JP2021153846A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】炊飯が終了する前に食事を行いたい場合、自分の判断で炊飯を途中で停止してご飯を食すことができる炊飯器を提供する。【解決手段】本体と、本体に収納される内釜と、内釜の上部開口を覆う蓋体と、内釜を加熱する加熱手段と、内釜の温度を検出する温度検出手段と、炊飯開始を指示する炊飯キーと表示部とを設けた操作部と、操作部への操作に基づいて炊飯の開始と終了を制御し、炊飯中は温度検出手段の温度情報等に基づいて加熱手段に供給する電力を制御する制御部とを備え、制御部は、炊飯工程中にご飯の食味可能状態を表示部に表示する。【選択図】図3
Description
本発明は、炊飯器に関する。
通常、炊飯器では、洗米後の米および所定量の水を内釜に入れ、炊飯器にセットした後、炊飯をスタートさせる。炊飯器は内釜の温度を検知し加熱制御を行い、特許文献1に示すように、初めに米に吸水させる浸水工程、沸騰温度まで加熱する炊き上げ工程(加熱工程)、米にさらに吸水させながら加熱して糊化させる沸騰維持工程を経て、最後に米粒内の余分な水分を放出し全体に糊化の推進とムラを無くす蒸らし工程の全4工程が自動で実行された後に炊飯が終了する。
しかしながら、炊飯が終了するまでには比較的長い時間を要し、使用者はご飯を食べるまでには炊飯終了まで長い時間を待つ必要があった。
また、使用者が待ち時間を我慢できずに、炊飯途中にとりけしキーを押下して強制的に炊飯を終了すると、最悪の場合、硬くて食べられないご飯となってしまい、無駄にしてしまうことが考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本体と、本体に収納される内釜と、内釜の上部開口を覆う蓋体と、内釜を加熱する加熱手段と、内釜の温度を検出する温度検出手段と、炊飯開始を指示する炊飯キーと表示部とを設けた操作部と、操作部への操作に基づいて炊飯の開始と終了を制御し、炊飯中は温度検出手段の温度情報等に基づいて加熱手段に供給する電力を制御する制御部とを備え、制御部は、炊飯工程中にご飯の食味可能状態を表示部に表示するものである。
本発明によれば、炊飯が終了する前に食事を行いたい場合、自分の判断で炊飯を途中で停止してご飯を食すことができる炊飯器を提供できる。
以下、図面等を用いて、本発明の実施例について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではない。本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能であり、下記の実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
図1は、本実施形態に係る炊飯器を示す側面断面図である。
図1に示すように、1は炊飯器の本体である。本体1には内釜2が着脱自在に挿入されている。本体1の上面には、内釜2の上部開口を覆う蓋体3が開閉自在に設けられている。
蓋体3の上面には各種コースの操作を行うための操作部7が設けられている。
内釜2の下面の下方には加熱手段4が設けられている。加熱手段4は、ここでは加熱コイルで構成され内釜2を誘導加熱する。
本体1内の下部で内釜2の底部外側に当接するように温度検出手段5が設けられ、温度検出手段5によって検出した内釜2底部の温度情報を後述する制御部6に入力する。
制御部6は、炊飯時に温度検出手段5が検出した内釜2の温度情報に基づいて、加熱手段4へ供給する電力を制御する。また、後述する操作部7の入力に基づいて加熱手段4などを制御し、設定状況や動作状況を表示部11に表示する。
図2に示す操作部7には、表示部11と各種設定用のキーが設けられている。
コースキー8は、炊飯コース12にある通常の炊飯を行う通常コース12aと短時間で炊飯終了する短時間コース12bを選択するためのものである。
炊飯キー9は、コースキー8で選択した炊飯コースで炊飯を開始する指示を出すものである。
とりけしキー10は、炊飯を終了させる指示を出すものである。なお、詳しくは後述するが、使用者は炊飯を終了すると決断した場合にとりけしキー10を押下するが、取消キー10が押下された直後に炊飯を終了する必要はなく、炊飯終了のための工程を実施してから炊飯を終了してもよい。
表示部11の表示内容は、前述した炊飯コース12表示と、炊飯や追加加熱の終了までの残り時間14の表示と、後述する食味レベル13を表示するものである。
