JP2021147933A - 土台部材連結構造 - Google Patents

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【課題】簡単かつ安価に土台を形成することができ、凹凸のある床面でもパネル同士を連結して並べることができる土台部材連結構造とする。【解決手段】複数の土台部材10と、これらを連結する連結部材20とを有する土台部材連結構造であって、土台部材10は、その上面周縁部10gに、側端面10a〜10dから内側に向かって凹部11が設けられ、凹部11は、側端面10a〜10dから続く凹部本体12と、凹部本体12の内側部に連続して凹部本体12より拡幅された拡幅凹部13とを有し、凹部本体12は、双方の凹部本体12同士が連続するように設けられ、連結部材20は、土台部材10同士の繋がった凹部本体12に挿入される連結本体部21と、その両端部に連続して設けられて連結本体部21より拡幅されて拡幅凹部13に挿入される連結拡幅部22とを有し、連結部材20が、凹部11に挿入され、複数並んで配設された土台部材10同士が連結される。【選択図】図3

Description

この発明は、前後左右に部材を並べて所定の土台を形成する土台部材連結構造に関するものである。
従来、例えば、建物の屋上やベランダ等に人工芝を敷設したり、デッキを形成したりするために、その土台を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−352005号公報
しかしながら、このような土台を形成するには、専門の業者に依頼する必要がある等、多大なる費用と時間が掛かることが多かった。
また、床面が平面でなく凹凸がある状態だと、土台部材となる通常のパネルをきれいに並べることができず、土台部材同士をうまく連結できないため、土台を形成することができないという問題が生じていた。
そこで、本発明の課題は、簡単かつ安価に土台を形成することができ、凹凸のある床面でもパネル同士を連結して並べることができる土台部材連結構造を提供することである。
かかる課題を解決するために、請求項1の発明は、複数並んで配設された土台部材と、前記土台部材同士を連結する連結部材とを有する土台部材連結構造であって、前記土台部材は、その上面周縁部に、側端面から内側に向かって凹部が設けられ、前記凹部は、前記側端面から続く凹部本体と、該凹部本体の内側部に連続して前記凹部本体より拡幅された拡幅凹部とを有しており、前記凹部本体は、前記土台部材が並んで配設された状態で、双方の前記凹部本体同士が連続するように設けられており、前記連結部材は、並んで配設された前記土台部材同士の繋がった前記凹部本体に挿入される連結本体部と、該連結本体部の両端部に連続して設けられて前記連結本体部より拡幅されて前記拡幅凹部に挿入される連結拡幅部とを有しており、前記連結部材が、前記凹部に挿入されることで、複数並んで配設された前記土台部材同士が連結されるように構成された土台部材連結構造としたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記連結部材が、前記連結本体部とその両端部に設けられる前記連結拡幅部とで略H形状を呈している土台部材連結構造としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記拡幅凹部における前記凹部本体側の上面が内側方向に突出して突出部を形成しており、前記拡幅凹部に挿入された状態の前記連結拡幅部が、前記突出部に引っ掛かることで、前記連結部材の抜け防止状態を形成するようになっている土台部材連結構造としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記連結拡幅部が、前記連結本体部から略直角に延びる棒状に形成されており、前記連結拡幅部の前記連結本体部側が、断面視で鋭角形状となるように形成されている土台部材連結構造としたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成に加えて、前記土台部材は、その上面周縁部に、前記凹部が設けられると共に、土台上面側被嵌合部が設けられており、前記連結部材とは別の第2連結部材を有しており、該第2連結部材は、略平板形状で、その下面に、前記土台上面側被嵌合部に嵌合される連結下面側嵌合部が設けられており、前記第2連結部材が、前記土台部材同士の前記上面周縁部に掛け渡されて、前記連結下面側嵌合部が、前記土台上面側被嵌合部に嵌合されることで、複数並んで配設された前記土台部材同士が前記第2連結部材で連結されるように構成された土台部材連結構造としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、並んで配設された土台部材にそれぞれ設けられた凹部に跨って連結部材を挿入することで、土台部材同士を連結させるようになっているため、簡単かつ安価に土台部材を並べて土台を形成することができ、かつ、凹凸のある床面でもパネル同士を連結して並べることができる。
