JP2021164028A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リモート接続を開始した後、画像形成装置から他者の操作入力を禁止したい場合に対処することが可能となる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成システムに1おいて、MFP100のCPUは、PCがネットワークIFを介してリモート接続されている場合、パネルに表示されている表示画面と同一画面をPCで表示するための画面データをPCに送信し、PCからのリモートアクセスを受信して、リモートアクセスに応じた表示画面の表示処理を実行し、リモート接続が開始されてから終了されるまで、パネル及びキーからのユーザ操作を受け付けない。【選択図】図1

Description

本願は、情報処理端末から画像形成装置を遠隔操作する技術に関するものである。
特許文献1には、画像形成装置と、画像形成装置をリモート操作するリモート操作装置とを備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置側とリモート操作装置側とにそれぞれ優先ボタンを設け、いずれかの優先ボタンが操作された場合、優先ボタンの操作側の装置からの操作入力を有効とし、非操作側の装置からの操作入力を禁止する排他制御を行うようにした画像形成システムが記載されている。
特開2005−321944号公報
しかし、特許文献1に記載の画像形成システムでは、リモート接続を開始した後、画像形成装置側の操作入力を禁止することは考慮されていないので、画像形成装置の管理者が、リモート接続を開始した後に、画像形成装置から他者の操作入力を禁止したい場合に対処することができない。
本願は、リモート接続を開始した後、画像形成装置から他者の操作入力を禁止したい場合に対処することが可能となる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、ユーザインタフェースと、通信インタフェースと、表示部と、制御部と、を備えた画像形成装置であって、制御部は、情報処理装置が通信インタフェースを介してリモート接続されている場合、表示部に表示されている表示画面と同一画面を情報処理装置で表示するための画面データを情報処理装置に送信し、情報処理装置からのリモートアクセスを受信して、リモートアクセスに応じた表示画面の表示処理を実行し、リモート接続が開始されてから終了されるまで、ユーザインタフェースからのユーザ操作を受け付けない。
本願によれば、リモート接続を開始した後、画像形成装置から他者の操作入力を禁止したい場合に対処することが可能となる。
本願の一実施形態に係る画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 図1のPC上に起動されたブラウザの表示画面((a),(b))及びMFPのパネルの表示画面((c))の各一例を示している。 図2のブラウザの表示画面が遷移した表示画面の一例を示している。 図1のPC、特にCPUが実行するメイン処理の手順を示すフローチャートである。 図4のメイン処理に含まれる遠隔操作画面表示処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図4のメイン処理に含まれる画面更新処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図4のメイン処理に含まれるhttp(s)cgiリクエスト実行処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図1のMFP、特にCPUが実行するメイン処理の手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる本体パネル処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる初期画面送信処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる画面データ送信処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる画面押下処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる離上処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図8のメイン処理に含まれる禁止/許可設定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
以下、本願の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本願の一実施形態に係る画像形成システム1の制御構成を示している。画像形成システム1は、PC10、MFP100及びルータ32を備えている。なお、MFPは、multifunction peripheral の略語である。
PC10は、CPU12、記憶部14、ユーザIF16、ディスプレイ18、ネットワークIF20を主に備えている。そして、CPU12、記憶部14、ユーザIF16、ディスプレイ18及びネットワークIF20は、入出力ポート22を介して互いに通信可能とされている。なお、IFは、interfaceの略語である。
ユーザIF16は、典型的には、キーボードとマウスにより構成される。
ディスプレイ18は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置、表示装置を駆動する駆動回路などにより構成されている。ディスプレイ18として、タッチパネル方式のものを用いた場合には、ユーザは、画面上の入力ボタンをタッチすることで、入力操作をすることができる。したがって、この場合には、ディスプレイ18は、ユーザIF16としての役割も果たすことになる。
