JP2021169643A - 金属材料およびその製造方法 - Google Patents

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秀一 北河
Shuichi Kitagawa
昭頼 橘
Akira Tachibana
良和 奥野
Yoshikazu Okuno
達也 中津川
Tatsuya Nakatsugawa
紳悟 川田
Shingo Kawata
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Abstract

【課題】摺動抵抗が小さく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しにくく、かつ高温環境下で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇が抑制される金属材料およびその製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の金属材料10は、CuまたはCu合金を主成分として含有する導電性基材1の片面に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層2を備え、めっき層2の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、めっき層2の表面21において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%であることを特徴とするものである。【選択図】図1

Description

本発明は、金属材料およびその製造方法に関する。
電気接点材料には、従来から電気伝導性に優れた銅または銅合金が利用されてきたが、近年は接点特性の向上が進み、銅または銅合金をそのまま用いるケースは減少している。このような銅または銅合金からなる従来の電気接点材料に代わって、銅または銅合金上に各種表面処理した材料が製造・利用されている。現在では、特に、電気接点部に銅または銅合金上にSnまたはSn合金がめっきされた部材が電気接点材料に広く用いられている。
このSnまたはSn合金からなるめっき材料は、導電性基材の優れた導電性、機械的強度、およびめっき層の優れた電気接続性と耐食性とはんだ付け性を兼ね備えた高性能な導電体として知られており、電気・電子機器に用いられる各種の端子やコネクタなどに広く用いられている。このめっき材料は、通常、銅(Cu)などの導電性基材の合金成分がSnまたはSn合金からなるめっき層に拡散するのを防止するため、基材上にバリア機能を有するニッケル(Ni)、コバルト(Co)などが下地層としてめっきされる。
しかしながら、表面に存在するSnめっき層は軟らかく、またその動摩擦係数は高いため、摺動抵抗が大きくなるとともに、プレス加工時に傷がつきやすくSn摩耗粉が発生しやすくなる。
これに対し、例えば特許文献1には、銅または銅合金からなる母材の表面上に、Ni層、Cu−Sn合金層およびSn層をこの順に形成し、Sn層の最表面において、放射状のSn凝固組織の個数と、圧延直角方向の表面粗さを所定の範囲に制御することで、Sn摩耗粉の発生を防止して長期の接触信頼性を維持する技術が開示されている。
特開2016−156051号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、近年の高温耐久性の要求の高まりに対応するには不十分である。具体的に、特許文献1に開示される技術では、高温環境下で形成される拡散層の形状により、母材に含まれるCuがNi層およびCu−Sn合金層を介してSn層に拡散し、Sn層中のSn成分と反応してCu−Sn合金相を形成する結果、Sn層中に含まれるSn相の割合が減少する。また、Sn層中に含まれるSn相が減少すると、最表層にまでCuが拡散して表面に露出するようになり、さらに、表面に露出したCuが酸化して、酸化銅を形成すると、接触抵抗が上昇するという問題がある。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、摺動抵抗が小さく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しにくく、かつ高温環境下で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇が抑制される金属材料およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した目的を達成するため、鋭意検討を重ねた。その結果、CuまたはCu合金を主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層を備え、めっき層の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%であることを特徴とする金属材料によれば、摺動抵抗が小さく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しにくく、かつ高温環境下で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇が抑制されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面側に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層を備え、
