JP2021164838A - ゲームプログラムならびにゲームシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガチャを用いたゲームに代理抽選を応用させて、ゲームへの積極的な参加をユーザに促す。【解決手段】決定手段234は、代理元ユーザと関連付けられる、代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する。抽選実行手段235は、代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上のゲーム媒体を抽選により選択する。代理媒体付与手段236は、選択されたゲーム媒体を代理取得媒体として、代理元ユーザに付与する。特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に応じた特典を代理元ユーザまたは代理先ユーザに付与する。【選択図】図4

Description

本発明は、ゲームプログラムおよびゲームシステムに関する。
ゲーム内では、ゲームを有利に進めるために、キャラクタやアイテムなどのゲーム媒体が使用されることがある。このゲーム媒体は、特許文献1に示すように、ユーザからの抽選要求に基づく抽選処理(いわゆるガチャ)によってユーザに付与される。
また、ゲームシステムには、特許文献2に示すように、複数のユーザが同時に参加して、抽選ゲームを行うものが知られている。
特許第5657848号公報 特許第6440326号公報
特許文献2では、抽選権を取得したプレイヤに対応させて抽選が実行される。当該抽選権は、他プレイヤに引き継がれた場合、引継ぎ元のプレイヤに代えて他プレイヤに対応させて抽選が実行される。つまり、特許文献2では、抽選権を元々取得したプレイヤの代わりに、他プレイヤの操作によって抽選(以下、代理抽選)が行われる。
このような代理抽選が、特許文献1に示すようなガチャによる抽選処理に応用できれば、ガチャを用いたゲームの興趣性の更なる向上が期待される。興趣性の向上は、ゲームに参加するユーザの増加に繋がる。
本発明の目的は、ガチャを用いたゲームに代理抽選を応用させて、ゲームへの積極的な参加をユーザに促すことのできるゲームプログラムおよびゲームシステムを提供することである。
第1の発明は、コンピュータを、
代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理元ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
前記代理先ユーザの著名度に応じた特典を前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する特典付与手段と、
として機能させることを特徴とする、ゲームプログラムである。
第2の発明は、コンピュータを、
代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理先ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
前記代理先ユーザの著名度に応じた特典を前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する特典付与手段と、
として機能させることを特徴とする、ゲームプログラムである。
また、第1の発明または第2の発明では、前記抽選は、前記代理元ユーザに関連付けられた抽選権に応じて実行されることができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記決定手段は、所定の規則、または、前記代理元ユーザの選択に基づいて、前記代理先ユーザを決定することができる。
また、第1の発明では、前記特典付与手段は、前記著名度に応じて、前記代理元ユーザに付与される前記ゲーム媒体のステータスを変更することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記特典付与手段は、前記著名度に応じて、前記代理先ユーザに付与される前記特典の数量を変更することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記特典付与手段は、前記代理元ユーザに付与された前記代理取得媒体の数が所定数に達した場合、前記代理元ユーザに前記特典を付与することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記特典付与手段は、前記代理取得媒体が付与されなかった前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに、更に特定の特典を付与することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記特典が付与される前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザのゲーム状況に応じて、前記特典を決定することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記代理元ユーザに関連付けられた消費媒体を消費することを条件として、前記代理先ユーザによる前記抽選を実行することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記代理先ユーザが複数の前記代理元ユーザに関連付けられた場合、複数の前記代理元ユーザに対応する前記抽選を一括して実行し、選択された複数の前記ゲーム媒体の中から所定の規則に基づいて選択された前記ゲーム媒体を、前記代理取得媒体として各代理元ユーザに付与することができる。
また、第1の発明または第2の発明では、前記所定の規則は、ゲーム進行度が低い前記代理元ユーザに、選択された複数の前記ゲーム媒体の中から、希少価値の高い前記ゲーム媒体、または、前記代理元ユーザ前記がまだ取得していない前記ゲーム媒体を、前記代理取得媒体として付与することができる。
第3の発明は、コンピュータを、
代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
前記抽選処理にて選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
前記代理取得媒体が付与されなかった前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに特典を付与する特典付与手段と、
として機能させることを特徴とする、ゲームプログラムである。
第4の発明では、前記第1の発明から前記第3の発明のいずれかに記載のゲームプログラムを記憶した記憶部と、
前記ゲームプログラムを実行するコンピュータと、を備えるゲームシステムである。
本発明によれば、代理先ユーザにより、代理元ユーザに代わってガチャを引く操作が行われる。このように、抽選処理(ガチャ)を用いたゲームに代理抽選を応用させて、ゲームへの積極的な参加をユーザに促すことができる。
本実施形態におけるゲームシステムのハードウェア構成および機能的構成を示すブロック図である。 ユーザDBの概念図である。 抽選リストの概念図である。 代理抽選の抽選処理におけるパターン1の例を説明する図である。 代理抽選の抽選処理におけるパターン2の例を説明する図である。 ディスプレイへの表示画面例である。 ディスプレイへの表示画面例である。 サーバ装置の動作の流れを表す図である。 サーバ装置の動作の流れを表す図である。
[実施形態]
本実施形態にかかるゲームシステム1およびゲームプログラムについて、図面を参照して説明する。
<ゲームの説明>
図1に示す本実施形態のゲームシステム1では、サーバ装置2および複数のゲーム装置5が通信ネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されている。
本実施形態で説明するゲームは、前記ゲームシステム1にて実行されるオンラインゲームである。前記ゲームでは、ゲーム装置5のユーザは、1または複数のキャラクタ(プレイヤキャラクタまたはノンプレイヤキャラクタ)を仮想ゲーム空間で活動させたり、キャラクタを敵キャラクタと対戦させたりする。その際、ゲーム媒体を適宜利用して、例えば提示された課題(クエスト)をクリアすることによってゲームが進められる。
前記ゲーム媒体は、ゲームに関する要素を表した電子データであって、キャラクタ、キャラクタが仮想ゲーム空間内にて使用するアイテム(武器、防具、道具)などが含まれる。ユーザは、前記ゲーム媒体を、課金による直接購入、クエストのクリア、ガチャと呼ばれる仕組みを用いた方法によって入手することができる。入手したゲーム媒体は、そのゲーム媒体を所有することとなったユーザの識別情報と対応づけて、ユーザDB221(後述)に記憶され管理される。