CPU12は、図4に基づいて後述するメイン処理のプログラムを含む各種アプリケーションプログラム(以下「アプリ」と略す)やファームウェア等を実行する。
記憶部14は、ROM、RAM、HDD、SSD及び光ディスクドライブなどを含んでいる。記憶部14のデータ記憶領域28は、CPU12が、メイン処理のプログラムなどを実行する際に必要なデータなどを記憶する領域である。また、記憶部14の制御プログラム領域26は、OS、メイン処理のプログラム、その他各種のアプリやファームウェアなどを記憶する領域である。
ネットワークIF20は、PC10を通信ネットワーク40に接続するものである。通信ネットワーク40は、有線又は無線LANである。ネットワークIF20は、LANIF又はWLAN IFのいずれか一方、もしくは両方である。通信ネットワーク40には、本実施形態では、ルータ32とMFP100が接続されているので、PC10は、ルータ32を介して、MFP100と各種データの送受信を行うことが可能である。
MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103及びNVM104を備えている。なお、NVMは、non-volatile memoryの略語である。
CPU101は、MFP100全体の制御を司るものであり、エンジンIF110を介して印刷エンジン111及び読取エンジン112をそれぞれ制御する。
ROM102は、CPU101が実行する制御プログラム(図8に基づいて後述するメイン処理のプログラムを含む)を記憶するメモリである。CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。RAM103は、画像データなどを一時的に記憶するメモリである。また、RAM103は、CPU101が制御プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記憶する記憶領域、あるいはデータ処理の作業領域としても使用される。NVM104は、設定情報等を記憶する不揮発性メモリである。
また、MFP100は、パネル105及びキー106を備えている。パネル105は、本実施形態ではタッチパネルであり、パネル105には、MFP100の状態に応じて、様々な画面が表示される。ユーザは、画面上の入力ボタンをタッチすることで、入力操作をすることができる。なお、本明細書において、「画面上の入力ボタンをタッチする」を「画面上の入力ボタンを押下する」とも言うことがある。キー106は、ハードキー、つまり、ハードウェアにより形成されるキーである。キー106に属するものとしては、電源スイッチやリセットスイッチ、テンキーなどを挙げることができる。
さらに、MFP100は、PC10のネットワークIF20と同様のネットワークIF108を備えている。これにより、上述のようにMFP100は、PC10と各種データの送受信を行うことができる。
また、MFP100は、エンジンIF110を備えている。エンジンIF110には、印刷エンジン111及び読取エンジン112が接続されている。印刷エンジン111は、シートに画像を印刷するための装置であり、電子写真方式、インクジェット方式、サーマル方式等の印刷装置を有する。読取エンジン112は、原稿から画像を読み取るための装置であり、CCD又はCIS等の読取装置を有する。エンジンIF110は、印刷エンジン111と、読取エンジン112とを制御するIFである。
さらに、MFP100は、画像処理回路120を備えている。画像処理回路120は、印刷ジョブに係る画像データをラスタライズ処理し、印刷エンジン111へ出力する。画像処理回路120はまた、読取エンジン112が原稿から読み取った画像データをデジタルデータへ加工する。デジタルデータへ加工された画像データは、ネットワークIF307を介して外部へ送信されたり、印刷エンジン111へ供給されシートへ出力されたりする。
CPU101、ROM102、RAM103、NVM104、パネル105、キー106、USBIF107、ネットワークIF108、エンジンIF110及び画像処理回路120は、バス130により相互に接続されている。
図2(a)は、ユーザがPC10上でブラウザを起動し、URL入力欄181にURL“10.100.100.1”を入力したときに、ディスプレイ18に表示されたブラウザ画面180の一例を示している。入力されたURL“10.100.100.1”は、MFP100の制御プログラムの1つである、EWSの保存場所を示している。なお、EWSは、embedded Web serverの略語である。
ブラウザ画面180のページ表示領域182には、EWSが提供するページが表示される。EWSが提供するページは、項目ペイン183と、詳細ペイン184とからなる。図2(a)に示すページは、EWSが提供する初期ページである。ユーザがこの初期ページ内のログインパスワード入力欄182aにパスワードを入力し、ログインボタン182bをカーソルCによりクリックすると、EWSが提供する、MFP100の各種機能を設定するための機能設定ページへログインすることができる。
図2(b)は、機能設定ページ内の項目ペイン183に記載された複数の項目のうち、“Remote Panel”項目183aをクリックしたときに表示されるブラウザ画面180の一例を示している。“Remote Panel”項目183aは、詳細ペイン184に“Remote Panel”を表示させるための項目である。図示例のブラウザ画面180には、“Remote Panel”へのログイン認証を行うログイン認証画面190がポップアップ表示されている。このように、“Remote Panel”を表示する前にログイン認証するようにしたのは、次の理由による。
