JP2021158060A - スイッチ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動接片と接触端子との間に発生した金属摩耗紛や樹脂摩耗紛を原因とする絶縁性の劣化を防ぐこと。【解決手段】ケース10に回転自在に保持されたロータ7と略同心円状に配置された接触端子11と、ロータ7に略同心円状に配置された可動接片8とを備え、ケース10の固定面に露出した接触端子11と、ケース10の固定面に向い合うロータ7の可動面から突出した可動接片8とが接触及び離隔することにより、通電状態と遮断状態とを切換えるロータリスイッチ機構100において、固定面に対し可動面を圧接させるウェーブスプリング6を備え、固定面が溝101を有し、可動面が溝101と嵌脱可能な凸部71を有し、ロータ7の回転により、溝101と凸部71とが嵌合するときに可動接片8が接触端子11上に着地して接触し、嵌合が脱するときに可動接片8が接触端子11から浮き上がり離隔する。【選択図】図4

Description

本発明は、スイッチ機構に関する。
従来より、固定側の端子(以下、「接触端子」と呼ぶ)と可動側の接触片(以下、「可動接片」と呼ぶ)との接触と離隔により、通電状態と遮断状態とを切換えるスイッチ機構は存在する(例えば特許文献1)。
実開昭58−142824号公報
しかしながら、従来のスイッチの構造(例えば図7及び図8)は、可動接片が、固定側の接触端子と、接触端子が存在しない樹脂面とを摺動する構造となっていた。このような構造では、可動接片と接触端子との間の摩擦により金属摩耗紛が発生する。また、可動接片と樹脂面との間の摩擦により樹脂摩耗紛が発生する。金属摩耗紛や樹脂摩耗紛が接点グリースに混入されて接触端子間に存在すると、アークによって金属摩耗紛や樹脂摩耗紛が炭化し、絶縁性の劣化が生じる。このような課題に対し、特許文献1を含む従来の技術のみでは有効な解決策を見出せない状況にあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、可動接片と接触端子との間に発生した金属摩耗紛や樹脂摩耗紛を原因とする絶縁性の劣化を防ぐ手法を提供することを目的とする。
ケースと、
前記ケースに回転自在に保持されたロータと、
前記ケースに略同心円状に配置された接触端子と、
前記ロータに略同心円状に配置された可動接片と、
を備え、
前記ケースの固定面に露出した前記接触端子と、前記固定面に向い合う前記ロータの可動面から突出した可動接片とが接触及び離隔することにより、通電状態と遮断状態とを切換えるロータリスイッチ機構において、
前記固定面に対し前記可動面を圧接させる圧接手段を備え、
前記固定面又は前記可動面のいずれか一方が凹部を有し、
前記可動面又は前記固定面のいずれか他方が前記凹部と嵌脱可能な凸部を有し、
前記ロータの回転により、前記凹部と前記凸部とが嵌合するときに前記可動接片が前記接触端子上に着地して接触し、前記嵌合が脱するときに前記可動接片が前記接触端子から浮き上がり離隔する、
スイッチ機構。
この発明によれば、可動接片と接触端子との間に発生した金属摩耗紛や樹脂摩耗紛を原因とする絶縁性の劣化を防ぐことができる。
本発明のスイッチ機構の第1実施形態に係るロータリスイッチ機構の分解斜視図である。 (A)は、図1のロータリスイッチ機構の断面正面図である。(B)は、図1のロータリスイッチ機構の断面側面図である。 (A)は、図1のロータリスイッチ機構の動作を示す断面正面図である。(B)は、図1のロータリスイッチ機構を構成するウェーブスプリングの外観斜視図である。(C)は、図1のロータリスイッチ機構を構成するロータの外観斜視図である。 (A)及び(B)は、回転操作が行われた場合の、図1のロータリスイッチ機構の様子を示す断面正面図である。 本発明のスイッチ機構の第2実施形態に係るロータリスイッチ機構の分解斜視図である。 (A)は、図5のロータリスイッチ機構の断面正面図である。(B)は、図5のロータリスイッチ機構の断面側面図である。 (A)は、従来のロータリスイッチ機構の動作を示す断面正面図である。(B)は、従来のロータリスイッチ機構を構成する板バネの外観斜視図である。 (A)及び(B)は、従来のロータリスイッチ機構の特徴を示す図である。 (A)及び(B)は、第1実施形態及び第2実施形態に係るロータリスイッチ機構の特徴を示す図である。 第2実施形態に係るロータリスイッチ機構の組立て上の問題と、その解決策を示す図である。 (A)は、可動接片の外観を示す正面図である。(B)は、ロータの底面に設けられた溝の内部で可動接片が支持される様子を示す断面側面図である。(C)は、ロータの底面に設けられた溝の内部で可動接片が支持される様子を示す断面平面図である。
