JP2021162290A - 冷蔵庫 - Google Patents

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浩一 秋吉
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Abstract

【課題】蒸発皿に設けられた排水口を閉塞する部材に対して工具を突き刺して孔を開けるときに、この工具によって蒸発皿内部やその近傍に配置された部材の損傷を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。【解決手段】蒸発器28からの除霜水を貯水する蒸発皿32と、キャビネット12に設けられ内部に蒸発皿32が配された蒸発皿収納室20と、蒸発皿32の周面に設けられ、蒸発皿32の内部の除霜水を排水するための排水口74と、排水口74を閉塞する閉塞部76と、蒸発皿32の内側であって、蒸発皿収納室20内に配された部材と排水口74との間に設けられ、蒸発皿32の外側から排水口74に差し込まれた工具が蒸発皿収納室20内に配された部材に達するのを阻止する損傷防止部80とを有する。【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫の機械室には、蒸発器を除霜することによって発生した除霜水を一時的にためておく蒸発皿が設けられている。この蒸発皿の内部には、溜まった除霜水の蒸発を促進するために、圧縮機から延びて高温の冷媒が流れるパイプが配されている。
また、この蒸発皿の後面には、蒸発皿の内部の除霜水を排水するための排水口が設けられている。工場の出荷時においては、排水口は薄い膜状の部材によって閉塞され、最初に設置されたユーザの家の台所においては、排水口は閉塞されたままとなっている。
引っ越し時などの冷蔵庫を移動するときに蒸発皿の内部に除霜水が溜まっていると、除霜水が零れるおそれがある。そこで、冷蔵庫を移動する前に、排水口を閉塞する部材に対してドライバなどの工具を突き刺して孔を開け、蒸発皿の内部の除霜水を排水口から排水している。
特開2005−283012号公報 特開2004−12092号公報 特開2007−85693号公報
しかし、排水口を閉塞する部材に対してドライバなどの工具を突き刺して孔を開けると、孔を開けた後の工具の先端が、蒸発皿の内部に配置されているパイプや蒸発皿の近傍に配置された部材などに当たり、これらを傷つけるおそれがある。
本発明は上記に鑑み、排水口を閉塞する部材に対して工具を突き刺して孔を開けるときに、この工具によって蒸発皿内部やその近傍に配置された部材の損傷を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、貯蔵室を有するキャビネットと、前記貯蔵室の開口した前面に設けられた扉と、圧縮機と、蒸発器と、前記蒸発器からの除霜水を貯水する蒸発皿と、前記キャビネットに設けられ内部に前記蒸発皿が配された蒸発皿収納室と、を備える冷蔵庫において、前記蒸発皿は、前記蒸発皿の周面に設けられ前記蒸発皿の内部の前記除霜水を排水するための排水口と、前記排水口を閉塞する閉塞部と、前記蒸発皿の内側であって、前記蒸発皿収納室内に配された部材と前記排水口との間に設けられ、前記蒸発皿の外側から前記排水口に差し込まれた工具が前記蒸発皿収納室内に配された部材に達するのを阻止する損傷防止部と、を有する冷蔵庫である。
本発明の一実施形態を示す冷蔵庫を後ろから見た斜視図である。 機械室に配された圧縮機と蒸発皿の後方から見た斜視図である。 機械室に配された圧縮機と蒸発皿の平面図である。 キャップを排水管から取り除いた状態の蒸発皿の一部拡大平面図である。 排水口に工具を差し込んだ状態の蒸発皿の一部拡大平面図である。 蒸発皿を傾け、排水口に工具を差し込んだ状態の縦断面図である。 変更例1の蒸発皿の一部拡大平面図である。 変更例3の蒸発皿の一部拡大平面図である。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫10について図1〜図6を参照して説明する。
(1)冷蔵庫10
まず、冷蔵庫10の全体の構造について説明する。図1に示すように、冷蔵庫10のキャビネット12には、上から順番に冷蔵室14、野菜室16、冷凍室18が設けられている。冷蔵室14の前面にはヒンジで開閉する扉、野菜室16の前面と冷凍室18の前面には引き出し式の扉がそれぞれ設けられている。キャビネット12の最下部にある冷凍室18の後部には機械室20が設けられている。機械室20の後部には、金属製のカバー22が設けられ、このカバー22を取り外すと機械室20の後部が露出する。
