JP2021157972A - 端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体部の開き変形を抑制可能な端子金具を提供する。【解決手段】端子金具は、金属板の曲げによって筒状をなす本体部11と、本体部11の周方向の両端において対向する2つの端部31,61と、2つの端部31,61のうち一方の端部31側に設けられた第1突片37と、2つの端部31,61のうち他方の端部61側に設けられた第2突片67と、を備え、第2突片67は、第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する構成であり、第1突片37と第2突片67の少なくとも一方が、本体部11内に向けて屈曲している。【選択図】図4

Description

本開示は、端子金具に関する。
特許文献1には角筒状をなして前後方向に開口した箱部を備えた端子が開示されている。端子の外壁における延出端部には保持片が突出して設けられている。端子の側壁における上端部には保持片が内部に収容される保持凹部が設けられている。保持片は保持凹部に嵌る構成である。このような技術は、特許文献2にも開示されている。
特開2018−185960号公報 特開2014−149999号公報
ところで、箱部の側壁に側方から外力が掛かる場合、保持片が保持凹部から外れて、箱部が開く方向に変形するおそれがあり、改善が望まれている。
そこで、本開示は、本体部の開き変形を抑制する技術を提供することを目的とする。
本開示の端子金具は、金属板の曲げによって筒状をなす本体部と、前記本体部の周方向の両端において対向する2つの端部と、前記2つの端部のうち一方の端部側に設けられた第1突片と、前記2つの端部のうち他方の端部側に設けられた第2突片と、を備え、前記第2突片は、前記第1突片に対して前記本体部の開き方向に当接する構成であり、前記第1突片と前記第2突片の少なくとも一方が、前記本体部内に向けて屈曲している。
本開示によれば、本体部の開き変形を抑制可能な端子金具を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる端子金具の斜視図である。 図2は、端子金具の展開図である。 図3は、本体部の側面図である。 図4は、図3のA−A線断面図である。 図5は、図4の第1突片及び第2突片付近を拡大して示す図である。 図6は、他の実施形態にかかる本体部の側面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子金具は、
(1)金属板の曲げによって筒状をなす本体部と、前記本体部の周方向の両端において対向する2つの端部と、前記2つの端部のうち一方の端部側に設けられた第1突片と、前記2つの端部のうち他方の端部側に設けられた第2突片と、を備え、前記第2突片は、前記第1突片に対して前記本体部の開き方向に当接する構成であり、前記第1突片と前記第2突片の少なくとも一方が、前記本体部内に向けて屈曲している。この構成によれば、第1突片と第2突片の少なくとも一方が本体部内に向けて屈曲しているから、本体部に側方から外力が掛かる場合であっても第2突片が第1突片に当接することによって、本体部の開き変形を抑制できる。
(2)上記構成において、前記第1突片と前記第2突片のいずれもが、前記本体部内に向けて屈曲していることが好ましい。この構成によれば、第1突片と第2突片の一方のみが屈曲する構成に比して、第2突片が第1突片に当接する当たり代を大きくすることができる。
(3)上記構成において、前記第1突片と前記第2突片は、前記2つの端部が対向する側から見てX字状に交差していると良い。この構成によれば、本体部が外力を受けた際に、X字における交差する部分よりも先端側において、第2突片と第1突片が当たり得る。
(4)上記構成において、前記本体部は、軸方向に延びる角筒状をなし、前記本体部の一側壁には、開口部が設けられ、前記開口部には、前記一側壁に交差する壁から屈曲して延びる挿入部が嵌められ、前記第1突片は、前記開口部の軸方向一端側の縁部に設けられ、前記第2突片は、前記挿入部において前記開口部の前記縁部と対向する側に設けられ、前記一側壁に交差する壁には、姿勢安定用のスタビライザが突出して設けられ、前記スタビライザは、前記開口部側に屈曲されて、前記開口部に前記挿入部と並んで嵌まり、前記開口部の軸方向他端側の縁部に対して前記本体部の開き方向で噛み合う部分を有していても良い。この構成によれば、開口部の軸方向一端側の縁部においては第2突片が第1突片に対して本体部の開き方向に当接し、開口部の軸方向他端側の縁部においてはスタビライザが本体部の開き方向で噛み合う。このため、本体部の開き変形をより一層抑制できる。また、開口部が挿入部とスタビライザで共有化されるため、端子金具の構成を簡単にすることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
