JP2021165523A - 基礎点検口及び基礎点検口用の蓋体 - Google Patents

基礎点検口及び基礎点検口用の蓋体 Download PDF

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Abstract

【課題】基礎点検口を基礎に容易に取り付けることを可能にする。
【解決手段】基礎点検口10は、基礎1に形成された開口2に取り付けられて用いられるものであって、開口2内に配置される枠本体12、及び、枠本体12の一端に形成されたフランジ13を含む枠体11と、枠体11の開口部15に嵌合可能な蓋体21とを有する。フランジ13は、枠本体12が基礎1の開口2内に配置された状態において基礎1の開口2の周縁部と対向する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物の基礎点検口及び基礎点検口用の蓋体に関する。
近年、住宅の省エネ志向が高まる中、浴室区画等の断熱性能を向上させるために、浴室等の床下部分を区画する基礎の内側面に全周にわたって断熱材が設けられる。ただし、基礎には床下部分を点検するための開口(人通口又は点検口)を設ける必要があり、当該開口部分には断熱材を設けることができない。
そこで、基礎に設けた開口を介する通気を遮断し、断熱を図るべく、基礎の開口に固着される枠体の開口部に、断熱性を有する蓋体を着脱可能な基礎点検口が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3078345号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の基礎点検口における蓋体は、その表面に、左右方向に互いに離隔して配置された4つの縦長の凹部が形成され、蓋体の凹部間の把持部を両手で把持した状態で枠体の開口部に押し込んだり、開口部から手前に引き寄せることで、蓋体の開閉作業が可能となる。
そこで、本発明の目的は、基礎点検口用の蓋体を片手で操作して開閉作業を容易に行うことが可能な基礎点検口及び基礎点検口用の蓋体を提供することである。
本発明の基礎点検口は、浴室の下方空間を画定する基礎に用いられる基礎点検口であって、開口部を有する枠体と、前記枠体の前記開口部における通気を遮断するために当該開口部に嵌合可能な蓋体とを備えている。そして、前記枠体は、内周の下面に係合部が設けられ、前記蓋体は、横長の矩形板状であり、外周の下面に前記係合部と係合する被係合部及び前記浴室の下方空間に対して外側となる外側面の上部中央に把持部が設けられ、当該把持部を把持して前記外側に引っ張ることで前記枠体から取り外し可能に構成されている。
これによると、基礎点検口用の蓋体を片手で操作して開閉作業を容易に行うことが可能になる。
本発明において、前記係合部は、上方に向かって開口する凹部であり、前記被係合部は、前記凹部に篏合可能な凸部であることが好ましい。
また、本発明の基礎点検口用の蓋体は、浴室の下方空間を画定する基礎に用いられる基礎点検口用の蓋体であって、前記蓋体は、横長の矩形板状であり、前記基礎点検口用の枠体が有する開口部における通気を遮断するために当該開口部に嵌合可能に構成され、外周の下面に前記枠体の内周の下面に形成された係合部と係合する被係合部及び前記浴室の下方空間に対して外側となる外側面の上部中央に把持部が形成され、当該把持部を把持して前記外側に引っ張ることで前記枠体から取り外し可能に構成されている。これによると、基礎点検口用の蓋体を片手で操作して開閉作業を容易に行うことが可能になる。
また、本発明において、前記被係合部は、上方に向かって開口する前記係合部としての凹部に篏合可能な凸部であることが好ましい。
本発明の基礎点検口及び基礎点検口用の蓋体によると、基礎点検口用の蓋体を片手で操作して開閉作業を容易に行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る基礎点検口が取り付けられた建物構造の部分斜視図である。 (a)は図1に示す建物構造の正面図であり、(b)は図1に示す建物構造の平面図である。 図2(a)のIII−III線に沿った断面図である。 (a)は図1に示す枠体の斜視図であり、(b)は枠体の分解斜視図である。 図1に示す枠体の正面図である。 (a)は図1に示す蓋体の斜視図であり、(b)は図6(a)に示す蓋体を反対側から見たときの斜視図である。 (a)は図1に示す基礎の斜視図であり、(b)は基礎の開口に基礎点検口が取り付けられた状況を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る基礎点検口100が取り付けられた建物構造100について、図1を参照しつつ以下に説明する。
