JP2021161685A - 下地部材の仮固定構造 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の躯体の開口部に設けられた開閉装置と躯体との相互間に配置される長尺な下地部材を躯体に対して仮固定するための仮固定構造に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る屋外側開閉装置10(開閉装置、第2開閉装置)の構成と、屋外側開閉装置10と併設される屋内側開閉装置1(第1開閉装置)の構成と、屋外側開閉装置10が取り付けられる下地枠80の構成とについて説明する。
まず、屋内側開閉装置1の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を屋内側開閉装置1の左右方向又は見付方向(−X方向を屋内側開閉装置1の左方向、+X方向を屋内側開閉装置1の右方向)、図2のY方向を屋内側開閉装置1の前後方向又は見込方向(+Y方向を屋内側開閉装置1の前方向(建物の屋外側の方向)、−Y方向を屋内側開閉装置1の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を屋内側開閉装置1の上下方向又は見付け方向(+Z方向を屋内側開閉装置1の上方向、−Z方向を屋内側開閉装置1の下方向)と称する。
次に、屋外側開閉装置10の構成について説明する。
屋外側枠体20は、開口部3の周縁と対応する位置に設けられる枠体である。この屋外側枠体20は、複数のアルミニウム製(又は鋼製(一例として、スチール製、ステンレス製等))の枠材を固定具等によって相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図2、図3に示すように、内まぐさ21、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24を含んで構成されている。
内まぐさ21は、開口部3の上方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも上方側であって、屋外側開閉体50よりも建物の屋内側に設けられており、下地枠80(具体的には、後述する中間下地部材83、入隅側下地部材84、又は非入隅側下地部材85)、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24に対して固定具等によって固定されている。
屋外側水切板22は、開口部3の下方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも下方側に設けられており、下地枠80(具体的には、後述する下側下地部材82、入隅側下地部材84、又は非入隅側下地部材85)、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24に対して固定具等によって固定されている。
入隅側枠材23は、開口部3の入隅側(図2では、左方側)に位置する枠材であり、見込方向から見て屋内側開閉装置1の一部と重複するように配置されており、下地枠80(具体的には、後述する入隅側下地部材84)、内まぐさ21、及び屋外側水切板22に対して固定具等によって固定されている。ここで、「開口部3の入隅側に位置する」とは、実施の形態では、図3に示すように、躯体2の一部が建物の屋外側に突出している部分2d(いわゆる入隅部分2d)における開口部3側の側面(図3では、右側面)の近傍に位置することが該当する。
非入隅側枠材24は、開口部3の入隅側とは反対側(図3では、右方側)に位置する枠材であり、屋内側開閉装置1よりも右方側に設けられており、下地枠80(具体的には、後述する非入隅側下地部材85)、内まぐさ21、及び屋外側水切板22に対して固定具等によって固定されている。
また、図2、図3に示すように、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の各々には、ガイドレール30が設けられている。
収納部40は、屋外側開閉装置10の各部を収納するための収納手段である。この収納部40は、鋼製の中空状体であり、図2に示すように、開口部3の上端部よりも上方に設置されており、下地枠80(具体的には、後述する上側下地部材81、中間下地部材83、入隅側下地部材84、又は非入隅側下地部材85)に対して固定具等によって固定されている。また、この収納部40の内部には、巻取軸60、開閉機70、及び制御ユニットが収容されていると共に、巻取軸60にて屋外側開閉体50が巻上げられた状態では、屋外側開閉体50の少なくとも一部も、収納部40の内部に収容される。
屋外側開閉体50は、開口部3の開閉を垂直方向に移動することにより行う開閉体であり、具体的には、巻取軸60によって開閉移動されることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態にすることが可能となる。この屋外側開閉体50は、例えば公知のシャッターカーテンを用いて構成されており、具体的には、図2に示すように、複数のスラット51を備えており、各スラット51の上下の両端部に形成された嵌合部52を介して複数のスラット51が相互に嵌合接続されている。
