JP2021154955A - 運転状況確認端末装置及び運転状況確認システム - Google Patents

運転状況確認端末装置及び運転状況確認システム Download PDF

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Abstract

【課題】より簡便に運転状況確認を行うことができる運転状況確認端末装置及び運転状況確認システムを提供する。【解決手段】本発明の運転状況確認端末装置1は、乗物M用アクセサリーに取り付けるものであって、加速度センサと、ジャイロセンサと、通信装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ及び通信装置に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置、制御回路装置に電力を供給する電池と、電池、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置及び制御回路装置を収容し、かつ、乗物用アクセサリーに固定するための筐体と、を有するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、運転状況確認端末装置及び運転状況確認システムに関する。
自転車等の移動体は、日常の生活において欠かすことのできない重要なものとなっている。特に自転車は、自動車等の運転免許を有していない未成年者にとって極めて重要な移動手段である。
一方で、移動体の運転においては、他の移動体を含めた移動体同士、移動体と歩行者との間の接触・衝突事故が少なからず発生する。特に近年では、たとえ自転車であっても、歩行者との接触により当該歩行者に損害を与えた場合、高額の慰謝料等を請求されてしまうといった事例が発生している。
これに対し、移動体が関係する事故を防ぐことを目的として、一般には安全講習が行われる。安全講習では、移動体を運転する者が気を付けるべき法律的事項はもちろん、事故を起こさないようにするための様々な情報を提供し指導する。
ところで、安全講習は受講者にとって安全の意識を高めるうえで有用なものである一方、時間の経過とともにその意識は低下せざるを得ないといった課題がある。そのため、常に安全に気を付けるためには更なる技術提案が必要である。
これに対し、例えば下記特許文献1には、自転車において安全運転を監視しようとする装置が提案されている。
特開2010−211427号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、カメラ等を用い画像処理等の複雑な処理を行う必要があり、高価で複雑な装置が必要となるといった課題がある。また、カメラ等の装置を取り付けることで盗難のおそれや、取り外すとしても非常に手間がかかり実現するにはまだ解決しなければならない課題が多い。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、より簡便に運転状況確認を行うことができる運転状況確認端末装置及び運転状況確認システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一観点に係る運転状況確認端末装置は、乗物用アクセサリーに取り付けるものであって、加速度センサと、ジャイロセンサと、通信装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ及び通信装置に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置、制御回路装置に電力を供給する電池と、電池、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置及び制御回路装置を収容し、かつ、乗物用アクセサリーに固定するための筐体と、を有するものである。
また、本観点において、乗物用アクセサリーは自転車用の鍵又はライトであることが好ましい。
また、本観点において、乗物の運転時における衝撃を緩和する衝撃緩和材を備えることが好ましい。
また、本観点において、電源のオンオフを制御するスイッチを備えることが好ましい。
また、本観点において、位置情報を取得するGPSセンサを備えることが好ましい。
また、本観点において、BLEセンサを備えることが好ましい。
