JP2021149646A - 端末装置、管理装置、および通信システム - Google Patents

端末装置、管理装置、および通信システム Download PDF

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恭久 山本
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Abstract

【課題】避難するための誘導情報を適切に受信することができる端末装置、管理装置及び通信システムを提供する。【解決手段】無線通信システム1において、端末装置300a、300b、300cは、管理装置100が送信した災害情報を受信した場合、現在位置に関する現在位置情報およびバッテリの電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザの健康状態に関する健康情報および避難するための移動手段に関する移動情報を含むユーザ情報と、で構成される避難誘導の要求情報を管理装置100に送信する通信制御部と、災害情報を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。現在位置が避難すべき危険エリアであると管理装置100が判定した場合、通信制御部は、要求情報に呼応してユーザ情報に応じた避難誘導情報を管理装置100から受信し、表示制御部は、災害情報に加えて、避難誘導情報を表示部に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、管理装置、および通信システムに関する。
災害が発生したときに、ユーザの端末に誘導情報を表示させて、避難誘導する技術が知られている。例えば、特許文献1には、携帯端末のナビゲーションによって、ユーザを適切な場所へ誘導する技術が開示されている。
特開2013−88827号公報
特許文献1では、携帯端末は避難誘導サーバから避難ルートを受信するためには、現在の位置情報を避難誘導サーバに送信し続けることが必要である。そのため、特許文献1の技術では、バッテリの消費が大きくなり、避難ルートを受信することができないおそれがある。
本発明は、避難するための誘導情報を受信する端末装置のバッテリの消費量などの個別の状況に応じて適切に提示することのできる端末装置、管理装置、および通信システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る端末装置は、管理装置が送信した災害情報を受信した場合、現在位置に関する現在位置情報およびバッテリの電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザの健康状態に関する健康情報および避難するための移動手段に関する移動情報を含むユーザ情報とで構成される避難誘導の要求情報を前記管理装置に送信する通信制御部と、前記災害情報を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、前記現在位置が避難すべき危険エリアであると前記管理装置が判定した場合、前記通信制御部は、前記要求情報に呼応して前記ユーザ情報に応じた避難誘導情報を前記管理装置から受信し、前記表示制御部は、前記災害情報に加えて、前記避難誘導情報を前記表示部に表示させる。
本発明の一態様に係る管理装置は、災害が発生したことを示す災害情報を登録された端末装置に対して送信し、前記災害情報を受信した端末装置から現在位置に関する現在位置情報およびバッテリの電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザの健康状態に関する健康情報および避難するための移動手段に関する移動情報とを含むユーザ情報とを受信し、前記現在位置が避難すべき危険エリアである前記端末装置に対して、避難する方法を示す避難誘導情報を送信する、ネットワーク通信制御部を備える。
本発明の一態様に係る通信システムは、本発明の一態様に係る端末装置と、本発明の一態様に係る管理装置と、を含む。
本発明によれば、避難するための誘導情報を適切に受信することができる。
図1は、実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を説明するための図である。 図2は、本実施形態に係る無線通信システムの処理を説明するための図である。 図3は、実施形態に係る管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る中継装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、無線通信システムに避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図7は、災害情報のフォーマットの一例を示す図である。 図8は、応答情報のフォーマットの一例を示す図である。 図9は、安全情報のフォーマットの一例を示す図である。 図10は、避難誘導情報のフォーマットの一例を示す図である。 図11は、端末装置が表示する避難誘導情報の一例を説明するための図である。 図12は、要求情報のフォーマットの一例を示す図である。 図13は、無線通信システムに避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図14は、無線通信システムに避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図15は、実施形態に係る管理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図16は、実施形態に係る端末装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含む。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[無線通信システム]
図1を用いて、本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、無線通信システム1は、管理装置100と、中継装置200aと、中継装置200bと、中継装置200cと、端末装置300aと、端末装置300bと、端末装置300cとを含む。無線通信システム1は、例えば、業務用無線通信システムであるが、本発明はこれに限定されない。無線通信システム1は、全二重通信を行う無線通信システムであってもよい。中継装置200a〜中継装置200cを総称して、中継装置200と呼ぶこともある。また、中継装置200を単に中継装置と呼ぶこともある。端末装置300a〜端末装置300cを総称して、端末装置300と呼ぶこともある。また、端末装置300a〜端末装置300cを単に端末装置と呼ぶこともある。
