JP2021150424A - エッジリング及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を支持する支持テーブルの外周に沿って設けられる上下可動域を増加可能なエッジリング、及びこれを備えるプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、半導体基板を支持可能な上面を有する支持部の外周に沿って設けられ、前記上面に垂直な方向に移動可能な第1の可動部と、前記第1の可動部の外周に沿って設けられ、前記垂直な方向に移動可能な第2の可動部と、前記第2の可動部を介して前記第1の可動部を前記方向に移動可能な駆動部とを備えるエッジリングが提供される。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、エッジリング及びプラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理装置のチャンバでは、半導体基板を支持する支持テーブルの外周に沿ってエッジリングが設けられることがある。エッジリングは、支持テーブルに対して上下に移動可能に設けられており、エッジリングの高さを調整することにより、支持テーブル上のプラズマを均一にすることが可能となる。
エッジリングを上昇させ過ぎると、その下面が支持テーブルの上面より高くなると、エッジリングと支持テーブルとの間に隙間が生じることになる。そうすると、この隙間を通して、エッジリングの下方にプラズマが進入し、アーク放電が発生する場合がある。これを防ぐため、エッジリングは、その下面が支持テーブルの上面を超えない範囲で上下動されることが求められる。このため、エッジリングを更に上昇させることにより、プラズマのより一層の均一化が可能な場合であっても、エッジリングの高さの制約により、一層の均一化が実現され得ないことがある。
特開2019−192734号公報
本発明の一つの実施形態は、基板を支持する支持テーブルの外周に沿って設けられる上下可動域を増加可能なエッジリングを提供する。
本発明の一つの実施形態によれば、半導体基板を支持可能な上面を有する支持部の外周に沿って設けられ、前記上面に垂直な方向に移動可能な第1の可動部と、前記第1の可動部の外周に沿って設けられ、前記垂直な方向に移動可能な第2の可動部と、前記第2の可動部を介して前記第1の可動部を前記方向に移動可能な駆動部とを備えるエッジリングが提供される。
図1は、実施形態によるプラズマ処理装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、図1のプラズマ処理装置に適用可能な、実施形態による支持プレート及びエッジリングを模式的に示す上面図である。 図3は、図2に示す支持プレート及びエッジリングの断面の一部を拡大して模式的に示す図である。 図3は、図2に示す支持プレート及びエッジリングの断面の一部を拡大して模式的に示す図である。 図5は、比較例による支持プレート及びエッジリングの断面の一部を拡大して模式的に示す図である。 図6は、実施形態の変形例による支持プレート及びエッジリングの一部を拡大して模式的に示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一または対応する部材または部品については、同一または対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間の寸法の相対比を示すことを目的とせず、したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定されて良い。
図1は、実施形態によるプラズマ処理装置の構成を模式的に示す図である。図示のとおり、プラズマ処理装置10は、チャンバ11を有し、チャンバ11にはプラズマ処理に使用される処理ガスが供給されるガス供給口13と、処理ガスが排気されるガス排気口14とが設けられている。ガス供給口13は処理ガス供給源(不図示)と所定の配管により接続され、ガス排気口14には、真空ポンプなどの排気装置(不図示)が接続されている。また、チャンバ11は、アルミニウムなどの金属や、ステンレススチールなどの合金により形成される。このチャンバ11は接地されている。
チャンバ11の内部には支持プレート21が設けられている。支持プレート21は、静電チャックを有して良い。これによれば、支持プレート21の上面にプラズマ処理の対象となる基板100を保持することができる。
支持プレート21は、チャンバ11内の中央付近に位置するように、支持部12によって固定されている。また、支持プレート21の側周面に沿って、エッジリング22が設けられる。エッジリング22は、基板100のエッチング時に、電界が基板100の周縁部で鉛直方向(被処理基板面に垂直な方向)に対して偏向しないように電界を調整するために設けられる。支持プレート21及びエッジリング22の具体的な構成については後述する。
また、支持プレート21には、高周波電力を供給する給電線31が接続されており、この給電線31にブロッキングコンデンサ32、整合器33および高周波電源34が接続されている。高周波電源34からは所定の周波数の高周波電力が支持プレート21に供給される。すなわち、支持プレート21は下部電極としても機能する。
