JP2021152294A - ショベル及びショベルの燃料フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】不具合の発生を抑制し、作業効率の低下を抑制できる燃料フィルタを備えるショベルを提供すること。【解決手段】ショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に搭載される上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載される燃料タンク19と、上部旋回体3に搭載されるエンジン11と、燃料タンク19とエンジン11との間の燃料供給経路としての配管41に設けられるメインフィルタ45と、配管41におけるメインフィルタ45とエンジンと11の間に設けられる燃料フィルタ56と、を備える。燃料フィルタ56は、下側開口部としての第1ポートP1と上側開口部としての第2ポートP2とを有し、第1ポートP1及び第2ポートP2のうちの一方から燃料が流入し、第1ポートP1及び第2ポートP2のうちの他方から燃料が流出するように構成されている。【選択図】図7

Description

本開示は、ショベルに関する。
燃料タンクからエンジンへの燃料供給経路に、燃料内のゴミ等の異物を除去するメインフィルタが設けられたショベルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このメインフィルタは、燃料から水を分離するための構造を有する。多量の水が燃料とともにエンジンに供給されてしまうのを防止するためである。燃料から分離された水は、フィルタ内の所定の空間に溜められ、水抜きコックを介して定期的に外部に排出される。
また、燃料供給経路におけるメインフィルタの下流側に燃料フィルタが追加的に設けられたショベルが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この燃料フィルタは、メインフィルタがメンテナンスのために一時的に取り外されたときに燃料供給経路におけるメインフィルタが取り付けられていた部分から混入する異物を除去するために取り付けられている。
特開2016−176239号公報 特開2018−003690号公報
しかしながら、燃料フィルタが水を分離するための構造を有する場合、燃料から分離された水がフィルタ内に溜まり不具合が発生してしまうおそれがある。そして、仮に、水のみがエンジンへ供給されてしまうと、エンジンストールへ繋がり、更にはエンジンの故障を引き起こすおそれがある。そして、エンジンが故障すると、エンジンの交換等に多大な時間を要し、作業効率が低下するおそれがある。
そこで、上記課題に鑑み、不具合の発生を抑制し、作業効率の低下を抑制できる燃料フィルタを備えるショベルを提供することが望ましい。
本発明の実施形態に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載される燃料タンクと、前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、前記燃料タンクと前記エンジンとの間の燃料供給経路に設けられるメインフィルタと、前記燃料供給経路における前記メインフィルタと前記エンジンとの間に設けられる燃料フィルタと、を備え、前記燃料フィルタは、上側開口部と下側開口部とを有し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの一方から燃料が流入し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの他方から燃料が流出するように構成されている。
上述の手段により、不具合の発生を抑制し、作業効率の低下を抑制できる燃料フィルタを備えるショベルが提供される。
ショベルの側面図である。 上部旋回体の平面図である。 ポンプ室の側面図である。 燃料供給系の構成例を示す図である。 燃料供給系の別の構成例を示す図である。 プレフィルタの構成例を示す図である。 燃料フィルタの構成例を示す図である。 バンジョー継手及びバンジョーボルトの断面図である。 燃料フィルタの別の構成例を示す図である。 燃料フィルタの更に別の構成例を示す図である。
最初に、図1〜図3を参照し、本発明の実施形態に係るショベル100の基本構成について説明する。以下では、上部旋回体3の中央から見てブーム4が取り付けられている方向、すなわち、上部旋回体3に対してブーム4が延在する方向を「前」とし、その反対方向を「後」とする。図1は、本実施形態に係るショベル100の側面図である。本実施形態に係るショベル100は、主に、下部走行体1、上部旋回体3、ブーム4、アーム5、バケット6、及びキャブ10を備える。図2は、上部旋回体3の平面図である。図3は、ポンプ室40の側面図であり、具体的には、図2の矢印ARで示すようにポンプ室40を側方から見たときの図である。
上部旋回体3は、不図示の旋回機構を介して下部走行体1上に旋回可能に搭載されている。上部旋回体3の左側前部にはキャブ10が設けられている。上部旋回体3の前部中央にはブーム4の一端が回動可能に取り付けられている。アーム5は、ブーム4の先端部に回動可能に取り付けられている。エンドアタッチメントとしてのバケット6は、アーム5の先端部に回動可能に取り付けられている。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。なお、バケット6の代わりに、ブレーカ又は破砕機等の別のエンドアタッチメントがアーム5の先端部に取り付けられていてもよい。