管理装置100は、有線または無線のネットワークNWと接続されている。管理装置100は、ネットワークNWを介して、中継装置200a〜中継装置200cと通信可能に接続されている。管理装置100は、中継装置200a〜中継装置200cを制御する。中継装置200a〜中継装置200bは、それぞれ、アンテナANa〜アンテナANcを介して、端末装置300a〜端末装置300bと通信を行う。言い換えれば、管理装置100は、中継装置200a〜中継装置200bを制御することで、端末装置300a〜端末装置300bと通信を行う。端末装置300a〜端末装置300cは、それぞれ、中継装置200a〜中継装置200cに登録されている端末装置である。図1に示す例では、3台の中継装置が示されているが、これは本発明を限定するものではない。また、各中継装置には、1台の端末装置が登録されているものとして示しているが、これは本発明を限定するものではない。無線通信システム1に含まれる中継装置の数、および各中継装置に登録されている端末装置の数は任意であってよい。
図2は、本実施形態に係る無線通信システム1の処理を説明するための図である。図2には、中継装置200の通信エリアRが示されている。通信エリアRには、端末装置300aと、端末装置300bと、端末装置300cとが含まれている。図2に示す例では、例えば、災害などが発生した際に、管理装置100は、中継装置200を介して、端末装置300a〜端末装置300bに対して災害情報を送信する。ここで、端末装置300aは、避難する必要のない安全エリアに位置し、端末装置300bと、端末装置300cとは避難する必要のある危険エリアに位置しているとする。この場合、管理装置100は、端末装置300aから災害情報に対する位置情報を含む応答があった場合には、端末装置300aに対して、避難する必要のない安全エリアである旨の情報を送信する。管理装置100は、端末装置300bおよび端末装置300cから災害情報に対する位置情報を含む応答があった場合には、端末装置300bおよび端末装置300cに対して避難する必要のある避難経路、避難方法、避難制限時間などを含む避難誘導情報を送信する。これにより、端末装置300bおよび端末装置300cのユーザは、避難誘導情報に従って避難することで、適切な避難することができる。
[管理装置の構成]
図3を用いて、実施形態に係る管理装置の構成について説明する。図3は、実施形態に係る管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、管理装置100は、ネットワーク通信部110と、記憶部120と、表示部130と、操作部140と、制御部150と、を含む。
ネットワーク通信部110は、他の装置と通信を行うインターフェースである、ネットワーク通信部110は、有線または無線によってネットワークNWに接続する機能を有する。ネットワーク通信部110は、NIC(Network Interface Card)や通信回路等によって実現される。ネットワーク通信部110は、ネットワーク通信制御部154の制御に従って、動作する。ネットワーク通信部110は、例えば、他の装置から災害に関する災害情報を受信する。ネットワーク通信部110は、例えば、中継装置200との間で各種の情報の送受信を行う。ネットワーク通信部110は、例えば、中継装置200から各端末装置の端末情報と、各端末装置のユーザ情報を受信する。端末情報は、位置情報と、バッテリの電池残量に関するバッテリ情報とを含む。ユーザ情報は、ユーザによって入力されたユーザの健康状態に関する健康情報と、避難するための移動手段に関する移動情報とを含む。端末情報と、ユーザ情報とには、その他の情報が含まれてよい。
記憶部120は、各種の情報を記憶する。記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
表示部130は、各種の情報を表示する。表示部130は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等で構成される。
操作部140は、管理装置100に対する各種の操作を受け付ける。操作部140は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチなどの各種の入力装置で実現される。
制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理装置100の内部に記憶されたプログラムがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行されることにより実現される。制御部150は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。制御部150は、ソフトウェアと、ハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
制御部150は、取得部151と、判定部152と、生成部153と、ネットワーク通信制御部154と、を備える。
取得部151は、各種の情報を取得する。取得部151は、記憶部120から各種の情報を取得する。取得部151は、他の装置から各種の情報を取得する。具体的には、取得部151は、他の装置から災害に関する災害情報を取得する。
判定部152は、各種の情報を判定する。判定部152は、各端末装置の位置情報に基づいて、各端末装置の現在の位置が安全エリアであるか、危険エリアであるかを判定する。
生成部153は、各種の情報を生成する、生成部153は、取得部151によって取得された災害情報に基づいて、各種の情報を生成する。生成部153は、災害情報に基づいて、避難する必要のない安全なエリアであることを示す安全情報を生成する。生成部153は、災害情報と位置情報とに基づいて、避難する方法を示す避難誘導情報を生成する。具体的には、生成部153は、避難経路に関する経路情報と、避難手段に関する手段方法と、避難すべき制限時間に関する時間情報とを含む避難誘導情報を生成する。
ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御する。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、生成部153によって生成された各種の情報を中継装置200に送信する。ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、各端末装置の位置情報と、各端末装置のユーザ情報を中継装置200から受信する。
[中継装置の構成]
図4を用いて、実施形態に係る中継装置の構成について説明する。図4は、実施形態に係る中継装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、中継装置200は、ネットワーク通信部210と、通信部220と、記憶部230と、制御部240と、を含む。
ネットワーク通信部210は、他の装置と通信を行うインターフェースである、ネットワーク通信部210は、有線または無線によってネットワークNWに接続する機能を有する。ネットワーク通信部210は、NICや通信回路等によって実現される。ネットワーク通信部210は、例えば、管理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
通信部220は、他の無線通信装置と無線通信を行うインターフェースである。通信部220は、端末装置300との間で無線通信を行う。通信部220は、通信制御部242の制御に従って、動作する。通信部220は、例えば、端末装置300に対して管理装置100から受信した、災害情報、安全情報、避難誘導情報を送信する。通信部220は、例えば、端末装置300から現在の位置情報を含むユーザ情報を受信する。
記憶部230は、各種の情報を記憶する。記憶部230は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、中継装置200の内部に記憶されたプログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。制御部240は、ソフトウェアと、ハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
制御部240は、ネットワーク通信制御部241と、通信制御部242と、を備える。
ネットワーク通信制御部241は、ネットワーク通信部210を制御して、各種の情報を送受信する。具体的には、ネットワーク通信制御部241は、ネットワーク通信部210を制御して、端末装置300から通信部220が受信した位置情報を含むユーザ情報を管理装置100に送信する。ネットワーク通信制御部241は、ネットワーク通信部210を制御して、管理装置100から災害情報、安全情報、避難誘導情報などを受信する。
通信制御部242は、通信部220を制御して、各種の情報を送受信する。具体的には、通信制御部242は、通信部220を制御して、端末装置300に対して災害情報、安全情報、避難誘導情報などを送信する。通信制御部242は、通信部220を制御して、端末装置300から端末情報とユーザ情報とを受信する。
[端末装置の構成]
図5を用いて、実施形態に係る端末装置の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、端末装置300は、マイク部310と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部320と、バッテリ330と、記憶部340と、通信部350と、表示部360と、スピーカ部370と、操作部380と、制御部390と、を含む。
マイク部310は、端末装置300の周囲の音声を収音する。マイク部310は、ユーザが発話した音声を収音する。マイク部310は、マイクロフォンなどの収音装置で実現される。
GNSS受信部320は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信する。GNSS受信部320は、GNSS信号を受信するGNSS受信器で実現される。
バッテリ330は、端末装置300に装着された状態で、端末装置300に電力を供給する。バッテリ330は、例えば、充電可能な充電式電池である。充電式電池としては、ニッケル水素充電池およびリチウムイオン充電池が例示されるが、これに限定されない。
記憶部340は、各種の情報を記憶する。記憶部340は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスクなどの記憶装置で実現される。
通信部350は、他の無線通信装置と無線通信を行うインターフェースである。通信部350は、中継装置200との間で無線通信を行う。通信部350は、通信制御部395の制御に従って、動作する。通信部350は、例えば、中継装置200に対して現在の位置情報とユーザが入力したユーザ情報とを送信する。通信部350は、例えば、中継装置200から災害情報、安全情報、避難誘導情報などを受信する。
表示部360は、各種の情報を表示する。表示部360は、例えば、中継装置200から受信した災害情報、安全情報、避難誘導情報などを表示する。表示部360は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等で構成される。
スピーカ部370は、音声を出力する。スピーカ部370は、他の端末装置から受信した音声を出力する。スピーカ部370は、出力制御部396の制御に従って、音声を出力する。
操作部380は、端末装置300に対する各種の操作を受け付ける。操作部380は、例えば、タッチパネル、ボタン、スイッチなどの各種の入力装置で実現される。マイク部310を、操作部380として用いてもよい。
操作部380は、例えば、中継装置200から災害情報を受信した際に、ユーザから各種の入力を受け付ける。操作部380は、例えば、ユーザの健康状態に関する情報、移動手段に関する情報などを受け付ける。ユーザの健康状態には、怪我や病気のため動けない、ゆっくりなら動ける、歩行に問題はない、といった現在位置から他の場所に移動可能であるか否かを示す情報を含む。移動手段に関するには、徒歩、自転車、車などの現在位置から他の場所に移動する手段に関する情報を含む。本実施形態では、ユーザが操作部380に入力する情報のことを、ユーザ情報と呼ぶこともある。
制御部390は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置300の内部に記憶されたプログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。制御部390は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。制御部390は、ソフトウェアと、ハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