すなわち、“Remote Panel”は、リモート接続されている機器に対してリモートアクセスを行うために、その機器のパネルの表示を仮想的に作成して表示した仮想画面である。このため、詳細ペイン184に表示された“Remote Panel”に対して操作入力を行うと、リモートアクセスされる機器、本実施形態ではMFP100のパネル105に対して同じ操作入力を行った結果になる。したがって、“Remote Panel”をPC10上に表示させれば、第三者が、PC10を介してMFP100を外から自由にリモートアクセスすることができるようになるので、“Remote Panel”を表示できる者を制限する必要がある。このため、機能設定ページへのログイン後であっても、“Remote Panel”を表示させるには、さらなるログイン認証を要求している。
“Remote Panel”へのログインは、管理者権限を有するユーザ(以下「管理者」という)に限定している。このため、ログイン認証画面190内のユーザ名入力欄190aに管理者名(“Administrator”)を入力し、パスワード入力欄190bに管理者パスワードを入力する。そして、ログインボタン190cをカーソルCによりクリックすると、図2(c)に示すように、MFP100のパネル105上に、MFP100の遠隔操作を許可してよいか否かを確認する確認画面105aが表示される。MFP100のユーザが、確認画面105a内の“Yes”ボタン105a1を押下すると、詳細ペイン184に“Remote Panel”が表示される。
図3(a)は、詳細ペイン184に表示された“Remote Panel”の一例を示している。図示例の“Remote Panel”は、MFP100のパネル105に表示されているパネル表示105bに加え、MFP100のキー106を仮想的に表示したキー表示105cも含んでいる。“Remote Panel”を表示するための表示データは、EWSから取得する。なお、EWSは、上述のようにソフトウェアであるので、「EWSから取得する」は、厳密には、MFP100のCPU101がEWSのソフトウェアを実行することにより、MFP100から取得することである。しかし、省略して、「EWSから取得する」と言うこともある。
“Remote Panel”内には、“Remote Panel”を終了させるための終了ボタン184aも表示されている。管理者は、終了ボタン184aをクリックすることにより、“Remote Panel”を終了させることができる。
また、“Remote Panel”内には、MFP100をメンテナンスモードに移行させるとともに、移行後のメンテナンスモードを終了させるためのON/OFFボタン184cも表示されている。管理者は、ON/OFFボタン184cをクリックすることにより、MFP100をメンテナンスモードに移行させることができる。但し、メンテナンスモードに移行させる前に、メンテナンスモードに移行させるための認証を要求している。このため、機器モードの“Remote Panel”(図3(a)の“Remote Panel”を、機器モードの“Remote Panel”という)において、ON/OFFボタン184cがクリックされると、メンテナンスモードに移行させるための認証用の“Remote Panel”が表示される。そして、この認証用の“Remote Panel”において認証が成功すると、メンテナンスモードに移行する。
図3(b)は、メンテナンスモードに移行させるための認証用の“Remote Panel”の一例を示している。管理者が、パネル表示105d内のパスワード入力欄105d1に、例えばソフトウェアキーボード105d2を用いてパスワードを入力し、認証が成功すると、メンテナンスモードの“Remote Panel”に移行する。メンテナンスモードの“Remote Panel”は、図3(b)の認証用の“Remote Panel”とほぼ同じで、メンテナンスのための操作が実行できるようになるだけである。なお、パスワード入力欄105d1へのパスワードの入力は、キー表示105c内のキーを用いても行うことができる。
メンテナンスモードは、MFP100のメンテナンスを行うためのモードであり、メンテナンスとしては、例えば、MFP100の故障原因を調査することや、一般ユーザが設定変更できない項目を設定変更したりすることなどを挙げることができる。メンテナンスモードは、このように特殊なモードであるため、メンテナンスモードに移行する前に、さらなる認証を要求している。
さらに、“Remote Panel”内には、本体パネル操作を禁止する禁止ボタン184dと、本体パネル操作を許可する許可ボタン184eも表示されている。本体パネルは、MFP100のパネル105及びキー106のことである。禁止ボタン184dは、パネル105及びキー106に対して入力操作があった場合、その入力操作を禁止する、つまり無視することを指示するためのボタンである。許可ボタン184eは、これとは逆に、パネル105及びキー106に対して入力操作があった場合、その入力操作を許可する、つまり受け付けることを指示するためのボタンである。
図4は、PC10、特にCPU12が実行するメイン処理の手順を示すフローチャートである。このメイン処理は、図2(b)のログイン認証画面190においてログイン認証がなされた後に、CPU12が実行する処理である。以降、各処理の手順の説明において、ステップを「S」と表記する。
図4において、まず、CPU12は、遠隔操作画面表示処理を実行する(S1)。遠隔操作画面は、詳細ペイン184に表示される“Remote Panel”のことである。したがって、遠隔操作画面表示処理は、詳細ペイン184に“Remote Panel”を表示する処理を示している。
図5は、遠隔操作画面表示処理の詳細な手順を示している。図5において、まず、CPU12は、初期画面用http(s)リクエストを送信する(S11)。ここで、http(s)リクエストとは、http(s)のプロトコルに従ったリクエストである。このようにhttp(s)のプロトコルに従ったリクエストを送信するようにしたのは、リクエストの送信先がEWSであるため、EWSが解釈可能なプロトコルのリクエストを送信する必要があるからである。なお、初期画面用http(s)リクエストは、ネットワークIF20から通信ネットワーク40及びルータ32を経由してネットワークIF108に入力される。初期画面用http(s)リクエストに限らず、PC10からMFP100へのデータ送信は、同様のルートを通って行われる。逆に、MFP100からPC10へのデータ送信は、逆のルートを通って行われる。