上部旋回体3の後部には、図2に示すように、ディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン11」と称する)及びエンジン11に付随する構成部品(以下、「付随部品」と称する。)が搭載され、エンジン11及び付随部品を上方から覆うようにエンジンフード200(図1参照。)が取り付けられている。図2は、エンジンフード200の図示を省略している。
上部旋回体3の後部には、エンジン11及び付随部品等が収容されるエンジンルームERが形成されている。なお、エンジンルームERの上側は、上述の如く、エンジンフード200により覆われるが、図2は、エンジンルームERの内部を図示するため、エンジンフード200の図示を省略している。
エンジンルームERの中央(すなわち、上部旋回体3の後部中央)には、エンジン11が搭載される。エンジン11の近傍、例えば、エンジンルームER内の右側の空間には、消音器(不図示)、及び、排気ガス処理装置(不図示)等が配置されている。排気ガス処理装置は、例えば、SCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)システム(不図示)及びDPF(Diesel Particulate Filter)の少なくとも一方を含む。具体的には、エンジン11には、排気ガスを外部に放出するための排気管9が接続され、排気ガス処理装置等は、排気管9の下流側の端部に接続されている。なお、図2は、排気ガス処理装置の下に設けられるポンプ室40の内部を図示するため、排気ガス処理装置の図示を省略している。
上部旋回体3の旋回フレームFR(図3参照。)には、上部旋回体3を前後に縦断する一対の中央フレーム17が設けられている。中央フレーム17は、左中央フレーム17L及び右中央フレーム17Rを含む。エンジン11は、旋回フレームFR上にマウントラバー等を介して搭載される。また、エンジン11の真下にある旋回フレームFRの一部には、メンテナンス開口APが設けられる。作業者は、メンテナンス開口APを通じて、エンジン11のオイル交換作業等を行うことができる。
中央フレーム17は、図2に示すように、その前端部において、ブーム4を支持する。具体的には、ブーム4は、左中央フレーム17Lの前端部と右中央フレーム17Rの前端部との間に挟まれた状態で、左中央フレーム17L、ブーム4、及び右中央フレーム17Rを貫通するブームフートピンBFを介して中央フレーム17に回動可能に取り付けられている。
エンジンルームER内の左側(すなわち、上部旋回体3の左側後部)には、冷却ファン12と、ラジエータ等を含む熱交換器ユニット13とが搭載されている。具体的には、エンジンルームER内におけるエンジン11の左端部には、エンジン11の動力で駆動される冷却ファン12が設けられると共に、冷却ファン12の左方には、熱交換器ユニット13が搭載されている。
エンジン11と熱交換器ユニット13との間には、エンジン冷却水が流れる配管15が設けられている。配管15には、水温センサ16が設けられている。水温センサ16は、配管15を流れるエンジン冷却水の温度を検出し、検出信号をコントローラ30に供給する。
エンジンルームER内の右側(すなわち、上部旋回体3の右側後部)には、ポンプ室40が設けられている。図3は、ポンプ室40の内部を図示するため、上部旋回体3の右側面後部を覆うサイドドアの図示を省略している。
図2及び図3に示すように、ポンプ室40には、ショベル100の油圧システムで利用される作動油を循環させるための油圧ポンプ14がエンジン11の動力で駆動可能な態様で配置されている。具体的には、油圧ポンプ14は、ポンプ室40内に配置され、仕切り板40bに設けられる切欠き部40Hにその駆動軸が挿通されてエンジン11のクランク軸に接続されている。
また、ポンプ室40には、燃料をエンジン11に供給するための燃料供給系の各種構成部品が配置されている。具体的には、プレフィルタ43、燃料ポンプ44、メインフィルタ45、及びそれらを接続する配管41等がポンプ室40内に配置されている。配管41は、燃料用配管であり、燃料タンク19とエンジン11とを繋ぐように構成されている。そして、配管41のうちのポンプ室40内を通過する部分に、プレフィルタ43、燃料ポンプ44、及びメインフィルタ45等が設けられている。配管41のうち、ポンプ室40の外にある、エンジン11に接続される部分には、ファイナルフィルタとしての燃料フィルタ56が設けられている。なお、本実施形態では、燃料供給経路において、燃料フィルタ56の下流側にゴーズフィルタ57が設けられている。但し、ゴーズフィルタ57は、燃料供給経路において、燃料フィルタ56の上流側に設けられていてもよい。
ポンプ室40の四隅には、上部旋回体3の旋回フレームFRから立設された支柱40aが配置されている。ポンプ室40には、4本の支柱40aのうちのエンジン11と隣接する側(エンジンルームERの中央側)の2本の間を接続する仕切り板40bが設けられている。仕切り板40bには、油圧ポンプ14の駆動軸が貫通する切欠き部40Hが設けられている。
