JP2021170956A - 電動剪定鋏 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断対象が太い枝であっても、刃滑りせず、良好に切断できる電動剪定鋏を提供し、利用者の満足度を向上させる。【解決手段】第1の刃は、切断対象物を切断する第1刃部と、軸支部からみて前記第1刃部と異なる方向へ伸設された第1支持基部を備え、第2の刃は、前記第1刃部と挟み込むことで前記切断対象物を切断する第2刃部と、前記軸支部からみて前記第2刃部と異なる方向へ伸設された第2支持基部を備え、前記第1刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凸となる凸型湾曲刃であり、前記第2刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凹となる凹型湾曲刃であり、前記第2刃部の刃角は、前記軸支部側から前記先端に向かって徐々に鈍角となる構成であり、前記第1支持基部と前記第2支持基部の少なくとも一方は、電動駆動する駆動源からの動力を伝達する動力伝達体に接続されていることを電動剪定鋏の構成とした。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、植物の剪定に用いられるような電動剪定鋏に関する。
従来、植物の剪定には、様々な剪定鋏が利用されている。近年では、電動で刃が動作する剪定鋏も提案されている。
例えば、モータの駆動によって刃を動作させて剪定する電動剪定鋏が提案されている(特許文献1参照)。この電動剪定鋏は、可動刃を動かすトリガーの押し引き動作とは別に、可動刃の最大開放角をトリガーの前後移動によって3段階に調節可能とする。
しかしながら、この電動剪定鋏は、太い枝を剪定しようとすると刃滑りが生じやすく、安定して剪定することができなかった。
特開2017−000322号公報
この発明は、上述の問題に鑑みて、切断対象が太い枝であっても、刃滑りせず、良好に切断できる電動剪定鋏を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、第1の刃と、第2の刃と、前記第1の刃または/および前記第2の刃を相対的に回転可能に軸支する軸支部とを備え、前記第1の刃は、前記切断対象物に当接して前記切断対象物を切断する第1刃部と、前記軸支部からみて前記第1刃部と異なる方向へ伸設された第1支持基部を備え、前記第2の刃は、前記切断対象物に当接して、前記第1刃部と挟み込むことで前記切断対象物を切断する第2刃部と、前記軸支部からみて前記第2刃部と異なる方向へ伸設された第2支持基部を備え、前記第1刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凸となる凸型湾曲刃であり、前記第2刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凹となる凹型湾曲刃であり、前記第1支持基部と前記第2支持基部の少なくとも一方を回動させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる駆動源を備え、前記第2刃部は、前記先端側の刃角よりも刃角が徐々に鋭角となる刃角変化部を少なくとも一部に有する構成である電動剪定鋏であることを特徴とする。
この発明により、切断対象が太い枝であっても、刃滑りせず、良好に切断できる電動剪定鋏を提供し、利用者の満足度を向上させることができる。
本発明の可動刃開放状態の電動剪定挟の縦断右側面図。 本発明の可動刃閉塞状態の電動剪定挟の縦断右側面図。 本発明の電動剪定挟の縦断斜視図。 本発明の電動剪定鋏の切断部拡大図。 本発明の固定刃の斜視図。 本発明の固定刃の特定の位置の各断面図。 実施例2〜実施例5の固定刃の構成を示す説明図。 実施例6の固定刃の構成を示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。ただし、以下の説明において特に断らない限り、方向や向きに関する記述は、当該説明の便宜上、図面に対応するものであり、例えば実施品、製品または権利範囲等を限定するものではない。
図1は、本発明の電動剪定鋏1(剪定用電動切断装置)の可動刃4開放時における縦断右側面図であり、図2は、電動剪定鋏1の可動刃4閉塞時における縦断右側面図であり、図3は、電動剪定鋏1の縦断斜視図である。
図1に示すように、電動剪定鋏1は、図示横長の長手状の筐体2と、筐体2の一端に長手方向へ連接されるモータユニット30と、筐体2とモータユニット30の外周を覆うカバー7と、筐体2の長手方向の他端に固定された固定刃5と、固定刃5と対向して開閉する可動刃4と、モータユニット30の筐体2とは異なる他端に一端が接続された電源ケーブル8とを有している。この固定刃5と可動刃4は、対象を切断する切断部として機能する。
また、筐体2の外周には、使用者が把持した際の指側の一部(図示下面部分の一部)に、可動刃4を操作する切断動作用操作部60(第1操作を行う操作部)と、可動刃4の最大開放位置を調整する最大開放位置調整部80(第2操作を行う操作部)とが長手方向に並べて配置され、使用者が把持した際の手のひら側(前記一部の他方となる図示上面部分)に表示部103が配置されている。
