JP2021160671A - 移動体、においカートリッジ、制御装置およびプログラム - Google Patents
移動体、においカートリッジ、制御装置およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】におい物質を放出可能な時間を増加させる。【解決手段】においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、におい放出装置を制御する制御装置と、を備える移動体であって、制御装置は、移動体から所定範囲内ににおい物質を放出する対象として予め定められた放出対象が存在しないときには、外部へのにおい物質の放出が停止されるようににおい放出装置を制御する。これにより、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。【選択図】図4
Description
本発明は、移動体、においカートリッジ、制御装置およびプログラムに関する。
従来、移動体としては、内部のにおいの強度が所定閾値以上であるときに、窓の開放を禁止する車両が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この移動体では、こうして窓の開放を禁止することにより、内部のにおいを外部へ放出することを抑制している。
上述の移動体では、外部へにおい物質を積極的に放出することを想定していない。外部へにおい物質を積極的に放出する手法として、におい物質を常時外部へ放出する手法が考えられる。しかしながら、移動体に搭載可能なにおい物質の量には限りがあることから、におい物質を常時外部へ放出すると放出可能な時間が短くなってしまう。
本発明の移動体、においカートリッジ、制御装置およびプログラムは、におい物質を放出可能な時間を増加させることを主目的とする。
本発明の移動体、においカートリッジ、制御装置およびプログラムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の移動体は、
においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、
前記におい放出装置を制御する制御装置と、
を備える移動体であって、
前記制御装置は、前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
ことを要旨とする。
においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、
前記におい放出装置を制御する制御装置と、
を備える移動体であって、
前記制御装置は、前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
ことを要旨とする。
この本発明の移動体では、移動体から所定範囲内ににおい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部ににおい物質が放出されるようににおい放出装置を制御する。これにより、放出対象へにおい物質を放出することができる。そして、移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、外部へのにおい物質の放出が停止されるようににおい放出装置を制御する。移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、におい物質の放出が不要であることから、外部へのにおい物質の放出を停止することにより、におい物質の消費を抑制することができる。この結果、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。ここで、「所定範囲」は、におい物質を到達させたい範囲として予め定めた範囲である。「放出対象」としては、人や人以外の動物などを挙げることができる。
こうした本発明の移動体において、前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記移動体から前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記におい物質の到達距離が長くなるように前記におい放出装置を制御してもよい。こうすれば、より確実ににおい物質を放出対象まで到達させることができる。
この場合において、前記におい放出装置は、前記におい物質を貯留する貯留装置と、前記貯留装置と外部とを連通させる連通部と、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出を遮断可能な放出遮断装置と、空気を取り込んで前記連通部へ送風するブロアと、を有し、前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しない場合には、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出が遮断されるように前記放出遮断装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくしてもよい。移動体から所定範囲内に放出対象が存在しない場合には、貯留装置から連通部へのにおい物質の放出が遮断されるように放出遮断装置を制御する。これにより、放出遮断装置を用いて外部へのにおい物質の放出を停止することができる。また、移動体から所定範囲内に放出対象が存在している場合において、放出対象までの距離が長いときには短いときに比してブロアの風量を大きくする。こうすれば、ブロアの風量を大きくすることにより、におい物質を放出対象まで到達させることができる。