また、本発明の他の一観点に係る運転状況確認システムは、乗物用アクセサリーに取り付ける運転状況確認端末装置と、前記運転状況確認端末装置からの信号を処理する情報処理装置と、を備えるものであって、運転情報確認端末装置は、加速度センサと、ジャイロセンサと、通信装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ及び通信装置に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置と、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置、制御回路装置に電力を供給する電池と、電池、加速度センサ、ジャイロセンサ、通信装置及び制御回路装置を収容し、かつ、乗物用アクセサリーに固定するための筐体と、を有するものである。
以上、本発明によって、より簡便に運転状況確認を行うことができる運転状況確認端末装置及び運転状況確認システムを提供することができる。
実施形態に係る運転状況確認システムSの概略を示す図である。 実施形態に係る運転状況確認装置1の機能ブロックを示す図である。 実施形態に係る運転状況確認装置1の外観のイメージを示す図である。 実施形態に係る運転状況確認装置1のスイッチのオンオフ状態のイメージを示す図である。 実施形態に係る運転状況確認装置1の配置の具体的な例を示す図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理のイメージ図である。 実施形態に係る本運転状況確認装置1による運転状況に関するソフトウェア処理の結果表示画面に表示される画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、また以下に示す実施形態、実施例において記載される具体的な例示についても適宜変更及び調整が可能であり、これらに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る運転状況確認システム(以下、「本システム」という。)Sの概略図である。本図で示すように、本システムSは、乗物Mの乗物用アクセサリーに取り付ける運転状況確認端末装置1と、運転状況確認端末装置1からの信号を処理する情報処理装置2と、を備えるものである。
また、図2に、本運転状況確認装置1の機能ブロック図を示し、図3に、本運転状況確認装置1の外観のイメージ図を示す。これらの図で示すように、本システムSにおいて、運転情報確認端末装置1は、加速度センサ11と、ジャイロセンサ12と、通信装置13と、加速度センサ11、ジャイロセンサ12及び通信装置13に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置14と、加速度センサ11、ジャイロセンサ11、通信装置13、制御回路装置14に電力を供給する電池15と、電池15、加速度センサ11、ジャイロセンサ12、通信装置13及び制御回路装置14を収容し、かつ、乗物用アクセサリーに固定するための筐体19と、を有するものである。
また、本システムSにおいて、運転情報確認端末装置1は、上記の通り通信装置13を備えており、この通信装置13を介してインターネット等の電気通信回線ネットワーク(以下単に「ネットワーク」という。)Nに接続されている。このネットワーク接続のイメージは本図で示すとおりである。運転情報確認端末装置1は、乗物用アクセサリーに取り付けるものであって、乗物の移動とともに必要な信号をネットワークN側に出力する。
本システムSにおいて、乗物とは、システムの利用者がある地点から別の所望の地点まで移動するために用いる乗物をいうが、自転車、原動機付自転車、自動二輪等の二輪車やセグウェイ(登録商標)等のパーソナルモビリティであれば、その乗物の急ブレーキや転倒等の検出を有効に行うことができる観点から好ましいものとなる。特に、自転車は、自動車等乗物の運転免許を有していない未成年者にとって極めて重要な移動手段であるものの、安全に運転する技量がまだ十分ではない点において本システムSがより有効に機能する。
また、本システムSにおいて、情報処理装置2についても上記ネットワークNに接続されており、運転情報確認端末装置1からの信号を受け取り、所定の処理を行う。具体的には、運転情報確認端末装置1の運転状況に関する情報を運転状況データとして記録し、ネットワークに接続する使用者端末Uに対して必要なデータを出力する。