前記めっき層の縦断面において、前記Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、
前記めっき層の表面において、前記Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつ前記Cu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%であることを特徴とする金属材料。
(2)前記めっき層の表面粗さRzが1.5μm以下であり、
前記めっき層の表面に存在する前記Sn相を除去して測定した前記Cu−Sn合金相の表面粗さRzが、前記めっき層の表面粗さRzより、0μm超0.5μm以下大きい、上記(1)に記載の金属材料。
(3)前記導電性基材と前記めっき層との間にNiを主成分として含有する中間層が形成されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の金属材料。
(4)上記(1)、(2)または(3)の金属材料を製造する方法であって、
Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面に、Snめっきを形成する工程と、
前記Snめっきを形成した前記導電性基材を、Snの融点以上かつ500℃以下の第1温度まで加熱した後に、240〜350℃の温度範囲内の第2温度までを、酸素濃度1%以下の雰囲気下にて200〜1000℃/分の冷却速度で徐冷し、次いで、1800〜3000℃/分の冷却速度で急冷して、前記Snめっきを前記めっき層に改質するリフロー工程と
を含む、金属材料の製造方法。
本発明によれば、摺動抵抗が小さく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しにくく、かつ高温環境下で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇が抑制される金属材料およびその製造方法を提供することができる。
一の実施形態の金属材料の縦断面を模式的に示したものである。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されない。
1.金属材料
本発明の金属材料は、Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面側に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層を備え、めっき層の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%であることを特徴とするものである。
図1は、一の実施形態の金属材料の縦断面を模式的に示したものである。図1に示す金属材料10は、Cuを主成分として含有する導電性基材1の片面に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層2を備え、めっき層2の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、めっき層2の表面21において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%である。また、図示の金属材料10は、導電性基材1とめっき層2の間に、Niを主成分として含有する中間層3を有する構成の場合を示している。
以下、本発明の金属材料の各部について詳細に説明する。
(導電性基材)
導電性基材1は、Cuを主成分として含有するものである。ここで、「Cuを主成分として含有する」とは、Cuを50at%(原子%)以上含有することをいうが、Cuを70at%以上含有することが好ましく、90at%以上含有することがより好ましく、95%at以上含有することがさらに好ましく、99%以上含有することが特に好ましい。
導電性基材1は、銅または銅合金であってよい。銅合金としては、特に限定されないが、例えばCu−Zn系合金、Cu−Zn−Ni系合金、Cu−Ni−Si系合金、Cu−Sn系合金、Cu−Ni−Sn系合金、Cu−Cr−Mg系合金、Cu−Ni−Si−Zn−Sn−Mg系合金などが挙げられる。
導電性基材1の厚さとしては、特に限定されないが、0.02〜0.15mmであることが好ましい。
導電性基材1の形状としては、特に限定されず、用途に応じて適宜選択することができ、例えば条材、板材、棒材、線材などであってよい。
(めっき層)
めっき層2は、導電性基材1の少なくとも片面側に最表層として形成されるものであり、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されるものである。
そして、このめっき層2の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上である。このように、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であることにより、Sn摩耗粉の発生を効果的に抑制することができる。また、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であることにより、導電性基材1中のCuが、上層であるめっき層の表面への拡散を抑制することもできる。一方で、Cu−Sn合金相の面積割合が80%未満の場合、Cu−Sn相の粒子間および粒子の上部に存在するSn残存量が多く、Sn摩耗粉の発生を抑制することができない。なお、めっき層2の縦断面におけるCu−Sn合金相の面積の割合は、FIB等の機器等を用いるか、または樹脂埋め研磨により断面出しをし、露出された縦断面をSEM観察の反射電子像(倍率:5000倍)にて観察し、算出する。具体的には、原子量の大きなSnの含有量の違いにより生じるコントラストの違い(反射電子は原子番号依存性が二次電子に比べて強く、平均原子番号の大きな部分ほど明るく観察される)から判別する。
