JP2021163476A - 走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステム - Google Patents

Abstract

【課題】更に安全であるだけでなく、更にスマートである車両を提供する。
【解決手段】本発明は走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムを開示し、前記方法は、所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得するステップと、前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較するステップと、前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定するステップと、を含む。本発明における走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムは、走行シーンを自動的に決定することができる。
【選択図】図１

Description

本発明は情報処理技術に関し、具体的には、走行シーン決定のための、方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムに関する。

経済の発展に伴い、車両はますます普及しており、ユーザーは車両に対してますます多くの機能要件を求めている。更に安全であるだけでなく、更にスマートである必要がある。

上記事情に鑑みて、本発明の実施例は、走行シーンを自動的に決定でき、更にスマートである走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムを提供することが期待される。

上記目的を達成するために、本発明の実施例の技術的解決手段は以下のように実現される。

第１の態様によれば、本発明の実施例は走行シーン決定方法を提供し、
所定の収集部(capturing elementまたはcapturing component)によって収集される現在の走行データを取得することと、
前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することと、
前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することと、を含む。

上記解決手段では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両における光センサの現在のデータを取得することを含む。

上記解決手段では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両における車速センサの現在のデータを取得することを更に含む。

上記解決手段では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両の測位装置の現在のデータを取得することを更に含む。

第２の態様によれば、本発明の実施例は走行シーン決定装置を提供し、取得モジュール、比較モジュール及び決定モジュールを備え、
前記取得モジュールは、所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することに用いられ、
前記比較モジュールは、前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することに用いられ、
前記決定モジュールは、前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することに用いられる。

第３の態様によれば、本発明の実施例はてコンピュータを提供し、メモリ、通信バス及びプロセッサを備え、
前記メモリは、走行シーン決定方法のプログラムを記憶することに用いられ、
前記通信バスは、前記メモリと前記プロセッサとの間の接続通信を実現することに用いられ、
前記プロセッサは、メモリに記憶されている走行シーン決定方法のプログラムを実行して、前記いずれかの走行シーン決定方法のステップを実現することに用いられる。

第４の態様によれば、本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサにより実行されると、前記いずれかの走行シーン決定方法のステップを実現する。

第５の態様によれば、本発明の実施例は走行シーン決定システムを提供し、収集部及び処理部（processor elementまたはprocessor component）を備え、
前記収集部は、車両の現在の走行データを収集することに用いられ、
前記処理部は、前記走行データを取得し、前記走行データに応じて現在の走行シーンを決定することに用いられ、
前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される光センサを備える。

上記解決手段では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される車速センサを更に備える。

第６の態様によれば、本発明の実施例は車両を提供し、車輪回転イメージング装置と、前記いずれかの走行シーン決定システムとを備え、前記車輪回転イメージング装置が前記走行シーン決定システムに電気的に接続され、
前記車輪回転イメージング装置は、前記走行シーン決定システムによって決定される走行シーンに応じて動作する。

本発明の実施例における走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムは、所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することと、前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することと、前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することとを含み、以上からわかるように、本発明の実施例における走行シーン決定方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムは、収集部によって収集される現在の走行データに応じて、走行シーンを自動的に決定することができ、それによって車両の制御システム又は付加的なシステムを適応的に調整することが容易になる。

本発明の実施例のほかの有益な効果について、発明を実施ための形態において具体的な技術的解決手段を参照しながら更に説明する。

図１は本発明の実施例に係る走行シーン決定方法のプロセスの模式図である。 図２は本発明の実施例に係る車両が走行シーンを自動的に決定する具体的なプロセスの模式図１である。 図３は本発明の実施例に係る車両が走行シーンを自動的に決定する具体的なプロセスの模式図２である。 図４は本発明の実施例に係る走行シーン決定装置の構造模式図である。 図５は本発明の実施例に係る走行シーンを決定するコンピュータの構造模式図である。 図６は本発明の実施例に係る走行シーン決定システムの模式図である。

本発明の実施例は走行シーン決定方法を提供し、
所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することと、
前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することと、
前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することと、を含む。

本発明の実施例における走行シーン決定の、方法、装置、コンピュータ、記憶媒体及びシステムは、収集部によって収集される現在の走行データに応じて、走行シーンを決定することができ、それによって車両の制御システム又は付加的なシステムを適応的に調整することが容易になる。

