JP2021148715A - 表示制御装置、表示制御方法、及び、車両 - Google Patents

Abstract

【課題】運転者による、給電装置が設置された道路上の位置への車両の移動を支援する表示制御装置、表示制御方法及び車両を提供する。【解決手段】非接触給電が可能な車両に備えられたＨＵＤ（ＨｅａｄーＵｐ Ｄｉｓｐｌａｙ）の表示を制御する表示制御装置１００において、道路に設置された非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得する情報取得部１２１と、給電位置情報が示す位置に車両を案内するための情報である案内情報をＨＵＤに表示する表示制御部１２２と、を備える。【選択図】図３

Description

本開示は、表示制御装置、表示制御方法、及び、車両に関する。

ＥＶ（Electric Vehicle）、ＨＶ（Hybrid Vehicle）又はＰＨＶ（Plug-in Hybrid Vehicle）といった、バッテリに蓄積された電力を用いて駆動する車両が知られている。

また、道路に非接触給電用の給電装置（例えば給電コイル又は１次側コイル）を設置し、車両に受電装置（例えば受電コイル又は２次側コイル）を設置し、車両が、当該道路を走行中に給電装置から電力を得てバッテリを充電することが検討されている（例えば特許文献１）。

特開２０１６−１５２７５９号公報

しかし、給電装置は道路に埋没されるため、運転者は、道路上の給電装置が設置された位置（以下「給電位置」という）を運転中に視認できず、車両をその給電位置に移動させることが難しい。仮に道路上に給電装置の位置を示すマークが描かれるとしても、例えば、他の車両がそのマーク上に存在したり、そのマーク上に汚れや積雪が存在したりする場合、運転者は、そのマークを運転中に視認できず、車両をその給電位置に移動させることが難しい。

本開示の目的は、運転者による、給電装置が設置された道路上の位置への車両の移動を支援する技術を提供することにある。

本開示に係る表示制御装置は、非接触給電が可能な車両に備えられたＨＵＤ（Head-Up Display）の表示を制御する表示制御装置であって、道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得する取得部と、前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する制御部と、を備える。

本開示に係る表示制御方法は、非接触給電が可能な車両に備えられたＨＵＤ（Head-Up Display）の表示を制御する表示制御方法であって、前記車両に備えられた制御装置が、道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得し、前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する。

本開示に係る非接触給電が可能な車両は、ＨＵＤ（Head-Up Display）と、道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得する取得部と、前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する制御部と、を備える。

なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。

本開示によれば、運転者による、給電装置が設置された道路上の位置への車両の移動を支援できる。

本実施の形態に係る非接触給電が可能な車両の一例を示す図 本実施の形態に係る車両が備える装置の一例を示すブロック図 本実施の形態に係る表示制御装置が有する機能及び情報の一例を示すブロック図 本実施の形態に係る表示制御部の処理の一例を示すフローチャート ＨＵＤにおけるＷＰＴボタンのＯＮを促す警告の表示例を示す図 ＨＵＤにおける給電位置への経路情報の表示の第１例を示す図 ＨＵＤにおける給電位置への経路情報の表示の第２例を示す図 ＨＵＤにおける給電位置画像及び走行軌道画像の表示例を示す図 走行軌道画像と車両との関係を説明するための図 走行軌道画像の生成処理の一例を示すフローチャート ＨＵＤにおける充電中を示す情報の表示例を示す図 ＨＵＤにおける給電位置画像及び走行軌道画像の表示の変形例を示す図

以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。

（本実施の形態）
図１は、本実施の形態に係る非接触給電が可能な車両の一例を示す図である。

車両１は、バッテリ１１を備え、当該バッテリ１１に蓄積された電力を用いて駆動する電動の車両である。車両１は、ＥＶ（Electric Vehicle）、ＨＶ（Hybrid Vehicle）又はＰＨＶ（Plug-in Hybrid Vehicle）等のいずれであってもよい。また、車両１は、自家用車、バス、トラック、タクシー、トレーラー又はバイク等のいずれであってもよい。

本実施の形態に係る車両１は、非接触給電が可能である。例えば、車両１は、図１に示すように、道路に埋め込まれた給電装置３から非接触で電力を得るための受電装置１２を備える。非接触給電は、電磁誘導式又は磁界共鳴式のいずれであってもよい。給電装置３は、給電コイル又は１次側コイルといった他の用語に読み替えられてもよい。受電装置１２は、受電コイル又は２次側コイルといった他の用語に読み替えられてもよい。受電装置１２は、給電装置３から得た電力をバッテリ１１に充電する。

例えば、信号機が設置された交差点の手前の道路に給電装置３を埋め込むことにより、赤信号で停車中の車両１は、当該給電装置３から電力を得てバッテリ１１を充電できる。また、例えば、ある車線に複数の給電装置３を連続的に埋め込むことにより、車両１は、当該車線を走行しながら当該給電装置３から電力を得てバッテリ１１を充電できる。