切断動作用操作部60は、トリガーボタン61と、このトリガーボタン61が押下されることによって押圧されると押圧力を検知する押圧センサ62とを有している。押圧センサ62は、押圧力を出力できる圧電センサ等のセンサによって構成されている。トリガーボタン61と押圧センサ62の間には、シリコン素材等の変形可能な素材により形成された変形体63が設けられている。これにより、使用者のトリガーボタン61押下によってトリガーボタン61から付与される荷重が加減調整されて押圧センサ62にゆっくり加わり、押圧センサ62がONを検出するまでのストローク(押圧力の幅)を長く(広く)できる。この切断動作用操作部60は、第1操作(切断用の閉動作用の押下操作)の操作部として機能する。
なお、切断動作用操作部60は、トリガーボタン61と押圧センサ62と変形体63による構成に限らず、回動するレバーとそのレバーの近接度合いを検出する近接センサ、回動するレバーとそのレバーの回動量を検出する磁気センサ等、押下やスライドや回動等の操作量を検出できる適宜の操作検出ユニットにより構成することができる。いずれの場合も操作量を検出することができ、この操作量に応じてモータ6の回転速度を変化させて可動刃4の閉動作の速度を変化させることができる。
最大開放位置調整部80は、筐体2の下部前方で、切断動作用操作部60の前方に隣接して設けられている。最大開放位置調整部80は、トリガーボタン81と、このトリガーボタン81が押下されることによって押圧されると押圧力を検知する押圧センサ82とを有している。押圧センサ82は、押圧力を出力できる圧電センサ等のセンサによって構成されている。トリガーボタン81と押圧センサ82の間には、シリコン素材等の変形可能な素材により形成された変形体83が設けられている。これにより、使用者のトリガーボタン81押下によってトリガーボタン81から付与される荷重が加減調整されて押圧センサ82にゆっくり加わり、押圧センサ82がONを検出するまでのストローク(押圧力の幅)を長く(広く)できる。この最大開放位置調整部80は、第1操作(切断用の閉動作用の押下操作)とは異なる第2操作を行う操作部として機能する。
なお、最大開放位置調整部80は、トリガーボタン81と押圧センサ82と変形体83による構成に限らず、押下ボタンとON/OFFを検知できるスイッチセンサ、回動するレバーとそのレバーの近接を検出する近接センサ、回動するレバーとそのレバーの回動量を検出する磁気センサ等、適宜の操作検出ユニットにより構成することができる。いずれの場合も最大解放位置の調整(段階的変更)に利用することができる。
本実施例においては、電動剪定鋏1の使用者は、最大開放位置調整部80を押圧することで内部の切り替えスイッチを動作させ、可動刃4の最大開放位置を調整することができる。すなわち、切断動作用操作部60を押圧していない状態の開閉初期位置の刃の開き角度(交差角度α)が、最大開放位置調整部80を押圧操作1回毎に段階的に狭くなり、最小角度(刃の先端同士の幅が最小幅)の次は最大角度(刃の先端同士の幅が最大幅)になる構成となっている。これにより、太い切断対象を切断する際には、可動刃4の最大開放位置を広い状態に設定し、可動刃4と固定刃5の交差角度が広い状態を切断初期位置とすることができる。そして、切断動作用操作部60を操作すると、この最大限可動刃4と固定刃5が開いた状態から切断動作を実施でき、太い切断対象を挟み切断することができる。また、細い枝を切断するときは、最大開放位置調整部80を操作して開閉初期位置が狭い状態にし、切断動作用操作部60を押圧して切断することができる。
なお、第1操作(切断用の閉動作用の押下操作)とは異なる第2操作を行う操作部は、最大開放位置調整部80に限らず、他の構成としてもよい。例えば、第2操作を行う操作部として、切断動作用操作部60のトリガーボタン61を、開閉動作用の所定期間の押下継続操作とは異なるダブルクリック(2回連続して押下)等の操作をすることで、最大開放位置調整部80が1回押下されたのと同じ動作(開閉初期位置の刃の開き角度(交差角度α)が1段階狭くなる動作)を実行する構成としてもよい。この場合も最大開放位置調整部80を有する場合と同じ作用効果を奏することができる。
電源ケーブル8の他端には、図示省略する制御装置が接続されている。この制御装置は、電動剪定鋏1の各種の制御を行うとともに、電動剪定鋏1の動作に必要な電力を供給するバッテリー(電源部)として機能する。
モータユニット30は、円筒形状に形成されたモータ収容部36と、モータ収容部36の内部に固定されたモータ6とを備えている。モータ6には、中心を通るモータ軸33が前記筐体2の長手方向と平行に設けられている。
モータ軸33は、筐体2側のモータ軸ベアリング31と電源ケーブル8側のモータ軸ベアリング35により回転可能に軸支されている。モータ軸33の筐体2側の端部には、円盤状で外周に歯が整列配置されたサンギア29が固定されている。
筐体2は、おおよそ円筒形状に形成され、内部が中空である。筐体2は、モータユニット30と逆側の外周の一部(上面側の一部)に突出する固定部56が設けられ、固定部56に固定刃5の固定刃支持基部52が固定されている。
固定部56のモータユニット30側には、モータユニット30へ向かって突出量がなだらかに減少する傾斜部102が設けられ、傾斜部102に表示部103が設けられている。
表示部103は、筐体2の内部に設けられた制御基板109に配置された複数のLED104と、このLED104の表面から傾斜部102の表面まで直線状に配置された複数の導光体101により構成されている。
LED104は、筐体2の長手方向に等間隔で複数(この実施例では5つ)配置され、LED104は、同じ数が間隔で互いに平行に配置されている。制御基板109は、略長方形であり、筐体2の長手方向(ネジ軸15の長手方向)と平行で、かつ、ネジ軸15の半径方向が厚み方向となるように、ボールねじユニット3が収納されている筐体2の円柱状空間の近接位置に配置されている。
