JP2016148062A - 成膜装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の配置のズレを検知する突起を有し、基板の裏面に回り込む成膜が抑制された、成膜装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る成膜装置は、基板を載置する載置台と、載置台の外周に配置された際に、載置台の上面の高さよりも高い位置に突出する突起を有する環状のリング体と、載置台の外周に配置され、リング体の上に配置される環状のカバーであって、リング体の突起を覆うように配置されるカバーと、を有し、基板が載置台に載置され、リング体及びカバーが配置された際に、平面視において、基板の外周がカバーの内周の内側にある。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係る成膜装置は、基板を載置する載置台と、載置台の外周に配置された際に、載置台の上面の高さよりも高い位置に突出する突起を有する環状のリング体と、載置台の外周に配置され、リング体の上に配置される環状のカバーであって、リング体の突起を覆うように配置されるカバーと、を有し、基板が載置台に載置され、リング体及びカバーが配置された際に、平面視において、基板の外周がカバーの内周の内側にある。
【選択図】図2
Description
本発明は、成膜装置に関する。
ウェハ等の基板に各種の材料の膜を形成する成膜装置は、半導体製造分野では広く一般的に利用されている。成膜装置の一種であるスパッタリング装置は、グロー放電又は高周波放電中に、放電用ガスとして例えばアルゴンイオンを用い、イオンをターゲットと称する原料プレートに衝突させ、スパッタ現象によって叩き出された原料粒子を対象の上に堆積させて成膜を行う。
例えば、特許文献1に開示されている成膜装置は、多数枚のウェハに対して所定の成膜を繰り返して行うことができるように構成されている。係る装置では、突起部と称するウェハの位置ズレを防ぐ機構が設けられるとともに、ウェハの全表面への成膜を意図して、ウェハの上面を覆うことのない成膜防護カバーを採用している。
半導体製造においては、成膜装置により基板の全表面に所定の層を成膜できることが望ましい。しかし、基板の全表面を露出させようとするあまり、基板の裏面への空間的な経路が生じてしまうことがある。係る経路は、完全に塞がれないかぎり、基板の裏面に意図しない成膜が生じる可能性がある。基板の裏面に原料が堆積すると、成膜工程や後の工程で異物(いわゆるパーティクル)を発生させて不都合となる場合がある。
特許文献1に記載の装置では、ウェハの全表面への成膜を試みているものの、ウェハのズレを防ぐための突起を設けたことにより、ウェハの裏面への意図せぬ成膜が生じやすい構造となっている。すなわち、特許文献1に記載の装置では、突起を設けたことにより、ウェハと成膜保護カバーとの間に大きな隙間が生じる構造となっている。
また特許文献1には、ウェハのズレを防ぐための突起を基板の周囲に巡らすことで、ウェハの裏面への成膜を抑制できる旨の記載がある。また、突起は、ウェハと同電位となることは好ましくなく、係る突起は、ウェハと接触させることができない。そのため、特許文献1に記載の装置では、仮にウェハの周囲に突起を囲むように配置したとしても、突起とウェハとの間には必ず隙間が生じ、ウェハの裏面への意図せぬ成膜を防止することは難しかった。
本発明の幾つかの態様に係る目的の1つは、基板の配置のズレを検知する突起を有し、基板の裏面に回り込む成膜が抑制された、成膜装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
[適用例1]本発明に係る成膜装置の一態様は、
基板を載置する載置台と、
前記載置台の外周に配置された際に、前記載置台の上面の高さよりも高い位置に突出する突起を有する環状のリング体と、
前記載置台の外周に配置され、前記リング体の上に配置される環状のカバーであって、前記リング体の前記突起を覆うように配置されるカバーと、
を有し、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記基板の外周が前記カバーの内周の内側にある。
基板を載置する載置台と、
前記載置台の外周に配置された際に、前記載置台の上面の高さよりも高い位置に突出する突起を有する環状のリング体と、
前記載置台の外周に配置され、前記リング体の上に配置される環状のカバーであって、前記リング体の前記突起を覆うように配置されるカバーと、
を有し、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記基板の外周が前記カバーの内周の内側にある。
本適用例の成膜装置は、リング体に設けられた突起により、基板のズレを検知することができる。そして、係る成膜装置は、カバーが突起を越えて(跨いで)基板の外周近傍まで接近している。そのため、基板の裏面へのターゲット材料の回り込みを抑制することができる。これにより、基板の裏面への余分な成膜が抑制され、異物等が生じにくく、安定した成膜が可能である。