しかし、給電装置３は道路に埋め込まれているため、運転者は、給電装置３の位置（以下「給電位置」という）を視認できない。仮に道路上に給電位置を示すマークが描かれるとしても、例えば、他の車両がそのマーク上に存在したり、そのマーク上に汚れや積雪が存在したりする場合、運転者は、そのマークを視認できない。そこで、本実施の形態は、車両１が備えるＨＵＤ（Head-Up Display）１７に、給電位置に関する情報を表示させる。これにより、運転者は、運転しながらＨＵＤ１７から給電位置に関する情報を確認できるので、車両１をその給電位置に容易に移動させることができる。以下、詳細に説明する。

図２は、本実施の形態に係る車両１が備える装置の一例を示すブロック図である。

車両１は、バッテリ１１、受電装置１２、測位センサ１３、方位センサ１４、カメラ１５、無線通信装置１６、ＨＵＤ１７、ＷＰＴ（Wireless Power Transfer）ボタン１８、及び、ＥＣＵ（Electronic Control Unit）の一例である表示制御装置１００を備える。これらの構成要素１１〜１８及び１００は、例えば、車内ネットワーク２０を通じて、双方向に情報を送受信できる。車内ネットワーク２０の例は、ＣＡＮ（Controller Area Network）、ＬＩＮ（Local Interconnect Network）、ＦｌｅｘＲａｙである。

バッテリ１１は、車両１を駆動するための電力を蓄積する。バッテリ１１は、例えば、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池によって構成される。

受電装置１２は、道路に設置された給電装置３から非接触で電力を得て、その得た電力をバッテリ１１に充電する。

測位センサ１３は、例えばＧＰＳ（Global Positioning System）受信信号に基づいて、車両１の位置を特定する。

方位センサ１４は、例えば地磁気の測定結果に基づいて、車両１の向き（方位）を特定する。

カメラ１５は、例えば車両１の周囲を撮影し、撮影画像を生成する。撮影画像は、様々な用途で使用される。例えば、撮影画像は、道路の車線、交通標識、他の車両、歩行者等を特定するために使用される。また、撮影画像は、車両１の位置及び向きをより詳細に特定するために使用される。例えば、撮影画像を３Ｄ高精度地図情報と照合することにより、車両１の位置及び向きをより詳細に特定できる。

無線通信装置１６は、例えば４Ｇ又は５Ｇといった移動通信システムに対応し、無線信号を用いて、所定のサーバ及び他の車両等と情報を送受信する。

ＨＵＤ１７は、フロントガラスに画像を投影する装置であり、例えば車両１のインストルメントパネルに備えられる。あるいは、ＨＵＤ１７は、画像を表示可能な半透明のディスプレイであり、例えば車両１のインストルメントパネルに備えられる。運転者は、ＨＵＤ１７を透して、前方の状況（例えば道路の路面、信号機及び他の車両等）を視認できる。

ＷＰＴボタン１８は、受電装置１２による非接触給電のＯＮ及びＯＦＦの設定に用いられるボタンであり、例えば運転席付近に備えられる。運転者は、ＷＰＴボタン１８を操作して、給電装置３から電力の供給を受けるか否かを設定できる。ＷＰＴボタン１８がＯＮに設定された場合、受電装置１２は給電装置３から電力の供給を受ける。ＷＰＴボタン１８がＯＦＦに設定された場合、受電装置１２は給電装置３から電力の供給を受けない。

ＥＣＵの一例である表示制御装置１００は、ＨＵＤ１７の表示を制御する装置である。表示制御装置１００は、メモリ１０１、プロセッサ１０２及び通信Ｉ／Ｆ（Interface）１０３を備える。これらの構成要素１０１〜１０３は、例えばバス１０４を通じて、双方向に情報を送受信できる。

メモリ１０１は、表示制御装置１００が有する機能に関するコンピュータプログラム及びデータを記憶する。メモリ１０１は、例えば、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）又はこれらの組み合わせによって構成される。

プロセッサ１０２は、メモリ１０１から読み出したコンピュータプログラム及び／又は予め組み込まれた処理を実行し、表示制御装置１００が有する機能を実現する。プロセッサ１０２は、コントローラ、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、集積回路、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＰＬＤ（Programmable Logic Device）、又はＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）といった他の用語に読み替えられてもよい。

通信Ｉ／Ｆ１０３は、車内ネットワーク２０を介した他のＥＣＵとのデータの送受信を制御する。通信Ｉ／Ｆ１０３は、通信装置、通信インタフェース又は通信モジュールといった他の用語に読み替えられてもよい。通信Ｉ／Ｆ１０３は、データの送信を制御する送信部、及び、データの受信を制御する受信部を含む。

図３は、本実施の形態に係る表示制御装置１００が有する機能及び情報の一例を示すブロック図である。当該機能は、プロセッサ１０２がメモリ１０１及び通信Ｉ／Ｆ１０３と協調動作することにより実現されてよい。また、当該情報はメモリ１０１に格納されてよい。