これにより、表示部103は、例えば残電力量表示部として機能することができる。この場合、図示省略するバッテリーの残電力に応じた出力を制御基板109が受け、残量が最大であれば全てのLED104を点灯する、残量が半分であれば複数並ぶLED104のうち一端から半分ほどまでを点灯する、残量が少量であれば一端のLED104のみ点灯する、残量が殆ど無くなっていれば全てのLED104を消灯するといったように、使用者が視認可能なように発光することができる。
この実施例では、5箇所のLED104の発光数がバッテリーの残電力に対応しており、使用者は、この発光数に基づいてバッテリーの残電力、即ち電動剪定鋏1のおおまかな残り稼働時間を知ることができる。
制御基板109は、押圧センサ62からの押圧信号と押圧センサ82からの押圧信号を受け、モータ6を正逆回転させる制御を行うと共に、電池残量に応じてLED104を発光させる制御を行う。この制御基板109は、切断動作用操作部60の操作による開閉動作処理と、最大開放位置調整部80の操作による開閉初期位置切替処理とを実行する。
開閉動作処理を行う制御基板109は、トリガーボタン61が押圧されて押圧センサ62から押圧信号を受けると、その押圧力に応じた速度でモータ6を正回転させて可動刃4を固定刃5に対して閉動作させる閉動作処理を実行し、トリガーボタン61が押圧解除されて押圧センサ62からの押圧信号が無くなるとモータ6を逆回転させて可動刃4を開閉初期位置まで戻す開動作処理を実行する。
開閉初期位置切替処理を行う制御基板109は、トリガーボタン81が押圧されて押圧センサ82から押圧信号を1回受ける毎に、モータ6を所定量だけ正回転させて可動刃4を固定刃5に対して少し閉動作させ、開閉初期位置を1段階狭くする。トリガーボタン81の押圧回数が、あらかじめ定められた所定回数(例えば5回)になるまでは、開閉初期位置が段階的に狭くなり、所定回数を超えると、モータ6を所定量だけ逆回転させて開閉初期位置を最大開位置まで広げる。
筐体2の内部には、モータユニット30側から長手方向に順に、モータ軸33と連接した減速装置27と、減速装置27と連接したボールねじユニット3が設けられている。
減速装置27は、ネジ軸15の軸心方向を中心軸とする略円盤状の出力回転体27bと、出力回転体27bのモータ6側に配置されたリング状部27aを有している。リング状部27aは、円中心の軸がモータ軸33の延長線上に位置するように配置され、外周が筐体2に固定され、内面にギア面が設けられている。
出力回転体27bは、外周が筐体2に固定されたベアリング25の内側に、モータ軸33の回転軸の延長線上の回転軸にて回転可能に固定されている。出力回転体27bは、リング状部27a側へ突出する3つの軸(図示省略)が前記回転軸と平行かつ等間隔に設けられ、各軸に遊星歯車28が回転可能に軸支されている。
出力回転体27bの外周は、ベアリング25の内側に固定されている。ベアリング25は、外周が筐体2に固定されており、内側の出力回転体27bをモータ軸33の回転軸の延長線上の回転軸にて回転可能に支持する。遊星歯車28は、サンギア29の外周の歯とリング状部27aの内面のギアの歯に歯合し、サンギア29の回転力を得て、リング状部27aの内面の歯に沿って転動する。この転動により、出力回転体27bの軸も移動するため、出力回転体27bがサンギア29の回転速度より遅く回転する。
本実施例では、駆動部として電動モータによって駆動されるボールねじ駆動を使用している。ボールねじユニット3は、ネジ軸15と、ナット13を有している。ナット13は、外周に設けられたナットホルダ14と、固定刃5側に設けられたボールねじカバー12と、固定刃5側に配置されたリンクロッド11(連結部)の一端とが固定されている。なお、モータ6、ネジ軸15、ナット13、およびリンクロッド11は、トリガーボタン61の押下を受けて可動刃4を開閉動作させるための動作機構部として機能する。
ネジ軸15は、長手方向に長い棒形状で外周にネジ部15bが設けられており、筐体2の長手方向の中央に備え付けられている。ネジ軸15のモータユニット30側の一端にはネジ部15bの無い基部15aが設けられ、この基部15aの端部が減速装置27の出力回転体27bの中心に固定されている。これにより、ネジ軸15は、減速装置27の出力回転体27bと連動して回転する。
ネジ軸15の基部15aは、軸心方向に離間して配置されたボールねじベアリング21、22によりモータ軸33の回転軸の延長線上の回転軸にて回転可能に軸支されている。ボールねじベアリング21、22は、外周が筐体2に固定されている。
ボールねじベアリング22と出力回転体27bの間には基部ナット23が設けられており、ボールねじベアリング22と出力回転体27bの間隔が変動しないように位置決めされている。ネジ軸15は、中間から可動刃4側の先端にかけてネジ部15bを有し、ナット13と螺合している。
ネジ軸15は、出力回転体27b、ボールねじベアリング21、22により軸心方向に3ヶ所で支持されていることにより、ネジ軸15のブレが軽減され、安定性が向上している。
ナット13は、円筒形状に形成され、内部が中空であり、内面にねじ部13aを有する。ナット13のねじ部13aは、ネジ軸15のネジ部15bと螺合している。
ナットホルダ14は、円筒形状を有し、ナット13の外周を覆うようにナット13に固定される。ナットホルダ14の外周は、筐体2の円柱形のスライド内面2aに沿ってスライド可能で、かつ、スライド内面2aとの隙間が極力生じない大きさの円筒形に形成されている。