[適用例2]適用例1において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間には、前記基板の直径の1/20000以上15/1000以下の隙間が形成されてもよい。
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間には、前記基板の直径の1/20000以上15/1000以下の隙間が形成されてもよい。
本適用例の成膜装置では、基板の裏面へのターゲット材料の回り込みをさらに抑制することができる。
[適用例3]適用例1又は適用例2において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間に形成される間隔は、0.01mm以上3mm以下であってもよい。
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間に形成される間隔は、0.01mm以上3mm以下であってもよい。
本適用例の成膜装置では、直径が100mm以上300mm以下程度の基板において裏面へのターゲット材料の回り込みをさらに抑制することができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれか一例において、
前記リング体の前記突起は、前記リング体が前記載置台に配置された際に、前記載置台の上面よりも低い位置から突出していてもよい。
前記リング体の前記突起は、前記リング体が前記載置台に配置された際に、前記載置台の上面よりも低い位置から突出していてもよい。
本適用例の成膜装置は、リング体の上面にターゲット材料が堆積したとしても、該堆積物が基板に接触する高さまで達するまでの期間、支障なく成膜処理を続けることができる。これにより装置のメンテナンス頻度を低減することができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれか一例において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、上方から前記基板を臨む前記カバーの開口は、前記カバーの内周端部の位置から前記カバーの上面側に向かって拡張する形状を有してもよい。
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、上方から前記基板を臨む前記カバーの開口は、前記カバーの内周端部の位置から前記カバーの上面側に向かって拡張する形状を有してもよい。
本適用例の成膜装置によれば、基板の外周近傍まで均一な成膜を行うことができる。これにより、例えば、基板からのチップの採り数を増やすことができ、歩留まり等を向上することができる。
本明細書では、「上方」という文言について、例えば、「特定のもの(以下、「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下、「B」という)が存在する」などと用いる場
合に、A上に直接Bが存在する場合と、A上に他のものを介してBが存在する場合とが含まれるものとして「上方」という文言を用いる。また、「上部」、「下部」等の文言は、装置等の設置状態に依存した上下関係を意図した文言ではなく、装置等の設置状態にかかわらず、図面等により把握される上下関係を意図した文言として用いる。
合に、A上に直接Bが存在する場合と、A上に他のものを介してBが存在する場合とが含まれるものとして「上方」という文言を用いる。また、「上部」、「下部」等の文言は、装置等の設置状態に依存した上下関係を意図した文言ではなく、装置等の設置状態にかかわらず、図面等により把握される上下関係を意図した文言として用いる。
以下に本発明のいくつかの実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の一例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
1.成膜装置の概要
本実施形態の成膜装置100は、少なくとも、載置台10と、リング体20と、カバー30と、を有する。まず、本実施形態の成膜装置の概略について説明し、その後、載置台10、リング体20、カバー30の詳細について説明する。
本実施形態の成膜装置100は、少なくとも、載置台10と、リング体20と、カバー30と、を有する。まず、本実施形態の成膜装置の概略について説明し、その後、載置台10、リング体20、カバー30の詳細について説明する。
図1は、本実施形態に係る成膜装置100の概略図である。本実施形態では、成膜装置100がスパッタリング装置である場合について説明するが、成膜装置100は、例えば、蒸着装置、CVD装置等の原料を半導体ウェハ等の基板に堆積させる機能を有する装置とすることができる。なお、図1では、リング体20及びカバー30の部分の構造を説明する便宜のため、拡大比率を全体で均一とせずに、部分的に拡大率を変えて描いてある。