以下、本発明のスイッチ機構の一実施形態に係るロータリスイッチ機構について、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではない。
また、本明細書における、「下側」、「下方向」といったような「下」を示す表現は、図面上の下方向を示す表現である。また、「上側」、「上方向」といったような「上」を示す表現は、図面上の上方向を示す表現である。
[第1実施形態]
(基本構成)
本発明の第1実施形態に係るロータリスイッチ機構100は、ロータリスイッチ(図示せず)の一部を構成するスイッチ機構である。
ロータリスイッチ機構100は、図1乃至図4に示すように、ストッパ1と、マウント2と、Oリング3と、シャフト4と、座金5a及び5bと、ウェーブスプリング6と、ロータ7と、可動接片8と、ゴム座金9と、ケース10と、接触端子11とを含む。
以下、ロータリスイッチ機構100の各構成要素について詳しく説明する。
(ストッパ)
ストッパ1は、シャフト4の一部を挿通させるリング形状の金属部材である。ストッパ1の嵌挿孔111及びシャフト4の嵌挿方向と直交する断面は、ともにD形状であり、ストッパ1はシャフト4に対して回転しない。ストッパ1は、マウント2に挿通されたシャフト4をマウント2に回転自在に保持する。
(マウント)
マウント2は、ロータリスイッチ機構100の本体部を形成する金属製の筐体である。マウント2の中心部には、シャフト4を挿通させるための孔21が設けられている。
(Oリング)
Oリング3は、シャフト4の側面に設けられた溝41に嵌合されることで、マウント2とシャフト4との間を密閉する弾性部材である。
(シャフト)
シャフト4は、マウント2の中心部に設けられた孔21に挿通される金属製のシャフトである。ロータリスイッチ(図示せず)に対する回転操作が行われると、その操作とともにシャフト4が回転する。シャフト4の端部42は、ロータ7に設けられた溝73に嵌合される。
(座金)
座金5aは、ウェーブスプリング6の上端部とマウント2との間に配置される金属製の座金である。座金5bは、ウェーブスプリング6の下端部とロータ7との間に配置される金属製の座金である。
(ウェーブスプリング)
ウェーブスプリング6は、マウント2とロータ7との間に配置される金属製のバネである。ウェーブスプリング6は、弾性力によってロータ7をケース10側に圧接させる。ウェーブスプリング6は、例えば図3(B)に示すように、板状の鋼線をらせん状に多重に巻きながら波を加えるように成形されたバネである。ウェーブスプリング6には、例えば(1)図7(B)に示す従来品の板バネよりも、加えられた荷重を効率よく吸収して伝達することができる、(2)コイルバネよりも作業高さを縮小させることができる、(3)皿バネや波形座金(ウェーブワッシャー)のように積み重ねて使用する必要がない、といった特徴がある。
(ロータ及び可動接片)
ロータ7は、シャフト4の回転とともに回転する円盤状の部材である。可動接片8は、ロータ7の回転ともにロータ7の軸心の周囲を回りながら、接触端子11との接触することで通電し、又は離隔することで遮断する可動接片である。可動接片8は、図11(A)に示すように、二股に分かれた端部81及び82と、その反対側の端部83とを有する。
ロータ7の底面(ケース10側の面)には、図3(C)、図11(B)及び(C)に示すように、可動接片8の端部83を挿入して支持するための溝72が設けられている。可動接片8は、図11(B)及び(C)に示すように、できる限り溝72の内壁面に対して平行に挿入されるのが望ましく、かつ溝72の内部で支持される深さが浅い程、端部81及び82側の撓み量を増やすことができる。そのために、溝72の内部の形状は、図11(C)に示すように、端部83の一方の面を1か所(支持点P1)、他方の面を2か所(支持点P2及びP3)で支持している。即ち、可動接片8の端部83は、3つの支持点(支持点P1乃至P3)によって支持される態様となっている。これにより、可動接片8の端部83が広い面積で確実に支持されるので、可動接片8の端部81及び82の寸法を長くとることが可能となる。その結果、端部81及び82側のしなやかな動作を実現させることができるので、可動接片8と、ケース10の上面(ロータ7側の面)に設けられた接触端子11との間で、滑らかでありながらも、かつ確実な接触が実現される。