請求項2の発明によれば、連結部材が略H形状を呈しているため、凹部に挿入された連結部材が抜け難く、確実に連結部材で土台部材を連結させることができる。
請求項3の発明によれば、凹部の上面に突出部が形成されており、連結される土台部材同士の間に段差や傾き等による隙間が生じたときでも、連結部材が突出部に引っ掛かることで、連結部材の抜け防止状態を形成するようになっているため、簡単な構造で抜け止め効果を発揮させることができる。
請求項4の発明によれば、連結本体部から略直角に延びる連結拡幅部の連結本体部側が、断面視で鋭角形状となるように形成されているため、凹部内で連結部材が引っ掛かり易く、より抜け難くさせることができる。
請求項5の発明によれば、連結部材とは別の第2連結部材を有しており、複数並んで配設された土台部材同士が連結部材の他に第2連結部材でも連結可能となっているため、床面の凹凸形状等によって連結方法をどちらか一方又は両方に選択することができる。そのため、どのような床面形状でも確実に連結可能な構造とすることができる。
本発明の実施の形態に係る土台部材連結構造の一例において一部を剥がした状態を示す斜視図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の他の例において一部を剥がした状態を示す斜視図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造を示す平面図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の拡大平面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の土台部材の凹部を示す斜視図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の連結部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の第2連結部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の凹凸面での連結状態を示す断面図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の連結部材の他の例を示す断面図である。 同実施の形態に係る土台部材連結構造の土台部材の凹部の他の例を示す斜視図である。
本発明の実施の形態について、図1から図12を用いて説明する。
図1〜図12には、本発明の実施の形態を示す。
本発明の実施の形態に係る土台部材連結構造を用いた高床式マット集合体1は、図1に示すように、複数枚の高床式マット2をマトリックス状に水平方向(前後左右方向)に連結して構成されており(ここでは例として8枚の高床式マット2を2行4列に並べている)、所定の大きさの略直方体形状を呈している。
各高床式マット2はそれぞれ、図1に示すように、硬質の合成樹脂(例えば、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS樹脂など)からなる土台部材10と、この土台部材10上に載置されて固定された平板状の表層部材4とを有している。また、複数並んで配設された土台部材10同士を連結する連結部材20を有している。
このうち、土台部材10は、図1,図3〜図7に示すように、扁平の略直方体箱形状に形成されている。この土台部材10は、前後左右の4つの側面部(側端面)10a,10b,10c,10dと上面部10eを有し、底面部10fは中央がなく周縁のみ有する形状となっている。また、この土台部材10の上面周縁部10gには、図3に示すように、側端面10a,10b,10c,10dから内側に向かって所定の凹部11が設けられている。
