JP2021148332A - 恒温庫および保温材が装着された被服の初期化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温材付き被服は、保温材の温度が体温近くになってしまっては、体を冷却若しくは暖房する役目を果たすことができない。このような使用済みの保温材付き被服は、、保温材を好適な温度に調整する初期化を行う必要がある。本発明は、保温材付き被服を作業現場で初期化するための恒温庫を提供する。【解決手段】保温材が装着された被服を加温もしくは冷却する恒温庫であって、断熱材を有する本体と、前記本体内部の温度を調節する温度調節機と、前記本体内部に除菌・脱臭能を有する活性物質を送り込む除菌・脱臭機を有することを特徴とする恒温庫は、現場で保温材付き被服を初期化することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、保温材が装着された被服を装着できる状態に初期化する恒温庫とその初期化方法に係るものである。
夏や冬といった、人が衣服をまとっただけで快適に過ごせない季節では、野外で作業を行う際に、体を冷やす若しくは温める必要がある。そこで従来から、胸や背中の部分に保温材を仕込むポケットが施されたジャケット(被服)などが使われている。夏ではこの保温材を冷やし、冬にはこの保温材を温めて使用することで、熱気や寒気を緩和しようとするものである。
また、近年では、特に夏用として、脇腹に小型の扇風機が配置された作業服も用いられており、保温材が装着されたジャケット(被服)との組み合わせで、炎天下の屋外においても、かなり快適に過ごすことができる。
ここで、保温材が装着された被服では、保温材を使用目的に合致した温度にすることで、初めて効果を得られる。具体的には、夏季には保温材は冷却され、冬季には保温材は温められる。つまり、保温材を夏季には冷たく、冬季には温かい状態にしなければ、保温材が装着された被服はその効果を発揮しない。そこで、このような状態にすることを「保温材が装着された被服の初期化」と呼ぶ。初期化された保温材が装着された被服は、時間の経過と共に、保温材が体温程度になり、夏季には冷たさを、冬季には温かさを装着者に与えることはできなくなる。
保温材が装着された被服を初期化するためには、保温材を所定の温度に冷却若しくは加熱する必要がある。一般に保温材付き被服では、保温材は1つではなく、複数個を装着するポケットが設けられている。したがって、1着につき複数個の保温材を初期化の度に取り外し、冷却または加熱する必要がある。しかし、作業を屋外で行っている場合、初期化の度に保温材を取り外したり、入れ替えたりするのは快適な手続きとはいえない。
最も好ましいのは、作業場所に初期化のための恒温庫が用意され、恒温庫中の初期化された保温材付被服をその場で着かえるという手続きである。つまり、予め被服ごと冷却され若しくは加熱された保温材付き被服が野外の作業場に設置された恒温庫に準備され、保温材の効果が薄れる時間毎に作業者は被服毎着替える。このためには、屋外に設置可能な恒温庫が必要である。
また、特に夏季の作業においては、保温材付き被服といえども作業者の汗を吸収している。したがって、そのままでは雑菌の繁殖によって異臭を放つことになるおそれが高い。そこで、保温材が装着された被服は、脱臭・殺菌されることが望ましい。つまり、内部を脱臭・殺菌できる恒温庫が必要となる。
特許文献1では、冷却手段、又は、加熱手段により貯蔵室内を冷却、又は、加熱して成る貯蔵庫において、前記貯蔵室内の空気、若しくは、当該貯蔵室内に供給される空気が通風される除菌手段を備え、該除菌手段は、電解水を保持して当該除菌手段に通風される空気と電解水とを接触させることを特徴とする貯蔵庫が開示されている。
特開2007−155144号公報
特許文献1は、食品などを展示するためのショーケースに用いることを想定している。そのため、冷気自体の殺菌を行っている。したがって、殺菌された冷気自体には殺菌能力はなく、雑菌が繁殖する被服の殺菌にはこのような構成は利用できない。
本発明は、上記の課題に鑑みて想到されたものであり、保温材が装着された被服を脱臭・殺菌したうえで初期化することのできる恒温庫を提供するものである。
より具体的に本発明に係る恒温庫は、
保温材が装着された被服を加温もしくは冷却する恒温庫であって、
断熱材を有する本体と、
前記本体内部の温度を調節する温度調節機と、
前記本体内部に除菌・脱臭能を有する活性物質を送り込む除菌・脱臭機を有することを特徴とする。
また、本発明に係る保温材が装着された被服の初期化方法は、
密閉された恒温庫内で保温材が装着された被服を初期化する方法であって、
前記保温材が装着された被服を除菌・脱臭する工程と、
前記保温材を被服に装着させたまま所定の温度にする温度調節工程を有することを特徴とする。