また、ロータ7の底面の縁部付近には、図3(C)に示すように、4つの凸部71が均等又は略均等間隔で設けられている。4つの凸部71の夫々は、ロータ7が回転すると、ケース10の上面(ロータ7側の面)に設けられた複数の溝101のうちいずれかに同時に嵌合し、また、同時に離隔する(溝101から出る)。これにより、ロータ7は、図3(A)に矢印で示すように、回転に合わせて上下運動を行う。
ここで、従来からあるロータリスイッチのスイッチ機構について説明する。図7(A)及び(B)に示すように、従来からあるロータリスイッチのスイッチ機構は、板バネによって樹脂製のケースに圧接された状態の可動接片が、その状態のままケースの表面を摺動する。例えば図8(A)に示すように、可動接片がケースの表面を矢印Y1の方向に摺動すると、可動接片と接触端子との摩擦により金属摩耗紛が発生する。また、可動接片と樹脂製のケースの表面との摩擦により樹脂摩耗紛が発生する。これが絶縁性の劣化を招く原因となっていた。
本実施形態に係る可動接片8は、ウェーブスプリング6の弾性力により、従来のロータリスイッチのスイッチ機構と同様に、ケース10の上面に圧接された状態で回転する。ただし、ロータ7は、上述した特徴によって回転しながら適切なタイミングで上下運動を行う。
具体的には、可動接片8と接触端子11とが接触するタイミングでは、図4(A)に示すように、ロータ7の凸部71とケース10の溝101とが嵌合した状態になる。このため、ロータ7はケース10側に下降した状態となる。これに対して、可動接片8と接触端子11とが離隔するタイミングでは、図4(B)に示すように、ロータ7の凸部71とケース10の溝101とが離隔した状態になる。このため、ロータ7はケース10側から離れるように上昇した状態となる。
このため、ロータリスイッチの回転操作時に、可動接片8は、接触端子11を一部に含むケース10の表面を摺動しない。即ち、本実施形態では、図9(A)に示すように、ロータリスイッチの回転操作時には、矢印Y2の方向に可動接片8が上昇し、その後矢印Y3の方向に下降する。そして、可動接片8が接触端子11に着地するが、着地の際に僅かな摺動動作が生じる。これにより、可動接片8と接触端子11との夫々の接触面のセルフクリーニングが行われるため、接触が安定するという効果を奏する。このような効果は、従来技術である打接点接触の構造では期待することができない。これにより、図9(B)に示すように、可動接片8と接触端子11との間では僅かな摺動動作が生じるが、可動接片8とケース10の上面(樹脂面)との間で接触が生じることはない。その結果、金属摩耗紛や樹脂摩耗紛を原因とする絶縁性の劣化を防ぐことができる。
(ゴム座金)
ゴム座金9は、マウント2とケース10との間に設けられたゴム製の座金である。
(ケース)
ケース10は、上面(ロータ7側の面)の一部に接触端子11を有する樹脂製のケースである。ケース10の上面には、ロータ7の底面に配置された4つの凸部71をすべて同時に嵌合させることができる複数の溝101を有する。
(接触端子)
接触端子11は、上述したように、可動接片8と接触することで通電し、離隔することで遮断する端子である。接触端子11は、ケース10の上面の一部に設けられている。
[第2実施形態]
(基本構成)
本発明の第2実施形態に係るロータリスイッチ機構200は、第1実施形態のロータリスイッチ機構100と同様に、図示せぬロータリスイッチの一部を構成するスイッチ機構である。
ロータリスイッチ機構200は、図5に示すように、ストップリング21と、マウント22と、Oリング23と、シャフト24と、ストッパ25と、座金26と、ウェーブスプリング27と、ロータ28と、可動接片29と、ゴム座金30と、ケース31と、接触端子32とを含む。
以下、ロータリスイッチ機構200の各構成要素について詳しく説明する。
(ストッパ)
ストップリング21は、シャフト24の一部に形成された溝245に嵌合されるリング形状の金属部材である。ストップリング21は、マウント22に挿通されたシャフト24をマウント22に回転自在に保持する。
(マウント)
マウント22は、ロータリスイッチ機構200の本体部を形成する金属製の筐体である。マウント22の中心部には、シャフト24を挿通させるための孔221が設けられている。
(Oリング)
Oリング23は、シャフト24の側面に設けられた溝241に嵌合されることで、マウント22とシャフト24との間を密閉する弾性部材である。
(シャフト)
シャフト24は、マウント22の中心部に設けられた孔221に挿通される金属製のシャフトである。ロータリスイッチ(図示せず)に対する回転操作が行われると、その操作とともにシャフト24が回転する。シャフト24の端部242は、ロータ28に設けられた溝283に嵌合される。