におい放出装置が貯留装置と連通部と放出遮断装置とブロアとを有する態様の本発明の第1の移動体において、前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が複数存在している場合において、前記移動体から複数の前記放出対象のうち前記移動体に最も近い前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくしてもよい。こうすれば、移動体の近くにいる放出対象に比較的大きな風量の風が当たる不都合を抑制できる。
そして、本発明の移動体において、前記におい物質の放出方向を調整する方向調整装置を備え、前記制御装置は、前記移動体の一面側に前記におい物質の放出を避けるべき所定物が存在しているときには、前記一面側への前記におい物質の放出が抑制されるように前記方向調整装置を制御してもよい。こうすれば、所定物の方向ににおい物質が放出されることを抑制できる。
本発明のにおいカートリッジは、
上述のにおい放出装置がにおい物質を貯留する貯留装置を備える態様の本発明の移動体、即ち、基本的には、においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、前記におい放出装置を制御する制御装置と、を備える移動体であって、前記制御装置は、前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御し、前記におい放出装置が、におい物質を貯留する貯留装置と、貯留装置と外部とを連通させる連通部と、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出を遮断可能な放出遮断装置と、空気を取り込んで前記連通部へ送風するブロアと、を有し、前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しない場合には、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出が遮断されるように前記放出遮断装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくする本発明の移動体に用いられるにおいカートリッジであって、
前記移動体に用いられたときに前記貯留装置として機能する貯留部と、
前記移動体に用いられたときに前記制御装置として機能する制御部と、
を備えることを要旨とする。
上述のにおい放出装置がにおい物質を貯留する貯留装置を備える態様の本発明の移動体、即ち、基本的には、においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、前記におい放出装置を制御する制御装置と、を備える移動体であって、前記制御装置は、前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御し、前記におい放出装置が、におい物質を貯留する貯留装置と、貯留装置と外部とを連通させる連通部と、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出を遮断可能な放出遮断装置と、空気を取り込んで前記連通部へ送風するブロアと、を有し、前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しない場合には、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出が遮断されるように前記放出遮断装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくする本発明の移動体に用いられるにおいカートリッジであって、
前記移動体に用いられたときに前記貯留装置として機能する貯留部と、
前記移動体に用いられたときに前記制御装置として機能する制御部と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のにおいカートリッジでは、移動体に用いられたときに貯留装置となる貯留部と、移動体に用いられたときに制御装置となる制御部と、を備える。こうしたにおいカートリッジを用いた移動体では、移動体から所定範囲内ににおい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部ににおい物質が放出されるようににおい放出装置を制御する。これにより、放出対象へにおい物質を放出することができる。そして、移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、外部へのにおい物質の放出が停止されるようににおい放出装置を制御する。移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、におい物質の放出が不要であることから、外部へのにおい物質の放出を停止することにより、におい物質の消費を抑制することができる。また、移動体から所定範囲内に放出対象が存在しない場合には、貯留装置から連通部へのにおい物質の放出が遮断されるように放出遮断装置を制御する。これにより、放出遮断装置を用いて外部へのにおい物質の放出を停止することができる。また、移動体から所定範囲内に放出対象が存在している場合において、放出対象までの距離が長いときには短いときに比してブロアの風量を大きくする。こうすれば、ブロアの風量を大きくすることにより、におい物質を放出対象まで到達させることができる。この結果、におい物質を放出可能な時間を増加させると共ににおい物質を放出対象まで到達させることができる。ここで、「所定範囲」は、におい物質を到達させたい範囲として予め定めた範囲である。「放出対象」としては、人や人以外の動物などを挙げることができる。
