JP2021173368A - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリンガと内方部材との間の密封性を高めることができる転がり軸受装置を提供する。【解決手段】転がり軸受装置1は、内輪8と外輪2との間の環状空間Rを、車両インナ側において密封する密封装置18を備える。密封装置18は、スリンガ26の円板部26bの側面26b2に設けられた弾性部材30を有する。弾性部材30の内周面32には、自由状態において、スリンガ26の内周面26a2よりも径方向内方へ突出し、全周に亘って内輪8の外周面8bに締め代を有して接触する凸部36が設けられ、凸部36は、凸部36の最小内径部36aから軸方向他方側へ向かって漸次拡径する他方側拡径部36bを有し、他方側拡径部36bは、凸曲面である。【選択図】図3

Description

本発明は、転がり軸受装置に関する。
自動車等の車輪を回転自在に支持するハブユニットとして用いられる転がり軸受装置には、内輪と外輪との間の転動体が配設されている環状空間に外部から泥水などが浸入するのを防ぐために、当該環状空間の軸方向両端部に密封装置が装着されている。
図6は、ハブユニットとして用いられる転がり軸受装置の車両インナ側に取り付けられた従来の密封装置の一例を示す断面図である。図6中、転がり軸受装置に取り付けられた密封装置110は、シール本体115と、内方部材(内輪)102の外周面に外嵌されたスリンガ112とを備える。シール本体115は、外方部材(外輪)103の車両インナ側の内周面に内嵌された芯金111と、弾性素材からなるとともに芯金111に取り付けられてスリンガ112に摺接するシールリップ113とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−76784号公報
上記密封装置110のスリンガ112は、内方部材102の外周面に外嵌する円筒部112aと、円筒部112aの軸方向端部から径方向外方へ延びる円板部112bとを有する。
スリンガ112の円筒部112aと、内方部材102の外周面との間は、嵌合によって密封されている。
しかし、円筒部112aと、内方部材102の外周面との間に水分が侵入することで、内方部材の外周面に錆が生じて密封性が低下することがあった。スリンガ112と、内方部材102との間の密封性が低下すれば、錆等の異物が軸受内部に侵入することで転がり軸受装置の寿命の低下や、異音発生の原因になることがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、スリンガと内方部材との間の密封性を高めることができる転がり軸受装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、内周面に外側軌道を有する外方部材と、外周面に内側軌道を有する内方部材と、前記外側軌道と前記内側軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、前記外方部材と前記内方部材との間の環状空間を塞ぐ密封装置と、を備えた転がり軸受装置であって、前記密封装置は、前記内方部材に固定されたスリンガと、前記外方部材に固定され、前記スリンガに摺接するシール本体と、を有し、前記スリンガは、前記内方部材に嵌合される円筒部と、前記円筒部の軸方向一方側の端部から径方向外方へ延伸する円板部と、前記円板部の軸方向一方側の側面における径方向内方端に設けられ、内周面が前記内方部材の外周面に接触する環状の弾性部材と、を有し、前記弾性部材の内周面には、自由状態において、前記円筒部の内周面よりも径方向内方へ突出し、全周に亘って前記内方部材の外周面に締め代を有して接触する凸部が設けられ、前記凸部は、前記凸部の最小内径部から軸方向他方側へ向かって漸次拡径する他方側拡径部を有し、前記他方側拡径部は、凸曲面である。
上記構成によれば、全周に亘って内方部材の外周面に締め代を有して接触する凸部を有する弾性部材をスリンガの円板部に設けたので、スリンガと内方部材との間の密封性を高めることができる。