ナットホルダ14の外周と筐体2のスライド内面2aには、一方にネジ軸15と平行な長手方向のスライド溝が設けられ、他方にレール凸部が設けられている。このレール凸部とスライド溝が係合することで、ナットホルダ14は筐体2に対して周方向に回転しないように、かつ、長手方向へスライド移動できるように、筐体2内に格納される。この構成と、ナット13のねじ部13aとネジ軸15のネジ部15bの螺合により、ナット13は、ネジ軸15が正逆回転することでネジ軸15の長手方向(軸心方向)に前後移動する。なお、スライド溝とレール凸部を設けずに、ネジ軸15の回転によってナット13がネジ軸15の軸心方向へ前後移動する構成としてもよい。
ボールねじカバー12は、内側にネジ軸15を収容できる大きさの円筒形状を有し、内部が中空に形成されている。ボールねじカバー12は、ナット13またはナットホルダ14の可動刃4側の先端中央に固定され、ナット13のねじ穴を被覆している。
ボールねじカバー12は、少なくともナット13の移動距離よりも長くナットホルダ14側へ突出しており、ナット13がネジ軸15の回転運動により減速装置27側の長手方向に移動する全範囲において、ナット13から可動刃4側に突出したネジ軸15を保護する。
リンクロッド11は、長い板形状を有し、長手方向の一端がナット13、ナットホルダ14、またはボールねじカバー12に軸支され、他端が駆動軸47で可動刃4の可動刃胴体部43の駆動接続部44に軸支されている。なお、リンクロッド11の一端は、金属部材で形成されているナット13に軸支されることが好ましい。
この構成により、リンクロッド11は、ナット13の長手方向の運動を、可動刃4の駆動接続部44に伝達する。この伝達において、ナット13、ナットホルダ14、またはボールねじカバー12に対するリンクロッド11の角度、および可動刃4に対するリンクロッド11の角度は、それぞれの軸支部分が独立して回転可能であることによって多少の変動が許容される。
筐体2の固定部56は、固定刃5の固定刃支持基部52を固定している。固定部56は、より強固に固定刃5を固定するため、2ヶ所以上有することが好ましい。
カバー7は、長手方向に長いおおよそ円筒形状に構成され、筐体2およびモータユニット30の外周を覆っている。カバー7は、電動剪定鋏1の半分より後部(モータユニット30側の後部)は把持部7cとして使用者が握って使用することができる。カバー7は、電動剪定鋏1の半分より前方(固定刃5側)の上側に、先端へ向かって末広がりに上方向に傾斜する傾斜部7aを備えている。
傾斜部7aには、表示部103が設けられている。カバー7は、電動剪定鋏1の半分より前方(固定刃5側)の下側(表示部103と逆側)に、湾曲する棒状の操作指保護部7bを、切断動作用操作部60および最大開放位置調整部80を囲うように備えている。操作指保護部7bは、切断動作用操作部60および最大開放位置調整部80との間で利用者が十分に指を動かせる程度の空間を備えている。
固定刃5は、金属製で厚さ一定の板状であり、略中央で軸支部46が挿通される孔(図示省略)を有し、その孔の一方(筐体2側)に固定刃支持基部52が設けられ、他方(筐体2とは逆側となる先端側)に固定刃側刃部51が設けられている。固定刃支持基部52の軸支部46から先端までの長さは、固定刃側刃部51の軸支部46から先端までの長さよりも短くなっている。
固定刃支持基部52は、固定部56により、厚み方向が左右方向(図1の奥行方向)となり、かつ、固定刃側刃部51の固定刃切断部53が上を向く(可動刃4側を向く)ようにして筐体2に固定される。固定刃側刃部51は、固定刃支持基部52より可動刃4と対向する辺に中央が凹となるよう湾曲した固定刃切断部53が設けられている。
可動刃4は、金属製の略L字型の板状であり、略中心に軸支孔42が設けられている。この可動刃4は、固定刃5に対して厚み方向に重ねるように配置され、軸支孔42に挿通された軸支部46により固定刃5に対して回動可能に軸支されている。
可動刃4は、略L字状の一方の足となる可動刃胴体部43と、他方の足となる可動側刃部41を備え、両者の間に軸支部46を備えている。可動刃胴体部43は、端部にリンクロッド11と接続する駆動軸47を挿通する駆動接続部44を備えている。なお、可動刃胴体部43は、可動側刃部41と合わせて略L字状となる方向に設けられているが、これに限らず、軸支部46からみて可動側刃部41と反対側の方向あるいは異なる角度の方向に設けるなど、軸支部46からみて可動側刃部41と異なる適宜の方向に設けることができる。
このように構成された電動剪定鋏1は、使用者が、切断動作用操作部60を押圧することで内部の押圧センサ62を押圧し、押圧力を電気信号に変換して制御基板109に伝達され、制御基板109が押圧力に応じた回転数の回転をモータ6に指示する構成となっている。モータ6が回転すると、減速装置27を介してボールねじユニット3のネジ軸15が回転し、これによってナット13が進退方向にスライド移動する。ナット13の移動がリンクロッド11により可動刃4の可動刃胴体部43に伝達され、軸支部46を中心に可動刃4が回動する。これによって、可動刃4の可動側刃部41と固定刃5の固定刃側刃部51が鋏として機能し、枝などの切断対象を切断する。
図4は、電動剪定鋏1の切断部拡大図であり、図5は、固定刃5の固定刃切断部53の形状を示す斜視図であり、図6は、図4における固定刃側刃部51についての各位置での断面図であり、図6(A)は軸支部46側のA−A矢視断面図、図6(B)は中央付近のB−B矢視断面図、図6(C)は刃先側のC−C矢視断面図を示している。
