JP2021158553A - 弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハ - Google Patents

弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハ Download PDF

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Koichi Sato
功一 佐藤
直輝 柿田
Naoki Kakita
直輝 柿田
年雄 西澤
Toshio Nishizawa
年雄 西澤
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Abstract

【課題】スプリアスを抑制する弾性波デバイスを提供する。【解決手段】弾性波共振器26は、支持基板10と、圧電層14と、一対の櫛型電極20と、温度補償膜12と、境界層11と、接合層13と、を備える。圧電層14は、支持基板10上に設けられる。櫛型電極20は、圧電層上に設けられる。温度補償膜12は、支持基板10と圧電層14との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする。境界層11は、支持基板10と温度補償膜12との間に設けられる。温度補償膜12側の第1面51の面粗さは、支持基板10側の第2面52の面粗さより小さく温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する。接合層13は、圧電層14と温度補償膜12との間に設けられる。温度補償膜12側の第3面53の面粗さは、第2面52の面粗さより小さく、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性波デバイスおよびその製造方法、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハに関する。
スマートフォン等の通信機器に用いられる弾性波共振器として、弾性表面波共振器が知られている。弾性表面波共振器を形成する圧電層を支持基板に張り付けることが知られている。圧電層と支持基板との間に温度補償膜を設けることが知られている(例えば特許文献1)。圧電層と支持基板との間に圧電層より音速の低い低音速膜を設けることが知られている(例えば特許文献2、3)。低音速膜と支持基板との間に圧電層より音速の速い高音速膜を設けることが知られている(例えば特許文献2)。
特開2019−201345号公報 特開2015−115870号公報 米国特許第10020796号明細書
低音速膜と支持基板との間に圧電層より音速の速い高音速膜を設けることで、弾性波を圧電層および低音速膜に閉じ込めることができる。また、高音速膜を所望の厚さとすることで、スプリアスを抑制できる。しかしながら、スプリアスの抑制は十分ではない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スプリアスを抑制することを目的とする。
本発明は、支持基板と、前記支持基板上に設けられる圧電層と、前記圧電層上に設けられ、弾性波を励振する複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、
を備える弾性波デバイスである。
上記構成において、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速は前記圧電層を伝搬するバルク波の音速より遅い構成とすることができる。
上記構成において、前記支持基板を伝搬するバルク波の音速は前記第2中間層を伝搬するバルク波の音速より速い構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電層の前記第1中間層側の第4面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さい構成とすることができる。
上記構成において、前記第1面と前記圧電層の前記一対の櫛型電極側の面との距離は前記複数の電極指の平均ピッチの4倍以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1面および前記第3面の算術平均粗さは1nm以下であり、前記第2面の算術平均粗さは10nm以上である構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電層はタンタル酸リチウム層またはニオブ酸リチウム層である構成とすることができる。
本発明は、上記弾性波デバイスを備えるフィルタである。
本発明は、上記フィルタを備えるマルチプレクサである。
本発明は、支持基板と、前記支持基板上に設けられる圧電層と、前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、を備えるウエハである。
本発明は、支持基板と、前記支持基板上に設けられる圧電層と、前記圧電層上に設けられ、弾性波を励振する複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、を備える積層基板に前記圧電層の上方からレーザ光を照射し、前記支持基板内に改質領域を形成する工程と、前記改質領域において前記支持基板を切断する工程と、を含む弾性波デバイスの製造方法である。
本発明によれば、スプリアスを抑制することができる。