また、凸部の他方側拡径部が凸曲面であるので、凸部が内方部材の外周面に外嵌されたときに、内方部材の外周面と他方側拡径部との間において、面圧が集中する部分が生じるのを抑制でき、内方部材の外周面と凸部との間の面圧分布をなだらかにすることができる。この結果、凸部を外嵌する際に、部分的な割れや切れといった破損が凸部に生じるのを抑制することができる。
(2)上記転がり軸受装置において、前記凸部は、前記最小内径部から軸方向一方側へ向かって漸次拡径する一方側拡径部を有し、前記一方側拡径部は、凸曲面であってもよい。
この場合、内方部材の外周面と一方側拡径部との間においても、面圧が集中する部分が生じるのを抑制できる。この結果、内方部材の外周面と凸部との間における面圧分布がなだらかな部分をより拡張することができ、凸部に破損が生じるのを抑制しつつ、より密封性を高めることができる。
本発明によれば、スリンガと内方部材との間の密封性を高めることができる。
図1は、一実施形態に係る転がり軸受装置の断面図である。 図2は、図1中の密封装置の拡大断面図である。 図3(a)は、弾性部材の径方向内方端部を拡大した断面図、図3(b)は、図3(a)の凸部が外周面に外嵌されたときの面圧分布を示すグラフである。 図4は、本実施形態に対する比較例に係る弾性部材の凸部の面圧分布の一例を示す図であり、(a)は、凸部の他方側拡径部が凹曲面である場合、(b)は、凸部の他方側拡径部を構成する第1拡径部と、第2拡径部とが、共に直線状に拡径する形状である場合を示している。 図5(a)は、他の実施形態に係る弾性部材の径方向内方端部を拡大した断面図、図5(b)は、図5(a)中の凸部が外周面に外嵌されたときの面圧分布を示すグラフである。 図6は、従来の転がり軸受装置が有する密封装置の一例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態に係る転がり軸受装置の断面図である。
なお、本実施形態の転がり軸受装置1において、転がり軸受装置1の中心線Cに沿った方向が転がり軸受装置1の「軸方向」と定義される。この軸方向には、中心線Cに平行な方向も含まれる。
本実施形態の転がり軸受装置1では、図1の紙面右側となる軸方向一方側が車両インナ側となり、図1の紙面左側となる軸方向他方側が車両アウタ側となる。また、中心線Cに直交する方向が「径方向」と定義され、中心線Cを中心とする円に沿った方向が「周方向」と定義される。
本実施形態の転がり軸受装置1は、いわゆるハブユニットであり、自動車の車体に設けられている懸架装置(図示省略)に対して車輪(図示省略)を回転自在に支持するものである。
転がり軸受装置1は、外輪(外方部材)2とハブ軸(内方部材)4とを備えている。外輪2とハブ軸4は同心状に配置されている。本実施形態では、外輪2に対してハブ軸4が回転自在となっている。
転がり軸受装置1は、図示しない車輪やブレーキディスクが一体に固定されるハブ軸4を、車両に対して回転自在に支持する。
外輪2は円筒形状に形成されている。外輪2の外周面2aにはフランジ2bが形成されている。フランジ2bは、ボルト等により車体側の前記懸架装置に固定される。外輪2の内周面には、複列の外輪軌道面2cが設けられている。
ハブ軸4は、内軸6と、内輪8とを含む。
内軸6の車両アウタ側の端部には、車輪やブレーキディスク(図示せず)を取り付けるためのフランジ10が設けられている。
内輪8は、環状に形成されて内軸6の車両インナ側の端部に外嵌され、内軸6と車両側のアップライト(図示省略)との間で挟持され固定されている。
内軸6の外周面には、車両アウタ側の外輪軌道面2cの径方向内側に対向する内輪軌道面6aが設けられている。内輪8の外周面には、車両インナ側の外輪軌道面2cの径方向内側に対向する内輪軌道面8aが設けられている。
各列の外輪軌道面2cと内輪軌道面6a,8aとの間には、転動体としての複数の玉12が配設されている。本実施形態の転動体12は玉である。各列の複数の玉12は、保持器14により周方向の間隔が所定に保持されている。