図4に示すように、固定刃切断部53は、最も凹となる最大凹部54が、固定刃側刃部51の基端から先端までの中央点55よりも、固定刃側刃部51の基端側に配置されている。そして、固定刃切断部53の凹形状の湾曲は、少なくとも基部側の曲率が最大凹部54から先端までの曲率よりも大きく形成されている。
図5および図6(A)〜図6(B)に示すように、固定刃切断部53は、軸支部46側の基部側切断部53aから先端側の先端側切断部53cに向かって、刃角θが徐々に鈍角となるよう形成されている。中央の中央切断部53bの刃角θは、基部側切断部53aの刃角と先端側切断部53cの刃角の中間値程度の角度になっている。この実施例では、固定刃側刃部51の固定刃切断部53の刃角θが先端から軸支部46側に向かって全体的に徐々に鋭角になる構成としており、固定刃切断部53全体が刃角変化部となっている。具体的には、先端側切断部53cの刃角θが65度、中央切断部53bの刃角θが55度、基部側切断部53aの刃角θが45度となっている。なお、これに限らず、少なくとも軸支部46近傍(特に可動刃4と固定刃5の最大開状態における交差部)に刃角θが徐々に鋭角になる刃角変化部を備える構成とすることができる。この刃角変化部における刃角θの変化は、段差がなくなだらかに変化していく構成である。これにより、太い枝等を固定刃切断部53の軸支部46側に当接させて切断しようとすると、鋭角である固定刃切断部53が前記太い枝等にしっかりと食い込み、挟む動作によって刃滑りすることを防止でき、その後は刃角θが鈍角なっているため刃こぼれ等も防止でき、太い枝でも良好に切断することができる。また、
図4に示すように、可動側刃部41は、可動刃4の最大開放時に、固定刃側刃部51との交差角度αが80度以上となるように形成されている。また、対向する辺に中央が凸となるよう湾曲した可動刃切断部45が設けられ、軸支部46側から先端に向かって、先鋭に形成されている。固定刃支持基部52の軸支部46から先端までの長さは、固定刃側刃部51の軸支部46から先端までの長さよりも短くなっている。
以上の構成により、電動剪定鋏1は、切断対象が太い枝であっても、刃滑りせず、良好に切断することができる。
すなわち、固定刃5の固定刃切断部53は、固定刃側刃部51の基部側の刃角が最も鋭角となるよう形成されているため、太い枝等の切断対象が固定刃5と可動刃4の交差部付近(基部側)に当接されて切断動作用操作部60のトリガーボタン61が押下されると、可動刃4が動作して固定刃5との間で切断対象を挟む際に、固定刃側刃部51の基部側の鋭角部分が切断対象にしっかり食い込む。したがって、太い切断対象を固定刃5と可動刃4の交差部付近(基部側)に当接させて切断する際に刃滑りが生じることを防止でき、望んだ切断位置にて快適に切断を行うことができる。
詳述すると、太い枝は、細い枝よりも全体として硬く、切断するために細い枝より大きな切断力を必要とする。このため、太い枝を切断するためには、電動剪定鋏1の固定刃5と可動刃4の交差する交差部になるべく近い位置、言い換えれば軸支部46になるべく近い位置で切断した方が、テコの原理によって大きな切断力を得やすく好ましい。ここで、太い枝をなるべく軸支部46に近づけようとすると、固定刃5に対して可動刃4をできるだけ開いた状態で、切断対象の太い枝をできるだけ軸支部46に近づけた位置で固定刃5の固定刃側刃部51と可動刃4の可動刃側刃部41に当接させることとなる。そうすると、可動刃4と固定刃5が最大限開いた状態から太い枝を切断開始しようとするため、太い枝を上下から挟むというよりも、交差する可動刃4と固定刃5で太い枝を軸支部46から離れる方向に押し出すような力がかかりやすく、刃滑りが生じやすい状態となる。このように刃滑りが生じている間は太い枝が軸支部46から離れていくため、刃滑りが止まって切断開始するころには、太い枝の位置が軸支部46から当初よりも離れており、テコの原理で付与できる力が弱まる。そうすると、これを切断しようとするために駆動するモータ6は、大きな負荷を受けることになる。
このような事情に対して、本実施形態の固定刃側刃部51は、基部側の刃角が鋭角になっているため、刃滑りを防止して太い枝に食い込みやすく、太い枝が軸支部46からさほど離れないで切断開始できる。このため、テコの原理で付与できる力が強まり、切断のために駆動するモータ6に対する負荷を軽減できる。しかも、固定刃側刃部51は、基部側の曲率が先端側や中央付近よりも大きく形成されている(特に固定刃側刃部51の段差部分より基部側が段差部分より先端側よりも曲率が大きく形成されている)ため、可動刃側刃部41との交差角度αが素早く変化してより鋭角になっていく。したがって、固定刃側刃部51が少し食い込み始めたが刃滑りが生じてしまうということを防止し、固定刃側刃部51の基部側が太い枝に食い込み始めてから固定刃側刃部51と可動刃側刃部41で挟み切る力が発揮され始めるまでの期間を短縮できる。これにより、モータ6に対する負荷をできるだけ少なくし、でできるだけ短時間に、できるだけ刃こぼれなく太い枝を切断することができる。
また、モータ6に対する負荷を軽減することで、モータ6からの熱の発生を抑制できるとともに、バッテリーの消費も軽減することができる。したがって、バッテリーでの使用可能時間を長時間化することができる。
また、固定刃側刃部51の刃角θは、基部側から先端へ向かって徐々に鈍角になる刃角変化部分を有しているため、切断対象の表層に食い込む際には鋭角部分であっても、切断対象に深く食い込むほど鈍角部分となっていき、食い込んでいる部分の固定刃側刃部51の刃先が変形および損傷することを防止できる。また、先端側の刃角は、基部側より鈍角となっているため、太い枝に対する刃滑り防止を実現しつつ、先端側の刃こぼれを生じにくくすることができる。