支持プレート21の上方には、支持プレート21に面するように上部電極42が設けられる。上部電極42は支持プレート21と平行に面するように、支持プレート21から所定の距離を隔てて、チャンバ11内部の天板に設けられた部材41に固定される。このような構造によって、上部電極42と支持プレート21とは、一対の平行平板電極を構成している。上部電極42は、例えば円板状を有している。上部電極42は、例えばシリコンにより形成された電極である。なお、上部電極42及び部材41には、これらを厚さ方向に貫通する複数のガス供給路(不図示)が設けられている。これにより、処理ガスがガス供給口13からガス供給路を通してチャンバ11内に導入される。
チャンバ11の側面には、例えば基板100を出し入れする開口部15が設けられ、開口部15にはシャッタ52が設けられる。シャッタ52は、チャンバ11の外部と内部との間を仕切る役割を有し、基板100を出し入れする際に、開口部15とチャンバ11内とを接続するように開かれる。開口部15には、チャンバ11内に搬送アーム(不図示)によって搬送される基板100の搬送アームに対する位置を検出するセンサ53が設けられる。センサ53は、例えば距離センサである。また、図1では省略しているが、チャンバ11の底面には昇降装置23が設けられている。昇降装置23については後述する。
次に、図2及び図3を参照しながら、支持プレート21とエッジリング22について説明する。図2は、支持プレート21とエッジリング22を模式的に示す上面図であり、図3は、図2のI−I線に沿った断面の一部拡大図である。
図2には、支持プレート21の上板21Uの小径部211が図示されている。小径部211は、図示のとおり平面視で円形形状を有しており、その上面に基板100を支持する支持部として働く。限定はされないが例えば、図3に示すように、小径部211は、基板100の直径よりもわずかに小さい直径を有している。このため、基板100が小径部211に支持されるとき、基板100の周縁部(例えばべベル部)が小径部211の外側に延出する。
また、図3に示すように、上板21Uは、小径部211の下方に、小径部211に対して同心円状に大径部212を有している。これにより、小径部211と大径部212の間に段差が生じ、大径部212の上面が露出する。このような形状を有する上板21Uは、例えば、Al,AlN等のセラミック材料により形成され得る。また、上板21Uには、基板100を静電的に保持可能な静電チャックが設けられて良い。
上板21Uは、図3に示すように基台21B上に例えば接着剤等により固定されている。基台21Bは、アルミニウムなどの金属や、ステンレススチールなどの合金により形成され得る。また、基台21Bの内部には導管が形成されて良い。所定の温度に調整された流体を導管に流すことにより、基台21Bひいては上板21Uやその上に支持される基板100の温度を調整することができる。
エッジリング22は、支持プレート21を取り囲むように配置されている。エッジリング22は、固定リング221、インナー可動リング222(第1の可動部)、アウター可動リング223(第2の可動部)、及びリフター22L(駆動部)を有している。固定リング221、インナー可動リング222、及びアウター可動リング223は、例えばシリコンカーバイド(SiC)などにより形成されて良い。また、リフター22Lは、本実施形態では、アルミニウム(Al)により形成され、その表面はイットリア(Y)によりコーティングされている。このコーティングにより、リフター22Lはチャンバ11内に生成されるプラズマ中の荷電粒子等から保護され得る。
固定リング221は、円筒部221Cと、円筒部221Cの下端から外側に延出する鍔部221Fとから構成される。これにより、固定リング221は、平面視でリング形状を有し、L字状の断面形状を有する。固定リング221は、円筒部221Cの内周面が上板21Uの小径部211の外周面と向き合うように、上板21Uの小径部211に対して同心円状に配置される。また、固定リング221の鍔部221Fは、上板21Uの大径部212に載置される。円筒部221Cの上面は、上板21Uにより支持される基板100に接触しないように、上板21Uの小径部211の上面よりも低く設けられている。鍔部221Fは、上板21Uの大径部212から直径方向に延出しない程度の寸法を有する。
インナー可動リング222は、円筒部222Cと、円筒部222Cの上端から外側に延出する鍔部222Fとから構成される。これにより、インナー可動リング222は、平面視でリング形状を有し、逆L字状の断面形状を有する。インナー可動リング222は、円筒部222Cが、固定リング221の円筒部221Cと、アウター可動リング223との間において、固定リング221の鍔部221Fに載置されるように配置される。したがって、インナー可動リング222は、上板21Uの小径部211と、固定リング221の円筒部221Cとに対して、同心円状に配置される。また、インナー可動リング222の高さは、アウター可動リング223の高さとほぼ等しい。このため、インナー可動リング222とアウター可動リング223が固定リング221の鍔部221F上に載置されるとき、インナー可動リング222の上面は、アウター可動リング223の上面と同一面になる。