ここで、ガチャとは、サーバ装置2にて、抽選リスト222(後述)の中から、所定の選択割合に基づきゲーム媒体を抽選により選択する方法である。選択されたゲーム媒体は、ユーザのゲーム装置5に付与される。ユーザは、消費媒体の消費指示や、ガチャを引く権利の使用指示を行うことで、ガチャを引くことができる。
消費媒体は、ゲーム内で使用可能な通貨やポイントなどであって、ゲームを進めるにあたりゲーム内で消費される媒体である。消費媒体は、クエストのクリア報酬として、また、現実社会での課金により、ユーザに付与される。
なお、“ガチャで選択したゲーム媒体を、ユーザに付与する/ユーザが所有する”とは、「抽選処理で選択されたゲーム媒体を、ユーザの識別情報と関連づける/関連づけられている」ことと同義である。
本実施形態では、上述した“ガチャを引く権利”を「抽選権」と言う。抽選権は、例えば、ゲーム媒体「ガチャチケット」の形態にて、所有している状態をユーザが確認できるようにゲーム媒体5に表示される。抽選権を所有するユーザは、ガチャを引く操作を自ら行うことができるが、この抽選権を他ユーザに移転させることもできる。
抽選権が移転した場合(例えば、ガチャチケットが他人に譲渡された場合)、移転先である他ユーザは、その抽選権に従ってガチャを引く操作を行うことができる。この場合、当選したゲーム媒体は、移転先である他ユーザに付与される。
また、抽選権を所有するユーザは、抽選権の他ユーザへの一時的な移転(引継ぎ)を行うか否かに関係なく、自らがガチャを引く操作を行わずに、他ユーザに代理でガチャを引く操作(抽選操作)を行ってもらうこともできる。この場合、当選したゲーム媒体は、他ユーザではなく、所有権を元々有しているユーザに付与される。このように、他ユーザによる代理でのガチャを引く操作に伴う抽選処理を、本実施形態では「代理抽選」と言う。
代理抽選の説明にあたり、以下では、抽選権を元々所有しているが、その抽選権に対応してガチャを引く操作は自身では行わないユーザを「代理元ユーザ」という。この代理元ユーザの代わりに、当該抽選権に対応したガチャを引く操作(抽選操作)を行う他ユーザを「代理先ユーザ」という。
代理抽選の実施により、代理先ユーザおよび代理元ユーザ同士の繋がりができるため、ユーザのゲームに対する興趣性の向上、ゲームへの積極的な参加が促される。そこで、本実施形態のゲームプログラムおよびゲームシステム1は、代理抽選の実施の増加に寄与する機能として、主に以下の機能を有する。
(a)代理先ユーザおよび/または代理元ユーザによる入札要求の入力をゲーム装置5が受け付けた場合、サーバ装置2は、その入札要求に応じて、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する。
(b)サーバ装置2は、代理抽選によって当選したゲーム媒体に、代理先ユーザが代理したことを証明する代理証明情報を付与する。
(c)代理抽選が複数回行われた結果、所定条件が満たされた場合、サーバ装置2は、代理抽選にて付与されたゲーム媒体などに特殊効果が発動するように、ステータスを変更する。
このようなゲームは、プレイステーション(登録商標)などの家庭用ゲーム機、PlayStation Vita(登録商標)などの携帯ゲーム機、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどのゲーム装置5を用いて実行される。以下では、ゲーム装置5が、スマートフォンである場合を例示する。
<ゲームシステム1の概要>
ゲームシステム1は、サーバ装置2および複数のゲーム装置5にて構成される。
サーバ装置2は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ゲーム装置5の(下記のアカウント情報毎の)ゲームデータの管理を行う。
ゲーム装置5は、ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、ゲーム装置5は、通信ネットワーク6を介してサーバ装置2からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。
なお、ゲーム装置5は、ゲームを進行するにあたり、先ずはサーバ装置2にログインする。各ユーザには、ゲーム装置5に対応づけて、ユーザ毎の識別情報(ユーザID)およびパスワードを含むアカウント情報が割り当てられている。このアカウント情報は、ログイン時、ゲーム装置5からサーバ装置2に送信され、サーバ装置2におけるユーザ認証に利用される。
ユーザ認証を経て、サーバ装置2とゲーム装置5との相互通信が可能となる。ログイン後、ゲーム装置5は、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)をサーバ装置2から受信すると、ユーザの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ61およびスピーカ62に出力しながら、ゲームを進行させる。
<ハードウェア構成>
以下、サーバ装置2およびゲーム装置5の各ハードウェア構成について説明する。
<サーバ装置2の構成>
図1に示すように、サーバ装置2は、ネットワークインターフェース21、記憶部22および制御部23を有する。ネットワークインターフェース21および記憶部22は、バス29を介して制御部23と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース21は、インターネットおよびLANなどの通信ネットワーク6を介して複数のゲーム装置5と通信可能に接続される。
記憶部22は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部22には、ゲームをプレイするユーザそれぞれのアカウント情報およびログイン履歴、本実施形態にかかるゲームプログラムの一部を含む各種プログラムが格納されている。また、記憶部22には、ユーザDB221および抽選リスト222が格納されている。
−ユーザDB−
図2に示すように、ユーザDB221には、ゲームをプレイするユーザの識別番号ごとに、現在の消費媒体の量(コイン数)、所有するゲーム媒体の名称、現在のステータス、代理抽選に関する情報が、関連づけて記憶されている。
代理抽選に関する情報には、対応するレコード上のゲーム媒体が代理抽選によって他ユーザに当ててもらったものの場合、そのゲーム媒体を代理抽選にて引き当てた代理先ユーザのID、その代理先ユーザの代理証明情報、が含まれる。また、代理抽選に関する情報には、左端欄のユーザIDが示すユーザが、代理先ユーザとして代理抽選に参加した結果、御礼として取得できた特典に関する情報(アイテムの名称など)、も含まれる。
ステータスには、攻撃力、防御力、MP、HP、スキルおよびレベル、特殊効果などが含まれる。
例えば、ユーザ“001”は、ゲーム媒体“キャラクタA〜C”“アイテムA〜C”などを現在所有している。このうち、“キャラクタA〜C”“アイテムA,B”それぞれには、そのゲーム媒体を代理抽選にて当選させた代理先ユーザのIDが対応づけられている。つまり、代理先ユーザIDが対応づけられているゲーム媒体は、ユーザが自らではなく、他ユーザ(代理先ユーザ)の抽選操作にて抽選処理が行われた結果選択された(当選した)ゲーム媒体であることを意味する。以下では、このようなゲーム媒体を、「代理取得媒体」と言う。
“アイテムC”には、代理先ユーザのIDは対応づけられていない。従って、アイテムCは、代理取得媒体ではなく、ユーザU001が自らガチャを引いて取得したゲーム媒体である。
また、代理取得媒体それぞれに対応づけられた代理証明情報は、代理抽選にて、左端欄のユーザ(代理元ユーザ)の代わりに代理先ユーザの抽選操作に応じて抽選処理が行われたことを表す情報である。代理証明情報には、当該抽選処理にて当選したゲーム媒体の名称を代理先ユーザが付け直した場合はその旨を表す情報(代理先ユーザが命名したことを表す情報)、代理先ユーザが代理として抽選処理を行ったことを表す称号、などが挙げられる。
また、ステータスにおける“特殊効果”とは、代理抽選を通じて所定条件が満たされた場合に、特定の代理取得媒体にて有効となる効果を意味する。従って、図2では、特殊効果は、代理取得媒体にのみ対応して書き込まれている。特殊効果としては、“攻撃力”“防御力”“MP”“HP”の数値が上昇したり、ゲーム媒体をゲーム内で使用した際に、敵に向かって特別な連続技(コンボ)を放ったり特別な技を繰り出したりするなどの、ゲーム内で発動する特別な効果、が挙げられる。
−抽選リスト−
