JP2021158848A - モータ制御装置およびモータ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】3相モータの各相のコイルに流れる電流を検出し、検出した電流のノイズを低減できるようにする。【解決手段】モータ制御装置は、3相モータを制御するモータ制御装置であって、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うスイッチング素子(103)と、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、電流を検出する検出手段(107)と、前記検出手段により検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行う演算手段(108)とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、モータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
3相(U相、V相、W相)モータとして、3相ブラシレスモータが知られている。3相ブラシレスモータは、ブラシ磨耗がなく、耐久性に優れるため、広く用いられている。最も一般的な3相ブラシレスモータは、3相コイルに3相交流電流を流すことで、回転トルクが発生するものである。近年では、3相ブラシレスモータは、正弦波電流駆動制御により、静音性や駆動効率の向上が実現されるようになり、さらに、3相正弦波電流の振幅と位相を精密に制御するベクトル制御が一般的になりつつある。
ベクトル制御では、各相の指令電圧に基づきインバータのスイッチング素子をオン/オフするパルス幅変調(以降、PWMという)によってモータが駆動される。また、ベクトル制御をするにあたっては、3相のそれぞれに流れる電流を正確に検出することが必須となっている。
3相に流れる電流を検出するセンサとして、通常は電流センサが用いられるが、電流センサは高価であるため、組み込み型のモータ制御装置には向いていない。そのため、近年では、インバータの各スイッチング素子に直列接続されたシャント抵抗を用いて、その両端にかかる電圧から3相に流れる電流を推測する手法が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1によれば、3相のうちの1相のみに電流が流れるPWM駆動パターンを順次駆動し、その際に対応するシャント抵抗にかかる電圧から電流値を求めている。このような構成の場合、ローレベル側のスイッチング素子がオンの期間(PWMがローレベルの期間)のみにしか電流値を正確に検出できないという制限がある。
3つのシャント抵抗に対して、1つのAD変換器でU相→V相→W相と順番にチャネルを切替えて電流値を検出する場合を考える。測定ノイズ低減のため、全ての相について複数回電流値を検出する場合、スイッチング素子のオン時間が非常に短い相の電流値を複数回検出するためには、高速なセンサが必要となり、コスト増となってしまう。スイッチング素子のオン時間が非常に短い相以外の相は、スイッチング素子のオン時間は十分長く、複数回電流値を検出することは容易であるため、スイッチング素子のオン時間が長い相のみ複数回電流値を検出して、その相の電流値を平均化する方法が考えられる。しかしながら、特定の相のみ平均化すると、平均化した相のノイズは低減されているものの、1回しか検出していない相のノイズは低減していない。そのため、相対的に1回しか検出していない相のノイズの影響が大きくなり、複数回電流値を検出したことによるノイズ低減効果を下げてしまう。
本発明の目的は、3相モータの各相のコイルに流れる電流を検出し、検出した電流のノイズを低減できるようにすることである。
本発明のモータ制御装置は、3相モータを制御するモータ制御装置であって、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うスイッチング素子と、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、前記3相モータのU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流とを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行う演算手段とを有する。
本発明によれば、3相モータの各相のコイルに流れる電流を検出し、検出した電流のノイズを低減することができる。
図1は、本実施形態によるモータ制御装置110の構成例を示すブロック図である。モータ制御装置110は、3相モータ100と、PI制御部101と、PWM制御部102と、スイッチング素子103と、モータ位置/速度推定部104と、デューティ比取得部105と、電流検出指示部106と、電流検出部107とを有する。さらに、モータ制御装置110は、電流値演算部108を有し、3相モータ100を制御する。
3相モータ100は、3相(U相、V相、W相)のコイル端の各々にパルス電圧を印加し、3相のコイルに電流を流すことにより制御されるモータである。PI制御部101は、モータ位置/速度推定部104により推定された3相モータ100の位置と速度を基に、比例積分制御を行い、U相の指令値とV相の指令値とW相の指令値をPWM制御部102に出力する。
PWM制御部102は、パルス幅変調制御部であり、例えば図3に示すように、カウンタのカウント値に基づく三角波を生成する。PWM制御部102は、例えば図3に示すように、三角波がU相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がU相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるU相のパルス幅変調信号(PWM信号)を生成する。また、PWM制御部102は、例えば図3に示すように、三角波がV相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がV相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるV相のPWM信号を生成する。また、PWM制御部102は、例えば図3に示すように、三角波がW相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がW相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるW相のPWM信号を生成する。PWM制御部102は、三角波とU相の指令値とV相の指令値とW相の指令値を基に、U相のPWM信号とV相のPWM信号とW相のPWM信号を、スイッチング素子103とデューティ比取得部105に出力する。
スイッチング素子103は、U相のPWM信号を基に、3相モータ100のU相のコイルにパルス電圧を印加する。また、スイッチング素子103は、V相のPWM信号を基に、3相モータ100のV相のコイルにパルス電圧を印加する。また、スイッチング素子103は、W相のPWM信号を基に、3相モータ100のW相のコイルにパルス電圧を印加する。
また、スイッチング素子103は、U相のPWM信号を基に、3相モータ100のU相のコイルに流れる電流Iuのオン/オフをスイッチングにより制御する。また、スイッチング素子103は、V相のPWM信号を基に、3相モータ100のV相のコイルに流れる電流Ivのオン/オフをスイッチングにより制御する。また、スイッチング素子103は、W相のPWM信号を基に、3相モータ100のW相のコイルに流れる電流Iwのオン/オフをスイッチングにより制御する。