制御部390は、音声データ取得部391と、位置情報取得部392と、電源管理部393と、表示制御部394と、通信制御部395と、出力制御部396と、操作制御部397と、を含む。
音声データ取得部391は、マイク部310により収音された音声に関する音声データを取得する。具体的には、音声データ取得部391は、マイク部310により収音されたユーザが発話した音声に関する音声データを取得する。
位置情報取得部392は、端末装置300の現在の位置に関する現在位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部392は、GNSS受信部320が受信したGNSS信号に基づいて、端末装置300の現在の位置に関する現在位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部392は、経度および緯度で指定される座標データとして端末装置300の現在の位置情報を所得する。座標データには、端末装置300が位置する高度に関するデータが含まれてよい。
電源管理部393は、バッテリ330の状態を管理する。電源管理部393は、バッテリ330の各種の状態を取得する。電源管理部393は、バッテリ330の電池残量に関する情報を取得する。
表示制御部394は、表示部360を制御して、各種の情報を表示させる。具体的には、表示制御部394は、表示部360を制御して、管理装置100から中継装置200を介して受信した災害情報、安全情報、避難誘導情報などを表示する。
通信制御部395は、通信部350を制御して、各種の情報を送受信する。具体的には、通信制御部395は、通信部350を制御して、管理装置100に対して現在の位置情報およびバッテリ330の電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザによって入力された各種のユーザ情報を、中継装置200を介して送信する。通信制御部395は、通信部350を制御して、管理装置100から中継装置200を介して災害情報、安全情報、避難誘導情報などを受信する。
通信制御部395は、災害情報を受信後、所定時間経過してもユーザによる操作部380の入力がない場合には、自動的に端末情報を、中継装置200を介して管理装置100に送信してもよい。言い換えれば、通信制御部395は、タイムアウトで自動的に端末情報を、中継装置200を介して管理装置100に送信してもよい。所定時間は、任意に設定してよい。所定時間は、バッテリ330の電池残量に応じて変更してもよい。具体的には、バッテリ330の電池残量が少なくなるにつれて、所定時間を短くするようにしてもよい。
出力制御部396は、スピーカ部370を制御して、音声を出力させる。出力制御部396は、例えば、スピーカ部370を制御して、他の端末装置300から受信した音声を出力させる。
操作制御部397は、操作部380がユーザから受けつけた各種の操作情報を取得する。操作制御部397は、例えば、操作部380に入力されたユーザ情報の入力を示す入力操作情報を取得する。操作制御部397は、例えば、中継装置200に情報を送信するための送信操作情報を取得する。
[無線通信システムの処理]
図6を用いて、無線通信システム1の処理について説明する。図6は、無線通信システム1に避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
管理装置100は、災害が発生した際に災害の発生した場所や被害状況を含む災害情報を他の装置から取得する(ステップS10)。管理装置100は、中継装置200を介して、端末装置300aと、端末装置300bに対してグループコールで災害情報を送信する(ステップS11a,ステップS11b)。
図7は、災害情報のフォーマットの一例を示す図である。図7に示すように、フォーマットF1は、「グループ識別子」、「メッセージ識別子」、「メッセージ情報」、「端末識別子」といった項目を含む。
「グループ識別子」は、グループコールするグループを特定するための識別子である。「メッセージ識別子」は、グループコールで送信したメッセージを特定するための識別子である。「メッセージ情報」は、グループコールで送信するメッセージを示す。「端末識別子」は、グループコールするグループに属する端末装置と、その端末装置の現在の位置情報を特定するための識別子である。位置情報は、例えば、経度と、緯度とで示される。中継装置200は、フォーマットF1に基づいて、各端末装置に災害情報を送信する。
端末装置300aは、災害情報を受信すると、端末情報と、ユーザ情報とを取得する(ステップS12)。端末装置300aは、災害情報を受信すると端末情報を自動的に取得する。ユーザ情報は、端末装置300aにユーザが入力する情報である。具体的には、端末装置300aは、ユーザ情報として、ユーザの健康状態に関する情報、移動手段に関する情報などを取得する。図6では、端末装置300aは避難する必要のない安全エリアに位置しているものする。
端末装置300aは、端末情報と、ユーザ情報とを含む応答情報を、中継装置200を介して、管理装置100に送信する(ステップS13)。図8は、応答情報のフォーマットの一例を示す図である。図8に示すように、フォーマットF2は、「管理装置識別子」と、「自端末識別子」と、「応答識別子」と、「応答付加情報」と、「バッテリ情報」といった項目を含む。
「管理装置識別子」は、管理装置100を特定するための識別子である。「自端末識別子」は、自端末装置(端末装置300a)を特定するための識別子である。「応答識別子」は、応答した情報を特定するための識別子である。「応答付加情報」は、ユーザ情報を示す。「バッテリ情報」は、端末装置300aの電池残量に関する情報を示す。フォーマットF2では、端末装置300aの位置情報が、経度と緯度で示される。
管理装置100は、端末装置300aから受信した応答情報に含まれる位置情報に基づいて、端末装置300aの現在位置のエリアを判定する(ステップS14)。具体的には、管理装置100は、端末装置300aが安全エリアに位置しているか、危険エリアに位置しているかを判定する。図6に示す例では、管理装置100は、端末装置300aは、安全エリアに位置していると判定する。
