JP2021147109A - ストラップ収容装置 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項1に記載の第1の発明態様は、長尺状のストラップが巻き付けられる回転体と、所定の回転軸線の周りに回転体を回転可能に収容する収容空間を形成する第1ケース分割体および第2ケース分割体と、収容空間に収容される弾性体であって、所定の巻き付け方向に回転体が回転するように回転体を付勢する弾性体と、第1ケース分割体と第2ケース分割体とを固定する固定手段と、を備える。第1の発明態様では、第1ケース分割体は、所定の回転軸線が延びる軸線方向に開口する第1開口を画定する第1周端部を含み、第2ケース分割体は、軸線方向に開口する第2開口を画定する第2周端部であって、第2周端部に取り付けられる取付部材を介して、または、取付部材を介さずに直接に、第1周端部と接合可能な形状に形成される第2周端部を含み、固定手段は、屈曲した係止端部を有し、軸線方向に延びる弾性変形可能な係止片と、係止端部が係合する係止溝とを含む係止固定手段と、軸線方向に延びる嵌合突部と、軸線方向に延びて形成され、嵌合突部が挿入されて嵌合する嵌合孔とを含む嵌合固定手段と、を備え、1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、少なくとも1つの組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置される。
請求項10に記載の第2の発明態様は、長尺状のストラップが巻き付けられる回転体と、所定の回転軸線の周りに回転体を回転可能に収容する収容空間を形成する第1ケース分割体および第2ケース分割体と、収容空間に収容される弾性体であって、所定の巻き付け方向に回転体が回転するように回転体を付勢する弾性体と、第1ケース分割体と第2ケース分割体とを固定する固定手段と、第1ケース分割体および第2ケース分割体のうち、少なくとも1つのケース分割体に形成され、ストラップを引き出す引出開口と、ストラップに連結される連結部材であって、弾性体の弾性力によりストラップが回転体に巻き付けられるときに、引出開口を形成するケース分割体の部分に当接してストラップの巻き付けを止める連結部材と、を備え、第1ケース分割体は、所定の回転軸線が延びる軸線方向に開口する第1開口を画定する第1周端部を含み、第2ケース分割体は、軸線方向に開口する第2開口を画定する第2周端部であって、第2周端部に取り付けられる取付部材を介して、または、取付部材を介さずに直接に、第1周端部と接合可能な形状に形成される第2周端部を含み、第1周縁部および第2周縁部は、所定の回転軸線を中心とする円形形状にそれぞれ形成され、固定手段は、屈曲した係止端部を有し、軸線方向に延びる弾性変形可能な係止片と、係止端部が係合する係止溝とを含む係止固定手段と、軸線方向に延びる嵌合突部と、軸線方向に延びて形成され、嵌合突部が嵌合する嵌合孔とを含む嵌合固定手段と、を備え、1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、複数の組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置され、複数の組のうちで、第1周縁部および第2周縁部が延びる円周方向において隣り合う第1および第2の組において、第1の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部と、第2の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部とは、引出開口の円周方向における両側の2つの角度範囲内にそれぞれ配置され、2つの角度範囲の各角度範囲が、引出開口から所定の回転軸線を中心とする45度以内の角度範囲である。
請求項1に記載の第1の発明態様では、係止片の係止端部は、係止片自体が弾性変形することにより、係止溝と係合する。嵌合突部は、嵌合孔に挿入されて嵌合する。係止端部が係止溝に係合するとともに、嵌合突部が嵌合孔に嵌合することにより、第1ケース分割体の第1周縁部は、第2ケース分割体の第2周縁部、または、第2周縁部に取り付けられる取付部材と接合されて固定される。この結果、衝撃力が外部からストラップ収容装置に加わる場合に、第1周縁部と第2周縁部とが相対的にずれることが、嵌合突部と嵌合孔との嵌合により低減される。この相対的なずれの低減により、係止端部が係止溝から外れることを低減することができ、第1および第2のケース分割体の固定状態を確実に保持することができる。