めっき層2の縦断面におけるCu−Sn合金相の面積の割合としては、80%以上であれば特に限定されないが、Sn摩耗粉の発生の抑制効果をより高める観点から、85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
また、めっき層2の表面21において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%である。このように、めっき層2の表面21におけるCu−Sn合金相の面積の割合を、Sn相の面積の割合に比べて大きくすることで、硬度が高いCu−Sn合金相が主として摺動の相手材と接触することになり、硬度が低くSn摩耗粉を生じるSn相が摺動の相手材と接触しにくくなり、Sn摩耗粉の発生を効果的に抑制することができる。なお、めっき層2の表面21におけるSn相の面積の割合、Cu−Sn合金層の面積の割合は、表面をSEM観察の反射電子像(倍率:2000倍)にて観察し、算出する。具体的には、原子量の大きなSnの含有量の違いにより生じるコントラストの違い(反射電子は原子番号依存性が二次電子に比べて強く、平均原子番号の大きな部分ほど明るく観察される。)から判別する。
Sn摩耗粉の発生をより効果的に抑制する観点から、めっき層2の表面21におけるSn相の面積の割合としては、2%〜20%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が80%〜98%であることが好ましい。
めっき層2の厚さとしては、特に限定されないが、0.3〜2.0μmであることが好ましい。めっき層2の厚さが0.3μm以上であることにより、Cu−Sn合金が層として存在できる。めっき層2の厚さが2.0μm以下であることにより、Sn層が厚くなりすぎることを防止できる。
めっき層2の表面粗さRzとしては、特に限定されないが、1.5μm以下であることが好ましい。めっき層2の表面粗さRzが1.5μm以下であることにより、かかる金属材料の摺動性(耐摩耗性)を高めることができる。
めっき層2の表面に存在するSn相を除去して測定したCu−Sn合金相の表面粗さRzが、めっき層2の表面粗さRzより、0μm超0.5μm以下大きいことが好ましい。Cu−Sn合金相の表面粗さRzが、めっき層2の表面粗さRzより、0μm超0.5μm以下大きいことにより、かかる金属材料の摺動性(耐摩耗性)を高めることができる。なお、めっき層2の表面に存在するSn相を除去して測定したCu−Sn合金相の表面粗さRzの測定は、めっき層の表面に存在するSn相を、10質量%の硫酸と5質量%の過酸化水素と1質量%の2−プロパノールを含む水溶液を30℃に調節し、1分間浸漬させてSn相を除去した後に、JIS B0601:2013に準拠した触針式の表面粗さ計を用いて行った。また、Cu−Sn合金相の表面粗さRzは、圧延平行および直角方向についてそれぞれ複数回(例えばn=3)測定し、これらの測定値の平均値とした。
(中間層)
必須の構成要素ではないが、金属材料10においては、上述した導電性基材1とめっき層2の間に、Niを主成分として含有する中間層3を有していてもよい。ここで、「Niを主成分として含有する」とは、Niを50at%以上含有することをいうが、Niを70at%以上含有することが好ましく、90at%以上含有することがより好ましく、95at%以上含有することがさらに好ましく、99at%以上含有することが特に好ましい。
導電性基材1とめっき層2が直接接触していると、高温環境で使用した場合、導電性基材1に含まれるCuがめっき層2中のCu−Sn合金相中を介して、または直接Sn相中に拡散し、めっき層2の表面に現れて酸化銅を形成する結果として、接触抵抗が上昇することがある。もっとも、上述したとおり、この金属材料においては、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であることにより、CuがSn相へ直接拡散することが十分に抑制されているが、より確実かつ強固に高温環境での接触抵抗の上昇を抑制する場合には、中間層3を設けてCuの拡散を防止し、高温環境で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇を抑えることが好ましい。
中間層3は、NiまたはNi合金であってよい。Ni合金としては、特に限定されないが、例えばNi−P系、Ni−Fe系、Ni−B系などが挙げられる。
中間層3の厚さとしては、特に限定されないが、例えば0.1〜3.0μmであることが好ましく、0.2〜1.0μmであることがより好ましい。
なお、中間層3には、ニッケル系材料で構成されたNi含有層の代わりに、コバルトまたはコバルト合金層からなるコバルト(Co)含有層を用いても、Ni含有層と同様の効果が得られる。
2.金属材料の製造方法