次に、CPU12は、初期画面用http(s)リクエストを受信したことに応じてEWSが送信したhttp(s)レスポンス及び仮想画面データを受信する(S12)。http(s)レスポンス及び仮想画面データは、後述するS46の初期画面送信処理(図8)によって生成され、送信される。
次に、CPU12は、http(s)cgiを上記データ記憶領域28に記憶する(S13)。http(s)cgiは、http(s)レスポンスに含まれる各種スクリプトである。なお、cgiは、common gateway interfaceの略語である。各種スクリプトとしては、本実施形態では、無操作タイマスクリプト、画面データ要求スクリプト、画面押下処理スクリプト及び離上処理スクリプトが生成される(図10のS71〜S73を参照)。CPU12は、このスクリプトを実行することで、無操作タイマ処理やhttp(s)cgiリクエスト送信処理などを実行することができる。
さらに、CPU12は、受信した仮想画面データを詳細ペイン184に表示した(S14)後、遠隔操作画面表示処理を終了する。これにより、図3(a)に示すような“Remote Panel”が詳細ペイン184に表示される。
図4に戻り、CPU12は、無操作タイマが所定時間を計時したか否かを判断する(S2)。ここで、「所定時間」とは、例えば、0.5秒である。無操作タイマは、後述するS35(図7)で開始が指示されるタイマである。
S2の判断おいて、無操作タイマが所定時間を計時したと判断された場合(S2:YES)、CPU12は、画面更新処理を実行した(S3)後、処理をS4に進める。一方、無操作タイマがまだ所定時間を計時していないと判断された場合(S2:NO)、CPU12は、S3をスキップして、処理をS4に進める。
図6は、画面更新処理の詳細な手順を示している。図6において、まず、CPU12は、画面更新用http(s)リクエストを送信する(S21)。次に、CPU12は、画面更新用http(s)リクエストを受信したことに応じてEWSが送信したhttp(s)レスポンス及び仮想画面データを受信する(S22)。なお、http(s)レスポンス及び仮想画面データは、後述するS48の画面データ送信処理(図8)によって生成され、送信される。
そして、CPU12は、受信したHTMLデータに基づいて仮想画面、つまり“Remote Panel”を更新した(S23)後、画面更新処理を終了する。これにより、詳細ペイン184に表示された“Remote Panel”は、MFP100のパネル105の現在の表示画面と一致する。
図4に戻り、S4では、仮想画面内が押下されたか否かを判断する。この判断において、仮想画面内が押下されたと判断された場合(S4:YES)、http(s)cgiリクエスト実行処理を実行した(S5)後、処理をS6に進める。一方、この判断において、仮想画面内が押下されなかったと判断された場合(S4:NO)、CPU12は、S5をスキップして、処理をS6に進める。
図7は、http(s)cgiリクエスト実行処理の詳細な手順を示している。図7において、まず、CPU12は、無操作タイマを停止させる(S31)。このように無操作タイマを停止させるのは、上記S3の画面更新処理の実行を延期させて、http(s)cgiリクエスト実行処理が終了するまで、“Remote Panel”の画面更新がなされないようにするためである。仮想画面内の押下位置にアイコンやボタンがあると、画面が遷移したり、ボタンの色が変わったりする。http(s)cgiリクエスト実行処理は、このような表示画面の態様の変化を仮想画面内で実現させる処理である。したがって、http(s)cgiリクエスト実行処理の実行中に、画面更新処理が実行されると、仮想画面とパネル105の実画面との間に齟齬が生ずる場合がある。S31の処理は、これを防止するために設けられている。
次に、CPU12は、http(s)cgiリクエストを生成し(S32)、生成したhttp(s)cgiリクエストを送信する(S33)。ここで、生成したhttp(s)cgiリクエストには、画面が押下されたことを示す画面押下情報と、押下された位置の座標(以下「押下座標」という)とが含まれる。
次に、CPU12は、http(s)cgiリクエストに応じてEWSが送信したhttp(s)cgiレスポンスを受信し、そのhttp(s)cgiレスポンスに応じた処理を実行する(S34)。http(s)cgiレスポンスは、後述するS50の画面押下処理(図8)によって生成され、送信される。
さらに、CPU12は、無操作タイマを開始させた(S35)後、http(s)cgiリクエスト実行処理を終了する。この後、無操作タイマが上記所定時間(例えば、0.5秒)を計時すると、上記S3の画面更新処理が1回実行される。
図4に戻り、上記S6では、CPU12は、指示体が離上されたか否かを判断する。指示体とは、仮想画面内が押下されたときの押下指示された対象体のことである。つまり、指示体には、アイコンやボタン、背景画像の一部など、押下して意味のあるものと意味のないものの両方が含まれる。
S6の判断において、指示体が離上されたと判断された場合(S6:YES)、CPU12は、http(s)cgiリクエスト実行処理を実行した(S7)後、処理をS8に進める。一方、この判断において、指示体が離上されなかったと判断された場合(S6:NO)、CPU12は、S7をスキップして、処理をS8に進める。このhttp(s)cgiリクエスト実行処理は、上記図7のhttp(s)cgiリクエスト実行処理である。但し、上記S5でhttp(s)cgiリクエスト実行処理を実行した場合と、S7でhttp(s)cgiリクエスト実行処理を実行した場合とでは、生成するhttp(s)cgiリクエストの内容が異なる。つまり、S5で生成するhttp(s)cgiリクエストは、上述のように、画面押下情報等を含むのに対し、S7で生成するhttp(s)cgiリクエストは、離上されたことを示す離上情報と、離上された位置の座標(以下「離上座標」という)を含んでいる。