請求項10に記載の第2の発明態様では、ストラップに連結される連結部材が、弾性体の弾性力によりストラップが回転体に巻き付けられるときに、引出開口を形成するケース分割体の部分に当接してストラップの巻き付けを止める。係止片の係止端部は、係止片自体が弾性変形することにより、係止溝と係合する。嵌合突部は、嵌合孔に挿入されて嵌合する。係止端部が係止溝に係合するとともに、嵌合突部が嵌合孔に嵌合することにより、第1ケース分割体の第1周縁部は、第2ケース分割体の第2周縁部、または、第2周縁部に取り付けられる取付部材と接合されて固定される。複数の組のうちで、円周方向において隣り合う第1および第2の組において、第1の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部と、第2の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部とは、引出開口の円周方向における両側の2つの角度範囲内にそれぞれ配置され、2つの角度範囲の各角度範囲が、引出開口から所定の回転軸線を中心とする45度以内の角度範囲である。この結果、連結部材がケース分割体の一部分に衝突することにより、衝撃力が外部からストラップ収容装置に加わる場合に、引出開口の周辺である45度以内の各角度範囲において第1周縁部と第2周縁部とが相対的にずれることが、嵌合突部と嵌合孔との嵌合により低減される。この相対的なずれの低減により、引出開口の周辺において係止端部が係止溝から外れることを低減することができ、第1および第2のケース分割体の固定状態を確実に保持することができる。
以下に、本発明の第1の実施形態であるストラップ収容装置1について、図面を参照して説明する。図1は、名札ケースNTが装着されたストラップ収容装置1を示す。図1において矢印で示す3つの方向を、上下方向、左右方向、および前後方向として、図2以降の他の図面でも同様に、各方向を示す。
ストラップ収容装置1の詳細な構成について、図面を参照して説明する。図2は、ストラップ収容装置1の分解斜視図である。図2において、ストラップ収容装置1は、摘み部2、およびクリップ体4以外に、一対のケース分割体20、22と、リール組体23とを、主に備える。ストラップ6は、リール組体23の外周に巻き付けられる。両ケース分割体20、22は、互いに組み合わされることにより、1つのケースを構成し、ケース内部にリール組体23を収容する。
ケース分割体20の詳細な構成について、図2乃至図4を参照して説明する。図3は、ケース分割体20を上後方から見た斜視図であり、図4の(A)は、ケース分割体20の内部を後方から見た図面であり、図4の(B)は、ケース分割体20を下方から見た図面である。
ケース分割体22の詳細な構成について、図2および図5を参照して説明する。図5は、ケース分割体22の内部を前方から見た図面である。
リール組体23の詳細な構成について、図2を参照して説明する。リール組体23は、リール本体70と、発条ばね72とを備える。リール本体70は、円形基体部74と、円形鍔部76と、収容凹部78と、円形壁部79とを備え、合成樹脂材料により一体に形成される。円形壁部79は、図7の(A)に図示される。本実施形態では、リール本体70の合成樹脂材料として、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂材料が使用される。
ストラップ収容装置1を組み立てる手順と、ストラップ収容装置1におけるストラップ6の引き出し動作および巻き取り動作とについて、図面を参照して説明する。
ストラップ収容装置1の組み立て手順について、図6乃至図9を参照して説明する。図6の(A)は、両ケース分割体20、22を組み合わせた状態において、組み合わされた両ケース分割体20、22を前方から見た正面図であり、図6の(B)は、組み合わされた両ケース分割体20、22を右方から見た右側面図である。図7の(A)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる前の状態において、図6の(A)に示すX1−X1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して右方から見た右側断面図であり、図7の(B)は、図6の(A)に示すY1−Y1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して下方から見た下側断面図である。図8の(A)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる途中の状態において、図6の(A)に示すX1−X1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して右方から見た右側断面図であり、図8の(B)は、図6の(A)に示すY1−Y1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して下方から見た下側断面図である。図9の(A)は、両ケース分割体20、22を組み合わせた後の状態において、図6の(A)に示すX1−X1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して右方から見た右側断面図であり、図9の(B)は、図6の(A)に示すY1−Y1線に沿って両ケース分割体20、22を切断して下方から見た下側断面図である。