抽選リスト222は、抽選実行手段235(後述)が抽選処理を行う際に用いるものであって、選択対象となるゲーム媒体に関する情報を複数含む。抽選リスト222では、図3に示すように、ゲーム媒体に関する情報(名称など)と、そのゲーム媒体の抽選による選択確率とが、1レコードとして対応づけられている。
基本的に、希少度やステータスの初期値が比較的高いゲーム媒体ほど、選択確率は低く設定されている。
制御部23は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置2の動作を制御する。
<サーバ装置2における制御部23の機能的構成>
制御部23は、各種プログラムを実行することにより、図1に示すように、情報処理手段231、照合手段232、抽選権付与手段233、決定手段234、抽選実行手段235、代理媒体付与手段236、付加手段237、特典付与手段238、変更手段239および設定手段240として機能する。
−情報処理手段−
情報処理手段231は、各ゲーム装置5と各種データを送受信する。情報処理手段231が受信する前記データとしては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報、ユーザの操作に応じたガチャの抽選要求、クエスト実行要求、アカウント情報、入札要求などが挙げられる。情報処理手段231が送信する前記データとしては、ゲームプログラムをゲーム装置5が受信したことを確認するための情報、代理抽選にて代理元ユーザに付与されたゲーム媒体に関する情報、代理抽選にて代理先ユーザに付与された特典に関する情報、などが挙げられる。
入札要求とは、代理抽選への参加を希望することを示す情報であって、ガチャの抽選を代理したい旨または代理してもらいたい旨を表す。入札要求は、代理先ユーザの候補者および/または代理元ユーザの候補者がゲーム装置5を介して上記希望を入力した場合に、そのゲーム装置5からサーバ装置2に送信される。入札要求には、入札参加の旨と、参加した入札を落札するための条件である消費媒体の消費量とが含まれる。消費媒体の消費量は、入札を希望するユーザが自由に設定できる。
ゲーム媒体に関する情報には、ユーザがガチャによって取得したゲーム媒体の名称や現在のステータスなどが含まれる。
−照合手段−
照合手段232は、ゲーム装置5から受信したアカウント情報を用いて、ユーザの認証処理を行う。
−抽選権付与手段−
抽選権付与手段233は、ガチャの抽選権に関する情報をユーザIDに関連づけることで、そのユーザに抽選権を付与する。このユーザには、代理抽選の場合に代理元となる代理元ユーザが含まれる。つまり、抽選権付与手段233が付与した抽選権は、通常のガチャ抽選の他、代理抽選において利用されることがある。
なお、抽選権付与手段233は、通常のガチャ抽選や代理抽選にて規定回数(例えば1回)利用された抽選権について、そのユーザIDとの関連付けを解消する。
−決定手段−
代理先ユーザの候補および/または代理元ユーザの候補となる複数のユーザのゲーム装置5から、情報処理手段231が入札要求を受信した場合、決定手段234は、入札要求に応じて、代理抽選における代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する。
入札要求に応じて代理先ユーザまたは代理元ユーザが決定されるパターン例を、図4,5に示す。
図4のパターン1では、(a)に示すように、誰かに代理でガチャを引いてもらうことを願うユーザ(代理元ユーザ)が一人であるのに対し、その代理元ユーザの代理でガチャを引くことを希望する代理先ユーザの候補者が複数人存在する。この場合、代理先ユーザの各候補者は、自身のゲーム装置5を介して、入札参加の旨の入力を行う。これに伴い、情報処理手段231は、代理先ユーザの各候補者の個々のゲーム装置5から、各候補者を識別するユーザIDが付加された入札要求を受信する。
決定手段234は、複数の入札要求に応じて、代理元ユーザの要求に対する抽選操作の代理先を決定する。具体的に、決定手段234は、入札参加と共に入力された、抽選操作を代理する権利を落札するための消費媒体の消費量同士を比較する。決定手段234は、その消費量が最も多かった候補者を代理先ユーザに決定する。つまり、決定手段234は、代理先ユーザの各候補者が入力した消費媒体の消費量に基づいて、オークション形式で代理先ユーザを決定する。
図5のパターン2では、(a)に示すように、誰かの代理でガチャを引きたいと願うユーザ(代理先ユーザ)が一人であるのに対し、その代理先ユーザにガチャを代理で引いてもらいたいと願うユーザ(代理元ユーザ)の候補者が複数人存在する。この場合、代理元ユーザの各候補者は、自身のゲーム装置5を介して、入札参加の旨の入力を行う。これに伴い、情報処理手段231は、代理元ユーザの各候補者の個々のゲーム装置5から、各候補者を識別するユーザIDが付加された入札要求を受信する。
決定手段234は、複数の入札要求に応じて、代理先ユーザに抽選権に応じた抽選操作を行ってもらうべき代理元ユーザを決定する。具体的に、決定手段234は、入札参加と共に入力された、抽選操作を代理してもらう権利を落札するための消費媒体の消費量同士を比較する。決定手段234は、その消費量が最も多かった候補者を、代理元ユーザに決定する。つまり、決定手段234は、代理元ユーザの各候補者が入力した消費媒体の消費量に基づいて、オークション形式で代理元ユーザを決定する。
特に、パターン1では代理元ユーザが、パターン2では代理先ユーザが、それぞれ著名人である程、入札要求の数は多くなる。このような場合、上述のようにオークション形式にて代理先ユーザまたは代理元ユーザを決定することにより、落札時の消費媒体の消費量は大きくなる。
なお、パターン1,2では、代理先ユーザまたは代理元ユーザが決定した際、決定した(落札した)代理先ユーザまたは代理元ユーザの所有する消費媒体から、落札時の消費量だけが消費される。落札できなかった候補者の消費媒体は、消費されない。
図示してはいないが、上記パターン1,2を組み合わせることで、代理先ユーザおよび代理元ユーザの双方が決定されるパターンも存在する。この場合、情報処理手段231は、代理先ユーザの候補者および代理元ユーザの候補者の双方から入札要求を受信する。例えば、決定手段234は、入札要求における消費媒体の消費量に応じて、双方の消費量が概ね同等となる相手同士を、代理元と代理先のペアとして決定する。
−抽選実行手段−
決定手段234が代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定せず、ガチャの抽選要求のみが受信された状態では、抽選実行手段235は、その抽選要求に伴って、抽選リスト222の中から、ゲーム媒体ごとの選択確率に基づいて1以上のゲーム媒体を抽選により選択する。抽選実行手段235は、選択したゲーム媒体に関する情報と、抽選要求の送信の元となる抽選操作を行ったユーザの識別情報(ID)とを、ユーザDB221にて関連づける。この場合、当該ユーザには、自身でガチャを引いた結果当選したゲーム媒体が付与される。この動作を、「通常ガチャによる抽選処理」という。
決定手段234が代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定し、ガチャの抽選要求が受信された状態では、抽選実行手段235は、図4の(b)および図5の(b)に示すように、代理先ユーザの抽選操作に応じて、抽選リスト222の中から、ゲーム媒体ごとの選択確率に基づいて1以上のゲーム媒体を抽選により選択する。代理先ユーザの抽選操作は、代理元ユーザが元々所有している抽選権に対応した操作である。この動作を、「代理抽選による抽選処理」と言う。
−代理媒体付与手段−
代理媒体付与手段236は、図4の(b)および図5の(b)に示すように、代理抽選による抽選処理にて抽選実行手段235が選択したゲーム媒体を、代理取得媒体として、代理元ユーザのIDに関連づけるように、図2のユーザDB221を更新する。これにより、代理先ユーザが代理元ユーザの代理でガチャを引いた場合、そのガチャによって当選したゲーム媒体(代理取得媒体)は、ガチャを引いた代理先ユーザではなく、過去に当該代理抽選の基となる抽選権を抽選権付与手段233から付与された代理元ユーザ、に付与される。
−付加手段−
付加手段237は、図2のユーザDB221において、代理取得媒体に対応するようにして代理証明情報を書き込むことにより、代理取得媒体に関する情報に代理証明情報を付加する。図4の(b)および図5の(b)に示すように、代理証明情報が付加された後の代理取得媒体が、代理元ユーザに付与される。
−特典付与手段−