本発明の制御装置は、
においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置であって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
ことを要旨とする。
においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置であって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
ことを要旨とする。
この本発明の制御装置では、移動体から所定範囲内ににおい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部ににおい物質が放出されるようににおい放出装置を制御する。これにより、放出対象へにおい物質を放出することができる。そして、移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、外部へのにおい物質の放出が停止されるようににおい放出装置を制御する。移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、におい物質の放出が不要であることから、外部へのにおい物質の放出を停止することにより、におい物質の消費を抑制することができる。この結果、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。ここで、「所定範囲」は、におい物質を到達させたい範囲として予め定めた範囲である。「放出対象」としては、人や人以外の動物などを挙げることができる。
本発明のプログラムは、
コンピュータを、においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置として機能させるプログラムであって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御するステップ
を備えることを要旨とする。
コンピュータを、においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置として機能させるプログラムであって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御するステップ
を備えることを要旨とする。
この本発明のプログラムでは、移動体から所定範囲内ににおい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部ににおい物質が放出されるようににおい放出装置を制御する。これにより、放出対象へにおい物質を放出することができる。そして、移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、外部へのにおい物質の放出が停止されるようににおい放出装置を制御する。移動体から所定範囲内に放出対象が存在しないときには、におい物質の放出が不要であることから、外部へのにおい物質の放出を停止することにより、におい物質の消費を抑制することができる。この結果、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。ここで、「所定範囲」は、におい物質を到達させたい範囲として予め定めた範囲である。「放出対象」としては、人や人以外の動物などを挙げることができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例の移動体としての車両20の構成の概略を示す構成図である。車両20は、パンやケーキなどの食品を販売する移動可能な店舗として用いられる自動車として構成されており、図示しない走行用の動力源(エンジンやモータなど)の他に、におい放出装置22と、エアコン用電子制御ユニット(以下、「エアコンECU」という)40と、車両用電子制御ユニット(以下、「車両ECU」という)50と、を備える。
図2は、におい放出装置22の構成の一例を示す構成図である。図3は、放出口220からにおい物質が放出されている様子を模式的に示す模式図である。図3中、破線は、におい物質の流れの一例を示している。におい放出装置22は、図示しない空調装置(エアコンディショナ)付近に配置されており、においカートリッジ24と、連通部26と、開閉ドア28と、開閉モータ30と、ブロア(ブロアモータ)32と、を備える。
