JP2021156106A - 水洗大便器 - Google Patents

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【課題】リム導水路内における洗浄水による空気の巻き込みを抑制できる水洗大便器を提供すること。【解決手段】本発明は、洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、前記便器本体は、汚物を受けるボウル部と、前記便器本体内に設けられた主導水路と、前記便器本体内に設けられ、前記主導水路内に給水される洗浄水を前記ボウル部へ向けて吐水口から吐水させるリム導水路と、を備え、前記リム導水路の上流側において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、上下方向よりも左右方向が長い形状を有していることを特徴とする水洗大便器である。【選択図】図1

Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、便器本体のボウル部にリム導水路から洗浄水を吐水する水洗大便器に関する。
従来より、便器本体のボウル部にリム導水路から洗浄水を吐水する水洗大便器が知られている。このような水洗大便器では、リム導水路からボウル部内に吐水される洗浄水が、旋回流となってボウル部内を洗浄する。
例えば、特許文献1に示されているように、洗浄水は先ず、貯水タンクなどの給水源から当該貯水タンクの下方に形成された主導水路へ供給される。そして、主導水路に供給された洗浄水が、リム部に沿って形成されたリム導水路へ流れ込み、当該リム導水路を通過して、ボウル部内へ向けて開口されたリム吐水口から吐水される。
特開2018−112005号公報
本件発明者によって得られた知見によれば、貯水タンクから主導水路へと洗浄水が供給される際、更には、主導水路からリム導水路へと洗浄水が流れ込む際、洗浄水の流れに乱れが生じて、空気の巻き込みが発生してしまうことがある。
特に、近年においては、水洗大便器の節水化が進んでおり、効果的に洗浄を行なうべく、より少ない量の洗浄水を勢いよく流す必要がある。これにより、洗浄水は、より高いエネルギーで衝突してしまうため、より圧力の高い状態の空気を巻き込んでしまうことがある。このような空気を巻き込んだ洗浄水が吐水口から吐水される際、空気の圧力が解放されて(空気が破裂して)、洗浄水を飛散させてしまうことがある。
本発明の目的は、リム導水路内における洗浄水による空気の巻き込みを抑制できる水洗大便器を提供することである。
本発明は、洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、前記便器本体は、汚物を受けるボウル部と、前記便器本体内に設けられた主導水路と、前記便器本体内に設けられ、前記主導水路内に給水される洗浄水を前記ボウル部へ向けて吐水口から吐水させるリム導水路と、を備え、前記リム導水路の上流側において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、上下方向よりも左右方向が長い形状を有していることを特徴とする水洗大便器である。
本発明によれば、リム導水路の上流側において、リム導水路の流路方向に垂直な断面が、上下方向よりも左右方向が長い形状を有していることにより、リム導水路の上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができ、空気の巻き込みを抑制できる。これにより、洗浄水が吐水される際、空気が破裂して洗浄水を飛散させることが抑制される。
本発明において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、前記リム導水路の上流端から下流端まで、断面積が一定であることが好ましい。
これによれば、リム導水路内での洗浄水の圧力損失(水勢損失)を抑制することができる。
また、前記リム導水路の外周側を規定する外周面の平面視での曲率半径の最小値は、前記リム導水路の内周側を規定する内周面の平面視での曲率半径の最小値より、小さいことが好ましい。
これによれば、リム導水路を経て吐水口から吐水される洗浄水を、前方側に向けてより直線的に吐水させることができる。
また、前記吐水口において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有していることが好ましい。
これによれば、吐水口から吐水される洗浄水が、上下方向に長い帯状となって、ボウル部の全体を覆うように効果的に流れることができ、ボウル部の洗浄性が高い。
また、前記吐水口側の所定距離の領域において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い一定の断面形状を有していることが好ましい。
これによれば、吐水口から吐水される洗浄水が、より滑らかに安定的にボウル部全体を覆うように流れることができる。
また、前記吐水口は、左右方向の一方側に設けられた第1吐水口と、左右方向の他方側に設けられた第2吐水口と、を有しており、前記リム導水路は、前記主導水路の下流端の左右方向の一方側から前記第1吐水口まで延びる第1リム導水路と、前記主導水路の下流端の左右方向の他方側から前記第2吐水口まで延びる第2リム導水路と、を有していることが好ましい。
2つの吐水口を有することでボウル部の洗浄性が高い一方、2つのリム導水路に洗浄水を分岐させることで空気の巻き込みは発生しやすいと言える所、本発明の主たる特徴によって、リム導水路の上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができるため、空気の巻き込みを十分に抑制できる。
本発明によれば、リム導水路の上流側において、リム導水路の流路方向に垂直な断面が、上下方向よりも左右方向が長い形状を有していることにより、リム導水路の上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができ、空気の巻き込みを抑制できる。これにより、洗浄水が吐水される際、空気が破裂して洗浄水を飛散させることが抑制される。