管理装置100は、端末装置300aの位置が安全であることを示す安全情報を生成する(ステップS15)。管理装置100は、中継装置200を介して端末装置300aに安全情報を送信する(ステップS16)。図9は、安全情報のフォーマットの一例を示す図である。図9に示すように、フォーマットF3は、「送信先端末識別子」と、「避難完了応答識別子」と、「避難完了応答情報」と、を含む。
「送信先端末識別子」は、安全情報を送信する送信先の端末装置を特定するための識別子である。「避難完了応答識別子」は、避難が完了したこと、安全エリアであることを特定するための識別子である。「避難完了応答情報」は、避難が完了したこと、安全エリアであることを示すメッセージが表示される。
端末装置300aは、受信した安全情報を表示する(ステップS17)。ユーザは、安全情報を確認することで、避難が完了したこと、現在位置が安全エリアであることを把握することができる。
一方、端末装置300bは、災害情報を受信すると、端末情報と、ユーザ情報とを取得する(ステップS18)。端末装置300bは、避難することが必要な危険エリアに位置しているものとする。端末装置300bは、端末情報と、ユーザ情報とを含む応答情報を、中継装置200を介して、管理装置100に送信する(ステップS19)。
管理装置100は、端末装置300bから受信した応答情報に含まれる位置情報に基づいて、端末装置300bの現在位置のエリアを判定する(ステップS20)。図6に示す例では、管理装置100は、端末装置300bは、危険エリアに位置していると判定する。
管理装置100は、端末装置300bのユーザを避難させるための、避難誘導情報を生成する(ステップS21)。管理装置100は、中継装置200を介して端末装置300bに避難誘導情報を送信する(ステップS22)。図10は、避難誘導情報のフォーマットの一例を示す図である。図10に示すように、フォーマットF4は、「送信先端末識別子」と、「避難誘導識別子」と、「避難誘導情報」といった項目を含む。
「避難誘導識別子」は、避難誘導の指示を特定するための識別子である。「避難誘導情報」は、具体的な指示方法が示される。フォーマットF4では、端末装置300bの位置情報が経度と緯度で示される。
端末装置300bは、受信した避難誘導情報を表示する(ステップS23)。具体的には、端末装置300bは、避難経路に関する情報を表示する。ユーザは、端末装置300bに表示された避難誘導情報に従って避難する。
図11は、端末装置が表示する避難誘導情報の一例を説明するための図である。端末装置300bの表示部360の表示画面には、避難誘導情報400が表示される。避難誘導情報400は、避難経路情報410と、自端末アイコン420と、避難誘導情報要求ボタン430と、バッテリ残量情報440と、制限時間情報450と、を含む。図11に示す例では、端末装置300bの表示部360はタッチパネルを含むものとする。
避難経路情報410は、現在位置から避難場所までの経路を示すナビゲーション画面である。避難経路情報410において、現在の位置を示す自端末アイコン420が表示される。具体的には、自端末アイコン420により避難場所までのナビゲーションが実行される。ユーザは、ナビゲーションに従うことで、避難場所まで避難することができる。
避難誘導情報要求ボタン430は、例えば、避難経路情報410に重畳して表示される。ユーザは、避難誘導情報要求ボタン430を押下することで、更新すべき情報を更新することができる。具体的には、端末装置300bは、避難誘導情報要求ボタン430が押下された際に、ユーザの健康状態および移動手段のうち、更新すべき情報があるか否かをユーザに確認する。ユーザは、更新すべき情報がある場合には、必要な情報を端末装置300bに入力する。または、センサーにより必要な情報を端末装置300bに自動的に入力する。これにより、端末装置300bは、現在位置の情報と、バッテリの残量と、更新されたユーザ情報とを管理装置100に送信する。言い換えれば、端末装置300bは、避難誘導情報要求ボタン430が、ユーザによって押下されたときのみ端末情報とユーザ情報とを管理装置100に送信する。逆に言えば、避難誘導情報要求ボタン430が押下されなければ、管理装置100に送信することはなく、後述する避難誘導情報の要求回数が調整可能となる。
バッテリ残量情報440は、端末装置300bのバッテリの残量の情報を示す。制限時間情報450は、現在位置から避難場所に移動するまでの制限時間である。具体的には、図11に示す例では、現在位置から避難場所までに30分以内に移動することが好ましいことが示されている。
端末装置300bは、ユーザによって、図11に示したような、避難誘導情報要求ボタン430が押下された場合に、現在の位置情報と、現在のバッテリ情報と、ユーザによって更新されたユーザ情報とを取得する(ステップS24)。
端末装置300bは、現在の端末情報と、更新されたユーザ情報とを含む避難誘導情報の要求情報を、中継装置200を介して、管理装置100に送信する(ステップS25)。ステップS25では、例えば、端末装置300bのバッテリ330の電池残量が、管理装置100に対して要求情報を送信できる回数が残り1回程度となった場合に、要求情報を送信するようにしてもよい。図12は、要求情報のフォーマットの一例を示す図である。図12に示すように、フォーマットF5は、「管理装置識別子」と、「自端末識別子」と、「要求識別子」と、「要求付加情報」と、「バッテリ情報」といった項目を含む。
「要求識別子」は、要求を特定するための識別子である。「要求付加情報」は、ユーザによって入力された、ユーザの健康状態や移動手段に関する情報が示される。フォーマットF5は、N回目の要求のフォーマットを示している。そのため、フォーマットF5には、1回目の要求からN回目の要求の際の経度と緯度とで示される位置情報が示される。要求の回数が増えるにつれて、フォーマットF5に含まれる位置情報の数も増える。
ステップS26〜ステップS29の処理は、それぞれ、ステップS20〜ステップS23の処理と同一の処理なので、説明を省略する。
ステップS29の後、ユーザは、避難誘導情報に従って避難場所まで移動する。端末装置300bは、避難場所まで移動すると、避難完了通知を、中継装置200を介して管理装置100に送信する(ステップS30)。避難完了通知のフォーマットは、図8に図示の応答情報のフォーマットと同様である。
管理装置100は、端末装置300bから受信した避難完了通知に含まれる位置情報に基づいて、端末装置300bの現在位置のエリアを判定する(ステップS31)。ステップS31では、管理装置100は、端末装置300bが安全エリアに位置している判定されるとする。
