JP2021148466A - 飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法 - Google Patents

飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貫通孔から離れた位置からでも安定的にウォーターカーテンを形成することが可能な飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法を提供する。【解決手段】飛散防止装置は、壁面を貫通する第一貫通孔の端部にウォーターカーテンを形成するための飛散防止装置であって、第一貫通孔の近傍に設けられた壁面を貫通する第二貫通孔に挿入され、第二貫通孔の内径より小さな径を有する棒状の支持体と、支持体の第一端部に設けられ、支持体の伸長方向に交差する方向に水を噴射可能に構成されたノズルユニットとを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法に関する。
原子力プラントにおいて、格納容器内に物品を搬入したり、内部の状況を確認したりするために、当該格納容器に形成された貫通孔を利用する場合がある。このような貫通孔内は既存の物体で半ば閉塞されている場合が想定される。この場合、まず当該物体をウォータージェット等によって除去する必要がある。
一方で、格納容器内は、放射線環境下にあり、格納容器内にある物体の表面は放射能汚染されている。汚染されている物体をウォータジェット等で分断、排出する際、格納容器内に切子等の粉塵が飛散し、汚染拡大が問題となる。そこで、粉塵の飛散を防止する手段として、ウォーターカーテンの利用が考えられる。例えば下記特許文献1にはこのようなウォーターカーテンを形成するための装置が記載されている。
特開2007−205606号公報
しかしながら、格納容器に設けられた貫通孔にウォーターカーテンを形成するための装置を貫通孔自身に設置した場合、物品や検査装置の搬入に使用可能なスペースが確保できない可能性がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、貫通孔から離れた位置からでも安定的にウォーターカーテンを形成することが可能な飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る飛散防止装置は、壁面を貫通する第一貫通孔の端部にウォーターカーテンを形成するための飛散防止装置であって、前記第一貫通孔の近傍に設けられた壁面を貫通する第二貫通孔に挿入され、該第二貫通孔の内径より小さな径を有する棒状の支持体と、該支持体の第一端部に設けられ、前記支持体の伸長方向に交差する方向に水を噴射可能に構成されたノズルユニットと、を備える。
本開示によれば、貫通孔から離れた位置からでも安定的にウォーターカーテンを形成することが可能な飛散防止装置、及び飛散防止装置の設置方法を提供することができる。
本開示の実施形態に係る飛散防止装置の構成を示す全体図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置が使用される環境の一例を示す正面図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置が使用される環境の一例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置の第一ロッドの構成を示す斜視図であって、ノズルユニット及びカメラユニットが展開された状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置の第一ロッドの構成を示す図であって、ノズルユニット及びカメラユニットが収容された状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置を正面から見た図である。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置の設置方法の各工程を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る飛散防止装置の設置方法を示す説明図である。
(飛散防止装置の構成)
以下、本開示の実施形態に係る飛散防止装置100、及び飛散防止装置100の設置方法について、図1から図8を参照して説明する。本実施形態に係る飛散防止装置100は、例えば原子力発電プラントでの作業中に、粉塵等の発生を抑止するためにウォーターカーテンを形成するために用いられる。図1に示すように、飛散防止装置100は、棒状の支持体1Hと、この支持体1Hの先端(後述する第一ロッド1)に設けられたノズルユニット30と、支持体1Hの動作状態を制御するための制御装置90と、を備えている。