S8では、CPU12は、上記本体パネル操作の禁止ボタン184d又は許可ボタン184eのいずれかがクリックされたか否かを判断する。この判断において、禁止ボタン184d又は許可ボタン184eのいずれかがクリックされたと判断された場合(S8:YES)、CPU12は、http(s)cgiリクエスト実行処理を実行した(S9)後、処理を上記S2に戻す。一方、この判断において、禁止ボタン184d及び許可ボタン184eのいずれもクリックされないと判断された場合(S8:NO)、CPU12は、S9をスキップして、処理をS2に戻す。このhttp(s)cgiリクエスト実行処理も、図7のhttp(s)cgiリクエスト実行処理であるが、上記S5,S7でhttp(s)cgiリクエスト実行処理を実行した場合と、S9でhttp(s)cgiリクエスト実行処理を実行した場合とでは、生成するhttp(s)cgiリクエストの内容が異なる。S9で生成するhttp(s)cgiリクエストは、クリックされたボタン、つまり禁止ボタン184d又は許可ボタン184eのいずれかに応じた禁止指示情報又は許可指示情報を含んでいる。
図8は、MFP100、特にCPU101が実行するメイン処理の手順を示している。図8において、まず、CPU101は、パネル105に待機画面を表示する(S40)。待機画面は、例えば、上記図3(a)のパネル表示105bと同様の画面である。
次に、CPU101は、操作禁止フラグと操作許可フラグをそれぞれ“OFF”にする(S41)。操作禁止フラグは、上記禁止ボタン184dがクリックされたときに“ON”にセットされるフラグである。また、操作許可フラグは、上記許可ボタン184eがクリックされたときに“ON”にセットされるフラグである。なお、操作禁止フラグ及び操作許可フラグがともに“OFF”状態である場合はあるが、ともに“ON”状態である場合はない。
次に、CPU101は、http(s)の通信、つまり、http(s)のプロトコルに従ったデータ通信を受信したか否かを判断する(S42)。この判断において、http(s)の通信を受信しなかったと判断された場合(S42:NO)、CPU101は、本体パネル操作、つまりパネル105及びキー106へのユーザ操作を検出したか否かを判断する(S43)。この判断において、本体パネル操作を検出したと判断された場合(S43:YES)、CPU101は、本体パネル処理を実行した(S44)後、処理を上記S42に戻す。一方、本体パネル操作を検出しなかったと判断された場合(S43:NO)、CPU101は、S44をスキップして、処理をS42に戻す。
図9は、本体パネル処理の詳細な手順を示している。図9において、まず、CPU101は、操作許可フラグが“ON”であるか否かを判断する(S60)。この判断において、操作許可フラグが“ON”であると判断された場合(S60:YES)、CPU101は、処理をS63に進める。一方、この判断において、操作許可フラグが“OFF”であると判断された場合(S60:NO)、CPU101は、処理をS61に進める。
S61では、CPU101は、パネル105が特定画面を表示中か否かを判断する。特定画面とは、例えば、上記図3(b)のメンテナンスモードへの移行直前のパネル表示105dの画面及びメンテナンスモードへ移行後の画面である。S61の判断において、パネル105が特定画面を表示中であると判断された場合(S61:YES)、CPU101は、検出したパネル操作を無視した(S62)後、本体パネル処理を終了する。このように、パネル105上に特定画面が表示されている場合には、つまり、MFP100がメンテナンスモード(移行直前も含む)である場合には、ユーザがパネル105及びキー106へ操作を行っても、操作は受け付けられず、無視される。これにより、MFP100が遠隔操作によってメンテナンスモードになった場合、MFP100のユーザによる本体パネルへの操作入力が禁止されるので、メンテナンスモード時のMFP100のユーザによる誤った、あるいは故意の設定変更を防止することができる。
なお、S61の判断を、MFP100が遠隔操作中であるか否かの判断に変更して、MFP100が遠隔操作中の場合に、パネル105及びキー106へのユーザ操作を無視するようにしてもよい。MFP100が遠隔操作中であることは、上記図2(c)の確認画面105aにおいて、“Yes”ボタン105a1が押下されたことによって判断すればよい。
一方、上記S61の判断において、特定画面を表示中でないと判断された場合(S61:NO)、CPU101は、操作禁止フラグが“ON”であるか否かを判断する(S63)。この判断において、操作禁止フラグが“ON”であると判断された場合(S63:YES)、CPU101は、処理を上記S62に進める。一方、この判断において、操作禁止フラグが“OFF”であると判断された場合(S63:NO)、CPU101は、パネル操作は押下であるか否かを判断する(S64)。この判断において、パネル操作は押下であると判断された場合(S64:YES)、CPU101は、画面押下処理を実行した(S65)後、本体パネル処理を終了する。一方、この判断において、パネル操作は押下でないと判断された場合(S64:NO)、CPU101は、離上処理を実行した(S66)後、本体パネル処理を終了する。