成膜装置100は、成膜対象としての基板1を収容し、ターゲット140の材料を基板1の表面に堆積させて成膜する。基板1としては、特に限定されないが、シリコンウェハ、化合物半導体ウェハ、金属酸化物の基板、ガラス基板、樹脂基板等を例示できる。本明細書では、これらの板状の物体を総称して基板又はウェハと称することがある。基板1の厚さや平面的な大きさ、形状等についても何ら限定されない。基板1は、平面視において例えば円形、楕円形等であって、切り欠き(ノッチ、オリフラ等)を有する形状であってもよい。
図1に示す成膜装置100は、チャンバー120の上部に配置された円形のターゲット140及びターゲット140の裏面側に配置されたマグネット160を備えている。ターゲット140は、成膜の対象である基板1よりも平面視において大きいことが好ましい。このようにすれば、基板1の表面へのターゲット材料の成膜厚さを均一化しやすい。ターゲット140の材質は特に限定されず、所定の金属、合金、酸化物、窒化物等の化合物とすることができる。
チャンバー120内には、基板1を載置する載置台10が配置されている。載置台10は、基板1を支持すると共に基板1を載置(固定設置)する。載置台10の外周には、環状のリング体20が配置されている。リング体20は、載置台10にターゲット材料が付着することを抑制する機能を有している。また、リング体20は、例えば、装置のメンテナンスの際に載置台10と分離することができる。
載置台10の下方には、載置台10を上昇又は下降させるための昇降機構170が設けられている。昇降機構170と載置台10の下面とは駆動伝達部材172により接続されると共に、駆動伝達部材172周囲には伸縮可能な蛇腹状のベローズ174が設けられている。これによりチャンバー120内の気密性が確保されている。
昇降機構170は、載置台10及びリング体20を昇降させるが、上昇させる場合には、リング体20がカバー30に接触してカバー30とともに上昇する。また、載置台10を下降させた場合には、カバー30は、成膜防護壁180のツメ181に懸架されることにより下降が制限され、載置台10及びリング体20がカバー30から離れて下降する。載置台10が下降された状態で、基板1の設置、取り外し、交換等が行われる。このように載置台10を上昇、下降することにより、基板1の設置、交換と、基板1への成膜とを、繰り返し効率よく行うことができる。
また、昇降機構170により、載置台10と共に上昇させたリング体20が、カバー30と接し、かつ、カバー30が成膜防護壁180のツメ181と嵌合するように配置されることにより、ターゲット材料が成膜防護壁180の外側、カバー30の下方、リング体20の下方、載置台10の下方等へと漏れ出さないようになっている。
このように構成された成膜装置100により基板1の表面に成膜を行う場合には、図示しない超真空ポンプによりチャンバー120の内部を真空にした後、この真空状態を維持したまま載置台10に基板1を載置し、昇降機構170により基板1、載置台10、リング体20及びカバー30を図1に示す位置まで上昇させる。その後、チャンバー120内にアルゴンガスを供給した後、スパッタリングを行う。これにより、ターゲット140からスパッタされるターゲット材料が、基板1の表面に堆積し成膜が行われる。
2.載置台
載置台10は、基板1を載置する台(ステージ)である。載置台10は、例えば、静電的に基板1を固定設置する静電チャックとすることができる。基板1は、成膜処理の際に電気的に他の部材(例えば、リング体20やカバー30)と絶縁されることが好ましく、載置台10の載置面11は、基板1と接触するため、絶縁性の材質で形成される。載置台10の材質としては、例えば、セラミックス、高分子材料等とすることができる。載置台10は、フローティング状態でもよく、その場合、導電性の材質で形成されてもよい。また、載置台10は、基板1を加熱する適宜の機構を備えてもよい。
載置台10は、基板1を載置する台(ステージ)である。載置台10は、例えば、静電的に基板1を固定設置する静電チャックとすることができる。基板1は、成膜処理の際に電気的に他の部材(例えば、リング体20やカバー30)と絶縁されることが好ましく、載置台10の載置面11は、基板1と接触するため、絶縁性の材質で形成される。載置台10の材質としては、例えば、セラミックス、高分子材料等とすることができる。載置台10は、フローティング状態でもよく、その場合、導電性の材質で形成されてもよい。また、載置台10は、基板1を加熱する適宜の機構を備えてもよい。
平面視において載置台10の載置面11の輪郭は、基板1の輪郭と同じか、基板1の輪郭の内側であることが好ましい。成膜処理の際に載置台10の載置面11が基板1によって覆われていない部分があると、係る部分にターゲット材料が成膜される場合があり、これにより基板1の絶縁が不十分となったり、載置の際の密着性や水平性が損なわれたりする場合があるからである。このため、載置台10の載置面11の大きさは、基板1を載置する際の精度(例えば、ロボットによる載置の精度)や基板1に形成された切り欠き等の大きさを考慮して設定されることがより好ましい。なお、基板1の全体の面積に対して十分に小さい切り欠き等については、その影響を無視できる場合がある。