また、固定刃側刃部51と可動側刃部41との交差角度αが80度以上と大きく設定されていることで、切断対象が太い枝であっても可動側刃部41および固定刃側刃部51によってテコの原理で容易に挟み切ることができる。
また、固定刃側刃部51の基部側の曲率が最大凹部54から先端までの曲率よりも大きいため、刃滑りすることなく強固に切断対象を保持し、切断することができる。すなわち、固定刃側刃部51の基部側の鋭角部分は、固定刃側刃部51と可動側刃部41との交差角度αが大きい状態で切断対象の表層に食い込み、閉動作が進むと交差角度αがすぐに小さくなると共に切断対象と接触している固定刃側刃部51の刃角がすぐに鈍角になる。このため、まず最初に切断対象に固定刃側刃部51の鋭角部分が食い込み、それからすぐに固定刃側刃部51の鈍角部分に移行して刃こぼれ等せずに切断することを確実に実現できる。
また、可動側刃部41は固定刃5に対して凸面であり、固定刃側刃部51は可動刃4に対して凹面であり、その湾曲の曲率が同程度であるため、閉方向に回動した可動側刃部41の可動刃切断部45と、固定刃側刃部51の固定刃切断部53との間で枝等の切断対象を挟み込み切断できる。
また、使用者は、切断動作用操作部60のトリガーボタン61をゆっくり押下することができ、この押圧力の変化を押圧センサ62が検知して可動側刃部41をゆっくり閉動作させ始めることができる。これによって、鋭角である固定刃切断部53が前記太い枝等に食い込むことをより確実に実施することができる。すなわち、最初はゆっくりと閉じることで、可動側刃部41が前記太い枝等の表面にしっかり食い込み、刃滑りを防止することがきる。また、途中でトリガーボタン61がしっかり押圧された場合には、可動側刃部41を素早く閉方向へ動作させることができるため、その後の切断動作を短時間に行うことができる。
また、最大開放位置調整部80によって開閉初期位置を変化させることができるため、切断対象の太さに合わせて適切な開閉初期位置で切断できる。すなわち、太い切断対象を切断する際には、交差角度αが大きい最大開状態の開閉初期位置で固定刃側刃部51の基部側の刃角が鋭角の部分を切断対象に当接させ、鋭角部分を食い込ませて刃滑りなく良好に切断することができる。また、細い切断対象を切断する際には、交差角度αが小さい最小開状態の開閉初期位置で切断対象を固定刃側刃部51の基部側に近い位置で当接させ、切断動作用操作部60を押圧して切断することができる。この交差角度αが小さい最小開状態の開閉初期位置のとき、可動刃4と固定刃5がある程度閉じた状態となっているため、交差角度αの位置が最大開状態のときよりも刃先側へ移動している。したがって、固定刃側刃部51の刃角が鋭角な部分はある程度可動刃4により隠れた状態となり、切断対象が鋭角部分に当たりにくい状態となる。したがって、鈍角部分に比較すると刃こぼれ等が生じやすい鋭角部分を、細い切断対象に対しては接触しない状態にして利用することができ、耐用年数を長期間化することができる。
また、固定刃5は、基部側が最も鋭角で、先端側が最も鈍角であることにより、太い枝に対する最初の刃滑りを防止し、かつ切断中の刃こぼれ等を防止できると共に、刃角がなだらかに変化する部位を有していることで、最初の刃の食い込みから負荷が増えていく切断中と切断完了まで、刃滑りを防止しつつ挟み切る動作を良好に完結させることができる。
図7は、実施例2〜実施例5の固定刃105〜405の構成を示す説明図である。これらの実施例において、固定刃105〜405以外の構成は実施例1と同一であるのでその詳細な説明を省略する。
実施例2の固定刃105は、図7(A)に示すように、固定刃切断部153が、軸支部46側(図1参照)の基部側切断部153aから先端側の先端側切断部153cまでなだらかに刃角が変化している。この実施例2では、基部側切断部153aの刃角が35度、中央切断部153bの刃角が50度、先端側切断部153cの刃角が65度となっている。この構成の場合も実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
実施例3の固定刃205は、図7(B)に示すように、固定刃切断部253が、軸支部46側(図1参照)の基部側切断部253aから中央部の中央切断部253bまでは刃角が固定で、中央切断部253bから先端側の先端側切断部253cまでなだらかに刃角が変化している。この実施例3では、基部側切断部253aの刃角が45度(つまり固定刃5の刃の全長を60mmとして基部側から20mm程度が常に45度で一定)、中央切断部253bの刃角も45度(つまり基部側切断部253aから先端側へ20mm程度までの刃角が常に45度で一定)、先端側切断部253cの刃角が65度(つまり中央切断部253bから先端側へ20mm程度までの刃角が45度から65度まで徐々に変化)となっている。この構成の場合も実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