この凹部11は、後述する連結部材20を挿入して土台部材10同士を連結させるためのものであり、側端面10a,10b,10c,10dから続く凹部本体12と、当該凹部本体12に連続して凹部本体12と略直交する方向の水平方向に拡幅された拡幅凹部13とを有している。また、凹部本体12は、土台部材10が並んで配設された状態で、双方の凹部本体12同士が連続するように配置されるような位置に設けられており、これらで略H形状を呈している。
凹部本体12の幅t1(側端面10a,10b,10c,10dの面方向の長さ)は、後述する連結部材20の連結本体部21の幅t2よりやや幅広に形成され、連結本体部21を上面部10e側から挿入したときに幅方向に余裕を持って載置できるように形成されている。また、土台部材10が並んで配設された状態において隣り合う凹部本体12同士に土台部材10間の所定の隙間を含めた連続した長さt3(側端面10a,10b,10c,10dからそれぞれ内側に向かう方向の長さの隣り合う2つ分の長さと対向する側端面10a,10b,10c,10d同士の所定の隙間を合わせた長さ)は、連結部材20の連結本体部21の長さt4と略同じ長さに形成され(すなわち、隣り合う凹部本体12同士の連続した長さ(隙間分を除いた長さ)は連結本体部21の長さt4よりやや短く形成され)、連結本体部21を上面部10e側から挿入したときに長さ方向に余裕を持った状態で載置できるように形成されている。また、凹部本体12の深さt5(上面部10eから後述する連結部材載置部16までの長さ)は、連結部材20の連結本体部21をその上面部10e側から挿入した際に、当該連結本体部21が凹部本体12の上面部10eから突出せずに所定量下方に潜った位置(連結部材20の多少の上下動があっても凹部本体12の上面部10eから連結本体部21が突出しない位置)に載置されるような深さに形成されている。
また、拡幅凹部13の長さt6(側端面10a,10b,10c,10dの面方向の長さ)は、後述する連結部材20の連結拡幅部22の長さt7よりやや長く形成され、連結拡幅部22を上面部10e側から挿入したときに長さ方向に余裕を持って保持できるように形成されている。また、拡幅凹部13の幅t8(側端面10a,10b,10c,10dから内側に向かう方向の長さ)は、連結部材20の連結拡幅部22の幅t9よりやや幅広に形成され、連結拡幅部22を上面部10e側から挿入したときに幅方向に余裕を持った状態で保持できるように形成されている。また、拡幅凹部13の深さ(上面部10eから底面部10fまでの長さ)は、連結部材20の連結拡幅部22をその上面部10e側から挿入した際に、当該連結拡幅部22が拡幅凹部13の上面部10eから突出せずに所定量下方に潜った位置(連結部材20の多少の上下動や捻りがあっても拡幅凹部13の上面部10eから連結拡幅部22が突出しない位置)に保持されるような深さに形成されている。
このように、連結部材20の連結本体部21及び連結拡幅部22に対して、凹部11の凹部本体12及び拡幅凹部13の大きさ及び形状が、軸方向(長さ方向)、幅方向、高さ方向に余裕を持った状態に形成されていることで、連結部材20と凹部11の間で軸方向、幅方向、高さ方向、傾きについて所定量の遊びを有することとなり、その結果、土台部材10の設置面がどのような形状になっていても、連結部材20で土台部材10同士を無理なく繋いでおくことができるものである。
また、図4,図6,図7に示すように、拡幅凹部13における凹部本体12側の上面が内側方向に突出して板状の突出部14を形成している。そして、図10に示すように、拡幅凹部13に挿入された状態の連結拡幅部22が、この突出部14に引っ掛かることで、凸凹した状態の地面に土台部材10を設置して土台部材10同士がきれいに配置されないような場合(例えば、図10に示すように隣り合う土台部材10同士の下面側はくっついても、一方(ここでは左側)の土台部材10が傾いて上面側はくっつかないで隙間が開いてしまうような場合)でも、連結部材20の抜け防止状態を形成するようになっている。
また、図4〜図7に示すように、本実施の形態の凹部11は、上面から挿入された連結部材20を所定の上下位置で保持する連結部材載置部16が設けられている。また、凹部11の凹部本体12と拡幅凹部13の間には、連結部材当接壁面部15が設けられており、連結拡幅部22が側端面10a,10b,10c,10d側に引っ張られたときに当該連結部材当接壁面部15に当接してそれ以上側端面10a,10b,10c,10d側に移動しないようになっている。