地図情報１３１は、道路の地図を示す情報である。地図情報１３１は、車線数及び車線幅に関する情報も含む。地図情報１３１は、例えば３Ｄ高精度地図情報である。

給電位置情報１３２は、道路上の給電装置３の位置（給電位置）を示す情報である。給電位置情報１３２は、地図情報１３１に含まれてもよい。

車両位置情報１３３は、車両１の位置及び向きを示す情報である。車両位置情報１３３は、測位センサ１３及び方位センサ１４によって特定された車両１の位置及び向きに基づいて生成されてよい。また、車両位置情報１３３は、カメラ１５によって撮影された撮影画像を３Ｄ高精度地図情報と照合して特定された車両１の位置及び向きに基づいて生成されてよい。車両位置情報１３３は、表示制御装置１００によって生成されてもよいし、他のＥＵＣによって生成されてもよい。あるいは、車両位置情報１３３は、所定のサーバによって生成され、無線通信装置１６を通じて当該サーバからダウンロードされてもよい。

車両構造情報１３４は、車両１の構造を示す情報である。車両構造情報１３４は、車両１の幅及び車両１の長さ（全長）を含んでよい。さらに、車両構造情報１３４は、車両１における受電装置１２の位置を示す情報を含んでよい。車両構造情報１３４は、メモリ１０１に予め格納されてよい。

情報取得部１２１は、通信Ｉ／Ｆ１０３を通じて、他のＥＣＵ及び／又はセンサ等から情報を取得し、メモリ１０１に格納する。例えば、情報取得部１２１は、他のＥＣＵから車両位置情報１３３を取得し、メモリ１０１に格納する。また、情報取得部１２１は、通信Ｉ／Ｆ１０３及び無線通信装置１６を通じて、所定のサーバから情報を受信し、メモリ１０１に格納する。例えば、情報取得部１２１は、所定のサーバから、地図情報１３１及び給電位置情報１３２を受信し、メモリ１０１に格納する。

表示制御部１２２は、ＨＵＤ１７の表示を制御する。例えば、表示制御部１２２は、給電位置情報１３２が示す位置に車両１を案内するための情報である案内情報をＨＵＤ１７に表示する。なお、表示制御部１２２の詳細については後述する。

＜表示制御部の詳細＞
図４は、本実施の形態に係る表示制御部１２２の処理の一例を示すフローチャートである。

表示制御部１２２は、定期的にバッテリ１１の残量が閾値Ｎ％未満であるか否かを判定する（Ｓ１０１）。なお、Ｎは予め定められた正値であり、例えば３０（％）である。

バッテリ１１の残量がＮ％以上である場合（Ｓ１０１：ＮＯ）、表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量の監視を続ける。

バッテリ１１の残量がＮ％未満である場合（Ｓ１０１：ＹＥＳ）、表示制御部１２２は、ＷＰＴボタン１８がＯＮであるか否かを判定する（Ｓ１０２）。

ＷＰＴボタン１８がＯＦＦである場合（Ｓ１０２：ＮＯ）、表示制御部１２２は、ＷＰＴボタン１８のＯＮを促す警告をＨＵＤ１７に表示し（Ｓ１０３）、Ｓ１０２の処理に戻る。バッテリ１１の残量が不十分であり、早急に充電を行うことが好ましいためである。なお、ＷＰＴボタン１８のＯＮを促す警告の表示例については後述する（図５参照）。

ＷＰＴボタン１８がＯＮである場合（Ｓ１０２：ＹＥＳ）、表示制御部１２２は、給電位置情報１３２に基づいて、車両１の現在位置から最も近い（最寄りの）給電位置を特定する。そして、表示制御部１２２は、車両１の現在位置からその特定した給電位置までの経路距離Ｌが、下記のいずれであるかを判定する（Ｓ１０４）。

経路距離Ｌが閾値Ｌ１以上である場合（Ｓ１０４：Ｌ１≦Ｌ）、表示制御部１２２は、案内情報として、給電位置への経路を示す情報（以下「経路情報」という）３０５をＨＵＤ１７に表示し（Ｓ１０５）、Ｓ１０８の処理に進む。Ｌ１は予め定められた正値であり、例えば３０ｍである。なお、経路情報３０５の表示例については後述する（図６参照）。

経路距離Ｌが０よりも大きくかつ閾値Ｌ１未満である場合（Ｓ１０４：０＜Ｌ＜Ｌ１）、表示制御部１２２は、給電位置を示す画像（以下「給電位置画像」という）３０７と、当該給電位置への推奨される走行軌道を示す画像（以下「走行軌道画像」という）３０８とをＨＵＤ１７に表示し（Ｓ１０６）、Ｓ１０８の処理に進む。なお、給電位置画像３０７及び走行軌道画像３０８の表示例については後述する（図７参照）。