本発明の金属材料の製造方法は、上述した金属材料を製造する方法である。具体的に、この金属材料の製造方法は、CuまたはCu合金を主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面に、Snめっきを形成する工程と、Snめっきを形成した導電性基材を、Snの融点以上かつ500℃以下の第1温度まで加熱した後に、240〜350℃の温度範囲内の第2温度までを、酸素濃度1%以下の雰囲気下にて200〜1000℃/分の冷却速度で徐冷し、次いで、1800〜3000℃/分の冷却速度で急冷して、Snめっきをめっき層に改質するリフロー工程とを含む。
より具体的に金属材料の製造方法について説明する。まず、銅または銅合金からなる導電性基材上に、任意で、NiまたはNi合金からなる下地層を積層形成する。下地層を形成しない場合には基材上に、下地層を形成する場合には下地層上に、最表層として、Snめっきを形成する。
このようにしてSnめっきを形成した導電性基材を、例えば熱風発生炉などを用いて、Snの融点以上かつ500℃以下の第1温度まで加熱する。
次に、例えば熱風発生炉などを用いて、240〜350℃の温度範囲内の第2温度までを、酸素濃度1%以下の雰囲気下にて200〜1000℃/分の冷却速度で徐冷する。
その後、例えば、30〜80℃の水を放水するなどして、冷却速度1800〜3000℃/分の冷却速度で急冷して、Snめっきを上述しためっき層に改質する。
このような金属材料の製造方法において、急冷の前に、200〜1000℃/分範囲の冷却速度で240〜350℃の温度範囲内の第2温度まで徐冷することにより、急冷のみを行った場合に比べてめっき表面が溶融した状態のまま、基材側のSnめっきとCuめっきとの間の固液反応が進行することができ、Cu−Sn合金相の生成量が増えるとともに、自徐冷後の急冷工程により表面が平滑である上述した金属材料を得ることができる。
なお、Snめっきを形成するためのめっき法としては、特に限定されないが、例えば電気めっきや無電解めっきのような湿式めっき、蒸着やスパッタのような乾式めっき等を用いることができる。これらの中でも、湿式めっきを用いることが好ましく、電気めっきを用いることがより好ましい。この際、Snめっき層を形成する際のめっき条件(めっき液中の浴組成、浴温、電流密度、処理時間、下地層を形成する際の浴温および電流密度など)は、めっき方法や、めっき層の化学種、めっき層の厚さなどに応じて適宜調整すればよい。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下に示す製造方法により、発明例1〜8および比較例1〜6の試料を作製した。
[発明例1]
C2600(黄銅)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したC2600(黄銅)を熱風発生炉内に置き、250℃になるように加熱した後、240℃まで酸素濃度0.5%の雰囲気下にて冷却速度200℃/分で徐冷し、その後、60℃の水を放射して冷却速度1900℃/分で急冷した。
[発明例2]
コルソン合金を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン合金を熱風加熱炉内に置き、300℃となるように加熱した後、250℃まで酸素濃度0.1%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、60℃の水を放射して冷却速度2200℃/分で急冷した。
[発明例3]
C2600(黄銅)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴温60℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は10A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したC2600を熱風加熱炉内に置き、300℃となるように加熱した後、250℃まで酸素濃度0.5%の雰囲気下にて冷却速度500℃/分で徐冷し、その後、60℃の水を放射して冷却速度2000℃/分で急冷した。
[発明例4]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴温60℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は10A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅を熱風加熱炉内に置き、350℃なるように加熱した後、275℃まで酸素濃度0.2%の雰囲気下にて冷却速度900℃/分で徐冷し、その後、50℃の水を放射して冷却速度2700℃/分で急冷した
[発明例5]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴55℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は7.5A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅を熱風加熱炉内に置き、400℃なるように加熱した後、300℃まで酸素濃度0.9%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、70℃の水を放射して冷却速度2700℃/分で急冷した