先ず、作業者は、所定の長さのストラップ6の一端を、リール本体70の円形壁部79に固定し、ストラップ6の他端に摘み部2を取り付ける。その後に、作業者は、発条ばね72の一端を、リール本体70の円形壁部79の係止溝に引っ掛けて固定する。作業者は、図2における反時計回り方向に発条ばね72を内側に巻き、その巻かれた発条ばね72を収容凹部78に収容する。この収容状態において、発条ばね72の他端に位置する係止延出部82は、図2に示すように、リール本体70の支持孔80を横切って延びる。発条ばね72の収容後に、作業者は、図2における時計回り方向にストラップ6をリール本体70の円形壁部79に所定の回数巻く。これらの作業により、リール組体23の組み立てが完了する。
リール組体23をケース分割体22に組み付けるために、作業者は、後述の治具を使用する。作業者は、リール本体70の支持孔80を一対の支持軸部54A、54Bに嵌入させる。この嵌入状態において、作業者は、ケース分割体22のリール係止溝54Cに発条ばね72の係止延出部82を嵌合させる。この嵌合により、係止延出部82がリール係止溝54Cに係止される。係止延出部82の係止状態において、作業者は、リール本体70に巻かれたストラップ6の他端側の部分、すなわち、摘み部2が取り付けられた他端側の部分をケース分割体22の開口55に挿通させる。リール組体23をケース分割体22に組み付ける作業が開始されてから、両ケース分割体20、22を組み付ける作業が終了するまでの間、摘み部2は、後述の治具の摘み保持部により保持されることから、ストラップ6の他端がケース分割体22の内部に巻き込まれることはない。
両ケース分割体20、22を組み付けるために、図示しない治具が使用される。この治具は、ケース分割体22の後方壁部50および円周壁部52を保持するケース保持部と、リール組体23がケース分割体22から脱落しないように、リール組体23をケース分割体22に向かって押圧する押圧部と、ケース保持部を所定の回数だけ回転させる回転操作部と、ストラップ6に連結された摘み部2を保持する摘み保持部と、ケース保持部により保持されるケース分割体22に向かってケース分割体20を押し込む押込操作部とを備える。治具の押圧部は、リール組体23を押圧する押圧位置と、その押圧を解除する解除位置との間で変位可能に構成される。また、治具の回転操作部は、ケース保持部が所定の回数だけ回転した後に、ケース保持部の回転位置が保持されるように構成され、両ケース分割体20、22を組み付ける作業が終了した後に、所定の初期操作位置に戻すことができるように構成される。
作業者が、クリップ体4により上着の胸ポケットの端縁部分などを挟持してストラップ収容装置1を上着などに取り付ける。このストラップ収容装置1の取り付け状態において、作業者が、発条ばね72の弾性力に抗して、摘み部2または名札ケースNTを掴んで引っ張ると、ストラップ6が図1に示すようにストラップ収容装置1から引き出される。ストラップ6が引き出されるときに、リール組体23は、両ケース分割体20、22により構成されるケースの内部で、図2における時計回り方向に回転する。リール組体23は、ケース分割体22のリール支持部54により支持されることから、このリール支持部54の回りに回転する。リール組体23の回転に伴って、発条ばね72は、収容凹部78の内部で、リール支持部54の回りに徐々に巻き付けられ、弾性エネルギを蓄える。
本実施形態では、ケース分割体20が、多数の係止片32A、34A、36Aと、多数の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、38、40とを備え、ケース分割体22が、多数の係止溝56A、58A、60Aと、多数の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、62、64とを備える。両ケース分割体20、22は、各係止片および各係止溝の係合と、各嵌合突部および各嵌合孔の嵌合とにより、互いに組み付けられる。この結果、両ケース分割体が溶着される従来技術に比べて、ストラップ収容装置の製造工程を簡易にすることができる。また、各係止片および各係止溝の係合により、両ケース分割体20、22が、図9の(A)において、前後方向に離間することを抑えることができるとともに、各嵌合突部および各嵌合孔の嵌合とにより、両ケース分割体20、22が、図2において、上下方向および左右方向など、前後方向に直交する方向にずれることと、両ケース分割体20、22の円周方向にずれることとを抑えることができる。
以下に、本発明の第2の実施形態であるストラップ収容装置101について、図面を参照して説明する。図10は、名札ケースNTが装着されたストラップ収容装置101を示す。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成を有する部分には、同じ番号を付して示す。
