JP2021167146A - シートフレーム及びシートフレームの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リクライナの固定強度及び溶接品質を高められるシートフレームを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、クッションフレームと、バックフレームと、バックフレームをクッションフレームに揺動可能に連結するリクライナとを備えるシートフレームである。リクライナは、内歯部材と、内歯部材の内部に配置され内歯部材に係合する外歯部材とを有する。内歯部材は、リング状の内歯歯車と、内歯歯車の軸方向における端部に連結されると共に、溶接ビードによってバックフレームに溶接された固定部とを有する。溶接ビードは、内歯歯車の周方向に沿って一周する周回部と、周回部の一方の端部から内歯歯車の径方向内側に向かって延伸し、周回部と内歯歯車の径方向に重なるラップ部とを有する。【選択図】図6
Description
本開示は、シートフレーム及びシートフレームの製造方法に関する。
車両等に配置される乗物用シートには、シートクッションに対しシートバックをシート前後方向に揺動して姿勢を調整するリクライナが設けられる。リクライナは、シートクッションを支持するクッションフレームと、シートバックを支持するバックフレームとに固定されている。
一般に、バックフレームには、リクライナの内歯部材が溶接される(特許文献1参照)。また、内歯部材に係合する外歯部材は、クッションフレームに固定される。
上記公報のように、内歯部材の周方向の一部に溶接ビードがない部分が設けられると、バックフレームへの固定強度が低下する。また、溶接ビードの終端に発生するクレーターによって、溶接品質が低下する。
本開示の一局面は、リクライナの固定強度及び溶接品質を高められるシートフレームを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、クッションフレーム(2)と、バックフレーム(3)と、バックフレーム(3)をクッションフレーム(2)に揺動可能に連結するリクライナ(5)と、を備えるシートフレーム(1)である。リクライナ(5)は、内歯部材(51)と、内歯部材(51)の内部に配置され内歯部材(51)に係合する外歯部材(52)とを有する。
内歯部材(51)は、リング状の内歯歯車(51A)と、内歯歯車(51A)の軸方向における端部に連結されると共に、溶接ビード(7)によってバックフレーム(3)に溶接された固定部(51B)と、を有する。溶接ビード(7)は、内歯歯車(51A)の周方向に沿って一周する周回部(7A)と、周回部(7A)の一方の端部から内歯歯車(51A)の径方向内側に向かって延伸し、周回部(7A)と内歯歯車(51A)の径方向に重なるラップ部(7B)と、を有する。
このような構成によれば、溶接ビード(7)の周回部(7A)によって、内歯部材(51)のバックフレーム(3)への固定強度を高められる。また、ラップ部(7B)によって、溶接ビード(7)の終端部に発生するクレーターを周回部(7A)の内側に配置できるため、リクライナ(5)の溶接品質が高められる。
本開示の一態様では、内歯部材(51)は、固定部(51B)からバックフレーム(3)に向かって突出すると共に、内歯歯車(51A)の周方向に互いに離れるように並置された複数の凸部(51C)を有してもよい。周回部(7A)は、内歯歯車(51A)の径方向において複数の凸部(51C)よりも外側に配置されてもよい。ラップ部(7B)は、内歯歯車(51A)の周方向において複数の凸部(51C)の間に配置されてもよい。このような構成によれば、バックフレーム(3)に挿入される複数の凸部(51C)と、ラップ部(7B)との干渉を避けつつ、リクライナ(5)の溶接品質を高めることができる。
本開示の一態様では、ラップ部(7B)の内歯歯車(51A)の中心軸からの最小距離は、複数の凸部(51C)の内歯歯車(51A)の中心軸からの最小距離よりも大きくてもよい。このような構成によれば、ラップ部(7B)の長さが過大となることが抑制できる。その結果、シートフレーム(1)の生産効率が高められる。
本開示の別の態様は、クッションフレーム(2)と、バックフレーム(3)と、バックフレーム(3)をクッションフレーム(2)に揺動可能に連結するリクライナ(5)と、を備えるシートフレーム(1)の製造方法である。シートフレームの製造方法は、リクライナ(5)をバックフレーム(3)に溶接する工程を備える。
リクライナ(5)は、内歯部材(51)と、内歯部材(51)の内部に配置され内歯部材(51)に係合する外歯部材(52)と、を有する。内歯部材(51)は、リング状の内歯歯車(51A)と、内歯歯車(51A)の軸方向における端部に連結された固定部(51B)と、を有する。溶接する工程では、内歯歯車(51A)の周方向に沿って一周した後、内歯歯車(51A)の径方向内側に向かう軌跡によって、固定部(51B)とバックフレーム(3)とを溶接する。