本実施形態における建物構造100は、図1及び図2に示すように、長手方向Aに長尺な基礎1(例えば、布基礎)と、基礎1に形成された開口2(図7(a)参照)に取り付けられて用いられる基礎点検口10と、基礎1及び基礎点検口10上に配置された土台3と、土台3と基礎1との間に配置された複数の基礎パッキン4と、開口2及び土台3と基礎点検口10の枠体11との間に充填された発泡合成樹脂5とを含んでなる。なお、図1に示す建物構造100は、ユニットバスを用いた浴室の下方空間を画定する基礎構造の一部分を示しており、基礎1の立ち上がり部1bの幅方向B(長手方向Aと直交する方向)に沿って立ち上がり部1bよりも図中左側が内側で右側が外側となっている。これより、以下の説明において、幅方向Bの一方を外側、他方を内側と称することがある。
基礎1は、フーチング1aとフーチング1aから上方に立設された立ち上がり部1bとで構成されている。土台3及び基礎パッキン4は、基礎1に植設されたアンカーボルト、角座金及びナット(ともに図示せず)によって立ち上がり部1b上に固定されている。立ち上がり部1bの内側面1c全体には、断熱材6が設けられている。なお、断熱材6は、立ち上がり部1bの外側面1dに設けられていてもよい。また、立ち上がり部1bには、図7(a)に示すように、長手方向Aの途中部位が欠設されてなる開口2が形成されており、立ち上がり部1bが長手方向Aに互いに離隔するように分断されている。
基礎点検口10は、図1〜図3に示すように、枠体11と、蓋体21とを有する。枠体11は、図3及び図4に示すように、基礎1の開口2内に配置可能に構成された枠本体12と、フランジ13と、断熱体14とを有する。枠本体12は、図2〜図4に示すように、四角筒形状を有し、長手方向Aの幅及び上下方向Cの高さが開口2よりも若干小さく形成されている。また、枠本体12は、図7(b)に示すように、開口2に配置された状態において、開口2よりも径方向に関して内側に開口部15を有する。開口部15の開口方向は、基礎1の立ち上がり部1bの幅方向Bと平行である。
枠本体12は、合成樹脂から構成されており、図4に示すように、開口部15を構成する内周面16を有する。開口部15は、第1開口部15aと、第2開口部15bとが連通して構成されている。第2開口部15bは、第1開口部15aよりも幅方向Bに沿って内側に配置され且つ第1開口部15よりもその開口径が若干小さくなっている。
内周面16は、図4及び図5に示すように、第1開口部15aを構成する第1内周面16aと、第2開口部15bを構成する第2内周面16bと、第1内周面16aと第2内周面16bとを接続する段差面16cとを有する。段差面16cは、幅方向Bに面するように立設された面であり、図5に示すように、逆U字形状に形成されている。なお、第1内周面16aと第2内周面16bは、下面部分が幅方向Bに沿って連続的に接続されている。
内周面16には、図5に示すように、ゴムなどの弾性材料からなるパッキン19が貼り付けられている。パッキン19は、第1パッキン19aと第2パッキン19bとで構成されている。第1パッキン19aは、段差面16cの長手方向Aに沿って延びる上方部分と、上下方向Cに沿って延びる2つの左右部分とに連続して貼り付けられており、逆U字形状を有する。第2パッキン19bは、下面16a1に貼り付けられており、長手方向Aに沿って延在している。また、第2パッキン19bの長手方向Aの両端は、第1パッキン19aの両端部近傍に配置されている。このようなパッキン19が設けられていることで、開口部15を蓋体21で閉鎖したときに、蓋体21と枠体11との間の隙間が周方向に亘ってほぼ全体的に埋められる。これにより、枠体11と蓋体21との気密性がより一層向上する。なお、蓋体21が枠体11の開口部15を閉鎖したときに、第1パッキン19aが蓋体21の段差面16cと対向する面に設けられ、第2パッキン19bが蓋体21の下面21aに設けられていてもよい。また、パッキン19は、枠体11及び蓋体21の両方に設けられていてもよい。これらにおいても、枠体11と蓋体21との気密性がより一層向上する。