食味レベル13は、炊飯中に炊飯途中の今現在のご飯の食味可能状態を三個の■で三段階に分けたものであり、表示部11に表示されるものである。表示はレベル1(■□□)〜レベル3(■■■)で表示し、レベルが大きい程ご飯の食味は期待された満足する食味に近づき、レベルが小さい程ご飯の硬さ、粘り、美味しさにムラが生じ、全体的に水気が多い状態を示すものである。
レベル13bの表示は、レベル1で(■□□)で表示し、黒塗り四角は現段階のレベルの階層を示し、黒塗四角と白抜き四角と合わせて全階層が3段階で有ることを示している。全階層を示すことで、全体に対しての今の階層を感覚的に知ることができる。
本実施例は以上の構成となり、次にその動作について説明する。
図3は、炊飯開始から炊飯終了までの動作を説明するフローチャート図である。
図4は、蒸らし工程を開始した際の表示例の表示例である。
図5〜7は、蒸らし工程の食味レベル1〜3に達した時の表示例である。
図8は、追加加熱を開始した場合の表示例である。
炊飯を開始し、炊飯終了までに使用者が食味レベルにより任意にとりけしキーを押下した場合の動作を図3のフローチャート図および図4〜8の表示部の表示例の図に従い説明する。
ステップS101では、炊飯時の炊飯コースの選択を行う。ここでは、コースキー8を押して「通常コース」を選択する。
ステップS102では、炊飯の開始を待機する。炊飯キー9を押下することで炊飯を開始する。
ステップS103では、炊飯の全4工程のうち「浸水工程」と「加熱工程」と「沸騰維持工程」の3工程を行う。初めの浸水工程では米に吸水させる工程、次の加熱工程は沸騰温度まで加熱する工程、沸騰維持工程は米にさらに吸水させながら加熱して糊化(α化)させ内釜2の水が無くなりドライアップするまでの工程を行う。
ステップS104では、炊飯の全4工程のうち最後の「蒸らし工程」を開始する。
蒸らし工程では、ドライアップで水の沸点以上に上がった内釜2の温度を沸点温度近傍まで下げ、米粒内の余分な水分を放出し、全体のお米の糊化(α化)の推進と糊化のムラを無くす。
蒸らし工程は、時間をかけてお米の一粒一粒の糊化(α化)の推進と、内釜2全体の多数のお米の糊化のムラを無くす工程である。つまり、蒸らし工程中のご飯は、お米は柔らかくなっている状態である。よって、蒸らし工程の途中でも柔らかいご飯となっているため、食せるご飯となっている。
ステップS105では、蒸らし工程に移行してから特定の時間の経過を待機する。待機する理由は、前工程の沸騰維持工程でドライアップにより内釜2の内部の温度は高温の状態となり、また余分の水蒸気が蓄えられている。そこで、内釜2内の温度が所定温度まで低下するのを待ち、同時に内釜2内の余分な水蒸気を放出する。内釜2底部の温度が所定温度まで低下するのを待っても、所定時間が経過するまで待っても良い。
ステップS106では、前述したドライアップによる高温状態が緩和して、炊飯を行ったご飯が食せる状態になったことを示す。例えば、食味レベル13はレベル1(■□□)を表示(図5)し、使用者にご飯が食することができる状態になったことを表示する。食味レベル13のレベル1は蒸らし工程開始直後なので、お米内に多くの水分が残り、一粒一粒のお米や内釜2内の全体のお米に、硬さやα化にムラが多く残っている。また、炊飯が終了するまでの時間も合わせて表示部7に表示する。
ステップS107ではとりけしキー10の押下(入力)の検知を行う工程で、ステップS111では食味レベル13のレベル1からレベル2へ移行する時間を管理している。
食味レベル13のレベル1でとりけしキー10が押下されるとステップS107からステップS108へ移行する。
ステップS108では、制御部6は加熱手段4を制御して、蒸らし工程よりも火力を上げ、内釜2を短時間(例えば30秒程度)で追加加熱する。言い換えると、制御部6はとりけしキー10の押下を検知すると、加熱手段4に供給する電力を増加させた追加過熱をする制御を実行する。これにより、お米内の水分を短い時間で放出できる。食味レベル13がレベル1の状態では蒸らし工程開始直後のため、内釜2内の水分がまだ多く残っているからである。
ステップS109では、追加加熱が終了する時間を表示部11に表示(図8)し、使用者に追加加熱していることを表示する。
ステップS110では、追加加熱の終了する時間を管理する。追加加熱の時間が経過した後にステップS116へ移行して炊飯が終了する。
食味レベル13がレベル1であって所定時間内にとりけしキー10の押下が確認できなかったときは、ステップS111からステップS112へ移行する。
ステップS112では、食味レベル13としてレベル2(■■□)を表示部11に表示(図6)し、使用者に知らせる。このように、蒸らし工程の進行に伴って変化させた食味レベル13を表示部11に表示する。