以下、図面及び具体的な実施例を参照しながら、本発明を更に詳細に説明する。理解されるように、ここで説明さえる具体的な実施例は単に本発明を説明するために使用され、本発明を限定するものではない。

実施例１
本実施例は走行シーン決定方法を提供し、コンピュータによって実現されてもよく、前記コンピュータはクラウド側サーバであってもよく、ローカル処理機器、例えば、トリップコンピュータであってもよく、図１に示すように、前記方法は、
所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得するステップ１０１と、
前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較するステップ１０２と、
前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定するステップ１０３と、を含む。

本発明のほかのいくつかの実施例では、ステップ１０１では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両における光センサの現在のデータを取得することを含む。このように、現在の走行シーンが昼間であるか夜間であるか、又は晴れであるか曇りであるか等を決定でき、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、ステップ１０１では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両における車速センサの現在のデータを取得することを更に含む。このように、現在の走行シーンが渋滞であるかスムーズであるかを決定でき、又は、市街道路であるか高速道路であるか等を決定でき、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、ステップ１０１では、前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
車両の測位装置の現在のデータを取得することを更に含む。このように、現在の走行シーンが市街であるか郊外であるかを決定でき、更に好ましい実施形態である。具体的には、前記測位装置は全地球測位システム（ＧＰＳ、Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）であってもよく、ほかの類似する測位システム、例えば北斗衛星ナビゲーションシステム（北斗衛星導航系統；BeiDou Navigation Satellite System）であってもよい。

具体的には、ステップ１０２では、走行シーンを正確に決定するために、いくつかの閾値を予め設定する必要があり、閾値を超えると、１種の走行シーンのタイプであり、閾値未満であると、ほかの走行シーンのタイプであり、
更に、複数の閾値を段階的に設定してもよく、このように、複数種の走行シーンのタイプを予め設定することができる。例えば、車速センサが１つの閾値を設定する場合、走行シーンにおける速度を低速及び高速に分けることができる。車速センサが２つの閾値を設定する場合、走行シーンにおける速度を低速、中速及び高速に分けることができる。者毒センサが４つの閾値を設定する場合、走行シーンにおける速度を低速、中低速、中速、中高速、及び高速に分けることができる。更により多くの閾値を設定してもよく、ここでは詳細な説明を省略する。

具体的には、ステップ１０３では、現在の走行シーンを決定することは、１つの収集部からのデータに応じて行われてもよく、例えば、上記車速センサに応じて低速か高速かを決定し、又は渋滞であるかスムーズであるかを決定することができる。

複数の収集部からのデータに応じて、走行シーンを総合的に判断してもよい。例えば、光センサ及び車速センサからのデータに応じて判断できる走行シーンは、車道の交通に関して、昼間に渋滞であること、昼間にスムーズであること、夜間に渋滞であること、及び夜間にスムーズであることを含む。より多くの閾値を設定すると、より多くの走行シーンを決定できる。

更に例えば、光センサ、車速センサ及び測位装置に応じて判断できる走行シーンは、車道の交通に関して、昼間に市街で渋滞であること、昼間に市街でスムーズであること、昼間に郊外で渋滞であること、昼間に郊外でスムーズであること、夜間に市街で渋滞であること、夜間に市街でスムーズであること、夜間に郊外で渋滞であること、及び夜間に郊外でスムーズであることを含み、より多くの閾値を設定すると、さらにより多くの走行シーンを決定できる。

なお、より多くの収集部を有すると、より多くの走行シーンを決定できる。

また、本発明の実施例における走行シーン決定方法は更に車輪回転イメージング（車輪の回転に伴い画像を形成する）システムと組み合わせてもよい。車輪回転イメージングシステムは、車輪のスポーク等に取り付けられた放射状の表示部等により、車輪の回転時にビデオをリアルタイムに表示できる技術であり、広告キャリアであってもよく、ほかの用途であってもよい。しかし、車輪回転イメージングシステムは、所定の車速範囲及び所定の光の範囲でしか実施できないものであり、車速が低すぎたり又は高すぎたり、光が明るすぎたりすると無理である。本実施例は、車速及びほかのシーンをリアルタイムで正確に監視できるため、車輪回転イメージングシステムと組み合わせることができる。即ち、本実施例における走行シーン決定方法は、走行シーンが夜間又は曇りの日であり、且つ車速が高すぎないかどうかを決定し、設定されたビデオを自動的に再生することができるのであり、手動で再生する必要がない。また、車輪回転イメージングシステムを充電する必要があるため、充電のタイミングは走行シーン決定方法によって決定されてもよく、例えば、走行中には充電できるが、停車時には充電できない等が挙げられる。

