JP2021151435A - キャリーケース - Google Patents

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潤子 中山
Junko Nakayama
潤子 中山
尚行 中山
Naoyuki Nakayama
尚行 中山
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Abstract

【課題】傾斜面において意図しない移動をより確実に防止することができるキャリーケースを提供する。【解決手段】キャスター30と、キャスター30に取り付けられたグリップ部と、グリップ部が利用者に把持されたことを検出するセンサー40と、センサー40からの検出値に基づいて、グリップ部が利用者に把持されなくなったときにキャスター30を制動させる制動機構50と、を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、買い物や旅行などに使用されるショッピングカート、スーツケースなどのキャリーケースに関する。
従来、キャリーケースにキャスターを設けたものが知られている。このようなキャリーケースは、運搬に便利であるものの、傾斜した床面では利用者の意に反してキャリーケースが移動してしまうことがある。そこで、キャスターを制動する制動機構を設けたキャリーケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のキャリーケースは、本体部に取り付けられた伸縮可能なハンドルに、スイッチを設け、このスイッチのオンオフに応じて制動機構を動作させ、キャスターを制動し、又は制動解除する。このような構成により、利用者がスイッチをオンにすることでキャスターをロックし、意図しないキャリーケースの移動を防止することが可能となっている。
特開2018−134531号公報
しかしながら、例えば、利用者がタクシーから降車したときに道路が傾斜していることに気付かず、スイッチを操作しないでキャリーケースを道路に置いてしまうことがあり得る。他にも、傾斜面であるにも関わらずスイッチの操作を失念してしまい、キャリーケースから手を離すことがあり得る。
このようにスイッチ操作によりキャスターをロックする構造では確実性に欠け、意図せずにキャリーケースが移動してしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、傾斜面において意図しない移動をより確実に防止することができるキャリーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の態様は、キャスターと、前記キャスターに取り付けられたグリップ部と、を備えるキャリーケースであって、前記キャリーケースから所定範囲外に利用者が存在するか否かを検出可能な利用者検出手段と、前記利用者検出手段が前記キャリーケースから所定範囲外に利用者を検出したときに前記キャスターを制動させる制動機構と、を備えることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載のキャリーケースにおいて、前記利用者検出手段は、前記グリップ部が利用者に把持されたことを検出するセンサーであり、前記制動機構は、前記センサーからの検出値に基づいて前記グリップ部が利用者に把持されなくなったと検出したときに前記キャスターを制動させることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載のキャリーケースにおいて、前記センサーの検出値は、前記制動機構に有線又は無線により伝達されることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明の第4の態様は、第1から第3の何れか一つの態様に記載のキャリーケースにおいて、前記利用者検出手段は、前記キャスターに設けられた第1の近距離無線通信機器と、利用者が所持する第2の近距離無線通信機器であり、前記制動機構は、前記第1の近距離無線通信機器と前記第2の近距離無線通信機器が通信不可能になったときに前記キャスターを制動させることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明の第5の態様は、第1から第4の何れか一つの態様に記載のキャリーケースにおいて、前記制動機構は、前記キャスターの回転を規制する制動部材と、前記制動部材を動作させる駆動手段と、前記駆動手段に電力を供給する電源と、を備え、前記制動機構は、前記キャスターを制動状態にして前記電源をオフにすることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明の第6の態様は、第1から第4の何れか一つの態様に記載のキャリーケースにおいて、前記制動機構は、前記キャスターの回転移動を規制する制動部材と、前記制動部材を動作させる駆動手段と、前記駆動手段に電力を供給する電源と、を備え、前記制動機構は、前記キャスターを非制動状態にして前記電源をオフにすることを特徴とするキャリーケースにある。