[発明例6]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度300g/L、浴温55℃、電流密度7.5A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を300g/L、浴温40℃、電流密度は10A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅をバーナー炉内に置き、500℃なるように加熱した後、350℃まで酸素濃度0.2%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、50℃の水を放射して冷却速度1800℃/分で急冷した
[発明例7]
黄銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴55℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は7.5A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施した黄銅を熱風加熱炉内に置き、400℃になるように加熱した後、300℃まで酸素濃度0.1%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、60℃の水を放射して冷却速度3000℃/分で急冷した
[発明例8]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度300g/L、浴温55℃、電流密度7.5A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を300g/L、浴温40℃、電流密度は10A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅を熱風加熱炉内に置き、500℃なるように加熱した後、300℃まで酸素濃度0.1%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、50℃の水を放射して冷却速度1800℃/分で急冷した
[比較例1]
C2600(黄銅)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したC2600を熱風加熱炉内に置き、300℃となるように加熱した後に90℃の水を放射して冷却速度900℃/分で冷却した。
[比較例2]
コルソン合金を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン合金を熱風加熱炉内に置き、300℃となるように加熱した後に90℃の水を放射して冷却速度900℃/分で冷却した。
[比較例3]
C2600(黄銅)を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度80g/L、浴温25℃、電流密度2A/dmとした。次いで、Snめっきを施したC2600(黄銅)を熱風発生炉内に置き、350℃になるように加熱した後300℃まで酸素濃度2%の雰囲気下にて冷却速度200℃/分で徐冷し、その後、60℃の水を放射して冷却速度1900℃/分で急冷した。
[比較例4]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴55℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は7.5A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅をバーナー炉内に置き、350℃なるように加熱した後、200℃まで酸素濃度0.9%の雰囲気下にて冷却速度1000℃/分で徐冷し、その後、50℃の水を放射して冷却速度1800℃/分で急冷した。
[比較例5]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴55℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にCuめっきを施した。Cuめっきの条件は、硫酸銅をCu源とし、Cu濃度を250g/L、浴温40℃、電流密度は7.5A/dmとした。Cuめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。次いで、Snめっきを施したコルソン銅を熱風加熱炉内に置き、230℃になるように加熱した後、60℃の水を放射して1000℃/分で冷却した。
[比較例6]
コルソン銅を電解脱脂、酸洗浄を施した後、表面にNiめっきを施した。Niめっきの条件は、スルファミン酸NiをNi源とし、Ni濃度250g/L、浴55℃、電流密度10A/dmとした。次いで、Niめっきの表面にSnめっきを施した。Snめっきの条件は、硫酸SnをSn源とし、Sn濃度100g/L、浴温20℃、電流密度3A/dmとした。
以上のようにして作製した試料について、その構造および特性について評価し、その製造条件とともに表1に示した。
(めっき層の表面粗さRzの測定)
JIS B0601:2013に準拠した触針式の表面粗さ形を用いて、めっき層の圧延平行および直角方向についての表面粗さをそれぞれ測定した。また、めっき層の表面粗さRzは、圧延平行および直角方向についてそれぞれ3回測定し、これらの測定値の平均値とした。
(Cu−Sn合金相の表面粗さRzの測定)
めっき層の表面に存在するSn相を、10質量%の硫酸と5質量%の過酸化水素と1質量%の2−プロパノールを含む水溶液を30℃に調節し、1分間浸漬させてSn相を除去した。次いで、JIS B0601:2013に準拠した触針式の表面粗さ形を用いて、めっき層の圧延平行および直角方向についての表面粗さをそれぞれ測定した。また、Cu−Sn合金相の表面粗さRzは、圧延平行および直角方向についてそれぞれ3回測定し、これらの測定値の平均値とした。