図12は、画面押下処理の詳細な手順を示している。図12において、まず、CPU101は、押下座標がいずれかのボタン画像の領域内であるか否かを判断する(S91)。この判断において、押下座標がいずれかのボタン画像の領域内であると判断された場合(S91:YES)、CPU101は、そのボタン画像を押下態様に切り替える(S92)。ボタン画像は、例えば、図3(a)のパネル表示105b内のアイコン(“Fax”アイコンや“Copy”アイコン等)やボタン(“Basic 1”ボタンや“Custom1”ボタン等)である。そして、押下態様を切り替えるとは、例えば、ボタン画像の色を、非押下態様(通常の態様)の色から異なった色に切り替えることである。
次に、CPU101は、画面データを生成し、RAM103に記憶した(S93)後、処理をS94に進める。画面データは、“Remote Panel”を表示するための画面データである。RAM103に記憶された画面データは、図11に基づいて後述する画面データ送信処理で読み出されて使用される。
一方、S91の判断において、押下座標がいずれかのボタン画像の領域内でないと判断された場合(S91:NO)、CPU101は、S92,S93をスキップして、処理をS94に進める。
S94では、CPU101は、画面押下処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものであるか否かを判断する。この判断において、画面押下処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものであると判断された場合(S94:YES)、CPU101は、http(s)cgiレスポンスを送信した(S95)後、画面押下処理を終了する。一方、この判断において、画面押下処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものでないと判断された場合(S94:NO)、CPU101は、S95をスキップして、画面押下処理を終了する。
画面押下処理は、上記S44の本体パネル処理内のS65に限らず、後述するS50でも呼び出されているので、処理内容が汎用的に作成されている。つまり、S91の判断と、S95の判断及びS96の処理は、S65で呼び出される場合には不要であるが、S50で呼び出される場合には必要である。
上記S66の離上処理も、S66の他に、図8のS52で呼び出されているので、画面押下処理と同様に、処理内容が汎用的に作成されている。離上処理を図13に基づいて詳細に説明する前に、図8のMFP100側メイン処理のS45以降の処理を説明する。
図8の上記S42において、http(s)の通信を受信したと判断された場合(S42:YES)、CPU101は、http(s)の通信が初期画面用http(s)リクエストであるか否かを判断する(S45)。この判断において、http(s)の通信が初期画面用http(s)リクエストであると判断された場合(S45:YES)、CPU101は、初期画面送信処理を実行した(S46)後、処理を上記S42に戻す。
図10は、初期画面送信処理の詳細な手順を示している。図10において、まず、CPU101は、無操作タイマスクリプトを生成する(S71)。無操作タイマスクリプトは、ブラウザに無操作タイマを動作させ、例えばS3の処理等を行わせるプログラムである。
次に、CPU101は、画面データ要求スクリプトを生成する(S72)。画面データ要求スクリプトは、ブラウザに画面データ要求処理を実行させ、画面データ要求を含むhttp(s)リクエスト、例えば上記S21で送信する画面更新用http(s)リクエストを生成させるプログラムである。
次に、CPU101は、画面押下処理スクリプト及び離上処理スクリプトを生成する(S73)。画面押下処理スクリプトは、ブラウザに画面押下処理を実行させ、例えばS4の判断処理と、この判断処理で“YES”の場合に実行するS5の処理内のS31〜S33の処理(図7)等を行わせるプログラムである。また、離上処理スクリプトは、ブラウザに離上処理を実行させ、例えばS6の判断処理と、この判断処理で“YES”の場合に実行するS7の処理内のS31〜S33の処理等を行わせるプログラムである。
次に、CPU101は、画面データを読み出す(S74)。この画面データは、MFP100のパネル105に現在表示中の画面の画面データである。MFP100は、パネル105上に画面を表示する際、その画面データを生成してRAM103に記憶し、その画面データを読み出して、パネル105上に表示する。したがって、S74では、CPU101は画面データをRAM103から読み出している。
次に、CPU101は、http(s)レスポンスを生成し、読み出した画面データと共に送信した(S75)後、初期画面送信処理を終了する。このhttp(s)レスポンスは、上記S11(図5)の初期画面用http(s)リクエストに対するレスポンスである。このhttp(s)レスポンスには、S71〜S73で生成したスクリプトと、画面データが一緒に送信されることを示す情報とが含まれる。
図8に戻り、上記S45の判断において、http(s)の通信が初期画面用http(s)リクエストでないと判断された場合(S45:NO)、CPU101は、http(s)の通信が画面更新用http(s)リクエストであるか否かを判断する(S47)。この判断において、http(s)の通信が画面更新用http(s)リクエストであると判断された場合(S47:YES)、CPU101は、画面データ送信処理を実行した(S48)後、処理を上記S42に戻す。
図11は、画面データ送信処理の詳細な手順を示している。図11において、まず、CPU101は、画面データを読み出す(S81)。S81では、上記S94(図12)又は後述するS104でRAM103に記憶された画面データを読み出す。
次に、CPU101は、http(s)レスポンスを生成し、読み出した画面データと共に送信した(S82)後、画面データ送信処理を終了する。S82の処理は、S75の処理に対して、http(s)レスポンスが上記S21(図6)の画面更新用http(s)リクエストに対するレスポンスである点が異なるのみであるので、これ以上の説明は省略する。