(ストッパ)
ストッパ25は、マウント22に挿通されたシャフト24の一部を挿通させるリング形状の金属部材である。ストッパ25はシャフト24に対して回転しない。ストッパ25は、マウント22に挿通されたシャフト24をマウント22に回転自在に保持する。
(座金)
座金26は、ウェーブスプリング27の上端部とストッパ25との間に配置される金属製の座金である。
(ウェーブスプリング)
ウェーブスプリング27は、座金26とロータ28との間に配置される金属製のバネである。なお、ウェーブスプリング27のその他の構成は、第1実施形態のウェーブスプリング6と同様である。このため、ウェーブスプリング27のその他の構成については説明を省略する。
(ロータ及び可動接片)
ロータ28は、シャフト24の回転とともに回転する円盤状の部材である。可動接片29は、ロータ28の回転ともにロータ28の軸心の周囲を回りながら、接触端子32との接触することで通電し、又は離隔することで遮断する可動接片である。
また、ロータ28の底面(ケース31側の面)には、第1実施形態のロータ7と同様に、可動接片29の端部293を挿入して支持するための溝(図示せず)が設けられている。なお、当該溝の構成は、第1実施形態のロータ7の溝72と同様の構成である。このため、当該溝の説明は省略する。
また、ロータ28の底面の縁部付近には、凸部281が、均等又は略均等間隔で4つ設けられている。なお、凸部281は、第1実施形態のロータ7の凸部71と同様の構成である。このため、凸部281の説明は省略する。
(ゴム座金)
ゴム座金30は、マウント22とケース31との間に設けられたゴム製の座金である。
(ケース)
ケース31は、上面(ロータ28側の面)の一部に接触端子32を有する樹脂製のケースである。ケース31の上面には、ロータ28の底面に配置された4つの凸部281をすべて同時に嵌合させることができる複数の溝311を有する。
(接触端子)
接触端子32は、上述したように、可動接片29と接触することで通電し、離隔することで遮断する端子である。接触端子32は、ケース31の上面の一部に設けられている。
ここで、第2実施形態におけるロータリスイッチ機構200の組立て時には、以下のような問題が生じる。
まず、ロータリスイッチ機構200の組立ては、図5や図6に示すロータリスイッチ機構200の上下の向きとは逆さまの状態で行われる。つまり、最終的にはケース31が下から上方向に嵌め込まれることでロータリスイッチ機構200が完成する。このような前提のもと、ロータ28の溝283にシャフト24の端部242を嵌合させる組立ては以下の手順で行われる。
即ち、座金26の上にウェーブスプリング27を載せて、その上からロータ28を被せつつ、ロータ28の溝283にシャフト24の端部242を嵌合させる。ここで、シャフト24の端部242がウェーブスプリング27の上端部よりも上に出ていれば容易に溝283に端部242を嵌合させることができる。
しかしながら、ウェーブスプリング27の自由長がある。このため、ウェーブスプリング27の種類によってはシャフト24の端部242がウェーブスプリング27の上端部よりも上側に出ないことがある。
このような場合に備え、本実施形態では、図10の右側に示すように、シャフト24の端部242の一部に切欠き部243を設けるとともに、ストッパ25の孔の縁の一部には、シャフト24に切欠き部243が設けられたことで形成された凸部244に対応する形状の切欠き部251を設ける。切欠き部251は、上下方向の中心からオフセットした位置に設けられている。このため、ストッパ25が表裏反転した姿勢でのシャフト24の挿入や、図10の右側に示す姿勢からシャフト24が上下軸回りに180度回転させた姿勢でのストッパ25への挿入等の誤挿入を防止することができる。これにより、切欠き部243や切欠き部251を設けない場合(図10の左側)よりも溝241に接近する位置でストッパ25が係止される。その結果、組立て時にシャフト24の端部242がマウント22内に深く挿入されるので、シャフト24の端部242をウェーブスプリング27の上端部よりも上側に出すことができる。これにより、容易に溝283に端部242を嵌合させることができるようになる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、本発明に係る要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を施してもよい。
