JP2021163687A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021163687A
JP2021163687A JP2020066501A JP2020066501A JP2021163687A JP 2021163687 A JP2021163687 A JP 2021163687A JP 2020066501 A JP2020066501 A JP 2020066501A JP 2020066501 A JP2020066501 A JP 2020066501A JP 2021163687 A JP2021163687 A JP 2021163687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
desulfurizer
gas
fuel
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020066501A
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 市川
Masaki Ichikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Corp filed Critical Aisin Corp
Priority to JP2020066501A priority Critical patent/JP2021163687A/ja
Publication of JP2021163687A publication Critical patent/JP2021163687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】脱硫器が発電モジュールに熱伝達可能に設置されると共に発電モジュール内に温度センサが設置されたものにおいて、システム起動に際して、脱硫器において燃料成分の吸着が飽和状態に達するために必要な量の原燃料ガスを過不足なく供給する。【解決手段】燃料電池システムは、システム停止に際して原燃料ガスの供給を停止したときに温度センサにより検出される温度を停止時温度として記憶し、次回にシステム起動する際に温度センサにより検出される温度を起動時温度として、吸着処理において、起動時温度に基づいて推定される脱硫器の飽和吸着量と停止時温度を増加側に補正した補正後の停止時温度に基づいて推定される脱硫器の飽和吸着量との差分に基づいて脱硫器への原燃料ガスの供給量を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来、この種の燃料電池システムとしては、燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と原燃料ガス(改質用原料)を水蒸気改質して燃料ガスを生成する改質部とを含む燃料電池モジュールと、原燃料ガス中の硫黄成分を脱硫して改質部へ供給する脱硫器と、を備え、起動運転の際に燃料成分(吸着質)の吸着が飽和吸着量に達するまで脱硫器に原燃料ガスを供給する燃料吸着処理を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、原燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を停止して停止運転が終了した際に、停止運転終了時点で燃料電池温度センサにより検出された燃料電池温度を停止運転終了時温度として記憶しておき、次の起動運転の際に、燃料電池温度センサにより検出される燃料電池温度を起動運転開始時温度として、停止運転終了時温度から導出される停止運転終了時点の吸着飽和量(停止運転終了時飽和量)と起動運転開始時温度から導出される起動運転開始時点の吸着飽和量(起動運転開始時飽和量)との差分を吸着可能量に設定し、設定した吸着可能量に基づいて原燃料ガスの供給量を制御する。
特開2010−114000号公報
脱硫器が燃料電池モジュール(発電モジュール)に熱伝達可能に設置されたものにおいて、燃料電池温度に基づいて脱硫器の飽和吸着量を推定する場合、停止運転を終了(原燃料ガスの供給を停止)した直後は、燃料電池温度と脱硫器の実際の温度との間に比較的大きな乖離が生じており、燃料電池モジュールの予熱により脱硫器が一時的に温度上昇する場合が生じる。脱硫器が温度上昇すると、その飽和吸着量は減少するから、原燃料ガスの供給が停止された直前において脱硫器に飽和吸着量まで吸着されていた燃料成分の一部は、脱硫器の一時的な温度上昇によって放出される。このため、次の起動運転の際に停止運転終了時飽和量と起動運転開始時飽和量との差分を吸着可能量として原燃料ガスの供給量を制御するものとすると、飽和吸着量に達するのに必要な燃料が不足したまま燃料吸着処理が終了し、その後の着火処理において供給した原燃料ガス中の燃料成分が脱硫器に吸着されて燃焼部へ供給される燃料が不足することで着火不良が生じる等、起動運転を正常に行なうことができないおそれがある。