外輪2の車両アウタ側端部と内軸6との間、及び、外輪2の車両インナ側端部と内輪8との間には、それぞれ密封装置16、18が取り付けられている。これら密封装置16、18は外輪2の径方向外側から、外輪2とハブ軸4との間に形成される環状空間Rに泥水等の異物が浸入するのを防ぎ、かつ環状空間R内の潤滑剤が漏出するのを防ぐ役割を有している。
図2は、図1中の密封装置18の拡大断面図である。
図2に示すように、密封装置18は、シール本体23と、スリンガ26とを有する。
シール本体23は、金属部材24と、金属部材24に設けられたシールリップ28,29とを有する。
金属部材24は、SPCC等の鋼板をプレス加工することによって環状に形成された部材である。金属部材24は、外輪2の車両インナ側の端部の内周面2dに嵌合されることで、外輪2に固定されている。
金属部材24は、円筒部24aと、円板部24bとを有する。円筒部24aは、外輪2の内周面2dに嵌合固定される。
円板部24bは、円筒部24aの車両アウタ側の端部から径方向内方へ延びる環状の部材である。
シールリップ28,29は、ニトリルゴム等の弾性素材によって円環状に形成されている。シールリップ28,29は、金属部材24に加硫接着されている。
シールリップ28は、円板部24bの側面から車両インナ側へ延び、スリンガ26に摺接する。シールリップ29は、円板部24bの径方向内周端部から径方向内方へ延び、スリンガ26に摺接する。
スリンガ26は、SPCC等の鋼板をプレス加工することによって環状に形成された断面がL字型の部材である。スリンガ26は、内輪8の車両インナ側の端部の外周面8bに嵌合されることで、内輪8に固定されている。
スリンガ26は、円筒部26aと、円板部26bとを有する。円筒部26aは、内輪8の外周面8bに嵌合固定される。円筒部26aの外周面26a1には、シールリップ29が摺接している。
円板部26bは、円筒部26aの車両インナ側の端部から径方向外方へ延びる環状の部材である。円板部26bの車両アウタ側の側面26b1には、シールリップ28が摺接している。円板部26bの車両インナ側の側面26b2には、弾性部材30が設けられている。
弾性部材30は、エンコーダとしての機能を有するとともに、スリンガ26と内輪8との間を密封するシール部材としての機能を有する。
弾性部材30は、着磁ゴムからなる円環状の部材であり、周方向に沿ってN極とS極とが交互に着磁されている。
弾性部材30に対して対向する位置には、回転センサSが配置される。回転センサSは、内輪8と一体に回転する弾性部材30が生じさせる磁界の変化を検出し、内輪8の回転状態を検出する。
弾性部材30は、側面26b2の径方向外端26b3から、円筒部26aの内周面26a2に亘って設けられている。また、弾性部材30の内周面は、内輪8の外周面8bに接触している。
図3(a)は、弾性部材30の径方向内方端部を拡大した断面図である。なお、図3(a)では、内輪8に嵌合されていない自由状態の弾性部材30を示している。
図3(a)中、弾性部材30は、円板部26bの側面26b2と、円筒部26aの内周面26a2との間を繋ぐ曲面部26cに沿って設けられている。
弾性部材30の内周面32は、内周面26a2と面一である円筒面部34と、内周面26a2及び円筒面部34よりも径方向内方へ環状に突出した凸部36とを含む。
円筒面部34は、円筒部26aの内周面26a2における車両インナ側の端部26a3から、凸部36との境界38に亘って設けられている。
凸部36は、図3(a)に示すように、全周に亘って内輪8の外周面8bに対して締め代を有して接触する。
このように、スリンガ26の円板部26bに設けられる弾性部材30に凸部36を設けたので、スリンガ26と内輪8との間の密封性を高めることができる。
凸部36は、凸部36の最小内径部36aから軸方向車両アウタ側(軸方向他方側)へ向かって漸次拡径する他方側拡径部36bと、最小内径部36aから軸方向車両インナ側(軸方向一方側)へ向かって漸次拡径する一方側拡径部36cとを有する。