本システムSにおいて、情報処理装置2とは、いわゆるコンピュータであって、所定のデータの入力を受け、このデータに対して所定の処理を施したのち、別のデータを出力することができるものである。すなわち情報処理装置2の構成は、上記の機能を有する限りにおいて限定されるわけではないが、例えば一般的なコンピュータの構成要素である中央演算装置(CPU)、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体、メモリ等の揮発性記録媒体、これらを接続するバス、キーボードやマウス等の入力装置、モニタ等の表示装置等を含むことが好ましい。また、この情報処理装置2には、モデム等の通信装置を備えており、ネットワークNに接続可能となっている。
また上記記載の通り、ネットワークNには使用者端末Uが接続されている。使用者端末Uは、乗物を操作する者とは別の使用者における端末装置であって、例えば乗物の使用者が未成年である場合、例えばその未成年者の保護者の携帯情報端末であることが好ましい。ここで、使用者端末Uの構成としては、特に限定されるものではないが、上記情報処理装置2とほぼ同様の構成を採用することができる。ただし、現在の携帯電話等の携帯情報端末が広く普及している状況において、使用者端末Uは、上記機能を携帯電話に備えたいわゆるスマートフォンであることが典型的な例となるがこれに限定されない。
また、本システムSにおいて用いる運転状況確認端末装置(以下単に「運転状況確認装置」という。)1は、上記の通り、加速度センサ11と、ジャイロセンサ12と、通信装置13と、制御回路装置14と、電池15と、衝撃緩和材16と、スイッチ17と、位置情報取得装置18と、筐体19と、を有するものである。
この点については改めて説明するが、本運転状況確認装置1は、上記の通り乗物用アクセサリーに取り付けるものであって、乗物用のアクセサリーとしては持ち運びができるよう、乗物から離れる際取り外しやすい構成であることが好ましく、鍵やライト等を例示することができる。乗物に高機能な装置を付加している場合、盗難のおそれがある。特に自転車の場合、その装置はむき出しとなっているため盗難の危険性が高くなる。そこで、確実に忘れず持ち歩く乗物用アクセサリーに付することで肌身離さず運転状況確認装置を持ち歩くことができるようになる。そして、自転車の場合、鍵は確実に持ち歩くことになり、ライトは取り外しが容易であり、取り外して持ち歩くという形態も存在しうるので鍵やライトが好適であるといえる。なお、鍵やライト等ではなく、本運転状況確認装置1自体を乗物用のアクセサリーとして、自転車等乗物に乗る際着脱可能に取り付けられることとしてもよい。
また、本運転状況確認装置1は、乗物の動作において比較的動作の少ない安定な位置に取り付けることが好ましい。例えば自転車等の二輪車やパーソナルモビリティにおいては、ハンドル等を備えているが、ハンドルは乗物の移動方向を制御するために急旋回等を行う場合が少なくない。このような場合転倒等と誤認識してしまうおそれがあるため、できる限り安定なハンドル以外の箇所、具体的にはハンドル以外のフレーム本体、車軸等に設けることが好ましい。さらに具体的には、本運転状況確認装置1が鍵である場合、前輪又は後輪近傍の車輪カバー等に設置するものであることが好ましい。
本運転状況確認装置1における加速度センサ11は、その加速度センサ11が移動した場合に、その移動における加速度を検知することができるセンサである。加速度センサ11としては、市販されている通常の加速度センサを用いることができ、少なくとも互いに垂直な3軸方向に対して加速度を求めることができるものであることが好ましい。加速度センサ11を本運転状況確認装置1に装着することで、結果として自転車における加速度を認識することができるようになる。ただし、本運転状況確認装置1を可能な限り小型化するためには小型の加速度センサであることが好ましい。
また、本運転状況確認装置1におけるジャイロセンサ12は、ジャイロスコープとも呼ばれるものであるが、物体の角度や角速度を検出することができるセンサである。ジャイロセンサ12としては、その移動における角度や角速度を検出することができる限りにおいて限定されず、市販されている通常のジャイロセンサを用いることができる。ただし、本運転状況確認装置1を可能な限り小型化するためには小型のジャイロセンサであることが好ましい。
また、本運転状況確認装置1における通信装置13は、制御回路装置14に接続されており、上記制御回路装置14からの出力を外部に出力するために用いられる装置である。通信装置としては限定されるわけではないが、本運転状況確認装置1が簡便に持ち運び可能となるよう無線通信が可能となる通信装置であることが好ましく、具体的には無線LAN、Wifi、Bluetooth等の通信を行うことができるもの(BLE装置)であることが好ましい。これら通信装置13についても一般に市販されているものを使用することができる。ただし、本運転状況確認装置1を可能な限り小型化するためには小型の通信装置であることが好ましい。