管理装置100は、中継装置200を介して端末装置300aに安全情報を送信する(ステップS32)。端末装置300aは、受信した避難完了通知を表示する(ステップS33)。避難完了通知は、図9に示すフォーマットと同様である。ユーザは、避難完了通知を確認することで、避難が完了したこと、現在位置が安全エリアであることを把握することができる。
本実施形態では、管理装置100は、端末装置300から避難誘導情報の要求があった場合にのみ、避難誘導情報を送信するので、端末装置300ごとに避難誘導情報を取得する回数が異なってよい。
図13を用いて、無線通信システム1の処理について説明する。図13は、無線通信システム1に避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図13は、端末装置300bと、端末装置300cが危険エリアに位置しており、端末装置300bと、端末装置300cとで、避難誘導情報の要求の回数が異なる場合の処理を示している。
ステップS40〜ステップS44の処理は、それぞれ、図6に図示のステップS10〜ステップS14の処理と同一なので、説明を省略する。
管理装置100は、エリアの判定結果に基づいて、避難誘導情報を生成し(ステップS45)、端末装置300cに対して避難誘導情報を送信する(ステップS46)。端末装置300cは、受信した避難誘導情報を表示する(ステップS47)。
ステップS48〜ステップS59の処理は、それぞれ、図6に図示のステップS18〜ステップS19の処理と同一なので、説明を省略する。
端末装置300bは、ステップS60〜ステップS65において、それぞれ、ステップS54〜ステップS59と同一の処理を実行する。これにより、端末装置300bは、避難誘導情報を再度表示する。
端末装置300cは、ステップS66〜ステップS71において、それぞれ、ステップS54〜ステップS59と同一の処理を実行する。これにより、端末装置300cは、避難誘導情報を再度表示する。
図13に示す例では、端末装置300bと、端末装置300cとでは、避難誘導情報を要求する回数が異なっている。具体的には、同一期間の間に、端末装置300bは、避難誘導情報を2回要求し、端末装置300cは、避難誘導情報を1回要求している。このように、ユーザは、所望に応じて避難誘導情報の要求回数を変更することができる。例えば、ユーザは、端末装置300のバッテリの電池残量が多かったり、誘導情報が多く欲しかったりする場合には、所望のタイミングで避難誘導情報を要求してよい。例えば、ユーザは、端末装置300のバッテリの電池残量が少なかったり、誘導情報を多く必要としなかったりする場合には、1回だけ要求するようにしてもよい。
上述のとおり、本実施形態では、ユーザの端末装置300のバッテリの電池残量や、所望に応じて避難誘導情報を要求する回数を制御することができる。これにより、本実施形態では、バッテリの電池残量の消費を抑制することができる。
また、本実施形態では、管理装置100は、災害情報が更新された場合には、更新された災害情報を取得し、各端末装置300に送信してもよい。
図14を用いて、無線通信システム1の処理について説明する。図14は、無線通信システム1に避難誘導処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図14は、管理装置100が、更新された災害情報を取得した場合の、無線通信システム1の処理の流れを示している。
ステップS80〜ステップS98の処理は、それぞれ、図13に図示のステップS40〜ステップS58と同一の処理なので、説明を省略する。
管理装置100は、災害情報が更新された場合に、災害情報を他の装置から取得する(ステップS99)。管理装置100は、中継装置200を介して、端末装置300aと、端末装置300bに対してグループコールで更新された災害情報を送信する(ステップS100a,ステップS100b)。
本実施形態では、管理装置100は、災害の状況などが変化して災害情報が更新された場合に、更新された災害情報を各端末装置にグループコールで送信することができる。これにより、本実施形態は、災害の状況などが変化した場合であっても、管理装置100が更新された災害情報を各端末装置300に送信することで、ユーザを適切に避難させることができる。
[管理装置の処理]
図15を用いて、実施形態に係る管理装置100の処理について説明する。図15は、実施形態に係る管理装置100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御部150は、災害情報を取得する(ステップS200)。具体的には、取得部151は、他の装置から災害情報を取得する。そして、ステップS210に進む。
制御部150は、取得した災害情報をグループコールする(ステップS210)。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、ステップS110で取得した災害情報を、中継装置200を介して、各端末装置300にグループコールする。そして、ステップS220に進む。
制御部150は、災害情報に対する応答情報を端末装置300から個別に受信する(ステップS220)。制御部150は、応答情報に含まれる位置情報に基づいて、端末装置300の位置が危険エリアであるか否かを判定する(ステップS230)。具体的には、判定部152は、災害情報と、位置情報とに基づいて、端末装置300の位置が危険エリアであるか否かを判定する。危険エリアであると判定された場合(ステップS230;Yes)、ステップS240に進む。一方、安全エリアであると判定された場合(ステップS230;No)、ステップS260に進む。
ステップS230でYesと判定された場合、制御部150は、避難誘導情報を生成する(ステップS240)。具体的には、生成部153は、災害情報と、位置情報と、ユーザ情報とに基づいて、避難誘導情報を生成する。制御部150は、生成した避難誘導情報を端末装置300に個別に送信する(ステップS250)。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、中継装置200を介して、端末装置300に避難誘導情報を個別に送信する。そして、ステップS270に進む。
ステップS230でNoと判定された場合、制御部150は、安全情報を端末装置300に個別に送信する(ステップS260)。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、中継装置200を介して、端末装置300に安全情報を個別に送信する。そして、ステップS330に進む。