経路距離Ｌが０である場合（Ｓ１０４：Ｌ＝０）、すなわち、車両１が給電位置の上に停車中（又は走行中）である場合、表示制御部１２２は、充電中を示す情報をＨＵＤ１７に表示し（Ｓ１０７）、Ｓ１０８の処理に進む。充電中を示す情報の表示例については後述する（図１０参照）。

表示制御部１２２は、車両１が給電位置の上に停車し充電した後のバッテリ１１の残量を取得し、バッテリ１１の残量が閾値Ｘ％以上であるか否かを判定する（Ｓ１０８）。なお、Ｘは予め定められた正値であり、例えば９０（％）である。

表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量が閾値Ｘ％未満である場合（Ｓ１０８：ＮＯ）、次の給電位置への経路案内のために、Ｓ１０４の処理に戻る。表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量が閾値Ｘ％以上の場合（Ｓ１０８：ＹＥＳ）、経路案内処理を終了し、バッテリ１１の残量の監視（フローチャートのＳＴＡＲＴ）に戻る。

＜＜警告表示＞＞
図５は、ＨＵＤ１７におけるＷＰＴボタンのＯＮを促す警告の表示例を示す図である。

図５に示すように、表示制御部１２２は、ＨＵＤ１７に、残量情報３０１、ＷＰＴ設定情報３０２、及び、走行可能距離３０３を表示する。

残量情報３０１は、バッテリ１１の残量を示す情報であり、図５に例示すように、アイコンとして表示される。残量情報３０１は、バッテリ１１の残量がＮ％以上の場合とＮ％未満の場合とで、異なる態様（例えば異なる色又は形状）で表示されてよい。あるいは、残量情報３０１は、バッテリ１１の残量を示す数値として表示されてもよい。

ＷＰＴ設定情報３０２は、ＷＰＴボタン１８の設定がＯＮ又はＯＦＦのいずれであるかを示す情報である。ＷＰＴ設定情報３０２は、ＷＰＴボタン１８の設定がＯＮの場合とＯＦＦの場合とで、異なる態様（例えば異なる文字、色又は形状）で表示されてよい。

走行可能距離３０３は、現在のバッテリ１１の残量で車両１が走行可能な距離を示す情報である。走行可能距離３０３は、所定の距離以上の場合と所定の距離未満の場合とで、異なる態様（例えば異なる色）で表示されてよい。

表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量がＮ％未満、かつ、ＷＰＴボタン１８の設定がＯＦＦである場合、ＷＰＴボタン１８のＯＮを促す警告情報３０４の一例として、図５に例示するように、「ＷＰＴをＯＮにしてください」といったメッセージをＨＵＤ１７に表示する。これにより、運転者は、運転中であっても、ＨＵＤ１７に表示された警告情報３０４を見て、ＷＰＴボタン１８をＯＮに設定する必要性に気付くことができる。

また、バッテリ１１の残量がＮ％未満の場合、バッテリ１１の消費を抑制するために、車両１が備える所定のＥＣＵは、エアコン及びヒーター等のバッテリ１１を消費する一部の装置の動作を、停止してもよい。この場合、表示制御部１２２は、図５に例示するように、エアコン及びヒーター等の動作の停止を示すアイコン３０６をＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、ＨＵＤ１７の表示から、バッテリ１１の消費を抑制するために、エアコン及びはヒーター等の動作が停止していることを認識できる。

あるいは、バッテリ１１の残量がＮ％未満の場合、バッテリ１１の消費を抑制するために、表示制御部１２２は、エアコン及びヒーター等の動作の停止を促すアイコン（図６Ｂ参照）をＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、ＨＵＤ１７の表示から、バッテリ１１の消費を抑制するために、エアコン及びヒーター等の動作の停止が促されていることを認識できる。

＜＜経路表示＞＞
図６Ａ及び図６Ｂは、ＨＵＤ１７における給電位置への経路情報３０５の表示例を示す図である。

表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量がＮ％未満であり、かつ、最寄りの給電位置までの経路距離Ｌが閾値Ｌ１以上である場合、図６Ａに例示するように、案内情報として、最寄りの給電位置への経路を示す経路情報３０５をＨＵＤ１７に表示する。これにより、給電位置が比較的遠方である場合であっても、運転者は、ＨＵＤ１７を見ながら、車両１を給電位置に移動させることができる。

なお、表示制御部１２２が経路情報３０５を表示する条件は、上記の条件に限られない。例えば、表示制御部１２２は、次の条件（Ａ１）〜（Ａ３）のいずれかが満たされた場合に、経路情報３０５を表示してもよい。
（Ａ１）運転者が経路情報３０５を表示させる操作を行った場合
（Ａ２）最寄りの給電位置が運転者から視認できない場合
（Ａ３）最寄りの給電位置に到達するために少なくとも１回の右折又は左折が必要な場合