(動摩擦係数の測定)
表面性測定機(新東科学株式会社製、TYPE:14)を用い、各試料の表層を形成した表面を、Ag表面被覆張り出し加工材(表層に膜厚3μmのAg層を有する無酸素銅C1020、張り出し加工部の曲率半径が5mm)に対し、移動速度100mm/min、摺動距離5mm、接触荷重を5Nで、導電材を15回往復摺動させ、15回目の摺動時の数値を動摩擦係数として測定し、以下の基準で評価した。
○:0.3未満
△:0.3以上0.6未満
×:0.6以上
(摩耗耐久性試験)
動摩擦係数測定後の接点部分をSEMの200倍にて観察し、Sn摩耗粉の発生の有無を評価した。
(耐熱性試験:接触抵抗値の測定)
大気雰囲気下において150℃で1000時間加熱した。加熱後、導電材(各試料)と、Ag表面被覆張り出し加工材(表層に膜厚3μmのAg層を有する無酸素銅C1020、張り出し加工部の曲率半径が5mm)との間の接触抵抗を、四端子法により測定して求めた。DC電流源として株式会社TFF ケースレーインスツルメンツ社製 6220型DC電流ソースを用い、電気抵抗の測定には電流測定器(同社製 2182A型ナノボルトメータ)を用いた。任意の5箇所における接触抵抗値を測定し、各々平均値(n=5)を算出し、以下の基準で評価した。
◎:10mΩ未満
〇:10mΩ以上20mΩ未満
△:20mΩ以上
Figure 2021169643
Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面側に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層を備え、めっき層の縦断面において、Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%である実施例1の試料は、摺動抵抗が小さく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しにくく、かつ高温環境で使用した場合であっても、接触抵抗の上昇が抑制される。
めっき層の縦断面におけるCu−Sn合金相の面積の割合が70%であり、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が30%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が70%である比較例1〜3の試料では、摺動抵抗は小さいが、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しやすく、かつ高温環境で使用した場合に、接触抵抗が上昇する。
めっき層の縦断面におけるCu−Sn合金相の面積の割合が30%であり、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が100%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が0%である比較例4、5の試料では、高温環境で使用した場合に、接触抵抗の上昇は抑制されるが、摺動抵抗が大きく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しやすい。
めっき層の縦断面においてCu−Sn合金相を有さず(面積の割合が0%であり)、めっき層の表面において、Sn相の面積の割合が100%であり、かつCu−Sn合金相の面積の割合が0%である比較例6の試料では、高温環境で使用した場合に、接触抵抗の上昇は抑制されるが、摺動抵抗が大きく、プレス加工時にSn摩耗粉が発生しやすい。
10 金属材料
1 導電性基材
2 めっき層
21 表面
3 中間層

Claims (4)

  1. Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面側に、Cu含有量が20〜70at%のCu−Sn合金相と、Sn相とにより形成されためっき層を備え、
    前記めっき層の縦断面において、前記Cu−Sn合金相の面積の割合が80%以上であり、
    前記めっき層の表面において、前記Sn相の面積の割合が2%〜25%であり、かつ前記Cu−Sn合金相の面積の割合が75%〜98%であることを特徴とする金属材料。
  2. 前記めっき層の表面粗さRzが1.5μm以下であり、
    前記めっき層の表面に存在する前記Sn相を除去して測定した前記Cu−Sn合金相の表面粗さRzが、前記めっき層の表面粗さRzより、0μm超0.5μm以下大きい、請求項1に記載の金属材料。
  3. 前記導電性基材と前記めっき層との間にNiを主成分として含有する中間層が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の金属材料。
  4. 請求項1、2または3の金属材料を製造する方法であって、
    Cuを主成分として含有する導電性基材の少なくとも片面に、Snめっきを形成する工程と、
    前記Snめっきを形成した前記導電性基材を、Snの融点以上かつ500℃以下の第1温度まで加熱した後に、240〜350℃の温度範囲内の第2温度までを、酸素濃度1%以下の雰囲気下にて200〜1000℃/分の冷却速度で徐冷し、次いで、1800〜3000℃/分の冷却速度で急冷して、前記Snめっきを前記めっき層に改質するリフロー工程と
    を含む、金属材料の製造方法。
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