巻取軸60は、屋外側開閉体50を開閉移動させるためのものである。この巻取軸60は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成され、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸60には屋外側開閉体50の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取軸60を回転させることで、連結スラットを介して屋外側開閉体50を開閉移動させることができる。
開閉機70は、屋外側開閉体50を開閉移動させるために、巻取軸60を回転駆動させるものであり、操作スイッチやリモコン(いずれも図示せず)を介して操作される。
制御ユニットは、屋外側開閉装置10の各部を相互に連動させるものである。この制御ユニットは、開閉機70と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
図2に戻り、次いで、下地枠80の構成について説明する。
上側下地部材81は、屋外側開閉装置10の上方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の上端部と躯体2との相互間において、当該上側下地部材81の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられている。
下側下地部材82は、屋外側開閉装置10の下方側に位置する下地部材(交差側下地部材)であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の屋外側水切板22と躯体2との相互間において、当該下側下地部材82の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられている。
中間下地部材83は、上側下地部材81と下側下地部材82との相互間に位置する下地部材(交差側下地部材)であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の下端部と躯体2との相互間において、当該中間下地部材83の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられている。
入隅側下地部材84は、屋外側開閉装置10の入隅側(図3では、左方側)に位置する下地部材(対象下地部材)であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の入隅側枠材23と屋内側開閉装置1との相互間(屋外側開閉装置10と屋内側開閉装置1との相互間)において、当該入隅側下地部材84の長手方向が上下方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられている。
非入隅側下地部材85は、屋外側開閉装置10の入隅側とは反対側(図3では、右方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の非入隅側枠材24と躯体2との相互間において、当該非入隅側下地部材85の長手方向が上下方向に沿うように設けられている。
図4に戻り、次に、中間下地部材83の仮固定構造について説明する。
まず、中間下地部材83の仮固定構造の第1の特徴については、図4、図5、図8に示すように、この仮固定構造は、仮固定用係止部100及び仮固定用切欠部110を備えている。
仮固定用係止部100は、仮固定構造の基本構造体の一部であり、仮固定用切欠部110を係止する仮固定用係止手段である。この仮固定用係止部100は、躯体2に少なくとも1つ以上設けられており、具体的には、図8に示すように、躯体2における開口部3の上端部の近傍部分において、相互に間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設されている(図8では、2つ並設されている)。なお、以下では、必要に応じて、2つの仮固定用係止部100のうち、入隅側の仮固定用係止部101を「入隅側仮固定用係止部101」と称し、非入隅側の仮固定用係止部102を「非入隅側仮固定用係止部102」と称する。
仮固定用切欠部110は、仮固定構造の基本構造体の他の一部であり、仮固定用係止部100によって係止される切欠部である。この仮固定用切欠部110は、中間下地部材83に少なくとも1つ以上設けられており、図4、図5、図8に示すように、中間下地部材83の後側面部において、相互に間隔を隔てて左右方向に沿って複数並設されている(図4、図5、図8では、2つ並設されている)。なお、以下では、必要に応じて、2つの仮固定用切欠部110のうち、入隅側の仮固定用切欠部111を「入隅側仮固定用切欠部111」と称し、非入隅側の仮固定用切欠部112を「非入隅側仮固定用切欠部112」と称する。
図4に戻り、次に、中間下地部材83の仮固定構造の第2の特徴については、仮固定用切欠部110における中間下地部材83の長手方向(図4の左右方向)又は短手方向(図4の上下方向)のいずれか一方に沿った方向の長さが、仮固定用切欠部110における中間下地部材83の長手方向又は短手方向のいずれか他方に沿った方向の長さよりも長く設定されている。