アウター可動リング223は、円盤部223Cと、円盤部223Cの下端から内側に延出する鍔部223Fとから構成される。アウター可動リング223は、固定リング221の鍔部221Fの上面に載置されるとともに、リフター22Lにより支持される。これにより、アウター可動リング223は、上板21U、固定リング221、及びインナー可動リング222に対して同心円状に配置される。また、アウター可動リング223の鍔部223Fは、インナー可動リング222の鍔部222Fの下方に位置する。ここで、図3に示すように、アウター可動リング223の鍔部223Fの上面と、インナー可動リング222の鍔部222Fの下面とは、距離Lだけ離間している。
リフター22Lは円筒形状を有し、支持プレート21と固定リング221の外側を囲むように配置されている。また、図3に示すように、リフター22Lは、その上面で、アウター可動リング223を支持している。また、リフター22Lの裏面には、例えば3つの凹部22Dが形成されており(図2)、それぞれの凹部22Dには、図3に示すように、昇降装置23のシャフト23Sが挿入されている。昇降装置23がシャフト23Sを上下動することにより、リフター22Lとアウター可動リング223が上下動することができる。
以上の構成によれば、昇降装置23がシャフト23Sを上昇させると、リフター22Lがシャフト23Sにより持ち上げられ、アウター可動リング223もまた上方向に移動していく。アウター可動リング223の上方移動に伴い、アウター可動リング223の鍔部223Fがインナー可動リング222の鍔部222Fに接触するに至ると、図4に示すように、インナー可動リング222もまた持ち上げられていく。すなわち、インナー可動リング222は、アウター可動リング223を介して、昇降装置23により上昇可能である。インナー可動リング222がアウター可動リング223により持ち上げられると、その円筒部222Cの下端は、アウター可動リング223の下面よりも距離Lだけ下方に位置することとなる。
ここで、昇降装置23によるリフター22Lの上方向への移動距離は、インナー可動リング222の下端が、固定リング221の上端以下となるように規制されている。これにより、固定リング221、インナー可動リング222、アウター可動リング223、及びリフター22Lで囲まれた閉空間SPが維持される。
次に、比較例を参照しながら、上記の構成により奏される効果について説明する。図5は、比較例によるエッジリング220を模式的に示す一部拡大断面図である。図5の(A)に示すとおり、比較例によるエッジリング220は、固定リング220S、可動リング220M、及びリフター220Lを有し、上板210U及び基台210Bから構成される支持プレート210の外周に配置されている。また、図5(A)と図3を対比すると明らかなように、比較例によるエッジリング220は、上述の実施形態によるエッジリング22のインナー可動リング222に相当する部材を有していない。
ここで、支持プレート210及びエッジリング220が設けられたプラズマ処理チャンバ(不図示)内に生成されるプラズマの分布を調整するために、リフター220Lにより可動リング220Mを上方向に移動させる場合を考える。この場合、可動リング220Mが上昇していくと、図5の(B)に示すように、固定リング220Sと可動リング220Mの間に隙間Gが生じる。このような隙間Gが生じると、この隙間Gを通したアーク放電が発生する可能性がある。また、隙間Gにより、支持プレート210の周囲での電位が変化することから、エッジリング22の位置を変えることにより調整しようとしたプラズマ分布が実現されない事態ともなり、またプラズマの均一性が阻害されることにもなる。
これに対し、実施形態によるエッジリング22によれば、上述のとおり、アウター可動リング223が上昇しても、閉空間SPが維持されているため、比較例のように隙間Gによるアーク放電が発生することが殆どない。したがって、アウター可動リング223を広い範囲で移動させることにより、意図どおりにプラズマを分布させることが可能となるという効果が奏される。
また、比較例によるエッジリング220の固定リング220Sと、実施形態によるエッジリング22の固定リング221とが同じ寸法を有し、比較例によるエッジリング220の可動リング220Mと実施形態によるエッジリング22のアウター可動リング223とが同じ厚さを有していると仮定すると、アウター可動リング223の可動域は、可動リング220Mに対して、距離Lだけ増加される。すなわち、本実施形態によれば、アーク放電を生じさせることなく、より広い範囲でのプラズマ分布の調整が可能となる。
さらに、プラズマ処理装置内でエッジリングを用いる場合において、その表面はプラズマに晒されるときは、エッジリングが消耗していくこともある。そうすると、エッジリングが薄くなってしまう。その結果、例えば比較例によるエッジリング220では、可動リング220Mが上昇されるときに、隙間Gが生じるまでの上昇距離が短くなってしまう。隙間Gを通したアーク放電等を避けるために、更なる上昇ができなくなれば、プラズマの分布を十分に調整できない事態ともなる。このため、エッジリング220を相当の頻度で交換する必要が生じ、プラズマ処理装置の保守費用が増加するおそれがある。また、エッジリング220の交換により、プラズマ処理装置のダウンタイムが増加してしまうおそれもある。