また、本運転状況確認装置1における制御回路装置14は、上記加速度センサ11、ジャイロセンサ12、通信装置13、スイッチ17等の各要素に電気的に接続されており、これらの入力を受けて所定の計算を行い、その結果を、通信装置13を通じて外部に出力するために用いられる主要な部材である。これは上記の機能を有する小型の情報処理装置でもあるため、機能はかなり制限されるものの、上記情報処理装置2と同様の構成を採用することができる。ただし、本運転状況確認装置1を可能な限り小型化するためには小型の制御回路装置であることが好ましい。
また、本運転状況確認装置1における電池15は、上記各構成要素に対して電力を供給するために用いるものであり、電池15であれば限定されるわけではないが、可能な限り小型で大容量であることが好ましい。具体的にはリチウムイオン電池、アルカリ電池等を例示することができるがこれに限定されない。また、充電可能な二次電池であることも好ましい。ただし、本運転状況確認装置1を可能な限り小型化するためには小型の電池であることが好ましい。
スイッチ17
また、本観点において、スイッチ17は、本運転状況確認装置1の電源のオンオフを制御するものである。これにより、乗物を運転しているとき(運転時)でなく徒歩等の乗物でなく移動しているとき(降車時)に誤って乗物を運転している等の判断をしてしまうことを防止することができる。このスイッチ17としては、様々な形態が可能であるが、運転時にはスイッチ17を忘れずにオンすることを、降車時にはスイッチ17を忘れずにオフすることを確実にするために、本運転状況確認装置13が自転車等の乗物にセットされた場合、当該乗物の筐体等(自転車側)に当たるよう設計されたものであることが好ましい。このようにすることで、乗物に乗った場合確実にスイッチをオンオフすることができる。この場合におけるイメージを図4に示しておく。
また、本運転状況確認装置1における位置情報取得装置18は、当該装置の座標に関する情報を含むデータを出力することができる装置である。また位置情報取得装置18としては、位置情報データを取得することができる限りにおいて限定されず、GPS(Global Positioning System)センサを用いることができる。ただし、BLE(Bluetooth Low Energy)機器を備えることで、BLEを用いた位置情報システムを利用することができる。
位置情報取得装置18がGPSセンサである場合、GPS衛生からの信号を取得することでその位置を容易に知ることができる。一方で、BLE機器の場合は、使用者が別途保有する情報携帯端末が位置情報を有している場合この携帯情報端末とBLE通信を行うことで位置情報を間接的に取得することができ、または、道路上等に設置された固定無線局が発する信号(ビーコン)を受信することで当該信号に含まれる位置情報を取得することが可能となる。
また、本運転状況確認装置1において、乗物の運転時における衝撃を緩和する衝撃緩和材16を備えることが好ましい。これにより、自転車のように衝撃が激しく発生する装置であっても装置が破損することなく安定的に駆動可能となる。衝撃緩和材16としては、限定されるわけではないが、ゴムやバネ等の弾性体、これら弾性体及び他の部材を含んで構成されるダンパー等のショックアブソーバーであることが好ましい。
また、本運転状況確認装置1において、筐体19は、内部に空間を備え、この空間に上記各要素を収容及び固定することができるものである。筐体19としては、外部からの衝撃によって上記各要素が破損してしまうことを防止するための硬度を備えているものである限りにおいて限定されず、例えばプラスチック、金属、木材等を用いることが好ましく、軽量化や電波の透過を良くする観点からプラスチックであることがより好ましい。
ここで、図5に、本運転状況確認装置1の具体的な配置の例について示す。本図で示すように、本運転状況確認装置1は、乗物用アクセサリーの例である自転車の鍵に取り付けられる構成を示すものである。また一般に、鍵やライト等のアクセサリーは、自転車等において、その鉛直方向上側から挿入する、又は設置することが多いため、本運転状況確認装置1では、この鉛直方向下側に乗物がある場合の例を示している。