特典付与手段238は、代理取得媒体が代理元ユーザに付与された際、図4の(c)および図5の(c)に示すように、その代理取得媒体を取得するにあたりガチャを引く抽選操作を行った代理先ユーザ、すなわち代理取得媒体が付与されなかった代理先ユーザに、特典を付与する。具体的には、特典付与手段238は、図2のユーザDB221におけるユーザIDのうち、代理抽選による抽選処理の元となる抽選操作を行った代理先ユーザのIDと同一のIDを検索し、そのIDのレコードにおける“操作で得た特典”欄に、特典に関する情報を追加する。
特典としては、例えば抽選を代理しなければ取得できないようなゲーム媒体(スタミナ回復アイテム)や、次回入札が有利となる優先権利(入札優先権)、などが挙げられる。
また、特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、代理先ユーザに付与する特典の数を減少させる。
著名度が高い代理先ユーザに、代理抽選による抽選処理を行う機会が集中する可能性がある。著名度に相関する指標の高低にかかわらず特典を一律で付与するとした場合、代理先ユーザの著名度が高い程、その代理先ユーザが取得した特典の数は多くなる。すると、結果として、その代理先ユーザはゲームを有利に進めたり、代替抽選への参加が更に有利になったりしてしまう。このようなゲームバランスの崩れを抑えるために、特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に相関する指標に応じて、特典の数を調整する処理を行う。
ここで、代理先ユーザの著名度に相関する指標とは、代理先ユーザが開設するホームページへの所定期間中のアクセス数、所定期間内におけるゲーム内SNSでの代理先ユーザのフォロワー数、当該代理先ユーザに代理抽選を行ってもらいたいためにゲーム装置5から送られてきた、所定期間内における代理元ユーザ候補者の入札要求数、などが挙げられる。
また、特典付与手段238は、上記代理先ユーザへの特典付与とは別途、代理元ユーザにも特典を付与する場合がある。具体的に、代理抽選の結果当選した代理取得媒体の希少度が所定度以下である場合、特典付与手段238は、代理取得媒体が付与された代理元ユーザのIDに特定の特典情報を対応づけることで、当該代理元ユーザに特定の特典を付与する。
代理抽選では、代理元ユーザは、代理先ユーザがどのようなゲーム媒体を引き当てるかに期待を寄せる。しかし、代理抽選による抽選処理の結果、希少度の比較的低いゲーム媒体(代理取得媒体)が当選した場合、代理元ユーザの期待を裏切ることになるため、代理先ユーザは、代理元ユーザに対し心苦しく思うおそれがある。そこで、特典付与手段238は、希少度の比較的低い代理取得媒体が当選した場合、特定の特典をお詫びアイテムとして代理元ユーザに付与する。
−変更手段−
変更手段239は、所定条件が満たされた場合、ユーザDB221における代理取得媒体のうち少なくとも1つについて、ステータスを変更する。変更手段239は、変更後のステータスを、図2のユーザDB221の該当箇所に書き込む。
所定条件としては、同一の代理先ユーザの抽選操作に基づいて同一の代理元ユーザに付与された代理取得媒体の数が所定数に達した場合、が挙げられる。とある代理元ユーザが、複数回に亘って、自身の抽選権に対応する抽選操作を代理先ユーザに行ってもらった場合、その代理元ユーザが所有するゲーム媒体には、当該代理先ユーザの抽選操作に応じて当選したゲーム媒体(代理取得媒体)が、複数含まれることになる。このように、いわば抽選操作を行った人(出所)が同じ代理取得媒体の数が所定数に達した場合、変更手段239は、所定条件が満たされたと判断する。
ステータスの変更には、ゲームにて利用される際の代理取得媒体の少なくとも1つに対して、既に述べた“特殊効果(ゲーム内にて特別な連続技(コンボ)を放つなど)”を付与することが含まれる。それ故、変更手段239は、ステータスの変更を行った場合、図2のユーザDB221におけるステータスの欄、特に“特殊効果”の欄を更新する。
また、変更手段239は、ステータスを変更するにあたり、代理抽選にて抽選操作を行った代理先ユーザについての、著名度に相関する上記指標が高い程、ステータスを強化させる。つまり、代理先ユーザが著名である程、代理元ユーザに付与された代理取得媒体の特殊効果は、ゲームを進めるにあたりより有利なものとなる。
−設定手段−
設定手段240は、所定期間の間に、同一の代理先ユーザの抽選操作に応じて抽選実行手段235が抽選処理を実行可能な回数を、代理先ユーザごとに設定する。つまり、設定手段240は、代理抽選のための抽選操作を行う回数の上限値を、代理先ユーザごとに設定する。
例えば、代理先ユーザの著名度が高い程、その代理先ユーザに代理で抽選操作を行ってもらうことを希望する代理元ユーザの数は多くなる。すると、代理で抽選操作を行う機会が多いユーザと、そうでないユーザとの差が大きくなり、代理先ユーザの役割を果たすユーザに偏りが生じる。
これに対し、設定手段240は、代理で抽選操作を行うことができる回数(上限値)を、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程低くし、逆に当該指標が低い程高くするように、代理先ユーザごとに設定する。これにより、上記偏りは解消する。
“所定期間”としては、1週間、1ヶ月などがあげられる。
<ゲーム装置5の構成>
複数のゲーム装置5は、いずれも同様の構成を有する。
ゲーム装置5には、ディスプレイ61、スピーカ62およびタッチパッド63が外部接続または内蔵される。また、ゲーム装置5は、ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54、記憶部55および制御部56を有する。ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54および記憶部55は、バス59を介して制御部56と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース51は、ゲーム装置5とサーバ装置2との間で各種データを送受信するために、通信ネットワーク6に通信可能に接続される。
グラフィック処理部52は、制御部56から出力されるゲーム画像情報に従って、キャラクタおよび仮想ゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部52は、例えば液晶型であるディスプレイ61と接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ61上に表示される。
オーディオ処理部53は、スピーカ62と接続され、制御部56の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ62から出力させる。
操作部54は、タッチパッド63と接続され、操作入力に関するデータをタッチパッド63との間で送受信する。ユーザは、タッチパッド63をタッチすることで、ゲーム装置5に操作信号を入力する。
記憶部55は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部55には、サーバ装置2からダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラム、自装置5のアカウント情報などが格納されている。
制御部56は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置5の動作を制御する。
<ゲーム装置5における制御部56の機能的構成>
制御部56は、各種プログラムを実行することにより、通信手段561、ゲーム実行手段562および報知制御手段563として機能する。
−通信手段−
通信手段561は、ネットワークインターフェース51を介してサーバ装置2との通信を行う機能である。
通信手段561は、操作部54がタッチパッド63から受信した各種操作信号に応じて、サーバ装置2が把握可能な情報を生成して送信する。例えば、通信手段561は、アカウント情報、ゲームデータのダウンロード要求情報、クエスト実行要求、ガチャの抽選要求、入札要求などを、サーバ装置2に送信する。また、通信手段561は、ダウンロード要求情報に応じてサーバ装置2から送られてきたゲームデータ、ゲーム媒体に関する情報、代理先ユーザに付与された特典に関する情報などを、サーバ装置2から受信する。
−ゲーム実行手段−
ゲーム実行手段562は、自装置5のユーザによるタッチパッド63の操作に従って、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部55から読み出すかまたはサーバ装置2から受信したデータを用いて、ゲームプログラムを実行しつつ、2次元または三次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部52によって処理されることにより、ディスプレイ61には処理後のゲーム画像が逐次表示される。