図1(a)および図1(b)は、実施例1における弾性波共振器の平面図および断面図である。 図2(a)から図2(e)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図(その1)である。 図3(a)から図3(d)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図(その2)である。 図4(a)および図4(b)は、それぞれ比較例1および2に係る弾性波共振器の断面図である。 図5(a)は、比較例1、2および実施例1における周波数に対するアドミッタンス|Y|を示す図、図5(b)は、図5(a)の拡大図である。 図6(a)および図6(b)は、比較例2および実施例1に係る弾性波デバイスの断面模式図である。 図7(a)および図7(b)は、それぞれ実施例1の変形例1および2に係る弾性波共振器の断面図である。 図8(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図、図8(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
実施例1では弾性波デバイスが弾性波共振器を有する例を説明する。図1(a)および図1(b)は、実施例1における弾性波共振器の平面図および断面図である。電極指の配列方向をX方向、電極指の延伸方向をY方向、支持基板および圧電層の積層方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は、圧電層の結晶方位のX軸方向およびY軸方向とは必ずしも対応しない。圧電層が回転YカットX伝搬基板の場合、X方向は結晶方位のX軸方向となる。
図1(a)および図1(b)に示すように、支持基板10上に圧電層14が設けられている。支持基板10と圧電層14との間に温度補償膜12が設けられている。温度補償膜12と支持基板10との間に境界層11が設けられている。温度補償膜12と圧電層14との間の接合層13が設けられている。境界層11の温度補償膜12側の面を面51、境界層11の支持基板10側の面を面52、接合層13の温度補償膜12側の面を面53、および圧電層14の接合層13側の面を面54とする。
面51は、境界層11と温度補償膜12との界面に相当し平坦面である。面52は、境界層11と支持基板10との界面に相当し、粗面である。面53は、接合層13と温度補償膜12との界面に相当し平坦面である。面54は圧電層14と接合層13との界面に相当し平坦面である。平坦面は例えば算術平均粗さRaが1nm以下であり、例えば0.5nmである。粗面は例えば算術平均粗さRaが10nm以上であり例えば0.15μmである。境界層11、温度補償膜12、接合層13および圧電層14の厚さをそれぞれT1、T2、T3およびT4とする。なお、境界層11の厚さは均一でないため平均の厚さを厚さT1とする。
圧電層14上に弾性波共振器26が設けられている。弾性波共振器26はIDT(Interdigital Transducer)22および反射器24を有する。反射器24はIDT22のX方向の両側に設けられている。IDT22および反射器24は、圧電層14上の金属膜16により形成される。
IDT22は、対向する一対の櫛型電極20を備える。櫛型電極20は、複数の電極指18と、複数の電極指18が接続されたバスバー19と、を備える。一対の櫛型電極20の電極指18が交差する領域が交差領域25である。交差領域25の長さが開口長である。一対の櫛型電極20は、交差領域25の少なくとも一部において電極指18がほぼ互い違いとなるように、対向して設けられている。交差領域25において複数の電極指18が励振する弾性波は、主にX方向に伝搬する。一対の櫛型電極20のうち一方の櫛型電極20の電極指18のピッチがほぼ弾性波の波長λとなる。複数の電極指18のピッチ(電極指18の中心間のピッチ)をDとすると、一方の櫛型電極20の電極指18のピッチは電極指18の2本分のピッチDとなる。反射器24は、IDT22の電極指18が励振した弾性波(弾性表面波)を反射する。これにより弾性波はIDT22の交差領域25内に閉じ込められる。
圧電層14は、例えば単結晶タンタル酸リチウム(LiTaO)層または単結晶ニオブ酸リチウム(LiNbO)層であり、例えば回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム層または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム層である。
支持基板10は、例えばサファイア基板、シリコン基板、スピネル基板、石英基板、水晶基板、アルミナ基板または炭化シリコン基板である。サファイア基板は単結晶Al基板であり、シリコン基板は単結晶または多結晶のシリコン基板であり、スピネル基板は多結晶MgAl基板であり、石英基板はアモルファスSiO基板であり、水晶基板は単結晶SiO基板であり、炭化シリコン基板は多結晶または単結晶のSiC基板である。支持基板10のX方向の線膨張係数は圧電層14のX方向の線膨張係数より小さい。これにより、弾性波共振器の周波数温度依存性を小さくできる。