このような構成によれば、内歯歯車(51A)の周方向に沿って一周する溶接によって、内歯部材(51)のバックフレーム(3)への固定強度を高められる。また、一周後に内歯歯車(51A)の径方向内側に向かう溶接によって、溶接の終端部に発生するクレーターを周回部(7A)の内側に配置できるため、リクライナ(5)の溶接品質が高められる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す乗物用シート10は、シートクッション11と、シートバック12と、シートフレーム1とを備える。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す乗物用シート10は、シートクッション11と、シートバック12と、シートフレーム1とを備える。
乗物用シート10は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート10を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
シートクッション11は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック12は、着席者の背部を支持するための部位である。シートバック12は、シートクッション11に対してシート前後方向に揺動可能である。
シートフレーム1は、クッションフレーム2と、バックフレーム3と、第1リクライナ5と、第2リクライナ6とを備える。クッションフレーム2は、シートクッション11を支持する。バックフレーム3は、シートバック12を支持する。
<バックフレーム>
バックフレーム3は、第1リクライナ5及び第2リクライナ6を介して、クッションフレーム2に対してシート前後方向に揺動可能に連結されている。
バックフレーム3は、第1リクライナ5及び第2リクライナ6を介して、クッションフレーム2に対してシート前後方向に揺動可能に連結されている。
バックフレーム3は、上下方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離間して配置された第1サイドフレーム31及び第2サイドフレーム32を有する。第1サイドフレーム31は、第2サイドフレーム32に対し左側に配置されている。
<リクライナ>
第1リクライナ5は、第1サイドフレーム31の下端部に取り付けられている。第2リクライナ6は、第2サイドフレーム32の下端部に取り付けられている。第1リクライナ5及び第2リクライナ6は、バックフレーム3をクッションフレーム2に揺動可能に連結している。
第1リクライナ5は、第1サイドフレーム31の下端部に取り付けられている。第2リクライナ6は、第2サイドフレーム32の下端部に取り付けられている。第1リクライナ5及び第2リクライナ6は、バックフレーム3をクッションフレーム2に揺動可能に連結している。
以下では、第1リクライナ5の構成について説明する。第2リクライナ6は、第1リクライナ5と同じ構成(詳細には左右対称の形状)を有する。そのため、第2リクライナ6の説明は省略する。
第1リクライナ5は、図2及び図3に示すように、リクライナ本体5Aと、キャップ5Bと、リクライニングプレート5Cとを有する。リクライナ本体5Aは、第1サイドフレーム31とリクライニングプレート5Cとに連結されている。
キャップ5Bは、リクライナ本体5Aのシート幅方向外側に配置され、リクライナ本体5Aを構成する部品を覆っている。リクライニングプレート5Cは、クッションフレーム2に固定されている。
リクライナ本体5Aは、図4に示すように、内歯部材51と、外歯部材52と、楔部材53と、バネ54とを有する。
内歯部材51は、内歯歯車51Aと、固定部51Bと、複数の凸部51C(図5参照)とを有する。
内歯部材51は、内歯歯車51Aと、固定部51Bと、複数の凸部51C(図5参照)とを有する。
内歯歯車51Aは、内周面に複数の歯が配置されたリング状の部位である。固定部51Bは、内歯歯車51Aの軸方向における端部(具体的には、シート幅方向内側の端部)に連結された板状の部位である。固定部51Bは、後述する溶接ビード7によって第1サイドフレーム31に溶接されている。
図5に示す複数の凸部51Cは、それぞれ、固定部51Bからバックフレーム3に向かって突出している。具体的には、複数の凸部51Cは、シート幅方向内側に向かって突出し、第1サイドフレーム31に設けられた開口31A(図3参照)に挿入されている。
複数の凸部51Cは、それぞれ、内歯歯車51Aの周方向に沿って延伸している。複数の凸部51Cの内歯歯車51Aの周方向における長さ及び内歯歯車51Aの径方向における幅は、互いに等しい。
また、複数の凸部51Cは、内歯歯車51Aの周方向に互いに離れて配置されている。隣接する2つの凸部51Cの間隔は全て等しい。なお、本実施形態では、内歯部材51は3つの凸部51Cを有しているが、内歯部材51は2つ又は4つ以上の凸部51Cを有してもよい。
図4に示す外歯部材52は、内歯部材51の内部に配置され内歯部材51に係合する。外歯部材52は、複数のポール52Aを有する。複数のポール52Aは、それぞれ、内歯歯車51Aに径方向内側から係合する歯を有する。複数のポール52Aは、内歯歯車51Aの周方向に互いに離れて配置されている。