一方側拡径部36cは、最小内径部36aから、車両インナ側へ向かってほぼ直線状である。一方、他方側拡径部36bは、凸曲面である。
本実施形態では、凸部36の他方側拡径部36bが凸曲面であるので、凸部36が内輪8の外周面8bに外嵌されたときに、内輪8の外周面8bと他方側拡径部36bとの間において、面圧が集中する部分が生じるのを抑制できる。
図3(b)は、図3(a)の凸部36が外周面8bに外嵌されたときの面圧分布を示すグラフである。図3(b)中、縦軸は面圧、横軸は軸方向の位置であり、図3(a)に対応している。
図3(b)に示すように、境界38から最小内径部36aまでの範囲に対応する部分において、面圧が高くなっている。凸部36に対応する部分の面圧は一様に高くなっている。
図4は、本実施形態に対する比較例に係る弾性部材の凸部の面圧分布の一例を示す図である。図4に示す各比較例は、他方側拡径部が凸曲面でない凸部を有する点において、本実施形態と相違する。図4中、上段は、凸部の断面を示しており、下段は、上段の凸部を外周面に嵌合したときの面圧を示している。
図4(a)に示すように、凸部120の最小内径部120aから車両アウタ側へ向かって漸次拡径する他方側拡径部120bが凹曲面である場合、他方側拡径部120bと、最小内径部120aとの境界120cに面圧が集中する部分が生じる。なお、図4(a)に示す凸部120の最小内径部120aは、軸方向に延びる円筒面となっている。
また、図4(b)に示すように、凸部120の他方側拡径部120bが第1拡径部121と、第2拡径部122とを含み、これらが共に直線状に拡径する形状である場合、第1拡径部121と、第2拡径部122との境界123に面圧が集中する部分が生じる。
図4に示すように、内輪の外周面と凸部の他方側拡径部との間に面圧が集中する部分が生じると、他の部分と比較して、面圧が集中する部分の疲労の進行が促され、部分的な割れや切れといった破損が凸部に生じるおそれが生じる。
また、凸部に対応する部分の面圧が不均一になると、凸部と、内輪外周面との境界に空気や水分が留まる原因となり、内輪外周面に錆を生じさせる原因となることがある。
この点、本実施形態では、他方側拡径部36bを凸曲面としたので、外周面8bと他方側拡径部36bとの間において、面圧が集中する部分が生じるのを抑制でき、外周面8bと凸部36との間の面圧分布をなだらかにすることができる。この結果、凸部36が外周面8bに外嵌されたときに、部分的な割れや切れといった破損が凸部36に生じるのを抑制することができる。また、凸部36と、外周面8bとの境界に空気や水分が留まるのを抑制することができる。
なお、本実施形態において、一方側拡径部36cが、最小内径部36aから、車両インナ側へ向かって直線状である場合を示したが、一方側拡径部36cは、他方側拡径部36bから連続する曲面によって車両インナ側へ向かって拡径する曲面部分と、この曲面部分の端部から車両インナ側へ向かって直線状に拡径する直線部分とを含んでいてもよい。
この場合、他方側拡径部36bと、一方側拡径部36cとは、連続する曲面となるように繋がり、最小内径部36aを含む領域が曲面となる。
図5(a)は、他の実施形態に係る弾性部材30の径方向内方端部を拡大した断面図、図5(b)は、図5(a)中の凸部36が外周面8bに外嵌されたときの面圧分布を示すグラフである。
本実施形態では、他方側拡径部36bに加えて、一方側拡径部36cも凸曲面とした点において、上記実施形態と相違する。
また、本実施形態では、一方側拡径部36cと他方側拡径部36bとが連続する曲面となるように繋がっており、一方側拡径部36cと他方側拡径部36bと境界となる最小内径部36aを含む領域が曲面となっている。これにより、凸部36の軸方向全域が曲面となっている。
一方側拡径部36cの軸方向一方側端の内径は、外周面8bの外径よりも大きい。
この場合、一方側拡径部36cにおいても、外周面8bとの間における面圧に集中する部分が生じるのを抑制できる。