次いで、中間下地部材83の仮固定構造の第3の特徴については、仮固定用係止部100は、躯体2の梁部2a又は柱部2bに対して取り付けられている。
図3に戻り、次に、下地枠80の本固定構造について説明する。
まず、下地枠80の本固定構造の第1の特徴については、下地枠80の入隅側下地部材84は、躯体2の部分のうち見込方向に略直交し、且つ屋内側開閉装置1側に位置する部分4(以下、「固定対象部分4」と称する)に対して固定具200(例えば、ネジ等。以下、「本固定用固定具200」と称する。)によって固定(本固定)されている。なお、「固定対象部分4」は、実施の形態では、本固定用固定具200を強固に取り付ける観点から、躯体2の梁部2a又は柱部2bであるとして説明するが、これに限らず、例えば、躯体2の壁部2cであってもよい。
ここで、接続部210は、本固定用固定具200と入隅側下地部材84とを接続すると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられた下側下地部材82(又は中間下地部材83)と入隅側下地部材84とを接続することが可能な接続手段である。この接続部210は、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図9に示すように、入隅側下地部材84と下側下地部材82との交差部分と、入隅側下地部材84と中間下地部材83との交差部分とにそれぞれ設けられている。なお、以下では、必要に応じて、接続部210のうち、下側下地部材82側に位置する接続部210aを「下側接続部210a」と称し、中間下地部材83側に位置する接続部210bを「中間接続部210b」と称する。
次に、下地枠80の本固定構造の第2の特徴については、下地枠80の上側下地部材81、下側下地部材82、中間下地部材83、及び非入隅側下地部材85は、固定対象部分4に対して本固定用固定具200によって固定(本固定)されている。
図4に戻り、次いで、下地枠80の浸水防止構造について説明する。
まず、下地枠80の浸水防止構造の第1の特徴については、図4から図6に示すように、浸水防止構造は、非入隅上側カバー部300、非入隅下側カバー部301、入隅上側カバー部302、入隅下側カバー部303、及びカバー側隙間形成部310を備えている。
非入隅上側カバー部300は、非入隅側下地部材85とは別体に形成されたものであって、非入隅側下地部材85の長手方向の端部(図4では、非入隅側下地部材85の上端部)をカバーするためのカバー手段である。この非入隅上側カバー部300は、例えば鋼製の略矩形状の板状体にて形成されており、図4から図6に示すように、非入隅側下地部材85の上端部において、当該上端部全体を略覆うように配置され、非入隅上側カバー部300に形成されたカバー用取付孔300aに挿通されたカバー用固定具300b(例えば、ビス等)によって、非入隅側下地部材85(又は上側下地部材81)に設けられたカバー用取付部300cに対して接続されている。
非入隅下側カバー部301は、非入隅側下地部材85とは別体に形成されたものであって、非入隅側下地部材85の長手方向の端部(図4では、非入隅側下地部材85の下端部)をカバーするためのカバー手段である。この非入隅下側カバー部301は、例えば鋼製の略矩形状の板状体(平板状体)にて形成されており、図4、図5に示すように、非入隅側下地部材85の下端部において、当該下端部全体を略覆うように配置され、非入隅上側カバー部300に形成されたカバー用取付孔300aに挿通されたカバー用固定具300bによって、非入隅側下地部材85(又は下側下地部材82)に設けられたカバー用取付部300cに対して接続されている。
入隅上側カバー部302は、入隅側下地部材84とは別体に形成されたものであって、入隅側下地部材84の長手方向の端部(図4では、入隅側下地部材84の上端部)をカバーするためのカバー手段である。この入隅上側カバー部302は、例えばX−Z平面に沿った断面形状が略逆L字状である鋼製の板状体(平板状体)にて形成されており、図4、図5に示すように、入隅側下地部材84の上端部において、当該上端部全体及び上側下地部材81の左端部全体を略覆うように配置され、入隅上側カバー部302に形成されたカバー用取付孔300aに挿通されたカバー用固定具300bによって、上側下地部材81に設けられたカバー用取付部300cに対して接続されている。
入隅下側カバー部303は、入隅側下地部材84とは別体に形成されたものであって、入隅側下地部材84の長手方向の端部(図4では、入隅側下地部材84の下端部)をカバーするためのカバー手段である。この入隅下側カバー部303は、入隅上側カバー部302と略同一に構成されており、図4、図5に示すように、入隅側下地部材84の下端部において、当該下端部全体及び下側下地部材82の左端部全体を略覆うように配置され、入隅下側カバー部303に形成されたカバー用取付孔300aに挿通されたカバー用固定具300bによって、下側下地部材82に設けられたカバー用取付部300cに対して接続されている。
カバー側隙間形成部310は、非入隅上側カバー部300と躯体2との相互間に後述する第3カバー側止水部材322を設けるための止水用隙間330(以下、「カバー側止水用隙間330」と称する)を、見込方向から見て外部に露出しないように形成するための隙間形成手段(第1隙間形成手段)であり、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図6、図10に示すように、非入隅上側カバー部300に設けられている。