温度補償膜12は、圧電層14の弾性定数の温度係数の符号と反対の符号の弾性定数の温度係数を有する。例えば圧電層14の弾性定数の温度係数は負であり、温度補償膜12の弾性定数の温度係数は正である。温度補償膜12は、酸化シリコン(SiO)を主成分とし、例えばアモルファス層である。ここで、ある材料を主成分とするとは、意図的または意図せず不純物を含むことを意味し、例えばある材料を50原子%以上含むことであり、80原子%以上含むことである。温度補償膜12内のシリコンの原子濃度と酸素の原子濃度の合計は、例えば50原子%以上であり、80原子%以上である。温度補償膜12は、例えば無添加の酸化シリコン膜でもよいし、弗素等の添加元素を含む酸化シリコン膜でもよい。これにより、弾性波共振器の周波数温度係数を小さくできる。温度補償膜12が酸化シリコン膜の場合、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速より遅くなる。
バルク波の音速は、ヤング率E、ポアソン比γおよび密度ρを用い数1で表される。
Figure 2021158553
境界層11を伝搬するバルク波の音速は、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速い。これにより、圧電層14および温度補償膜12内に弾性波が閉じ込められる。さらに、境界層11を伝搬するバルク波の音速は、支持基板10を伝搬するバルク波の音速より遅い。境界層11は、例えば多結晶または非晶質であり、例えば、酸化アルミニウム膜、シリコン膜、窒化アルミニウム膜、窒化シリコン膜または炭化シリコン膜である。
接合層13を伝搬するバルク波の音速は、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速い。接合層13は、例えば多結晶または非晶質であり、例えば、酸化アルミニウム膜、シリコン膜、窒化アルミニウム膜、窒化シリコン膜または炭化シリコン膜である。
金属膜16は、例えばAl(アルミニウム)、Cu(銅)またはモリブデン(Mo)を主成分とする膜である。電極指18と圧電層14との間にTi(チタン)膜またはCr(クロム)膜等の密着膜が設けられていてもよい。密着膜は電極指18より薄い。電極指18を覆うように絶縁膜が設けられていてもよい。絶縁膜は保護膜または温度補償膜として機能する。
弾性波の波長λは例えば1μmから6μmである。2本の電極指18を1対としたときの対数は例えば20対から300対である。IDT22のデュティ比は、電極指18の太さ/電極指18のピッチであり、例えば30%から70%である。IDT22の開口長は例えば10λから50λである。
図2(a)から図3(d)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図である。図2(a)に示すように、上面が粗面の支持基板10を準備する。図2(b)に示すように、支持基板10上に境界層11を形成する。境界層11の形成には、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタリング法または真空蒸着法を用いる。境界層11と支持基板10との界面である面52は粗面となる。境界層11の上面は面52に対応する粗面となる。
図2(c)に示すように、境界層11の上面を例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用い平坦化する。これにより、境界層11の上面は平坦面となる。図2(d)に示すように、境界層11上に温度補償膜12を形成する。温度補償膜12の形成には、例えばCVD法、スパッタリング法または真空蒸着法を用いる。境界層11と温度補償膜12との界面である面51は平坦面となる。温度補償膜12の上面は面51に対応する平坦面となる。図2(e)に示すように、温度補償膜12上に接合層13を形成する。接合層13の形成には、例えばCVD法、スパッタリング法または真空蒸着法を用いる。接合層13と温度補償膜12との界面である面53は平坦面となる。接合層13の上面は面53に対応する平坦面となる。
図3(a)に示すように、接合層13の上面に圧電基板である圧電層14を接合する。接合層13と圧電層14との接合には例えば表面活性化法を用いる。表面活性化法を用いる場合、温度補償膜12を酸化シリコン膜とすると、温度補償膜12と圧電層14を直接接合させることが難しい場合もある。このような場合、温度補償膜12と異なる材料からなる接合層13を設けることで、接合層13と圧電層14との接合が容易となる。圧電層14と接合層13との界面である面54は平坦面となる。図3(b)に示すように、圧電層14の上面を例えばCMP法を用い研磨することで圧電層14の厚さを所望の厚さとする。これにより、弾性波デバイスを製造するためのウエハが形成される。
図3(c)に示すように、圧電層14上に弾性波共振器26を形成する。圧電層14上からレーザ光58を照射することにより、支持基板10内に改質領域56を形成する。改質領域56は、レーザ光58の焦点において、支持基板10が熔解し固化した領域であり非晶質または多結晶であり、支持基板10を切断する方向に点在する。図3(d)に示すように、改質領域56において支持基板10を切断する。例えば改質領域56直下の支持基板10の下面または改質領域56直上の圧電層14の上面にブレード59を押し当てることで、支持基板10を劈開する。これにより、支持基板10が個片化し弾性波デバイスのチップが形成される。個片化された支持基板10の側面には改質領域56が露出する。
