広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係を受け付けるユーザ端末と、
   前記店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、前記ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、前記広告の商品またはサービスのカテゴリーに対応する電気機器を特定して前記広告を出力させるサーバと、を備える、ネットワークシステム。
7. 前記サーバは、前記ユーザから入力された前記ユーザの住所または郵便番号に基づいて、前記ユーザ端末に広告を提供する店舗の候補として、前記ユーザの住所または郵便番号から所定の範囲内の住所または郵便番号を有する店舗を抽出して送信し、
   前記ユーザ端末は、前記店舗の候補の中から広告を受ける店舗を選択する命令をユーザから受け付ける、請求項５または６に記載のネットワークシステム。
8. サーバにおける情報処理方法であって、
   店舗と、前記店舗の広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係をユーザ端末から受け付けるステップと、
   前記店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、前記ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、前記店舗に対応する電気機器を特定して前記広告を出力させるステップと、を備える、情報処理方法。
9. サーバにおける情報処理方法であって、
   商品またはサービスのカテゴリーと、広告を出力すべき機器を指定するための情報と、の対応関係をユーザ端末から受け付けるステップと、
   前記店舗から受け付けた広告に関して、ユーザ毎に、前記ユーザ端末から受け付けた対応関係に基づいて、前記広告の商品またはサービスのカテゴリーに対応する電気機器を特定して前記広告を出力させるステップと、を備える、情報処理方法。

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