また、本実施の形態では、土台部材10の上面周縁部10gに、前記した凹部11の他に、土台上面側被嵌合部10pが形成されている。この土台上面側被嵌合部10pは、凹形状となっており、後述する第2連結部材60の連結下面側嵌合部62に嵌合するように形成されている。なお、本実施の形態では、図3に示すように、土台上面側被嵌合部10pは平面視略円形状の筒状部が所定間隔で突設されており、この筒状部同士で囲まれる箇所に凸部に形成された連結下面側嵌合部62が嵌合するように構成されている。この第2連結部材60は、比較的平らで土台部材10同士が隙間無く配設できる場合の連結に使用するものである。この第2連結部材60を使用した場合は、前記した連結部材10による連結と比べて遊びが少ないため、ピタッと整列状態で土台部材10を配設して連結させることができる。
さらに、土台部材10における土台上面側被嵌合部10pで囲まれた上面中央部10hは、土台上面側被嵌合部10pより一段高く形成されており、その上面中央部10hにおける土台上面側被嵌合部10pと隣接する上面中央周縁部10iには、凸部に形成された土台上面側嵌合部10qが形成されている。この土台上面側嵌合部10qは、その上側に配設される土台部材10の土台下面被嵌合部(図示省略)に嵌合されるようになっている。また、本実施の形態の土台上面側嵌合部10qは、第2連結部材60を土台上面側被嵌合部10pに嵌合させた状態で第2連結部材60の後述する連結上面側嵌合部61と略面一(高さ位置が略同じ)となるように形成されており、連結上面側嵌合部61に合わせて連続するように形成されている。
また、土台部材10の下面周縁部10jには、土台下面側被嵌合部(図示省略)が形成されている。この土台下面側被嵌合部は、土台上面側被嵌合部10pと同様の凹形状に構成されており、土台上面側被嵌合部10pの裏面の対応する位置に形成されている。そして、土台下面側被嵌合部は、第2連結部材60の後述する連結上面側嵌合部61に嵌合するように形成されている。また、土台部材10における土台下面側被嵌合部は土台部材10の4つの側面部10a,10b,10c,10dとその内側を一周するように設けられた内壁面部10m,10n(一部図示省略)とに繋がるように形成されている。
これにより、土台下面側被嵌合部が側面部10a,10b,10c,10dと内壁面部10m,10nで支持されるようになっており、土台上面側被嵌合部10pと土台下面側被嵌合部の間に、側面部10a,10b,10c,10dと内壁面部10m,10nという柱状部材で閉空間が形成されている。このようになっていることで、土台下面側被嵌合部が側面部10a,10b,10c,10dだけで片持ち状に支持されている場合と比べて、安定的に土台下面側被嵌合部を支持することができる構造となっている。なお、ここで言う閉空間とは、土台上面側被嵌合部10pと土台下面側被嵌合部と側面部10a,10b,10c,10dと内壁面部10m,10nとで完全に隙間のない閉鎖空間を形成しているものに限らず、これらで囲まれている状態であれば、孔部を有している箇所があったり、側面部10a,10b,10c,10dや内壁面部10m,10nが全周にわたって形成されていないで隙間があったりしている場合も含むものである。
また、ここでは、土台上面側被嵌合部10p、土台下面側被嵌合部、土台上面側嵌合部10qの何れも土台部材10において途切れなく一周するように全周にわたって形成されているが、これに限るものではなく、一定間隔又は一定でない所定の複数箇所に形成されていても良く、また、一定間隔又は一定でない所定の箇所に途切れる箇所を有するように形成されていても良い。
また、本実施の形態では、土台部材10の上面中央部10hには、前記した土台上面側嵌合部10qの他にも、同様の凸部に形成された第2土台上面側嵌合部10rが、土台上面側嵌合部10qよりも中央側に複数箇所形成されている。但し、この第2土台上面側嵌合部10rは必ずしも必要なものではなく、形状や大きさ等の構成に応じて、なくても良い場合もある。さらに、第2連結部材60の連結上面側嵌合部61と連結下面側嵌合部62による土台部材10の上下方向の連結のみで縦方向の連結が適正に行える状態のときには、土台上面側嵌合部10qについても、形成しなくて良い場合もある。
一方、表層部材4は、合成樹脂製の基板に、直接または衝撃緩和用のゴムやシリコーン樹脂、ウレタン素材などからなる弾性マットを介して、人工芝,板面部材等が貼り合わされて一体化された資材である。そして、この表層部材4の裏面には、土台上面側被嵌合部10pに嵌合された第2連結部材60の連結上面側嵌合部61、土台上面側被嵌合部61に嵌合された後述する上下連結部材30の上下連結上面側嵌合部31、土台上面側嵌合部10q、第2土台上面側嵌合部10rに嵌合して固定される表層下面側被嵌合部(図示省略)が、土台下面側被嵌合部と同様の凹形状に形成されており、この表層下面側被嵌合部を介して、表層部材4が土台部材10に固定されている。