実施例4の固定刃305は、図7(C)に示すように、固定刃切断部353が、軸支部46側(図1参照)の基部側切断部353aから中央切断部353bまでなだらかに刃角が変化し、中央切断部353bから先端側の先端側切断部353cまでなだらかでかつそれまでよりも急峻に刃角が変化している。この実施例4では、基部側切断部353aから中央切断部353bの中央まで(つまり基部側から中央までの30mmほど)は1mmにつき1度の割合で刃角がなだらかに変化し、中央切断部353bの中央から先端側切断部353cまで(つまり中央から先端までの30mmほど)は1mmにつき1.8度の割合で刃角がなだらかに変化する構成となっている。このため、刃の長さ(直線距離)が60mmの場合であれば、開閉初期位置の刃の開き角度(交差角度α)は、84度程度となる。この構成の場合も実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
実施例5の固定刃405は、図7(D)に示すように、固定刃切断部453が、軸支部46側(図1参照)の基部側切断部453aから中央部の中央切断部453bまでは刃角が固定で、中央切断部453bから先端側の先端側切断部453cまでなだらかに刃角が変化している。この実施例5では、基部側切断部453aの刃角が45度(つまり基部側から20mm程度が常に45度で一定)、中央切断部453bの刃角が45度から65度へなだらかに刃角が変化(つまり中央切断部453bである20mm程度の刃角が45度から65度へ徐々に変化)、先端側切断部453cの刃角が65度で固定(つまり先端から20mm程度の刃角が常に65度で一定)となっている。つまり、基部側と先端側はそれぞれの刃角で固定で、中央部付近で刃角をなだらかに変化させている。この構成の場合も実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
実施例6の固定刃505は、図8に示すように、固定刃切断部553が、軸支部46側(図1参照)の基部側切断部553aから中央部の中央切断部553bまでが刃線(刃先の線)の曲率が大きな大曲率部、中央切断部553bから先端側の先端側切断部553cまでが刃線の曲率が小さな小曲率部として曲率が異なる形状に形成されている。この場合、固定刃切断部553の刃線は、大曲率部と小曲率部は凹状の湾曲する刃線であるが、その間は凸状の湾曲する刃線となっている。また、この実施例6では、基部側切断部553aの刃角が最も鋭角(例えば45度)で、先端側切断部553cの刃角が最も鈍角(例えば65度)となるように、基部側から先端側まで刃角をなだらかに変化させている。このように刃線の曲率を変化させた場合も実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
この発明と実施形態について、
この発明の第1の刃は実施形態の可動刃4に対応し、以下同様に、
第2の刃は固定刃5,105,205,305,405,505に対応し、
第1刃部は可動側刃部41に対応し、
第2刃部は固定刃側刃部51対応し、
第1支持基部は可動刃胴体部43に対応し、
第2支持基部は固定刃支持基部52に対応し、
駆動源はモータ6に対応し、
動力伝達体はリンクロッド11に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施例では駆動部にボールナットを使用しているが、モータ6からの回転運動を可動刃4の開閉運動に変換できれば、どのような方式でも構わない。例えば、単純に複数の歯車を組み合わせて、モータの回転を可動刃4の開閉運動に変換する方式としても良い。
また、本実施例の電動剪定鋏1は、可動刃4を可動させるボタン式の切断動作用操作部60と、可動刃4の最大開放角度を調整できる最大開放位置調整部80を備えているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、可動刃4を可動させるための切断動作用操作部60のみとしても良いし、切断動作用操作部60はボタン式ではなくトリガー式としても良い。
また、切断動作用操作部60をボタン式とし、押圧すればスイッチONとなって、制御基板109がモータ6を回転させて可動刃4を可動させる構成としてもよい。この場合、最初はゆっくり閉動作を開始し、途中から速度が上がる構成とすることが好ましい。これにより、太い切断対象に対して最大開位置でゆっくりしっかり鋭角部分を食い込ませてから高速切断を行うことができる。
また、本実施例では、最大開放位置調整部80は、切断動作用操作部60の前方に配置されているが、製造側は最大開放位置調整部80と、切断動作用操作部60の配置を適宜入れ替えてもよい。
また、固定刃5は、少なくとも一部に刃角が徐々に変化する(特に刃角が基部から先端へ徐々に鈍角になるように変化する)構成を有することで、上述した実施例1の作用効果を奏することができるため、上述した実施例以外にも様々な構成とすることができる。
この発明は、植物を剪定等に用いる切断機能を有する機械工具の産業に利用することができる。
1…電動剪定鋏
4…可動刃
5…固定刃
6…モータ
11…リンクロッド
41…可動刃側刃部
43…可動刃支持基部
46…軸支部
51…固定刃側刃部
52…固定刃支持基部
54…最大凹部
55…中央点
109…制御基板
α…交差角度