載置台10の周囲にはリング体20が配置され、載置台10の載置面11側の周囲には、リング体20を配置するための円環状の切り欠きが形成されている。係る載置台10の切り欠き部分の切欠側面12(図1参照)は、リング体20と接触する。しかし、リング体20が金属等の導電材料で形成される場合には、切欠側面12の上部がリング体20で覆われないように載置台10及び/又はリング体20の形状が設計される。これにより、基板1がリング体20と電気的に接触することを避けることができる。なお、リング体20が絶縁性の材料で構成される場合には、載置台10の切欠側面12の全てがリング体20によって覆われてもよい。
また、載置台10の切欠側面12にターゲット材料が堆積すると、基板1の絶縁性が不良となる場合があるため、載置台10の切欠側面12は、できるだけリング体20によって覆われていることが好ましい。載置台10の切り欠き部分の切欠上面13(図1参照)には、リング体20が載置され、リング体20を上方に向かって支持している。
3.リング体
図2は、本実施形態の成膜装置100のリング体20の概略平面図である。図2では、リング体20の詳細な構造を説明する便宜のため、理解しやすいように曲率を選んで部分的に拡大して描かれている。そのため、環状に描かれている曲率や半径方向の大きさについては、図示の例にとらわれず適宜に変更することができるものとする。図4は、リング体20及びカバー30が重なった状態の断面を模式的に示している。図4に描かれた断面は、図2におけるA−A線断面に相当する。
図2は、本実施形態の成膜装置100のリング体20の概略平面図である。図2では、リング体20の詳細な構造を説明する便宜のため、理解しやすいように曲率を選んで部分的に拡大して描かれている。そのため、環状に描かれている曲率や半径方向の大きさについては、図示の例にとらわれず適宜に変更することができるものとする。図4は、リング体20及びカバー30が重なった状態の断面を模式的に示している。図4に描かれた断面は、図2におけるA−A線断面に相当する。
リング体20は、載置台10の外周に配置される。リング体20は、環状の形状を有する。リング体20は、載置台10の外周に配置できるかぎり、円環状であってもよいし、楕円環状であってもよい。リング体20は、載置台10の外周に配置された際に、載置台10の載置面11の高さよりも高い位置に突出する突起22を有する。
リング体20が配置される載置台10の外周は、上述した載置台10の切り欠き部分である。リング体20は、載置台10の切り欠き部分の切欠側面12及び切欠上面13に接して配置される。リング体20が載置台10に配置されることにより、載置台10に対してターゲット材料が付着することを抑制することができる。
リング体20の突起22は、リング体20が載置台10の外周に配置された際に、載置台10の載置面11の高さよりも高い位置に突出する。突起22は、リング体20が載置台10の外周に配置された状態で、基板1が載置台10に載置される際に、基板1がずれて配置されてしまった場合のストッパーの機能を有する。しかし、成膜装置100が図示せぬロボットを含み、係るロボットによって基板1を載置台10に載置する場合には、基板1が突起22に接触するほど大きくズレて載置されることは希である。そのため、突起22の機能としては、基板1の位置決めを行うことではなく、基板1が大きくズレたまま成膜処理が行われないようにすること、又は、基板1が大きくズレた場合にこれを検知することである。なお、リング体20には突起22が設けられていることから、成膜処理を行なっているときに振動等が生じて基板1が大きくズレた場合、突起22により基板1の位置ズレを防止し、これを検出することができる。これにより、載置台へのターゲット材料の付着を防ぐことができる。なお、図示しないが、成膜装置100は、突起22に基板1が接触した場合にこれを検知できる適宜のセンサーを含んでもよい。そして係るセンサーからの信号に基づいて、載置台10の昇降を停止すること、成膜処理を停止すること、装置電源を切断すること、等の制御を行ってもよい。
リング体20が金属等の導電材料で形成される場合には、基板1の絶縁性を確保するために、突起22が基板1に触れないように配置されることが好ましい。図1及び図2の例では、突起22は基板1から離れた位置に配置されている。突起22の基板1からの離間距離は、例えば、基板1が載置台10の中央に配置された際に0.5mm以上10mm以下、好ましくは1mm以上7mm以下、より好ましくは1mm以上5mm以下程度であることが好ましい。また、基板1がズレた場合に、載置台10の載置面11が露出しない程度となるように、突起22を配置することがより好ましい。これにより、載置台10の載置面11にターゲット材料が堆積することを防止することができる。