また、連結部材20は、図3〜図8,図10に示すように、2つの土台部材10の隣り合って連続している凹部11に挿入されることで、並んで配設された土台部材10同士が連結されるように構成された部材である。この連結部材20は、並んで配設された土台部材10同士の繋がった凹部本体12に挿入される連結本体部21と、連結本体部21の両端部に連続して設けられて連結本体部21より拡幅されて拡幅凹部13に挿入される連結拡幅部22とを有しており、連結本体部21と連結拡幅部22とで略H形状を呈している。また、本実施の形態の連結拡幅部22は、連結本体部21から略直角に延びる棒状に形成されている。
さらに、図8に示すように、連結拡幅部22の連結本体部21側が、断面視で鋭角S形状となるように形成されている。具体的に、本実施の形態では、連結拡幅部22は断面視略台形状に形成されており、その幅広側が連結本体部21に繋がるように構成されている。そして、この幅広側の角度が鋭角S形状となっており、これにより、図10に示すように、凹部11の拡幅凹部13に対して連結部材20の連結拡幅部22の角度が多少斜めになっても、連結拡幅部22の鋭角Sの部位が、突出部14と連結部材当接壁面部15とが交わる角部に当接して、引っ掛かることにより、当該角度が直角や鈍角の場合に比べて、土台部材10の上面側同士がより開いた状態でも突出部14に引っ掛かって保持できるようになり、その結果、連結部材20が凹部11から外れ難い状態となっている。
また、第2連結部材60は、図9に示すように、略平板形状の部材であって、2つの隣り合う土台部材10に掛け渡して双方を固定できるような大きさとなっている。この第2連結部材60には、その下面に複数の凸部となる連結下面側嵌合部62を有しており、その上面にも同様に複数の凸部となる連結上面側嵌合部61を有している。連結部材20での連結の他に、この連結下面側嵌合部62が隣り合う2つの土台部材10を掛け渡すように双方の土台上面側被嵌合部10pに嵌合することで、隣り合う2つの土台部材10同士を第2連結部材60でも連結させることができるようになっている。
また、図9に示すように、土台上面側被嵌合部10pに嵌合した第2連結部材60の連結上面側嵌合部61は、土台部材10の土台上面側嵌合部と略面一となるような厚さに構成されており、これらの土台上面側嵌合部と連結上面側嵌合部61が、図3に示すように、連結された土台部材10の上方に重ねて配設される土台部材10の土台下面側被嵌合部又は表層部材4の表層下面側被嵌合部に嵌合して上下方向に位置する部材同士を嵌合させるように構成されている。
なお、ここでは、第2連結部材60は平面視略長方形状となっており、連結上面側嵌合部61と連結下面側嵌合部62の凸部がそれぞれ4列形成されていて、2列ずつ隣り合う土台部材10の土台上面側被嵌合部10pや土台下面側被嵌合部に嵌合するようになっているが、これに限るものではなく、第2連結部材60の大きさ、形状、凸部の数等は、連結される土台部材10や表層部材4に応じて、適宜に構成されていれば良い。
また、例えば、図11及び図12に示すように、凹部111に対して、前記した連結部材20とほぼ同様の形状だが、連結本体部121の太さ(幅)が凹部本体112にほぼ隙間無く丁度嵌る大きさで、その連結本体部121の長さ(連結本体部121の両端の連結拡幅部122同士の長さ)も凹部本体112を隙間無く並べたときの長さとほぼ同じ長さで、連結拡幅部122の拡幅方向の長さが拡幅凹部113にほぼ隙間無く丁度嵌る長さで、凹部111に挿入したときの上下方向の長さが凹部111の上面から連結部材載置部116までと略同じ長さとなるように形成された連結部材120を有していても良い。そして、この連結部材120が他の連結部材として第2連結部材60のような役割を果たすようになっていても良い。
すなわち、この場合には、連結部材120が凹部111に丁度嵌まってほぼ隙間のない状態となるため、前記した連結部材20で連結した場合と比べて遊びが少なく、きっちりと保持してピタッと整列状態で土台部材10を配設して連結させることができるものである。そのため、比較的平らで土台部材10同士が隙間無く配設できる場合に使用するのが好ましいものである。なお、連結部材120を挿入する凹部111は、前記した連結部材20を挿入する凹部11とほぼ同じ構成のものを使用することができるため、より簡単な構成で第2連結部材60と同様の比較的平らで土台部材10同士が隙間無く配設できる場合の連結状態を実現することができる。