本発明によれば、傾斜面において意図しない移動をより確実に防止することができるキャリーケースが提供される。
実施形態に係るキャリーケースの斜視図である。 実施形態に係るハンドルの正面図である。 非制動時を示す概略図である。 制動時を示す概略図である。 非制動時のキャリーケースの概略図である。
〈実施形態1〉
図1に示すように、キャリーケース1は、本体部10と、ハンドル20と、本体部10に取り付けられた4個のキャスター30とを備えている。
本体部10は、開閉可能な箱形部材であり、衣服や小物などの物品を収容する空間を有している。本体部10を開閉させる機構は公知であるので、詳細な説明は省略する。
図1、図2に示すように、ハンドル20は、グリップ部21と、二本の支柱部22と、を備えている。グリップ部21は、利用者により把持される部材である。本実施形態では、グリップ部21は四角柱形状としてあるが、このような形状に限定されない。
支柱部22は、伸縮可能な棒状の部材である。2本の支柱部22は、間隔を空けて本体部10に取り付けられている。そして、2本の支柱部22の先端に、グリップ部21が取り付けられている。
支柱部22は、図示しないが、収縮した状態では本体部10に収容されている。そして、図1に示すように、グリップ部21を持ち上げ上方へ引き上げることで、支柱部22は伸長し、本体部10から突出した状態となる。なお、支柱部22は、伸長した状態を維持するため公知のロック機構が設けられている。このロック機構により、支柱部22は、伸長した状態を維持することが可能となっている。また、ロック機構を解除することで、支柱部22を収縮させることが可能となっている。
図3に示すように、キャスター30は、本体部10に回転可能に取り付けられた旋回軸31と、旋回軸31に取り付けられて旋回軸31とともに回転する取付板32と、取付板32から下方に延びた2個の腕部33(図3では片側の一個だけを図示している)と、2個の腕部33に回転可能に取り付けられた車軸34と、車軸34に支持された車輪35とを備えている。
このようなキャスター30は、キャリーケース1の進行方向に合わせて車輪35が回転するように旋回軸31が回転する。これにより、キャリーケース1を円滑に移動させることが可能となっている。
図2に示すように、グリップ部21には、グリップ部21が利用者に把持されたことを検出するセンサー40が設けられている。本実施形態では、グリップ部21の上面側に2個、下面側に1個のセンサー40が設けられている。センサー40は、利用者に握られると想定される部分に配置すればよく、図示するような配置や個数に限定されない。また、センサー40には図示しない交換可能な電池が接続されている。
センサー40の具体例としては、圧力センサー、赤外線センサー、静電容量センサーなどを用いることができる。圧力センサーは、グリップ部21の表面に露出して配置される。圧力センサーは、利用者がグリップ部21を把持した際に直接的に押圧され、その圧力を検出する。この検出値は、後述する制御部58に参照される。
赤外線センサーは、外部から赤外線を受光できるようにグリップ部21に取り付けられる。赤外線センサーが受光した赤外線のレベルを表す検出値は、後述する制御部58に参照される。
静電容量センサーは、グリップ部21の表面に露出し、又はグリップ部21の内部に配置される。静電センサーが検出した静電容量を表す検出値は、後述する制御部58に参照される。
センサー40の検出値を制御部58に伝達する手段は、有線であってもよいし、赤外線や電波などの無線であってもよい。有線であれば検出値の伝達を確実に行うことができ、無線であればセンサー40と制御部58とを接続する配線の取り回しが不要になる。
図3は非制動時における制動機構50の概略図であり、図4は制動時における制動機構の概略図である。図3に示すように、制動機構50は、センサー40により得られた検出値に基づいて、キャスター30を制動するものであり、具体的には、第1制動部材51、第2制動部材52、ばね53、回転軸54、ガイド軸55、モーター56、電源57、制御部58を備えている。
電源57は、本実施形態では交換可能な電池である。電源57は、図示しないスイッチを利用者が操作することによって、オン又はオフに設定可能となっている。電源57は、センサー40、モーター56、制御部58に電力を供給することが可能となっている。もちろん、一個の電源57によりセンサー40、モーター56、制御部58に電力を供給する構成に限定されず、別々の電源によりそれらのそれぞれに電力を供給する構成としてもよい。
モーター56は、請求項に記載の駆動手段の一例であり、電源57から供給される電力により回転軸54を回転させる。回転軸54は、垂直方向に沿って配置されており、回転軸54の表面にはネジが切られている。また、回転軸54と略平行にガイド軸55がモーター56に固定されている。もちろん、ガイド軸55はモーター56に固定されている必要はなく、他の部材に固定されていてもよい。