突起22の上端の位置は、基板1がズレた場合に接触できる程度の高さを有すればよく、必ずしも基板1の上面よりも高い位置になくてもよい。突起22の高さの上限は、特に制限されないが、ターゲット材料が基板1に堆積する際に、突起22を覆うカバー30が邪魔にならない程度とする。
また、突起22の下端の位置は、突起22の上端が上記条件を満たす限り特に限定されない。図示の例では、突起22は、溝24の溝底面25に設けられている。
突起22は、平面視において、点状、弧状とすることができる。また、突起22は、平面視において基板1を周回する環状であってもよい。図示の例では、突起22は点状であり、円柱状の凸部として4箇所に設けられている。突起22の設けられる間隔は、基板1が載置台10に接触した状態でどの方向にズレた場合でもいずれかの突起22が接触できる間隔であればよく、突起22間は等間隔であってもよいし間隔に分布を有して配置されてもよい。
本実施形態のリング体20は、円環状の溝24を有している。この例では、溝24の内側に突起22が設けられているため、突起22は、リング体20が載置台10に配置された際に、載置台10の上面よりも低い位置から突出している。リング体20が溝24を有することにより、リング体20にターゲット材料が堆積するとしても、溝24の内部に堆積される。そのため、溝24は、ターゲット材料が基板1に接触する高さまで堆積することを許容し、ターゲット材料のリング体20への堆積量の許容量を大きくすることができる。すなわち、溝24を形成したことにより、リング体20へのターゲット材料の許容できる堆積量を増大させることができる。これにより、多数枚の基板1に対して成膜を行う場合などにおいて、リング体20の清掃や交換(メンテナンス)の頻度を大幅に低減することができる。なお、溝24はリング体20の必須の構成ではなく、例えば、突起22よりも内側に設けた円環状の溝で置き換えることができるし、カバー30の形状によっては溝24は不要となる。
リング体20は、載置台10が上昇した場合に、カバー30に嵌合してカバー30を持ち上げることができる。図示の例では、リング体20の外周端部付近の当接部26がカバー30に接触し、カバー30を上方へ持ち上げている。カバー30には、リング体20の嵌合を補助する斜面35が設けられている。なお、載置台10が下降した場合には、カバー30は、成膜防護壁180により下降が制限され、載置台10及びリング体20がカバー30から離れて下降する。
既に述べたが、リング体20の内周端部は、載置台10の切り欠き部分の切欠側面12に接触して、当該切欠側面12にターゲット材料が付着しにくいようになっている。また、本例では、リング体20が導電材料で形成されているため、リング体20の内周側面の上端部分は、載置台10の上面よりも低い位置に配置されている。リング体20により載置台10に成膜が行なわれるのを抑制することができるので、例えば、多数枚の基板1に繰り返し成膜を行なう場合であっても、載置台10を長期間使用することができ、しかもリング体20のみを取り外して清掃、交換すれば済むようになる。
なお本実施形態においては、リング体20に等間隔で4個の突起22を設けているが、突起22の位置は等間隔に限定されるものではなくまた、その数も4個に限定されない。またリング体20の材質は特に限定されず、例えば、各種の金属、各種の合金、各種の高分子材料とすることができ、これらの複合体であってもよい。
4.カバー
図3は、本実施形態の成膜装置100のカバー30の概略平面図である。図3では、カバー30の詳細な構造を説明する便宜のため、理解しやすいように曲率を選んで部分的に拡大して描かれている。そのため、環状に描かれている曲率や半径方向の大きさについては、図示の例にとらわれず適宜に変更することができるものとする。なお、図3は、カバー30を上面側から見た図であり、下面側の構造については破線で表されている。図4は、リング体20及びカバー30が重なった状態の断面を模式的に示している。図4に描かれたカバー30の断面は、図3におけるA−A線断面及びB−B線断面に相当する。
図3は、本実施形態の成膜装置100のカバー30の概略平面図である。図3では、カバー30の詳細な構造を説明する便宜のため、理解しやすいように曲率を選んで部分的に拡大して描かれている。そのため、環状に描かれている曲率や半径方向の大きさについては、図示の例にとらわれず適宜に変更することができるものとする。なお、図3は、カバー30を上面側から見た図であり、下面側の構造については破線で表されている。図4は、リング体20及びカバー30が重なった状態の断面を模式的に示している。図4に描かれたカバー30の断面は、図3におけるA−A線断面及びB−B線断面に相当する。
カバー30は、成膜処理の際には、リング体20の上に配置される。カバー30は、環状の形状を有する。カバー30は、リング体20とともに、載置台10の外周に配置できるかぎり、円環状であってもよいし、楕円環状であってもよい。