まず、筐体19では、乗物用アクセサリー、具体的には鍵に固定するための鍵収容空間を備える。鍵収容空間は、鍵の一部を収容して固定するための空間である。本運転状況確認装置1の使用者はこの空間に自身の自転車の鍵を収納することで、本運転状況確認装置1と鍵を一体のものとして扱うことができる。また一般に、鍵やライト等のアクセサリーは、自転車等において、その鉛直方向上側から挿入する、又は設置することが多いため、本運転状況確認装置1では、この鉛直方向下側に乗物がある場合の例を示している。
次に、筐体19では、鍵に近い側であって、鉛直方向下の位置(下部)に電池15を備える。電池15は上記構成要件のうち比較的衝撃に強いものであるとともに、重量のあるものである。そのため、下に配置することで全体の重心を下の位置に持ってくることが可能となる。
また、筐体19では、この電池15の着脱を可能とするための開口部を備えていることも好ましい。このようにすることで、電池を着脱可能とし、電池の電力が切れた場合、電池を変えることが可能となる。もちろん、二次電池を用いる場合は、充電用の端子を備えていることが好ましい。
また、筐体19では、衝撃緩和材16を備えており、この衝撃緩和材16の上に、上記加速度センサ11、ジャイロセンサ12、通信装置13、制御回路装置14、位置情報取得装置18を備え、これらを固定している。衝撃緩和材16より上に備えることで、下部にある自転車からの衝撃を上記各要素に伝えにくくし、破損のおそれを小さくすることができるとともに、これにより、より正確に自転車の加速度、角度、角速度等を把握すること(データ取得の誤差を小さくすること)ができるようになる。
以上、本運転状況確認システムS、本運転状況確認装置1によって、より簡便に運転状況確認を行うことができるようになる。
ところで、本運転状況確認装置1による運転状況の確認に関してソフトウェア処理を含めて説明する。以下は説明を容易かつ分かり易くする観点から乗物が自転車である場合について説明するが自転車以外の乗物についても同様に考えることが可能である。
まず、本運転状況確認装置1では、加速度センサ11により、自転車の加速度を測定する。運転時において、通常自転車は一方向に安定的に走行するが、加減速もこの方向において大きくなる。即ち、この場合進行方向に対する加減速の変化が最も大きくなる。これが進行方向として認識され、これに対して垂直な方向が横方向又は鉛直方向となる。ところで、カーブを曲がる等の旋回動作を行った場合、当該進行方向に対して垂直な方向に対する加速度が発生する場合があるが、この値の変動は少なく、再び一方向に安定的となるため、この動作については急加速急ブレーキとしては認識する必要がない。この場合のイメージを図6に示しておく。なおここでは、進行方向を加速度の変化により求める場合として説明しているが、鍵などの乗物のアクセサリーとして設置する場合で、設置の方向が予め定められるような場合は、予め加速度センサ11において進行方向の軸を定めておくこととしてもよい。このようにすることでソフトウェア処理をより簡便に行うことができるようになる。
また、本運転状況確認装置1では、加速度センサ11により加速度を求めるが、加速度を1秒、1分又は1時間等の単位時間当たりで積算することによりその単位時間当たりの速度を求めることが可能である。速度を求めることで、安全な速度以上に速度が出ていないか等のチェックを行うことが可能となる。さらに、速度を積算することで容易に走行距離を求めることが可能となる。走行距離は位置情報取得装置における位置情報の変化からも求めることができるが、位置情報取得装置を備えていない場合でも、走行距離を測定することが可能となり、特に走行距離だけを求めたい場合この積算のみで行うことができる点で有用である。
一方、急ブレーキを行った場合、進行方向に対して急激な減速が行われるため、加速度の大幅な変化が生じることになる。この場合、急ブレーキを行ったと判断するとともに、急ブレーキの回数をカウントする。他方、急加速の場合も、上記進行方向に関する加速度の大幅な変化となるため、同様に判断し、その回数をカウントする。この場合のイメージを図7に示しておく。なおこの判断および回数については、随時通信装置を介してネットワーク上の情報処理装置2に出力することが好ましい。
一方で、ハンドルをふらふらさせながら運転(ふらつき運転)する場合は、上記カーブと同様になるが、上記カーブの曲がり動作とは異なり、左右に振れた動きが大きく生ずることになる。そのため、進行方向に対して垂直な方向にプラスマイナスの加速度が大きく生じた場合、ふらつき運転であるとして判断し、その回数をカウントする。この場合のイメージを図8に示しておく。なおこの判断および回数についても、随時通信装置を介してネットワーク上の情報処理装置2に出力することが好ましい。さらに、ふらつきは自転車の傾きにも現れ、左右交互に大きく振れることとなる。この結果、ジャイロセンサ12の傾きにも現れる。この場合のイメージを図9に示しておく。これによってもふらつきを判定することができる。