また、このとき、図11に示すように、連結拡幅部122の内側形状(連結本体部121側の面形状)が、上部から下部に向けて外側に向かうように構成された下向きの傾斜面部123となっており、さらに、凹部111に対して連結部材120を凹部111に挿入する際の突出部114の先端位置(図11の外側位置)が連結拡幅部122の下部より短く、連結拡幅部122の上部より長い状態に構成されていることが好ましい。このようになっていると、連結部材120を挿入するときに、傾斜面部123が突出部114に当接した状態で力を加えることで、傾斜面部123に沿って比較的スムーズに連結部材120が凹部111に挿入され、その後、傾斜面部123により逆に外れにくくすることができ、確実に凹部111に連結部材120を保持することができる。
また、突出部114を含む片118の外側にスリット117が形成されていて、当該片118が土台部材10に対して湾曲させることができると共に弾性力で戻るようになっていると、さらにスムーズに連結部材120を凹部111に挿入することができるものである。なお、図12では、スリット117が側端面10dまで達していたが、これに限るものではなく、材質や大きさ、形状等に応じて適宜に形成されていれば良い。例えば、その弾性力等の状態によって、スリット117は連結部材当接壁面部115まで等の適宜の大きさに形成されていても良い。
なお、上記とは逆に、連結部材120が前記した連結部材20と同じ大きさ、形状となっており(つまりは連結部材20を連結部材120にそのまま流用する)、凹部111の方が連結部材20用の遊びのある大きめのものと、他の連結部材120用の遊びのない小さめのものの両方を有しているようになっていても良い。
また、本実施の形態では、連結部材20、第2連結部材60、他の連結部材120の全てを有していて、土台部材10に、凹部11、土台上面側被嵌合部10p及び土台下面側被嵌合部、凹部111の全てを有しており、それぞれの連結が地面状態に応じて全て可能となるように構成されていたが、これに限るものではなく、連結部材と土台部材の構成は少なくとも1種類の連結を行うことができるようになっていれば良い(何れか2種類の連結ができるようになっていても良い)。
また、図3に示すように、上下連結部材30は、複数並んで配設される土台部材10のうちの最外側に位置する土台部材10における隣接する土台部材10がない側の土台上面側被嵌合部10pに、土台部材10から突出せずに配設されるような大きさ、形状に構成された部材である。この上下連結部材30は、上下連結上面側嵌合部31と上下連結下面側嵌合部(図示省略)とを有しており、上下連結下面側嵌合部(図示省略)が土台上面側被嵌合部10pに嵌合すると、上下連結上面側嵌合部31が土台部材10の土台正面側嵌合部10qや第2土台上面側嵌合部10rと略面一となり、これらと一緒に上方の土台部材10の土台下面側被嵌合部に嵌合して、上下方向の連結が行われるようになっている。これにより、土台部材10を上下に重ねたときの隙間を埋めることができると共に、最外側の土台部材の上下方向の連結をより強固にすることができる。
なお、図2に示すように、高床式マット集合体1を傾斜面とする場合には、上記した土台部材10、表層部材4、連結部材20、上下連結部材30、第2連結部材60、他の連結部材120の他に、傾斜部材40、スロープ部材50を用いる。以下、これらについて説明する。なお、土台部材10、表層部材4、連結部材20、上下連結部材30、第2連結部材60、他の連結部材120については、前記したものと同様であるので、詳しい説明は省略する。
傾斜部材40は、図2に示すように、所謂楔形状の部材であり、平面視略方形状の傾斜面を有しており、側面視略直角三角形状に形成されている。そして、この傾斜部材40の上面周縁部には、傾斜面の厚みの薄い先端側を除く略コ字状に、傾斜上面側嵌合部が形成されている。この傾斜面側嵌合部は、凸部となっており、上方に配設される表層部材4の表層下面側被嵌合部に嵌合するように形成されている。
また、傾斜部材40の下面周縁部には、傾斜面の厚みの薄い先端側を除く略コ字状に、傾斜下面側被嵌合部が形成されている。この傾斜下面側被嵌合部は、凹部となっており、傾斜上面嵌合部の裏面の対応する位置に形成されている。そして、傾斜下面側被嵌合部は、第2連結部材60の連結上面側嵌合部61に嵌合するように形成されている。