カバー30は、リング体20の突起22を覆うように配置される。そして、カバー30は、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が配置された際に、平面視において、基板1の外周がカバー30の内周の内側にあるような形状を有する。
カバー30は、成膜処理が行われない状態では、成膜防護壁180の環状のツメ181に懸架されている。カバー30は、下面側の外周付近に形成された円環状の溝31に成膜防護壁180の円環状のツメ181を収容することができる。載置台10が上昇すると、図1に示すように、成膜防護壁180のツメ181が溝31から外れる方向に移動する。載置台10は、成膜防護壁180のツメ181が溝31の中に残る程度まで上昇し、その状態で成膜処理が行われる。成膜防護壁180のツメ181が溝31の内側に存在する状態で成膜処理を行うことにより、ターゲット材料が載置台10の下面側に漏出しにくくなっている。
また、溝31の底面31a(図示の例では、上面38側に底面31aが存在する。)には、載置台10が降下した場合に成膜防護壁180のツメ181が当接する当接部材32が設けられている。当接部材32は、円環状の溝31の底面の全部を覆わずに、底面の一部が露出するように設けられている。図3に示す例では、当接部材32は、溝31の内側で3箇所の隙間ができるように設置されている。このようにすることで、ツメ181と当接部材32との接触時における接触面積を減らし、パーティクルの発生を抑制するという効果が期待できる。
カバー30は、載置台10が上昇した場合に、リング体20の上述した当接部26に当接部33が接触して持ち上げられる。カバー30のリング体20と接触する当接部33は、図示の例では、円環の半径方向に狭い(細い)領域となっているが、当接部33の形状や大きさは特に限定されない。図示の例では、当接部33は、円環の半径方向において、突起22よりも外側となるように形成されている。
カバー30は、リング体20によって持ち上げられた際に、リング体20の突起22を収容できる凹部34を有する。凹部34は、当接部33よりも円環状の内側に設けられる。凹部34は、リング体20にカバー30が嵌合した場合に、カバー30がリング体20の突起22よりも内側に存在できるようにする機能を有する。
なお、本実施形態のカバー30は、突起22を覆うように設けられるため、突起22へのターゲット材料の堆積も抑制することができる。そのため、図示の例では、突起22及びカバー30の凹部34は離間しているが、接触しても差し支えない。
凹部34は、突起22を収容できればどのような形状であってもよい。図示の例では、凹部34は、円環状に形成されており、点状の突起22を収容する部分以外の部分にも凹
部34が存在するが、突起22の部分のみに凹部34が形成されてもよい。
部34が存在するが、突起22の部分のみに凹部34が形成されてもよい。
カバー30の当接部33から、カバー30の円環の中心方向を見た場合には、カバー30は、突起22を跨ぐような形状となっている。すなわち、カバー30は凹部34が形成されることにより、リング体20の突起22の位置よりも内側(円環の中心側)に存在している。これにより、突起22の部分における、カバー30と基板1との間の距離(隙間)を小さくすることができる。すなわち、突起22が存在する部分においても、カバー30を基板1に十分接近させることができる。
カバー30の材質は特に限定されず、例えば、各種の金属、各種の合金、各種の高分子材料とすることができ、これらの複合体であってもよい。
5.カバーの具体的形状
図5は、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が成膜処理する状態で配置された様子を示す断面の模式図である。図5におけるリング体20及びカバー30の断面は、図2及び図3のA−A線断面に相当する。
図5は、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が成膜処理する状態で配置された様子を示す断面の模式図である。図5におけるリング体20及びカバー30の断面は、図2及び図3のA−A線断面に相当する。
カバー30は、凹部34を有することにより、リング体20の突起22の位置よりも内側(円環の中心側)に存在し、突起22よりも基板1に接近することができる。これにより、突起22の内側にカバー30が存在しない場合に比較して、基板1の裏面へのターゲット材料の堆積(成膜)を顕著に抑制することができる。
基板1の載置位置の精度と、基板1の裏面へのターゲット材料の回り込みを考慮すると、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が配置された際に、平面視において、カバー30の内周端部36(図5参照)と基板1の外周端部2との間には、基板1の最大の差し渡し(平面視において円形である場合には直径)の1/30000以上5/100以下、好ましくは1/25000以上3/100以下、より好ましくは1/20000以上15/1000以下、さらに好ましくは1/15000以上1/100以下の隙間(図5における「α」参照)が形成されることが好ましい。