枠本体12は、図4に示すように、第1内周面16aのうちの下面16a1に形成された2つの凹部(係合部)17と、図3に示すように、第1内周面16aのうちの上面16a2に形成された凸部18とを有する。2つの凹部17は、下面16a1の長手方向Aの両端部近傍に配置されており、上方に向かって開口している。つまり、2つの凹部17は、長手方向A(基礎1の延在方向)に沿って互いに離隔して配置されている。凸部18は、図3及び図5に示すように、上面16a2から下方に突出し且つ長手方向Aに沿って延在して形成されている。また、凸部18は、長手方向Aに関して上面16a2の中央に配置されている。すなわち、凸部18は、長手方向Aに関して、開口部15の中央に配置されている。
枠本体12の外周側面12aには、図4(b)に示すように、複数のリブ12bが形成されている。これにより、枠本体12の強度が向上する。
フランジ13は、合成樹脂から構成されており、図4に示すように、枠本体12の開口方向、すなわち幅方向Bの一端(外側端)において、枠本体12の外周側面12aから突出するように形成されている。本実施形態におけるフランジ13は、逆U字形状を有しており、枠本体12の上辺及び左右辺に一体的に形成されている。なお、フランジ13は、開口2の形状に合わせて、例えば環状、U字形状、枠本体12の左右辺に形成されていてもよく、またこれらは連続にもしくは不連続に形成されていてもよく、適宜変更可能である。また、フランジ13は、枠本体12の幅方向Bの中途に形成されていてもよい。
また、フランジ13は、図1〜図3に示すように、枠本体12が開口2内に配置された状態において、基礎1の立ち上がり部1bであって開口2の周縁部と対向可能な大きさに形成されている。フランジ13は、図4(b)に示すように、立ち上がり部1bと対向する対向面13aに複数のリブ13bが形成されている。これにより、フランジ13の強度が向上する。また、対向面13aには、逆U字状に延在した凸部13cが形成されている。この凸部13cは、フランジ13の対向面13aとは反対側の面を凹まして、対向面13aの部分的に突出させてなる。凸部13cの先端面13dは、リブ13bの先端面の幅よりもその幅が大きい。また、凸部13cの先端面13dとリブ13bの先端面は、ほぼ同一平面状に配置されている。このため、枠体11を開口2に取り付ける際に、凸部13cの先端面13dとリブ13bの先端面とを立ち上がり部1bと接触させることができ、枠体11を安定して開口2に配置させることができる。また、このとき、立ち上がり部1bのフランジ13と対向する部分に仮止め用接着剤を塗布した場合、先端面13dがリブ13bよりも幅が広く形成されているため、枠体11を基礎1に効果的に接着することができる。さらに、対向面13aには、複数のリブ13bが形成されているため、仮止め用接着剤との接着面積が大きくなる。このため、枠体11を基礎11により効果的に接着させることができる。
断熱体14は、発泡合成樹脂(例えば、発泡スチロール)から構成されており、図4に示すように、四角筒状に形成されている。また、断熱体14は、枠本体12の外周側面12aに取り付けられており、当該外周側面12aの上面全体及び外周側面12aの幅方向Bの他端部(内側端部)を全周に亘って覆っている。これにより、基礎点検口10の断熱性を向上させることが可能となる。このため、後付けタイプの基礎点検口10において床下の断熱性能を高めることができる。さらに、枠本体12の左右外周側面12aのリブ12bが露出するように断熱体14を枠本体12の外周側面12aに取付けているので、枠体11を基礎1の開口2に取り付けた後に枠体11と開口2との間隙に充填される発泡合成樹脂5との密着性を向上することができる。
蓋体21は、発泡合成樹脂(例えば、発泡スチロール)から構成されており、断熱性を有している。また、蓋体21は、図1〜図3に示すように、開口部15に嵌合可能な略四角の板状に形成されている。蓋体21は、図6(a)に示すように、下面21aから下方に向かって突出する2つの凸部(被係合部)22を有する。これら2つの凸部22は、蓋体21を開口部15に配置させたときに、2つの凹部17に嵌合して係合する形状及び位置に形成されている。つまり、2つの凸部22も、長手方向Aに沿って互いに離隔して配置されている。
蓋体21は、図1〜図3に示すように、蓋体21が枠体11に取り付けられたときに外側に露出される外側面21cから突出する把持部23を有する。把持部23は、図6(a)に示すように、蓋体21の上端からやや下方であって長手方向Aの中央に配置され、長手方向Aに沿って延在している。