この発明は、第1の刃と、第2の刃と、前記第1の刃または/および前記第2の刃を相対的に回転可能に軸支する軸支部とを備え、前記第1の刃は、前記切断対象物に当接して前記切断対象物を切断する第1刃部と、前記軸支部からみて前記第1刃部と異なる方向へ伸設された第1支持基部を備え、前記第2の刃は、前記切断対象物に当接して、前記第1刃部と挟み込むことで前記切断対象物を切断する第2刃部と、前記軸支部からみて前記第2刃部と異なる方向へ伸設された第2支持基部を備え、前記第1刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凸となる凸型湾曲刃であり、前記第2刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凹となる凹型湾曲刃であり、前記第1支持基部と前記第2支持基部の少なくとも一方を回動させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる駆動源と、利用者の操作を受け付ける操作部と、前記操作部の操作に応じて前記駆動源を動作させる制御部を備え、前記第2刃部は、前記先端側の刃角よりも刃角が徐々に鋭角となる刃角変化部を少なくとも一部に有する構成である電動剪定鋏であり、前記制御部は、前記操作部にて第1操作が行われると、前記駆動源を動作させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる開閉動作処理を実行する構成であり、前記開閉動作処理は、前記第1操作の操作方法に応じて、前記開閉動作の速度を変更する構成であることを特徴とする。
この発明は、第1の刃と、第2の刃と、前記第1の刃または/および前記第2の刃を相対的に回転可能に軸支する軸支部とを備え、前記第1の刃は、断対象物に当接して前記切断対象物を切断する第1刃部と、前記軸支部からみて前記第1刃部と異なる方向へ伸設された第1支持基部を備え、前記第2の刃は、前記切断対象物に当接して、前記第1刃部と挟み込むことで前記切断対象物を切断する第2刃部と、前記軸支部からみて前記第2刃部と異なる方向へ伸設された第2支持基部を備え、前記第1刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凸となる凸型湾曲刃であり、前記第2刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凹となる凹型湾曲刃であり、前記第1支持基部と前記第2支持基部の少なくとも一方を回動させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる駆動源と、利用者の操作を受け付ける操作部と、前記操作部の操作に応じて前記駆動源を動作させる制御部を備え、前記第2刃部は、前記先端側の刃角よりも刃角が徐々に鋭角となる刃角変化部を少なくとも一部に有する構成である電動剪定鋏であり、前記制御部は、前記操作部にて第1操作が行われると、前記駆動源を動作させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる開閉動作処理を実行する構成であり、前記開閉動作処理は、前記第1操作の操作方法に応じて、前記開閉動作の速度を変更する構成であることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 第1の刃と、
    第2の刃と、
    前記第1の刃または/および前記第2の刃を相対的に回転可能に軸支する軸支部とを備え、
    前記第1の刃は、
    前記切断対象物に当接して前記切断対象物を切断する第1刃部と、前記軸支部からみて前記第1刃部と異なる方向へ伸設された第1支持基部を備え、
    前記第2の刃は、
    前記切断対象物に当接して、前記第1刃部と挟み込むことで前記切断対象物を切断する第2刃部と、前記軸支部からみて前記第2刃部と異なる方向へ伸設された第2支持基部を備え、
    前記第1刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凸となる凸型湾曲刃であり、
    前記第2刃部は、前記軸支部側から先端までの中間部が凹となる凹型湾曲刃であり、
    前記第1支持基部と前記第2支持基部の少なくとも一方を回動させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる駆動源を備え、
    前記第2刃部は、前記先端側の刃角よりも刃角が徐々に鋭角となる刃角変化部を少なくとも一部に有する構成である
    電動剪定鋏。
  2. 前記第2の刃は、
    前記第2刃部において最も凹となっている最大凹部の位置が、最大開状態における前記第2刃部の前記第1の刃との交差点から先端までの中央点よりも前記軸支部側に位置する
    請求項1記載の電動剪定鋏。
  3. 前記第2刃部の前記凹となっている形状の曲率は、前記最大凹部より前記軸支部側が大きく構成されている
    請求項2記載の電動剪定鋏。
  4. 前記第1の刃と前記第2の刃の交差角度は、前記第1の刃と前記第2の刃の開きが最大のときに80度以上となる構成である
    請求項1、2、または3記載の電動剪定鋏。
  5. 利用者の操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部の操作に応じて前記駆動源を動作させる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記操作部にて第1操作が行われると、前記駆動源を動作させて前記第1刃部と前記第2刃部を相対的に開閉動作させる開閉動作処理と、
    前記操作部にて第2操作が行われると、開閉動作前の前記第1刃部と前記第2刃部の開閉初期位置を切り替える開閉初期位置切替処理とを実行する構成である
    請求項1から5のいずれか1つに記載の電動剪定鋏。
  6. 前記第1刃部と第2刃部が最大開いたときに、前記刃角変化部の最も鋭角な部分を切断対象に当接または最も近づけられる構成である
    請求項5記載の電動剪定鋏。
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