IDT22は圧電層14内に主モードである弾性表面波を励振する。このとき、IDT22はバルク波も励振する。主モードの弾性表面波のエネルギーが存在する範囲は圧電層14の上面から2λ(λは弾性波の波長)程度の深さまであり、特に圧電層14の上面からλまでの範囲に存在する。一方、バルク波は圧電層14の上面から10λ以上まで存在する。バルク波が下方に伝搬して行くと、弾性波のエネルギーが漏洩し、損失が大きくなる。一方、支持基板10までの界面でバルク波が反射しIDT22に戻るとスプリアス応答の原因となる。以上を踏まえ、各層の機能および各層の厚さの好ましい範囲について考察する。
温度補償膜12は弾性波共振器の周波数温度係数を小さくする機能を有する。この機能を有するためには主モードの弾性表面波のエネルギーが温度補償膜12内にある程度存在することが求められる。そこで、圧電層14の厚さT4は、温度補償膜12内に弾性表面波のエネルギーが存在できる範囲であることが好ましい、この観点から圧電層14の厚さT4は、λ以下が好ましく、0.6λ以下がより好ましい。
温度補償膜12の下に温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より音速の速いバルク波が伝搬する境界層11を設ける。これにより、弾性波の主モードの弾性表面波のエネルギーを圧電層14および温度補償膜12に閉じ込めることがきる。よって、主モードの弾性表面波による応答の特性が良好となる。バルク波による損失を抑制するため、特許文献1に記載されているように、圧電層14の厚さT4と接合層13の厚さT3と温度補償膜12の厚さT2の合計の厚さT2+T3+T4は2λ以下が好ましく1.5λ以下がより好ましい。
弾性波デバイスの周波数温度依存性を小さくするため、支持基板10の線膨張係数は圧電層14のX方向の線膨張係数より小さい。また、支持する機能を有するため、支持基板10は固い材料が好ましい。固い材料を用いると支持基板10を伝搬するバルク波の音速は温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速くなる。
境界層11を設けずに支持基板10を温度補償膜12下に設けると、温度補償膜12と支持基板10との界面でバルク波が反射しスプリアスの原因となる。境界層11を設けることで境界層11と支持基板10との界面となる面52が圧電層14から遠くなりバルク波に起因するスプリアスを抑制できる。さらに、面52を粗面とすることで、バルク波が面52で散乱されるため、スプリアスをより抑制できる。
接合層13は、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より音速が速いバルク波が伝搬する。これにより、面51で反射されたバルク波を反射し、スプリアスを抑制する。接合層13が厚すぎると、主モードの弾性表面波のエネルギーが圧電層14に集中し温度補償膜12内に存在しなくなり、温度補償膜12の機能が損なわれる。また、バルク波が圧電層14と接合層13との界面である面54で反射されスプリアスの原因となる。接合層13が薄すぎると面51で反射されたバルク波が圧電層14に通過しスプリアスとなる。
[比較例]
図4(a)および図4(b)は、それぞれ比較例1および2に係る弾性波共振器の断面図である。図4(a)に示すように、比較例1では、境界層11の支持基板10側の面52が平坦面である。その他の構成は実施例1と同じである。図4(b)に示すように、比較例2では、境界層11の温度補償膜12側の面51は粗面である。比較例2における面51は、図2(c)において境界層11の上面の平坦化を行っていない面51に相当する。その他の構成は実施例1と同じである。
[シミュレーション]
比較例1、2および実施例1についてシミュレーションを行った。シミュレーション条件は以下である。
弾性波の波長λ:1.5μm
支持基板10:サファイア基板
境界層11:厚さT1が0.3λの酸化アルミニウム膜
温度補償膜12:厚さT2が0.4λの酸化シリコン膜
接合層13:厚さT3が10nmの酸化アルミニウム膜
圧電層14:厚さT4が0.4λの42°回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板
金属膜16:厚さが0.1λのアルミニウム膜
面51、53および54:鏡面
面52:凸部の最大高さが0.15μmの粗面
図5(a)は、比較例1、2および実施例1における周波数に対するアドミッタンス|Y|を示す図、図5(b)は、図5(a)の拡大図である。図5(b)は、図5(a)の破線内の拡大図である。図5(a)の2600MHz付近の応答は主モードの弾性表面波による応答であり、図5(b)は、バルク波に起因するスプリアス応答である。
図5(a)に示すように、2600MHz付近の主モードの弾性表面波による応答は比較例1、2および実施例1でほとんど変わらない。図5(b)に示すように、比較例2のスプリアス応答の大きさは比較例1より小さく、実施例1のスプリアス応答の大きさは比較例2より小さい。
比較例2のスプリアス応答の大きさが比較例1より小さいのは、面52においてバルク波が散乱されたためと考えられる。実施例1のスプリアスの大きさは比較例2より小さい理由は不明であるが、例えば以下のように考えられる。
図6(a)および図6(b)は、比較例2および実施例1に係る弾性波デバイスの断面模式図である。図6(a)に示すように、比較例2では、圧電層14から接合層13を通過したバルク波70が面51に入射すると、面51は粗面なため、面51へのバルク波70の入射角は様々である。このため、バルク波70の一部は面51を通過しバルク波71となり、他の一部は面51において散乱されバルク波73となる。バルク波71は粗面である面52において散乱されバルク波72となる。バルク波73の面53への入射角は様々である。このため、バルク波73の一部は面53を通過しバルク波75となり、他の一部は面53において反射されバルク波74となる。バルク波75がIDTに到達するとスプリアス応答となる。