複数のポール52Aは、リクライニングプレート5Cに間接的に固定されている。つまり、複数のポール52Aは、リクライニングプレート5Cと共に、内歯部材51に対して相対的に回転する。
楔部材53は、複数のポール52Aに対し、内歯歯車51Aの径方向内側に配置されている。楔部材53は、複数のポール52Aを内歯歯車51Aに押し付ける係合位置と、複数のポール52Aを内歯歯車51Aから離す解除位置とに、シート幅方向と平行な中心軸周りの回転によって変位するように構成されている。楔部材53は、バネ54によって、係合位置に向かって回転する方向に付勢されている。
楔部材53が係合位置にあるとき、内歯部材51の外歯部材52に対する回転が規制される。楔部材53が解除位置にあるとき、内歯部材51の外歯部材52に対する回転が許容され、バックフレーム3がクッションフレーム2に対して揺動する。
<溶接ビード>
図6に示すように、溶接ビード7は、固定部51Bと第1サイドフレーム31の開口31Aの周辺部位とを、内歯歯車51Aの軸方向(つまりバックフレーム3の揺動軸と平行な方向)に接合している。溶接ビード7は、周回部7Aと、ラップ部7Bとを有する。
図6に示すように、溶接ビード7は、固定部51Bと第1サイドフレーム31の開口31Aの周辺部位とを、内歯歯車51Aの軸方向(つまりバックフレーム3の揺動軸と平行な方向)に接合している。溶接ビード7は、周回部7Aと、ラップ部7Bとを有する。
周回部7Aは、内歯歯車51Aの周方向に沿って一周している部位である。周回部7Aは、溶接の始点7Cを含んでいる。なお、周回部7Aの延伸方向において、周回部7Aの内歯歯車51Aの中心軸Pからの距離は一定でなくてもよい。
周回部7Aは、開口31Aに挿入された複数の凸部51Cを外側から囲むように配置されている。つまり、周回部7Aは、内歯歯車51Aの径方向において複数の凸部51Cよりも外側に配置されている。
ラップ部7Bは、周回部7Aの始点7Cとは反対側の端部7Dから内歯歯車51Aの径方向内側に向かって(つまり中心軸Pに近づくように)延伸し、周回部7Aと内歯歯車51Aの径方向に重なる部位である。ラップ部7Bは、溶接の終点7Eを含んでいる。なお、周回部7Aの端部7Dは、始点7Cと内歯歯車51Aの径方向に重なる部位である。
ラップ部7Bは、内歯歯車51Aの周方向において複数の凸部51Cの間に配置されている。ラップ部7Bの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離は、複数の凸部51Cの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離よりも大きい。つまり、ラップ部7Bは、内歯歯車51Aの径方向において複数の凸部51Cの最内縁よりも外側に位置している。したがって、溶接ビード7の終点7Eは、内歯歯車51Aの周方向において複数の凸部51Cの間に位置する。
[1−2.製造方法]
以下、シートフレーム1の製造方法について説明する。図7に示すシートフレームの製造方法は、配置工程S10と、溶接工程S20とを有する。
以下、シートフレーム1の製造方法について説明する。図7に示すシートフレームの製造方法は、配置工程S10と、溶接工程S20とを有する。
<配置工程>
本工程では、第1サイドフレーム31の第1リクライナ5の取り付け位置(つまり開口31Aの周辺部位)に、第1リクライナ5のリクライナ本体5Aを配置する。
本工程では、第1サイドフレーム31の第1リクライナ5の取り付け位置(つまり開口31Aの周辺部位)に、第1リクライナ5のリクライナ本体5Aを配置する。
<溶接工程>
本工程では、第1サイドフレーム31に配置されたリクライナ本体5Aを第1サイドフレーム31に溶接する。
本工程では、第1サイドフレーム31に配置されたリクライナ本体5Aを第1サイドフレーム31に溶接する。
具体的には、内歯歯車51Aの周方向に沿って一周した後、内歯歯車51Aの径方向内側に向かう(つまり中心軸Pに近づく)軌跡によって、固定部51Bと第1サイドフレーム31とを溶接する。この軌跡によって、周回部7Aとラップ部7Bとを有する溶接ビード7が形成される。なお、溶接方法は特に限定されないが、レーザ溶接が好適である。
上述の配置工程S10及び溶接工程S20を第2サイドフレーム32及び第2リクライナ6に対して行い、さらにクッションフレーム2に第1リクライナ5及び第2リクライナ6それぞれのリクライニングプレート5Cを固定することで、シートフレーム1が得られる。
[1−3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)溶接ビード7の周回部7Aによって、内歯部材51のバックフレーム3への固定強度を高められる。また、ラップ部7Bによって、溶接ビード7の終端部に発生するクレーターを周回部7Aの内側に配置できるため、リクライナ5,6の溶接品質が高められる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)溶接ビード7の周回部7Aによって、内歯部材51のバックフレーム3への固定強度を高められる。また、ラップ部7Bによって、溶接ビード7の終端部に発生するクレーターを周回部7Aの内側に配置できるため、リクライナ5,6の溶接品質が高められる。