本発明の燃料電池システムは、脱硫器が発電モジュールに熱伝達可能に設置されると共に発電モジュール内に温度センサが設置されたものにおいて、システム起動に際して、脱硫器において燃料成分の吸着が飽和状態に達するために必要な量の原燃料ガスを過不足なく供給することができる燃料電池システムを提供することを主目的とする。
本発明の燃料電池システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の燃料電池システムは、
燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と、原燃料ガスを水蒸気改質して前記燃料ガスを生成する改質部と、前記燃料電池からのオフガスを燃焼させる燃料部と、を含む発電モジュールと、
前記発電モジュールと熱伝達可能に設置され、前記原燃料ガスに含まれる硫黄成分を脱硫して前記改質部へ供給する脱硫器と、
前記脱硫器へ前記原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給装置と、
前記燃料電池へ前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
前記発電モジュールに設けられた温度センサと、
システム起動に際して、前記脱硫器への前記原燃料ガス中の燃料成分の吸着が飽和状態に達するように前記脱硫器へ前記原燃料ガスを供給する吸着処理を行なう制御装置と、
を備える燃料電池システムであって、
前記制御装置は、システム停止に際して前記原燃料ガスの供給を停止したときに前記温度センサにより検出される温度を停止時温度として記憶し、次回にシステム起動する際に前記温度センサにより検出される温度を起動時温度として、前記吸着処理において、前記起動時温度に基づいて推定される前記脱硫器の飽和吸着量と前記停止時温度を増加側に補正した補正後の停止時温度に基づいて推定される前記脱硫器の飽和吸着量との差分に基づいて前記脱硫器への前記原燃料ガスの供給量を制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の燃料電池システムは、発電モジュールと熱伝達可能に設置される脱硫器と、発電モジュールに設けられた温度センサと、を備える。この燃料電池システムにおいて、システム停止に際して原燃料ガスの供給を停止したときに温度センサにより検出される温度を停止時温度として記憶し、次回にシステム起動する際に温度センサにより検出される温度を起動時温度として、吸着処理において、起動時温度に基づいて推定される脱硫器の飽和吸着量と停止時温度を増加側に補正した補正後の停止時温度に基づいて推定される脱硫器の飽和吸着量との差分に基づいて脱硫器への原燃料ガスの供給量を制御する。システム停止に伴い原燃料ガスの供給を停止したときの発電モジュール内の温度と脱硫器の温度との間には比較的大きな乖離が生じており、発電モジュールの予熱により脱硫器が一時的に温度上昇する場合が生じる。脱硫器が温度上昇すると、その飽和吸着量は減少するから、原燃料ガスの供給が停止された直前において脱硫器に飽和吸着量まで吸着されていた燃料成分の一部は、脱硫器の一時的な温度上昇によって放出される。本発明の燃料電池システムでは、発電モジュールの予熱による脱硫器の一時的な温度上昇により脱硫器から放出される燃料成分の放出分を考慮して、次にシステム起動する際の吸着処理において脱硫器への原燃料ガスの供給量を制御することができる。これにより、脱硫器において燃料成分の吸着が飽和状態に達するために必要な量の原燃料ガスを過不足なく供給することができる。
こうした本発明の燃料電池システムにおいて、前記制御装置は、前記停止時温度が高いほど大きな増加量で前記停止時温度を補正した前記補正後の停止時温度を設定するものとしてもよい。これは、停止時温度が高いほど、温度センサにより検出される温度と脱硫器の実際の温度との間の乖離が大きくなり、発電モジュールの予熱による脱硫器の一時的な温度上昇が大きくなることに基づく。