本発明の一実施形態による水洗大便器を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である(但し、貯水タンク4は図示省略)。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図1のVII−VII線断面図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。
(全体構成)
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による水洗大便器について説明する。図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器を示す平面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である(但し、貯水タンク4は図示省略)。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態による水洗大便器1は、洗い落し式水洗大便器であり、陶器等からなる便器本体2を備える。便器本体2の後方側の上方には、洗浄水源である貯水タンク4が設置されている。貯水タンク4は、上水道等の給水源(図示せず)に接続されている。
以下の説明において、便器本体2を前方から見た時の右側を「右側」とし、便器本体2を前方から見た時の左側を「左側」としている。
貯水タンク4に設けられた操作レバー(図示せず)を操作することにより、洗浄操作が開始されるようになっている。具体的には、操作レバーの操作によって貯水タンク4の排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量が、便器本体2の後方側に設けられた供給口2a(給水開口)に供給されるようになっている。
ここで、所定の洗浄水量は、3.8〜6.0リットル程度であり、従来の一般的な洗い落し式水洗大便器の洗浄水量(例えば、13リットル程度)より少ない。
なお、貯水タンク4に代えて、規定の洗浄水量を供給できるフラッシュバルブ等の他の給水装置が利用されてもよい。
便器本体2の前方上部には、ボウル部8が形成されている。ボウル部8は、ボウル形状に形成されている汚物受け面16と、その上縁部に形成されて汚物受け面16に洗浄水を吐水するリム部18と、を有している。
本実施形態のリム部18は、ボウル部8の上縁部の略全周に形成されていて、内側にオーバーハングしている。また、リム通水路底面25が、ボウル部8の略全周に亘って、内方に向って略平坦な棚状に略水平に形成されている。このような構成により、リム通水路底面25上を流れる洗浄水が、ボウル部8の上部を一周するような流れを形成することができ、ボウル部8内の各領域にバランス良く洗浄水を導くことができるようになっている。
便器本体2の内部には、当該便器本体2の後方側に設けられた供給口2aから導入される洗浄水を、リム通水路底面25上を介してボウル部8内に導くための導水路20が設けられている。
導水路20は、主導水路21と、第1リム導水路23aと、第1吐水口24aと、第2リム導水路23bと、第2吐水口24bと、を有している。
図1に示すように、主導水路21は、貯水タンク4の下方から便器前方へ向けて形成されている。主導水路21は、下流端において、第1リム導水路23aと第2リム導水路23bとに分岐されている。これにより、主導水路21に供給された洗浄水は、第1リム導水路23aと第2リム導水路23bとに流入するようになっている。
第1リム導水路23aは、ボウル部8の後方から左方へ向けてリム部18に沿って形成されている。第1リム導水路23aの下流側の端部(例えばリム部18の左方の中央付近)に、第1吐水口24aが形成されている。
これにより、主導水路21から第1リム導水路23aへ流入された洗浄水は、平面視で反時計回りに流れ、その後、第1吐水口24aからリム通水路底面25上を流れてボウル部8の汚物受け面16へ吐水されるようになっている。
第2リム導水路23bは、ボウル部8の後方に形成され、洗浄水の流れ方向を屈曲させる屈曲部位を有している。第2リム導水路23bの下流側の端部(例えばリム部18の右後方)に、第2吐水口24bが形成されている。
これにより、主導水路21から第2リム導水路23bへ流入された洗浄水は、平面視で時計回りに流れ、屈曲部位で流れ方向が屈曲(反転)されて反時計回りに流れ、その後、第2吐水口24bからリム通水路底面25上を流れてボウル部8の汚物受け面16へ吐水されるようになっている。
このように、本実施形態に係る洗い落し式水洗大便器1は、リム部18に設けられた第1、第2吐水口24a、24bから洗浄水を吐水し、ボウル部8の汚物受け面16において旋回流を生じさせることで、ボウル部8の洗浄を行うようになっている。
ボウル部8の下方には、溜水部12(ボウル部の下方部)が形成され、所定量の溜水が貯留されている。初期水位の溜水面が、W0で示されている。溜水部12の下端に、排水トラップ管路14の一端側が連続しているまたは接続されている。溜水が、封水として機能して、排水トラップ管路14からの臭気等がボウル部8側へ逆流することを防止している。
(リム導水路の詳細)
本発明の特徴は、リム導水路の断面形状にある。本実施形態においても、第1リム導水路23a及び第2リム導水路23bの断面形状に、以下のような特徴がある。
第1リム導水路23aの断面形状に関して、図3は、図1のIII−III線断面図であり、図4は、図1のIV−IV線断面図であり、図5は、図1のV−V線断面図である。
図3に示すように、第1リム導水路23aの上流側において、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、上下方向よりも左右方向が長い形状(扁平な形状)を有している。
一方、図5に示すように、第1リム導水路23aの下流側において、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有している。
第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、V−V線断面より下流側の領域(第1吐水口24a側の所定距離の領域)において、図5に示す断面形状で一定となっている。すなわち、第1吐水口24aにおいても、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、図5に示す断面形状と同一となっている。