蓋体21の上端部には、蓋体21の2つの凸部22を2つの凹部17に嵌合させて、蓋体21の上端部を幅方向Bに沿って内側に向けて押し込むと、枠体11の凸部18と係合して蓋体21をロックするためロック部材25が設けられている。ロック部材25は、合成樹脂から構成されており、蓋体21の長手方向Aの中央に配置されている。ロック部材25は、蓋体21の上端部に取り付けられた取付部26と、取付部26から屈曲して延在する弾性支持部27と、弾性支持部27の角部先端に形成された凸部28とを有する。
弾性支持部27は、図6(a)に示すように、把持部23の上方において、取付部26から幅方向Bに沿って外側に延在してから一旦下方に折れ曲がってから幅方向Bに沿って外側に延在して形成されている。凸部28は、弾性支持部27の下方に折れ曲がる部分の角部の上端において長手方向Aに沿って延在して形成されている。
このような蓋体21で開口部15を閉鎖する際に、当該蓋体21の2つの凸部22を2つの凹部17に嵌合させて蓋体21の上端部を幅方向Bに沿って内側に向けて押し込んでいくと、凸部28が凸部18を乗り越えるように弾性支持部27が一旦下方に撓んだ後、復帰する。つまり、弾性支持部27は、凸部28を凸部18に係合させるように弾性変形可能である。これにより、凸部28と凸部18とが係合し、蓋体21が枠体11にロックされる。このとき、枠体11は2つの凹部17及び1つの凸部18を有し、蓋体21は2つの凸部22及び1つの凸部28を有するので、蓋体21を枠体11の開口部15に3箇所で係合させて取り付けることができる。このため、枠体11に対して蓋体21をガタツキなく固定することが可能となり、枠体11と蓋体21との気密性が向上する。一方、蓋体21が枠体11にロックされた状態で、弾性支持部27の先端27aを把持部23に近づくように下方に押圧すると、凸部28と凸部18との係合が解除されるように弾性支持部27が下方に撓み、凸部28が下方に移動する。そして、凸部28と凸部18との係合が解除された状態で把持部23を把持して蓋体21の上端部を幅方向Bに沿って外側に引っ張ることで、蓋体21を枠体21から取り外すことができる。
続いて、基礎点検口10を基礎1に取り付ける取付方法について、図7を参照しつつ以下に説明する。
図7(a)に示すように、先ずは、長手方向Aの途中部位に開口2が形成された立ち上がり部1bを有する基礎1を形成する。この後、図7(b)に示すように、立ち上がり部1bの内側面1c全体に断熱材6を設ける。なお、断熱材6は、スプレーで、発泡ウレタンを噴射して設けてもよいし、発泡スチロールの板を貼り付けることで設けてもよい。また、断熱材6は、開口2に基礎点検口10が取り付けられてから設けられてもよい。
次に、基礎1の立ち上がり部1bに形成された開口2に基礎点検口10の枠体11を設置する(枠体設置工程)。このとき、フランジ13の先端面13d及び複数のリブ13bの先端面を立ち上がり部1bの外側面1dに当接させつつ枠本体12を開口2内に配置させる。つまり、枠体11のフランジ13を立ち上がり部1bの開口2の周縁部と対向させる。また、このとき、立ち上がり部1bの外側面1dであって開口2の周縁部に仮止め用接着剤を塗布してから開口2に枠体11を設置してもよい。こうすれば、枠体11のフランジ13が仮止め用接着剤を介して立ち上がり部1bに効果的に接着され、枠体11の位置ズレなどを抑制することができる。この後、枠体11の開口部15を蓋体21で閉鎖するように蓋体21を枠体11に取り付ける。なお、枠体11の開口部15を蓋体21で閉鎖するように蓋体21を枠体11に取り付けた状態で開口2に枠体11を設置してもよい。
次に、基礎1の開口2と枠体11との間、及び、枠体11の上面(土台3と対向する部分)にスプレーで発泡合成樹脂5を(例えば、発泡ウレタン)を充填する(充填工程)。これにより、基礎1の立ち上がり部1bに設けられた断熱材6と、枠体11の断熱体14及び蓋体21とを発泡合成樹脂5で連続的に繋ぐことができる。つまり、床下区画の全周を断熱材で覆うことができるので、後付けタイプの基礎点検口10において床下の断熱性能を高めることができる。なお、フランジ13と立ち上がり部1bの外側面1dとの間にも発泡合成樹脂5を充填してもよい。この場合、フランジ13には複数のリブ13bが形成されているため、発泡合成樹脂5との接着面積が大きくなるため、枠体11を基礎1により効果的に接着させることができる。こうして、基礎1の開口2に基礎点検口10の取り付けが完了する。この後、立ち上がり部1b上に基礎パッキン4や土台3を固定することで、図1に示す建物構造100が完成する。