プレフィルタ43、燃料ポンプ44、及びメインフィルタ45は、図3に示すように、サイドドアが開放されたときに視認可能な位置に配置されている。この配置により、作業者は、プレフィルタ43及びメインフィルタ45のそれぞれの交換作業等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、プレフィルタ43、燃料ポンプ44、及びメインフィルタ45は、例えば、ポンプ室40の後側の2本の支柱40aに架設される支持フレーム40cに取り付けられていてもよい。
燃料フィルタ56は、エンジンルームERにおけるポンプ室40の左側(図3の仕切り板40bの左側)にある空間において、エンジン11よりも低い位置、すなわち、エンジン11のクランク軸よりも低い位置に配置される。通常、作業者の視点は、油圧ポンプ14が配置される高さ付近にあるため、作業者は、サイドドアを開放しても、比較的高い位置にある作業者の視点からは、仕切り板40bに視線が遮られて、燃料フィルタ56を視認することができない。一方、燃料フィルタ56は、メンテナンス開口APを通じて、上部旋回体3(旋回フレームFR)の下側から作業者がアクセス可能な位置に配置される。燃料フィルタ56は、例えば、中央フレーム17等の上部旋回体3の構造物に直接或いはブラケット等を介して間接的に取り付けられていてもよい。これにより、上部旋回体3への各種部品の搭載作業を行う際、作業者は、燃料フィルタ56を含む燃料供給系と、エンジン11とを別々に上部旋回体3に搭載することができる。
エンジンルームERの前方、具体的には、エンジンルームER内の左側の空間に配置される熱交換器ユニット13の前方にあるエンジンルームERの外の空間には、図2に示すように、エアクリーナ63(エアフィルタ)が配置されている。エアクリーナ63は、吸気管64を介してエンジン11に接続されている。これにより、エアクリーナ63で濾過された空気は、吸気管64を通じてエンジン11に供給される。
キャブ10は、エアクリーナ63の前方、すなわち、上部旋回体3の左側前部に配置されている。キャブ10内には、運転席(不図示)が設けられ、キャブ10内の運転席の前方には、例えば、液晶ディスプレイ等で構成されるモニタ3aが設けられている。
モニタ3aは、コントローラ30からの表示信号に応じて、例えば、ショベル100の運転状況又は各部の動作状態等を表す各種情報を表示する。オペレータは、モニタ3aに表示される各種情報を確認しながら、ショベル100を操作する。
コントローラ30は、ショベル100の全体及び各部の動作を制御する制御装置であり、例えば、キャブ10内に搭載されている。コントローラ30は、例えば、演算装置としてのCPUと、ROM及びRAM等の内部メモリとを含むコンピュータ等で構成される。
エンジンルームERの前方、具体的には、エンジンルームER内の左側の空間に設けられるポンプ室40の前方にあるエンジンルームERの外の空間には、油圧システムで用いられる作動油を貯蔵する作動油タンク120が配置されている。
また、作動油タンク120の前方には、軽油等のエンジン11の燃料を貯蔵する燃料タンク19が配置されている。燃料タンク19に貯蔵された燃料は、配管41を介してエンジン11に供給される。
燃料タンク19の前方には、上述した排気ガス処理装置が使用する処理剤(例えば、液体還元剤としての尿素水溶液等)を貯蔵する貯蔵タンク20が配置される場合がある。貯蔵タンク20に貯蔵された処理剤は、処理剤供給用の配管(不図示)により排気ガス処理装置(不図示)に供給される。
上述のような構成では、例えば、メインフィルタ45の交換時に、配管41のうちの、メインフィルタ45が一時的に取り外された部分からゴミ等の異物が配管41内に混入するおそれがある。特に、塵埃が比較的多い工事現場等でメインフィルタ45の交換作業が行われる場合、その部分から異物が配管41内に混入しやすい。この場合、混入した異物を含む燃料は、プレフィルタ43及びメインフィルタ45で濾過されることなく、エンジン11に供給されてしまう。そのため、本実施形態では、メインフィルタ45及びプレフィルタ43に加えて、配管41におけるメインフィルタ45の下流側に燃料フィルタ56が設けられている。この構成により、メインフィルタ45の交換時におけるエンジン11への異物の侵入が抑制される。
以下では、図4を参照し、燃料フィルタ56を含む燃料供給系の具体的な構成について説明をする。図4は、燃料供給系の一例の回路図である。
本実施形態に係るショベル100の燃料供給系は、燃料ポンプ44が、例えば、電気的に駆動されることにより、燃料タンク19に貯留されている燃料をエンジン11に供給する。
具体的には、燃料ポンプ44が駆動されると、燃料タンク19内の燃料が配管41を流れて、プレフィルタ43に流入する。
なお、配管41における燃料タンク19とプレフィルタ43との間の部分41Aには、閉止弁42が設けられている。閉止弁42は、通常、開放されており、燃料は、閉止弁42を通過することができる。
プレフィルタ43に流入した燃料は、フィルタエレメントFE(図6参照。)によって濾過され、比較的大きい異物が取り除かれる。また、プレフィルタ43には、水位検出装置52を含む水分離装置50が設けられ、水分離装置50により燃料に含まれる水分が分離され、分離された水分の量は、水位検出装置52により水位として検出される。