本発明に係る恒温庫は、保温材が装着された被服のまま脱臭・殺菌し、そのうえで所定の温度に冷却若しくは加熱する。したがって、脱臭・殺菌された状態で、所定の温度に調節された保温材が装着された被服を作業現場で着ることができる。
また、それまで着ていた保温材が装着された被服は恒温庫中に入れておくことにより、再び保温材付き被服を初期化することができ、常に冷たい若しくは温かい保温材が装着された被服を着ることができる。
恒温庫の外観を示す図である。 恒温庫の断面図である。 ノズルの詳細を示す図である。 周囲が暑い場合の本体内の温度制御の例を示す図である。 周囲が暑い場合の本体内の温度制御の他の例を示す図である。 周囲が寒い場合の本体内の温度制御の例を示す図である。
以下に本発明に係る恒温庫および保温材が装着された被服の初期化について図面を示し説明を行う。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明が以下の説明に限定されるものではない。以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変することができる。また、「保温材が装着された被服」は、「保温材付き被服」とも呼ぶ。
図1に本発明に係る恒温庫1の外観を示す。また、図2(a)には、図1のA−A断面、図2(b)にはB−B断面を示す。恒温庫1は、本体10と、温度調節機12と、除菌・脱臭機14を有する。またこれらを制御する制御器16を有していてもよい。また、恒温庫1の本体10内には、保温材付き被服を吊り下げるハンガーパイプ18を有していてもよい。なお、このハンガーパイプ18は、除菌・脱臭機14から放出される活性物質を吊り下げられた被服に当てることができるように、除菌・脱臭機14と連通されている。さらに、ハンガーパイプ18には、吊り下げられた被服に活性物質を当てるためのノズル20も有している。
<本体>
本体10は、床10a、壁10b、天井10cが断熱材で構成されている。形状は直方体が好適であるが、この形態に限定されるものではない。大きさは、複数の保温材付き被服を吊り下げることができる大きさが確保されていれば、それ以上であってもよい。
底面10ad(床10aの下側)には、キャスター若しくは車輪11が装着されているのが好適である。屋外に設置する際に、運びやすいからである。
本体10にはドア10dが設けられている。保温材付き被服を出し入れするためである。ドア10dは、本体10と気密に閉じることができるように構成されている。
なお、本体10には、気圧調整弁10vが設けられている。本体10内部は外部より低温になる場合があり、外部との気圧差でドア10dが開かなく場合もあるからである。気圧調整弁10vは内部気圧が外部よりも低くなった場合に外気を導入し、内部気圧が外部より高くなった場合は、内気を外部に放出する機構のものであればよい。
本体10には、後述する除菌・脱臭機14からの活性物質が流れるハンガーパイプ18の入り口である本体流入口10iと、本体10内の空気を除菌・脱臭機14へ流す本体流出口10oが設けられている。
<温度調節機>
恒温庫1には、温度調節機12が備えられている。温度調節機12はどこに配置されていてもよい。恒温庫1の占有床面積を小さくするために、恒温庫1の上面10cu(天井10cの上面)に配置されるのが好適である。温度調節機12は、本体10内部を低温および高温に保持できるものが好適である。
<除菌・脱臭機>
除菌・脱臭機14は、本体10内部に吊るされる保温材付き被服を殺菌するための活性物質を発生させるものである。活性物質は除菌・脱臭効果があれば特に限定はない。次亜塩素酸やオゾンの含まれる気体、セスキテルペンを含むミストなどが好適に利用できる。特に次亜塩素酸を含む気体は、人体への安全性やコストの点で、好適である。
したがって、除菌・脱臭機14中には活性物質の活性物質原料タンク14dが備えられてもよい。活性物質原料タンク14dには、活性物質自体を貯蔵してもよいし、活性物質を生成するための材料を貯蔵してもよい。また、活性物質の原料は複数種あってもよい。
なお、除菌・脱臭機14には、臭気のマスキング用に芳香剤を含むミストを放出できるようにしてもよい。これは芳香物質と呼ぶ。したがって、除菌・脱臭機14は、芳香族物質原料タンク14eを有していてもよい。
除菌・脱臭機14には、活性物質および芳香物質を放出するための放出口14aと、本体10内の気体を吸引する吸入口14bを有する。放出口14aは後述するハンガーパイプ18と連結され、ハンガーパイプ18が本体流入口10iから本体10内に挿設される。また、吸入口14bは、本体流出口10oと連通されている。したがって、除菌・脱臭機14は本体10内部の空気を吸引し、活性物質および消臭・芳香物質のミストを含んだ空気をハンガーパイプ18を介して保温材付き被服内部に放出する。つまり、保温材付き被服内を通って本体10内部に放出された空気は循環して利用される。循環には除菌・脱臭機14内のブロア14pを用いる。