そして、図3に示す断面形状(III−III線断面形状)から図5に示す断面形状(V−V線断面形状)まで、左右方向の長さ(幅)は滑らかに減少し、且つ、上下方向の長さ(高さ)は滑らかに増大している。ここで、本実施形態においては、断面形状は滑らかに変化するものの、断面積については一定に維持されている。断面形状の変化の途中の状態が、図4に示されている。
図3乃至図5に関して、上下方向の長さ(高さ)をL1とし、左右方向の長さ(幅)をL2とする時、図3の断面(第1リム導水路23aの上流端)においては、L1:L2=1:1.4〜2.0程度が好ましく、図4の断面(第1リム導水路23aの途中)においては、L1:L2=1:0.8〜1.2程度が好ましく、図5の断面(第1吐水口24a)においては、L1:L2=1.4〜2.0:1程度が好ましい。
なお、上下方向については、幅方向ほど滑らかに変化している必要はなく、例えば段差が設けられていてもよい。
また、図3乃至図5に示すように、第1リム導水路23aについては、その底面の高さが、上流端から下流端まで一定となっている。
もっとも、第1リム導水路23aの底面の高さは、上流端から下流端まで一定でなくてもよい。
次に、第2リム導水路23bの断面形状に関して、図6は、図2のVI−VI線断面図であり、図7は、図2のVII−VII線断面図であり、図8は、図2のVIII−VIII線断面図である。
図6に示すように、第2リム導水路23bの上流側においても、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、上下方向よりも左右方向が長い形状(扁平な形状)を有している。(但し、少なくとも一方の導水路(第1リム導水路23aまたは第2リム導水路23b)が扁平形状であれば、本発明の範囲に含まれる。)
一方、図8に示すように、第2リム導水路23bの下流側において、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有している。
第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、VIII−VIII線断面より下流側の領域(第2吐水口24b側の所定距離の領域)において、図8に示す断面形状で一定となっている。すなわち、第2吐水口24bにおいても、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、図8に示す断面形状と同一となっている。
そして、図6に示す断面形状(VI−VI線断面形状)から図8に示す断面形状(VIII−VIII線断面形状)まで、左右方向の長さ(幅)は滑らかに減少し、且つ、上下方向の長さ(高さ)は滑らかに増大している。ここで、本実施形態においては、断面形状は滑らかに変化するものの、断面積については一定に維持されている。断面形状の変化の途中の状態が、図7に示されている。
図6乃至図8に関しても、上下方向の長さ(高さ)をL1とし、左右方向の長さ(幅)をL2とする時、図6の断面(第2リム導水路23bの上流端)においては、L1:L2=1:1.4〜2.0程度が好ましく、図7の断面(第2リム導水路23bの途中)においては、L1:L2=1:0.8〜1.2程度が好ましく、図8の断面(第2吐水口24bと同じ)においては、L1:L2=1.4〜2.0:1程度が好ましい。
また、図6乃至図8に示すように、第2リム導水路23bについては、その底面の高さが、VI−VI線断面からVII−VII線断面に向かう途中で滑らかに(段差無しで)高くなっており、その後、下流端まで一定となっている。
(作用)
次に、本実施形態による水洗大便器の作用(動作)を説明する。
便器洗浄のため洗浄操作パネル(図示せず)の操作ボタン(図示せず)が操作されると、貯水タンク4に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から所定の洗浄水量(例えば、3.8リットル)が便器本体2の後方側の供給口2aから便器本体2内の導水路20へと供給される。
そして、導水路20へ給水された洗浄水は、主導水路21を経て第1リム導水路23aと第2リム導水路23bとに分岐される。
第1リム導水路23aを経て第1吐水口24aから吐水される洗浄水は、リム通水路底面25上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面25から汚物受け面16に下降して、ボウル部8を洗浄する。
第2リム導水路23bを経て第2吐水口24bから吐水される洗浄水も、リム通水路底面25上を流れてボウル部8の上部を旋回し、旋回しながらリム通水路底面25から汚物受け面16に下降して、ボウル部8を洗浄する。
ボウル部8を洗浄しながら下降した洗浄水は、汚物とともに排水トラップ管路14から排出される。
ここで、本実施形態の水洗大便器1によれば、第1リム導水路23aの上流側において、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面が、上下方向よりも左右方向が長い形状(扁平な形状)を有しているため、第1リム導水路23aの上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができ、第1リム導水路23aの上流側における空気の巻き込みを抑制できる。これにより、洗浄水が第1吐水口24aから吐水される際、空気が破裂して洗浄水を飛散させることが抑制される。
同様に、本実施形態の水洗大便器1によれば、第2リム導水路23bの上流側において、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面が、上下方向よりも左右方向が長い形状(扁平な形状)を有しているため、第2リム導水路23bの上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができ、第2リム導水路23bの上流側における空気の巻き込みを抑制できる。これにより、洗浄水が第2吐水口24bから吐水される際、空気が破裂して洗浄水を飛散させることが抑制される。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、第1リム導水路23aの上流端から下流端まで、断面積が一定となっている。これにより、第1リム導水路23a内での洗浄水の圧力損失(水勢損失)を抑制することができ、高い洗浄効果を実現できる。