においカートリッジ24は、販売する食品のにおいを発生するにおい物質を含む溶液またはこうした溶液を含浸した多孔質のシリカビーズを貯留する貯留部240と、図3における上部が開口した開口部242と、を備える。開口部242は、連通部26に形成された開口に着脱可能に嵌め込まれている。連通部26は、においカートリッジ24と車両20の天井に形成された放出口220とを連通させている。開閉ドア28は、開口部242に取り付けられている。開閉ドア28は、開口部242を開閉して、貯留部240からのにおい物質の放出および放出の遮断を行なう。開閉ドア28は、開閉モータ30により駆動される。ブロア32は、連通部26のにおいカートリッジ24より上流側に配置されている。ブロア32は、空気を取り込んで、連通部26のにおいカートリッジ24より上流側からにおいカートリッジ24の下流側へ向けて送風する。ブロア32および開閉モータ30は、エアコンECU40により制御されている。こうして構成されたにおい放出装置22では、開閉ドア28が開いているときには、貯留部240から揮発したにおい物質が開口部242を通り連通部26に放出される。連通部26内に放出したにおい物質は、ブロア32の送風により下流側へ流れ、放出口220から外部へ放出される。開閉ドア28が閉じているときには、貯留部240から揮発したにおい物質の連通部26内への放出が遮断される。これにより、放出口220から外部へのにおい物質の放出が停止される。
エアコンECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。エアコンECU40には、乗員室内の温度を検出する図示しない温度センサからの室内温度やにおい放出指示スイッチ42からのにおい放出信号Ssmなどが入力されている。エアコンECU40からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力される。エアコンECU40から出力される信号としては、例えば、図示しないコンプレッサへの駆動信号やエアコン用のブロア(ブロアモータ)への駆動信号、開閉モータ30への駆動信号、ブロア32への駆動信号などを挙げることができる。エアコンECU40は、車両ECU50と通信により各種データをやり取りしている。
周辺認識装置48は、カメラやミリ波レーダー、準ミリ波レーダー、赤外線レーザーレーダー、ソナーなどにより構成されている。周辺認識装置48は、車両20周辺の人や他の車両、各種構造物の位置や距離などを認識している。周辺認識装置48は、車両20周辺の人に関する認識結果に基づいて、車両20から所定範囲Rref内にいる人数である周辺人数Nhや、車両20から所定範囲Rref内にいる各人までの距離D(k)(k=1〜Nh)を検知している。ここで、「所定範囲Rref」は、におい放出装置22からのにおいを到達させたい範囲として予め定めた範囲であり、例えば、車両20を中心として半径10mの円内などである。
車両ECU50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。車両ECU50には、各種センサからの信号が入力される。車両ECU50に入力される信号としては、例えば、図示しない走行用の動力源の状態を検出するための各種センサからの検出信号を挙げることができる。また、周辺認識装置48からの周辺人数Nhや距離D(k)(k=1〜Nh)を挙げることができる。車両ECU50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力される。車両ECU50から出力される信号としては、例えば、走行用の動力源を制御するための制御信号や乗員などを挙げることができる。車両ECU50は、車両20を走行させるための各種演算を実行する。
次に、こうして構成された車両20の動作、特に、におい放出装置22からにおい物質を放出する際の動作について説明する。図4は、エアコンECU40により実行されるにおい放出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。本ルーチンは、車両20の駐車時ににおい放出指示スイッチ42がオンされてから車両20の移動が開始されるまでまたはにおい放出指示スイッチ42がオフされるまでの間、所定時間(例えば、数msec)毎に繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、エアコンECU40のCPUは、周辺人数Nhと距離D(k)(k=1〜Nh)とを入力する処理を実行する(ステップS100)。周辺人数Nh、距離D(k)(k=1〜Nh)は、周辺認識装置48により認識された周辺人数Nh、距離D(k)(k=1〜Nh)を車両ECU50を介して通信により入力している。
次に、周辺人数Nhが値0であるか否かを判定する(ステップS110)。周辺人数Nhが値0であるとき、即ち、車両20から所定範囲Rref内に人が存在していないときには、におい物質を外部へ放出する必要がないと判断して、ブロア32を停止させると共に開閉ドア28が閉じるように開閉モータ30を制御して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。開閉ドア28が閉じることにより、におい放出装置22のにおいカートリッジ24からのにおい物質の外部への放出が停止される。このように、車両20から所定範囲Rref内に人がいないときには、におい放出装置22からにおい物質を放出しないから、におい物質の消費を抑制できる。これにより、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。