また、本運転状況確認装置1では、ジャイロセンサ12により、その乗物(具体的には自転車)の角度及び角速度を検知することができる。具体的に説明すると、通常の運転時には、自転車の角度は一定であるため、一定の範囲にある場合は通常の運転であると判断することができる。また、カーブを曲がる際、自転車の車体が傾く場合があるが、これも通常の運転時と考えることができるため、一定の傾き範囲であれば通常運転と判断することができる。また、この場合において、カーブを曲がる際に発生する加速度を考慮することでより精度を高めることができる。この場合のイメージを図10に示しておく。なおこの判断および回数についても、随時通信装置を介してネットワーク上の情報処理装置2に出力することが好ましい。
一方、自転車が転倒した等の場合には、その角度は大きく変化する。より具体的には角速度も大きく変化し、その傾きがある程度維持される。そのため、角度及び角速度の変化を確認することで転倒と認識し、その回数をカウントする。この場合のイメージを図11に示しておく。なおこの判断および回数については、随時通信装置を介してネットワーク上の情報処理装置2に出力することが好ましい。
ところで、段差を乗り越える場合、通常の運転と判断することができる一方で、加速度センサ11やジャイロセンサ12に大きな変化が生じてしまうこととなり、これを急ブレーキ等にカウントしてしまうとノイズが生じる。そのため鉛直方向上下に大きな変化が生じたとしても、自転車が停止するほどの加速度でなく進行方向に対して進行していることが確認できれば、これを急ブレーキや転倒等とは判断しないことができる。
また、平坦な道から坂道になった場合、また坂道から平坦な道になった場合、通常の運転と判断することができる一方で、上記段差の場合と同様、坂道の角度によっては加速度センサ11やジャイロセンサ12に大きな変化が生じる場合がある。しかしながら、加速度センサ11及びジャイロセンサ12の値の変化がなだらかな連続的変化である場合は坂道であると判断し、これを急ブレーキや転倒等とは判断しないこととするのが好ましい。
また、自転車を駐輪場に停める場合、駐輪する際に大きく自転車を上下させたり、横にして置いたりする場合がある。そのような場合も加速度センサ11やジャイロセンサ12の値に大きな変動が生じる場合がある。このような場合は、加速度センサ11が殆ど移動していないという判断を行う状況であり、しかもその後は自転車が動かない状態となるため、加速度センサ11の判断が極めて低速である場合、延伸方向上下への加速度の大きな変化があったとしても、その後の自転車の進行方向への加速度や速度を判断して駐輪動作であったと判断し、これを急ブレーキや転倒等とは判断しないこととする。
ところで、上記のように本運転状況確認装置1では、スイッチ17を備えることで、オンオフを確実に行い、オフの時には判断する必要がなくなる。しかしながら、スイッチをオフにする前に持ち歩いてしまった場合、その持ち運びによる急加速や回転角度の変更が少なくないため、これも転倒等と判断してしまう場合がある。そのため、加速度センサ11及びジャイロセンサ12が通常運転では生じない方向の変化が大きく生じてしまっている場合、歩行を感知し、これを急ブレーキや転倒等とは判断しないこととする。
すなわち、本運転状況確認装置1では、上記加速度センサ11及びジャイロセンサ12、必要に応じて位置情報取得装置の出力に基づき、運転時であるか、非運転時(例えば歩行時)であるかを判断し、運転時と判断した場合は、上記急加速等の判断を行う一方、非運転時であると判断した場合は、上記急加速等の判断を行わない処理とすることが好ましい。これにより、より精度の高い運転評価が可能となるとともに、無駄な消費電力を抑えることができる。
また、本運転状況確認装置1に位置情報取得装置を備えている場合、上記位置情報と上記加速度センサ及びジャイロセンサの出力との関連付けを行っておくことが好ましい。具体的には、上記加速度センサの出力に時刻データを付与し、当該時刻データにジャイロセンサの出力、位置情報をリンクさせることで、いつどの場所で急加速や急ブレーキ、転倒が起こったのかを把握することができる。
また、本運転状況確認装置1では、移動距離に対する急加速や急ブレーキ、転倒の割合を求めてもよい。実際長距離移動する場合は必然的に上記急加速等の回数が増えるものであるため、移動距離に対する急加速等の割合を出すことで運転の質をより精度よく判断することができる。