ストラップ収容装置101の詳細な構成について、図面を参照して説明する。図11は、ストラップ収容装置101の分解斜視図である。図11において、ストラップ収容装置101は、摘み部2と、取付具102と、一対のケース分割体120、122と、リール組体23とを、主に備える。ストラップ6は、リール組体23の外周に巻き付けられる。両ケース分割体120、122は、互いに組み合わされることにより、1つのケースを構成し、ケース内部にリール組体23を収容する。なお、リール組体23は、第1の実施形態と同じ構成であるので、第2の実施形態では、その説明を省略する。
取付具102の詳細な構成について、図11を参照して説明する。図11において、取付具102は、一対の挟持部103、104を備え、合成樹脂材料により一体に形成される。本実施形態では、取付具102の合成樹脂材料として、ポリカーボネート樹脂材料が使用される。
ケース分割体120の詳細な構成について、図12および図13を参照して説明する。図12は、ケース分割体120を上後方から見た斜視図であり、図13の(A)は、ケース分割体120の内部を後方から見た図面であり、図13の(B)は、ケース分割体120を下方から見た図面である。
ケース分割体122の詳細な構成について、図11および図14を参照して説明する。図14は、ケース分割体122の内部を前方から見た図面である。
ストラップ収容装置101を組み立てる手順について、図面を参照して説明する。なお、ストラップ収容装置101におけるストラップ6の引き出し動作および巻き取り動作は、第1の実施形態と同じ動作であるので、第2の実施形態では、その説明を省略する。
ストラップ収容装置101の組み立て手順について、図15および図16を参照して説明する。なお、リール組体23の組み立て手順、および、リール組体23のケース分割体22への組み付け手順は、第1の実施形態と同じ手順であるので、第2の実施形態では、その説明を省略する。図15の(A)は、両ケース分割体120、122を組み合わせた状態において、組み合わされた両ケース分割体120、122を前方から見た正面図であり、図15の(B)は、組み合わされた両ケース分割体120、122を右方から見た右側面図である。図16の(A)は、両ケース分割体120、122を組み合わせた状態において、図15の(A)に示すX2−X2線に沿って両ケース分割体120、122を切断して右方から見た右側断面図であり、図16の(B)は、図15の(A)に示すY2−Y2線に沿って両ケース分割体120、122を切断して右下方から見た断面図である。
両ケース分割体120、122を組み付けるために、第1の実施形態と同様に、図示しない治具が使用される。ケース分割体120が、リール組体23が組付けられるケース分割体122に対向するように、作業者は、ケース分割体120をケース分割体122に対して位置させる。具体的には、ケース分割体120の第1乃至第4の係止片132A〜136Aがケース分割体122の第1乃至第4の係止溝156A〜160Aにそれぞれ対向し、ケース分割体120の第1乃至第4の嵌合突部132B〜136Bがケース分割体122の第1乃至第4の嵌合孔156B〜160Bにそれぞれ対向し、ケース分割体120の嵌合突部138、140がケース分割体122の嵌合孔162、164にそれぞれ対向するように、作業者は、ケース分割体120をケース分割体122に対して位置させる。
作業者は、両ケース分割体120、122の組み付けが完了した後に、図11に示すように屈曲変形していない状態の挟持部103の円形凹部105に、ケース分割体122の連結軸部190を嵌合させる。次に、作業者は、首掛け用バンド100の端部が多数の挟持突起106の上に位置する状態で、両挟持部103、104の両側端部を屈曲変形させながら、両係止突起107、108を両係止溝111、112に係合させる。両係止突起107、108が両係止溝111、112に係合するときに、首掛け用バンド100の端部が多数の挟持突起106、110により挟持される。嵌合部109が円形凹部105の開口部分に嵌合することにより、連結軸部190が取付具102に取り付けられる。
本実施形態では、図13の(A)に示すように、第1の凸形状固定組132、および第2の凸形状固定組133が、円周壁部126の中心点に対して開口130と反対側に配置される。また、図14に示すように、第1の凹形状固定組156、および第2の凹形状固定組157が、円周壁部152の中心点に対して開口155と反対側に配置される。この結果、摘み部2が下方から上方に向けて両ケース分割体120、122の開口130、155の近傍部分に衝突することにより、上方に向かう大きな衝撃力が開口130、155の近傍部分に加わった場合でも、両ケース分割体120、122が上下方向にずれることを抑えることができ、ケース分割体120の全ての屈曲係止爪とケース分割体122の全ての爪係合溝部との係合状態を、確実に保持することができる。