また、基板1の載置位置の精度と、基板1の裏面へのターゲット材料の回り込みを考慮すると、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が配置された際に、平面視において、カバー30の内周端部36(図5参照)と基板1の外周端部2との間には、基板1の最大の差し渡し(平面視において円形である場合には直径)が100mm以上300mm以下の場合、0.001mm以上5mm以下、好ましくは0.005mm以上5mm以下、より好ましくは0.01mm以上3mm以下の隙間(図5における「α」参照)が形成されることが好ましい。
また、基板1が載置台10に載置され、リング体20及びカバー30が配置された際に、上方から基板1を臨むカバーの開口37(図3及び図5参照)は、カバー30の内周端部36の位置からカバー30の上面38側に向かって拡張する形状を有することが好ましい。図示の例では、カバー30の内周端部36から、上面38にかけての表面の断面は、カバー30が凸となる曲線となっているが直線であってもよい。すなわち、カバー30の内周端部36よりも上方において、カバー30が開口37から離れる形状であることが好ましい。このようにすれば、基板1の法線方向から傾斜した方向から基板1を臨むことができるため、基板1の周辺部にターゲット材料を堆積させやすく、基板1のより広い領域に所定の厚さの成膜を施すことができる。
さらに、図示の例のように、カバー30の内周端部36から、上面38にかけての表面の断面は、カバー30が凸となる円弧とすることができる。この場合、断面における内周
表面の曲率半径Rを定義することができる。曲率半径Rは、図5に示すように、カバー30の内周表面に内接する円の半径のことを指す。
表面の曲率半径Rを定義することができる。曲率半径Rは、図5に示すように、カバー30の内周表面に内接する円の半径のことを指す。
断面におけるカバー30の内周表面の曲率半径Rは、3mm以上10mm以下、好ましくは4mm以上8mm以下、より好ましくは5mm以上7mm以下である。カバー30の内周表面の曲率半径Rがこの範囲であれば、基板1の法線方向から傾斜した方向から基板1を臨みやすく、しかもカバー30の凹部34よりも内側の機械的強度を確保することができる。
6.作用効果等
本実施形態の成膜装置100は、リング体20に設けられた突起22により、基板1のズレを検出することができる。これにより、例えば、基板1がズレた状態での成膜処理を行わないようにすることで、載置台10へのターゲット材料の成膜(堆積)を防ぐことができる。そして、本実施形態の成膜装置100は、カバー30が突起22を越えて(跨いで)基板1の外周端部2の近傍まで接近している。そのため、基板1の裏面へのターゲット材料の回り込みを抑制することができる。これにより、基板1の裏面への成膜が抑制され、これによる異物(パーティクル)等が、成膜工程や後の工程で生じることが抑制される。これにより安定した成膜処理を行うことができるとともに製品をより安定して製造することができる。
本実施形態の成膜装置100は、リング体20に設けられた突起22により、基板1のズレを検出することができる。これにより、例えば、基板1がズレた状態での成膜処理を行わないようにすることで、載置台10へのターゲット材料の成膜(堆積)を防ぐことができる。そして、本実施形態の成膜装置100は、カバー30が突起22を越えて(跨いで)基板1の外周端部2の近傍まで接近している。そのため、基板1の裏面へのターゲット材料の回り込みを抑制することができる。これにより、基板1の裏面への成膜が抑制され、これによる異物(パーティクル)等が、成膜工程や後の工程で生じることが抑制される。これにより安定した成膜処理を行うことができるとともに製品をより安定して製造することができる。
以上本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の特定事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。また、上述した実施形態や変形形態は一例であって、これらに限定されるわけではない。
1…基板、2…外周端部、10…載置台、11…載置面、12…切欠側面、13…切欠上面、20…リング体、22…突起、24…溝、25…溝底面、26…当接部、30…カバー、31…溝、32…当接部材、33…当接部、34…凹部、35…斜面、36…内周端部、100…成膜装置、120…チャンバー、140…ターゲット、160…マグネット、170…昇降機構、172…駆動伝達部材、174…ベローズ、180…成膜防護壁、181…ツメ
Claims (5)
- 基板を載置する載置台と、
前記載置台の外周に配置された際に、前記載置台の上面の高さよりも高い位置に突出する突起を有する環状のリング体と、