デューティ比取得部105は、U相のPWM信号のデューティ比と、V相のPWM信号のデューティ比と、W相のPWM信号のデューティ比とを検出する。そして、デューティ比取得部105は、U相のPWM信号のデューティ比と、V相のPWM信号のデューティ比と、W相のPWM信号のデューティ比とを電流検出指示部106に出力する。
電流検出指示部106は、U相のPWM信号のデューティ比と、V相のPWM信号のデューティ比と、W相のPWM信号のデューティ比とを基に、U相とV相とW相のコイルの電流検出順および電流検出回数を決定する。電流検出指示部106は、U相とV相とW相のコイルの電流検出順および電流検出回数を電流検出部107に出力する。
なお、電流検出順と電流検出回数は、U相とV相とW相のPWM信号のデューティ比以外の情報を基に決定してもよい。例えば、電流検出指示部106は、モータ位置/速度推定部104により推定され3相モータ100の位置を基に、電流検出順と電流検出回数を決定してもよい。
電流検出部107は、U相とV相とW相のコイルの電流検出順および電流検出回数に従って、3相モータ100のU相のコイルに流れる電流Iuと、V相のコイルに流れる電流Ivと、W相のコイルに流れる電流Iwを検出する。
電流値演算部108は、電流検出部107により検出された電流IuとIvとIwを基に、重みづけ演算を行い、演算後のU相のコイルに流れる電流Iu_aと、演算後のV相のコイルに流れる電流Iv_aと、演算後のW相のコイルに流れる電流Iw_aを求める。
モータ位置/速度推定部104は、演算後のU相のコイルに流れる電流Iu_aと、V相のコイルに流れる電流Iv_aと、W相のコイルに流れる電流Iw_aを基に、3相モータ100の位置(電気角)と速度を推定する。そして、モータ位置/速度推定部104は、推定した3相モータ100の位置と速度をPI制御部101にフィードバックする。
図2は、3相モータ100とスイッチング素子103と電流検出部107と電流検出用のシャント抵抗210〜212の構成例を示す図である。以下、電界効果トランジスタをFETという。スイッチング素子103は、U相ハイレベル側のFET201と、U相ローレベル側のFET204と、V相ハイレベル側のFET202と、V相ローレベル側のFET205と、W相ハイレベル側のFET203と、W相ローレベル側のFET206を有する。FET201〜206は、ブリッジ構成になっている。
3相モータ100のU相のコイルは、FET201および204の相互接続点に接続される。3相モータ100のV相のコイルは、FET202および205の相互接続点に接続される。3相モータ100のW相のコイルは、FET203および206の相互接続点に接続される。
シャント抵抗210は、3相モータ100のU相のコイルに流れる電流Iuを検出するためのシャント抵抗であり、FET204とグランド電位ノードとの間に接続される。シャント抵抗211は、3相モータ100のV相のコイルに流れる電流Ivを検出するためのシャント抵抗であり、FET205とグランド電位ノードとの間に接続される。シャント抵抗212は、3相モータ100のW相のコイルに流れる電流Iwを検出するためのシャント抵抗であり、FET206とグランド電位ノードとの間に接続される。
FET201は、PWM制御部102が出力する例えば図3のU相のPWM信号がハイレベルの場合にオンし、3相モータ100のU相のコイルにパルス電圧を印加し、U相のPWM信号がローレベルの場合にオフする。
FET202は、PWM制御部102が出力する例えば図3のV相のPWM信号がハイレベルの場合にオンし、3相モータ100のV相のコイルにパルス電圧を印加し、V相のPWM信号がローレベルの場合にオフする。
FET203は、PWM制御部102が出力する例えば図3のW相のPWM信号がハイレベルの場合にオンし、3相モータ100のW相のコイルにパルス電圧を印加し、W相のPWM信号がローレベルの場合にオフする。
FET204は、PWM制御部102が出力する例えば図3のU相のPWM信号がローレベルの場合にオンし、3相モータ100のU相のコイルをシャント抵抗210に接続し、U相のPWM信号がハイレベルの場合にオフする。
FET205は、PWM制御部102が出力する例えば図3のV相のPWM信号がローレベルの場合にオンし、3相モータ100のV相のコイルをシャント抵抗211に接続し、V相のPWM信号がハイレベルの場合にオフする。
FET206は、PWM制御部102が出力する例えば図3のW相のPWM信号がローレベルの場合にオンし、3相モータ100のW相のコイルをシャント抵抗212に接続し、W相のPWM信号がハイレベルの場合にオフする。
FET201がオンした後、FET201がオフするのと同時にFET204がオンすると、3相モータ100のU相のコイルの電流Iuがシャント抵抗210に流れる。また、FET202がオンした後、FET202がオフするのと同時にFET205がオンすると、3相モータ100のV相のコイルの電流Ivがシャント抵抗211に流れる。また、FET203がオンした後、FET203がオフするのと同時にFET206がオンすると、3相モータ100のW相のコイルの電流Iwがシャント抵抗212に流れる。
電流検出部107は、アナログデジタル変換器のチャネルCH0により、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換する。そして、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、シャント抵抗210に流れる電流Iuを算出する。
また、電流検出部107は、アナログデジタル変換器のチャネルCH1により、シャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換する。そして、電流検出部107は、シャント抵抗211の両端間の電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、シャント抵抗211に流れる電流Ivを算出する。
また、電流検出部107は、アナログデジタル変換器のチャネルCH2により、シャント抵抗212の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換する。そして、電流検出部107は、シャント抵抗212の両端間の電圧をシャント抵抗212の抵抗値で除算することにより、シャント抵抗212に流れる電流Iwを算出する。
アナログデジタル変換器は、外付けのICでもよいし、マイコンやASIC等の内部に組み込まれているIPやマクロであってもよい。アナログデジタル変換器は、電流検出順に従い、チャネルCH0〜CH2を順番に切り替えながら、時分割でチャネルCH0〜CH2の電圧をアナログからデジタルに変換する。
図3は、PWM制御部102が生成する三角波と、U相とV相とW相のPWM信号と、電流検出部107のアナログデジタル変換タイミングを示すタイミングチャートである。以下、モータ制御装置110のモータ制御方法を説明する。
U相のPWM信号は、FET201とFET204を駆動するための電圧である。U相のPWM信号がローレベルの期間では、FET204がオンし、3相モータ100のU相のコイルの電流Iuがシャント抵抗210に流れる。