また、スロープ部材50は、図3に示すように、高床式マット集合体1の周縁部に配設される部材である。このスロープ部材50は、断面略三角形状に形成されており、その厚みの薄い先端側とは反対側の基端側の略垂直面に、略水平に突出する突出片を有している。また、突出片の下面に土台部材10の土台上面側被嵌合部10pに嵌合するスロープ下面側嵌合部を有している。そして、スロープ部材50が土台部材10と並んで配設されたときに、丁度、スロープ下面側嵌合部が土台上面側被嵌合部10pに嵌合する高さ位置となるように、突出片の突出高さ位置が定められている。
そして、図2に示すように、傾斜面を有する高床式マット集合体1を形成する際には、前記したように並べて配設した土台部材10同士を第2連結部材60で、土台上面側被嵌合部10pに連結下面側嵌合部62に嵌合させて連結する。また、最外側の土台部材10には、土台上面側被嵌合部10pにスロープ下面側嵌合部を嵌合させて、スロープ部材50を配設する。また、その土台部材10の上には、連結上面側嵌合部61を介して、土台上面側嵌合部10qが嵌合される。なお、最外側に位置する土台部材10における隣接する土台部材10がない側の土台上面側被嵌合部10pに対して、上下連結部材30の上下連結下面側嵌合部(図示省略)を嵌合させて、上下連結部材30を配設する。
また、最外側の土台部材10の上方に傾斜部材40を配設する。このとき、土台部材10の土台上面側嵌合部10q及び第2連結部材60の連結上面側嵌合部61と、傾斜部材40の傾斜下面側被嵌合部とを嵌合させる。さらに、傾斜部材40の上には、表層部材4を配設して、傾斜面を形成する。
また、当該最外側の土台部材10の1つ内側の土台部材10の上には、もう1つ土台部材を重ねて配設した上に、傾斜部材40を配設する。その傾斜部材40の上に、表層部材4を配設して、傾斜面を形成する。これを必要な長さだけ繰り返して、所望の傾斜面を有する高床式マット集合体1を形成する。
このように、本実施の形態の土台部材連結構造によれば、並んで配設された土台部材10にそれぞれ設けられた凹部11,111に跨って連結部材20,120を挿入することで、土台部材10同士を連結させるようになっているため、簡単かつ安価に土台部材10を並べて土台を形成することができ、かつ、凹凸のある床面でもパネル同士を連結して並べることができる。
また、本実施の形態では、連結部材20,120が略H形状を呈しているため、凹部11,111に挿入された連結部材20,120が抜け難く、確実に連結部材20,120で土台部材10を連結させることができる。
また、本実施の形態では、凹部11の上面に突出部14,114が形成されており、連結される土台部材同士10の間に段差や傾き等による隙間が生じたときでも、連結部材20,120が突出部14,114に引っ掛かることで、連結部材20,120の抜け防止状態を形成するようになっているため、簡単な構造で抜け止め効果を発揮させることができる。
また、本実施の形態では、連結本体部21,121から略直角に延びる連結拡幅部22,122の連結本体部21,121側が、断面視で鋭角S形状となるように形成されているため、凹部11,111内で連結部材20,120が引っ掛かり易く、より抜け難くさせることができる。
また、本実施の形態では、連結部材20とは別の第2連結部材60を有しており、複数並んで配設された土台部材10同士が連結部材20の他に第2連結部材60でも連結可能となっているため、床面の凹凸形状等によって連結方法をどちらか一方又は両方に選択することができる。そのため、どのような床面形状でも確実に連結可能な構造とすることができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するものではない。
例えば、前記した実施の形態では、スロープ部材50を傾斜部材40を用いた傾斜面の端部に配設する例について説明したが、これに限るものではなく、例えば図1のような平面状の高床式マット集合体1の端部にスロープ部材50を配設して、段差を緩くするようになっていても良い。
また、スロープ部材の形状も前記したものに限らず、適宜の形状となっていても良い。例えば、スロープ部材の上面は平面に限らず、丸みを帯びたR形状に形成されていても良い。
また、前記した実施の形態では、高床式マット集合体1において、表層部材4が1つ載置されているパターンについて説明したが、これに限らず、表層部材4が複数重ねて配置されるようになっていても良い。