ステップS110で周辺人数Nhが値0でないとき、即ち、車両20から所定範囲Rref内に人が存在しているときには、距離D(k)(k=1〜Nh)のうち最も短い距離を最小距離Dminに設定する(ステップS130)。ここで、周辺人数Nhが値1のときには、対応する距離D(1)を最小距離Dminに設定する。
続いて、最小距離Dminが閾値Dmref未満であるか否かを判定する(ステップS140)。閾値Dmrefは、車両20のすぐ近くに人がいるか否かを判定するための閾値であり、例えば、4m、5m、6mなどに設定される。
ステップS140で最小距離Dminが閾値Dmref未満のときには、車両20のすぐ近くに人がいると判断して、最小距離Dminを設定用距離D*に設定し(ステップS150)、設定用距離D*を用いてブロア32の送風レベルAFを設定し(ステップS170)、設定した送風レベルAFで送風が行なえるようにブロア32を制御すると共に開閉ドア28が開くように開閉モータ30を制御して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
図5は、設定用距離D*と送風レベルAFとの関係の一例を示す説明図である。送風レベルAFは、車両20から設定用距離D*にいる人が不快に感じない風量(風速)に対応している。送風レベルAFは、強いときは弱いときに比してブロア32の風量が大きくなり、図示するように、設定用距離D*が大きくなるとステップ状に大きくなるように設定される。また、設定用距離D*が前回値より増加するときと減少するときとで、設定用距離D*に対する送風レベルAFが異なる値となるように、ヒステリシスを持たせている。こうしたヒステリシスにより、送風レベルAFは、設定用距離D*の増減で頻繁に増減しないように設定される。ステップS150で、最小距離Dminを設定用距離D*に設定しているから、ブロア32は、車両20の最も近くにいる人が不快に感じない風量(風速)で送風する。こうした送風により、車両20のすぐ近くにいる人ににおい物質が含まれる強い風が当たることを抑制することができる。また、こうした送風により、におい物質は最小距離Dminよりある程度遠くまで到達するから、車両20で販売する食品のにおいを車両20の周辺の人へ伝達でき、訴求効果を高めることができる。
ステップS140で最小距離Dminが閾値Dmref以上のときには、車両20のすぐ近くに人がいないと判断して、閾値Dmrefを設定用距離D*に設定し(ステップS160)、設定用距離D*を用いてブロア32の送風レベルAFを設定し(ステップS170)、設定した送風レベルAFで送風が行なわれるようにブロア32を制御すると共に開閉ドア28が開くように開閉モータ30を制御して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。ステップS160で、閾値Dmrefを設定用距離D*に設定しているから、ブロア32は、閾値Dmref付近にいる人が不快に感じない風量(風速)で送風する。こうした送風により、におい物質は閾値Dmrefよりある程度遠くまで到達するから、車両20で販売する食品のにおいを車両20の周辺の人へ伝達でき、訴求効果を高めることができる。
以上説明した実施例の車両20によれば、周辺人数Nhが値0のときには、におい物質の放出が停止されるようににおい放出装置22を制御するから、におい物質を放出可能な時間を増加させることができる。
また、周辺人数Nhが値0ではないときには、におい物質が放出されるようににおい放出装置22を制御するから、訴求効果を高めることができる。
さらに、周辺人数Nhが値0でないときには、設定用距離D*が大きくなるとステップ状に大きくなるように送風レベルAFを設定し、送風レベルAFでブロア32を制御するから、より確実ににおい物質を人に到達させることができる。
そして、周辺人数Nhが値0ではない場合において、最小距離Dminが閾値Dmrefより小さいときには、最小距離Dminを設定用距離D*に設定し、設定用距離D*に基づく送風レベルAFで送風されるようにブロア32を制御するから、車両20のすぐ近くにいる人に比較的大きな風量の風が当たる不都合を抑制できる。
実施例の車両20では、ステップS140、S160で最小距離Dminが閾値Dmref以上のときには、閾値Dmrefを設定用距離D*に設定している。しかしながら、最小距離Dminが閾値Dmref以上のときには、最小距離Dminを設定用距離D*に設定してもよい。こうすれば、車両20のより近くにいる人に当たるにおい物質を含む風を適正な風量にすることができる。
実施例の車両20では、ステップS110で周辺人数Nhが値0ではないときには、ステップS130以降を実行して、設定用距離D*に応じた送風レベルAFで駆動するようにブロア32を制御している。しかしながら、ステップS110で周辺人数Nhが値0ではないときには、ステップS130以降を実行せずに、予め定められた送風レベルAFでブロア32を制御してもよい。
実施例の車両20では、ステップS170で送風レベルAFを設定用距離D*が大きくなるとステップ状に大きくなるように設定している。しかしながら、送風レベルAFを設定用距離D*に対して単調増加するように設定してもよい。