図4に戻り、次に、下地枠80の浸水防止構造の第2の特徴については、図4から図6、図12に示すように、浸水防止構造は、非入隅側隙間形成部311、上側隙間形成部312、第3カバー側止水部材322、入隅側止水部材323、非入隅側止水部材324、及び上側止水部材325を備えている。
非入隅側隙間形成部311は、非入隅側下地部材85と躯体2との相互間に非入隅側止水部材324を設けるための止水用隙間331(以下、「非入隅側止水用隙間331」と称する)を見込方向から見て外部に露出しないように形成するための隙間形成手段(第2隙間形成手段)であり、図4から図6に示すように、非入隅側下地部材85に設けられている。
上側隙間形成部312は、上側下地部材81と躯体2との相互間に上側止水部材325を設けるための止水用隙間332(以下、「上側止水用隙間332」と称する)を見込方向から見て外部に露出しないように形成するための隙間形成手段(第3隙間形成手段)であり、図4から図6に示すように、上側下地部材81に設けられている。
第3カバー側止水部材322は、非入隅上側カバー部300と躯体2から水が浸入することを防止するための止水部材であり、図12に示すように、カバー側止水用隙間330に設けられている。
また、カバー側隙間形成部310、非入隅側隙間形成部311、及び上側隙間形成部312の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、これらカバー側隙間形成部310、非入隅側隙間形成部311、及び上側隙間形成部312が連続状に構成されている。
図8に戻り、続いて、下地枠80の設置方法について説明する。
最初に、仮固定工程について説明する。仮固定工程は、下地枠80を躯体2に対して仮固定するための工程である。
次に、本固定工程について説明する。本固定工程は、仮固定工程の後に、下地枠80を躯体2に対して本固定するための工程である。
次いで、浸水防止工程について説明する。浸水防止工程は、本固定工程の後又は仮固定工程(若しくは本固定工程)の途中において、下地枠80と躯体2との隙間から水が浸入することを防止するための工程である。
このように実施の形態によれば、固定具を介することなく躯体2に取り付け可能な仮固定用係止部100と、下地部材に設けられた仮固定用切欠部110であって、仮固定用係止部100に係止されることが可能な仮固定用切欠部110と、を備えるので、下地部材を仮固定することができ、下地部材の本固定を正確且つ簡易に行うことができる。また、仮固定用係止部100を比較的簡易且つ安価に構成でき、仮固定構造の設置コストを抑制できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、屋外側開閉装置10が、躯体2の入隅部分2dの近傍に配置されていると説明したが、これに限らず、例えば、躯体2の入隅部分2d以外の他の部分に配置されてもよい。
上記実施の形態では、下地枠80が、上側下地部材81、下側下地部材82、中間下地部材83、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、屋外側開閉装置10を支持できる限り、上側下地部材81、下側下地部材82、中間下地部材83、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85のうちの一部の下地部材を省略してもよい。この場合には、残りの下地部材の少なくともいずれか1つ以上に仮固定構造、本固定構造、及び浸水防止構造が適用される(特に、仮固定構造については、下地部材の仮固定構造として適用される)。
上記実施の形態では、仮固定用係止部100の設置数が2つであると説明したが、これに限らず、例えば、3つ以上でもよく、又は1つのみであってもよい。この場合には、仮固定用切欠部110の設置数は、仮固定用係止部100の設置数に応じた数に設定されてもよい。
上記実施の形態では、入隅側下地部材84が、本固定用固定具200及び接続部210を用いて固定対象部分4に対して固定されていると説明したが、これに限らない。例えば、接続部210を用いることなく、本固定用固定具200のみを用いて固定対象部分4に対して固定されてもよい。具体的には、入隅側下地部材84は、当該入隅側下地部材84、入隅側補強材84a、及び下側下地部材82(又は中間下地部材83)の各々の前側面部及び後側面部に形成された本固定用取付孔201に挿通された本固定用固定具200によって、当該後側面部を固定対象部分4に対して接続することで、固定されてもよい。あるいは、非入隅側下地部材85が屋内側開閉装置1と屋外側開閉装置10との相互間に位置する場合には、非入隅側下地部材85は、入隅側下地部材84の構成と略同一に構成され、且つ本固定用固定具200及び接続部210を用いて固定対象部分4に対して固定されてもよい。
上記実施の形態では、隙間形成手段が、非入隅上側カバー部300に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、非入隅上側カバー部300以外のカバー手段(一例として、非入隅下側カバー部301、入隅上側カバー部302、入隅下側カバー部303)に設けられてもよい。