プレフィルタ43を通過した燃料は、配管41の部分41Bを流れて、燃料ポンプ44に吸い込まれ、燃料ポンプ44から吐出される。燃料ポンプ44から吐出された燃料は、配管41の部分41Cを流れて、メインフィルタ45に流入する。
メインフィルタ45に流入した燃料は、メインフィルタ45によって濾過され、比較的細かい異物が更に取り除かれる。メインフィルタ45を通過した燃料は、配管41の部分41Dを流れて、燃料フィルタ56に流入する。
燃料フィルタ56は、プレフィルタ43及びメインフィルタ45と同様、燃料に含まれる異物を取り除く(濾過する)機能を有する。燃料フィルタ56は、例えば、メインフィルタ45と同等の目の粗さを有するフィルタ、或いは、メインフィルタ45よりも目の粗いフィルタである。上述の如く、プレフィルタ43により比較的大きな異物が取り除かれると共に、メインフィルタ45により比較的細かい異物が取り除かれるため、燃料フィルタ56に流入する燃料内には、通常、燃料フィルタ56が濾過すべき異物は殆ど含まれない。一方、メインフィルタ45の交換時には、配管41のうちのメインフィルタ45が取り外された部分から燃料供給系(配管41)に異物が侵入するおそれがある。そのため、燃料フィルタ56が燃料供給系におけるメインフィルタ45の下流に配置されることにより、配管41のうちのメインフィルタ45が取り外された部分から配管41内に侵入した異物を、エンジン11に侵入する前に除去(濾過)することができる。
なお、上述の如く、通常、プレフィルタ43及びメインフィルタ45により燃料内の異物が殆ど除去されるため、燃料フィルタ56は、交換される必要がなく、交換されるとしても、その頻度は、プレフィルタ43及びメインフィルタ45に比べて非常に低い。
そして、燃料フィルタ56を通過した燃料は、ゴーズフィルタ57を通過した後で、エンジン11に供給される。エンジン11に供給された燃料は、燃料噴射装置(不図示)により、エンジン11の気筒内に噴射される。エンジン11の気筒内に噴射されなかった燃料は、燃料戻り配管48を流れて、燃料タンク19に戻される。
燃料戻り配管48には、燃料クーラ49が設けられ、燃料クーラ49は、燃料タンク19への戻り燃料の温度を下げる。
このように、図4に示す例では、燃料供給経路としての配管41におけるメインフィルタ45とエンジン11との間の部分に、燃料フィルタ56が設けられる。この構成により、燃料フィルタ56は、メインフィルタ45の交換時に、配管41のうちのメインフィルタ45が取り外された部分から混入する異物のエンジン11への侵入を抑制することができる。
また、上述の如く、燃料フィルタ56は、ポンプ室40を覆うドアが開放されても、外側からは作業者が視認できない位置に配置される。この配置は、ポンプ室40内にあるメインフィルタ45の交換時に、作業者が誤って燃料フィルタ56も交換してしまうといった事態が発生するのを抑制できる。
また、上述の如く、燃料フィルタ56は、エンジン11の下側のメンテナンス開口APからアクセス可能であるため、交換がどうしても必要な場合、作業者は、メンテナンス開口APを通じて、燃料フィルタ56を交換できる。
なお、図4に示す例では、燃料ポンプ44は、電気的に駆動されるが、図5に示すように、エンジン11に取り付けられ、エンジン11の動力で駆動されてもよい。図5は、燃料供給系の他の一例の回路図である。図5に示す燃料供給系は、燃料ポンプ44がエンジン11の動力で駆動される点で、電気的に駆動される燃料ポンプ44を有する図4に示す燃料供給系と異なるが、その他の点で、図4に示す燃料供給系と同じである。
次に、図6を参照し、プレフィルタ43の構成例について説明する。図6は、プレフィルタ43の構成例を示す図である。具体的には、図6は、プレフィルタ43の断面図である。
プレフィルタ43は、上端部の左側(−X側)に形成された入口ポートPaと、上端部の中央に形成された出口ポートPbとを有する。水分を含む燃料は、入口ポートPaを通じてプレフィルタ43内に取り付けられたフィルタエレメントFEの内側の空間に進入する。このとき、水分を含む燃料は、水と燃料に分離される。すなわち、水よりも比重が小さい燃料は、実線矢印で示すように上方に移動し、燃料よりも比重が大きい水は、破線矢印で示すように下方に移動する。そして、燃料は、フィルタエレメントFEを内側から外側に通過してフィルタエレメントFEの外側に出た後、出口ポートPbを通じてプレフィルタ43の外に流出する。水は、フィルタエレメントFEを内側から外側に通過してフィルタエレメントFEの外側に出た後、プレフィルタ43の下部に形成されている水貯め部RVに貯留される。
プレフィルタ43には、水位検出装置52が設けられた水分離装置50が組み込まれている。水分離装置50は、燃料に含まれる水分を分離するための装置であり、フィルタエレメントFE、水貯め部RV、及び水抜きコックCKで構成されている。燃料は、プレフィルタ43を通過する際に、フィルタエレメントFEによって濾過されると共に、燃料中の水分が分離される。分離された水分は、水貯め部RVに貯留される。水貯め部RVには水抜きコックCKが設けられている。作業者等は、水抜きコックCKを開くことで、水貯め部RVに溜った水を外部に排出できる。