更に理解するために、以下、より具体的な例を挙げて説明する。

例１、図２に示すように、車両が走行シーンを自動的に決定する具体的なプロセスは以下のステップ２０１〜２０４を含む。

ステップ２０１では、現在の光データＬ及び車速データＶを収集し、
ステップ２０２では、Ｌ＞Ｌ１、即ち、現在の光データが光の閾値よりも大きいかを判断し、ＹＥＳであると、昼間であることを示し、ステップ２０３に進み、ＮＯであると、夜間であることを示し、ステップ２０４に進み、
ステップ２０３では、Ｖ＞Ｖ１、即ち、現在の車速データが車速の閾値よりも大きいかを判断し、ＹＥＳであると、昼間にスムーズであることを示し、ＮＯであると、昼間に渋滞であることを示し、
ステップ２０４では、Ｖ＞Ｖ１、即ち、現在の車速データが車速の閾値よりも大きいかを判定し、ＹＥＳであると、夜間にスムーズであることを示し、ＮＯであると、夜間に渋滞であることを示す。

例２、図３に示すように、車両が走行シーンを自動的に決定する具体的なプロセスは以下のステップ３０１〜３０６を含む。

ステップ３０１では、現在の光データＬ及び車速データＶを収集し、
ステップ３０２では、Ｌ＞Ｌ１、即ち、現在の光データが光の閾値よりも大きいかを判断し、ＹＥＳであると、昼間であることを示し、ステップ３０３に進み、ＮＯであると、夜間であることを示し、ステップ３０４に進み、
ステップ３０３では、Ｖ＞Ｖ１、即ち、現在の車速データが第１の車速の閾値よりも大きいかを判断し、ＹＥＳであると、昼間にスムーズであることを示し、ＮＯであると、ステップ３０５に進み、
ステップ３０４では、Ｖ＞Ｖ１、即ち、現在の車速データが第１の車速の閾値よりも大きいかを判断し、ＹＥＳであると、夜間にスムーズであることを示し、ＮＯであると、ステップ３０６に進み、
ステップ３０５では、Ｖ＜Ｖ２、即ち、現在の車速データが第２の車速の閾値未満であるかを判断し、ＹＥＳであると、昼間に渋滞であることを示し、ＮＯ、即ち、Ｖ２＜Ｖ＜Ｖ１であると、昼間にやや渋滞であることを示し、ここで、Ｖ１＞Ｖ２であり、
ステップ３０６では、Ｖ＜Ｖ２、即ち、現在の車速データが第２の車速の閾値未満であるかを判断し、ＹＥＳであると、夜間に渋滞であることを示し、ＮＯであると、夜間にやや渋滞であることを示す。

このように、例１、例２に比べて、走行シーンのタイプが更に多く、車両の走行をよりよく操作できる。

本発明の実施例は単に原理を説明するためのものであるため、挙げられる例はいずれも簡単であり、即ち、収集部が少なく、同一収集部に対して設定される閾値も少ない。しかし、当業者であれば、本発明の実施例の原理に基づいて、本実施例よりも遥かに多い収集部及び閾値を設定してもよいと理解できる。例えば、気温、湿度、風速、雨や雪、大気汚染等のデータを収集する収集部を追加してもよく、ここでは詳細説明を省略する。

実施例２
本実施例は走行シーン決定装置を提供し、図４に示すように、前記走行シーン決定装置４００は取得モジュール４０１、比較モジュール４０２及び決定モジュール４０３を備え、
前記取得モジュール４０１は、所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することに用いられ、
前記比較モジュール４０２は、前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することに用いられ、
前記決定モジュール４０３は、前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することに用いられる。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記取得モジュール４０１は具体的には、
車両における光センサの現在のデータを取得することに用いられる。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記取得モジュール４０１は具体的には、
車両における車速センサの現在のデータを取得することに用いられる。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記取得モジュール４０１は具体的には、
車両の測位装置の現在のデータを取得することに用いられる。

