JP2021173256A - ターボ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
Description
冷媒を圧縮するターボ圧縮機であって、
軸受と、
前記軸受によって支持される回転軸と、
液相状態にある前記冷媒を潤滑剤として前記軸受に供給するように前記回転軸の内部に設けられ、前記回転軸の軸方向に延びる軸方向流路と、前記軸方向流路から前記軸受に向かって延びる少なくとも1つの遠心加圧流路と、を含む供給流路と、
前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方に設けられ、前記遠心加圧流路の開口部が面している環状溝と、
を備えた、ターボ圧縮機を提供する。
発明者らが本開示に想到するに至った当時、ターボ圧縮機に関する種々の検討がなされていた。例えば、特許文献1のターボ圧縮機は、滑り軸受と、回転軸と、を備えている。滑り軸受は、回転軸を取り囲む軸受面を有している。回転軸は、互いに接続された軸方向流路及び遠心加圧流路を有している。軸方向流路は、開口端を有し、回転軸の中心軸に沿って延びている。遠心加圧流路は、径方向に延びている。
本開示の第1態様に係るターボ圧縮機は、
冷媒を圧縮するターボ圧縮機であって、
軸受と、
前記軸受によって支持される回転軸と、
液相状態にある前記冷媒を潤滑剤として前記軸受に供給するように前記回転軸の内部に設けられ、前記回転軸の軸方向に延びる軸方向流路と、前記軸方向流路から前記軸受に向かって延びる少なくとも1つの遠心加圧流路と、を含む供給流路と、
前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方に設けられ、前記遠心加圧流路の開口部が面している環状溝と、
を備える。
前記軸受と前記回転軸との間に設けられた軸受隙間と、
前記回転軸の径方向に関して前記軸受隙間の寸法よりも大きい寸法を有し、前記環状溝を含む環状隙間と、をさらに備えていてもよく、
前記遠心加圧流路は、前記環状隙間に開口していてもよく、
前記環状隙間は、前記軸受隙間と連通していてもよい。
前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含んでいてもよく、
前記特定遠心加圧流路の流路断面積をS1と定義し、前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義したとき、
S2<S1の関係が満たされていてもよい。
前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、複数の遠心加圧流路を含んでいてもよく、
前記複数の遠心加圧流路のそれぞれの流路断面積の合計値を前記複数の遠心加圧流路の数で割ることによって得られる値をSAVEと定義し、前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義したとき、
S2<SAVEの関係が満たされていてもよい。
前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義し、前記軸受隙間の流路断面積を前記少なくとも1つの遠心加圧流路の数で割ることによって得られる値をS3と定義したとき、
S3<S2の関係が満たされていてもよい。
前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含んでいてもよく、
前記環状溝の開口部の前記軸方向に関する寸法をHGと定義し、前記特定遠心加圧流路の開口部の前記軸方向に関する寸法をHPと定義したとき、
HG>HPの関係が満たされていてもよい。
前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含んでいてもよく、
前記環状溝の開口部の前記軸方向に関する寸法をHGと定義し、前記特定遠心加圧流路の開口部の前記軸方向に関する寸法をHPと定義したとき、
HG/HP≦2の関係が満たされていてもよい。
前記環状溝は、溝面によって規定されていてもよく、
前記溝面は、前記回転軸の周方向に沿って延びる底面と、前記底面から前記回転軸の径方向に沿って延び互いに向かい合う一対の側面と、を含んでいてもよい。
前記軸受に、前記環状溝が設けられていてもよい。
前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
前記蒸発器で蒸発した前記冷媒を圧縮する、第1から第9態様のいずれか1つに係るターボ圧縮機と、
前記ターボ圧縮機で圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、
を備える。
以下、図1から図3Bを用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1−1.ターボ圧縮機の構成]
図1は、実施の形態1におけるターボ圧縮機100の断面図である。ターボ圧縮機100は、回転軸1と、翼車2と、モータ回転子3と、を備えている。回転軸1に、翼車2と、モータ回転子3と、が固定されている。回転軸1と、翼車2と、モータ回転子3とにより、一体となって回転する回転体が構成されている。
以上のように構成された冷凍サイクル装置101について、以下、その動作を説明する。