図6に示すように、水貯め部RVには、フロート式の水位検出装置52が設けられている。水位検出装置52は、検出軸52a、フロート52b、及び検出部52cを含む。検出軸52aは、上端が閉じられた中空の細長い円筒状の部材である。検出軸52aの下端は検出部52cに接続されている。中心に孔を有するドーナツ形状のフロート52bは、検出軸52aに沿って上下(Z軸方向)に移動可能である。
水位検出装置52は、本実施形態では、磁気センサを含む。磁気センサは、検出軸52aの中に配置され、フロート52bの内部に設けられている永久磁石による磁界を検出するように構成されている。そして、検出部52c内の電気回路は、磁気センサで検出したフロート52b内における永久磁石による磁界の大きさに基づいてフロート52bの位置を特定し、その位置に関する電気信号をコントローラ30に出力する。水位検出装置52の検出部52cは、電気ケーブル52dを介してコントローラ30に接続されている。
水貯め部RVに水が溜ると、フロート52bは水に浮かんで水面付近まで上昇する。したがって、フロート52bの位置は、水貯め部RVに溜った水の水位に相当する。そして、水位検出装置52から出力される電気信号は、水貯め部RVに溜った水の水位に関する情報を含む。
本実施形態では、コントローラ30は、水位に関する情報を水位検出装置52から受ける。そして、コントローラ30は、水位が予め設定されている上限値を超えているか否かを判定する。コントローラ30は、水位が上限値を超えていると判定したときに、水位が上限値を超えていることを示す情報をモニタ3aに表示させ、操作者に注意を促す。
本実施形態では、メインフィルタ45は、プレフィルタ43と同じ構成を有する。但し、メインフィルタ45には、水位検出装置52が設けられていなくてもよい。
次に、図7を参照し、燃料フィルタ56の構成例について説明する。図7は、燃料フィルタ56の構成例を示す図である。具体的には、図7は、燃料フィルタ56の部分断面図である。図7は、フィルタエレメントFEについては、断面ではなく側面を示している。
燃料フィルタ56は、主に、フィルタハウジングFH、フィルタエレメントFE、バンジョー継手BJ、及びバンジョーボルトBTで構成されている。
フィルタハウジングFHは、フィルタエレメントFEを収容するための空間SPを区切るように構成されている。図7に示す例では、フィルタハウジングFHは、上部フィルタハウジングUFHと下部フィルタハウジングLFHに分離できるように構成されている。そして、下部フィルタハウジングLFHは、上部フィルタハウジングUFHに螺着されている。作業者は、上部フィルタハウジングUFHから下部フィルタハウジングLFHを分離することで、空間SP内に収容されているフィルタエレメントFEにアクセスできる。
バンジョーボルトBTは、バンジョー継手BJをフィルタハウジングFHに締結するための部材である。図7に示す例では、バンジョーボルトBTは、上部バンジョーボルトUBT及び下部バンジョーボルトLBTを含み、バンジョー継手BJは、上部バンジョー継手UBJ及び下部バンジョー継手LBJを含む。
下部バンジョー継手LBJは、導管部CD及び円環部ANを含む。円環部ANは、図8に示すように、下部バンジョーボルトLBTを受け入れる貫通孔H0を有する。図8は、図7における仮想一点鎖線L1を含むXY平面に平行な仮想平面における断面を示している。貫通孔H0の内周の一部には、貫通孔H0に挿入されたバンジョーボルトBTの中空軸部の外周の全体に燃料が行き渡るように、内周凹部RCが形成されている。図7及び図8は、明瞭化のため、内周凹部RCをドットパターンで示している。内周凹部RCは、導管部CD内に形成されている流路FC1に繋がっている。下部バンジョーボルトLBTの導管部CDは、X軸に平行に延びるように構成されているが、X軸に非平行に、すなわち、X軸に対して斜めに延びるように構成されていてもよい。
下部バンジョー継手LBJは、下部バンジョーボルトLBTによって、下部フィルタハウジングLFHに形成されている下側開口部としての第1ポートP1に締結される。その際、下部バンジョー継手LBJは、一対のワッシャWSに挟まれた状態で下部バンジョーボルトLBTによって第1ポートP1に締結される。
上部バンジョー継手UBJは、下部バンジョー継手LBJと同様に、導管部CD及び円環部ANを含む。円環部ANは、上部バンジョーボルトUBTを受け入れる貫通孔H0を有する。貫通孔H0の内周の一部には、貫通孔H0に挿入されたバンジョーボルトBTの中空軸部の外周の全体に燃料が行き渡るように、内周凹部RCが形成されている。
上部バンジョー継手UBJは、上部バンジョーボルトUBTによって、上部フィルタハウジングUFHに形成されている上側開口部としての第2ポートP2に締結される。その際、上部バンジョー継手UBJは、一対のワッシャWSに挟まれた状態で上部バンジョーボルトUBTによって第2ポートP2に締結される。上部バンジョーボルトUBTの導管部CDは、Z軸に平行に延びるように構成されているが、Z軸に非平行に、すなわち、Z軸に対して斜めに延びるように構成されていてもよい。
なお、第2ポートP2は、上部フィルタハウジングUFHの右側面(+X側の面)に形成されているが、上部フィルタハウジングUFHの左側面(−X側の面)に形成されていてもよく、前側面(不可視の+Y側の面)に形成されていてもよく、後側面(不可視の−Y側の面)に形成されていてもよく、上面(+Z側の面)に形成されていてもよい。