W相のPWM信号は、FET203とFET206を駆動するための電圧である。W相のPWM信号がローレベルの期間では、FET206がオンし、3相モータ100のW相のコイルの電流Iwがシャント抵抗212に流れる。
デューティ比取得部105は、U相のPWM信号のデューティ比と、V相のPWM信号のデューティ比と、W相のPWM信号のデューティ比とを検出する。これらのデューティ比を基に、FET204がオンになる期間と、FET205がオンになる期間と、FET206がオンになる期間が定まる。
三角波は、PWM制御部102がカウンタのカウンタ値を基に生成する波形である。PI制御部101は、U相の指令値とV相の指令値とW相の指令値をPWM制御部102に出力する。PWM制御部102は、三角波がU相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がU相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるU相のPWM信号を生成する。また、PWM制御部102は、三角波がV相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がV相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるV相のPWM信号を生成する。また、PWM制御部102は、三角波がW相の指令値より大きい場合にはローレベルとなり、三角波がW相の指令値より小さい場合にはハイレベルとなるW相のPWM信号を生成する。
三角波が頂点となる時刻Toでは、3つのローレベル側のFET204とFET205とFET206が必ずオンし、電流Iuと電流Ivと電流Iwがそれぞれシャント抵抗210〜212に流れる。
電流検出指示部106は、デューティ比取得部105により検出されたU相とV相とW相のPWM信号のデューティ比を基に、FET204〜206のオン期間のうちで、W相のFET206のオン期間が最短であると判定することができる。そこで、電流検出指示部106は、そのオン期間が最短であるW相の電流Iuを1回検出し、その他のU相の電流IuとV相の電流Ivをそれぞれ2回ずつ検出するように、電流検出部107に指示する。また、電流検出指示部106は、Iu→Iv→Iw→Iv(2回目)→Iu(2回目)の順番で電流を検出するように、電流検出部107に指示する。また、電流検出指示部106は、PWM制御部102が生成する三角波が頂点となる時刻ToにW相Iwの電流を検出できるように、各電流検出の開始時間を制御する。
まず、電流検出部107は、U相のシャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu1を求める。
次に、電流検出部107は、V相のシャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗211の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、V相のコイルに流れる電流Iv1を求める。
次に、電流検出部107は、W相のシャント抵抗212の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗212の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗212の抵抗値で除算することにより、W相のコイルに流れる電流Iw1を求める。
次に、電流検出部107は、V相のシャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗211の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、V相のコイルに流れる電流Iv2を求める。
次に、電流検出部107は、U相のシャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu2を求める。
ここで、理想的な3相交流では、次式のように、3相の電流IuとIvとIwの合計は0になる。
Iu+Iv+Iw=0
Iu+Iv+Iw=0
電流値演算部108は、この式を変形し、次式により、電流検出部107により検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1とV相のコイルに流れる電流Iv1を基に、W相のコイルに流れる電流Iwc1を算出する。また、電流値演算部108は、次式により、電流検出部107により検出されたU相のコイルに流れる電流Iu2とV相のコイルに流れる電流Iv2を基に、W相のコイルに流れる電流Iwc2を算出する。
Iwc1=−Iu1 ―Iv1
Iwc2=−Iu2 ―Iv2
Iwc1=−Iu1 ―Iv1
Iwc2=−Iu2 ―Iv2
ここで、電流検出部107が検出した電流Iu1とIv1とIw1とIv2とIu2は、検出ノイズを含む。また、電流Iu1とIv1は、相互に検出タイミングがずれているため、電流Iwc1は誤差を含む。同様に、電流Iu2とIv2は、相互に検出タイミングがずれているため、電流Iwc2は誤差を含む。そこで、電流値演算部108は、次式により、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1と、算出されたW相のコイルに流れる電流Iwc1およびIwc2を基に、重みづけ演算を行い、W相のコイルに流れる電流Iw_aを算出する。ここで、Waは、検出された電流Iw1の重みづけ係数であり、0≦Wa≦1である。(1−Wa)/2は、算出された電流Iwc1とIwc2の重みづけ係数である。
Iw_a=Iw1×Wa+Iwc1×(1−Wa)/2+Iwc2×(1−Wa)/2
Iw_a=Iw1×Wa+Iwc1×(1−Wa)/2+Iwc2×(1−Wa)/2
電流Iw_aは、検出された5個の電流Iw1とIu1とIv1とIu2とIv2の加重平均値であり、検出ノイズが平均化により低減する。
同様に、電流値演算部108は、次式により、電流検出部107により検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1とV相のコイルに流れる電流Iv1を基に、U相のコイルに流れる電流Iuc1を算出する。また、電流値演算部108は、次式により、電流検出部107により検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1とV相のコイルに流れる電流Iv2を基に、U相のコイルに流れる電流Iuc2を算出する。
Iuc1=−Iw1―Iv1
Iuc2=−Iw1―Iv2
Iuc1=−Iw1―Iv1
Iuc2=−Iw1―Iv2
電流値演算部108は、次式により、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1およびIu2と、算出されたU相のコイルに流れる電流Iuc1とIuc2を基に、重みづけ演算を行い、U相のコイルに流れる電流Iu_aを算出する。ここで、Wbは、検出された電流Iu1およびIu2の重みづけ係数であり、0≦Wb≦1/2である。(1−2×Wb)/2は、算出された電流Iuc1とIuc2の重みづけ係数である。
Iu_a=Iu1×Wb+Iu2×Wb+Iuc1×(1−2×Wb)/2+Iuc2×(1−2×Wb)/2
Iu_a=Iu1×Wb+Iu2×Wb+Iuc1×(1−2×Wb)/2+Iuc2×(1−2×Wb)/2