同様に、本実施形態の水洗大便器1によれば、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、第2リム導水路23bの上流端から下流端まで、断面積が一定となっている。これにより、第2リム導水路23b内での洗浄水の圧力損失(水勢損失)を抑制することができ、高い洗浄効果を実現できる。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、第1吐水口24aにおいて、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有している。これにより、第1吐水口24aから吐水される洗浄水が、上下方向に長い帯状となって流れる。換言すると、第1吐水口24aから吐水される洗浄水に高さがあることで、上方の洗浄水がボウル部8を覆うように流れる。そのため、ボウル部8の全体を覆うように効果的に流れることができ、ボウル部8の洗浄性が高い。
同様に、本実施形態の水洗大便器1によれば、第2吐水口24bにおいて、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有している。これにより、第2吐水口24bから吐水される洗浄水が、上下方向に長い帯状となって流れる。換言すると、第1吐水口24aから吐水される洗浄水に高さがあることで、上方の洗浄水がボウル部8を覆うように流れる。そのため、ボウル部8の全体を覆うように効果的に流れることができ、ボウル部8の洗浄性が高い。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、第1吐水口24a側の所定距離の領域において、第1リム導水路23aの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い一定の断面形状を有している。これにより、第1吐水口24aから吐水される洗浄水が、より滑らかに安定的にボウル部8の全体を覆うように流れることができる。
同様に、本実施形態の水洗大便器1によれば、第2吐水口24b側の所定距離の領域において、第2リム導水路23bの流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い一定の断面形状を有している。これにより、第2吐水口24bから吐水される洗浄水が、より滑らかに安定的にボウル部8の全体を覆うように流れることができる。
なお、本実施形態の水洗大便器1は、吐水口として、左右方向の一方側に設けられた第1吐水口24aと、左右方向の他方側に設けられた第2吐水口24bと、を有しており、リム導水路として、主導水路21の下流端の左右方向の一方側から第1吐水口24aまで延びる第1リム導水路23aと、主導水路21の下流端の左右方向の他方側から第2吐水口24bまで延びる第2リム導水路23bと、を有している。これにより、2つの吐水口24a、24bを有するためボウル部8の洗浄性が高いと言える一方、2つのリム導水路23a、23bに洗浄水を分岐させるため空気の巻き込みは発生しやすいと言える所、前記した本実施形態の各特徴によって、リム導水路23a、23bの上流側において水位上昇に伴う空気の追い出しを早めることができるため、空気の巻き込みを十分に抑制できる。
1 水洗大便器(洗い落し式水洗大便器)
2 便器本体
2a 供給口
4 貯水タンク
8 ボウル部
12 溜水部
14 排水トラップ管路
16 汚物受け面
18 リム部
20 導水路
21 主導水路
23a 第1リム導水路
23b 第2リム導水路
24a 第1吐水部
24b 第2吐水部
25 リム通水路底面

Claims (5)

  1. 洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器であって、
    前記便器本体は、
    汚物を受けるボウル部と、
    前記便器本体内に設けられた主導水路と、
    前記便器本体内に設けられ、前記主導水路内に給水される洗浄水を前記ボウル部へ向けて吐水口から吐水させるリム導水路と、
    を備え、
    前記リム導水路の上流側において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、上下方向よりも左右方向が長い形状を有している
    ことを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、前記リム導水路の上流端から下流端まで、断面積が一定である
    ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記吐水口において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い形状を有している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗大便器。
  4. 前記吐水口側の所定距離の領域において、前記リム導水路の流路方向に垂直な断面は、左右方向よりも上下方向が長い一定の断面形状を有している
    ことを特徴とする請求項3に記載の水洗大便器。
  5. 前記吐水口は、
    左右方向の一方側に設けられた第1吐水口と、
    左右方向の他方側に設けられた第2吐水口と、
    を有しており、
    前記リム導水路は、
    前記主導水路の下流端の左右方向の一方側から前記第1吐水口まで延びる第1リム導水路と、
    前記主導水路の下流端の左右方向の他方側から前記第2吐水口まで延びる第2リム導水路と、
    を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水洗大便器。
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