ステップS250の後、制御部150は、避難誘導情報の要求を受信したか否かを判定する(ステップS270)。避難誘導情報の要求を受信したと判定された場合(ステップS270;Yes)、ステップS240に進む。一方、避難誘導情報の要求を受信していないと判定された場合(ステップS270;No)、ステップS280に進む。
ステップS270でNoと判定された場合、制御部150は、避難完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS280)。避難完了通知を受信したと判定された場合(ステップS280;Yes)、ステップS290に進む。一方、避難完了通知を受信していないと判定された場合(ステップS280;No)、ステップS310に進む。
ステップS280でYesと判定された場合、制御部150は、端末装置300が避難完了通知を送信した位置は安全エリアであるか否かを判定する(ステップS290)。具体的は、判定部152は、災害情報と、位置情報とに基づいて、端末装置300が避難完了通知を送信した位置が安全エリアであるか否かを判定する。安全エリアであると判定された場合(ステップS290;Yes)、ステップS300に進む。一方、危険エリアであると判定された場合(ステップS290;No)、ステップS240に進む。
ステップS290でYesと判定された場合、制御部150は、避難完了応答を端末装置300に個別に送信する(ステップS300)。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、中継装置200を介して、端末装置300に避難完了応答を個別に送信する。そして、ステップS330に送信する。
ステップS280でNoと判定された場合、制御部150は、災害情報を受信した端末装置300から所定時間経過後に自動で送信される端末情報を受信したか否かを判定する(ステップS310)。端末情報を受信したと判定された場合(ステップS310;Yes)、ステップS320に進む。一方、端末情報を受信していないと判定された場合(ステップS310;No)、ステップS270に進む。
ステップS310でYesと判定された場合、制御部150は、安否確認を端末装置300に個別に送信する(ステップS320)。具体的には、ネットワーク通信制御部154は、ネットワーク通信部110を制御して、中継装置200を介して、端末装置300に安否確認を個別に送信する。そして、ステップS330に進む。
制御部150は、全てのユーザが避難完了したか否かを判定する(ステップS330)。具体的には、判定部152は、災害情報と、各端末装置300から受信した位置情報に基づいて、各端末装置300が安全エリアに位置しているかを判定する。全てのユーザの避難が完了したと判定された場合(ステップS330;Yes)、図15の処理を終了する。一方、全てのユーザの避難が完了していないと判定された場合(ステップS330;No)、ステップS340に進む。
ステップS330でNoと判定された場合、制御部150は、災害情報の更新を取得したか否かを判定する(ステップS340)。具体的には、取得部151は、他の装置から災害情報の更新を取得したか否かを判定する。災害情報の更新を取得したと判定された場合(ステップS340;Yes)、ステップS210に進む。一方、災害情報の更新を取得していないと判定された場合(ステップS340;No)、ステップS220に進む。
[端末装置の処理]
図16を用いて、実施形態に係る端末装置300の処理について説明する。図16は、実施形態に係る端末装置300の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御部390は、災害情報を受信する(ステップS400)。制御部390は、ユーザ情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS410)。具体的には、操作制御部397は、災害情報に対してユーザから健康状態および移動手段などを含むユーザ情報を受け付けた否かを判定する。ユーザ情報を受け付けたと判定された場合(ステップS410;Yes)、ステップS420に進む。ユーザ情報を受け付けていないと判定された場合(ステップS410;No)、ステップS430に進む。
ステップS410でYesと判定された場合、制御部390は、端末情報とユーザ情報とをユーザの操作に従って管理装置100に送信する(ステップS420)。具体的には、通信制御部395は、電源管理部393が取得したバッテリ330の電池残量に関するバッテリ情報と、位置情報取得部392が取得した端末装置300の現在の位置情報とを端末情報として中継装置200を介して管理装置100に送信する。通信制御部395は、操作制御部397が受け付けたユーザ情報を、中継装置200を介して管理装置100に送信する。そして、ステップS450に進む。
ステップS410でNoと判定された場合、制御部390は、災害情報を受信後、所定時間経過したか否かを判定する(ステップS430)。所定時間経過していないと判定された場合(ステップS430;No)、ステップS410に進む。所定時間経過したと判定された場合(ステップS430;Yes)、ステップS440に進む。
ステップS430でYesと判定された場合、制御部390は、端末情報を自動的に管理装置100に送信する(ステップS440)。具体的には、通信制御部395は、電源管理部393が取得したバッテリ330の電池残量に関するバッテリ情報と、位置情報取得部392が取得した端末装置300の現在の位置情報とを中継装置200を介して管理装置100に送信する。そして、図16の処理を終了する。
ステップS420の後、制御部390は、避難誘導情報を受信したか否かを判定する(ステップS450)。避難誘導情報を受信したと判定された場合(ステップS450;Yes)、ステップS460に進む。安全情報を受信したと判定された場合(ステップS450:No)、ステップS470に進む。
ステップS450でYesと判定された場合、制御部390は、避難誘導情報を表示する(ステップS460)。具体的には、表示制御部394は、避難誘導情報を表示部360に表示させる。そして、ステップS480に進む。
ステップS450でNoと判定された場合、制御部390は、安全情報を表示する(ステップS470)、具体的には、表示制御部394は、安全情報を表示部360に表示させる。そして、図16の処理を終了する。