図8に戻り、上記S47の判断において、http(s)の通信が画面更新用http(s)リクエストでないと判断された場合(S47:NO)、CPU101は、http(s)の通信が画面押下情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストであるか否かを判断する(S49)。この判断において、http(s)の通信が画面押下情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストであると判断された場合(S49:YES)、CPU101は、画面押下処理を実行した(S50)後、処理を上記S42に戻す。なお、画面押下処理は、上記S44の処理に含まれるS64で詳細に説明したので、その説明は省略する。
S49の判断において、http(s)の通信が画面押下情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストでないと判断された場合(S49:NO)、CPU101は、http(s)の通信が離上情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストであるか否かを判断する(S51)。この判断において、http(s)の通信が離上情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストであると判断された場合(S51:YES)、CPU101は、離上処理を実行した(S52)後、処理を上記S42に戻す。
一方、S51の判断において、http(s)の通信が離上情報等を含んだhttp(s)cgiリクエストでないと判断された場合(S51:NO)、CPU101は、http(s)の通信が禁止指示情報/許可指示情報を含んだ、操作禁止/許可のhttp(s)cgiリクエストであるか否かを判断する(S53)。この判断において、http(s)の通信が操作禁止/許可のhttp(s)cgiリクエストであると判断された場合(S53:YES)、CPU101は、禁止/許可設定処理を実行した(S54)後、処理を上記S42に戻す。
一方、S53の判断において、http(s)の通信が操作禁止/許可のhttp(s)cgiリクエストでないと判断された場合(S53:NO)、CPU101は、処理を上記S42に戻す。
図14は、禁止/許可設定処理の詳細な手順を示している。図14において、まず、CPU101は、http(s)cgiリクエスト内に禁止指示情報が含まれているか否かを判断する(S111)。この判断において、http(s)cgiリクエスト内に禁止指示情報が含まれていると判断された場合(S111:YES)、CPU101は、操作禁止フラグを“ON”にし(S112)、操作許可フラグを“OFF”にした(S113)後、禁止/許可設定処理を終了する。
一方、S111の判断において、http(s)cgiリクエスト内に許可指示情報が含まれていると判断された場合(S111:NO)、CPU101は、操作許可フラグを“ON”にし(S114)、操作禁止フラグを“OFF”にした(S115)後、禁止/許可設定処理を終了する。
図13は、離上処理の詳細な手順を示している。図13において、まず、CPU101は、離上座標がいずれかのボタン画像の領域内であるか否かを判断する(S101)。この判断において、離上座標がいずれかのボタン画像の領域内であると判断された場合(S101:YES)、CPU101は、そのボタン画像のボタンが画面を切り換えるものであるか否かを判断する(S102)。この判断において、そのボタンが画面を切り換えるボタンであると判断された場合(S102:YES)、CPU101は、ボタンにより指示される画面にパネル105の画面表示を切り替えた(S103)後、処理をS104に進める。上記ボタンとは、具体的には、例えば、パネル105上に、図3(a)のパネル表示105bと同じ画面が表示されているとした場合における“Fax”アイコンである。“Fax”アイコンが押下されると、パネル105の画面表示は、“Fax”用の操作パネルの画面表示に切り替わる。
S104では、CPU101は、パネル105の画面表示と同じ画面を“Remote Panel”上に表示させるための画面データを生成し、上記S93と同様にして、RAM103に記憶する。したがって、パネル105上の“Fax”アイコンが押下されて、パネル105の画面表示が“Fax”用の操作パネルの画面表示に切り替わると、“Fax”用の操作パネルの画面表示を“Remote Panel”上に表示させるための画面データが生成されて、記憶される。
次に、CPU101は、離上処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものであるか否かを判断する(S105)。この判断において、離上処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものであると判断された場合(S105:YES)、CPU101は、http(s)cgiレスポンスを生成し送信した(S106)後、離上処理を終了する。一方、この判断において、離上処理がhttp(s)リクエストによって呼び出されたものでないと判断された場合(S105:NO)、CPU101は、S106をスキップして、離上処理を終了する。
一方、上記S102の判断において、そのボタンが画面を切り換えるボタンでないと判断された場合(S102:NO)、CPU101は、パネル105の表示画面内のそのボタン画像を通常の態様に切り替えた(S107)後、処理を上記S104に進める。これにより、ボタン画像は押下態様から通常態様に切り替わる。
一方、上記S101の判断において、離上座標がいずれかのボタン画像の領域内でないと判断された場合(S101:NO)、CPU101は、処理をS104に進める。