そして、ゲーム実行手段562は、ゲーム画像上に、自装置5のユーザの操作に従ってキャラクタを配置させ、そのユーザの操作およびゲームの進行状況に応じて仮想ゲーム空間におけるキャラクタの行動を制御する。
ゲーム実行手段562は、ユーザが所有するゲーム媒体を適宜使用してゲームを実行する。特に、代理元ユーザの操作によってゲームが実行される際、使用されるゲーム媒体には、代理取得媒体が含まれる。
−報知制御手段−
報知制御手段563は、ゲームの実行にあたり、自装置5のユーザの操作などに応じてディスプレイ61の表示制御およびスピーカ62の音声出力制御を行う。例えば、報知制御手段563は、図6(a)の代理抽選メニュー画面sc1、図6(b)の抽選処理の実行画面sc2、図7(c)の代理抽選結果お知らせ画面sc3、図7(d)の代理抽選に伴う特典お知らせ画面sc4を、ディスプレイ61に表示させる。
代理抽選メニュー画面sc1は、ガチャを代理で引いてもらうことまたは代理で引くことをユーザが希望する際に、ディスプレイ61に表示される画面である。代理抽選メニュー画面sc1には、“ガチャを代わりに引いてもらいたい”ボタンb1、“ガチャを代わりに引きたい”ボタンb2が含まれる。ボタンb1を選択したユーザは、代理元ユーザまたはその候補者となり、ボタンb2を選択したユーザは、代理先ユーザまたはその候補者となる。
ボタンb1またはb2が選択されると、通信手段561は、入札の元となる要求、または、入札参加の意思に基づく入札要求を、サーバ装置2に送信する。
実行画面sc2は、代理抽選による抽選処理の際、代理先ユーザによるガチャを引く操作を受け付けるために、ゲーム装置5のディスプレイ61に表示される。また、実行画面sc2は、通常ガチャによる抽選処理の際、ガチャを引くことを希望するユーザであれば、どのユーザのゲーム装置5にも表示される。実行画面sc2には、“ガチャを引く”ボタンb3が含まれる。このボタンb3が選択されると、通信手段561は、ガチャの抽選要求をサーバ装置2に送信する。
お知らせ画面sc3は、代理抽選による抽選処理の結果、当選したゲーム媒体(代理取得媒体)に関する情報b4を表示する画面である。お知らせ画面sc3は、当該ゲーム媒体が付与される代理元ユーザのディスプレイ61にゲーム装置5に表示される。
お知らせ画面sc4は、代理抽選による抽選処理が行われた際、代理で抽選操作を行った代理先ユーザに付与される、特典に関する情報b5を表示する画面である。お知らせ画面sc4は、当該代理先ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61に表示される。
<ゲームシステム1の動作の流れ>
主に、上述した代理抽選による抽選処理を含むゲームシステム1の動作の流れについて、図8および図9を用いて説明する。図8および図9では、図の表現の便宜上、ゲームシステム1のうちサーバ装置2の動作の流れのみを表している。
なお、前提として、複数のユーザには、抽選権付与手段233により、ガチャを引くための抽選権が既に付与されているとする。
サーバ装置2の設定手段240は、所定期間の間に、代理抽選において代理で抽選操作を行うことのできる回数(上限値)を、ユーザごとに設定する(ステップst1)。設定された上限値は、ユーザDB221内に、各ユーザIDに対応して記憶される。また、設定手段240は、ユーザが代理抽選のための抽選操作を行った回数のカウントを開始する。
各ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61には、図6(a)のメニュー画面sc1が表示される。各ユーザは、この画面sc1から、ガチャに関し入札の元となる要求(抽選操作を代理で行ってもらいたい、または、代理で行いたい)を入力することができる。入力された要求は、サーバ装置2に送信される。
サーバ装置2の情報処理手段231は、上記要求を受信すると(ステップst2のYes)、当該要求があった旨を表す情報を各ゲーム装置5に送信する(ステップst3)。これにより、各ゲーム装置5のディスプレイ61には、誰かが、代理で抽選操作をおこなってもらいたい、または、代理で抽選操作を行いたいと考えている旨の情報が表示される。これに伴い、ゲーム装置5は、入札参加および消費媒体の消費量の、ユーザによる入力を受け付けることが可能となる。これらは、入札要求として、ゲーム装置5からサーバ装置2に送信される。
サーバ装置2の情報処理手段231が、1以上の入札要求を受信した場合(ステップst4のYes)、決定手段234は、ステップst3から一定時間の間に受信した全ての入札要求に従って、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する(ステップst5)。具体的には、ステップst2にて入札の元となる要求を行ったユーザがいれば(ステップst2のYes)、決定手段234は、そのユーザの相手となるユーザ(代理先ユーザまたは代理元ユーザ)を、ステップst5にて決定する。
ステップst2にて入札の元となる要求が行われず、情報処理手段231が単に入札要求のみを複数受信した場合は(ステップst2のNo)、決定手段234は、入札要求の送信元であるゲーム装置5のユーザの中から、代理先ユーザおよび代理元ユーザを決定する(ステップst5)。
次いで、決定手段234は、ステップst2にて入札の元となる要求を行ったユーザとステップst5にて決定した代理先ユーザまたは代理元ユーザとの間、または、ステップst5で決定した代理先ユーザおよび代理元ユーザ同士の間にて、決定した代理先ユーザが抽選権に対応する抽選操作を行うことを許容する処理を行う(ステップst6)。この許容処理では、決定手段234は、代理抽選による抽選処理を優先させるため、代理元ユーザ側ではガチャを引く抽選操作の受付を一時的に禁止し、代理先ユーザ側ではガチャを引く抽選操作の受付を一時的に許容する。
代理先ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61には、図6(b)の実行画面sc2が表示される。この画面sc2から、代理先ユーザがガチャを引く抽選操作を行った場合、サーバ装置2の情報処理手段231は、当該操作に応じた代理抽選による抽選要求を受信する(ステップst7)。
上記抽選要求を受信すると(ステップst7のYes)、抽選実行手段235は、図3の抽選リスト222を用いて代理抽選による抽選処理を実行する。代理媒体付与手段236は、当該抽選処理により選択したゲーム媒体を代理取得媒体として、代理元ユーザのIDに関連づける。これにより、代理取得媒体は代理元ユーザに付与され、図2のユーザDB221は更新される。
付加手段237は、当該代理取得媒体に関する情報に、代理証明情報を付加し、図2のユーザDB221を更新する。この代理証明情報とは、ステップst7における代理先ユーザが、代理元ユーザの代理で抽選操作することにより抽選処理が行われた旨を示す情報であって、その旨を表す称号、代理先ユーザが命名したゲーム媒体の名称などである。
情婦処理手段231は、代理証明情報が付加された代理取得媒体に関する情報を、代理元ユーザのゲーム装置5に送信する(ステップst8)。
これにより、代理元ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61には、図7(c)のお知らせ画面sc3が表示される。代理元ユーザは、代理抽選によって当選したゲーム媒体(代理取得媒体)の内容を把握する。
一方、設定手段240は、代理抽選のための抽選操作を行った代理先ユーザのIDに対応する、当該操作回数のカウントをインクリメントする。
特典付与手段238は、代理先ユーザへの特典を、当該代理先ユーザの著名度に相関する指標を用いて決定する。特典付与手段238は、決定した特典を、代理先ユーザを示すユーザIDに対応づけて図2のユーザDB221に書き込むことで、当該代理先ユーザに付与する。情報処理手段231は、当該特典に関する情報を、代理先ユーザのゲーム装置5に送信する(ステップst9)。
これにより、代理先ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61には、図7(d)のお知らせ画面sc4が表示される。代理先ユーザは、代理抽選の御礼としての特典の内容を把握する。
また、特典付与手段238は、ステップst8にて当選した代理取得媒体の希少度が所定度以下の場合(ステップst10のYes)、お詫びの品としての特定の特典を、代理元ユーザを示すユーザIDに対応づけて図2のユーザDB221に書き込むことで、当該代理元ユーザに付与する。情報処理手段231は、当該特定の特典に関する情報を、代理元ユーザのゲーム装置5に送信する(ステップst11)。