端子金具10は、図1及び図2に示すように、導電性の金属板Bを折り曲げ加工して形成したものである。端子金具10は、図示しない雄端子金具と電線Wに接続される雌端子金具である。端子金具10の前部には、雄端子金具との接続を行うための本体部11が設けられている。本体部11の後方には電線Wの芯線とのかしめ接続を行うためのワイヤバレル12が設けられている。ワイヤバレル12の後方には電線Wの被覆とのかしめ接続を行うためのインシュレーションバレル13が設けられている。
本体部11は、金属板Bを周方向に複数回折り曲げて形成される。本体部11は、軸方向に延びる角筒状をなす。本体部11は、底壁20と、底壁20の幅方向両側縁から起立する一対の側壁30,40と、一方の側壁である第1側壁(一側壁)30の立ち上がり端縁から折り曲げられた内壁50と、他方の側壁である第2側壁40の立ち上がり端縁から折り曲げられた外壁60とからなっている。内壁40は、底壁20と対向する天井部の内側部分を構成する。外壁60は、該天井部の外側部分を構成する。外壁60は、第1側壁30と交差する壁に相当する。本体部11の周方向の両端において、第1側壁30側の端部である第1端部31と、外壁60側の端部である第2端部61が対向する。これら2つの端部31,61が対向する部分を対向部70とも称する。以下、本体部11において底壁20側を下側とし、外壁60側を上側として各部を説明する。
第1側壁30の第1端部31には、前端部に内壁50が接続されている。内壁50は前後方向に沿って延びる片持ち状に形成されている。内壁50の後方領域には、図示しない雄端子金具と接触可能な舌片55が設けられている。内壁50の第1側壁30とは反対側の側縁には外方へ向けて支持片51,52が張出し形成されている(図2参照)。本体部11が構成される過程で、この支持片51,52は第2側壁40の窓孔41,42に入り込んで係止される。
第1側壁30には、開口部32が設けられている。開口部32は、第1側壁30の第1端部31において、内壁50との接続部位の後側に配置されている。開口部32は、上側へ開放して形成されている。図3に示すように、開口部32における前側領域にはスタビライザ受け部33が形成され、後側領域には挿入受け部34が形成されている。つまり、開口部32は、後述する挿入部66とスタビライザ64で共有化されている。開口部32の下縁部32Aは、スタビライザ受け部33よりも挿入受け部34が下方に一段下がった段差形状を有する。開口部32の前縁部32Bには、下側部分が前方に凹む形態で前側凹部35が設けられている。開口部32の後縁部32Cには、下側部分が後方に凹む形態で後側凹部36が設けられている。開口部32の後縁部32Cは本体部11の軸方向一端側の縁部に対応し、前縁部32Bは軸方向他端側の縁部に対応する。開口部32の後縁部32Cには、後側凹部36の上側に第1突片37が設けられている。第1突片37の構成については、後に説明する。
図1及び図2に示すように、第1側壁30の第1端部31における後側部分には、保持片38A,38B、が設けられている。保持片38A,38Bのうち前側に位置する前側保持片38Aは、第1側壁30の立ち上がり方向に向けて張り出し形成されている。保持片38A,38Bのうち後側に位置する後側保持片38Bは、第1側壁30の第1端部31から折り曲げられて外壁60の下方に配置される。前側保持片38Aと後側保持片38Bの間には、保持凹部39が上側へ開放して形成されている。
外壁60は前後に分離した状態で第2側壁40の上端部に接続されている。外壁60の前部領域62は第2側壁40の前端から本体部11の前後方向において後寄りの位置まで設けられている。前部領域62における前側部分は第2側壁40と接続されている。前部領域62は第2側壁40との接続部位を折り曲げ縁として第1側壁30へ向けて略直角に折り曲げられる。図2に示す展開形状において、前部領域62にはスタビライザ64、挿入部66が延出して形成されている。スタビライザ64は、挿入部66よりも延出寸法が大きい。スタビライザ64は、前部領域62の前端部、つまり外壁60の前端部に設けられている。挿入部66は、スリットを介してスタビライザ64の後側に設けられている。