燃料電池システムの概略構成図である。 運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 起動処理の一例を示すフローチャートである。 温度補正値設定用マップの一例を示す説明図である。 温度T4と脱硫器の飽和吸着量Aとの関係を示す説明図である。 システム停止した際の脱硫器温度の変化の様子を示す説明図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、燃料電池システムの概略構成図である。本実施形態の燃料電池システム10は、図1に示すように、アノードガス(燃料ガス)中の水素とカソードガス(酸化剤ガス)中の酸素との電気化学反応により発電する燃料電池スタック21を含む発電モジュール20と、発電モジュール20にアノードガスの原料となる原燃料ガス(例えば天然ガスやLPガス)を供給する原燃料ガス供給装置30と、発電モジュール20に原燃料ガスからアノードガスへの水蒸気改質に必要な改質水を供給する改質水供給装置40と、発電モジュール20(燃料電池スタック21)にカソードガスとしてのエアを供給するエア供給装置50と、発電モジュール20で発生した排熱を回収するための排熱回収装置60と、燃料電池スタック21の出力端子に接続されると共にリレーを介して電力系統2から負荷4への電力ライン3に接続されるパワーコンディショナ70と、を備える。これらは、筐体12に収容されている。筐体12には、吸気口12aと排気口12bとが形成されており、吸気口12aの近傍には、外気を取り込んで筐体12の内部を換気するための換気ファン14が設置されている。
発電モジュール20は、燃料電池スタック21や、気化器22、2つの改質器23を含み、これらは、本実施形態の燃料電池ケースとしてのモジュールケース29に収容されている。本実施形態では、発電モジュール20は、2つの燃料電池スタック21を有し、2つの燃料電池スタック21は、間隔をおいて互いに対向するようにモジュールケース29内に配置されたマニホールド24上に設置される。
各燃料電池スタック21は、酸化ジルコニウム等の電解質と当該電解質を挟持するアノード電極およびカソード電極とをそれぞれ有すると共に図1中、左右方向(水平方向)に配列された複数の固体酸化物形の単セルを有する。各単セルのアノード電極内には、図示しないアノードガス通路が単セルの配列方向と直交する方向すなわち上下方向に延在するように形成されている。また、各単セルのカソード電極の周囲には、カソードガスを流通させる図示しないカソードガス通路が単セルの配列方向に直交する方向すなわち上下方向に延在するように形成されている。各単セルのアノードガス通路は、マニホールド24に接続され、各単セルのカソードガス通路は、モジュールケース29内のエア通路に接続される。更に、2つの燃料電池スタック21の間(近傍)には、両者との距離が同一となるように温度センサ94が設置されている。温度センサ94は、各燃料電池スタック21の温度に相関する温度T4を検出する。
発電モジュール20の気化器22および改質器23は、モジュールケース29内の2つの燃料電池スタック21の上方に両者と間隔をおいて配設される。本実施形態では、一方の燃料電池スタック21の上方に気化器22および一方の改質器23が配置され、他方の燃料電池スタック21の上方に他方の改質器23が配置される。更に、一方の燃料電池スタック21と気化器22および一方の改質器23との間、並びに他方の燃料電池スタック21と他方の改質器23との間には、燃料電池スタック21の作動や、気化器22および改質器23での反応に必要な熱を発生させる燃焼部25が画成されている。各燃焼部25には、着火ヒータ26が設置されている。
気化器22は、燃焼部25からの熱により原燃料ガス供給装置30からの原燃料ガスと改質水供給装置40からの改質水とを加熱し、原燃料ガスを予熱すると共に改質水を蒸発させて水蒸気を生成する。気化器22により予熱された原燃料ガスは、水蒸気と混合され、その混合ガスは、当該気化器22から改質器23に流入する。また、改質器23には、当該改質器23に流入する混合ガスの温度T1を検出する温度センサ91が設置されている。
改質器23は、その内部に充填された例えばRu系またはNi系の改質触媒を有し、燃焼部25からの熱の存在下で、改質触媒による気化器22からの混合ガスの反応(水蒸気改質反応)によって水素ガスと一酸化炭素とを生成する。更に、改質器23は、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気との反応(一酸化炭素シフト反応)によって水素ガスと二酸化炭素とを生成する。これにより、改質器23によって、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の原燃料ガス等を含むアノードガスが生成されることになる。改質器23により生成されたアノードガスは、配管やマニホールド24を介して各単セルのアノードガス通路へ流入し、アノード電極に供給される。
また、燃料電池スタック21の各単セルのカソード電極には、モジュールケース29内に形成されたエア通路を介してカソードガスとしてのエアが供給される。各単セルのカソード電極では、酸化物イオン(O2 -)が生成され、当該酸化物イオンが電解質を透過してアノード電極で水素や一酸化炭素と反応することにより電気エネルギが得られる。各単セルにおいて電気化学反応(発電)に使用されなかったアノードガス(以下、「アノードオフガス」という)およびカソードガス(以下、「カソードオフガス」という)は、各単セルのアノードガス通路やカソードガス通路から上方の燃焼部25へと流出する。