支持体1Hは、飛散防止装置100が挿通される貫通孔(後述する第二貫通孔H2)の出口側(格納容器内)から入口側(格納容器外)に向かって順に配列された第一ロッド1と、第二ロッド2と、第三ロッド3と、第一関節4と、第二関節5と、2つのテンショナー6と、ケーブル7と、を有している。
第一ロッド1と第二ロッド2とは、第二関節5によって折り曲げ可能な状態で接続されている。なお、第二関節5は、第一ロッド1から、後述する第二貫通孔H2の端部と第一貫通孔H1の端部との間の距離より短い長さだけ離れた位置に設けられている。第二関節5は、図示しないシリンダを伸長させることで折り曲げられる。第二ロッド2と第三ロッド3とは、第一関節4によって折り曲げ可能な状態で接続されている。第一関節4は、図示しないシリンダを伸長させることで折り曲げられる。第一ロッド1、第二ロッド2、及び第三ロッド3は互いに同等の外径を有する円柱状をなしている。これら第一ロッド1、第二ロッド2、及び第三ロッド3の外径は、挿入の対象となる貫通孔の内径よりも小さい。また、第一ロッド1と第二ロッド2を合わせた長さは、第二貫通孔H2の端部と第一貫通孔H1の端部の距離より短い。例えば、第一ロッド1と第二ロッド2を合わせた長さは、第二貫通孔H2の下端部の高さと第一貫通孔H1の上端部の高さとの差と略等しくてよい。
2つのテンショナー6は、第三ロッド3の延在方向における中途位置に設けられている。各テンショナー6は、4つの棒状のリンク部材と、2つのシリンダと、2つのローラーとを備える。2つのシリンダは互いに対向するように第三ロッド3内に設けられる。4つのリンク部材は、各リンク部材の両端部がそれぞれ他のリンク部材と回転可能に接続されることで、菱形形状を構成する。4つのリンク部材の互いに対向する2つの軸には、それぞれシリンダの先端と接続される。4つのリンク部材の残りの2つの軸には、それぞれローラーが取り付けられる。これにより、2つのシリンダが伸長することで、2つのローラーが第三ロッド3の外面から径方向外側に張り出す。他方、2つのシリンダが縮退することで、2つのローラーが第三ロッド3の内部に収容される。2つのテンショナーは、4つのリンク部材がなす面が互いに直交するように設けられる。シリンダを伸長させ、各ローラーを貫通孔の内面に当接させた状態で転動させることで、支持体1Hの中心位置を当該貫通孔内で維持することができる。ケーブル7は、支持体1Hのシリンダ50(後述)、第一関節4のシリンダ、第二関節5のシリンダ、テンショナー6のシリンダなどを含む各種被制御機器と、制御装置90及び電源装置(不図示)とを電気的に接続している。
次いで、図2と図3を参照して、飛散防止装置100の用いられる環境の一例について説明する。図2に示すように、壁面Wには、第一貫通孔H1と、第二貫通孔H2とが形成されている。第一貫通孔H1、及び第二貫通孔H2はいずれも直管状に延びる配管であり、原子力発電プラント内で、壁面Wを挟んで互いに隣接する区画同士を接続している。第一貫通孔H1の内径は第二貫通孔H2の内径よりも大きい。また、第二貫通孔H2は、第一貫通孔H1の斜め上方の近傍に位置している。
このような環境下で、第一貫通孔H1内の物体をウォータジェット等で分断、排出する際に格納容器内への粉塵の飛散を防止するために、第二貫通孔H2から上記の飛散防止装置100を挿入して、ノズルユニット30から水を散布し、ウォーターカーテンWcを形成する。また、飛散防止装置100は、後述するカメラユニット20を用いて、第一貫通孔H1を通じて作業を行う他の機器の監視用カメラとしての機能も有する。なお、ウォーターカーテンWcは、内部作業を行うための機器を第一貫通孔H1を通して搬出するときに、当該機器を洗浄するために転用することもできる。
次いで、図4から図6を参照して、支持体1Hの第一ロッド1の構成について詳述する。図4に示すように、第一ロッド1は、内部に空間Vが形成された筒状の筒体10と、この空間Vから出没可能に設けられたカメラユニット20、及びノズルユニット30と、これらカメラユニット20とノズルユニット30とを接続するリンク部材40と、シリンダ50と、を有している。筒体10のうち、カメラユニット20及びノズルユニット30の直上部分には開口が設けられる。
カメラユニット20は、撮像素子やレンズ、制御基板等を収容するカメラユニット本体21と、カメラユニット本体21の前方側(つまり、レンズと同一の方向を向く側)に設けられた照明22と、カメラユニット本体21の下方(つまり、空間Vを臨む側)かつ後方側に設けられたタブ23と、を有している。カメラユニット本体21は、筒体10に対して、当該筒体10の伸長方向に交差する方向に延びる第一回転軸A1回りに回転可能な状態で取り付けられている。第一回転軸A1は、筒体10の開口の基端側の近傍と、カメラユニット20の後方部分とを通る。