本発明の実施例における走行シーン決定装置はコンピュータ内に設置される装置であってもよく、コンピュータに接続されて通信する独立な装置であってもよく、クラウド側コンピュータ内に設置される装置であってもよい。

いくつかの実施例では、本発明の実施例における走行シーン決定装置は、上記実施例で説明される走行シーン決定方法を実行することに用いられてもよく、勿論、上記実施例で説明される走行シーン決定方法の任意のプロセス及び／又はステップを実行するためのモジュールを備えてもよく、簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。

以上の装置の実施例の説明は、上記方法の実施例の説明と類似し、方法の実施例と類似する有益な効果を有する。本発明の装置の実施例に開示されていない技術の詳細について、本発明の方法の実施例の説明を参照して理解できればよい。

本発明の実施例に備えられる各モジュールは、コンピュータ内のプロセッサによって実現されてもよく、勿論、コンピュータ内の論理回路によって実現されてもよく、実施過程では、プロセッサは中央処理装置（ＣＰＵ）、マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）又はフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）等であってもよい。

実施例３
本実施例はコンピュータ５００を提供し、図５に示すように、前記コンピュータ５００はメモリ５０１、通信バス５０２及びプロセッサ５０３を備え、
前記メモリ５０１は、走行シーン決定方法のプログラム、及び予め設定された複数種の食品情報に対応する複数の調理方法を記憶することに用いられ、
前記通信バス５０２は、前記メモリと前記プロセッサとの間の接続通信を実現することに用いられ、
前記プロセッサ５０３は、メモリに記憶されている走行シーン決定方法のプログラムを実行して、実施例１に記載の方法のステップを実現することに用いられる。

具体的には、前記プロセッサ５０３は縮小命令セットコンピュータ（ＲＩＳＣ、Ｒｅｄｕｃｅｄ Ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ Ｓｅｔ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）アーキテクチャに基づくマルチコアプロセッサであってもよく、前記メモリ５０１は高容量の磁気メモリであってもよい。

具体的には、前記コンピュータ５００はデジタルアナログ変換器５０４、ディスプレイ５０５及び外部通信インタフェース５０６を更に備え、
前記デジタルアナログ変換器５０４は、収集部によって収集されるアナログ信号をデジタル信号に変換した後、前記プロセッサ５０３に伝送することに用いられる。具体的には、デジタルアナログ変換部は集積したものであってもよく、分散したものであってもよく、分散とは、各収集部がそれぞれ１つのデジタルアナログ変換器に対応することを意味し、例えば、光センサは光デジタルアナログ変換器に対応する。なお、特定の収集部によって収集されるのがデジタル信号である場合、デジタルアナログ変換部が不要である。

前記ディスプレイ５０５は、収集されるコンテンツ及び決定される走行シーンのタイプを表示することに用いられ、
前記外部通信インタフェース５０６は、外部の端末と通信することに用いられてもよく、外部の端末はサーバ又はクライアントを含み、前記外部通信インタフェース５０６は有線インタフェース及び無線インタフェースを含んでもよい。

より具体的には、前記コンピュータ５００は車載トリップコンピュータであってもよい。

以上のコンピュータの実施例の説明は、上記方法の実施例の説明と類似し、方法の実施例と類似する有益な効果を有する。本実施例に開示されていない技術の詳細について、本発明の方法の実施例の説明を参照して理解できればよい。

実施例４
本実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサにより実行されると、実施例１に記載の走行シーン決定方法のステップを実現する。

前記コンピュータ可読記憶媒体は高容量の磁気メモリであってもよい。

以上のコンピュータ可読記憶媒体の実施例の説明は、上記方法の実施例の説明と類似し、方法の実施例と類似する有益な効果を有する。本実施例のコンピュータ可読記憶媒体に開示されていない技術の詳細について、本発明の方法の実施例の説明を参照して理解できればよい。

実施例５
本実施例は走行シーン決定システムを提供し、図６に示すように、収集部及び処理部６２を備え、
前記収集部は、車両の現在の走行データを収集することに用いられ、
前記処理部６２は、前記走行データを取得し、前記走行データに応じて現在の走行シーンを決定することに用いられ、
前記収集部は、前記処理部６２に電気的に接続される光センサ６１１を備える。