挿入部66は、外壁60から屈曲して延びて、図3に示すように、開口部32に嵌められている。挿入部66は外壁60から略直角に折り曲げられて、本体部11が構成される過程で開口部32における挿入受け部34に嵌まり込む。挿入部66は、挿入受け部34に対応した形状であり、図2に示す展開状態においてL字状をなす。挿入部66には、第2突片67が設けられている。第2突片67は、前側凹部35に対応して形成されている。第2突片67の構成については、後に説明する。
スタビライザ64は、図1に示すように、外壁60に突出して設けられている。スタビライザ64は、図示しないハウジングに設けられた案内溝に嵌って端子金具10の姿勢を安定させる部位である。スタビライザ64は、斜めに立ち上がる形態で曲げられて、開口部32側に屈曲されている。スタビライザ64は、屈曲された部分が第1側壁30と面一状をなしている。スタビライザ64は、開口部32側に屈曲されて、図3に示すように、下部が開口部32に挿入部66と並んで嵌まる。スタビライザ64において開口部32に嵌まる部分は、スタビライザ受け部33に対応した形状であり、前側凹部35に対応して形成されたフック部65を有する。フック部65は、開口部32の前縁部32Bに対して本体部11の開き方向で噛み合う部分である。このフック部65は、周端面が全周に亘って前側凹部35の内周面と対向する。
図1に示すように、外壁60の前部領域62の後側部分には、図示しないハウジングに設けられたランスと係止するための係止突部68が形成されている。この係止突部68は、前部領域62の前後方向における中央部を折り曲げ縁として外方へ向けて折り曲げられて形成されている。係止突部68の後縁はほぼ鉛直面をなす。
外壁60の後部領域63は、図1及び図2に示すように、第2側壁40の上端部に接続されている。本体部11を構成する際には、後部領域63は、第2側壁40との接続部位を折り曲げ縁として第1側壁30へ向けて略直角に折り曲げられる。後部領域63において第1側壁30側の端部には中央保持片69が延出して形成されている。中央保持片69は本体部11を構成する過程で、第1側壁30と面一となるように折り曲げられ、保持凹部39に嵌まる。
次に、対向部70、第1突片37、及び第2突片67の構成について説明する。図1及び図3に示すように、対向部70は、第1側壁30側の第1端部31と外壁60側の第2端部61が近接して、前後方向に沿って延びている部分である。2つの端部31,61における第1端部31側には、第1突片37が設けられている。2つの端部31,61における第2端部61側には、挿入部66から突出した第2突片67が設けられている。
図3に示すように、第1突片37は、前後に長い長方形状であり、開口部32における後縁部32Cの一部が前方に向けて突出した形態で設けられている。第2突片67は、前後に長い長方形状であり、挿入部66の一部が後方に向けて突出した形態で設けられている。第2突片67は、挿入部66が開口部32に嵌められた状態で、挿入部66において開口部32の後縁部32Cと対向する側に設けられている。第1突片37と第2突片67は、第1側壁30の立ち上がり方向(図3の上下方向)に並んで配置されている。第1突片37の下端面と第2突片67の上端面は互いに対向する。
第2突片67は、第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する構成である。第2突片67は、常時においては第1突片37との間に隙間を有し、本体部11に外力が作用して変形した時に第1突片37に当接する構成である。本体部11の開き方向は、端部31,61が離れる方向であり、例えば、挿入部66が開口部32から上方かつ外方に変位する方向である。
図4に示すように、第1突片37と第2突片67のいずれもが、本体部11内に向けて屈曲している。第1突片37と第2突片67は、2つの端部31,61が対向する側(図3の上側または下側)から見てX軸字状に交差している。つまり、第1突片37と第2突片67は、第1突片37と第2突片67が交差する部位よりも先端側に突出する部分を有する。