また、バッテリ１１の残量がＮ％未満の場合、バッテリ１１の消費を抑制するために、車両１が備える所定のＥＣＵは、エアコン及びヒーター等のバッテリ１１を消費する一部の装置の動作を停止してもよい。この場合、表示制御部１２２は、図６Ａに例示するように、エアコン及びヒーター等の動作の停止を示すアイコン３０６（例えば実線の斜線付きのアイコン）をＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、ＨＵＤ１７の表示から、バッテリ１１の消費を抑制するために、エアコン及びはヒーター等の動作が停止していることを認識できる。

あるいは、バッテリ１１の残量がＮ％未満の場合、バッテリ１１の消費を抑制するために、表示制御部１２２は、図６Ｂに例示するように、エアコン及びヒーター等の動作の停止を促すアイコン３０６（例えば点線の斜線付きのアイコン）をＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、ＨＵＤ１７の表示から、バッテリ１１の消費を抑制するために、エアコン及びヒーター等の動作の停止が促されていることを認識できる。

また、表示制御部１２２は、給電位置への経路情報３０５と共に、カーナビゲーションに設定された目的地への経路情報を、ＨＵＤ１７に表示してもよい。この場合、表示制御部１２２は、給電位置への経路情報３０５と目的地への経路情報とを、区別可能な態様にて表示してよい。例えば、給電位置への経路情報３０５と目的地への経路情報とを、互いに異なる色又は形状にて表示してよい。これにより、運転者は、ＨＵＤ１７を見て、給電位置に向かう経路と目的地に向かう経路とを、容易に区別できる。

＜＜走行軌道表示＞＞
図７は、ＨＵＤ１７における給電位置画像３０７及び走行軌道画像３０８の表示例を示す図である。

表示制御部１２２は、バッテリ１１の残量がＮ％未満であり、かつ、最寄りの給電位置までの経路距離Ｌが０よりも大きくかつ閾値Ｌ１未満である場合、次のＳ１１〜Ｓ１３の処理を実行する。

（Ｓ１１）表示制御部１２２は、最寄りの給電位置に対応する、ＨＵＤ１７の透視先の道路上の位置である実給電位置を特定する。例えば、表示制御部１２２は、カメラ１５の撮影画像と３Ｄ高精度地図情報と給電位置情報１３２とに基づいて、当該実給電位置を特定する。

（Ｓ１２）表示制御部１２２は、上記実給電位置に到達する走行軌道を特定する。例えば、表示制御部１２２は、カメラ１５の撮影画像と３Ｄ高精度地図情報と給電位置情報１３２とに基づいて、走行車線と給電位置の車線を特定し、走行車線から給電位置の車線への走行軌道を特定する。

（Ｓ１３）表示制御部１２２は、図７に例示するように、案内情報として、当該実給電位置に対応するＨＵＤ１７の位置に、給電位置画像３０７を表示する。加えて、表示制御部１２２は、図７に例示するように、案内情報として、走行軌道に対応するＨＵＤ１７の領域に、走行軌道画像３０８を表示する。

これにより、運転者は、ＨＵＤ１７を透した視線先の道路に対して、給電位置画像３０７及び走行軌道画像３０８が重畳されて見えるので、容易に車両１を給電位置に移動させることができる。すなわち、運転者は、給電装置３を視認できない場合であっても、ＨＵＤ１７に表示された給電位置画像３０７及び走行軌道画像３０８を目印に、容易に車両１を給電位置に移動させることができる。

次に、図７、図８及び図９を参照して、走行軌道画像３０８の生成方法について説明する。図８は、走行軌道画像３０８と車両１との関係を説明するための図である。図９は、走行軌道画像３０８の生成処理の一例を示すフローチャートである。

表示制御部１２２は、地図情報１３１と、給電位置情報１３２と、車両構造情報１３４に含まれる車両１の幅Ｗａ及び車両１の長さＷｂとに基づいて、最寄りの給電位置における車両１の目標停車区画２０１及びＷＰＴ用停止線２０３を特定する（Ｓ２０１）。例えば、表示制御部１２２は、車両１側の受電装置１２と道路側の給電装置３との間のずれができるだけ小さくなるように目標停車区画２０１を特定する。このとき、表示制御部１２２は、目標停車区画２０１の幅Ｗｃを車両１の幅Ｗａとほぼ同一に設定する。これにより、目標停車区画２０１に合わせて停車した車両１の受電装置１２と道路の給電装置３との間の位置ずれが小さくなるので、受電装置１２は、効率的に電力を得ることができる。また、ＷＰＴ用停止線２０３は、前方に他の車両が存在しない場合、停止線の位置に、前方に他の車両が存在する場合、前方の他の車両の手前の位置に設定されてよい。

表示制御部１２２は、車両位置情報１３３に基づいて、車両１の現在位置２０２及び向きを特定する（Ｓ２０２）。

表示制御部１２２は、車両１の現在位置２０２及び向きから目標停車区画２０１までの走行軌道画像３０８を生成し、その生成した走行軌道画像３０８と現在位置２０２を示す画像と目標停車区画２０１を示す画像とＷＰＴ用停止線２０３を示す画像とをＨＵＤ１７に表示する（Ｓ２０３）。