ここでの処理部６２は、実施例３に記載のコンピュータ５００に相当する。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される車速センサ６１２を更に備える。このように、現在の走行シーンが渋滞であるかスムーズであるか、又は脇道であるか高速道路であるか等を決定でき、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される測位装置６１３を更に備える。このように、現在の走行シーンが市街であるか郊外であるかを決定でき、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される気温検出部６１４を更に備える。温度の高低も自動車の重要な部材、例えばエンジン、ブレーキ部材等に影響を与えるため、温度の高低も走行シーンで収集する必要のあるデータであり、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される湿度検出部６１５を更に備える。気温検出部と同様に、湿度の高低も自動車の重要な部に影響を与えるため、同様に走行シーンで収集する必要のあるデータであり、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される風速検出部６１６を更に備える。風速の大きさは、走行安全に直接影響するため、同様に走行シーンで収集する必要のあるデータであり、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される降雨量検出部６１７を更に備える。降雨量は、走行速度及びブレーキ方式に直接影響し、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される降雪量検出部６１８を更に備える。降雨量と同様に、降雪量は走行速度及びブレーキ方式に直接影響し、更に好ましい実施形態である。

本発明のほかのいくつかの実施例では、前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される空気質検出部６１９を更に備える。空気の質が悪い場合、車の窓を閉じ、換気方式を調整する等を行う必要があり、更に好ましい実施形態である。

実施例６
本実施例は車両を提供し、車輪回転イメージング装置と、実施例５に記載の走行シーン決定システムとを備え、前記車輪回転イメージング装置が前記走行シーン決定システムに電気的に接続され、
前記車輪回転イメージング装置は、前記走行シーン決定システムによって決定される走行シーンに応じて動作する。

車輪回転イメージングシステムは車輪の回転時にビデオをリアルタイムに表示できる技術であり、広告キャリアであってもよく、ほかの用途であってもよい。

しかし、車輪回転イメージングシステムは所定の車速範囲及び所定の光範囲でしか実施できないものであり、車速が低すぎ又は高すぎたり、光が明るすぎたりすると無理である。走行シーン決定システムはちょうど、車速及びほかのシーンをリアルタイムに監視できるため、車輪回転イメージングシステムと組み合わせることができる。即ち、走行シーン決定システムは、走行シーンが夜間又は曇りの日であると決定し、且つ車速が高すぎないと、設定されたビデオを自動的に再生することができ、手動で再生する必要がない。また、車輪回転イメージングシステムを充電する必要があるため、充電のタイミングは走行シーン決定システムによって決定されてもよく、例えば、走行中に充電できるが、停車時に充電できない等が挙げられる。

なお、本明細書では、用語「備える」、「含む」又はほかの変形は非排他的包含をカバーすることで、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置はこれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙していないほかの要素をさらに含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置固有の要素をさらに含む。特に限定しない限り、文「１つの…を備える」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置がほかの同じ要素をさらに含むことを排除するものではない。

なお、本発明の実施例の説明において、特に説明及び限定しない限り、用語「接続」は広義に理解すべきであり、例えば、電気的接続であってもよく、２つの素子の内部連通であってもよく、直接接続であってもよく、中間媒体を介する間接接続であってもよく、当業者は、具体的な状況に応じて上記用語の具体的な意味を理解できる。

なお、本発明の実施例では、係る用語「第１／第２／第３」は、単に類似する対象を区別するために使用され、対象の特定の順序を示すものではなく、理解できるように、「第１／第２／第３」は場合によっては特定の順序や順番を交換してもよい。

理解されるように、明細書を通して言及される「一実施例」又は「いくつかの実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも１つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書を通して頻繁に出現する「一実施例では」又は「いくつかの実施例では」は必ずしも同一の実施例を指さない。また、これら特定の特徴、構造又は特性は任意の適切な方式で１つ又は複数の実施例に組み合わせられてもよい。理解されるように、本発明の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の大きさは実行順序を示すものではなく、各プロセスの実行順序はその機能及び内部ロジックによって決定されるべきであり、本発明の実施例の実施プロセスを限定しない。上記本発明の実施例の番号は単に説明のために使用され、実施例の優劣を示すものではない。