冷蔵庫10の冷凍サイクル装置は、圧縮機24、凝縮器26、蒸発器28を有している。図1に示すように、圧縮機24と凝縮器26とは、機械室20の内部に設けられ、蒸発器28は、冷凍室18の後上部から野菜室16の後下部に配されている。圧縮機24で圧縮された冷媒は、凝縮器26を通り、蒸発器28に流れて、その後に圧縮機24に循環する。蒸発器28で冷却された冷気は、不図示のファンによって冷蔵室14、野菜室16、冷凍室18に送風され各部屋を設定温度に冷却する。
(2)機械室20
次に、機械室20について図1〜図3を参照して説明する。なお以下の構造における左右の説明に関しては、図面を参照し易いようにするために冷蔵庫10の後方から見て左と右を意味している。したがって、冷蔵庫10の前方から見た場合には左右が逆になっている。また、図1と図2において、図面の手前が冷蔵庫10の後に該当し、図3〜図5において図面の下が冷蔵庫10の後に該当する。
図2と図3に示すように、機械室20は、金属製の底板30の左側に圧縮機24が防振装置を介して設置されている。底板30の右側、すなわち、圧縮機24の右側には、合成樹脂製の蒸発皿32が水平に設置されている。つまり、本実施形態では、機械室20が蒸発皿32を収納する蒸発皿収納室を兼ねている。底板30の後部の左右両側部において車輪50,50がそれぞれ回動自在に設けられている。また、金属製の底板30の後端部は上方に折曲され、フランジ部52が形成されている。
蒸発皿32の上方には凝縮器26が縦方向に設置されている。蒸発皿32の上方であって、圧縮機24と凝縮器26との間には、ファン装置34が設置されている。このファン装置34は、蒸発皿32のほぼ中央部の上方に位置し、空気を凝縮器26から圧縮機24側へ送風する。
図2と図3に示すように、蒸発皿32の上方であって、ファン装置34と圧縮機24の上方には、除霜水を蒸発皿32に案内する樋36が設けられている。この樋36は、上端部に除霜水を受けるための漏斗状の樋集水部38が設けられ、この樋集水部38の下部から樋管40が蒸発皿32の底面に向かって延びている。樋集水部38は、機械室20の不図示の天井部にネジ止めされているものであり、樋集水部38の内部に設けられた内周面は傾斜し、樋管40に除霜水が流れるようになっている。これにより、除霜水が樋36の樋集水部38に落ちると斜面を流れて樋管40に案内され、蒸発皿32に流れ落ちる。
図2と図3に示すように、圧縮機24の左側からは圧縮機24を駆動させる電源コード42が延びている。また、圧縮機24の右側の後部には、圧縮された冷媒を凝縮器26に送るための第1パイプ44が設けられている。圧縮機24の右側の前部には、蒸発器28から戻ってくる冷媒が流れる第2パイプ46が接続されている。樋36の樋集水部38の上方には、蒸発器28からの除霜水が流れてくるドレイン管48が設けられている。
(3)蒸発皿32
次に、蒸発皿32について図2〜図6を参照して説明する。合成樹脂により一体成形された蒸発皿32は、平面形状がほぼ長方形であり、底面62と、底面62の周縁から上方へ突出する周面とを備える扁平な上面に開口する容器からなる。 図2と図3に示すように、蒸発皿32の周面を構成する前面54、左側面56、右側面58及び後面60のうち、前面54はその中央部が後方に凹み、この凹み部分にファン装置34が設置されている。また、後面60と右側面58が交差する角部は内側に凹み、その凹んだ部分によって形成された空間に、右側の車輪50の車輪カバー64が形成されている。
図3に示すように、底面62の周縁には、ほぼ全周にわたって底面62から上方に隆起する段部66が形成されている。さらに底面62の中央部には平面形状が十字型の膨出部68が形成されている。膨出部68は、底面62から上方へ隆起する突条からなり、その端部が段部66に接続されている。これにより蒸発皿32の内部は、段部66及び膨出部68によって複数の領域に分割されている。このような蒸発皿32では、除霜水が膨出部68と段部66に区画された各領域に分割されて溜まり、除霜水の蒸発がしやすい。
図2と図3に示すように、圧縮機24から水平に突出した第1パイプ44は、蒸発皿32の内部で後方に屈曲され、次に波形に複数回折曲され、次に蒸発皿32の内部における右側において前方から後方に折曲され、再び中央部に折曲された後に凝縮器26に接続されている。このように第1パイプ44を蒸発皿32内部で第1パイプ44を折曲させて、第1パイプ44を流れる高温の冷媒の熱が蒸発皿32の内部の除霜水を蒸発させる。