実施形態によるエッジリング22では、仮にインナー可動リング222及びアウター可動リング223が消耗しても、インナー可動リング222の円筒部222Cにより閉空間SPが維持されるため、上昇距離(可動域)の減少が低減される。したがって、比較例によるエッジリング220の交換頻度に比べて、エッジリング22の交換頻度を長くすることが可能となる。これに伴い、プラズマ処理装置の保守費用やダウンタイムの低減が可期待される。
(変形例)
次に、図6を参照しながら、実施形態の変形例によるエッジリングについて説明する。図6は、実施形態の変形例による支持プレート及びエッジリングの一部を拡大して模式的に示す図である。変形例によるエッジリングは、固定リング及びインナー可動リングの形状が、実施形態によるエッジリングの固定リング221及びインナー可動リング222の形状とそれぞれ異なり、その他の構成は同一である。以下、相違点を中心に、変形例によるエッジリングを説明する。
図6に示すように、変形例によるエッジリング22M1は、固定リング221M1を有している。固定リング221M1は、円筒形状を有しており、支持プレート21と同心円状に配置されている。すなわち、実施形態によるエッジリング22の固定リング221とは、鍔部221Fを有していない点で異なる。これにより、アウター可動リング223は、鍔部221Fに載置されずにリフター22Lによって支持される。
また、エッジリング22M1のインナー可動リング222は、円筒部222Cと鍔部222Fを有しているが、円筒部222Cの下面が上板21Uの大径部212に接している。ここで、インナー可動リング222の円筒部222Cは、アウター可動リング223の下面から距離L1だけ長い。また、インナー可動リング222の鍔部222Fの下面は、アウター可動リング223の鍔部233Fの上面に接している。
このような構成によれば、リフター22Lによるアウター可動リング223の上昇に伴って、インナー可動リング222が持ち上げられていく。ここで、昇降装置23(図3)によるリフター22Lの上方向への移動距離は、インナー可動リング222の下端が、固定リング221の上端以下となるように規制されている。これにより、上板21Uの大径部212、固定リング221M1、インナー可動リング222、アウター可動リング223、及びリフター22Lで囲まれた閉空間SPが維持される。
したがって、変形例によるエッジリング22M1によっても実施形態によるエッジリング22と同様の効果が奏される。なお、変形例においては、アウター可動リング223の可動域は、比較例によるエッジリング220の可動リング220Mの可動域よりも距離L1だけ増大される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 プラズマ処理装置、11 チャンバ、13 ガス供給口、14 ガス排気口、21 支持プレート、21U 上板、21B 基台、211 小径部、212 大径部、22 エッジリング、221 固定リング、221C 円筒部、221F 鍔部、222 インナー可動リング、222C 円筒部、222F 鍔部、223 アウター可動リング、223C 円盤部、223F 鍔部、22L リフター、22D 凹部、31 給電線、32 ブロッキングコンデンサ、33 整合器、34 高周波電源、42 上部電極、15 開口部、52 シャッタ、100 基板、53 センサ、23 昇降装置、22M1 エッジリング、221M1 固定リング、SP 閉空間、 220 エッジリング、220S 固定リング、220M 可動リング、220L リフター、G 隙間。


Claims (6)

  1. 半導体基板を支持可能な上面を有する支持部の外周に沿って設けられ、前記上面に垂直な方向に移動可能な第1の可動部と、
    前記第1の可動部の外周に沿って設けられ、前記垂直な方向に移動可能な第2の可動部と、
    前記第2の可動部を介して前記第1の可動部を前記方向に移動可能な駆動部と
    を備える、エッジリング。
  2. 前記第1の可動部は、前記駆動部により前記第2の可動部を介して前記垂直な方向の上向きに移動されるときに、前記第2の可動部の下端より下方に延在する、請求項1に記載のエッジリング。
  3. 前記第1の可動部の外周部から外側に延出する第1の延出部と、
    前記第2の可動部の内周部から内側に延出し、前記第1の延出部に接触可能な第2の延出部と
    を更に備える、請求項1又は2に記載のエッジリング。
  4. 前記第1の延出部と前記第2の延出部は、互いに間隔を空けて配置され、前記駆動部による前記第2の可動部の移動により接触するに至る、請求項3に記載のエッジリング。
  5. 前記駆動部は前記第1の可動部の外側に設けられ、上端で前記第2の可動部を支持する、請求項1から4のいずれか一項に記載のエッジリング。
  6. チャンバと、
    前記チャンバ内に配置され、半導体基板を支持可能な上面を有する支持部と、
    前記支持部の外周に沿って設けられ、前記上面に垂直な方向に移動可能な第1の可動部、前記第1の可動部の外周に沿って設けられ、前記垂直な方向に移動可能な第2の可動部、及び前記第2の可動部を介して前記第1の可動部を前記方向に移動可能な駆動部を備えるエッジリングと、
    高周波電源から高周波電力が供給される電極と
    を備える、プラズマ処理装置。


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