以上のように、本実施の形態において、ターボ圧縮機100は、冷媒を圧縮する。ターボ圧縮機100は、軸受4と、回転軸1と、供給流路7と、環状溝42と、を備えている。回転軸1は、軸受4によって支持される。供給流路7は、回転軸1の内部に設けられている。供給流路7は、液相状態にある冷媒を潤滑剤として軸受4に供給する。供給流路7は、軸方向流路71と、少なくとも1つの遠心加圧流路72と、を含んでいる。軸方向流路71は、回転軸1の軸方向51に延びている。遠心加圧流路72は、軸方向流路71から軸受4に向かって延びている。環状溝42は、軸受4及び回転軸1の少なくとも一方に設けられている。
本発明者らは、S3<S1<S2となるように面積S1、面積S2及び値S3を設定したこと以外は図1から図2Bと同様の構成を有する、参考形態に係るターボ圧縮機を作製した。参考形態に係るターボ圧縮機を運転すると、視認できるエロージョンが、回転軸の外周面における環状溝と向かい合う部分辺りに生じた。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
2 翼車
3 モータ回転子
4、4b 軸受
5 排出空間
7 供給流路
9 吸入空間
12 排出経路
15 軸受隙間
41 軸受面
42 環状溝
42f 溝面
42b 底面
42s 側面
42о 開口部
43 外周面(軸滑り面)
47 基準面
48 基準領域
49 環状隙間
51 軸方向
52 径方向
53 周方向
70 ポンプ
71 軸方向流路
72、72b 遠心加圧流路
72о 開口部
80 蒸発器
90 凝縮器
100 ターボ圧縮機
101 冷凍サイクル装置
m 開口中心
C,O 中心軸
R1、R2、R3 領域
Claims (10)
- 冷媒を圧縮するターボ圧縮機であって、
軸受と、
前記軸受によって支持される回転軸と、
液相状態にある前記冷媒を潤滑剤として前記軸受に供給するように前記回転軸の内部に設けられ、前記回転軸の軸方向に延びる軸方向流路と、前記軸方向流路から前記軸受に向かって延びる少なくとも1つの遠心加圧流路と、を含む供給流路と、
前記軸受及び前記回転軸の少なくとも一方に設けられ、前記遠心加圧流路の開口部が面している環状溝と、
を備えた、ターボ圧縮機。 - 前記軸受と前記回転軸との間に設けられた軸受隙間と、
前記回転軸の径方向に関して前記軸受隙間の寸法よりも大きい寸法を有し、前記環状溝を含む環状隙間と、をさらに備え、
前記遠心加圧流路は、前記環状隙間に開口し、
前記環状隙間は、前記軸受隙間と連通している、
請求項1に記載のターボ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含み、
前記特定遠心加圧流路の流路断面積をS1と定義し、前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義したとき、
S2<S1の関係が満たされる、
請求項2に記載のターボ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、複数の遠心加圧流路を含み、
前記複数の遠心加圧流路のそれぞれの流路断面積の合計値を前記複数の遠心加圧流路の数で割ることによって得られる値をSAVEと定義し、前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義したとき、
S2<SAVEの関係が満たされる、
請求項2又は3に記載のターボ圧縮機。 - 前記軸方向に平行かつ前記回転軸の中心軸を含む断面における前記環状隙間の断面積をS2と定義し、前記軸受隙間の流路断面積を前記少なくとも1つの遠心加圧流路の数で割ることによって得られる値をS3と定義したとき、
S3<S2の関係が満たされる、
請求項2から4のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含み、
前記環状溝の開口部の前記軸方向に関する寸法をHGと定義し、前記特定遠心加圧流路の開口部の前記軸方向に関する寸法をHPと定義したとき、
HG>HPの関係が満たされる、
請求項1から5のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの遠心加圧流路は、特定遠心加圧流路を含み、
前記環状溝の開口部の前記軸方向に関する寸法をHGと定義し、前記特定遠心加圧流路の開口部の前記軸方向に関する寸法をHPと定義したとき、
HG/HP≦2の関係が満たされる、
請求項1から6のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。 - 前記環状溝は、溝面によって規定され、
前記溝面は、前記回転軸の周方向に沿って延びる底面と、前記底面から前記回転軸の径方向に沿って延び互いに向かい合う一対の側面と、を含む、
請求項1から7のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。 - 前記軸受に、前記環状溝が設けられている、
請求項1から8のいずれか一項に記載のターボ圧縮機。 - 前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
前記蒸発器で蒸発した前記冷媒を圧縮する、請求項1から9のいずれか1項に記載のターボ圧縮機と、
前記ターボ圧縮機で圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、
を備える、
冷凍サイクル装置。
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2020
- 2020-04-28 JP JP2020079603A patent/JP7411496B2/ja active Active
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