筒体10におけるカメラユニット20よりも先端側には、ノズルユニット30が設けられている。ノズルユニット30は、外部から導かれた水を散布するために設けられている。ノズルユニット30は、筒体10の伸長方向に延びる板状をなしている。一例として本実施形態では、ノズルユニット30には、6つのノズル31、第一タブ32、及び第二タブ33が設けられている。6つのノズル31は筒体10の開口に面している。これらノズル31は、筒体10の伸長方向に間隔をあけて配列されている。第一タブ32は、ノズルユニット30の一端(つまり、カメラユニット20とは反対側の端部)に設けられる。第一タブ32は、筒体10に対して、当該筒体10の伸長方向に交差する方向に延びる第二回転軸A2回りに回転可能な状態で取り付けられている。第二回転軸A2は、筒体10の先端と第一タブ32とを通る。第二タブ33は、ノズルユニット30の他端(つまり、カメラユニット20を臨む側の端部)の、短辺方向の一方に偏った位置に設けられる。例えば、第二タブ33は、ノズルユニット30のノズル31に正対し、一端側を下向きに見たときに、6つのノズル31の並びより左側に設けられる。なお、ノズル31の数は6つに限られず、5つ以下であっても7つ以上であってもよい。
リンク部材40は、上記のカメラユニット本体21から空間V内に向かって突出するタブ23と、ノズルユニット30の他端に設けられる第二タブ33とを互いに回動可能に接続している。つまり、リンク部材40の一端は、タブ23に対して第一回転軸A1と平行に延びる第三回転軸A3回りに回動可能に接続されている。リンク部材40の他端は、第二タブ33に対して第二回転軸A2と平行に延びる第四回転軸A4回りに回動可能に接続されている。リンク部材40の一端側には、シリンダ50が接続されている。
シリンダ50は、例えば電動のアクチュエータであり、筒状のシリンダ本体51と、このシリンダ本体51から出没する棒状のロッド52と、を有している。外部からの信号によって、ロッド52の進出量を変化させることが可能である。ロッド52の先端は、上述のリンク部材40の一端に接続されている。つまり、ロッド52を進退させることによって、リンク部材40の位置が変化する。これにより、カメラユニット20、及びノズルユニット30は、空間Vから展開された状態、及び収容された状態(図5参照)との間でその姿勢を切り替えることが可能とされている。
上記の接続により、シリンダ50、リンク部材40、及びノズルユニット30は、クランクスライダー機構を構成する。したがって、シリンダ50の伸縮に伴い、リンク部材40とノズルユニット30の接続部分(第四回転軸A4)は上下方向に移動する。具体的には、ロッド52の縮退時に、カメラユニット20およびノズルユニット30は筒体10の内部に収容された状態となる。ロッド52が伸長すると、リンク部材40の一端は筒体10の先端方向へ移動する。これにより、カメラユニット20は、第一回転軸A1を中心に、カメラユニット20が筒体10の外側へ展開するように回転する。また、ロッド52が伸長すると、リンク部材40の他端およびノズルユニット30の第二タブ33は筒体10の上方へ移動する。これにより、ノズルユニット30は、第二回転軸A2を中心に、ノズルユニット30が筒体10の外側へ展開するように回転する。ロッド52の最大伸長時に、カメラユニット20の光軸(レンズ24)の方向と、ノズルユニット30のノズル31が向く方向とが略平行になる。
図6に示すように、カメラユニット20、及びノズルユニット30が空間Vに収容された状態にあるとき、カメラユニット20の光軸(レンズ24)は、ノズルユニット30のノズル31とずれた位置になるように配置されている。これは、ノズルユニット30の第一タブ32がノズルユニット30の短辺方向の一方に偏った位置に設けられるためである。また、筒体10の先端には、このレンズ24の視野を妨げないように、開口部Cが形成されている。すなわち、カメラユニット20が収容された状態にあるときに、カメラユニット20の光軸は、ノズルユニット30に遮られずに、開口部Cを通る。これにより、カメラユニット20、及びノズルユニット30が収容された状態にあるときでも、カメラユニット20によって前方を監視することが可能とされている。開口部Cは窓部の一例である。なお、他の実施形態においては、筒体10は、開口部Cに光を透過する材料で形成された窓を有してもよい。