例えば、上述の第1実施形態では、ロータ7(第2実施形態ではロータ28)に設けられた凸部71(第2実施形態では凸部281)の数は4つであるが、これは例示に過ぎない。凸部71(第2実施形態では凸部281)の数は1乃至3つでもよいし、5つ以上であってもよい。
また、凸部71(第2実施形態では凸部281)を嵌合させる溝101(第2実施形態では溝311)の数は、凸部71(第2実施形態では凸部281)をすべて同時に嵌合させることができれば、数量は特に限定されない。
以上まとめると、本発明が適用されるスイッチ機構は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用されるスイッチ機構(例えば図1のロータリスイッチ機構100)は、
ケース(例えば図4のケース10)と、
前記ケースに回転自在に保持されたロータ(例えば図4のロータ7)と、
前記ケースに略同心円状に配置された接触端子(例えば図4の接触端子11)と、
前記ロータに略同心円状に配置された可動接片(例えば図4の可動接片8)と、
を備え、
前記ケースの固定面に露出した前記接触端子と、前記固定面に向い合う前記ロータの可動面から突出した可動接片とが接触及び離隔することにより、通電状態と遮断状態とを切換えるロータリスイッチ機構において、
前記固定面に対し前記可動面を圧接させる圧接手段(例えば図4のウェーブスプリング6)を備え、
前記固定面又は前記可動面のいずれか一方が凹部(例えば図4の溝101)を有し、
前記可動面又は前記固定面のいずれか他方が前記凹部と嵌脱可能な凸部(例えば図4の凸部71)を有し、
前記ロータの回転により、前記凹部と前記凸部とが嵌合するときに前記可動接片が前記接触端子上に着地して接触し、前記嵌合が脱するときに前記可動接片が前記接触端子から浮き上がり離隔する。
これにより、固定面の凹部と可動面の凸部とが嵌合するときに可動接片が接触端子上に着地して接触し、嵌合が脱するときに接触端子が可動接片から浮き上がり離隔する。可動接片8が接触端子11に着地する際、僅かな摺動動作が生じる。その結果、可動接片8と接触端子11との夫々の接触面のセルフクリーニングが行われるため接触が安定する。
また、前記可動面は、前記可動接片の端部(例えば図11(A)の端部83)を挿入して3つの支持点(例えば図11(C)の支持点P1乃至P3)により係止する溝(例えば図11(C)の溝72)を有することができる。
これにより、可動接片が広い面積で確実に支持されるので、可動接片の他方の端部(例えば端部81及び82)の寸法を長くとることが可能となる。その結果、可動接片の他方の端部のしなやかな動作を実現させることができるので、可動接片と接触端子との間で、滑らかでありながらも、かつ確実な接触が実現される。
1・・・ストッパ、2・・・マウント、3・・・Oリング、4・・・シャフト、5a,5b・・・座金、6・・・ウェーブスプリング、7・・・ロータ、8・・・可動接片、9・・・ゴム座金、10・・・ケース、11・・・接触端子、21・・・ストップリング、22・・・マウント、23・・・Oリング、24・・・シャフト、25・・・ストッパ、26・・・座金、27・・・ウェーブスプリング、28・・・ロータ、29・・・可動接片、30・・・ゴム座金、31・・・ケース、32・・・接触端子、100・・・ロータリスイッチ機構、200・・・ロータリスイッチ機構

Claims (2)

  1. ケースと、
    前記ケースに回転自在に保持されたロータと、
    前記ケースに略同心円状に配置された接触端子と、
    前記ロータに略同心円状に配置された可動接片と、
    を備え、
    前記ケースの固定面に露出した前記接触端子と、前記固定面に向い合う前記ロータの可動面から突出した可動接片とが接触及び離隔することにより、通電状態と遮断状態とを切換えるロータリスイッチ機構において、
    前記固定面に対し前記可動面を圧接させる圧接手段を備え、
    前記固定面又は前記可動面のいずれか一方が凹部を有し、
    前記可動面又は前記固定面のいずれか他方が前記凹部と嵌脱可能な凸部を有し、
    前記ロータの回転により、前記凹部と前記凸部とが嵌合するときに前記可動接片が前記接触端子上に着地して接触し、前記嵌合が脱するときに前記可動接片が前記接触端子から浮き上がり離隔する、
    スイッチ機構。
  2. 前記可動面は、前記可動接片の端部を挿入して3つの支持点により係止する溝を有する、
    請求項1に記載のスイッチ機構。
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