電流Iu_aは、検出された5個の電流Iu1とIu2とIw1とIv1とIv2の加重平均値であり、検出ノイズが平均化により低減する。
同様に、電流値演算部108は、次式により、電流検出部107により検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1とU相のコイルに流れるIu1を基に、V相のコイルに流れる電流Ivc1を算出する。また、電流値演算部108は、次式により、電流検出部107により検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1とU相のコイルに流れる電流Iu2を基に、V相のコイルに流れる電流Ivc2を算出する。
Ivc1=−Iw1―Iu1
Ivc2=−Iw1―Iu2
Ivc1=−Iw1―Iu1
Ivc2=−Iw1―Iu2
電流値演算部108は、次式により、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1およびIv2と、算出されたV相のコイルに流れる電流Ivc1とIvc2を基に、重みづけ演算を行い、V相のコイルに流れる電流Iv_aを算出する。ここで、Wbは、検出された電流Iv1およびIv2の重みづけ係数であり、0≦Wb≦1/2である。(1−2×Wb)/2は、算出された電流Ivc1とIvc2の重みづけ係数である。
Iv_a=Iv1×Wb+Iv2×Wb+Ivc1×(1−2×Wb)/2+Ivc2×(1−2×Wb)/2
Iv_a=Iv1×Wb+Iv2×Wb+Ivc1×(1−2×Wb)/2+Ivc2×(1−2×Wb)/2
電流値演算部108は、U相の電流Iu_aの値と、V相の電流Iv_aの値と、W相の電流Iw_aの値をモータ位置/速度推定部104に出力する。モータ位置/速度推定部104は、U相の電流Iu_aの値と、V相の電流Iv_aの値と、W相の電流Iw_aの値を基に、3相モータ100の位置と速度を高精度で推定することができる。
以上のように、スイッチング素子103は、3相モータ100のU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、3相モータ100のU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行う。
電流検出部107は、3相モータ100のU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流を2回以上検出し、他の2個の相のコイルに流れる電流をそれぞれ1回以上検出する。電流検出部107は、3相モータ100のU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、3相モータ100のU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流とを検出する。
電流値演算部108は、電流検出部107により検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行う。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、FET204〜206のオン期間のうちで、最短のオン期間であるW相の電流Iwを1回検出し、それ以外のU相の電流IuとV相の電流Ivをそれぞれ2回ずつ検出した。しかし、各相の電流検出回数は、それぞれ異なる回数であってもよい。
第1の実施形態では、FET204〜206のオン期間のうちで、最短のオン期間であるW相の電流Iwを1回検出し、それ以外のU相の電流IuとV相の電流Ivをそれぞれ2回ずつ検出した。しかし、各相の電流検出回数は、それぞれ異なる回数であってもよい。
図4は、第2の実施形態によるモータ制御装置110の構成例を示すブロック図である。図4のモータ制御装置110は、図1のモータ制御装置110に対して、電流値演算部108を削除したものである。モータ位置/速度推定部104は、電流値演算部108の代わりに、電流値の平均化処理を行う。モータ位置/速度推定部104は、U相平均化部401uと、V相平均化部401vと、W相平均化部401wと、3相2相変換部402と、加重平均処理部403と、回転座標変換部404とを有する。
電流検出部107は、U相のコイルに流れるL回の電流Iu1〜IuLを検出し、V相のコイルに流れるM回の電流Iv1〜IvMを検出し、W相のコイルに流れるN回の電流Iw1〜IwNを検出する。電流検出部107は、各相のFET204〜206がオンするタイミングで、各相の電流IuとIvとIwの検出を開始し、各相のFET204〜206がオフするタイミングまで、各相の電流IuとIvとIwを検出することができる。また、電流検出部107は、三角波が頂点となる時刻Toを基準に、最大電流検出回数を決めてもよい。
U相平均化部401uは、演算部であり、次式により、電流検出部107により検出されたU相のコイルに流れるL回の電流Iu1〜IuLの平均値Iu_aを算出する。また、V相平均化部401vは、演算部であり、次式により、電流検出部107により検出されたV相のコイルに流れるM回の電流Iv1〜IvMの平均値Iv_aを算出する。また、W相平均化部401wは、演算部であり、次式により、電流検出部107により検出されたW相のコイルに流れるN回の電流Iw1〜IwNの平均値Iw_aを算出する。
次に、3相2相変換部402は、演算部であり、3相の電流Iu_aとIv_aとIw_aを、2相の電流Iα_uv,Iβ_uv,Iα_vw,Iβ_vw,Iα_uw,Iβ_uwに変換する。具体的には、3相2相変換部402は、次式により、U相のコイルに流れる電流の平均値Iu_aとV相のコイルに流れる電流の平均値Iv_aを基に、2相の電流Iα_uv,Iβ_uvを算出する。
また、3相2相変換部402は、次式により、V相のコイルに流れる電流の平均値Iv_aとW相のコイルに流れる電流の平均値Iw_aを基に、2相の電流Iα_vw,Iβ_vwを算出する。
また、3相2相変換部402は、次式により、W相のコイルに流れる電流の平均値Iw_aとU相のコイルに流れる電流の平均値Iu_aを基に、2相の電流Iα_uw,Iβ_uwを算出する。
次に、加重平均処理部403は、次式により、検出回数L、MおよびNに応じて、電流Iα_uv,Iα_vw,Iα_uwを基に、重みづけ演算(加重平均処理)を行い、2相の電流のうちの一方の電流Iα_aを算出する。
Iα_a=(Iα_uv・(L+M)+Iα_vw・(M+N)+Iα_uw・(N+L))/(2M+2N+2L)
Iα_a=(Iα_uv・(L+M)+Iα_vw・(M+N)+Iα_uw・(N+L))/(2M+2N+2L)
また、加重平均処理部403は、次式により、検出回数L、MおよびNに応じて、電流Iβ_uv,Iβ_vw,Iβ_uwを基に、重みづけ演算(加重平均処理)を行い、2相の電流のうちの他方の電流Iβ_aを算出する。
Iβ_a=(Iβ_uv・(L+M)+Iβ_vw・(M+N)+Iβ_uw・(N+L))/(2M+2N+2L)
Iβ_a=(Iβ_uv・(L+M)+Iβ_vw・(M+N)+Iβ_uw・(N+L))/(2M+2N+2L)
次に、回転座標変換部404は、加重平均処理部403により算出された2相の電流Iα_aおよびIβ_aを用い、回転座標系へ変換する。モータ位置/速度推定部104は、回転座標変換部404により変換された回転座標系を基に、3相モータ100の位置と速度を推定する。