以下に、本発明の第3の実施形態であるストラップ収容装置201について、図面を参照して説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態のケース分割体20に、第1乃至第4の嵌合壁部210、212、214、216を追加して設けるとともに、第1の実施形態のケース分割体22に、第1乃至第3の嵌合内周面218、220、222を追加して設ける点で、相違する。なお、第3の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成を有する部分については、同じ番号を付して示し、その説明を省略する。以下に、第1の実施形態と相違する第3の実施形態の構成についてのみ、以下に説明する。
ケース分割体20の詳細な構成について、図17および図18を参照して説明する。図17は、ケース分割体20を上後方から見た斜視図であり、図18の(A)は、ケース分割体20の内部を後方から見た図面であり、図18の(B)は、ケース分割体20を下方から見た図面である。
ケース分割体22の詳細な構成について、図19を参照して説明する。図19は、ケース分割体22の内部を前方から見た図面である。
ストラップ収容装置201を組み立てる手順について、図面を参照して説明する。なお、ストラップ収容装置201におけるストラップ6の引き出し動作および巻き取り動作は、第1の実施形態と同じ動作であるので、第3の実施形態では、その説明を省略する。
ストラップ収容装置201の組み立て手順について、図20乃至図22を参照して説明する。なお、リール組体23の組み立て手順、および、リール組体23のケース分割体22への組み付け手順は、第1の実施形態と同じ手順であるので、第3の実施形態では、その説明を省略する。図20の(A)、(B)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる前の状態を示し、図7の(A)、(B)に相当する図面である。図21の(A)、(B)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる途中の状態を示し、図8の(A)、(B)に相当する図面である。図22の(A)、(B)は、両ケース分割体20、22を組み合わせた後の状態を示し、図9の(A)、(B)に相当する図面である。
両ケース分割体20、22を組み付けるために、第1の実施形態と同様に、図示しない治具が使用される。ケース分割体20が、図20の(A)、(B)に示すように、リール組体23が組付けられるケース分割体22に対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。具体的には、ケース分割体20の係止片32A、34A、36Aがケース分割体22の係止溝56A、58A、60Aにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36Cがケース分割体22の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60Cにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部38、40がケース分割体22の嵌合孔62、64にそれぞれ対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。両ケース分割体20、22が対向する状態で位置するときに、第1乃至第4の嵌合壁部210、212、214、216は、図20の(A)、(B)に示すように、第1乃至第3の嵌合内周面218、220、222から前方に僅かに離れた状態で位置する。
本実施形態では、ケース分割体20が、多数の係止片32A、34A、36Aと、多数の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、38、40とを備え、ケース分割体22が、多数の係止溝56A、58A、60Aと、多数の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、62、64とを備える。更に、ケース分割体20が、多数の嵌合壁部210、212、214、216を備え、ケース分割体22が、多数の嵌合内周面218、220、222を備える。両ケース分割体20、22は、各係止片および各係止溝の係合と、各嵌合突部および各嵌合孔の嵌合と、各嵌合壁部および各嵌合内周面の嵌合とにより、互いに組み付けられる。この結果、両ケース分割体が溶着される従来技術に比べて、ストラップ収容装置の製造工程を簡易にすることができる。また、各嵌合壁部および各嵌合内周面の嵌合により、両ケース分割体20、22が、図22の(A)、(B)における上下方向および左右方向など、前後方向と直交する方向に互いにずれることを確実に抑えることができる。