本願に係るいくつかの実施例では、開示されている装置及び方法をほかの形態で実現できると理解すべきである。例えば、以上説明された装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記モジュールの分割は、単に１種のロジック機能分割であり、実際の実現では別の分割方式を採用してもよく、例えば複数のモジュール又はユニットをほかのシステムに結合又は集積し、又はいくつかの特徴を無視したり実行しなかったりする。また、表示又は検討された各要素の相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はモジュールを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はほかの形態としてもよい。

前記分離部として説明されたモジュールは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、モジュールとして表示される部は物理モジュールであってもよく物理モジュールでなくてもよく、すなわち、１つの場所に位置してもよく、複数のネットワークモジュールに分散してもよい。実際の必要に応じて一部又はすべてのモジュールを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。

また、本発明の実施例の各々における各機能モジュールは１つの処理モジュールに集積されてもよく、それぞれ個別のモジュールとして存在してもよく、２つ以上の機能モジュールは１つのモジュールに集積されてもよい。

当業者が理解できるように、上記方法の実施例の全部又は一部のステップを、プログラム命令によって関連ハードウェアに命令を出して完成させることができ、上記プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムが実行されると、上記方法の実施例のステップを実行し、上記記憶媒体は、モバイルストレージデバイス、読み出し専用メモリ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ、Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる種々の媒体を含む。

又は、本発明の上記集積されたモジュールはソフトウェア機能モジュールの形態で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本発明の実施例の技術的解決手段は本質的に又は従来技術に貢献する部分はソフトウェア製品の形態で実施されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、電子機器（パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等）に本発明の各実施例に係る方法の全部又は一部を実行させるための複数の命令を含む。上記記憶媒体は、モバイルストレージデバイス、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる種々の媒体を含む。このように、本発明の実施例は特定のハードウェアとソフトウェアとの組合せに限定されない。

以上、本発明の好適実施例を説明したが、本発明の保護範囲を限定するものではなく、本発明の趣旨や原則を逸脱せずに行われる変更、同等置換や改良等はすべて本発明の保護範囲に属すべきである。

Claims (10)

1. 走行シーン決定方法であって、
   所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することと、
   前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することと、
   前記現在の走行データと前記閾値との比較の結果に応じて、現在の走行シーンを決定することと、を含むことを特徴とする走行シーン決定方法。
2. 前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
   車両における光センサの現在のデータを取得することを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
   車両における車速センサの現在のデータを取得することを更に含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することは、
   車両の測位装置の現在のデータを取得することを更に含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. 走行シーン決定装置であって、取得モジュール、比較モジュール及び決定モジュールを備え、
   前記取得モジュールは、所定の収集部によって収集される現在の走行データを取得することに用いられ、
   前記比較モジュールは、前記現在の走行データを予め設定された走行データの閾値と比較することに用いられ、
   前記決定モジュールは、前記現在の走行データと前記閾値との比較結果に応じて、現在の走行シーンを決定することに用いられることを特徴とする走行シーン決定装置。
6. コンピュータであって、メモリ、通信バス及びプロセッサを備え、
   前記メモリは、走行シーン決定方法のプログラムを記憶することに用いられ、
   前記通信バスは、前記メモリと前記プロセッサとの間の接続通信を実現することに用いられ、
   前記プロセッサは、メモリに記憶されている走行シーン決定方法のプログラムを実行して、請求項１〜４のいずれか一項に記載の走行シーン決定方法のステップを実現することに用いられることを特徴とするコンピュータ。
7. コンピュータ可読記憶媒体であって、実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサにより実行されると、請求項１〜４のいずれか一項に記載の走行シーン決定方法のステップを実現することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
8. 走行シーン決定システムであって、収集部及び処理部を備え、
   前記収集部は、車両の現在の走行データを収集することに用いられ、
   前記処理部は、前記走行データを取得し、前記走行データに応じて現在の走行シーンを決定することに用いられ、
   前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される光センサを備えることを特徴とする走行シーン決定システム。
9. 前記収集部は、前記処理部に電気的に接続される車速センサを更に備えることを特徴とする請求項８に記載の走行シーン決定システム。
10. 車両であって、車輪回転イメージング装置と、請求項８又は９に記載の走行シーン決定システムとを備え、前記車輪回転イメージング装置が前記走行シーン決定システムに電気的に接続され、
    前記車輪回転イメージング装置は、前記走行シーン決定システムによって決定される走行シーンに応じて動作することを特徴とする車両。

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