以上のように、電流検出部107は、U相の電流IuをL回検出し、V相の電流IvをM回検出し、W相の電流IwをN回検出する。各相の電流の検出回数が相互に異なる。加重平均処理部403h、U相のコイルに流れる電流の検出回数LとV相のコイルに流れる電流の検出回数MとW相のコイルに流れる電流の検出回数Nに応じて、重みづけを行う。モータ位置/速度推定部104は、検出された電流Iu,Iv,Iwの検出ノイズを低減することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態によるPWM制御部102が生成する三角波と、U相とV相とW相のPWM信号と、電流検出部107のアナログデジタル変換タイミングを示すタイミングチャートである。以下、第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。
図5は、第3の実施形態によるPWM制御部102が生成する三角波と、U相とV相とW相のPWM信号と、電流検出部107のアナログデジタル変換タイミングを示すタイミングチャートである。以下、第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。
まず、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu1を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T1である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu2を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T2である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu3を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T3である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗211の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、V相のコイルに流れる電流Iv1を算出する。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu4を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T4である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗212の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗212の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗212の抵抗値で除算することにより、W相のコイルに流れる電流Iw1を算出する。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗212の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗212の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗212の抵抗値で除算することにより、W相のコイルに流れる電流Iw2を算出する。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗211の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、V相のコイルに流れる電流Iv2を算出する。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu5を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T5である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗211の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗211の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗211の抵抗値で除算することにより、V相のコイルに流れる電流Iv3を算出する。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu6を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T6である。
次に、電流検出部107は、シャント抵抗210の両端間の電圧をアナログからデジタルに変換し、シャント抵抗210の両端間のデジタルの電圧をシャント抵抗210の抵抗値で除算することにより、U相のコイルに流れる電流Iu7を算出する。三角波の頂点の時刻Toからこのアナログデジタル変換の時刻までの期間は、期間T7である。
以上のように、電流検出部107は、U相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに流れる電流をそれぞれ2回以上検出する。
U相平均化部401uとV相平均化部401vとW相平均化部401wは、それぞれ、三角波の頂点の時刻Toからアナログデジタル変換の時刻までの期間に応じて、重みづけ加算を行う。
U相平均化部401uは、次式により、期間T1〜T7に応じて、電流Iu1〜Iu7を重みづけ加算し、電流Iu_aを求める。
同様に、V相平均化部401vは、三角波の頂点の時刻Toからアナログデジタル変換の時刻までの期間に応じて、電流Iv1〜Iv3を重みづけ加算し、電流Iv_aを求める。また、W相平均化部401wは、三角波の頂点の時刻Toからアナログデジタル変換の時刻までの期間に応じて、電流Iw1〜Iw2を重みづけ加算し、電流Iw_aを求める。
U相平均化部401uとV相平均化部401vとW相平均化部401wは、三角波の頂点の時刻To付近でアナログデジタル変換したものに比重を置いた平均化を行うことができる。
以上のように、U相平均化部401uは、U相のコイルに流れる電流Iu1〜Iu7をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間T1〜T7に応じて、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1〜Iu7を基に、重みづけ演算を行う。U相平均化部401uは、U相のコイルに接続されるシャント抵抗210の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間T1〜T7に応じて、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1〜Iu7を基に、重みづけ演算を行ってもよい。
V相平均化部401vは、V相のコイルに流れる電流Iv1〜Iv3をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間に応じて、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1〜Iv3を基に、重みづけ演算を行う。V相平均化部401vは、V相のコイルに接続されるシャント抵抗211の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間に応じて、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1〜Iv3を基に、重みづけ演算を行ってもよい。