そして、本運転状況確認装置1からの情報を情報処理装置2が得て、自身の表示画面又は、この情報を要求する端末装置Uに結果を出力する。この画面の例について図12に示しておく。本図で示すように、表示画面に急ブレーキや急加速、転倒の回数を表示させることで、乗物使用者に対して自身の運転の客観的な値として示すことが可能となり、より安全に運転しようとする意識を高めることができる。
ところで、本システムSでは、多数の運転状況確認装置を用いるため、情報処理装置には多数の使用者によるデータが関連付けられて登録される。そのため、これら各運転状況確認装置の運転状況を加味したランキング表示を行うことも好ましい。これにより乗物使用者に対して相対的な指標としてより安全な運転意識を高めることが可能となる。この場合のイメージ図を図12に示しておく。
なお、本実施形態では、本運転状況確認装置1の制御回路装置14にて加速度センサ11、ジャイロセンサ12等の出力を処理して運転状況を判断して情報を情報処理装置2に出力していることとしているが、通信装置の情報通信能力によっては、加速度センサ11等のデータを直接情報処理装置2に出力することとしてもよい。また、上記加速度センサ11等に基づいて行う転倒回数等のカウント数についても運転状況確認装置1内の制御回路装置14内に記録して所定の要求又は所定の基準に基づいて通信装置13を介して情報処理装置2に出力させることとしてもよい。すなわち、本判断については、本運転状況確認装置1内で行ってもよく、情報処理装置2内において行ってもよい。
以上、本運転状況確認システムSによって、より簡便に運転状況確認を行うことができるようになる。
本発明は、運転状況確認システムS、運転状況確認システムとして産業上の利用可能性がある。

Claims (7)

  1. 乗物用アクセサリーに取り付ける運転状況確認端末装置であって、
    加速度センサと、
    ジャイロセンサと、
    通信装置と、
    前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ及び前記通信装置に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置と、
    前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ、前記通信装置、前記制御回路装置に電力を供給する電池と、
    前記電池、前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ、前記通信装置及び前記制御回路装置を収容し、かつ、前記乗物用アクセサリーに固定するための筐体と、を有する運転状況確認端末装置。
  2. 前記乗物用アクセサリーは自転車用の鍵又はライトである請求項1記載の運転状況確認端末装置。
  3. 乗物の運転時における衝撃を緩和する衝撃緩和材を備える請求項1記載の運転状況確認端末装置。
  4. 電源のオンオフを制御するスイッチを備える請求項1記載の運転状況確認端末装置。
  5. 位置情報を取得するGPSセンサを備える請求項1記載の運転状況確認端末装置。
  6. BLEセンサを備える請求項1記載の運転状況確認端末装置。
  7. 乗物用アクセサリーに取り付ける運転状況確認端末装置と、前記運転状況確認端末装置からの信号を処理する情報処理装置と、を備える運転状況確認システムであって、
    前記運転情報確認端末装置は、
    加速度センサと、
    ジャイロセンサと、
    通信装置と、
    前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ及び前記通信装置に電気的に接続され、これらを制御する制御回路装置と、
    前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ、前記通信装置、前記制御回路装置に電力を供給する電池と、
    前記電池、前記加速度センサ、前記ジャイロセンサ、前記通信装置及び前記制御回路装置を収容し、かつ、前記乗物用アクセサリーに固定するための筐体と、を有する運転状況確認システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024057402A1 (ja) * 2022-09-13 2024-03-21 三菱電機株式会社 移動品質評価装置および移動品質評価方法

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