燃料は、図7の矢印AR0で示すように、下部バンジョー継手LBJの導管部CDを通って下部バンジョー継手LBJに形成されている内周凹部RCに流入する。
下部バンジョー継手LBJに形成されている内周凹部RCは、下部バンジョー継手LBJに挿通された下部バンジョーボルトLBTの中空軸部に形成されている貫通孔H1と対向するように構成されている。図7の例では、貫通孔H1は、4つの貫通孔(第1貫通孔H1a〜第4貫通孔H1d)で構成されている。但し、貫通孔H1は、3つ以下の貫通孔で構成されていてもよく、5つ以上の貫通孔で構成されていてもよい。
内周凹部RCに流入した燃料は、図7の矢印AR1で示すように、貫通孔H1を通って下部バンジョーボルトLBTの中空軸部内に形成された流路FC2に流入する。具体的には、燃料は、図8の矢印AR1aで示すように第1貫通孔H1aを通って流路FC2に流入し、矢印AR1bで示すように第2貫通孔H1bを通って流路FC2に流入し、矢印AR1cで示すように第3貫通孔H1cを通って流路FC2に流入し、且つ、矢印AR1dで示すように第4貫通孔H1dを通って流路FC2に流入する。
その後、流路FC2に流入した燃料は、図7の矢印AR2で示すように、下部フィルタハウジングLFH内に形成された流路FC3、下部空間LS、及び側部空間CSを通ってフィルタエレメントFEに至り、更にフィルタエレメントFEを通ってフィルタエレメントFEの内側の空間に至る。矢印AR2の破線部分は、フィルタエレメントFEの内側の空間における燃料の流れを示す。下部空間LSに流入した燃料は、下部空間LSにあった燃料を攪拌し、下部空間LSにあった燃料とともに、フィルタエレメントFEに至る。
なお、空間SPの一部である下部空間LSは、フィルタエレメントFEの下端面と下部フィルタハウジングLFHの底面との間にある円柱状の空間である。また、空間SPの別の一部である側部空間CSは、フィルタエレメントFEと下部フィルタハウジングLFHの内周面との間にある円筒状の空間である。
その後、フィルタエレメントFEの内側の空間に流入した燃料は、図7の矢印AR3で示すように、フィルタエレメントFEの上端面に形成された開口を通り、上部フィルタハウジングUFH内に形成された流路FC4に流入する。矢印AR3の破線部分は、フィルタエレメントFEの内側の空間における燃料の流れを示す。
そして、流路FC4に流入した燃料は、図7の矢印AR4で示すように、上部フィルタハウジングUFH内に形成された流路FC5を通り、上部バンジョーボルトUBTの中空軸部内に形成された流路FC6に流入する。
そして、流路FC6に流入した燃料は、図7の矢印AR5で示すように、上部バンジョーボルトUBTの中空軸部に形成された貫通孔H1を通って上部バンジョー継手UBJの導管部CD内に形成されている流路FC7に流入する。具体的には、燃料は、第1貫通孔H1aを通って流路FC7に流入し、第2貫通孔H1b(図7では不可視)を通って流路FC7に流入し、第3貫通孔H1cを通って流路FC7に流入し、且つ、第4貫通孔H1dを通って流路FC7に流入する。
その後、流路FC7に流入した燃料は、図7の矢印AR6で示すように、燃料フィルタ56からエンジン11に向かって流れる。
上述の構成により、燃料フィルタ56は、燃料フィルタ56に流入する燃料に水分が含まれている場合であっても、下部空間LSに比較的多量の水が溜まってしまうのを防止できる。鉛直下方から鉛直上方に燃料が流れるため、水と燃料とが分離され難いためである。具体的には、燃料に含まれる水分は、燃料フィルタ56内で燃料から分離されることなく、燃料フィルタ56から流出するためである。すなわち、比較的少量の水は、比較的多量の燃料とともに燃料フィルタ56から排出されるためである。また、エンジン11の停止中、すなわち、燃料フィルタ56内で燃料の流れが生じていないときに下部空間LSに比較的少量の水が溜まった場合であっても、燃料の流れが再開されると、下部空間LS内の水は、比較的多量の燃料によって攪拌され、比較的多量の燃料中に分散された状態でエンジン11に送り込まれる。その結果、燃料フィルタ56は、下部空間LSに溜まった比較的大量の水がエンジン11に一気に流入してしまうのを防止できる。すなわち、下部空間LSに水が溜まっている場合であっても、燃料フィルタ56は、比較的大量の燃料中に分散された比較的少量の水をエンジン11に流入させるだけであり、エンジン11に悪影響が及ぶのを防止できる。エンジン11が受ける悪影響は、例えば、エンジンストールの発生等である。
なお、上述の構成では、燃料フィルタ56は、鉛直下方から鉛直上方に燃料が流れるように構成されているが、鉛直上方から鉛直下方に燃料が流れるように構成されていてもよい。この構成であっても、燃料フィルタ56は、フィルタハウジングFH内に比較的大量の水が溜まってしまうのを防止することができ、ひいては、比較的大量の水がエンジン11に一気に流入してしまうのを防止できる。
次に、図9を参照し、燃料フィルタ56の別の構成例について説明する。図9は、燃料フィルタ56の別の構成例を示す図であり、図7の下半分に対応している。