表示制御部１２２は、車両１が目標停車区画２０１に到着したか否かを判定する（Ｓ２０４）。車両１が目標停車区画２０１に到着していない場合（Ｓ２０４）、表示制御部１２２は、Ｓ２０２の処理に戻る。車両１が目標停車区画２０１に到着した場合（Ｓ２０５）、表示制御部１２２は、本処理を終了する。

以上の処理により、表示制御部１２２は、車両１が目標停車区画２０１に到着するまで、車両１の現在位置及び向きに合わせて、走行軌道画像３０８を随時更新してＨＵＤ１７に表示できる。また、目標停車区画２０１の画像は、車両１を視覚的に誘導でき、走行軌道画像３０８は、車両１の左右方向のずれを視覚的に抑制でき、現在位置２０２の画像は、車両１を目標停車区画２０１に合わせ込むように視覚的に案内できる。よって、運転者は、ＨＵＤ１７に表示されたこれらの画像を見ながら、容易に車両１を目標停車区画２０１の位置に停車させることができる。

＜＜充電中表示＞＞
図１０は、ＨＵＤ１７における充電中を示す情報の表示例を示す図である。

表示制御部１２２は、経路距離Ｌが０であり（つまり、車両１が目標停車区画２０１に停車中又は走行中であり）、受電装置１２が道路の給電装置３から電力を得ている間、充電中を示す充電中情報３０９として、図１０に例示するように、「充電中」といったメッセージをＨＵＤ１７に表示する。なお、表示制御部１２２は、メッセージに代えて、充電中を示す所定のアイコンをＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、運転中であっても、ＨＵＤ１７に表示された充電中を示す充電中情報３０９を見て、車両１が充電中であることを容易に認識できる。

また、表示制御部１２２は、図１０に例示するように、給電装置３から得た電力量に対応する電気料金３１０、あるいは、給電装置３が送電した電力量に対応する電気料金３１０を、ＨＵＤ１７に表示してもよい。これにより、運転者は、充電にかかった電気料金を容易に把握できる。なお、表示制御部１２２は、停車中の１回の給電に対応する電気料金を表示してもよいし、１回の走行中（エンジンをかけてから切るまで）の給電の合計に対応する電気料金を表示してもよい。あるいは、表示制御部１２２は、当該給電に対応する電気料金を含む、運転者の月間の電気料金を表示してもよい。

また、表示制御部１２２は、車両１が給電装置３から得た電力量と給電装置３が送電した電力量とに基づいて送電効率を計算し、その算出した送電効率をＨＵＤ１７に表示してもよい。

＜走行軌道表示の変形例＞
図１１は、ＨＵＤ１７における給電位置画像３０７及び走行軌道画像３０８の表示の変形例を示す図である。

図７では、停止線の手前に設置された給電装置３に車両１を案内するための走行軌道画像３０８を、ＨＵＤ１７に表示する例を説明した。図１１では、給電装置３が連続して設置されている車線（以下「給電車線」という）に車両１を案内するための走行軌道画像３０８を、ＨＵＤ１７に表示する例について説明する。

車両１の走行先に給電車線が存在する場合、表示制御部１２２は、図１１に示すように、ＨＵＤ１７を透した運転者の視線先の実際の車線に対応するＨＵＤ１７の領域に、走行車線から給電車線に車両１を案内するための走行軌道画像３０８を表示する。なお、当該走行軌道画像３０８は、図８及び図９を参照して説明した方法によって生成されてよい。

表示制御部１２２は、図１１に示すように、車両１の現在の速度３１１に加えて、給電車線を走行する際の推奨速度３１２を、ＨＵＤ１７に表示してよい。当該推奨速度３１２は、非接触給電による電力供給が所定の効率以上となる車両の速度であってよい。なお、推奨速度３１２に関する情報は、地図情報１３１及び／又は給電位置情報１３２に含まれてよい。

運転者は、車両１を、ＨＵＤ１７に重畳表示された走行軌道画像３０８に合わせて、推奨速度３１２以下で走行させてよい。これにより、車両１は、走行しながら給電車線から効率的に電力を得ることができる。あるいは、運転者は、走行軌道画像３０８が重畳表示された給電車線とは別の車線に車両１を走行させることにより、電気料金の発生する給電を回避することができる。

（本開示のまとめ）
本開示に係る、非接触給電が可能な車両（１）に備えられたＨＵＤ（Head-Up Display）の表示を制御する表示制御装置（１００）は、道路に設置された非接触給電を行う給電装置（３）の位置を示す給電位置情報（１３２）を取得する取得部（１２１）と、給電位置情報が示す位置に車両を案内する案内情報をＨＵＤに表示する制御部（１０２）と、を備える。

この構成によれば、道路に設置された給電位置への案内情報がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤに表示された案内情報を見て、車両を給電位置へ容易に移動させることができる。