図6(b)に示すように、実施例1では面51は平坦面である。面51への入射θ1が小さいバルク波70aは面51を通過し、バルク波71となる。バルク波71は面52で散乱されバルク波72となる。面51への入射角θ2が大きいバルク波70bは面51において反射されバルク波73となる。バルク波73の出射角はθ2である。バルク波73の面53への入射角はθ2である。バルク波73は面53において反射し出射角θ2で出射するバルク波74となる。このように、実施例1では、面51が鏡面のため、面51への入射角が小さいθ1のバルク波70aは面51を通過し面52において散乱する。面51への入射角大きいθ2のバルク波70bは面51で反射されるが、面53でも反射される。このように、実施例1では、図6(a)のバルク波75がIDTに到達し難いためスプリアス応答が抑制されるのではないかと考えられる。
また、比較例2では、面51が粗面である。面51の凹凸が1μm程度存在すると、温度補償膜12を薄くできない。また、温度補償膜12の厚さが局所的にばらつくため特性が安定しない。実施例1では、面51が平坦面のため、温度補償膜12を薄くできる。また、温度補償膜12の厚さが略一定であり特性が安定する。
実施例1によれば、境界層11(第1中間層)を伝搬するバルク波の音速は温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速く、境界層11の温度補償膜12側の面51(第1面)の面粗さは支持基板10側の面52(第2面)の面粗さより小さい。接合層13(第2中間層)を伝搬するバルク波の音速は温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速より速い。接合層13の温度補償膜12側の面53(第3面)の面粗さは面52の面粗さより小さい。これにより、図6(a)および図6(b)において説明したように、スプリアス応答を抑制できる。また、温度補償膜12を薄くできる。また温度補償膜12の厚さを略一定にでき特性を安定にできる。
境界層11および接合層13を伝搬するバルク波の音速は、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速の1.1倍以上が好ましく、1.2倍以上がより好ましい。また、境界層11および接合層13を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速より大きいことが好ましい。境界層11および接合層13を伝搬するバルク波の音速は温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速の2.0倍以下が好ましく、1.5倍以下がより好ましい。
図6(b)のように、面51と53とにおいてバルク波を同様に反射するため、境界層11と接合層13とを伝搬するバルク波の音速は略同じであることが好ましい。このため、境界層11と接合層13との主成分は同じであることが好ましい。
温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速より速くてもよいが、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速より遅いことが好ましい。これにより、図6(b)におけるバルク波73は接合層13を通過しにくく、スプリアスをより抑制できる。温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速の0.99倍以下が好ましい。温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速が遅すぎると、圧電層14内に弾性波が存在しにくくなる。よって、温度補償膜12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルク波の音速の0.9倍以上が好ましい。
支持基板10を伝搬するバルク波の音速は境界層11を伝搬するバルク波の音速より遅くてもよいが、支持基板10を伝搬するバルク波の音速は境界層11を伝搬するバルク波の音速より速いことが好ましい。これにより、図6(b)においてバルク波71を境界層11内に反射できる。よって、バルク波71が支持基板10に漏洩せず損失を抑制できる。支持基板10を伝搬するバルク波の音速は境界層11を伝搬するバルク波の音速の1.1倍以上が好ましく、1.2倍以上がより好ましい。支持基板10を伝搬するバルク波の音速は境界層11を伝搬するバルク波の音速の2.0倍以下が好ましい。
圧電層14の接合層13側の面54(第4面)の面粗さは、面52の面粗さより小さい。これにより、面52におけるバルク波70の散乱を抑制できる。
面51、53および54の算術平均粗さRaは、面52の算術平均粗さの1/10以下が好ましく、1/100以下がより好ましい。バルク波を散乱させない観点から、面51、53および54の算術平均粗さRaは、1nm以下が好ましく、0.5nm以下がより好ましい。バルク波を散乱させる観点から面52の算術平均粗さRaは、10nm以上が好ましく、20nm以上がより好ましく、100nm以上がさらに好ましい。面52の算術平均粗さRaの上限は例えば10μmである。