第2制動部材52は、回転軸54が螺合するネジ穴52aを有するリング状の部材である。また、第2制動部材52には、厚さ方向に貫通した貫通孔52bが形成されている。第2制動部材52は、ネジ穴52aには回転軸54が螺合しており、貫通孔52bにはガイド軸55が挿通している。
第2制動部材52は、回転軸54とともに回転しようとすると、ガイド軸55に規制される。このため、第2制動部材52は、回転軸54の回転にともない回転軸54に沿って移動する。
具体的には、モーター56により回転軸54が正回転すると、第2制動部材52は回転軸54に沿ってキャスター30側に移動する。また、モーター56により回転軸54が逆回転すると、第2制動部材52は、回転軸54に沿ってモーター56側に移動する。もちろん、正回転・逆回転と第2制動部材52の移動方向は逆でもよい。
第2制動部材52には、ばね53を介して第1制動部材51が設けられている。ばね53は、第1制動部材51をキャスター30側に付勢している。
第1制動部材51は、キャスター30の回転を規制する部材である。図4に示すように、第2制動部材52がキャスター30側に移動すると、その移動に伴い第1制動部材51も移動し、キャスター30の車輪表面に接触し、さらにばね53によりキャスター30側に押圧される。第1制動部材51は、このようなばね53の付勢力と、キャスター30との摩擦力により、キャスター30の回転を規制する制動部材として機能する。なお、第1制動部材51、ばね53、第2制動部材52は、請求項に記載する制動部材の一例である。
制御部58は、センサー40からの検出値に基づいて、グリップ部21が利用者に把持されたことを判定し、その判定結果に基づいてキャスター30を制動させるものである。本実施形態の制御部58は、センサー40の検出値に基づいて、モーター56に電源を供給して正回転又は逆回転させる電子回路である。
例えば、センサー40として圧力センサーを用いた場合、制御部58は、圧力センサーからの検出値(圧力)が所定値以上であれば、グリップ部21が利用者により把持されたと判定する。
センサー40として赤外線センサーを用いた場合、利用者がグリップ部21を把持すれば、赤外線が検出できない、又は赤外線のレベルが所定値以下となると考えられる。したがって、制御部58は、赤外線センサーからの検出値(赤外線レベル)が所定値以下であれば、グリップ部21が利用者に把持されたと判定する。
センサー40として静電容量センサーを用いた場合、利用者がグリップ部21を把持すれば、静電容量が高くなると考えられる。したがって、制御部58は、静電容量センサーからの検出値(静電容量)が所定値以上であれば、グリップ部21が利用者に把持されたと判定する。
図3に示すように、制御部58は、センサー40からの検出値に基づいてグリップ部21が利用者に把持されたと判定したとき、モーター56を逆回転させる。これにより、第1制動部材51はキャスター30から離れ、非制動状態となる。
一方、図4に示すように、制御部58は、センサー40からの検出値に基づいてグリップ部21が利用者に把持されていないと判定したとき、モーター56を正回転させる。これにより、第1制動部材51はキャスター30に押圧し、制動状態となる。
制御部58は、第1制動部材51がキャスター30に接触して押圧したら、電源57からモーター56への電源供給を停止する。第2制動部材52は、回転軸54に対して摩擦力が働く。このため、第1制動部材51及び第2制動部材52は、キャスター30から反力を受けても、モーター56が停止したときの状態(図4の制動状態)が維持される。
制御部58が制動状態にした後に電源57がオフにされた場合、上述したように第2制動部材52と回転軸54との摩擦力により制動状態が維持される。このため、制動状態を維持し、かつ電源57の電力消費を抑えることができる。特にキャリーケースを使用しないで保管などするときに有用である。さらに、電源57の電力が無くなった場合や、モーター56、制御部58が故障した場合であっても、制動状態が維持されるので意図しないキャリーケースの移動を防止することができる。
なお、制動状態において電源57の電力が無くなった場合や、モーター56、制御部58が故障した場合に、キャリーケース1を移動した場合は、手動で制動を解除すればよい。例えば、第2制動部材52をモーター56側に移動するように手動で回転させれば非制動状態とすることができる。
また、制動状態において電源57をオフにするスイッチ操作がされたときには、制御部58はキャスター30を非制動状態にしてから電源57がオフになるようにしてもよい。これにより、利用者は、電源57をオフにすれば、自動で制動状態にならないようにすることができる。