各単セルから燃焼部25に流入したアノードオフガスは、水素や一酸化炭素等の燃料成分を含む可燃性ガスであり、各単セルから燃焼部25に流入した酸素を含むカソードオフガスと混合される。以下、アノードオフガスとカソードオフガスとの混合ガスを「オフガス」という。そして、着火ヒータ26により点火させられて燃焼部25でオフガス(アノードオフガス)が着火すると、当該オフガスの燃焼により、燃料電池スタック21の作動や、気化器22での原燃料ガスの予熱や水蒸気の生成、改質器23での水蒸気改質反応等に必要な熱が発生することになる。また、燃焼部25では、未燃燃料や水蒸気を含む燃焼排ガスが生成され、当該燃焼排ガスは、燃焼触媒27を介して熱交換器62へ供給される。燃焼触媒27は、燃焼排ガス中の未燃燃料を再燃焼させるための酸化触媒である。更に、燃焼触媒27が設けられたガス通路には、燃焼触媒27を暖機するための触媒ヒータ28や、燃焼排ガスの温度T8を検出する温度センサ98が設置されている。
原燃料ガス供給装置30は、原燃料ガスを供給する原燃料供給源1と気化器22とを接続する原燃料ガス供給管31と、当該原燃料ガス供給管31に組み込まれた開閉弁(2連弁)32,33、オリフィス34、ガスポンプ35および脱硫器36とを有する。原燃料ガスは、ガスポンプ35を作動させることで、原燃料供給源1から脱硫器36を介して気化器22へと圧送(供給)される。脱硫器36は、例えば常温脱硫式の脱硫器として構成され、発電モジュール20と熱伝達可能にモジュールケース29と接触するように設置されている。また、原燃料ガス供給管31の開閉弁33とオリフィス34との間には、原燃料ガス供給管31内の圧力を検出する圧力センサ37や、原燃料ガス供給管31を流れる原燃料ガスの単位時間当りの流量(ガス流量Qg)を検出する流量センサ38が設置されている。
改質水供給装置40は、改質水を貯留する改質水タンク42と、改質水タンク42と気化器22とを接続する改質水供給管41と、改質水供給管41に組み込まれた改質水ポンプ43とを有する。改質水タンク42内の改質水は、改質水ポンプ43を作動させることで、当該改質水ポンプ43により気化器22へと圧送(供給)される。
エア供給装置50は、モジュールケース29内に形成されたエア通路に接続されるエア供給管51と、エア供給管51の入口に設けられたエアフィルタ52と、エア供給管51に組み込まれたエアポンプ53とを有する。エアポンプ53を作動させることで、カソードガスとしてのエアは、エアフィルタ52を介してエア供給管51に吸引され、モジュールケース29内のエア通路を経て各燃料電池スタック21へと圧送(供給)される。
排熱回収装置60は、湯水を貯留する貯湯タンク63と、発電モジュール20の燃焼部25で生成された燃焼排ガスと湯水とを熱交換する熱交換器62と、貯湯タンク63と熱交換器62とを接続する循環配管61と、循環配管61に組み込まれた循環ポンプ64とを有する。貯湯タンク63内に貯留されている湯水は、循環ポンプ64を作動させることで、熱交換器62へと導入され、熱交換器62で燃焼排ガスとの熱交換によって昇温させられた後、貯湯タンク63へと返送される。熱交換器62で湯水との熱交換によって燃焼排ガス中の水蒸気が凝縮し、これにより凝縮水が得られる。
また、排熱回収装置60の熱交換器62は、配管66を介して改質水タンク42と接続されており、燃焼排ガス中の水蒸気が凝縮することにより得られた凝縮水は、当該配管66を介して改質水タンク42内へと導入される。更に、熱交換器62の燃焼排ガスの通路は、燃焼排ガス排出管67に接続されている。これにより、発電モジュール20の燃焼部25から排出されて熱交換器62で水分が除去された排ガスは、燃焼排ガス排出管67を介して大気中に排出される。
パワーコンディショナ70は、燃料電池スタック21から出力された直流電圧を所定電圧(例えば、DC250V〜300V)に変換するDC/DCコンバータや、変換された直流電圧を電力系統2と連系可能な交流電圧(例えば、AC200V)に変換するインバータを有する。燃料電池スタック21の出力端子には、当該燃料電池スタック21から出力される電流Iを検出する図示しない電流センサが設けられ、燃料電池スタック21の出力端子間には、燃料電池スタック21の端子間電圧を検出する図示しない電圧センサが設けられている。パワーコンディショナ70は、システムに要求される要求発電電力に応じた電流が燃料電池スタック21から出力されるようDC/DCコンバータやインバータが備えるスイッチング素子をスイッチング制御する。