W相平均化部401wは、W相のコイルに流れる電流Iw1〜Iw2をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間に応じて、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1〜Iw2を基に、重みづけ演算を行う。W相平均化部401wは、W相のコイルに接続されるシャント抵抗212の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と三角波の頂点の時刻Toとの間の期間に応じて、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1〜Iw2を基に、重みづけ演算を行ってもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。電流検出部107は、第2の実施形態と同様に、U相のコイルに流れるL回の電流Iu1〜IuLを検出し、V相のコイルに流れるM回の電流Iv1〜IvMを検出し、W相のコイルに流れるN回の電流Iw1〜IwNを検出する。
第4の実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。電流検出部107は、第2の実施形態と同様に、U相のコイルに流れるL回の電流Iu1〜IuLを検出し、V相のコイルに流れるM回の電流Iv1〜IvMを検出し、W相のコイルに流れるN回の電流Iw1〜IwNを検出する。
モータ位置/速度推定部104は、次式により、U相のコイルに流れる電流Iu1〜IuLと、V相のコイルに流れる電流Iv1〜IvMと、W相のコイルに流れる電流Iw1〜IwNを基に、重みづけ演算を行い、2相の電流Iα_aおよびIβ_aを算出する。ここで、係数A1〜ALは、電流Iα_aを算出するための電流Iu1〜IuLの重みづけ係数である。係数B1〜BMは、電流Iα_aを算出するための電流Iv1〜IvMの重みづけ係数である。係数C1〜CNは、電流Iα_aを算出するための電流Iw1〜IwNの重みづけ係数である。係数D1〜DLは、電流Iβ_aを算出するための電流Iu1〜IuLの重みづけ係数である。係数E1〜EMは、電流Iβ_aを算出するための電流Iv1〜IvMの重みづけ係数である。係数F1〜FNは、電流Iβ_aを算出するための電流Iw1〜IwNの重みづけ係数である。
(第5の実施形態)
図6は、第5の実施形態による電流値演算部108の処理方法を示すフローチャートである。第5の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。電流検出部107は、図3のように、U相のコイルに流れる電流Iu1,Iu2と、V相のコイルに流れる電流Iv1,Iv2と、W相のコイルに流れる電流Iw1を検出する。電流値演算部108は、第1の実施形態と同様に、U相のコイルに流れる電流Iuc1,Iuc2と、V相のコイルに流れる電流Ivc1,Ivc2と、W相のコイルに流れる電流Iwc1,Iwc2を算出する。
図6は、第5の実施形態による電流値演算部108の処理方法を示すフローチャートである。第5の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。電流検出部107は、図3のように、U相のコイルに流れる電流Iu1,Iu2と、V相のコイルに流れる電流Iv1,Iv2と、W相のコイルに流れる電流Iw1を検出する。電流値演算部108は、第1の実施形態と同様に、U相のコイルに流れる電流Iuc1,Iuc2と、V相のコイルに流れる電流Ivc1,Ivc2と、W相のコイルに流れる電流Iwc1,Iwc2を算出する。
ステップS601では、電流値演算部108は、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1,Iu2と、算出されたU相のコイルに流れる電流Iuc1,Iuc2から、U相の中央値を算出する。また、電流値演算部108は、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1,Iv2と、算出されたV相のコイルに流れる電流Ivc1,Ivc2から、V相の中央値を算出する。また、電流値演算部108は、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1と、算出されたW相のコイルに流れる電流Iwc1,Iwc2から、W相の中央値を算出する。
ステップS602では、電流値演算部108は、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1,Iu2と、算出されたU相のコイルに流れる電流Iuc1,Iuc2のすべてが、U相の中央値から所定の範囲内であるか否かを判定する。電流値演算部108は、電流Iu1,Iu2,Iuc1,Iuc2のすべてがU相の中央値から所定の範囲内である場合には、U相についてはステップS603に進む。電流値演算部108は、電流Iu1,Iu2,Iuc1,Iuc2のいずれかがU相の中央値から所定の範囲内でない場合には、U相についてはステップS604に進む。
また、電流値演算部108は、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1,Iv2と、算出されたV相のコイルに流れる電流Ivc1,Ivc2のすべてが、V相の中央値から所定の範囲内であるか否かを判定する。電流値演算部108は、電流Iv1,Iv2,Ivc1,Ivc2のすべてがV相の中央値から所定の範囲内である場合には、V相についてはステップS603に進む。電流値演算部108は、電流Iv1,Iv2,Ivc1,Ivc2のいずれかがV相の中央値から所定の範囲内でない場合には、V相についてはステップS604に進む。
また、電流値演算部108は、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1と、算出されたW相のコイルに流れる電流Iwc1,Iwc2のすべてが、W相の中央値から所定の範囲内であるか否かを判定する。電流値演算部108は、電流Iw1,Iwc1,Iwc2のすべてがW相の中央値から所定の範囲内である場合には、W相についてはステップS603に進む。電流値演算部108は、電流Iw1,Iwc1,Iwc2のいずれかがW相の中央値から所定の範囲内でない場合には、W相についてはステップS604に進む。
ステップS603では、電流値演算部108は、検出されたU相のコイルに流れる電流Iu1,Iu2と、算出されたU相のコイルに流れる電流Iuc1,Iuc2を基に、平均値を電流Iu_aとして算出する。また、電流値演算部108は、検出されたV相のコイルに流れる電流Iv1,Iv2と、算出されたV相のコイルに流れる電流Ivc1,Ivc2を基に、平均値を電流Iv_aとして算出する。また、電流値演算部108は、検出されたW相のコイルに流れる電流Iw1と、算出されたW相のコイルに流れる電流Iwc1,Iwc2を基に、平均値を電流Iw_aとして算出する。平均値の算出方法は、第1〜第4の実施形態に示すような重みづけ演算でもよいし、単純平均でもよい。