次いで、図7と図8を参照して、上記の飛散防止装置100を第二貫通孔H2に設置する方法(設置方法)について説明する。飛散防止装置100を設置するに当たっては、図8に示す収容装置60を用いる。収容装置60は、第二貫通孔H2の出口側の空間が汚染されている場合などに、当該汚染物質を入口側に漏洩させないために用いられる容器である。収容装置60は、一端に開口部が形成された筒状の収容装置本体61と、この開口部を開閉可能なシャッタ62と、収容装置本体61の内部で上述の支持体1Hを移送させる移送部63と、を有している。移送部63は、例えば飛散防止装置100に取り付けられたラックと、当該ラックにかみ合わされ、ハンドルを取り付けられたピニオンとによって構成され、作業者によってハンドルが回転されることにより、飛散防止装置100が移送される。また、収容装置60と第二貫通孔H2との間には、内径の差を吸収するためのアダプタ70が取り付けられる。アダプタ70は、筒状のアダプタ本体71と、このアダプタ本体71の開通状態を切り替え可能なシャッタ72と、を有している。また、ケーブル7は、飛散防止装置100が移送に伴って円滑に案内されるように、収容装置本体61の内部を保護案内筒によって案内される。保護案内筒は、多数個のケーブル収容ユニットを互いに回転自在に長鎖状に連結して構成される。収容装置本体61のケーブル7の取り出し口においてケーブル7が固定され、収容装置本体61の機密が保たれている。制御装置90は収容装置本体61の外部に設けられる。
まず、作業者は、アダプタ70(シャッタ72)によって第二貫通孔H2を閉止した状態で、収容装置60をアダプタ70に接続する(ステップS1)。このとき、収容装置60のシャッタ62も閉止された状態とされる。次いで、作業者は、収容装置60内の気密が確保されたことを確認した上で、シャッタ62及びシャッタ72を開放する(ステップS2)。その後、作業者は、移送部63を操作することで、支持体1Hを収容装置60内から第二貫通孔H2に挿通させる(ステップS3)。このとき、カメラユニット20が撮影する画像は、収容装置60の近傍に設けられた制御装置90のディスプレイに表示される。これにより、作業者は、支持体1Hの位置を認識することができる。第三ロッド3が第二貫通孔H2内に挿入されると、作業者は、制御装置90を操作し、テンショナー6のシリンダを伸長させることで、テンショナー6を第三ロッド3の外面から径方向外側に張り出させる(ステップS4)。
作業者は、第二貫通孔H2の出口から支持体1Hの第一ロッド1が突出したことを確認する。このとき、作業者は、カメラユニット20が撮影する画像を確認し、支持体1Hの移送方向前方に障害物が存在するか否かを判断する(ステップS5)。前方に障害物が存在しない場合(ステップS5:NO)、作業者は、移送部63の操作により支持体1Hの第一関節4が第二貫通孔H2の出口から突出するまで支持体1Hを移送させ(ステップS6)、その後、制御装置90を操作し、第一関節4のシリンダを伸長させることで、第一関節4によって第二ロッド2を下方に折り曲げる(ステップS7)。
他方、前方に障害物が存在する場合(ステップS5:YES)、作業者は、移送部63の操作により支持体1Hの第二関節5が第二貫通孔H2の出口から突出するまで支持体1Hを移送させ(ステップS8)、その後、制御装置90を操作し、第二関節5のシリンダを伸長させることで、第二関節5によって第一ロッド1を下方に折り曲げる(ステップS9)。次いで、作業者は、移送部63の操作により支持体1Hの第一関節4が第二貫通孔H2の出口から突出するまで支持体1Hを移送させる(ステップS10)。その後、作業者は、制御装置90を操作し、第一関節4のシリンダを伸長させ、第二関節5のシリンダを縮退させることで、第一関節4によって第二ロッド2を下方に折り曲げながら、第二関節5を進展させる(ステップS11)。これにより、第二貫通孔H2の前方に障害物が存在する場合にも、前進と折り曲げとを段階的に行うことで、支持体1Hを障害物に接触させずに、ノズルユニット30を第一貫通孔H1に近づけることができる。
ステップS7またはステップS11によりノズルユニット30を第一貫通孔H1に近づけると、作業者は、制御装置90を操作しシリンダ50のロッド52を進展させることで、カメラユニット20及びノズルユニット30を展開状態とする(ステップS12)。その後、ノズルユニット30から水を噴射させて、ウォーターカーテンを形成する。以上により、飛散防止装置100の設置が完了する。このとき、作業者は、カメラユニット20が撮影する画像を確認し、ウォーターカーテンが第一貫通孔H1の端部に形成されていることを確認する。つまり、リンク部材40によってカメラユニット20とノズルユニット30との両方を進展させることができ、さらに最大展開時のカメラユニット20の光軸の方向がノズル31が向く方向とを略一致させることで、作業者はウォーターカーテンと第一貫通孔H1との位置関係を確認することができる。ウォーターカーテンが第一貫通孔H1の端部に形成されていない場合には、作業者は飛散防止装置100の位置を調整する。