図9に示す燃料フィルタ56は、下側開口部としての第1ポートP1が下部フィルタハウジングLFHの下面の左端部に形成されている点で、第1ポートP1が下部フィルタハウジングLFHの下面の中央部に形成されている図7に示す燃料フィルタ56と異なる。図9に示す燃料フィルタ56は、その他の点においては、図7に示す燃料フィルタ56と同じである。なお、第1ポートP1は、下部フィルタハウジングLFHの下面の右端部に形成されていてもよい。
この構成により、図9に示す燃料フィルタ56は、図7に示す燃料フィルタ56と同様の効果をもたらす。また、この構成は、燃料フィルタ56の設計自由度を高めることができる。
なお、図7に示すような、第1ポートP1が下部フィルタハウジングLFHの下面の中央部に形成される構成は、下部空間LSに流入した燃料がフィルタエレメントFEの全周を均等に通過するように燃料の流れを拡散できるという効果をもたらす。
次に、図10を参照し、燃料フィルタ56の更に別の構成例について説明する。図10は、燃料フィルタ56の更に別の構成例を示す図であり、図7の下半分に対応している。
図10に示す燃料フィルタ56は、下側開口部としての第1ポートP1が下部フィルタハウジングLFHの側面の下端部に形成されている点で、第1ポートP1が下部フィルタハウジングLFHの下面の中央部に形成されている図7に示す燃料フィルタ56と異なる。図10に示す燃料フィルタ56は、その他の点においては、図7に示す燃料フィルタ56と同じである。
この構成により、図10に示す燃料フィルタ56は、図7に示す燃料フィルタ56と同様の効果をもたらす。
また、図10に示す燃料フィルタ56は、下部空間LSの高さが、図7に示す燃料フィルタ56における下部空間LSの高さよりも高くなるように構成されている。第1ポートP1から流入する燃料がフィルタエレメントFEに直接当たることによるフィルタエレメントFEの損傷を防止するためである。この構成は、燃料フィルタ56による圧力損失を抑制できるという効果をもたらす。
上述のように、本発明の実施形態に係るショベル100は、例えば図1及び図2に示すように、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に搭載される上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載される燃料タンク19と、上部旋回体3に搭載されるエンジン11とを有する。そして、ショベル100は、例えば図4に示すように、燃料タンク19とエンジン11との間の燃料供給経路としての配管41に設けられるメインフィルタ45と、配管41におけるメインフィルタ45とエンジン11との間に設けられる燃料フィルタ56とを更に有する。
そして、燃料フィルタ56は、下側開口部としての第1ポートP1と上側開口部としての第2ポートP2とを有し、第1ポートP1及び第2ポートP2のうちの一方から燃料が流入し、第1ポートP1及び第2ポートP2のうちの他方から燃料が流出するように構成されている。図7に示す例では、燃料フィルタ56は、下側開口部としての第1ポートP1と上側開口部としての第2ポートP2とを有し、第1ポートP1から燃料が流入し、第2ポートP2から燃料が流出するように構成されている。
上側開口部及び下側開口部のうちの一方は、望ましくは、燃料フィルタ56内におけるフィルタエレメントFEの外側にある空間に接続され、上側開口部及び下側開口部のうちの他方は、望ましくは、燃料フィルタ56内におけるフィルタエレメントFEの内側にある空間に接続されている。図7に示す例では、下側開口部としての第1ポートP1は、燃料フィルタ56内におけるフィルタエレメントFEの外側にある空間である下部空間LSに接続され、上側開口部としての第2ポートP2は、燃料フィルタ56内におけるフィルタエレメントFEの内側にある空間に接続されている。
この構成により、燃料フィルタ56は、燃料フィルタ56内に水が溜まるのを抑制しながらも、燃料に含まれる異物を確実に除去できる。そのため、燃料フィルタ56は、異物を含む燃料がエンジン11に供給されてしまうのを確実に防止できる。
燃料フィルタ56は、望ましくは、燃料が下側開口部から流入し上側開口部から流出するように構成されている。
この構成により、燃料フィルタ56は、燃料に水分が含まれていた場合であっても、燃料フィルタ56でその水分が燃料から分離されるのを抑制することができる。そのため、燃料フィルタ56は、燃料フィルタ56内に水が溜まるのを抑制でき、ひいては、比較的多量の水がエンジン11に一気に供給されてしまうのを防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、別々に説明された特徴は、技術的な矛盾が生じない限り、組み合わせが可能である。
例えば、上述の実施形態では、燃料タンク19からエンジン11への燃料供給経路における燃料タンク19とメインフィルタ45との間にプレフィルタ43が設けられるが、プレフィルタ43が設けられない回路構成であってもよい。この場合も、上述した実施形態と同様、燃料フィルタ56の作用により、メインフィルタ45の交換時に、メインフィルタ45が取り外された部分から混入する異物のエンジン11への侵入を抑制することができる。
また、上述の実施形態では、バンジョーボルトBTによって燃料フィルタ56の第1ポートP1及び第2ポートP2のそれぞれにバンジョー継手BJが締結されているが、ねじ込み式エルボー継手等が締結されてもよい。