以上に説明した構成のキャリーケース1は、グリップ部21にセンサー40が設けられており、このセンサー40の検出値に基づいて利用者がグリップ部21を把持しているか否かが判定され、その結果に基づいて制動機構50が動作してキャスター30を自動的に制動状態又は非制動状態にする。
このようなキャリーケース1によれば、利用者がグリップ部21から手を離せば、自動的にキャスター30が制動状態となるので、傾斜面などで意図せずにキャリーケース1が移動してしまうことをより確実に防止することができる。また、利用者がグリップ部21を把持すれば、キャスター30が自動的に非制動状態となるので、非制動状態にするための操作に煩わされることなくキャリーケース1を移動させることができる。
上述したように、センサー40として圧力センサー、赤外線センサー、静電容量センサーを用いることができるが、特に、圧力センサー又は赤外線センサーを用いることが好ましい。圧力センサー又は赤外線センサーは、利用者が手袋を装着している場合であっても、グリップ部21が把持されたことを検出することができるからである。なお、静電容量センサーの場合、グリップ部21を把持したことを検出できない可能性がある。
なお、上述したセンサー40は、キャリーケース1から所定範囲外に利用者が存在するか否かを検出可能な利用者検出手段の一例である。グリップ部21が利用者により把持されていなければ、キャリーケース1から所定範囲外(少なくともグリップ部21から手が離れた位置)に利用者が存在し、グリップ部21が利用者により把持されていれば、キャリーケース1から所定範囲内に(グリップ部21を把持できる位置)に利用者が存在すると判定できるからである。
また、第1制動部材51及び第2制動部材52を移動させる駆動源としてモーター56を用いている。モーター56は、制動状態から非制動状態にするとき、又は非制動状態から制動状態にするときのみ、電源57から電力が供給されればよい。つまり、常時、電源57からモーター56に電力を供給する必要がない。したがって、電源57の電力消費を抑えることができる。
モーター56としては、様々な方式を採用することができるが、特に超音波モーターを用いることが好ましい。超音波モーターは、他の方式のモーターと比べて、小型軽量、高トルク、静粛であるので、キャリーケース1の重量増加を抑え、キャスター30の制動をより確実にすることができ、かつ、制動状態又は非制動状態にするときの騒音を抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、もちろん、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
上述した制動機構50では、第1制動部材51と第2制動部材52をばね53で接続した構成を用いたが、このような構成に限定されない。例えば、ばね53を用いずに、第1制動部材51と第2制動部材52とが一体的になった構成を採用してもよい。
また、第1制動部材51及び第2制動部材52を移動させる駆動手段としてモーター56を用いていたが、これに限定されない。例えば、駆動手段として、いわゆるソレノイドアクチュエーターを用いてもよい。ソレノイドアクチュエーターは、電磁コイル内に可動鉄芯が設置されたものであり、通電により可動鉄心を進退移動させる装置である。この可動鉄心に、第1制動部材51及び第2制動部材52を設ける。このようなソレノイドアクチュエーターによれば、通電して第1制動部材51及び第2制動部材52を移動させてキャスター30を制動状態又は非制動状態にすることができる。
キャスター30の制動機構として、キャスター30の表面に接触することで回転を規制する第1制動部材51、ばね53及び第2制動部材52を用いたがこれに限定されない。例えば、複数のキャスター30のうち、少なくとも1つを、異なる方向に向けさせて固定する方法が挙げられる。具体的には、少なくとも1つのキャスター30の車軸34の軸方向が他のキャスター30の車軸34の軸方向とは異なるように、各キャスター30の旋回軸31を回転させる。このように回転された旋回軸31はラチェット機構を用いることで、その状態を維持することができる。このような構成の制動機構によれば、キャスター30の車軸34の軸方向が揃っていないので、キャリーケース1が移動し難くなり、意図しないキャリーケース1の移動を防止することができる。
〈実施形態2〉
実施形態1では利用者検出手段としてセンサー40を用いたが、本実施形態では利用者検出手段として近距離無線通信機器を用いた例について説明する。図5は本実施形態に係る非制動時におけるキャリーケースの概略図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すようにキャリーケースの本体部10には、Bluetooth通信部60が設けられている。また、利用者が所持するスマートフォン70は、Bluetooth通信部60とペアリングされ、通信が可能となっている。