図2と図3に示すように、蒸発皿32の後面60から2個の取り付け突部70が後方に突出し、底板30のフランジ部52に接触している。そして、フランジ部52の後方からネジ71が、取り付け突部70に螺合し、蒸発皿32が底板30に水平にネジ止めされている。
図4に示すように、後面60の左側部近傍には、排水管72が後方に突出している。この排水管72の位置にあるフランジ部52は、排水管72が突出できるように半円形に切り欠かれている。
この排水管72は、前後方向に延びる円柱状の中空部72aを有しており、中空部72aの先端部(後端部)に設けられた排水口74と蒸発皿32内部とを接続している。なお、排水管72の中空部72aは、軸方向(前後方向)の長さが中空部72aの直径より小さい円柱状をなしていてもよい。
このような排水管72には、排水口74を閉塞する閉塞部76が設けられている。閉塞部76は、蒸発皿32を樹脂成型する際に蒸発皿32や排水管72と一体に形成される膜状の部材からなり、冷蔵庫10の工場出荷時に排水口74を閉塞している。更に、この排水管72の後端部には、着脱自在にキャップ78が嵌まられている。
図4に示すように、排水管72の近傍には、平面円弧型の板状の損傷防止部80が蒸発皿32の底面62から立設されている。この損傷防止部80は、少なくとも排水口74の外部から内部に水平方向に延びる第1延長線E1上(排水口74の中心を通る中空部72aの軸方向に延びる直線である第1延長線E1上)に設けられている。つまり、本実施形態では、損傷防止部80の左端部は、第1延長線E1上の左側に位置し、損傷防止部80の右端部は、第1延長線E1上の右側に位置し、排水口74の全体と前後方向に対向するように損傷防止部80が設けられている。
損傷防止部80は、少なくとも第1延長線E1と交叉する部分、つまり、損傷防止部80において排水口74と対向する対向面80aが、平面視において第1延長線E1に対して傾斜する(垂直ではない角度で交叉する)傾斜平面または傾斜曲面をなしていることが好ましい。
平面視において損傷防止部80の対向面80aが第1延長線E1に対して傾斜する方向は、図4に例示するように、対向面80aの法線が左後方を向く方向や、対向面80aの法線が右後方を向く方向など、任意の方向に設定することができるが、蒸発皿32の上方において対向面80aに沿って排水口74から離れるように延長した延長線上に第2パイプ46などの機械室20内に配された他の部材が存在しないことが好ましい。また、損傷防止部80の対向面80aは、図4に例示するように下方へ膨らむ曲面であってもよく、また上方へ膨らむ曲面であってもよく、また、平面であってもよい。
損傷防止部80の上端は、蒸発皿32が水平な状態において後面60の上端より低いことが好ましく、また、排水管72の中空部72aの後側下端と前側上端とを通る直線である第2延長線E2より上方に位置することが好ましい。
さらに、図6に示すように、車輪50を中心に機械室20の底板30が冷蔵庫10を設置した床面に当接するまで冷蔵庫10を後方へ倒れるように傾斜した状態において、損傷防止部80の上端が後面60の上端より低いことが好ましい(図6の線H参照)。
図4及び図5に示すように、蒸発皿32の底面62には、損傷防止部80の近傍に水案内部82が設けられている。具体的には、水案内部82は、その一部が左右方向に損傷防止部80と重なるように損傷防止部80より後方にずれた位置であって、損傷防止部80の後端から損傷防止部80の形状に合わせて滑らかに延長する方向に離れた位置に設けられている。水案内部82の前面は、後方に行くほど第1延長線E1に近づくように傾斜又は湾曲する面を有している。このような水案内部82は、損傷防止部80の前面に沿って後方へ流れる除霜水を受け止め排水管72へ案内するようになっている(図5の矢印参照)。
なお、板状の損傷防止部80や水案内部82を円弧型に湾曲して蒸発皿32の底面62から立設させることにより、損傷防止部80や水案内部82自身の補強リブの役割もそれぞれ果たしている。
上記のような冷蔵庫10は、図4に示すように、蒸発皿32の排水管72の排水口74が閉塞部76で閉鎖され、かつ、キャップ78が取り付けられた状態で出荷される。そして、この状態でユーザの台所に設置される。
そして、冷蔵庫10の冷却を開始するために、圧縮機24が動作すると、冷媒が凝縮器26、蒸発器28の順番に流れ、圧縮機24に循環する。そして、蒸発器28の除霜を行い、その除霜水がドレイン管48を通って樋36の樋集水部38に落ち、樋管40を流れて蒸発皿32に溜まる。蒸発皿32に溜まった除霜水は、高温の冷媒が流れる第2パイプ46と自然の蒸発によって、次第に蒸発していく。