これにより、代理元ユーザのゲーム装置5のディスプレイ61には、特定の特典の内容が表示され、代理元ユーザはこれを把握する。
図2のユーザDB221において、代理元ユーザが所有するゲーム媒体のうち、同じ代理先ユーザによる代理抽選によって取得した代理取得媒体が複数存在し、その代理取得媒体の数が所定数に到達した場合(ステップst12のYes)、変更手段239は、当該代理取得媒体の少なくとも1つについて、ステータスを変更する(ステップst13)。変更手段239は、当該代理先ユーザの著名度に相関する指標に応じて、著名度が高い程ステータスが強化するように、ステータスを変更する。変更後のステータスの状態は、図2のユーザDB221に書き込まれる。
ステップst13では、代理元ユーザは、同じ代理先ユーザに複数回代理抽選の抽選操作を行ってもらうことにより、代理取得媒体を複数個ためたことになる。代理元ユーザは、その恩恵として、少なくとも1つの代理取得媒体について特殊効果を得ることができる。これにより、代理元ユーザは、ゲームをより有利に進めることができる。
抽選処理の実行回数が上限値に到達した代理先ユーザが存在する場合(ステップst14のYes)、設定手段240は、所定期間が経過するまでは、その代理先ユーザの代理抽選を禁止する(ステップst15)。所定時間経過後、設定手段240は、代理先ユーザの代理抽選の禁止を解除し、抽選処理の実行回数をリセットする。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施形態のゲームプログラムは、サーバ装置2の制御部23(コンピュータ)を、抽選権を代理元ユーザに付与する抽選権付与手段233と、代理元ユーザとは別の代理先ユーザによる、抽選権に対応する抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上のゲーム媒体を抽選により選択する代理抽選の抽選処理、を実行する抽選実行手段235と、代理先ユーザの候補および/または代理元ユーザの候補となる複数のユーザから、代理抽選への参加を希望することを示す入札要求を受け付けた場合、入札要求に応じて代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する決定手段234と、として機能させることができる。
また、本実施形態のゲームプログラムは、サーバ装置2の制御部23(コンピュータ)を、抽選権を代理元ユーザに付与する抽選権付与手段233と、代理元ユーザとは別の代理先ユーザによる、抽選権に対応する抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上のゲーム媒体を抽選により選択する抽選処理、を実行する抽選実行手段235と、抽選処理にて選択されたゲーム媒体を代理取得媒体として、代理元ユーザに付与する代理媒体付与手段236と、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する決定手段234と、代理取得媒体に関する情報に、代理元ユーザの代わりに代理先ユーザの抽選操作に応じて抽選処理が行われたことを表す代理証明情報を付加する付加手段237と、として機能させることができる。
また、本実施形態のゲームプログラムは、サーバ装置2の制御部23(コンピュータ)を、抽選権を代理元ユーザに付与する抽選権付与手段と、代理元ユーザとは別の代理先ユーザによる、抽選権に対応する抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上のゲーム媒体を抽選により選択する抽選処理、を実行する抽選実行手段235と、抽選処理にて選択されたゲーム媒体を代理取得媒体として、代理元ユーザに付与する代理媒体付与手段236と、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する決定手段234として機能させ、ゲーム装置5の制御部56(コンピュータ)を、代理取得媒体を用いてゲームを実行させるゲーム実行手段562として機能させ、サーバ装置2の制御部23(コンピュータ)を、代理元ユーザに付与された代理取得媒体の数が所定数に達した場合、ゲームにて利用される際の代理取得媒体の少なくとも1つについて、ステータスを変更させる変更手段239と、として機能させることができる。
<発明の効果>
本実施形態では、代理抽選が行われる。代理抽選では、代理先ユーザは、代理元ユーザの代理としてガチャを引く抽選操作を行う。この代理抽選が行われるにあたり、決定手段234は、受け付けた入札要求に応じて、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定する。これにより、ユーザの、代理抽選への参加のハードルは低くなり、代理抽選への参加者を増やすことができる。従って、代理抽選は、ゲームの面白みの1つとなる。
また、代理媒体付与手段236は、代理抽選の結果当選したゲーム媒体を、代理取得媒体として、代理元ユーザに付与する。付加手段237は、代理抽選において、代理元ユーザに代わって代理先ユーザがガチャを引いたことを示す代理証明情報を、代理取得媒体に付加する。これにより、代理先ユーザと代理元ユーザとの繋がりは、代理抽選以後も継続し易くなる。従って、ゲームに対する興趣性は向上する。
また、代理元ユーザに付与された代理取得媒体の数が所定数に達した場合、変更手段239は、代理取得媒体の少なくとも1つについて、ステータスを変更する。特に、変更手段239は、同一の代理先ユーザの抽選操作に基づき同一の代理元ユーザに付与された代理取得媒体の数が所定数に達した場合に、ステータスを変更する。ステータスが変更された代理取得媒体をゲームにて使用することにより、代理元ユーザは、ゲームを有利に進めることができる。そのため、代理元ユーザによる代理抽選への参加意欲が増し、自ずと代理抽選への参加機会が増える。従って、ゲームに対する興趣性は向上する。
変更手段239は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、ステータスを強化させる。これにより、代理元ユーザは、著名度の比較的高い代理先ユーザに代理してもらうことを望むようになる。なお、代理先ユーザに代理してもらうにあたり、例えば消費媒体の消費が必須であれば、代理元ユーザは、より多くの消費媒体を取得することを目指して、クエストを積極的に進めたり、課金を行ったりするようになる。
また、特典付与手段238は、代理取得媒体が代理元ユーザに付与された際、その代理取得媒体の当選(付与)に繋がる抽選操作を行った代理先ユーザに、御礼としての特典を付与する。これにより、特典の取得を目指して、代理抽選に参加する代理先ユーザの候補者が増加する。
一方で、著名度の高い代理先ユーザには、代理抽選のための抽選操作を行う機会が集中しすぎるおそれがある。その結果、当該代理先ユーザは、特典を多く得られるため、ゲームを有利に進めることができてしまい、ゲームバランスが崩れてしまう。これに対し、特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、代理先ユーザに付与する特典の数を減少させる。これにより、上述したようなゲームバランスが崩れることは、抑制される。
また、設定手段240は、所定期間の間に、代理先ユーザの抽選操作に応じて抽選処理を実行可能な回数(上限値)を、代理先ユーザごとに設定する。これにより、特定のユーザが代理先ユーザとして抽選操作を行うことが集中するのを抑制できる。
また、特典付与手段238は、代理取得媒体の希少度が所定度以下の場合、その代理取得媒体を付与された代理元ユーザに、代理取得媒体とは別途、お詫びの品として特定の特典を付与する。これにより、代理抽選による抽選処理の結果、希少度の比較的低い代理取得媒体が当選したとしても、代理先ユーザは、代理元ユーザに対し、心苦しく思いにくくなる。
[他の実施形態]
前記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であって、本発明、その適用物、またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
前記ゲームは、ゲーム媒体を使用するタイプのものであればよく、その種類は限定されない。
前記実施形態では、決定手段234は、入札要求に応じて、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザをオークション形式にて決定すると説明した。しかし、決定の仕方は、オークション形式でなくてもよく、決定手段234は、入札で提示した条件が合致するユーザ同士を、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザとして決定してもよい。