詳細には、第1突片37は、第1側壁30の立ち上がり方向(図3の上下方向)に延びた折り曲げ縁で折り曲げられている。第1突片37は、第1側壁30における第1突片37以外の部分に対して約45°の角度で折り曲げられる。図5に示すように、第1突片37の突出端から折り曲げ縁までの寸法L1は、第1側壁30の板厚T1よりも大きい。第1突片37の突出端は、第1側壁30における第1突片37以外の部分の内側の面よりも本体部11の内側に位置している。同様にして、第2突片67は、挿入部66の延出方向(図3の上下方向)に延びた折り曲げ縁で折り曲げられている。第2突片67は、挿入部66における第2突片67以外の部分に対して約45°の角度で折り曲げられる。第2突片67の突出端から折り曲げ縁までの寸法L2は、挿入部66の板厚T2よりも大きい。なお、挿入部66の板厚T2は第1側壁30の板厚T1と同等である。第2突片67の突出端は、挿入部66における第2突片67以外の部分の内側の面よりも本体部11の内側に位置している。第1側壁30における板厚方向において、第2突片67が第1突片37に対して重なる幅T3は、第1側壁30の板厚T1よりも大きい。第2突片67が第1突片37から離れる方向(図5の下側)に変位する場合において、第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する位置関係を保ったまま第2突片67が変位する変位量T4は、第1側壁30の板厚T1よりも大きい。
次に、端子金具10の製造方法及び作用について説明する。端子金具10の製造方法は、金属板Bを折り曲げ加工して本体部11を形成した後に、第1突片37と第2突片67を外側から叩いて内側に屈曲させる。なお、図4に示すように、内壁50の幅方向中心は、第1突片37及び第2突片67の内側において、本体部11の幅方向中心よりも第1突片37及び第2突片67から離れる方向にズレている。このため、第1突片37の突出端、第2突片67の突出端と、内壁50とが干渉しにくくなっている。
本体部11の第1側壁30に側方から外力が作用すると、本体部11が変形して、第2突片67が第1突片37から離れる方向に変位することがある。例えば、第1側壁30に斜め前側から外力が作用すると、外壁60が第1側壁30からめくれ上がるように変形し、第2突片が図4の下側に向けて変位することがある。仮に、本実施形態と異なり第1突片と第2突片がともに屈曲しておらず第1側壁の板厚T1分だけ当たり合う構成であるとすると、第2突片が第1突片から離れる方向に第1側壁の板厚T1分変位したときに、第2突片が第1突片に対して本体部の開き方向に当たらなくなり、本体部が開き変形する。一方、本実施形態では、第1突片37と第2突片67がともに本体部11内に向けて屈曲しているから、第2突片67が第1突片37から離れる方向に第1側壁30の板厚T1分変位したとしても、第2突片67が第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する位置関係となる。このため、第2突片67が第1突片37に当接することで、本体部11の開き変形を抑制できる。
第1突片37と第2突片67のいずれもが本体部11内に向けて屈曲している構成では、例えば、第1突片37と第2突片67の一方のみが屈曲する構成に比して、第2突片67が第1突片37に当接する当たり代を大きくすることができる。また、第2突片67が本体部11内に向けて屈曲している構成では、例えば、第1突片37のみが屈曲する構成に比して、第2突片67が変位した場合に本体部11の開き方向に当接する位置関係を保ったまま変位する変位量が大きくなる。さらに、第1突片37と第2突片67が2つの端部31,61が対向する側から見てX字状に交差している構成では、第1突片37と第2突片67が交差する部位よりも先端側に突出する部分の突出量に応じて、第2突片67が変位した場合に本体部11の開き方向に当接する位置関係を保ったまま変位する変位量が大きくなる。これらの結果、本体部11の開き変形を効果的に抑制できる。
ところで、本実施形態では、開口部32が挿入受け部34とスタビライザ受け部33を有する構成上、開口部32の開口面積が大きくなり、第1側壁30が弱体化することが懸念される。本実施形態では、第1突片37と第2突片67が本体部11内に向けて屈曲しているから、本体部11の第1側壁30に側方から外力が作用して第1側壁30が内側に向けて変形した場合であっても、第2突片67が第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する位置関係を確保し易い。
さらに、開口部32の後縁部32C側においては第2突片67が第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接し、開口部32の前縁部32B側においてはフック部65が本体部11の開き方向で噛み合う。このため、本体部11の開き変形をより一層抑制できる。