実施例の車両20では、放出口220から車両20の周囲へにおい物質を放出している。しかしながら、放出口220付近に可動式のルーバーLoを設け、ルーバーLoの角度を変更することによってにおい物質の放出方向を調整してもよい。この場合、車両の一面側に壁や民家などにおいの放出を避けるべき所定構造物Sがあるときには、におい物質を所定構造物Sの方向へ放出しないようにルーバーLoの角度を調整すればよい。図6は、車両の一面側に所定構造物Sがあるときにおいて放出口220からにおい物質が放出されている様子を模式的に示す模式図である。こうしてルーバーLoの角度を調整することにより、所定構造物Sへのにおい物質の放出を抑制し、所定構造物Sとは異なる方向へにおい物質を放出させることができる。
実施例の車両20では、におい放出装置22は、1つのにおいカートリッジ24を備えている。しかしながら、におい放出装置22は、互いに異なるにおい物質を貯留する複数のにおいカートリッジ24を備えていてもよい。そして、連通部26に複数のにおいカートリッジ24を取り付け、各開閉ドア28を制御して、連通部26と連通するカートリッジ24を切り替えてもよい。この場合、図4に例示したにおい放出処理ルーチンに代えて、図7に例示する変形例のにおい放出処理ルーチンを実行してもよい。変形例のにおい放出処理ルーチンは、ステップS180の後にステップS200、S210を実行する点を除いて、図4のにおい放出処理ルーチンと同一である。そのため、変形例のにおい放出処理ルーチンの説明では、図4のにおい放出処理ルーチンと同一の処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
変形例のにおい放出処理ルーチンでは、ステップS180でブロア32を制御した後に、前回においカートリッジ24を切り替えてから所定時間(切替時間)trefが経過したか否かを判定する(ステップS200)。所定時間(切替時間)trefは、放出するにおい物質の種類を切り替える時間として予め定めた時間であり、例えば、30分、1時間、1時間半などに設定される。前回においカートリッジ24を切り替えてから所定時間(切替時間)trefが経過していないときには、連通部26に放出するにおい物質を変更せずに、本ルーチンを終了する。前回においカートリッジ24を切り替えてから所定時間(切替時間)trefが経過しているときには、連通部26に放出するにおい物質が切り替わるように各においカートリッジ24の開口部242に設けた開閉ドア28を制御して、連通部26ににおいを放出するにおいカートリッジ24を切り替えて(ステップS210)、変形例のにおい放出処理ルーチンを終了する。所定時間(切替時間)tref毎に連通部26に放出されるにおい物質を切り替えるから、放出口220から外部へ拡散するにおい物質を切り替えることができる。これにより、所定時間(切替時間)tref毎に異なるにおいを車両20の周辺の人に伝達できる。
図7のにおい放出処理ルーチンのステップS200、S210では、前回においカートリッジ24を切り替えてから所定時間(切替時間)trefが経過しているときには、連通部26に連通するにおいカートリッジ24を切り替えている。しかしながら、車両20ににおいカートリッジ24の切り替えを指示する切り替えスイッチを備えるものとし、切り替えスイッチからにおいカートリッジ24の切り替えが指示されたときに、連通部26に連通するにおいカートリッジ24を切り替えてもよい。
実施例の車両20では、図4のにおい放出処理ルーチンを、車両20の駐車時ににおい放出指示スイッチ42がオンされてから車両20の移動が開始されるまでまたはにおい放出指示スイッチ42がオフされるまでの間に実行している。しかしながら、図4のにおい放出処理ルーチンを、におい放出指示スイッチ42のオンオフに拘わらず、車両20が駐車されてから車両20の移動が開始されるまで実行してもよい。また、図4のにおい放出処理ルーチンを、低速での走行時など車両20の移動中ににおい放出指示スイッチ42がオンされてからにおい放出指示スイッチ42がオフされるまでの間に実行しても構わない。
実施例の車両20では、においカートリッジ24の開口部242に開閉ドア28を設け、開閉ドア28の開閉によって、連通部26へのにおい物質の放出、放出の停止を行なっている。しかしながら、貯留部240に液体のにおい物質を貯留している場合において、開閉ドア28、開閉モータ30を設けずに、開口部242に貯留部240の液体のにおい物質を吸い上げると共に連通部26へ噴霧する吸引噴霧装置を設け、吸引噴霧装置の作動や停止によって、連通部26へのにおいの放出、放出の停止を行なってもよい。
実施例の車両20では、開閉ドア28を、においカートリッジ24の開口部242に開閉可能に取り付けている。しかしながら、開閉ドア28を、放出口220に開閉可能に取り付けてもよい。
実施例の車両20では、においカートリッジ24を、販売する食品のにおいを発生するにおい物質を含む溶液またはこうした溶液を含浸した多孔質のシリカビーズを貯留する貯留部240と、連通部26に形成された開口に着脱可能に嵌め込まれた開口部242を備えるものとしている。しかしながら、においカートリッジ24にCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成された電子制御ユニットを搭載し、においカートリッジ24を連通部26に装着したときに、電子制御ユニットとエアコンECU40と車両ECU50とを通信可能とし、エアコンECU40に代えて電子制御ユニットに図4のにおい放出処理ルーチンを実行させてもよい。
実施例の車両20では、におい物質を放出する対象を人としている。しかしながら、におい物質を放出する対象としては、犬や猫など人以外の動物も挙げることができる。