引っ越しなどによって冷蔵庫10の移動を行う場合には、移動中に蒸発皿32に溜まった水が零れるのを防止する必要がある。そのため、冷蔵庫10を移動させる作業員は、図4に示すように、キャップ78を取り除き、排水口74の閉塞部76に、ドライバなどの先端が尖った工具1を突き刺して閉塞部76を破る。このとき工具1の先端が、閉塞部76を破る力によって排水管72を通過し、第1延長線E1上に移動して蒸発皿32の内部に至ることがある。その際、図5に示すように、工具1の先端は損傷防止部80に当たり、この損傷防止部80が工具1の更なる進入を妨げ、工具1が機械室20内に配された部材に達するのを阻止する。
次に、蒸発皿32の排水口74が開口すると、排水口74から蒸発皿32に溜まった除霜水が排出される。蒸発皿32に溜まった除霜水の水位が低い場合、作業員は、冷蔵庫10を後方へ倒れるように傾け、前方が持ち上げるように蒸発皿32を傾斜させて除霜水を排水する(図6参照)。その際、蒸発皿32の除霜水の一部は、損傷防止部80に沿って後方へ流れた後、水案内部82で受け止められ、その後、水案内部82の前面に沿って排水管72の中空部72aを案内され、排水口74から蒸発皿32外部へ排水される。
そして、蒸発皿32の除霜水の排水が完了すると、作業員は、キャップ78を排水管72に嵌めて排水口74を閉塞する。
(4)効果
本実施形態の冷蔵庫10においては、蒸発皿32の排水口74を閉塞した閉塞部76を工具1の先端で破る場合に、工具1の先端が勢いよく排水管72の中を通って蒸発皿32内部に至っても、工具1が移動する第1延長線E1上に損傷防止部80が設けられているため、工具1の更なる進入を阻止し、第2パイプ46などの機械室20内に配された他の部材を傷付けない。
また、本実施形態では、損傷防止部80が平面視において第1延長線E1に対して傾斜しているため、工具1が損傷防止部80に衝突すると工具1の先端を側方へ逃がすことができる。これにより、更なる工具1の進入を阻止して機械室20内に配された他の部材の損傷を防止することができるとともに、損傷防止部80が工具1から受ける衝撃を和らげることができる。
しかも、本実施形態では、損傷防止部80が上記のよう傾斜しているため、排水口74の前方を覆うように損傷防止部80を配置しても、蒸発皿32の除霜水を排水する際に損傷防止部80が蒸発皿32の除霜水をせき止めにくくなり、速やかに除霜水を排水することができる。特に、本実施形態のように損傷防止部80の後方に水案内部82を設けた場合であると、除霜水を排水する際に損傷防止部80に沿って後方へ流れる除霜水が、水案内部82の前面に沿って排水管72の中空部72aを案内されるため、より一層速やかに除霜水を蒸発皿32外部へ排水することができる。また、本実施形態では、損傷防止部80の上端が、蒸発皿32の後面60の上端より低い位置にあるため、前方が持ち上げるように蒸発皿32を傾斜させた際に損傷防止部80を先端側へ伝って流れた除霜水が、蒸発皿32の後面60の上方を越えて蒸発皿32から流れるのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、排水管72の中空部72aの後側下端と前側上端とを通る第2延長線よりも、損傷防止部80の上端は高い位置にあるため、工具1が水平方向に対して斜めに排水管72に突き刺されたとしても、損傷防止部80によって工具1の更なる進入を阻止することができる。
また、本実施形態において、損傷防止部80の対向面80aに沿って排水口74から離れるように延長した延長線上に第2パイプ46などの機械室20内に配された他の部材が存在しないように対向面80aを傾斜させた場合、工具1と機械室20内に配された他の部材との接触を確実に回避しつつ、損傷防止部80が工具1から受ける衝撃を和らげることができる。
変更例
上記実施形態の蒸発皿32の変更例について説明する。
(1)変更例1
変更例1について図7を参照して説明する。
上記実施形態では、蒸発皿32の損傷防止部80は、長方形の板状部材を平面円弧型に湾曲させたが、本変更例では、長方形状の損傷防止部80の上左端部と上右端部を斜面に切欠き、他の部材がこの損傷防止部80の角部に当たるのを防止するようにしてもよい。
(2)変更例2
蒸発皿32の損傷防止部80と水案内部82を、上記実施形態とは左右対称に蒸発皿32から立設してもよい。
(3)変更例3
変更例3について図8を参照して説明する。