(作用効果)
上記構成によれば、ノズルユニット30によって支持体1Hの伸長方向に交差する方向に水を噴射することができる。つまり、第一貫通孔H1の近傍に設けられた第二貫通孔H2から当該第一貫通孔H1に向かってウォーターカーテンWcを形成することができる。これにより、第一貫通孔H1内部のスペースを占有することなく、他の貫通孔(第二貫通孔H2)のみを用いて、粉塵の飛散を防止するための措置を採ることができる。
上記構成によれば、第一関節4を折り曲げることによって、第二貫通孔H2から第一貫通孔H1にノズルユニット30を容易に接近させることができる。これにより、ウォーターカーテンWcによる遮蔽性をさらに高めることができる。
上記構成によれば、第一関節4に加えて第二関節5が設けられていることで、支持体1Hの姿勢にさらなる自由度を持たせることができる。これにより、例えば第二貫通孔H2内で支持体1Hの挿通に困難が生じた場合であっても、第一関節4及び第二関節5を折り曲げて支持体1Hの姿勢を変化させることで、円滑にこれを挿通させることが可能となる。
上記構成によれば、ノズルユニット30から噴射された水によるウォーターカーテンWcの状態や他の作業の状態をカメラユニット20によって遠隔から監視することができる。また、カメラユニット20は展開された状態と収容された状態との間で切り替え可能であることから、第二貫通孔H2への挿入時にはカメラユニット20が挿入の妨げとなることがない。また、ノズルユニット30の位置に合わせてカメラユニット20を展開することで、ウォーターカーテンWcの状態をより正確に捉えることもできる。
上記構成によれば、ノズルユニット30自体の姿勢を変えることで、第二貫通孔H2から第一貫通孔H1にノズルユニット30をさらに接近させることができる。これにより、ウォーターカーテンWcによる遮蔽性をさらに高めることができる。
上記構成によれば、シリンダ50によってリンク部材40を動かすことで、カメラユニット20、及びノズルユニット30の双方を収容・展開することができる。また、ノズルユニット30の姿勢の変化に連動してカメラユニット20の視野を追従させることができる。これにより、例えばカメラユニット20、及びノズルユニット30をそれぞれ別個の駆動装置によって動作させる場合に比べて装置の構成が単純化されるため、部品点数や製造コストを削減することができる。
また、上記構成によれば、カメラユニット20の回転軸である第一回転軸A1がカメラユニット20の後方側に設けられる。これにより、例えばシリンダ50に異常が生じ、シリンダ50によってカメラユニット20およびノズルユニット30を筒体10に収容できなくなった状態であっても、飛散防止装置100を破損することなく回収することができる。カメラユニット20およびノズルユニット30が展開した状態で支持体1Hを後退させると、カメラユニット20が第二貫通孔H2の壁面に当接し、支持体1Hの後退に伴ってカメラユニット20が押し下げられ、徐々に支持体1Hの内部に収容される。カメラユニット20の縮退に伴い、リンク部材40が筒体10内に引き戻される。リンク部材40に接続されるノズルユニット30もこれに伴って支持体1Hの内部に引き戻される。したがって、シリンダ50によってカメラユニット20およびノズルユニット30を筒体10に収容できなくなったときにも、飛散防止装置100を破損することなく回収することができる。
上記構成によれば、カメラユニット20、及びノズルユニット30が収容状態にあるときに、ノズルユニット30がカメラユニット20の光軸を妨げないことから、第二貫通孔H2内に支持体1Hを挿入している中途でも、当該第二貫通孔H2内の状態をカメラユニット20によって確認することができる。これにより、挿入作業をより円滑かつ安全に行うことができる。
上記構成によれば、制御装置90によって遠隔から飛散防止装置100を動作させることができる。