ステップS604では、電流値演算部108は、電流Iu1,Iu2,Iuc1およびIuc2のうちのU相の中央値から所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行い、平均値を電流Iu_aとして算出する。また、電流値演算部108は、電流Iv1,Iv2,Ivc1およびIvc2のうちのV相の中央値から所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行い、平均値を電流Iv_aとして算出する。また、電流値演算部108は、電流Iw1,Iwc1およびIwc2のうちのW相の中央値から所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行い、平均値を電流Iw_aとして算出する。平均値の算出方法は、第1〜第4の実施形態に示すような重みづけ演算でもよいし、単純平均でもよい。
その後、図4の3相2相変換部402は、上記と同様に、3相の電流Iu_aとIv_aとIw_aを、2相の電流Iα_uv,Iβ_uv,Iα_vw,Iβ_vw,Iα_uw,Iβ_uwに変換する。
以上のように、電流値演算部108は、中央値から所定の範囲内でない電流を除外し、平均値を算出することにより、ノイズを低減することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 3相モータ、101 PI制御部、102 PWM制御部、103 スイッチング素子、104 モータ位置/速度推定部、105 デューティ比取得部、106 電流検出指示部、107 電流検出部、108 電流値演算部
Claims (15)
- 3相モータを制御するモータ制御装置であって、
前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うスイッチング素子と、
前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、前記3相モータのU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流とを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行う演算手段と
を有することを特徴とするモータ制御装置。 - 前記演算手段は、
前記検出されたV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に前記U相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に前記V相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流を基に前記W相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流と前記算出されたU相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記検出されたV相のコイルに流れる電流と前記算出されたV相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記検出されたW相のコイルに流れる電流と前記算出されたW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記演算手段は、前記U相のコイルに流れる電流の検出回数と前記V相のコイルに流れる電流の検出回数と前記W相のコイルに流れる電流の検出回数に応じて、重みづけを行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記演算手段は、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流の平均値を算出し、
前記検出されたV相のコイルに流れる電流の平均値を算出し、
前記検出されたW相のコイルに流れる電流の平均値を算出し、
前記U相のコイルに流れる電流の平均値と前記V相のコイルに流れる電流の平均値を基に、第1の2相の電流を算出し、
前記V相のコイルに流れる電流の平均値と前記W相のコイルに流れる電流の平均値を基に、第2の2相の電流を算出し、
前記U相のコイルに流れる電流の平均値と前記W相のコイルに流れる電流の平均値を基に、第3の2相の電流を算出し、
前記第1の2相の電流と前記第2の2相の電流と前記第3の2相の電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記演算手段は、前記U相のコイルに流れる電流の検出回数と前記V相のコイルに流れる電流の検出回数と前記W相のコイルに流れる電流の検出回数に応じて、前記第1の2相の電流と前記第2の2相の電流と前記第3の2相の電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
- 前記検出手段は、前記U相のコイルと前記V相のコイルと前記W相のコイルのそれぞれに流れる電流をそれぞれ2回以上検出し、
前記演算手段は、
前記U相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻または前記U相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻に応じて、前記検出されたU相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記V相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻または前記V相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻に応じて、前記検出されたV相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記W相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻または前記W相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻に応じて、前記検出されたW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 三角波を基に、U相のパルス幅変調信号とV相のパルス幅変調信号とW相のパルス幅変調信号を出力するパルス幅変調制御手段をさらに有し、
前記スイッチング素子は、前記U相のパルス幅変調信号と前記V相のパルス幅変調信号と前記W相のパルス幅変調信号を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行い、
前記演算手段は、