また、連結部材20と凹部11の形状についても、前記したものに限らず、土台部材10同士が連結されて外れないものであれば、適宜の変更を加えても良い。
また、嵌合部と被嵌合部の凹凸が逆となる場合もあり得る。
また、前記した実施の形態では、表層として屋上、ベランダ、バルコニー、テラスなどに敷設する人工芝や板面を有する場合について説明したが、これに限らず、他の表層を有していても良い。
また、本発明は、戸建て住宅や集合住宅(マンション、アパート)などの建物の屋上やベランダ、バルコニー、テラス、バリアフリー用のスロープ、或いは、保育園の遊戯室、ショッピングセンターの屋内・屋外遊戯場その他に人工芝をはじめとする種々の表層を有する高床式マット集合体を敷設する際に、幅広く適用することができる。
1 高床式マット集合体
2 高床式マット
4 表層部材
10 土台部材
10a,10b,10c,10d 側面部(側端面)
10e 上面部
10f 底面部
10g 上面周縁部
10h 上面中央部
10i 上面中央周縁部
10j 下面周縁部
10m,10n 内壁面部
10p 土台上面側被嵌合部
10q 土台上面側嵌合部
10r 第2土台上面側嵌合部
11,111 凹部
12,112 凹部本体
13,113 拡幅凹部
14,114 突出部
15,115 連結部材当接壁面部
16,116 連結部材載置部
20,120 連結部材
21,121 連結本体部
22,122 連結拡幅部
123 傾斜面部
30 上下連結部材
31 上下連結上面側嵌合部
40 傾斜部材
50 スロープ部材
60 第2連結部材
61 第2連結上面側嵌合部
62 第2連結下面側嵌合部
S 鋭角

Claims (5)

  1. 複数並んで配設された土台部材と、前記土台部材同士を連結する連結部材とを有する土台部材連結構造であって、
    前記土台部材は、その上面周縁部に、側端面から内側に向かって凹部が設けられ、前記凹部は、前記側端面から続く凹部本体と、該凹部本体の内側部に連続して前記凹部本体より拡幅された拡幅凹部とを有しており、
    前記凹部本体は、前記土台部材が並んで配設された状態で、双方の前記凹部本体同士が連続するように設けられており、
    前記連結部材は、並んで配設された前記土台部材同士の繋がった前記凹部本体に挿入される連結本体部と、該連結本体部の両端部に連続して設けられて前記連結本体部より拡幅されて前記拡幅凹部に挿入される連結拡幅部とを有しており、
    前記連結部材が、前記凹部に挿入されることで、複数並んで配設された前記土台部材同士が連結されるように構成されたことを特徴とする土台部材連結構造。
  2. 前記連結部材が、前記連結本体部とその両端部に設けられる前記連結拡幅部とで略H形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の土台部材連結構造。
  3. 前記拡幅凹部における前記凹部本体側の上面が内側方向に突出して突出部を形成しており、
    前記拡幅凹部に挿入された状態の前記連結拡幅部が、前記突出部に引っ掛かることで、前記連結部材の抜け防止状態を形成するようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の土台部材連結構造。
  4. 前記連結拡幅部が、前記連結本体部から略直角に延びる棒状に形成されており、
    前記連結拡幅部の前記連結本体部側が、断面視で鋭角形状となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の土台部材連結構造。
  5. 前記土台部材は、その上面周縁部に、前記凹部が設けられると共に、土台上面側被嵌合部が設けられており、
    前記連結部材とは別の第2連結部材を有しており、該第2連結部材は、略平板形状で、その下面に、前記土台上面側被嵌合部に嵌合される連結下面側嵌合部が設けられており、
    前記第2連結部材が、前記土台部材同士の前記上面周縁部に掛け渡されて、
    前記連結下面側嵌合部が、前記土台上面側被嵌合部に嵌合されることで、
    複数並んで配設された前記土台部材同士が前記第2連結部材で連結されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の土台部材連結構造。

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