パワーコンディショナ70から分岐した電力ラインには電源基板72が接続されている。電源基板72は、燃料電池スタック21からの直流電圧や電力系統2からの交流電圧を補機類の作動に適した直流電圧に変換して当該補機類に供給するものである。実施形態では、補機類としては、換気ファン14や開閉弁32,33、ガスポンプ35、改質水ポンプ43、エアポンプ53、循環ポンプ64などを挙げることができる。
制御装置80は、CPU81を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU81の他に処理プログラムを記憶するROM82と、データを一時的に記憶するRAM83と、計時を行なうタイマ84と、図示しない不揮発性メモリと、図示しない入出力ポートと、を備える。制御装置80には、圧力センサ37や流量センサ38、温度センサ91,94,98などからの各種検出信号が入力ポートを介して入力されている。また、制御装置80からは、換気ファン14のファンモータや開閉弁32,33のソレノイド、ガスポンプ35のポンプモータ、改質水ポンプ43のポンプモータ、エアポンプ53のポンプモータ、循環ポンプ64のポンプモータ、パワーコンディショナ70のDC/DCコンバータやインバータ、電源基板72、着火ヒータ26、触媒ヒータ28などへの各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された本実施形態の燃料電池システム10の動作について説明する。図2は、制御装置80のCPU81により実行される運転制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
運転制御ルーチンでは、制御装置80のCPU81は、まず、システム起動が指示されるのを待つ(ステップS100)。システム起動が指示されると、後述する起動処理を実行する(ステップS110)。そして、起動処理を実行した後、温度センサ94により検出される温度T4が予め定められた発電許可温度以上となるのを待って(ステップS120,S130)、発電処理を開始する(ステップS140)。発電処理では、システムに要求される要求発電出力に応じた目標電流Itagが燃料電池スタック21から出力されるよう原燃料ガス、改質水およびエア(空気)の供給量を制御する。原燃料ガスの供給量の制御は、目標電流Itagに応じたガス流量を燃料利用率Ufに基づいて増加側に補正した目標ガス流量Qgtagを設定し、流量センサ38により検出されるガス流量Qgが設定した目標ガス流量Qgtagに一致するようガスポンプ35を制御することにより行なわれる。改質水の供給量の制御は、改質器23におけるスチームカーボン比SC(原燃料ガス中の炭化水素に含まれる炭素と水蒸気改質のために添加される水蒸気とのモル比)が予め定められた目標比SCtagに一致するよう目標改質水流量Qwtagを設定し、設定した目標改質水流量Qwtagの改質水が供給されるよう改質水ポンプ43を制御することにより行なわれる。エアの供給量の制御は、温度センサ94により検出される温度T4が予め定められた目標温度T4tagに一致するようフィードバック制御により目標エア流量Qatagを設定し、設定した目標エア流量Qatagのエアが供給されるようエアポンプ53を制御することにより行なわれる。
発電処理を開始すると、システム停止が指示されるまで(ステップS150)、発電処理を実行し、システム停止が指示されると、発電処理を終了し、温度センサ94により検出される温度T4が停止許可温度以下となるまで、高温雰囲気下において燃料電池スタック21(電極)が酸化劣化しない程度の流量(一定流量)を目標ガス流量Qgtagに設定してガスポンプ35を制御すると共に燃料電池スタック21を冷却するのに必要な流量(一定流量)を目標エア流量Qatagに設定してエアポンプ53を制御する(ステップS160〜S180)。停止許可温度は、例えば、ステップS150においてシステム停止が指示されたときに温度センサ94により検出される温度T4に基づいて、温度T4が高いほど高くなる傾向に定められる。温度T4が停止許可温度以下になると、原燃料ガスの供給を停止し(ステップS190)、温度T4を停止時温度TstopとしてRAM83あるいは不揮発性メモリに記憶して(ステップS200)、運転制御ルーチンを終了する。なお、エアの供給停止は、原燃料ガスの供給停止と略同時に行なわれてもよいし、原燃料ガスが供給停止された後、温度T4が更に停止許可温度よりも低い温度まで下がるのを待ってから行なわれてもよい。