また、決定の仕方は、入札方法以外であってもよい。例えば、決定手段234は、ランダムに抽選することにより、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定してもよい。また、決定手段234は、ユーザが相手となるユーザを任意で選択したことにより、代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定してもよい。
また、前記実施形態では、入札要求に応じて代理先ユーザおよび/または代理元ユーザを決定するにあたり、入札要求には、入札参加の旨と、参加した入札を落札するための条件である消費媒体の消費量とが含まれると説明した。しかし、入札要求には、消費媒体の消費量に代えて、ゲーム内で消費するポイント(スタミナ値)の消費量、ゲーム媒体に関するパラメータの減算量(スキルポイント)などであってもよい。
前記実施形態では、付加手段237は、代理取得媒体に関する情報に代理証明情報を付加すると説明した。しかし、代理証明情報の付加は、必須ではない。
また、代理証明情報を付加する場合、付加手段237は、ゲーム媒体の種類や代理先ユーザに応じて、代理証明情報の内容を変更してもよい。例えば、付加手段237は、ゲーム媒体が「キャラクタ」であれば、代理先ユーザの名前を一部使用したキャラクタ名を代理証明情報として付加し、ゲーム媒体が「アイテム」であれば、代理先ユーザのレベルを表すようなアイテム名を代理証明情報として付加することができる。また、付加手段237は、代理先ユーザのイニシャルと代理取得媒体を取得した日時とを結合した文字列を、代理証明情報の付加時に作成してもよい。
前記実施形態では、変更手段239は、代理取得媒体の少なくとも1つについてステータスを変更すると説明した。しかし、ステータスの変更は必須ではない。
また、ステータスを変更する場合、ステータスを変更するタイミングは、ステータスを変更するための所定条件が満たされたタイミングであってもよいし、代理取得媒体を実際にゲームにて使用するタイミングであってもよい。
また、ステータスの変化の仕方は、その代理取得媒体の種類や希少度、代理取得媒体を取得するための抽選操作を行った代理先ユーザ、に応じて異なっていても良い。一例として、変更手段239は、代理取得媒体を取得するための抽選操作を行った代理先ユーザの名前に「A」がつく場合は、代理取得媒体の“HP”“攻撃力”を上昇させ、「S」がつく場合は、スキル“連続攻撃”を付与することができる。
また、ステータスが変化した代理取得媒体同士を合成することにより、通常ガチャやゲーム内では入手できないような特殊なゲーム媒体が得られても良い。
また、ステータスが変化した状態は、永久に保たれてもよいし、一時的に保たれてもよい。
前記実施形態では、ステータスの変更にあたり、同じ代理先ユーザの抽選操作によって当選した代理取得媒体をとある代理元ユーザが所有し、その結果、その代理元ユーザが所有する代理取得媒体の数が所定数に達した場合を、所定条件としていた。しかし、複数の代理取得媒体には、同じ代理先ユーザの抽選操作によって当選したものに限定されず、異なる代理先ユーザの抽選操作によって当選したものが含まれても良い。
また、ステータスが変更される際の所定条件の内容は、代理取得媒体の数に関連するもの以外であってもよい。例えば、所定条件は、期間限定のイベント中に特定の代理取得媒体を取得すること、指定した日時に代理取得媒体を取得すること、などであってもよい。
前記実施形態では、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、ステータスを強化させると説明したが、これについても必須ではない。逆に、変更手段239は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、ステータスを弱化させてもよい。
前記実施形態では、特典付与手段238は、代理抽選にて抽選操作を行った代理先ユーザに、御礼としての特典を付与すると説明したが、これは必須ではない。
また、代理先ユーザに特典を付与する場合、特典の内容は、一律同じでなくてもよい。特典付与手段238は、特典を付与するきっかけとなった抽選操作にて当選した代理取得媒体の種類、代理取得媒体を取得した時に開催中のイベント、代理取得媒体を付与した日時、代理先ユーザのゲームプレイ総合時間、代理先ユーザの上達レベル、などに応じて、特典の内容を変化させてもよい。
前記実施形態では、特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、代理先ユーザに付与する特典の数を減少させると説明したが、これは必須ではない。逆に、特典付与手段238は、代理先ユーザの著名度に相関する指標が高い程、代理先ユーザに付与する特典の数を増加させてもよい。
前記実施形態では、設定手段240は、所定期間の間に抽選処理を実行可能な回数(上限値)を、代理先ユーザごとに設定すると説明したが、これは必須ではない。所定期間の間に抽選処理を実行可能な回数(上限値)は、設定されなくてもよいし、代理先ユーザに関係なく同じ回数に設定されていてもよい。例えば、設定手段240は、上記回数(上限値)を一律で1回と設定し、1回抽選操作を行った代理先ユーザについては、代理抽選のための抽選操作を一定期間禁止させてもよい。
前記実施形態では、特典付与手段238は、代理取得媒体の希少度が所定度以下の場合、代理取得媒体を付与された代理元ユーザに、代理取得媒体とは別途、特定の特典をお詫びの品として付与すると説明したが、特定の特典の付与は必須ではない。
また、特典付与手段238は、特定の特典の内容を、代理元ユーザに応じて変化させてもよい。例えば、特典付与手段238は、特定の特典の内容を、付与するきっかけとなる代理取得媒体の内容や希少度、代理取得媒体を取得した時に開催中のイベント、代理取得媒体を付与した日時、代理元ユーザのゲームプレイ総合時間、代理先ユーザの上達レベル、などに応じて、特定の特典の内容を変化させてもよい。
また、前記実施形態において、ゲーム媒体ごとの選択割合は、抽選リストを用いずに、演算式によってその都度演算により決定されてもよい。
また、代理抽選を介さない通常ガチャによる抽選処理にて使用される抽選リストと、代理抽選による抽選処理にて使用される抽選リストとは、分けられていても良い。この場合、代理抽選による抽選処理にて使用される抽選リストには、通常ガチャにて使用される抽選リストよりも、希少度の高いゲーム媒体が取得し易くなっていてもよい。
前記実施形態では、代理取得媒体は代理元ユーザに付与されると説明した。しかし、抽選実行手段235による代理抽選の抽選処理によって代理取得媒体が当選した段階で、サーバ装置2の情報処理手段231は、当選した代理取得媒体の内容を、代理先ユーザのゲーム装置5に送信してもよい。この場合、ゲーム装置5の報知制御手段563は、ディスプレイ61上に、当選した代理取得媒体の内容が報知される。
この際、代理先ユーザは、表示された代理取得媒体の所持を希望することがある。代理先ユーザによる、表示された代理取得媒体の所持を希望する旨の入力をタッチパッド63が受け付けると、この旨と、当選した代理取得媒体に関する情報(内容など)とは、サーバ装置2経由で代理元ユーザのゲーム装置5に送信されてもよい。当該ゲーム装置5のディスプレイ61に、この旨と当選した代理取得媒体に関する情報とが表示される。
この場合、代理元ユーザが、自身のゲーム装置5のタッチパッド63を介して、当選した代理取得媒体の代理先ユーザへの付与を許可する入力を行えば、サーバ装置2の代理媒体付与手段236は、当選した代理取得媒体を、代理元ユーザへではなく、代理先ユーザに付与することができる。
このように、当選した代理取得媒体が代理先ユーザに付与された場合、代理元ユーザ側からすれば、自身の抽選権を代理先ユーザに移転させたことと等しくなる。そこで、当選した代理取得媒体が代理先ユーザに付与された場合、特典付与手段238は、代理取得媒体が結果的に付与されなかった代理元ユーザに、特典を付与することができる。
また、当選した代理取得媒体の代理先ユーザへの付与を許可する入力が行われた場合、サーバ装置2の代理媒体付与手段236は、当選した代理取得媒体を、代理元ユーザおよび代理先ユーザの両方に付与してもよい。
また、前記実施形態では、代理抽選にて当選した代理取得媒体は、代理元ユーザに直接に付与されると説明した。しかし、代理抽選にて当選した代理取得媒体は、一旦は代理先ユーザの識別情報(ID)に関連づけられ、その後代理元ユーザの識別情報(ID)に関連づけられてもよい。