Bluetooth通信部60は、請求項に記載の第1の近距離無線通信機器の一例であり、スマートフォン70は、請求項に記載の第2の近距離無線通信機器の一例である。もちろん、スマートフォン70に限らず、Bluetooth通信機能を持つ専用のコントローラーを用いることで、Bluetooth通信部60と通信可能な専用の装置であってもよい。
なお、近距離無線通信としては、上述のようにBluetoothが好適であるが、これに限定されない。
近距離無線通信として、例えば、Bluetooth クラス3(1mW)を使用した場合は、通信可能な距離が1m程度である。キャリーケース1に搭載されたBluetooth通信部60とスマートフォン70とをペアリングすることでお互いが無線で通信した状態になっている。
スマートフォン70はキャリーケース1の利用者が携帯している。ペアリングされているキャリーケース1のBluetooth通信部60とスマートフォン70の距離が通信可能範囲外になった場合は通信が途絶えることになる。通信が途絶えた場合は、制御部58は、キャリーケース1から所定範囲外に利用者が存在すると判定し、キャリーケース1のキャスター30を制動状態にする。
このような本実施形態に係るキャリーケース1は、実施形態1と同様に、キャリーケース1が意図せずに動いた場合であっても通信可能範囲外に離れた時点で自動的に制動機構50が作動しキャリーケース1を停止させることができる。
また、本実施形態のキャリーケース1は、圧力センサー又は赤外センサーを使用しないため、キャリーケース1の軽量化を図ることが可能である。また、Bluetoothの距離検知機能は携帯電話(スマートフォン)等に標準に装備されていることやBluetooth機器は比較的安価であることから、キャリーケース1の製作コストの面でも有利である。
なお、本実施形態では圧力センサー等を使用しないキャリーケース1について説明したが、Bluetooth通信機器とセンサーを併用してもよい。例えば、センサーによってグリップ部21が把持されなくなり、かつ、Bluetoothによる通信が不可能になったとき、キャスター30を制動状態にする、などのように制御してもよい。
1…キャリーケース、10…本体部、20…ハンドル、21…グリップ部、30…キャスター、40…センサー、50…制動機構、51…第1制動部材、52…第2制動部材、56…モーター(駆動手段)、57…電源、58…制御部

Claims (6)

  1. キャスターと、前記キャスターに取り付けられたグリップ部と、を備えるキャリーケースであって、
    前記キャリーケースから所定範囲外に利用者が存在するか否かを検出可能な利用者検出手段と、
    前記利用者検出手段が前記キャリーケースから所定範囲外に利用者を検出したときに前記キャスターを制動させる制動機構と、
    を備えることを特徴とするキャリーケース。
  2. 請求項1に記載のキャリーケースにおいて、
    前記利用者検出手段は、前記グリップ部が利用者に把持されたことを検出するセンサーであり、
    前記制動機構は、前記センサーからの検出値に基づいて前記グリップ部が利用者に把持されなくなったと検出したときに前記キャスターを制動させる
    ことを特徴とするキャリーケース。
  3. 請求項2に記載のキャリーケースにおいて、
    前記センサーの検出値は、前記制動機構に有線又は無線により伝達される
    ことを特徴とするキャリーケース。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載のキャリーケースにおいて、
    前記利用者検出手段は、前記キャスターに設けられた第1の近距離無線通信機器と、利用者が所持する第2の近距離無線通信機器であり、
    前記制動機構は、前記第1の近距離無線通信機器と前記第2の近距離無線通信機器が通信不可能になったときに前記キャスターを制動させる
    ことを特徴とするキャリーケース。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載のキャリーケースにおいて、
    前記制動機構は、
    前記キャスターの回転を規制する制動部材と、
    前記制動部材を動作させる駆動手段と、
    前記駆動手段に電力を供給する電源と、を備え、
    前記制動機構は、前記キャスターを制動状態にして前記電源をオフにする
    ことを特徴とするキャリーケース。
  6. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載のキャリーケースにおいて、
    前記制動機構は、
    前記キャスターの回転移動を規制する制動部材と、
    前記制動部材を動作させる駆動手段と、
    前記駆動手段に電力を供給する電源と、を備え、
    前記制動機構は、前記キャスターを非制動状態にして前記電源をオフにする
    ことを特徴とするキャリーケース。
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