蒸発皿32の損傷防止部84は、第1延長線E1の左右両側に、後方に近づくほど(つまり、排水口74に近づくほど)第1延長線E1から離れるように傾斜する傾斜面、または、排水口74に近づくほど第1延長線E1に対する角度が小さくなりつつ第1延長線E1から離れるように湾曲する湾曲面を有していても良い。例えば、図8に示すように、平面半円型に形成した板状の損傷防止部84を第1延長線E1に設け、第1延長線E1を囲むように立設してもよい。
これによって、排水管72を通過した工具1を損傷防止部84が受け止めることができるとともに、図8の矢印に示すように、損傷防止部84の外周面に沿って除霜水を後方へ案内することができ、排水口74から速やかに排水することができる。
なお、損傷防止部84の前面に底面62から上方向に延びる突条86を損傷防止部84と一体に設けてもよい。これにより、上記作用効果を維持しつつ損傷防止部84の剛性を高めることができる。
(4)変更例4
上記実施形態では、損傷防止部80は、蒸発皿32の底面62から立設させたが、これに代えて蒸発皿32の後面60や機械室20の内部の他の部品、例えばファン装置34に設けてもよい。
(5)変更例5
上記実施形態では、蒸発皿32の後面60に排水口74を設け、排水口74の前方に損傷防止部80を設けたが、蒸発皿32の周面を構成する前面54、左側面56、右側面58及び後面60の任意の箇所に排水口74を設け、当該排水口74と対向する位置に損傷防止部80を設けてもよい。
(6)変更例6
上記実施形態では、圧縮機24を収納した機械室20に蒸発皿32を設ける場合について説明したが、圧縮機24や凝縮器26等が収納されていない空間に蒸発皿32を設けてもよい。
(7)その他
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・工具、10・・・冷蔵庫、20・・・機械室、24・・・圧縮機、26・・・凝縮器、28・・・蒸発器、30・・・底板、32・・・蒸発皿、34・・・ファン装置、46・・・第2パイプ、48・・・ドレイン管、54・・・前面、56・・・左側面、58・・・右側面、60・・・後面、62・・・底面、72・・・排水管、74・・・排水口、76・・・閉塞部、78・・・キャップ、80・・・損傷防止部、82・・・水案内部

Claims (7)

  1. 貯蔵室を有するキャビネットと、前記貯蔵室の開口した前面に設けられた扉と、圧縮機と、蒸発器と、前記蒸発器からの除霜水を貯水する蒸発皿と、前記キャビネットに設けられ内部に前記蒸発皿が配された蒸発皿収納室と、
    を備える冷蔵庫において、
    前記蒸発皿は、
    前記蒸発皿の周面に設けられ前記蒸発皿の内部の前記除霜水を排水するための排水口と、
    前記排水口を閉塞する閉塞部と、
    前記蒸発皿の内側であって、前記蒸発皿収納室内に配された部材と前記排水口との間に設けられ、前記蒸発皿の外側から前記排水口に差し込まれた工具が前記蒸発皿収納室内に配された部材に達するのを阻止する損傷防止部と、
    を有する冷蔵庫。
  2. 前記損傷防止部は、前記排水口の外部から内部に水平方向に延びる第1延長線上に設けられている、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記損傷防止部と前記第1延長線とが交叉する前記損傷防止部の交叉部分は、平面視において前記第1延長線に対して傾斜している、
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記損傷防止部によって前記第1延長線から離れた方向へ流れる前記蒸発皿に溜まった前記除霜水を、前記排水口へ案内する水案内部を有する、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記損傷防止部は、前記第1延長線の両側に、前記排水口に向かうほど前記第1延長線から離れるように傾斜する傾斜面、または、前記排水口に向かうほど前記第1延長線に対する角度が小さくなりつつ前記第1延長線から離れるように湾曲する湾曲面を有している、
    請求項3に記載の冷蔵庫。
  6. 前記損傷防止部の上端は、前記蒸発皿の前記排水口が設けられた周面の上端より低い位置にある、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記排水口を含む排水管が前記蒸発皿から突出し、
    前記排水管の中空部の後側下端と前側上端とを通る直線である第2延長線よりも、前記損傷防止部の上端は高い位置にある、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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