付記1の下地部材の仮固定構造は、建物の躯体の開口部に設けられた開閉装置と前記躯体との相互間に配置される長尺な下地部材を前記躯体に対して仮固定するための仮固定構造であって、固定具を介することなく前記躯体に取り付け可能な仮固定用係止手段と、前記下地部材に設けられた仮固定用切欠部であって、前記仮固定用係止手段に係止されることが可能な仮固定用切欠部と、を備える。
付記1に記載の下地部材の仮固定構造によれば、固定具を介することなく躯体に取り付け可能な仮固定用係止手段と、下地部材に設けられた仮固定用切欠部であって、仮固定用係止手段に係止されることが可能な仮固定用切欠部と、を備えるので、下地部材を仮固定することができ、下地部材の本固定を正確且つ簡易に行うことができる。また、仮固定用係止手段を比較的簡易且つ安価に構成でき、仮固定構造の設置コストを抑制できる。
2 躯体
2a 梁部
2b 柱部
2c 壁部
2d 入隅部分
3 開口部
4 固定対象部分
10 屋外側開閉装置
20 屋外側枠体
21 内まぐさ
22 屋外側水切板
23 入隅側枠材
24 非入隅側枠材
25 まぐさ開口
30 ガイドレール
30c レールキャップ
40 収納部
41 ケース板
50 屋外側開閉体
51 スラット
52 嵌合部
53 座板
60 巻取軸
70 開閉機
80 下地枠
81 上側下地部材
82 下側下地部材
83 中間下地部材
84 入隅側下地部材
84a 入隅側補強材
85 非入隅側下地部材
86 下地用固定具
87 下地用取付部
100 仮固定用係止部
101 入隅側仮固定用係止部
102 非入隅側仮固定用係止部
110 仮固定用切欠部
111 入隅側仮固定用切欠部
112 非入隅側仮固定用切欠部
200 本固定用固定具
201 本固定用取付孔
210 接続部
210a 下側接続部
210b 中間接続部
211 第1接続片
212 第2接続片
213 第3接続片
214 接続用取付孔
215 接続用固定具
216 接続用切欠部
300 非入隅上側カバー部
300a カバー用取付孔
300b カバー用固定具
300c カバー用取付部
301 非入隅下側カバー部
302 入隅上側カバー部
303 入隅下側カバー部
310 カバー側隙間形成部
311 非入隅側隙間形成部
311a 第1非入隅側隙間形成部
311b 第2非入隅側隙間形成部
312 上側隙間形成部
320 第1カバー側止水部材
321 第2カバー側止水部材
322 第3カバー側止水部材
323 入隅側止水部材
324 非入隅側止水部材
325 上側止水部材
330 カバー側止水用隙間
331 非入隅側止水用隙間
332 上側止水用隙間
334 入隅側隙間
Claims (8)
- 建物の躯体の開口部に設けられた開閉装置と前記躯体との相互間に配置される長尺な下地部材を前記躯体に対して仮固定するための仮固定構造であって、
固定具を介することなく前記躯体に取り付け可能な仮固定用係止手段と、
前記下地部材に設けられた仮固定用切欠部であって、前記仮固定用係止手段に係止されることが可能な仮固定用切欠部と、
を備える下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用係止手段が前記仮固定用切欠部に対して挿通可能となるように、前記仮固定用係止手段を構成した、
請求項1に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用切欠部における前記下地部材の長手方向又は短手方向のいずれか一方に沿った方向の長さを、前記仮固定用切欠部における前記下地部材の長手方向又は短手方向のいずれか他方に沿った方向の長さよりも長くした、
請求項1又は2に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用切欠部の縁端部のうち前記仮固定用係止手段が係止される側の縁端部を、前記下地部材の長手方向又は短手方向のいずれか一方に略沿った直線状に形成した、
請求項3に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用切欠部を、前記下地部材の長手方向の両端部の各々又はその近傍にそれぞれ設け、
前記仮固定用係止手段を、前記躯体における前記仮固定用切欠部に対して係止可能な部分にそれぞれ取り付けた、
請求項1から4のいずれか一項に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用係止手段を、前記躯体の梁部又は柱部に対して取り付けた、
請求項1から5のいずれか一項に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記仮固定用係止手段は、ヘッド付きのビス、又はヘッド付きのネジである、
請求項1から6のいずれか一項に記載の下地部材の仮固定構造。 - 前記下地部材を、中空状体に形成し、
前記仮固定用切欠部を、前記下地部材における前記躯体との当接部分に配置した、
請求項1から7のいずれか一項に記載の下地部材の仮固定構造。
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