次に、ステップS110における起動処理について説明する。図3は、起動処理の一例を示すフローチャートである。起動処理では、CPU81は、まず、飽和吸着量に達するまで脱硫器36に燃料成分を吸着させる燃料吸着処理を行なう。燃料吸着処理では、温度センサ94からの温度T4や運転制御ルーチンのステップS200で記憶した停止時温度Tstopなどの処理に必要なデータを入力し(ステップS300)、入力した温度T4を起動時温度Tstartに設定する(ステップS310)。続いて、入力した停止時温度Tstopに基づいて温度補正値δを設定し(ステップS320)、停止時温度Tstopに設定した温度補正値δを加えることにより停止時温度Tstopを補正した補正後停止時温度Tstop’を設定する(ステップS330)。温度補正値δの設定は、停止時温度Tstopと温度補正値δとの関係を予め求めて温度補正値設定用マップとしてROM82に記憶しておき、停止時温度Tstopが与えられると、マップから対応する温度補正値δを導出することにより行なわれる。温度補正値設定用マップの一例を図4に示す。図示するように、温度補正値δは、停止時温度Tstopが高いほど大きくなるように定められる。したがって、補正後停止時温度Tstop’には、停止時温度Tstopが高いほど大きな増加量で停止時温度Tstopを増加(補正)させた温度が設定されることになる。
次に、起動時温度Tstartに基づいてシステム起動時の脱硫器36における燃料成分の飽和吸着量(起動時飽和吸着量Astart)を設定すると共に(ステップS340)、補正後停止時温度Tstop’に基づいてシステム停止時の脱硫器36における燃料成分の飽和吸着量(停止時飽和吸着量Astop’)を設定する(ステップS350)。起動時飽和吸着量Astart,停止時飽和吸着量Astop’の設定は、燃料電池スタック21の温度に相関する温度T4と脱硫器36の飽和吸着量との関係を予め求めて飽和吸着量設定用マップとしてROM82に記憶しておき、起動時温度Tstartまたは補正後停止時温度Tstop’が与えられると、マップから対応する起動時飽和吸着量Astartまたは停止時飽和吸着量Astop’を導出することにより行なわれる。飽和吸着量設定用マップの一例を図5に示す。飽和吸着量は脱硫器36の温度が低いほど大きくなるが、本実施形態では、脱硫器36の温度を直接検出することはできない。一方、本実施形態では、脱硫器36は発電モジュール20と熱伝達可能に設置されているから、発電モジュール20内に設置された温度センサ94からの温度T4に基づいて脱硫器36の温度を推定し、脱硫器36の飽和吸着量を導出するものとした。
こうして起動時飽和吸着量Astartと停止時飽和吸着量Astop’とを設定すると、両者の差分(Astart−Astop’)を脱硫器36が燃料成分を吸着可能な吸着可能量ΔAに設定し(ステップS360)、設定した吸着可能量ΔAに基づいて供給時間trefを設定する(ステップS370)。ここで、供給時間trefは、脱硫器36へ原燃料ガスを一定流量で供給した場合に脱硫器36において燃料成分の吸着量が吸着可能量ΔAに達するまでに要する所要時間であり、吸着可能量ΔAを原燃料ガスの単位時間当たりの流量で除した値に基づいて決定される。したがって、原燃料ガスの供給量(一定流量)を予め定めておくことで、吸着可能量ΔAに基づいて供給時間trefを設定することができる。続いて、原燃料ガスの供給が開始されるよう目標ガス流量Qgtagに上記一定流量を設定してガスポンプ35を制御すると共に(ステップS380)、タイマtの計測を開始する(ステップS390)。タイマtの計測を開始すると、タイマtが供給時間tref以上となるのを待って(ステップS400)、原燃料ガスの供給を停止する(ステップS410)。これにより、脱硫器36には吸着可能量ΔAに相当する量の燃料成分が吸着されて燃料成分の吸着が飽和状態に達することになる。
上述したように、本実施形態では、脱硫器36の温度を直接検出することができないため、発電モジュール20内に設置された温度センサ94により検出される温度T4に基づいて脱硫器36の飽和吸着量を推定するものとしている。しかしながら、システム停止に伴って原燃料ガスの供給が停止された直後は温度T4と脱硫器36の実際の温度との間に比較的大きな乖離が生じており、脱硫器36の温度は、図6に示すように、原燃料ガスの供給が停止された後、発電モジュール20の余熱によって一時的に上昇し、その後、時間の経過と共に徐々に下降していく。こうした脱硫器36の一時的な温度上昇は、システム停止の際に原燃料ガスの供給停止とエアの供給停止とを略同時に行なう場合により顕著に現れる。脱硫器36の温度が一時的に上昇すると、飽和吸着量が一時的に減少するため、原燃料ガスの供給が停止される直前に飽和吸着量まで脱硫器36に吸着されていた燃料成分の一部は、飽和吸着量の一時的な減少によって放出される。この場合において、起動時温度Tstartから推定される起動時飽和吸着量Astartと停止時温度Tstopから推定される停止時飽和吸着量Astopとの差分(Astart−Astop、すなわち図5中、ΔA1)により吸着可能量ΔAを設定すると、飽和吸着量の一時的な減少により脱硫器36から放出される燃料成分の分(図5中、ΔA2)だけ吸着可能量ΔAに不足が生じる。