前記U相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間または前記U相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間に応じて、前記検出されたU相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記V相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間または前記V相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間に応じて、前記検出されたV相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記W相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間または前記W相のコイルに接続されるシャント抵抗の両端間の電圧をそれぞれ検出する時刻と前記三角波の頂点の時刻との間の期間に応じて、前記検出されたW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。 - 前記演算手段は、前記検出手段により検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行い、2相の電流を算出することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記演算手段は、
前記検出されたV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に前記U相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に前記V相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流を基に前記W相のコイルに流れる電流を算出し、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流と前記算出されたU相のコイルに流れる電流のうちの所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記検出されたV相のコイルに流れる電流と前記算出されたV相のコイルに流れる電流のうちの所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行い、
前記検出されたW相のコイルに流れる電流と前記算出されたW相のコイルに流れる電流のうちの所定の範囲内でない電流を除外し、残りの電流を基に、重みづけ演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記スイッチング素子は、前記演算手段の重みづけ演算後の電流を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
- 前記演算手段の重みづけ演算後の電流を基に、前記3相モータの位置と速度を推定する推定手段をさらに有し、
前記スイッチング素子は、前記推定手段により推定された前記3相モータの位置と速度を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のモータ制御装置。 - 前記推定手段により推定された前記3相モータの位置と速度を基に、U相の指令値とV相の指令値とW相の指令値を出力するPI制御手段をさらに有し、
前記スイッチング素子は、前記U相の指令値と前記V相の指令値と前記W相の指令値を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うことを特徴とする請求項11に記載のモータ制御装置。 - 三角波と前記U相の指令値と前記V相の指令値と前記W相の指令値を基に、U相のパルス幅変調信号とV相のパルス幅変調信号とW相のパルス幅変調信号を出力するパルス幅変調制御手段をさらに有し、
前記スイッチング素子は、前記U相のパルス幅変調信号と前記V相のパルス幅変調信号と前記W相のパルス幅変調信号を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うことを特徴とする請求項12に記載のモータ制御装置。 - 前記検出手段は、前記U相のパルス幅変調信号のデューティ比と前記V相のパルス幅変調信号のデューティ比と前記W相のパルス幅変調信号のデューティ比を基に、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、前記3相モータのU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流とを検出することを特徴とする請求項13に記載のモータ制御装置。
- 3相モータを制御するモータ制御方法であって、
前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれにパルス電圧を印加し、前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのそれぞれに電流を流すためのスイッチングを行うスイッチングステップと、
前記3相モータのU相のコイルとV相のコイルとW相のコイルのうちの1個の相のコイルに流れる電流の検出回数が、他の2個の相のコイルの少なくとも1個に流れる電流の検出回数とは異なる回数になるように、前記3相モータのU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流とを検出する検出ステップと、
前記検出されたU相のコイルに流れる電流とV相のコイルに流れる電流とW相のコイルに流れる電流を基に、重みづけ演算を行う演算ステップと
を有することを特徴とするモータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020058604A JP2021158848A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | モータ制御装置およびモータ制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020058604A JP2021158848A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | モータ制御装置およびモータ制御方法 |
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JP2020058604A Pending JP2021158848A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | モータ制御装置およびモータ制御方法 |
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JP (1) | JP2021158848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023054614A1 (en) | 2021-09-29 | 2023-04-06 | Dmg Mori Co., Ltd. | Attachable device for a machine tool |
WO2023119971A1 (ja) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ駆動制御装置 |
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2020
- 2020-03-27 JP JP2020058604A patent/JP2021158848A/ja active Pending
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