<ハンガーパイプ>
以下、活性物質を含むミストを使用した場合を説明する。除菌・脱臭機14から放出される活性物質(芳香物質を含んでもよい)を含むミスト(以下単に「活性ミスト」とも呼ぶ。活性ミストは活性物質を含む気体を含んでよい。)は、本体10内に配置されたハンガーパイプ18を通して本体10内に放出される。ハンガーパイプ18には、中空の「管」であり、本体10内では、所定の高さまで延設された後、ほぼ平行に配置される。ハンガーパイプ18の分岐数は特に限定されない。また、ハンガーパイプ18には、下方に向かうノズル20が分岐されている。活性ミストは少なくともこのノズル20から放出される。活性ミストは、ハンガーパイプ18の、その他の部分から放出されてもよい。ハンガーパイプ18の終端は閉止されている。
<ノズル>
図3にノズル20の拡大図を示す。吊り下げられる保温材付き被服を点線で示す。ノズル20はハンガーパイプ18から分岐した下向きの延設管20aの先に全周方向への開口20bとして形成される。
また、延設管20aの途中から横方向に腕管20cを設けてもよい。腕管20cは、保温材付き被服を吊り下げる際の肩部分を保持するハンガーの腕の役割を有する。腕管20cの先端にも下側および横側に開口20dを形成しておくと、保温材付き被服の脇部分や腕部分に活性ミストを潤沢に当てることができるので好適であり、ハンガーの代用にもなる。
<制御装置>
再び図1および図2を参照する。制御器16は、恒温庫1の運転の制御を行う。本体10内部には、温湿度計26が備えられており、制御装置16は、本体10内部の温度および湿度を知ることができる。また、制御装置16は、温度調節機12および除菌・脱臭機14とも連結されており、それぞれの動作を制御する。また、制御器16は内部にタイマを備えている。
<恒温庫の利用方法>
恒温庫1は、屋外の作業現場または工場内に配置される。作業者が利用しやすいためである。恒温庫1は電源が必要なので、屋外に配置された場合でも、電源は確保する必要はある。また、除菌・脱臭機14には活性物質および消臭・芳香物質の原料は補充しておく。
(周囲が暑い場合)
まず、周囲が暑い場合について説明する。図4に本体10内部の温度と時間の関係を示す。すでに、本体10内には保温材付き被服が氷点下の温度−T1℃(T1は正の数)に冷却されているとする。つまり、初期化された保温材付き被服はすでに用意されている。このように初期化された保温材付き被服を保持する温度を待機温度と呼ぶ。この場合待機温度は−T1℃である。
作業者は、保温材付き被服内の保温材の温度があがり、冷却効果を得られなくなってきたら、初期化された保温材付き被服に着替える。作業者は、自分の保温材付き被服を脱いで、恒温庫1から取り出した、初期化された保温材付き被服を着る。使用済みの保温材付き被服は恒温庫1内のノズル20に吊り下げる。
作業員全員の着替えには、時刻t0からt1の時間がかかり、本体10内部の温度は上昇する。温度上昇の程度は、本体10の大きさや、着替えの時間で変わる。今着替えが終了した時刻t1で、本体10内の温度はTm℃(Tmは正の数)まで上昇したとする。
作業者全員が初期化された保温材付き被服に着替えたら、恒温庫1をスタートさせる。時刻t3に恒温庫1がスタートすると、本体10内部の温度を除菌・殺菌温度Tr℃(Trは正の数)まで上昇させる。保温材付き被服に付着した汗による悪臭は汗中の雑菌によるものである。したがって、本体10内の温度が氷点下以下になっていて、汗が凍ると雑菌を殺菌できない。恒温庫1は、本体10内の温度を除菌・殺菌が効果的に行える温度に調節してから除菌・殺菌を行う。
本体10内部の温度が除菌・殺菌温度Tr℃になったら、活性ミストを除菌・脱臭機14で生成させ、保温材付き被服内部にハンガーパイプ18を介して放出させる。活性ミストの放出は一定時間行えばよい。図では時刻t3から時刻t4の間、活性ミストを保温材付き被服に当てながら、本体10内に放出する。なお、活性物質のミストの放出には芳香物質を含ませておいてもよい。
活性ミストの放出が終了したら、本体10内部の温度を下げる。本体10内部の温度は、保温材の温度を十分に下げるように、氷点下以下の−T2℃(T2は正の数)まで下げる。そして、そのまま維持する。図では時刻t5から温度−T2℃での維持が開始されている。ここで、T2>T1の関係とする。つまり、−T2℃は、待機温度−T1℃よりも低い温度とする。保温材を十分に冷やすためである。この−T2℃を保温材冷却温度と呼ぶ。