そして、不足した吸着可能量ΔAにしたがって原燃料ガスの供給量が制御される結果、脱硫器36への燃料成分の吸着が飽和状態に達することなく燃料吸着処理が終了し、その後の着火処理において供給した原燃料ガス中の燃料成分が脱硫器36で吸着されて燃焼部25へ供給される燃料が不足することで着火不良が生じる等、システム起動を正常に行なうことができないおそれが生じる。そこで、本実施形態では、こうした事情を考慮し、図5に示すように、停止時温度Tstopを温度補正値δだけ増加側に補正した補正後停止時温度Tstop’を設定し、起動時温度Tstartから推定される起動時飽和吸着量Astartと補正後停止時温度Tstop’から推定される停止時飽和吸着量Astop’との差分(Astart−Astop’、すなわち図5中、ΔA1+ΔA2)を吸着可能量ΔAに設定する。これにより、システム起動に際して、脱硫器36において燃料成分の吸着が飽和状態に達するために必要な原燃料ガスを過不足なく供給することができ、システム起動を正常に行なうことができる。
なお、本願の発明者らは、システム停止に伴い原燃料ガスの供給を停止したときに温度センサ94により検出される温度T4(停止時温度Tstop)が高いほど温度T4と脱硫器36の実際の温度との間に大きな乖離が生じ、原燃料ガスの供給を停止した後の脱硫器36の一時的な温度上昇が大きくなることを見出した。このため、本実施形態では、ステップS320において、温度補正値δは、停止時温度Tstopが高いほど大きくなるように設定される。これにより、温度センサ94を用いて吸着可能量ΔAをより正確に推定することができる。
こうして燃料吸着処理を行なうと、燃焼部25内をエアの供給によってパージするパージ処理(ステップS420)、燃焼部25に燃料とエアとを供給してその混合ガスに着火する着火処理(ステップS430)、気化器22へ改質水を供給して水蒸気を生成させて改質器23において水蒸気改質を行なう水蒸気改質処理(ステップS440)を順に実行して、起動処理を終了する。
上述した実施形態では、2つの燃料電池スタック21の間(燃料電池スタック21の近傍)に設置された温度センサ94により検出される温度T4に基づいて脱硫器36の飽和吸着量を推定するものとした。しかし、これに限定されるものではなく、改質器23に設置された温度センサ91により検出される温度T1に基づいて推定してもよいし、燃焼排ガスが流れるガス通路に設置された温度センサ98により検出される温度T8に基づいて推定してもよい。また、燃焼部25に温度センサが設置される場合には、その温度センサにより検出される温度に基づいて推定してもよい。さらに、気化器22に温度センサが設置される場合には、その温度センサに基づいて検出される温度に基づいて推定してもよい。このように、発電モジュール20に設置されると共に脱硫器36の温度と相関する温度を検出する温度センサであれば、如何なる温度センサにより検出される温度に基づいて推定するようにしてもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、燃料電池スタック21が「燃料電池」に相当し、改質器23が「改質部」に相当し、燃焼部25が「燃焼部」に相当し、発電モジュール20が「発電モジュール」に相当し、脱硫器36が「脱硫器」に相当し、原燃料ガス供給装置30が「原燃料ガス供給装置」に相当し、エア供給装置50が「酸化剤ガス供給装置」に相当し、温度センサ94が「温度センサ」に相当し、制御装置80が「制御装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、燃料電池システムの製造産業などに利用可能である。
1 原燃料供給源、2 電力系統、3 電力ライン、4 負荷、10 燃料電池システム、12 筐体、12a 吸気口、12b 排気口、14 換気ファン、20 発電モジュール、21 燃料電池スタック、22 気化器、23 改質器、24 マニホールド、25 燃焼部、26 着火ヒータ、27 燃焼触媒、28 触媒ヒータ、29 モジュールケース、30 原燃料ガス供給装置、31 原燃料ガス供給管、32,33 開閉弁、34 オリフィス、35 ガスポンプ、36 脱硫器、37 圧力センサ、38 流量センサ、40 改質水供給装置、41 改質水供給管、42 改質水タンク、43 改質水ポンプ、50 エア供給装置、51 エア供給管、52 エアフィルタ、53 エアポンプ、60 排熱回収装置、61 循環配管、62 熱交換器、63 貯湯タンク、64 循環ポンプ、66 配管、67 燃焼排ガス排出管、70 パワーコンディショナ、72 電源基板、80 制御装置、81 CPU、82 ROM、83 RAM、84 タイマ、91,94,98 温度センサ。

Claims (2)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と、原燃料ガスを水蒸気改質して前記燃料ガスを生成する改質部と、前記燃料電池からのオフガスを燃焼させる燃料部と、を含む発電モジュールと、