図5(b)は、図5(a)の凸部36が外周面8bに外嵌されたときの面圧分布を示すグラフである。図5(b)中、縦軸は面圧、横軸は軸方向の位置であり、図5(a)に対応している。
図5(b)に示すように、本実施形態においても、凸部36に対応する部分において、面圧が増加している。凸部36に対応する部分の面圧は一様に増加している。
このように、外周面8bと他方側拡径部36bとの間において、面圧が集中する部分が生じるのを抑制でき、外周面8bと凸部36との間の面圧分布をなだらかにすることができる。
また、本実施形態では、他方側拡径部36bに加えて、一方側拡径部36cも凸曲面としたので、外周面8bと凸部36との間における面圧分布がなだらかな部分をより拡張することができ、凸部36に破損が生じるのを抑制しつつ、より密封性を高めることができる。
〔その他〕
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
例えば、上記実施形態では、エンコーダとしての機能を有する弾性部材30の内周面32に凸部36を設けた場合を例示したが、弾性部材30は、必ずしもエンコーダとしての機能を有する必要はない。
また、上記実施形態では、弾性部材30の内周面32に凸部36を設けた場合を例示したが、例えば、金属部材24の円筒部24aの車両インナ側の端部に、外輪2の内周面2dに接触する環状の弾性部材を設け、この弾性部材に、本実施形態の凸部36と同じ構成の凸部を設けてもよい。この場合、金属部材24の円筒部24aと外輪2の内周面2dとの間の密封性を高めることができる。
また、上記実施形態では、ハブユニットに用いられる転がり軸受装置1の場合を例示したが、これに限定されるわけではなく、一般産業用の転がり軸受装置に対しても本発明は適用することができる。
本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 転がり軸受装置 2 外輪(外方部材) 2c 外輪軌道面
6a 内輪軌道面 8 内輪(内方部材) 8a 内輪軌道面
8b 外周面 12 玉(転動体) 18 密封装置
26 スリンガ 26a 円筒部 26a1 外周面
26a2 内周面 26a3 端部 26b 円板部
26b2 側面 28 シールリップ 29 シールリップ
30 弾性部材 32 内周面 36 凸部
36a 最小内径部 36b 他方側拡径部 36c 一方側拡径部
R 環状空間

Claims (2)

  1. 内周面に外側軌道を有する外方部材と、
    外周面に内側軌道を有する内方部材と、
    前記外側軌道と前記内側軌道との間に転動自在に設けられた複数の転動体と、
    前記外方部材と前記内方部材との間の環状空間を塞ぐ密封装置と、
    を備えた転がり軸受装置であって、
    前記密封装置は、
    前記内方部材に固定されたスリンガと、
    前記外方部材に固定され、前記スリンガに摺接するシール本体と、を有し、
    前記スリンガは、
    前記内方部材に嵌合される円筒部と、
    前記円筒部の軸方向一方側の端部から径方向外方へ延伸する円板部と、
    前記円板部の軸方向一方側の側面における径方向内方端に設けられ、内周面が前記内方部材の外周面に接触する環状の弾性部材と、を有し、
    前記弾性部材の内周面には、
    自由状態において、前記円筒部の内周面よりも径方向内方へ突出し、全周に亘って前記内方部材の外周面に締め代を有して接触する凸部が設けられ、
    前記凸部は、前記凸部の最小内径部から軸方向他方側へ向かって漸次拡径する他方側拡径部を有し、
    前記他方側拡径部は、凸曲面である
    転がり軸受装置。
  2. 前記凸部は、前記最小内径部から軸方向一方側へ向かって漸次拡径する一方側拡径部を有し、
    前記一方側拡径部は、凸曲面である
    請求項1に記載の転がり軸受装置。
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