上記構成によれば、第二貫通孔H2の端部に収容装置60を取り付けることで、当該第二貫通孔H2を通じて外部に汚染物質が飛散することを防止することができる。さらに、収容装置60の気密状態を確認した状態でシャッタ62を開放し、移送部63によって支持体1Hを第二貫通孔H2内に挿入することで汚染物質の漏洩をより効果的に抑止することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記実施形態では、支持体1Hに2つの関節(第一関節4と第二関節5)を設けた例について説明した。しかしながら、関節の数は上記に限定されず、装置を使用する環境や設計に応じて3つ以上とすることも可能である。また、他の実施形態において、第一貫通孔H1と第二貫通孔H2との距離が十分に近い場合には、支持体1Hが関節を有しなくてもよい。また、他の実施形態においては、飛散防止装置100は、第二関節5を有しなくてもよい。
また例えば、上記実施形態では、ノズルユニット30と連動して駆動するカメラユニット20を備える例について説明した。しかしながら、他の実施形態においては、飛散防止装置100はカメラユニット20を備えなくてもよいし、ノズルユニット30と連動しないカメラユニット20を備えてもよい。
<付記>
各実施形態に記載の飛散防止装置100、及び飛散防止装置100の設置方法は、例えば以下のように把握される。
(1)第一の態様に係る飛散防止装置100は、壁面Wを貫通する第一貫通孔H1の端部にウォーターカーテンWcを形成するための飛散防止装置100であって、前記第一貫通孔H1の近傍に設けられた壁面Wを貫通する第二貫通孔H2に挿入され、該第二貫通孔H2の内径より小さな径を有する棒状の支持体1Hと、該支持体1Hの第一ロッド1に設けられ、前記支持体1Hの伸長方向に交差する方向に水を噴射可能に構成されたノズルユニット30とを備える。
上記構成によれば、ノズルユニット30によって支持体1Hの伸長方向に交差する方向に水を噴射することができる。つまり、第一貫通孔H1の近傍に設けられた第二貫通孔H2から当該第一貫通孔H1に向かってウォーターカーテンWcを形成することができる。これにより、第一貫通孔H1内部のスペースを占有することなく、他の貫通孔(第二貫通孔H2)のみを用いて、粉塵の飛散を防止するための措置を採ることができる。
(2)第二の態様に係る飛散防止装置100では、前記支持体1Hは、前記第一ロッド1から、前記第二貫通孔H2の端部と前記第一貫通孔H1の端部の距離より短い長さだけ離れた位置に設けられた折り曲げ可能な第一関節4を有する。
上記構成によれば、第一関節4を折り曲げることによって、第二貫通孔H2から第一貫通孔H1にノズルユニット30を容易に接近させることができる。これにより、ウォーターカーテンWcによる遮蔽性をさらに高めることができる。
(3)第三の態様に係る飛散防止装置100では、前記支持体1Hは、前記ノズルユニット30と前記第一関節4との間に設けられた折り曲げ可能な第二関節5を有する。
上記構成によれば、第一関節4に加えて第二関節5が設けられていることで、支持体1Hの姿勢にさらなる自由度を持たせることができる。これにより、例えば第二貫通孔H2内で支持体1Hの挿通に困難が生じた場合であっても、第一関節4及び第二関節5を折り曲げて支持体1Hの姿勢を変化させることで、円滑にこれを挿通させることが可能となる。
(4)第四の態様に係る飛散防止装置100は、前記支持体1Hにおける前記ノズルユニット30より後方の位置に設けられ、前記支持体1Hの伸長方向に交差する方向に延びる第一回転軸A1回りに回転可能なカメラユニット20をさらに備え、該カメラユニット20は前記第一回転軸A1回りに回転することで前記支持体1Hの内部に収容された状態と前記支持体1Hの外部に展開した状態とを切り替え可能である。
上記構成によれば、ノズルユニット30から噴射された水によるウォーターカーテンWcの状態や他の作業の状態をカメラユニット20によって遠隔から監視することができる。また、カメラユニット20は展開された状態と収容された状態との間で切り替え可能であることから、第二貫通孔H2への挿入時にはカメラユニットが挿入の妨げとなることがない。また、ノズルユニット30の位置に合わせてカメラユニット20を展開することで、ウォーターカーテンWcの状態をより正確に捉えることもできる。
(5)第五の態様に係る飛散防止装置100では、前記ノズルユニット30は、前記支持体1Hの伸長方向に交差する方向に伸びる第二回転軸A2回りに回転可能に設けられ、該第二回転軸A2回りに回転することで前記支持体1Hの内部に収容された状態と前記支持体1Hの外部に展開した状態とを切り替え可能である。
上記構成によれば、ノズルユニット30自体の姿勢を変えることで、第二貫通孔H2から第一貫通孔H1にノズルユニット30をさらに接近させることができる。これにより、ウォーターカーテンWcによる遮蔽性をさらに高めることができる。