以上に述べたように、本実施形態の基礎点検口10及びその取付方法によると、基礎形成時に形成された開口2に、基礎点検口10を後付けすることが可能となる。このため、基礎形成時に基礎点検口10の枠体11を基礎1の立ち上がり部1bに埋め込む必要がなくなり、基礎点検口10を基礎1に容易に取り付けることが可能になる。
また、枠体11がフランジ13を有しているので、基礎1に形成された開口2が枠本体12よりも若干大きくても、基礎点検口10を基礎1の開口2に取り付けたときにフランジ13を基礎1の開口2の周縁部と対向させることができる。つまり、基礎1に形成される開口寸法の許容範囲が広くなり、開口2を基礎1に形成しやすくなる。
また、枠体11が凹部17及び凸部18を有し、蓋体21が凸部22,28を有していることで、凸部22,28を凹部17及び凸部18に係合させて開口部15を蓋体21で閉鎖することができる。また、ロック部材25が、弾性支持部27を変位させることで凸部28の凸部18に対する係合を解除することが可能であるため、開口部15を閉鎖する蓋体21を容易に取り外すことが可能となる。このため、点検時に床下という狭い空間において、容易に蓋の開閉作業を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態における枠体11のフランジ13に複数のリブ13bが形成されていなくてもよい。また、枠体11の枠本体12が四角筒以外の形状、例えば、円筒形状に形成されていてもよい。また、枠本体12は、長手方向Aに延在するうちの下方部分を有していなくてもよい。つまり、枠本体12は、特に筒状に限定するものではない。また、枠体11は、断熱体14を有していなくてもよい。枠体11は、金属材料から構成されていてもよい。また、蓋体21は、金属材料又は合成樹脂材料から構成されていてもよい。
また、枠体11に係合部としての凸部が形成され、蓋体21に被係合部として、当該凸部が嵌合する凹部が形成されていてもよい。また、枠体11に凹部が形成され、凸部28が当該凹部に嵌合してもよい。また、蓋体21に、凸部18が嵌合する凹部が形成されていてもよい。また、枠体11に第1係合部及び第2係合部が設けられず、蓋体21に第1被係合部及び第2被係合部が設けられていなくてもよい。また、ロック部材25が設けられていなくてもよい。
また、係合部及び被係合部が、枠体11及び蓋体21に1つずつ設けられていてもよい。また、パッキン19が設けられていなくてもよい。この場合、蓋体21を枠体11に取り付けて開口部15を閉鎖したときに、蓋体21の外周面及び枠体11の内周面であって互いに対向する面同士が当接することが好ましい。
1 基礎
2 開口
10 基礎点検口
11 枠体
12 枠本体
12a 外周側面
13 フランジ
13a 対向面
13b フランジ
14 断熱体
16 内周面
16a1 下面
16a2 上面
17 凹部(係合部)
18 凸部
19 パッキン
21 蓋体
21a 下面
22 凸部(被係合部)
25 ロック部材
27 弾性支持部
28 凸部

Claims (4)

  1. 浴室の下方空間を画定する基礎に用いられる基礎点検口であって、
    開口部を有する枠体と、
    前記枠体の前記開口部における通気を遮断するために当該開口部に嵌合可能な蓋体とを備えており、
    前記枠体は、内周の下面に係合部が設けられ、
    前記蓋体は、横長の矩形板状であり、外周の下面に前記係合部と係合する被係合部及び前記浴室の下方空間に対して外側となる外側面の上部中央に把持部が設けられ、当該把持部を把持して前記外側に引っ張ることで前記枠体から取り外し可能に構成されていることを特徴とする基礎点検口。
  2. 前記係合部は、上方に向かって開口する凹部であり、
    前記被係合部は、前記凹部に篏合可能な凸部であることを特徴とする請求項1に記載の基礎点検口。
  3. 浴室の下方空間を画定する基礎に用いられる基礎点検口用の蓋体であって、
    前記蓋体は、横長の矩形板状であり、前記基礎点検口用の枠体が有する開口部における通気を遮断するために当該開口部に嵌合可能に構成され、外周の下面に前記枠体の内周の下面に形成された係合部と係合する被係合部及び前記浴室の下方空間に対して外側となる外側面の上部中央に把持部が形成され、当該把持部を把持して前記外側に引っ張ることで前記枠体から取り外し可能に構成されていることを特徴とする基礎点検口用の蓋体。
  4. 前記被係合部は、上方に向かって開口する前記係合部としての凹部に篏合可能な凸部であることを特徴とする請求項3に記載の基礎点検口用の蓋体。
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