−T2℃での維持は、所定時間行う。図では時刻t5から時刻t6まで保温材冷却温度で維持が行われる。この操作で保温材付き被服の保温材は十分に温度が下がり初期化は終了する。保温材付き被服の初期化が終了したら、本体10内部の温度を待機温度−T1℃まで上昇させる。保温材付き被服の温度が低すぎると、着替える際に着にくいからである。図では時刻t7から初期化された保温材付き被服の待機状態になっている。
図5を参照する。図5では、着替えが終了した温度Tm℃から除菌・殺菌温度Tr℃に本体10内部の温度を調節したが、その前に本体10内を高温Tx℃にする工程を入れてもよい。一度高温にしておいて、汗などを蒸発させてから除菌・殺菌を行う趣旨である。図5では時刻t1とt3の間の時刻t8から時刻t9までの間、本体10内を温度Tx℃に上昇させる工程が入ることを示している。
(周囲が寒い場合)
次に周囲が寒い場合について図6を参照して説明する。すでに、本体10内には保温材付き被服が待機温度T10℃で維持されている。つまり、初期化された保温材付き被服はすでに用意されている。
作業者は、保温材付き被服内の保温材の温度が下がり、暖房効果が得られなくなったら、初期化された保温材付き被服に着替える。作業者は、自分の保温材付き被服を脱いで、恒温庫1から取り出した初期化された保温材付き被服を着る。使用済みの保温材付き被服は恒温庫1内のノズル20に吊り下げる。この着替えの間に本体10内の温度はTmまで降下するとする。
作業者全員が初期化された保温材付き被服に着替えたら、恒温庫1をスタートさせる(時刻t2)。恒温庫1はスタートすると、本体10内部の温度を除菌・殺菌温度Tr℃に調節する。本体10内部の温度が除菌・殺菌温度Tr℃になったら、活性ミストを除菌・脱臭機14で生成させ、保温材付き被服内部にハンガーパイプ18を介して放出させる。活性ミストの放出は一定時間行えばよい。なお、活性ミストの放出には芳香物質を含ませておいてもよい。
活性ミストの放出が終了したら(時刻t4)、本体10内部の温度を上げる。本体10内部の温度は、保温材の温度を十分に上げるように、+T12℃まで上げる。そして、そのまま維持する。保温材を十分に温めるためである。この+T12℃を保冷剤加熱温度と呼ぶ。
+T12℃での維持は、所定時間行う。図では、時刻t5から時刻t6まで保温材加熱温度で維持が行われる。この操作で保温材付き被服の保温材は十分に温度が上がり初期化は終了する。保温材付き被服の初期化が終了したら、本体10内部の温度を待機温度である+T10℃まで下降させる。保温材付き被服の温度が高すぎると、着替える際に着にくいからである。
以上のように、恒温庫1は、使用済みの保温材付き被服を初期化することができる。
本発明に係る恒温庫は、保温材付き被服の初期化に好適に使用することができる。
1 恒温庫
10 本体
10a 床
10ad 底面
10b 壁
10c 天井
10cu 上面
10d ドア
10v 気圧調整弁
10i 本体流入口
10o 本体流出口
11 車輪
12 温度調節機
14 除菌・脱臭機
14a 放出口
14b 吸入口
14d 活性物質原料タンク
14e 芳香族物質原料タンク
14p ブロア
16 制御器
18 ハンガーパイプ
20 ノズル
20a 延設管
20b 開口
20c 腕管
20d 開口
26 温湿度計

Claims (6)

  1. 保温材が装着された被服を加温もしくは冷却する恒温庫であって、
    断熱材を有する本体と、
    前記本体内部の温度を調節する温度調節機と、
    前記本体内部に除菌・脱臭能を有する活性物質を送り込む除菌・脱臭機を有することを特徴とする恒温庫。
  2. 前記本体内には、
    前記活性物質を噴出する分岐管を有するハンガーパイプを備えることを特徴とする請求項1に記載された恒温庫。
  3. 前記温度調節機と前記除菌・脱臭機の運転を制御する制御器をさらに有することを特徴とする請求項1または2の何れかの請求項に記載された恒温庫。
  4. 密閉された恒温庫内で保温材が装着された被服を初期化する方法であって、
    前記保温材が装着された被服を除菌・脱臭する工程と、
    前記保温材を被服に装着させたまま所定の温度にする温度調節工程を有することを特徴とする保温材が装着された被服の初期化方法。
  5. 前記除菌・脱臭する工程は、
    除菌・脱臭能を有する活性物質を前記保温材が装着された被服毎に噴霧させる工程であることを特徴とする請求項4に記載された保温材が装着された被服の初期化方法。
  6. 前記除菌・脱臭する工程の前に、前記保温材が装着された被服を加温する工程を有することを特徴とする請求項4または5の何れかの請求項に記載された保温材が装着された被服の初期化方法。
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