(6)第六の態様に係る飛散防止装置100は、前記カメラユニット20と前記ノズルユニット30とを互いに接続するリンク部材40と、一端が前記支持体1Hに取り付けられ、他端が前記リンク部材40に取り付けられたシリンダ50と、をさらに備え、前記シリンダ50が収縮する方向に動作したときに前記カメラユニット20、及び前記ノズルユニット30がいずれも収容状態となり、前記シリンダ50が伸長する方向に動作したときに前記カメラユニット20、及び前記ノズルユニット30がいずれも展開状態となる。
上記構成によれば、シリンダ50によってリンク部材40を動かすことで、カメラユニット20、及びノズルユニット30の双方を収容・展開することができる。これにより、例えばカメラユニット20、及びノズルユニット30をそれぞれ別個の駆動装置によって動作させる場合に比べて装置の構成が単純化されるため、部品点数や製造コストを削減することができる。
(7)第七の態様に係る飛散防止装置100では、前記カメラユニット20、及び前記ノズルユニット30がそれぞれ収容状態にあるときに、前記カメラユニット20の光軸からずれた位置に前記ノズルユニット30が位置している。
上記構成によれば、カメラユニット20、及びノズルユニット30が収容状態にあるときに、ノズルユニット30がカメラユニット20の光軸を妨げないことから、第二貫通孔H2内に支持体1Hを挿入している中途でも、当該第二貫通孔H2内の状態をカメラユニット20によって確認することができる。これにより、挿入作業をより円滑かつ安全に行うことができる。
(8)第八の態様に係る飛散防止装置100では、前記支持体1Hは、前記カメラユニット20が収容状態であるときに、前記カメラユニット20の光軸が通過する窓部Cを有する。
上記構成によれば、カメラユニット20が収容状態にあるときに、支持体1Hがカメラユニット20の光軸を妨げないことから、第二貫通孔H2内に支持体1Hを挿入している中途でも、当該第二貫通孔H2内の状態をカメラユニット20によって確認することができる。これにより、挿入作業をより円滑かつ安全に行うことができる。
(9)第九の態様に係る飛散防止装置100は、前記シリンダ50を動作させるための信号を出力する制御装置90をさらに備える。
上記構成によれば、制御装置90によって遠隔から飛散防止装置100を動作させることができる。
(10)第十の態様に係る飛散防止装置100は、前記支持体1Hを気密に収容可能な収容装置60をさらに備え、前記収容装置60は、先端に開口部を有する収容装置本体61と、前記開口部を開閉可能なシャッタ62と、前記収容装置本体61に収容された前記支持体1Hを前記第二貫通孔H2に向かって移送する移送部63と、を有する。
上記構成によれば、第二貫通孔H2の端部に収容装置60を取り付けることで、当該第二貫通孔H2を通じて外部に汚染物質が飛散することを防止することができる。さらに、収容装置60の気密状態を確認した状態でシャッタ62を開放し、移送部63によって支持体1Hを第二貫通孔H2内に挿入することで汚染物質の漏洩をより効果的に抑止することができる。
(11)第十一の態様に係る飛散防止装置の設置方法は、前記収容装置60を前記第二貫通孔H2の入口側の端部に取り付けるステップS1と、前記収容装置60内の気密が確保された状態で、前記シャッタ62を開放するステップS2と、前記移送部63によって前記第二貫通孔H2内に前記支持体1Hを挿通させ、出口側の端部から露出させるステップS6、S8、S10と、前記第一貫通孔H1に前記ウォーターカーテンWcを形成することが可能な位置に前記第一端部を接近させるステップS7、S11と、を含む。
上記方法によれば、第二貫通孔H2の端部に収容装置60を取り付けることで、当該第二貫通孔H2を通じて外部に汚染物質が飛散することを防止することができる。さらに、収容装置60の気密状態を確認した状態でシャッタ62を開放し、移送部63によって支持体1Hを第二貫通孔H2内に挿入することで汚染物質の漏洩をより効果的に抑止することができる。
(12)第十二の態様に係る飛散防止装置の設置方法は、前記露出させるステップS6、S10において、前記支持体1Hの前記第一関節4を露出させ、接近させるステップS7、S11において、前記第一関節4を折り曲げることで、前記第一貫通孔H1に前記ウォーターカーテンを形成することが可能な位置に前記第一端部を接近させる。
上記方法によれば、第一貫通孔H1と第二貫通孔H2とが離れている場合にも、支持体1Hの折り曲げによってノズルユニット30を第一貫通孔H1へ近づけることができる。
100 飛散防止装置
1H 支持体
1 第一ロッド
2 第二ロッド
3 第三ロッド
4 第一関節
5 第二関節
6 テンショナー
7 ケーブル
10 筒体
20 カメラユニット
21 カメラユニット本体
22 照明
23 タブ
24 レンズ
30 ノズルユニット
31 ノズル
32 第一タブ