(1b)ラップ部7Bが内歯歯車51Aの周方向において複数の凸部51Cの間に配置されることで、バックフレーム3に挿入される複数の凸部51Cと、ラップ部7Bとの干渉を避けつつ、リクライナ5,6の溶接品質を高めることができる。
(1c)ラップ部7Bの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離を、複数の凸部51Cの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離よりも大きくすることで、ラップ部7Bの長さが過大となることが抑制できる。その結果、シートフレーム1の生産効率が高められる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態のシートフレーム1において、ラップ部7Bの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離は、複数の凸部51Cの内歯歯車51Aの中心軸Pからの最小距離以下であってもよい。例えば、溶接ビード7の終点7Eが、複数の凸部51Cよりも内歯歯車51Aの中心軸Pの近くに位置してもよい。
(2b)上記実施形態のシートフレーム1において、ラップ部7Bは必ずしも内歯歯車51Aの周方向において複数の凸部51Cの間に配置されなくてもよい。例えば、ラップ部7Bは、内歯歯車51Aの径方向において、複数の凸部51Cと周回部7Aとの間に配置されてもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シート10は、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2d)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…シートフレーム、2…クッションフレーム、3…バックフレーム、
5…第1リクライナ、5A…リクライナ本体、5B…キャップ、
5C…リクライニングプレート、6…第2リクライナ、7…溶接ビード、
7A…周回部、7B…ラップ部、7C…始点、7D…端部、7E…終点、
10…乗物用シート、11…シートクッション、12…シートバック、
31…第1サイドフレーム、31A…開口、32…第2サイドフレーム、
51…内歯部材、51A…内歯歯車、51B…固定部、51C…凸部、
52…外歯部材、52A…ポール、53…楔部材、54…バネ。
5…第1リクライナ、5A…リクライナ本体、5B…キャップ、
5C…リクライニングプレート、6…第2リクライナ、7…溶接ビード、
7A…周回部、7B…ラップ部、7C…始点、7D…端部、7E…終点、
10…乗物用シート、11…シートクッション、12…シートバック、
31…第1サイドフレーム、31A…開口、32…第2サイドフレーム、
51…内歯部材、51A…内歯歯車、51B…固定部、51C…凸部、
52…外歯部材、52A…ポール、53…楔部材、54…バネ。
Claims (4)
- クッションフレームと、
バックフレームと、
前記バックフレームを前記クッションフレームに揺動可能に連結するリクライナと、
を備え、
前記リクライナは、
内歯部材と、
前記内歯部材の内部に配置され前記内歯部材に係合する外歯部材と、
を有し、
前記内歯部材は、
リング状の内歯歯車と、
前記内歯歯車の軸方向における端部に連結されると共に、溶接ビードによって前記バックフレームに溶接された固定部と、
を有し、
前記溶接ビードは、
前記内歯歯車の周方向に沿って一周する周回部と、
前記周回部の一方の端部から前記内歯歯車の径方向内側に向かって延伸し、前記周回部と前記内歯歯車の径方向に重なるラップ部と、
を有する、シートフレーム。 - 請求項1に記載のシートフレームであって、
前記内歯部材は、前記固定部から前記バックフレームに向かって突出すると共に、前記内歯歯車の周方向に互いに離れるように並置された複数の凸部を有し、
前記周回部は、前記内歯歯車の径方向において前記複数の凸部よりも外側に配置され、
前記ラップ部は、前記内歯歯車の周方向において前記複数の凸部の間に配置される、シートフレーム。 - 請求項2に記載のシートフレームであって、
前記ラップ部の前記内歯歯車の中心軸からの最小距離は、前記複数の凸部の前記内歯歯車の中心軸からの最小距離よりも大きい、シートフレーム。 - クッションフレームと、バックフレームと、前記バックフレームを前記クッションフレームに揺動可能に連結するリクライナと、を備えるシートフレームの製造方法であって、
前記リクライナを前記バックフレームに溶接する工程を備え、
前記リクライナは、
内歯部材と、
前記内歯部材の内部に配置され前記内歯部材に係合する外歯部材と、
を有し、
前記内歯部材は、
リング状の内歯歯車と、
前記内歯歯車の軸方向における端部に連結された固定部と、
を有し、
前記溶接する工程では、前記内歯歯車の周方向に沿って一周した後、前記内歯歯車の径方向内側に向かう軌跡によって、前記固定部と前記バックフレームとを溶接する、シートフレームの製造方法。
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