実施例では、本発明を食品を販売する移動可能な店舗として用いられる車両に適用する場合について例示している。しかしながら、本発明は、店舗として用いられる車両に限定されるものではなく、におい物質を外部に放出するにおい放出装置を搭載した車両であれば、如何なる用途の車両に適用しても構わない。この場合、におい放出装置は、車両の用途に対応するにおい物質を放出すればよい。
実施例では、本発明を車両に適用する場合について例示している。しかしながら、本発明は、例えば、自律走行型ロボットや移動可能な建設機械など車両とは異なる各種の移動体に適用しても構わない。また、こうした移動体に搭載される制御装置の形態としてもよいし、エアコンECU40と車両ECU50とを移動体に搭載される制御装置として機能させるためのプログラムの形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、におい放出装置22が「におい放出装置」に相当し、エアコンECU40と周辺認識装置48と車両ECU50とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、移動体やにおいカートリッジ、制御装置、プログラムの製造産業などに利用可能である。
20 車両、22 放出装置、24 においカートリッジ、26 連通部、28 開閉ドア、30 開閉モータ、32 ブロア(ブロアモータ)、40 エアコン用電子制御ユニット(エアコンECU)、42 放出指示スイッチ、48 周辺認識装置、50 車両用電子制御ユニット(車両ECU)、220 放出口、240 貯留部、242 開口部。
Claims (8)
- においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と、
前記におい放出装置を制御する制御装置と、
を備える移動体であって、
前記制御装置は、前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
移動体。 - 請求項1記載の移動体であって、
前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記移動体から前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記におい物質の到達距離が長くなるように前記におい放出装置を制御する
移動体。 - 請求項2記載の移動体であって、
前記におい放出装置は、前記におい物質を貯留する貯留装置と、前記貯留装置と外部とを連通させる連通部と、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出を遮断可能な放出遮断装置と、空気を取り込んで前記連通部へ送風するブロアと、を有し、
前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しない場合には、前記貯留装置から前記連通部への前記におい物質の放出が遮断されるように前記放出遮断装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在している場合において、前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくする
移動体。 - 請求項3記載の移動体であって、
前記制御装置は、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が複数存在している場合において、前記移動体から複数の前記放出対象のうち前記移動体に最も近い前記放出対象までの距離が長いときには短いときに比して前記ブロアの風量を大きくする
移動体。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の移動体であって、
前記におい物質の放出方向を調整する方向調整装置
を備え、
前記制御装置は、前記移動体の一面側に前記におい物質の放出を避けるべき所定物が存在しているときには、前記一面側への前記におい物質の放出が抑制されるように前記方向調整装置を制御する
移動体。 - 請求項3記載の移動体に用いられるにおいカートリッジであって、
前記移動体に用いられたときに前記貯留装置として機能する貯留部と、
前記移動体に用いられたときに前記制御装置として機能する制御部と、
を備えるにおいカートリッジ。 - においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置であって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御する
制御装置。 - コンピュータを、においを発生させるにおい物質を外部に放出するにおい放出装置と共に移動体に搭載される制御装置として機能させるプログラムであって、
前記移動体から所定範囲内に前記におい物質を放出する放出対象が存在するときには、外部に前記におい物質が放出されるように前記におい放出装置を制御し、前記移動体から前記所定範囲内に前記放出対象が存在しないときには、外部への前記におい物質の放出が停止されるように前記におい放出装置を制御するステップ
を備えるプログラム。
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