33 第二タブ
40 リンク部材
50 シリンダ
51 シリンダ本体
52 ロッド
60 収容装置
61 収容装置本体
62 シャッタ
63 移送部
70 アダプタ
71 アダプタ本体
72 シャッタ
90 制御装置
A1 第一回転軸
A2 第二回転軸
A3 第三回転軸
A4 第四回転軸
C 開口部
H1 第一貫通孔
H2 第二貫通孔
V 空間
W 壁面
Wc ウォーターカーテン

Claims (12)

  1. 壁面を貫通する第一貫通孔の端部にウォーターカーテンを形成するための飛散防止装置であって、
    前記第一貫通孔の近傍に設けられた壁面を貫通する第二貫通孔に挿入され、該第二貫通孔の内径より小さな径を有する棒状の支持体と、
    該支持体の第一端部に設けられ、前記支持体の伸長方向に交差する方向に水を噴射可能に構成されたノズルユニットと
    を備える飛散防止装置。
  2. 前記支持体は、前記第一端部から、前記第二貫通孔の端部と前記第一貫通孔の端部の距離より短い長さだけ離れた位置に設けられた折り曲げ可能な第一関節を有する請求項1に記載の飛散防止装置。
  3. 前記支持体は、前記ノズルユニットと前記第一関節との間に設けられた折り曲げ可能な第二関節を有する請求項2に記載の飛散防止装置。
  4. 前記支持体における前記ノズルユニットより第一端部から離れた位置に設けられ、前記支持体の伸長方向に交差する方向に延びる第一回転軸回りに回転可能なカメラユニットをさらに備え、
    該カメラユニットは前記第一回転軸回りに回転することで前記支持体の内部に収容された状態と前記支持体の外部に展開した状態とを切り替え可能である請求項1から3のいずれか一項に記載の飛散防止装置。
  5. 前記カメラユニットと前記ノズルユニットとを互いに接続するリンク部材と、
    一端が前記支持体に取り付けられ、他端が前記リンク部材に取り付けられたシリンダと、をさらに備え、
    前記シリンダが収縮する方向に動作したときに前記カメラユニット、及び前記ノズルユニットがいずれも収容状態となり、前記シリンダが伸長する方向に動作したときに前記カメラユニット、及び前記ノズルユニットがいずれも展開状態となる請求項4に記載の飛散防止装置。
  6. 前記カメラユニット、及び前記ノズルユニットがそれぞれ収容状態にあるときに、前記カメラユニットの光軸からずれた位置に前記ノズルユニットが位置している請求項4又は5に記載の飛散防止装置。
  7. 前記支持体は、前記カメラユニットが収容状態であるときに、前記カメラユニットの光軸が通過する窓部を有する
    請求項4から6のいずれか一項に記載の飛散防止装置。
  8. 前記ノズルユニットは、前記支持体の伸長方向に交差する方向に伸びる第二回転軸回りに回転可能に設けられ、該第二回転軸回りに回転することで前記支持体の内部に収容された状態と前記支持体の外部に展開した状態とを切り替え可能である請求項1から7のいずれか一項に記載の飛散防止装置。
  9. 前記シリンダを動作させるための信号を出力する制御装置をさらに備える請求項5に記載の飛散防止装置。
  10. 前記支持体を気密に収容可能な収容装置をさらに備え、
    前記収容装置は、
    先端に開口部を有する収容装置本体と、
    前記開口部を開閉可能なシャッタと、
    前記収容装置本体に収容された前記支持体を前記第二貫通孔に向かって移送する移送部と、
    を有する請求項1から9のいずれか一項に記載の飛散防止装置。
  11. 請求項10に記載の飛散防止装置の設置方法であって、
    前記収容装置を前記第二貫通孔の入口側の端部に取り付けるステップと、
    前記収容装置内の気密が確保された状態で、前記シャッタを開放するステップと、
    前記移送部によって前記第二貫通孔内に前記支持体を挿通させ、出口側の端部から露出させるステップと、
    前記第一貫通孔に前記ウォーターカーテンを形成することが可能な位置に前記第一端部を接近させるステップと、
    を含む飛散防止装置の設置方法。
  12. 前記飛散防止装置の前記支持体は、前記第一端部から、前記第二貫通孔の端部と前記第一貫通孔の端部の距離より短い長さだけ離れた位置に設けられた折り曲げ可能な第一関節を有し、
    前記露出させるステップにおいて、前記支持体の前記第一関節を露出させ、
    接近させるステップにおいて、前記第一関節を折り曲げることで、前記第一貫通孔に前記ウォーターカーテンを形成することが可能な位置に前記第一端部を接近させる
    請求項11に記載の飛散防止装置の設置方法。
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