また、制御部は、車両が非接触給電を行う設定であるか否かを示す情報（３０２）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、車両が非接触給電を行う設定であるか否かを示す情報がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、車両が非接触給電を行う設定であるか否かを容易に認識できる。

また、制御部は、車両のバッテリの残量が所定の閾値未満の場合、バッテリの消費抑制のためにエアコン及び／又はヒーターを停止したことを示すアイコン、もしくは、バッテリの消費抑制のためにエアコン及び／又はヒーターの使用中止を促すアイコンを、ＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、運転者は、バッテリの消費抑制のためにエアコン及び／又はヒーターが停止していること、もしくは、バッテリの消費抑制のためにエアコン及び／又はヒーターを停止させた方が好ましいことを認識できる。

また、制御部は、車両のバッテリ（１１）の残量が所定の閾値未満、かつ、車両が非接触給電を行わない設定である場合、非接触給電を行う設定への変更を促す情報（３０４）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、車両のバッテリの残量が所定の閾値未満、かつ、車両が非接触給電を行わない設定である場合、非接触給電を行う設定への変更を促す情報がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、バッテリが空になる前に、忘れずに非接触給電を行う設定に変更できる。

また、取得部は、地図情報（１３１）を取得してよい。制御部は、車両の現在位置を示す車両位置情報（１３３）を取得し、地図情報に基づいて、車両位置情報が示す位置から給電位置情報が示す位置までの経路を特定し、案内情報として、特定した経路を示す情報（３０５）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、車両の現在位置から給電位置情報が示す位置までの経路がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、車両を給電装置の位置へ移動させることができる。

また、制御部は、給電位置情報が示す位置に対応する、ＨＵＤを透して車両の運転者の視線先に存在する給電装置の位置である実給電位置を特定し、案内情報として、実給電位置に対応するＨＵＤの位置に、給電装置の位置を示す画像（３０７）を表示してよい。

この構成によれば、運転者からは、ＨＵＤを透した視線先の給電装置と、ＨＵＤに表示された給電装置の位置を示す画像とが重畳されて見えるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、車両を給電装置の位置へ移動させることができる。

また、制御部は、車両位置情報が示す位置から実給電位置に到達する走行軌道を特定し、案内情報として、走行軌道に対応するＨＵＤ上の領域に、走行軌道を示す画像（３０８）を表示してよい。

この構成によれば、運転者からは、ＨＵＤを透した視線先の道路と、ＨＵＤに表示された給電装置の位置への走行軌道を示す画像とが重畳されて見えるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、車両を給電装置の位置へ移動させることができる。

また、制御部は、車両位置情報が示す位置から給電位置情報が示す位置までの距離が所定の閾値以上である場合、案内情報として、車両の現在位置から給電位置情報が示す位置までの経路を示す情報（３０５）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、運転者からは、給電装置までの距離が閾値以上である場合は、ＨＵＤを透した視線先の道路と、ＨＵＤに表示された給電装置までの経路を示す情報（３０５）とが重畳されて見える。よって、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、給電装置が比較的遠くに位置する場合において、車両を給電装置の位置へ移動させることができる。

また、制御部は、車両位置情報が示す位置から給電位置情報が示す位置までの距離が閾値未満である場合、案内情報として、車両位置情報が示す位置から給電位置情報が示す位置に到達する走行軌道を示す画像（３０８）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、給電装置までの距離が閾値未満である場合は、ＨＵＤを透した視線先の道路と、ＨＵＤに表示された給電装置に到達する走行軌道を示す画像（３０８）とが重畳されて見える。よって、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、給電装置が比較的近くに位置する場合において、車両を給電装置の位置へ移動させることができる。

また、制御部は、走行軌道の幅を、車両の幅に基づいて決定してよい。

この構成によれば、車両の幅に基づいて決定された幅の走行軌道を示す画像（３０８）がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤに表示された走行軌道を示す画像に沿って車両を走行又は停車させることにより、車両は、給電装置から効率的に電力を得ることができる。

また、制御部は、車両が給電装置から得た電力量に対応する電気料金、あるいは、給電装置が送電した電力量に対応する電気料金（３１０）をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、車両が給電装置から得た電力量に対応する電気料金、あるいは、給電装置が送電した電力量に対応する電気料金がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、非接触給電にかかった電気料金を認識できる。

また、制御部は、車両が給電装置から得た電力量と給電装置が送電した電力量とに基づいて算出される送電効率をＨＵＤに表示してよい。

この構成によれば、車両が給電装置から得た電力量と給電装置が送電した電力量との間の送電効率がＨＵＤに表示されるので、運転者は、ＨＵＤの当該表示から、非接触給電時の送電効率を認識できる。