1・・・下部走行体 3・・・上部旋回体 3a・・・モニタ 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 9・・・排気管 10・・・キャブ 11・・・エンジン 12・・・冷却ファン 13・・・熱交換器ユニット 14・・・油圧ポンプ 15・・・配管 16・・・水温センサ 17・・・中央フレーム 17L・・・左中央フレーム 17R・・・右中央フレーム 19・・・燃料タンク 20・・・貯蔵タンク 30・・・コントローラ 40・・・ポンプ室 40a・・・支柱 40b・・・仕切り板 40c・・・支持フレーム 40H・・・切欠き部 41・・・配管 42・・・閉止弁 43・・・プレフィルタ 44・・・燃料ポンプ 45・・・メインフィルタ 48・・・燃料戻り配管 49・・・燃料クーラ 50・・・水分離装置 52・・・水位検出装置 52a・・・検出軸 52b・・・フロート 52c・・・検出部 52d・・・電気ケーブル 56・・・燃料フィルタ 57・・・ゴーズフィルタ 63・・・エアクリーナ 64・・・吸気管 100・・・ショベル 120・・・作動油タンク 200・・・エンジンフード AN・・・円環部 AP・・・メンテナンス開口 BF・・・ブームフートピン BJ・・・バンジョー継手 BT・・・バンジョーボルト CD・・・導管部 CK・・・水抜きコック CS・・・側部空間 ER・・・エンジンルーム FC1〜FC7・・・流路 FE・・・フィルタエレメント FH・・・フィルタハウジング FR・・・旋回フレーム H0、H1・・・貫通孔 H1a・・・第1貫通孔 H1b・・・第2貫通孔 H1c・・・第3貫通孔 H1d・・・第4貫通孔 LBJ・・・下部バンジョー継手 LBT・・・下部バンジョーボルト LFH・・・下部フィルタハウジング LS・・・下部空間 P1・・・第1ポート P2・・・第2ポート Pa・・・入口ポート Pb・・・出口ポート RC・・・内周凹部 RV・・・水貯め部 SP・・・空間 UBJ・・・上部バンジョー継手 UBT・・・上部バンジョーボルト UFH・・・上部フィルタハウジング WS・・・ワッシャ

Claims (6)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、
    前記上部旋回体に搭載される燃料タンクと、
    前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、
    前記燃料タンクと前記エンジンとの間の燃料供給経路に設けられるメインフィルタと、
    前記燃料供給経路における前記メインフィルタと前記エンジンとの間に設けられる燃料フィルタと、を備え、
    前記燃料フィルタは、上側開口部と下側開口部とを有し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの一方から燃料が流入し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの他方から燃料が流出するように構成されている、
    ショベル。
  2. 前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの一方は、前記燃料フィルタ内におけるフィルタエレメントの外側にある空間に接続され、
    前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの他方は、前記燃料フィルタ内における前記フィルタエレメントの内側にある空間に接続されている、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 燃料は、前記下側開口部から流入し、前記上側開口部から流出する、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、
    前記上部旋回体に搭載される燃料タンクと、
    前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、
    前記燃料タンクと前記エンジンとの間の燃料供給経路に設けられるメインフィルタと、を備えたショベルにおけるショベルの燃料フィルタであって、
    上側開口部と下側開口部とを有し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの一方から燃料が流入し、前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの他方から燃料が流出するように構成されている、
    ショベルの燃料フィルタ。
  5. 前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの一方は、前記燃料フィルタ内におけるフィルタエレメントの外側にある空間に接続され、
    前記上側開口部及び前記下側開口部のうちの他方は、前記燃料フィルタ内における前記フィルタエレメントの内側にある空間に接続されている、
    請求項4に記載のショベルの燃料フィルタ。
  6. 燃料は、前記下側開口部から流入し、前記上側開口部から流出する、
    請求項4又は5に記載のショベルの燃料フィルタ。
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