弾性表面波のエネルギーが圧電層14の表面から2λまでの範囲にほとんど存在する場合には、主モードの弾性波のエネルギーを圧電層14および温度補償膜12内に閉じ込め、かつスプリアス応答を抑制する観点から、温度補償膜12の支持基板10側の面と圧電層14の櫛型電極20側の面との距離(T2+T3+T4)は複数の電極指18の平均ピッチDの4倍(2λ)以下が好ましく、3.0倍(1.5λ)以下がより好ましく、2.0倍(λ)以下がさらに好ましい。複数の電極指18の平均ピッチDは、IDT22のX方向の幅を電極指18の本数で除することで算出できる。
温度補償膜12に弾性波のエネルギーを存在させるため、圧電層14の厚さT4は、電極指18の平均ピッチDの2倍(λ)以下が好ましく、1.2倍(0.6λ)以下がより好ましい。圧電層14が薄すぎると、弾性波が励振されない。よって、圧電層14の厚さT4は、電極指18の平均ピッチDの0.2倍(0.1λ)以上が好ましい。
境界層11の厚さT1が薄いと、面52において散乱されたバルク波が圧電層14内に伝搬する可能性が高くなる。この観点から、境界層11の厚さT1は電極指18の平均ピッチDの2倍(λ)以上が好ましく、4倍(2λ)以上がより好ましい。
接合層13の厚さT3は、圧電層14および温度補償膜12の機能を損なわない観点から、20nm以下が好ましく、10nm以下がより好ましい。接合層13としての機能を損なわない観点から、厚さT3は、1nm以上が好ましく、2nm以上がより好ましい。
圧電層14は、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムを主成分とする単結晶であり、温度補償膜12は酸化シリコンを主成分とする多結晶または非晶質であり、境界層11および接合層13は酸化アルミニウムを主成分とする多結晶または非晶質であり、支持基板10はサファイア基板である。これにより、シミュレーションのように、スプリアス応答を抑制できる。なお、ある材料を主成分とするとは、意図的または意図せず不純物を含むことを意味し、例えばある材料を50原子%以上含むことであり、80原子%以上含むことである。
比較例2の図5(b)では、図3(c)においてレーザ光58は2つの粗面である面51および52を通過する。このため、レーザ光58が減衰する。例えば圧電層14がタンタル酸リチウム、接合層13が酸化アルミニウム、温度補償膜12が酸化シリコン、境界層11が酸化アルミニウムおよび支持基板10がサファイアの場合、タンタル酸リチウム、酸化アルミニウム、酸化シリコンおよびサファイアの屈折率は、それぞれ2.3、1.66、1.45および1.7である。このように屈折率が互いに異なる。このため、面51および52においてレーザ光58が散乱され、改質領域56が形成され難くなる。このため、図3(d)において、支持基板10を切断するときにクラック等が発生しやすい。クラックが発生すると切断のための領域を広くすることになりコストが増大する。
実施例1によれば、圧電層14、接合層13、温度補償膜12、境界層11および支持基板10を備え、面51が平坦面である積層基板に圧電層14の上方からレーザ光を照射し、支持基板10内に改質領域56を形成する。その後、改質領域56において支持基板10を切断する。これにより、面51におけるレーザ光58の散乱が抑制される。よって、支持基板10の切断時にクラックの発生が抑制される。切断のための領域を狭くすることができるため、コストを抑制できる。
温度補償膜12と境界層11との屈折率の差が境界層11と支持基板10との屈折率の差より大きい場合、面51を平坦面とすることで、面51でのレーザ光の散乱をより抑制できる。
[実施例1の変形例1]
図7(a)は、実施例1の変形例1に係る弾性波共振器の断面図である。図7(a)に示すように、面52の凹凸は規則的に設けられていてもよい。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
[実施例1の変形例2]
図7(b)は、実施例1の変形例2に係る弾性波共振器の断面図である。図7(b)に示すように、面52の凹凸は矩形状である。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例1およびその変形例のように、面52の凹凸の立体形状は任意に設定できる。凹凸は規則的(周期的)でもよいし不規則(ランダム)でもよい。
実施例1およびその変形例において、一対の櫛型電極20が主に励振する弾性波がSH(Shear Horizontal)波であるとき、バルク波が励振しやすい。圧電層14が36°以上かつ48°以下回転Yカットタンタル酸リチウム層のとき、SH波が励振される。よって、このとき、境界層11を設けることが好ましい。一対の櫛型電極20が主に励振する弾性波は、SH波に限らず例えばLamb波であってもよい。
図8(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図である。図8(a)に示すように、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に、1または複数の直列共振器S1からS3が直列に接続されている。入力端子Tinと出力端子Toutとの間に、1または複数の並列共振器P1およびP2が並列に接続されている。1または複数の直列共振器S1からS3および1または複数の並列共振器P1およびP2の少なくとも1つに実施例1の弾性波共振器を用いることができる。ラダー型フィルタの共振器の個数等は適宜設定できる。フィルタは、多重モード型フィルタでもよい。