ステップS113では、とりけしキー10の押下(入力)を検知する。ステップS114では、食味レベル13をレベル2からレベル3へ移行するか否かを判断する時間を管理している。
食味レベル13がレベル2の状態のときに、とりけしキー10が押下されたことを制御部6が検知すると、ステップS113からステップS116へ移行して炊飯が終了する。
また、とりけしキー10が押下されなかった場合は、ステップS114で食味レベル13のレベル2の所要時間が経過した後にステップS115へ移行し、食味レベル13のレベル3(■■■)を表示(図7)した後、ステップS116へ移行し炊飯を終了する。
食味レベルのレベル1とレベル2との違いは、レベル1では炊飯が終了する前に短時間の追加加熱を行っている点である。理由は、蒸らし工程に移行した直後の食味レベルのレベル1では、お米や内釜2内に余分な水分があるため、これらを飛ばす必要があるからである。ただし、追加加熱している状態でもご飯は柔らかいことから食することは可能なので、ステップS108からステップS110までを実施しなくても良い。また、追加加熱に関する各ステップを実施しない代わりに、食味レベルのレベルを数段階増やしてもよい。
なお、本実施例では食味レベルを3段階で表示したが、複数段階であれば何段階でも良い。
上記した実施例によれば、炊飯が終了する前に食事を行いたい場合、炊飯中に現在のご飯の食味状態を表示することで、使用者は炊飯途中のご飯の食味レベルを知ることが可能となり、自分の判断で炊飯を途中で停止してご飯を食すことができる炊飯器を提供できる。
1 本体
2 内釜
3 蓋体
4 加熱手段
5 温度検出手段
6 制御部
7 操作部
8 コースキー
9 炊飯キー
10 とりけしキー
11 表示部
12 炊飯コース(通常コース12a、短時間コース12b)
13 食味レベル(食味レベル13a、レベル13b)
14 残り時間
2 内釜
3 蓋体
4 加熱手段
5 温度検出手段
6 制御部
7 操作部
8 コースキー
9 炊飯キー
10 とりけしキー
11 表示部
12 炊飯コース(通常コース12a、短時間コース12b)
13 食味レベル(食味レベル13a、レベル13b)
14 残り時間
Claims (3)
- 本体と、
該本体に収納される内釜と、
該内釜の上部開口を覆う蓋体と、
前記内釜を加熱する加熱手段と、
前記内釜の温度を検出する温度検出手段と、
炊飯開始を指示する炊飯キーと表示部とを設けた操作部と、
該操作部への操作に基づいて炊飯の開始と終了を制御し、炊飯中は前記温度検出手段の温度情報等に基づいて前記加熱手段に供給する電力を制御する制御部とを備え、
該制御部は、炊飯工程中にご飯の食味可能状態を前記表示部に表示する、炊飯器。 - 請求項1に記載の炊飯器において、
前記炊飯工程のうちお米の糊化の推進と糊化のムラを無くすための蒸らし工程中に、炊飯の進行に伴って変化させた前記食味可能状態が前記表示部に表示される、炊飯器。 - 請求項1または2に記載の炊飯器において、
炊飯終了を指示するとりけしキーを備え、
前記表示部に前記食味可能状態が表示されている場合に、前記とりけしキーの押下を検知すると、前記制御部は前記加熱手段に供給する電力を増加する制御を実行する、炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020057071A JP2021153846A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020057071A JP2021153846A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021153846A true JP2021153846A (ja) | 2021-10-07 |
Family
ID=77919402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020057071A Pending JP2021153846A (ja) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021153846A (ja) |
-
2020
- 2020-03-27 JP JP2020057071A patent/JP2021153846A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
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