ステップS460の後、制御部390は、避難誘導情報の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS480)。具体的には、操作制御部397は、ユーザから操作部380による避難誘導情報の要求を受け付けたか否かを判定する。避難誘導情報の要求を受け付けたと判定された場合(ステップS480;Yes)、ステップS420に進む。一方、避難誘導情報の要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS480;No)、ステップS490に進む。
ステップS480でNoと判定された場合、制御部390は、避難完了通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS490)。具体的には、操作制御部397は、ユーザから操作部380による避難完了通知を受け付けたか否かを判定する。避難完了通知を受け付けたと判定された場合(ステップS490;Yes)、ステップS500に進む。避難完了通知を受け付けていないと判定された場合(ステップS490;No)、ステップS460に進む。
ステップS490でYesと判定された場合、制御部390は、避難完了通知を送信する(ステップS500)。具体的には、通信制御部395は、中継装置200を介して、避難完了通知を管理装置100に送信する。
制御部390は、避難完了応答を受信したか否かを判定する(ステップS510)。避難完了応答を受信したと判定された場合(ステップS510;Yes)、ステップS520に進む。一方、避難完了応答を受け付けていないと判定された場合(ステップs510;No)、ステップS460に進む。
ステップS510でYesと判定された場合、制御部390は、避難完了応答を表示する。具体的には、表示制御部394は、表示部360に避難完了応答を表示させる。そして、図16の処理を終了する。
上述のとおり、本実施形態では、災害が発生した場合になどに災害情報を受信した場合に、避難方法を示す避難誘導情報をユーザの所望するタイミングで受信することができる。これより、本実施形態では、端末装置のバッテリの電池残量が低減してしまうことを抑制することができる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本開示が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 無線通信システム
100 管理装置
110,210 ネットワーク通信部
120,230,340 記憶部
130,360 表示部
140,380 操作部
150,240,390 制御部
151 取得部
152 判定部
153 生成部
154,241 ネットワーク通信制御部
200 中継装置
220,350 通信部
242,395 通信制御部
300 端末装置
310 マイク部
320 GNSS受信部
330 バッテリ
370 スピーカ部
391 音声データ取得部
392 位置情報取得部
393 電源管理部
394 表示制御部
396 出力制御部
397 操作制御部

Claims (8)

  1. 管理装置が送信した災害情報を受信した場合、現在位置に関する現在位置情報およびバッテリの電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザの健康状態に関する健康情報および避難するための移動手段に関する移動情報を含むユーザ情報とで構成される避難誘導の要求情報を前記管理装置に送信する通信制御部と、
    前記災害情報を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記現在位置が避難すべき危険エリアであると前記管理装置が判定した場合、
    前記通信制御部は、前記要求情報に呼応して前記ユーザ情報に応じた避難誘導情報を前記管理装置から受信し、
    前記表示制御部は、前記災害情報に加えて、前記避難誘導情報を前記表示部に表示させる、
    端末装置。
  2. 前記現在位置が安全なエリアである場合、
    前記通信制御部は、前記現在位置が安全なエリアであることを示す安全情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記災害情報に加えて、前記安全情報を前記表示部に表示する、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記避難誘導情報は、前記ユーザ情報に応じた、避難経路及び避難方法に関する情報を含む、
    請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記通信制御部は、前記災害情報を受信後、前記ユーザからの入力が所定時間ない場合には、前記端末情報を自動で前記管理装置に送信する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記表示部は、タッチパネルを含み、
    前記表示制御部は、前記避難誘導情報に加えて、前記避難誘導情報を要求するための避難誘導情報要求ボタンを前記表示部に表示させ、前記避難誘導情報要求ボタンが押下されたときのみ前記端末情報と前記ユーザ情報を送信する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. 災害が発生したことを示す災害情報を登録された端末装置に対して送信し、前記災害情報を受信した端末装置から現在位置に関する現在位置情報およびバッテリの電池残量に関するバッテリ情報を含む端末情報と、ユーザの健康状態に関する健康情報および避難するための移動手段に関する移動情報とを含むユーザ情報とを受信し、
    前記現在位置が避難すべき危険エリアである前記端末装置に対して、避難する方法を示す避難誘導情報を送信する、ネットワーク通信制御部を備える、
    管理装置。
  7. 前記ネットワーク通信制御部は、前記災害情報が更新された場合に、登録された前記端末装置に対して、更新された前記災害情報を送信する、
    請求項6に記載の管理装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の端末装置と、
    請求項6または7に記載の管理装置と、を含む、
    通信システム。
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