[実施例2の変形例1]
図8(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。図8(b)に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ40が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ42が接続されている。送信フィルタ40は、送信端子Txから入力された高周波信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ42は、共通端子Antから入力された高周波信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信フィルタ40および受信フィルタ42の少なくとも一方を実施例2のフィルタとすることができる。
マルチプレクサとしてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 支持基板
11 境界層
12 温度補償膜
13 接合層
14 圧電層
16 金属膜
18 電極指
20 櫛型電極
22 IDT
26 弾性波共振器
40 送信フィルタ
42 受信フィルタ
51−54 面

Claims (11)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に設けられる圧電層と、
    前記圧電層上に設けられ、弾性波を励振する複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、
    前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、
    前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、
    前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、
    を備える弾性波デバイス。
  2. 前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速は前記圧電層を伝搬するバルク波の音速より遅い請求項1に記載の弾性波デバイス。
  3. 前記支持基板を伝搬するバルク波の音速は前記第2中間層を伝搬するバルク波の音速より速い請求項1または2に記載の弾性波デバイス。
  4. 前記圧電層の前記第1中間層側の第4面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さい請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  5. 前記第1面と前記圧電層の前記一対の櫛型電極側の面との距離は前記複数の電極指の平均ピッチの4倍以下である請求項1から4のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  6. 前記第1面および前記第3面の算術平均粗さは1nm以下であり、前記第2面の算術平均粗さは10nm以上である請求項1から5のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  7. 前記圧電層はタンタル酸リチウム層またはニオブ酸リチウム層である請求項1から6のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の弾性波デバイスを備えるフィルタ。
  9. 請求項8に記載のフィルタを備えるマルチプレクサ。
  10. 支持基板と、
    前記支持基板上に設けられる圧電層と、
    前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、
    前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、
    前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、
    を備えるウエハ。
  11. 支持基板と、前記支持基板上に設けられる圧電層と、前記圧電層上に設けられ、弾性波を励振する複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記支持基板と前記圧電層との間に設けられ、酸化シリコンを主成分とする温度補償膜と、前記支持基板と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第1面の面粗さは前記支持基板側の第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第1中間層と、前記圧電層と前記温度補償膜との間に設けられ、前記温度補償膜側の第3面の面粗さは、前記第2面の面粗さより小さく、前記温度補償膜を伝搬するバルク波の音速より速い音速のバルク波が伝搬する第2中間層と、を備える積層基板に前記圧電層の上方からレーザ光を照射し、前記支持基板内に改質領域を形成する工程と、
    前記改質領域において前記支持基板を切断する工程と、
    を含む弾性波デバイスの製造方法。
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