前記載置台の外周に配置され、前記リング体の上に配置される環状のカバーであって、前記リング体の前記突起を覆うように配置されるカバーと、
を有し、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記基板の外周が前記カバーの内周の内側にある、成膜装置。 - 請求項1において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間には、前記基板の直径の1/20000以上15/1000以下の隙間が形成される、成膜装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、平面視において、前記カバーの内周端部と前記基板の外周端部との間に形成される間隔は、0.01mm以上3mm以下である、成膜装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記リング体の前記突起は、前記リング体が前記載置台に配置された際に、前記載置台の上面よりも低い位置から突出している、成膜装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記基板が前記載置台に載置され、前記リング体及び前記カバーが配置された際に、上方から前記基板を臨む前記カバーの開口は、前記カバーの内周端部の位置から前記カバーの上面側に向かって拡張する形状を有する、成膜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015023873A JP2016148062A (ja) | 2015-02-10 | 2015-02-10 | 成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015023873A JP2016148062A (ja) | 2015-02-10 | 2015-02-10 | 成膜装置 |
Publications (1)
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JP2016148062A true JP2016148062A (ja) | 2016-08-18 |
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ID=56687732
Family Applications (1)
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JP2015023873A Pending JP2016148062A (ja) | 2015-02-10 | 2015-02-10 | 成膜装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210004839A (ko) * | 2019-07-05 | 2021-01-13 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 적재대, 기판 처리 장치 및 적재대의 조립 방법 |
WO2024074202A1 (en) * | 2022-10-05 | 2024-04-11 | Applied Materials, Inc. | Mask for a substrate, substrate support, substrate processing apparatus, method for layer deposition on a substrate and method of manufacturing one or more devices |
-
2015
- 2015-02-10 JP JP2015023873A patent/JP2016148062A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102433189B1 (ko) * | 2019-07-05 | 2022-08-18 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 적재대, 기판 처리 장치 및 적재대의 조립 방법 |
WO2024074202A1 (en) * | 2022-10-05 | 2024-04-11 | Applied Materials, Inc. | Mask for a substrate, substrate support, substrate processing apparatus, method for layer deposition on a substrate and method of manufacturing one or more devices |
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