このように、特定画面がパネル105上に表示されているとき、つまり、MFP100がメンテナンスモード(移行直前も含む)になっているとき、MFP100のパネル105及びキー106へのユーザ操作は無視され(図9のS62)、無効となる。しかし、この場合、管理者がパネル表示105d内の許可ボタン184eをクリックすると、操作許可フラグは“ON”になる(図14のS114)ので、パネル105及びキー106へのユーザ操作は有効になる(図9のS60で“YES”)。
一方、詳細ペイン184に機器モードの“Remote Panel”が表示されている場合は、MFP100が遠隔操作中であっても、パネル105及びキー106へのユーザ操作は無視されず(図9のS60で“NO”かつS63で“NO”)、有効である。しかし、この場合、管理者がパネル表示105b内の禁止ボタン184dをクリックすると、操作禁止フラグは“ON”になる(図14のS112)ので、パネル105及びキー106へのユーザ操作は無視されて(図9のS63で“YES”となって処理がS63からS62に進む)、無効となる。
このように、本実施形態のMFP100によれば、管理者は、MFP100から他者の操作入力を禁止したい場合あるいは許可したい場合に、柔軟に対処することができる。
なお、特定画面として、図3(a)のパネル表示105b、つまり機器モードの“Remote Panel”を採った場合、MFP100が遠隔操作中、パネル105及びキー106へのユーザ操作は無視され(図9のS62)、無効となる。但し、この場合、パネル105の表示画面は、MFP100が遠隔操作中のときと、遠隔操作中でないときとで変動しないので、MFP100のユーザは、パネル105及びキー106への操作が急にできなくなることに違和感を生ずることがある。これに対処するには、MFP100のユーザに対して、現在パネル105の画面更新を停止していることを報知するようにした方が好ましい。
以上説明したように、本実施形態のMFP100は、パネル105及びキー106と、ネットワークIF108と、パネル105と、CPU101と、を備えている。そして、CPU101は、PC10がネットワークIF108を介してリモート接続されている場合、パネル105に表示されている表示画面と同一画面をPC10で表示するための画面データをPC10に送信し、PC10からのリモートアクセスを受信して、リモートアクセスに応じた表示画面の表示処理を実行し、リモート接続が開始されてから終了されるまで、パネル105及びキー106からのユーザ操作を受け付けない。
このように、本実施形態のMFP100では、リモート接続を開始した後、MFP100から他者の操作入力を禁止したい場合に対処することが可能となる。
ちなみに、本実施形態において、MFP100は、「画像形成装置」の一例である。パネル105及びキー106は、「ユーザインタフェース」の一例である。ネットワークIF108は、「通信インタフェース」の一例である。パネル105は、「表示部」の一例である。CPU101は、「制御部」の一例である。PC10は、「情報処理装置」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
(1)上記実施形態では、画像形成装置の一例として、MFP100を例に挙げて説明したが、MFP100に限らず、画像形成装置は、単体のプリンタやスキャナ、コピー機であってもよい。
(2)上記実施形態では、制御部の一例として、CPU101を挙げて説明したが、制御部は、CPUと専用回路とを有していてもよい。専用回路としては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などが挙げられる。
10…PC、12…CPU、14…記憶部、16…ユーザIF、18…ディスプレイ、20…ネットワークIF、100…MFP、101…CPU、102…ROM、103…RAM、105…パネル、106…キー、108…ネットワークIF。

Claims (5)

  1. ユーザインタフェースと、
    通信インタフェースと、
    表示部と、
    制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    情報処理装置が前記通信インタフェースを介してリモート接続されている場合、
    前記表示部に表示されている表示画面と同一画面を前記情報処理装置で表示するための画面データを前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置からのリモートアクセスを受信して、前記リモートアクセスに応じた前記表示画面の表示処理を実行し、
    前記リモート接続が開始されてから終了されるまで、前記ユーザインタフェースからのユーザ操作を受け付けない、
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記リモート接続が開始されてから、前記受信したリモートアクセスに含まれる所定のモードへの移行指示に応じて前記画像形成装置が前記所定のモードに移行するまでは、前記ユーザインタフェースからのユーザ操作を受け付ける、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定のモードは、メンテナンスモードである、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記受信したリモートアクセスに含まれるユーザ操作の受付指示に応じて、前記ユーザインタフェースからのユーザ操作を受け付けない状態から受け付ける状態に変更する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記受信したリモートアクセスに含まれるユーザ操作の非受付指示に応じて、前記ユーザインタフェースからのユーザ操作を受け付ける状態から受け付けない状態に変更する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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