以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。

本開示の技術は、非接触給電が可能な車両に利用可能である。

１ 車両
３ 給電装置
１１ バッテリ
１２ 受電装置
１３ 測位センサ
１４ 方位センサ
１５ カメラ
１６ 無線通信装置
１７ ＨＵＤ
１８ ＷＰＴボタン
２０ 車内ネットワーク
１００ 表示制御装置
１０１ メモリ
１０２ プロセッサ
１０３ 通信Ｉ／Ｆ
１０４ バス
１２１ 情報取得部
１２２ 表示制御部
１３１ 地図情報
１３２ 給電位置情報
１３３ 車両位置情報
１３４ 車両構造情報
２０１ 目標停車区画
２０２ 車両の現在位置
２０３ ＷＰＴ用停止線
３０１ 残量情報
３０２ ＷＰＴ設定情報
３０３ 走行可能距離
３０４ 警告情報
３０５ 経路情報
３０６ アイコン
３０７ 給電位置画像
３０８ 走行軌道画像
３０９ 充電中情報
３１０ 電気料金
３１１ 現在の速度
３１２ 推奨速度

Claims (14)

1. 非接触給電が可能な車両に備えられたＨＵＤ（Head-Up Display）の表示を制御する表示制御装置であって、
   道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得する取得部と、
   前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する制御部と、を備えた、
   表示制御装置。
2. 前記制御部は、前記車両が前記非接触給電を行う設定であるか否かを示す情報を前記ＨＵＤに表示する、
   請求項１に記載の表示制御装置。
3. 前記制御部は、前記車両のバッテリの残量が所定の閾値未満の場合、前記バッテリの消費抑制のためにエアコン及び／又はヒーターを停止したことを示すアイコン、もしくは、前記バッテリの消費抑制のために前記エアコン及び／又はヒーターの使用中止を促すアイコンを、前記ＨＵＤに表示する、
   請求項１又は２に記載の表示制御装置。
4. 前記制御部は、前記車両のバッテリの残量が所定の閾値未満、かつ、前記車両が前記非接触給電を行わない設定である場合、前記非接触給電を行う設定への変更を促す情報を前記ＨＵＤに表示する、
   請求項１又は２に記載の表示制御装置。
5. 前記取得部は、地図情報を取得し、
   前記制御部は、
   前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、
   前記地図情報に基づいて、前記車両位置情報が示す位置から前記給電位置情報が示す位置までの経路を特定し、
   前記案内情報として、特定した前記経路を示す情報を前記ＨＵＤに表示する、
   請求項１から４のいずれか１項に記載の表示制御装置。
6. 前記制御部は、
   前記給電位置情報が示す位置に対応する、前記ＨＵＤを透して前記車両の運転者の視線先に存在する前記給電装置の位置である実給電位置を特定し、
   前記案内情報として、前記実給電位置に対応する前記ＨＵＤ上の位置に、前記給電装置の位置を示す画像を表示する、
   請求項１から５のいずれか１項に記載の表示制御装置。
7. 前記制御部は、
   前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、
   前記車両位置情報が示す位置から前記実給電位置に到達する走行軌道を特定し、
   前記案内情報として、前記走行軌道に対応する前記ＨＵＤ上の領域に、前記走行軌道を示す画像を表示する、
   請求項６に記載の表示制御装置。
8. 前記制御部は、
   前記車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、
   前記車両位置情報が示す位置から前記給電位置情報が示す位置までの距離が所定の閾値以上である場合、前記案内情報として、前記車両位置情報が示す位置から前記給電位置情報が示す位置までの経路を示す情報を前記ＨＵＤに表示する、
   請求項１から４のいずれか１項に記載の表示制御装置。
9. 前記制御部は、
   前記距離が前記閾値未満である場合、前記案内情報として、前記車両位置情報が示す位置から前記給電位置情報が示す位置に到達する走行軌道を示す画像を前記ＨＵＤに表示する、
   請求項８に記載の表示制御装置。
10. 前記制御部は、前記走行軌道の幅を、前記車両の幅に基づいて決定する、
    請求項７に記載の表示制御装置。
11. 前記制御部は、前記車両が前記給電装置から得た電力量に対応する電気料金、あるいは、前記給電装置が送電した電力量に対応する電気料金を前記ＨＵＤに表示する、
    請求項１から１０のいずれか１項に記載の表示制御装置。
12. 前記制御部は、前記車両が前記給電装置から得た電力量と前記給電装置が送電した電力量とに基づいて算出される送電効率を前記ＨＵＤに表示する、
    請求項１から１１のいずれか１項に記載の表示制御装置。
13. 非接触給電が可能な車両に備えられたＨＵＤ（Head-Up Display）の表示を制御する表示制御方法であって、
    前記車両に備えられた制御装置が、
    道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得し、
    前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する、
    表示制御方法。
14. 非接触給電が可能な車両であって、
    ＨＵＤ（Head-Up Display）と、
    道路に設置された前記非接触給電を行う給電装置の位置を示す給電位置情報を取得する取得部と、
    前記給電位置情報が示す位置に前記車両を案内する案内情報を前記ＨＵＤに表示する制御部と、を備えた、
    車両。

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