    前記発電モジュールと熱伝達可能に設置され、前記原燃料ガスに含まれる硫黄成分を脱硫して前記改質部へ供給する脱硫器と、
    前記脱硫器へ前記原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給装置と、
    前記燃料電池へ前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置と、
    前記発電モジュールに設けられた温度センサと、
    システム起動に際して、前記脱硫器への前記原燃料ガス中の燃料成分の吸着が飽和状態に達するように前記脱硫器へ前記原燃料ガスを供給する吸着処理を行なう制御装置と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記制御装置は、システム停止に際して前記原燃料ガスの供給を停止したときに前記温度センサにより検出される温度を停止時温度として記憶し、次回にシステム起動する際に前記温度センサにより検出される温度を起動時温度として、前記吸着処理において、前記起動時温度に基づいて推定される前記脱硫器の飽和吸着量と前記停止時温度を増加側に補正した補正後の停止時温度に基づいて推定される前記脱硫器の飽和吸着量との差分に基づいて前記脱硫器への前記原燃料ガスの供給量を制御する、
    燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御装置は、前記停止時温度が高いほど大きな増加量で前記停止時温度を補正した前記補正後の停止時温度を設定する、
    燃料電池システム。
JP2020066501A 2020-04-02 2020-04-02 燃料電池システム Pending JP2021163687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020066501A JP2021163687A (ja) 2020-04-02 2020-04-02 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020066501A JP2021163687A (ja) 2020-04-02 2020-04-02 燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021163687A true JP2021163687A (ja) 2021-10-11

Family

ID=78003727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020066501A Pending JP2021163687A (ja) 2020-04-02 2020-04-02 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021163687A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017050049A (ja) 燃料電池システム
JP6946833B2 (ja) 燃料電池システム
JP2021163687A (ja) 燃料電池システム
JP7127427B2 (ja) 燃料電池システム
JP7439622B2 (ja) 燃料電池システム
JP6957980B2 (ja) 燃料電池システム
JP6938918B2 (ja) 燃料電池システム
JP6946788B2 (ja) 燃料電池システム
JP7484351B2 (ja) 燃料電池システム
JP6638464B2 (ja) 燃料電池システム
JP7396176B2 (ja) 燃料電池システム
JP7226129B2 (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法
JP6958078B2 (ja) 燃料電池システム
JP7435181B2 (ja) 燃料電池システム
JP2021150112A (ja) 燃料電池システム
JP6809091B2 (ja) 燃料電池システム
JP7276015B2 (ja) 燃料電池システム
JP2021163686A (ja) 燃料電池システム
JP6492485B2 (ja) 燃料電池システム
JP7472805B2 (ja) 燃料電池システム
JP7176279B2 (ja) 燃料電池システム
JP6772727B2 (ja) 燃料電池システム
JP6897301B2 (ja) 燃料電池システム
JP6870409B2 (ja) 燃料電池システム
JP2022186361A (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423