また、一人の代理先ユーザは、複数人の代理元ユーザ(例えば100人分)の代理として抽選操作を一度に行うことができる。この場合、代理先ユーザが抽選操作を1回行うことで、抽選実行手段235は、複数人の代理元ユーザ全ての代理抽選による抽選処理を行う。
この場合、抽選実行手段235は、例えば代理先ユーザが代理抽選を行う相手と決定された順番で、各代理元ユーザの代理としての抽選処理を順次行う。代理媒体付与手段236は、各抽選処理にて当選したゲーム媒体を代理取得媒体として、対応する代理先ユーザに付与していく。
また、代理先ユーザが1回の抽選操作によって複数人の代理元ユーザ全ての代理抽選による抽選処理が行われる場合、先ず、抽選実行手段235は、複数人の代理元ユーザの代理抽選による抽選処理を全て行う。全ての抽選処理が終了した後、代理媒体付与手段236は、当該抽選処理により当選したゲーム媒体全てを、個々の代理元ユーザに適宜振り分けてもよい。
この振り分け処理では、代理媒体付与手段236は、代理元ユーザがこれまでに代理抽選に参加した回数、代理元ユーザのレベル、代理ユーザの入札額(消費媒体の消費量など)の少なくとも1つに基づいて、例えばこれらの少なくとも1つが低い代理元ユーザに優先的に代理取得媒体を付与してもよい。
より具体的には、代理媒体付与手段236は、参加した回数やレベルなどが低い代理元ユーザに、希少価値の高い代理取得媒体を優先して付与してもよいし、参加した回数やレベルなどが低い代理元ユーザほど付与される代理取得媒体の数を多くしてもよい。また、代理媒体付与手段236は、参加した回数やレベルなどが低い代理元ユーザには、取得していない(または未だ取得したことのない)代理取得媒体を優先的に付与してもよい。
上記では、参加した回数やレベルなどが低い代理元ユーザに、優先的に代理取得媒体が付与されると説明した。しかし、逆に、参加した回数やレベルなどが高い代理元ユーザに、優先的に代理取得媒体が付与されてもよい。
なお、当選したゲーム媒体全てを個々の代理元ユーザに適宜振り分ける前に、振り分けられる対象のゲーム媒体が、代理元ユーザおよび代理先ユーザを含むユーザのゲーム装置5のディスプレイ61上に表示されてもよいし、されなくてもよい。
これらの他の実施形態を採用した場合においても、本発明の作用効果は発揮される。また、本実施形態と他の実施形態、および他の実施形態同士を適宜組み合わせることも可能である。
1 ゲームシステム
23 制御部(コンピュータ)
233 抽選権付与手段
234 決定手段
235 抽選実行手段
236 代理媒体付与手段
237 付加手段
238 特典付与手段
239 変更手段
240 設定手段
56 制御部(コンピュータ)
562 ゲーム実行手段

Claims (14)

  1. コンピュータを、
    代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
    前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
    選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理元ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
    前記代理先ユーザの著名度に応じた特典を前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する特典付与手段と、
    として機能させることを特徴とする、ゲームプログラム。
  2. コンピュータを、
    代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
    前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
    選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理先ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
    前記代理先ユーザの著名度に応じた特典を前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する特典付与手段と、
    として機能させることを特徴とする、ゲームプログラム。
  3. 前記抽選は、前記代理元ユーザに関連付けられた抽選権に応じて実行される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のゲームプログラム。
  4. 前記決定手段は、所定の規則、または、前記代理元ユーザの選択に基づいて、前記代理先ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のゲームプログラム。
  5. 前記特典付与手段は、前記著名度に応じて、前記代理元ユーザに付与される前記ゲーム媒体のステータスを変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲームプログラム。
  6. 前記特典付与手段は、前記著名度に応じて、前記代理先ユーザに付与される前記特典の数量を変更する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のゲームプログラム。
  7. 前記特典付与手段は、前記代理元ユーザに付与された前記代理取得媒体の数が所定数に達した場合、前記代理元ユーザに前記特典を付与する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のゲームプログラム。
  8. 前記特典付与手段は、前記代理取得媒体が付与されなかった前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに、更に特定の特典を付与する
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のゲームプログラム。
  9. 前記特典が付与される前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザのゲーム状況に応じて、前記特典を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のゲームプログラム。
  10. 前記代理元ユーザに関連付けられた消費媒体を消費することを条件として、前記代理先ユーザによる前記抽選を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のゲームプログラム。
  11. 前記代理先ユーザが複数の前記代理元ユーザに関連付けられた場合、複数の前記代理元ユーザに対応する前記抽選を一括して実行し、選択された複数の前記ゲーム媒体の中から所定の規則に基づいて選択された前記ゲーム媒体を、前記代理取得媒体として各代理元ユーザに付与する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のゲームプログラム。
  12. 前記所定の規則は、ゲーム進行度が低い前記代理元ユーザに、選択された複数の前記ゲーム媒体の中から、希少価値の高い前記ゲーム媒体、または、前記代理元ユーザ前記がまだ取得していない前記ゲーム媒体を、前記代理取得媒体として付与する
    ことを特徴とする請求項11に記載のゲームプログラム。
  13. コンピュータを、
    代理元ユーザと関連付けられる、前記代理元ユーザとは別の代理先ユーザを決定する決定手段と、
    前記代理先ユーザによる抽選操作に応じて、複数のゲーム媒体の中から1以上の前記ゲーム媒体を抽選により選択する抽選実行手段と、
    前記抽選処理にて選択された前記ゲーム媒体を代理取得媒体として、前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに付与する代理媒体付与手段と、
    前記代理取得媒体が付与されなかった前記代理元ユーザまたは前記代理先ユーザに特典を付与する特典付与手段と、
    として機能させることを特徴とする、ゲームプログラム。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載のゲームプログラムを記憶した記憶部と
    前記ゲームプログラムを実行するコンピュータと
    を備えるゲームシステム。
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