以上のように本実施形態では、第1突片37と第2突片67とが相対的に第1側壁30の板厚T1分離れる方向に変位したとしても、依然として第2突片67が第1突片37に対して本体部11の開き方向に当接する位置関係となる。このため、本体部11の第1側壁30に側方から外力が作用した場合であっても第2突片67が第1突片37に当接することによって、本体部11の開き変形を抑制できる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態の場合、第1突片が挿入部の板厚方向から見て、挿入部に重ならない状態で配置されていたが、他の実施形態としては、図6に示すように、第1突片137は、挿入部66の板厚方向から見て、挿入部66に重なる状態で配置されても良い。
上記実施形態の場合、第2突片が常時においては第1突片との間に隙間を有し、本体部に外力が作用して変形した時に第1突片に当接する構成であったが、第2突片は、常時において第1突片に当接する構成であってもよい。
上記実施形態の場合、第1突片と第2突片のいずれもが、本体部内に向けて屈曲していたが、第1突片と第2突片のいずれか一方のみが本体部内に向けて屈曲していてもよい。
上記実施形態の場合、第1突片と第2突片は、2つの端部が対向する側から見てX字状に交差していたが、これに限られない。例えば、第1突片と第2突片は、両突片の先端が重なって、2つの端部が対向する側から見てV字状に配置されてもよい。また、第1突片と第2突片の一方の先端が他方の突片に重なって、2つの端部が対向する側から見てT字状に配置される構成であってもよい。
上記実施形態の場合、スタビライザが開口部に挿入部と並んで嵌まる構成であったが、開口部には挿入部のみが嵌まってもよい。
上記実施形態以外にも、第1突片が後方に向けて突出した片状をなし、第2突片が前方に向けて突出した片状をなしていてもよい。
上記実施形態以外にも、第1突片と第2突片をそれぞれ曲げ加工した後に、金属板を折り曲げ加工して本体部を形成してもよい。
上記実施形態の場合、対向部において第1端部と第2端部が近接していたが、他の実施形態としては、対向部において第1端部と第2端部は接触していてもよい。
10…端子金具
11…本体部
12…ワイヤバレル
13…インシュレーションバレル
20…底壁
30…第1側壁(一側壁)
31…端部(一方の端部)
32…開口部
32A…下縁部
32B…前縁部(軸方向他端側の縁部)
32C…後縁部(軸方向一端側の縁部)
33…スタビライザ受け部
34…挿入受け部
35…前側凹部
36…後側凹部
37…第1突片
38A…前側保持片
38B…後側保持片
39…保持凹部
40…第2側壁
41,42…窓孔
50…内壁
51,52…支持片
55…舌片
60…外壁(一側壁に交差する壁)
61…端部(他方の端部)
62…前部領域
63…後部領域
64…スタビライザ
65…フック部
66…挿入部
67…第2突片
68…係止突部
69…中央保持片
70…対向部
137…第1突片
B…金属板
W…電線

Claims (4)

  1. 金属板の曲げによって筒状をなす本体部と、
    前記本体部の周方向の両端において対向する2つの端部と、
    前記2つの端部のうち一方の端部側に設けられた第1突片と、
    前記2つの端部のうち他方の端部側に設けられた第2突片と、を備え、
    前記第2突片は、前記第1突片に対して前記本体部の開き方向に当接する構成であり、
    前記第1突片と前記第2突片の少なくとも一方が、前記本体部内に向けて屈曲している端子金具。
  2. 前記第1突片と前記第2突片のいずれもが、前記本体部内に向けて屈曲している請求項1に記載の端子金具。
  3. 前記第1突片と前記第2突片は、前記2つの端部が対向する側から見てX字状に交差している請求項1または請求項2に記載の端子金具。
  4. 前記本体部は、軸方向に延びる角筒状をなし、
    前記本体部の一側壁には、開口部が設けられ、
    前記開口部には、前記一側壁に交差する壁から屈曲して延びる挿入部が嵌められ、
    前記第1突片は、前記開口部の軸方向一端側の縁部に設けられ、
    前記第2突片は、前記挿入部において前記開口部の前記縁部と対向する側に設けられ、
    前記一側壁に交差する壁には、姿勢安定用のスタビライザが突出して設けられ、
    前記スタビライザは、前記開口部側に屈曲されて、前記開口部に前記挿入部と並んで嵌まり、前記開口部の軸方向他端側の縁部に対して前記本体部の開き方向で噛み合う部分を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子金具。
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