以下に、本発明の第4の実施形態であるストラップ収容装置301について、図面を参照して説明する。第4の実施形態は、第1の実施形態のケース分割体20に、第1乃至第3の嵌合内周面318、320、322を追加して設けるとともに、第1の実施形態のケース分割体22に、第1乃至第4の嵌合壁部310、312、314、316を追加して設ける点で、相違する。なお、第4の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成を有する部分については、同じ番号を付して示し、その説明を省略する。以下に、第1の実施形態と相違する第4の実施形態の構成についてのみ、以下に説明する。
ケース分割体20の詳細な構成について、図23を参照して説明する。図23は、ケース分割体20の内部を後方から見た図面である。
ケース分割体22の詳細な構成について、図24および図25を参照して説明する。図24は、ケース分割体22を上前方から見た斜視図であり、図25の(A)は、ケース分割体22の内部を後方から見た図面であり、図25の(B)は、ケース分割体22を下方から見た図面である。
ストラップ収容装置301を組み立てる手順について、図面を参照して説明する。なお、ストラップ収容装置301におけるストラップ6の引き出し動作および巻き取り動作は、第1の実施形態と同じ動作であるので、第4の実施形態では、その説明を省略する。
ストラップ収容装置301の組み立て手順について、図26を参照して説明する。なお、リール組体23の組み立て手順、および、リール組体23のケース分割体22への組み付け手順は、第1の実施形態と同じ手順であるので、第4の実施形態では、その説明を省略する。図26の(A)、(B)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる途中の状態を示し、図8の(A)、(B)に相当する図面である。
両ケース分割体20、22を組み付けるために、第1の実施形態と同様に、図示しない治具が使用される。ケース分割体20が、図20の(A)、(B)に示す第3の実施形態と同様に、リール組体23が組付けられるケース分割体22に対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。具体的には、ケース分割体20の係止片32A、34A、36Aがケース分割体22の係止溝56A、58A、60Aにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36Cがケース分割体22の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60Cにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部38、40がケース分割体22の嵌合孔62、64にそれぞれ対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。両ケース分割体20、22が対向する状態で位置するときに、第1乃至第3の嵌合内周面318、320、322は、第1乃至第4の嵌合壁部310、312、314、316から前方に僅かに離れた状態で位置する。
本実施形態では、ケース分割体20が、多数の係止片32A、34A、36Aと、多数の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、38、40とを備え、ケース分割体22が、多数の係止溝56A、58A、60Aと、多数の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、62、64とを備える。更に、ケース分割体20が、多数の嵌合内周面318、320、322を備え、ケース分割体22が、多数の嵌合壁部310、312、314、316を備える。両ケース分割体20、22は、各係止片および各係止溝の係合と、各嵌合突部および各嵌合孔の嵌合と、各嵌合壁部および各嵌合内周面の嵌合とにより、互いに組み付けられる。この結果、両ケース分割体が溶着される従来技術に比べて、ストラップ収容装置の製造工程を簡易にすることができる。また、各嵌合壁部および各嵌合内周面の嵌合により、両ケース分割体20、22が、図26の(A)、(B)における上下方向および左右方向など、前後方向と直交する方向に互いにずれることを確実に抑えることができる。
以下に、本発明の第5の実施形態であるストラップ収容装置401について、図面を参照して説明する。第5の実施形態は、第1の実施形態のケース分割体20に、嵌合突部32E、32Fを追加して設けるとともに、第1の実施形態のケース分割体22に、嵌合孔56E、56Fを追加して設ける点で、相違する。なお、第5の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成を有する部分については、同じ番号を付して示し、その説明を省略する。以下に、第1の実施形態と相違する第5の実施形態の構成についてのみ、以下に説明する。
ケース分割体20の詳細な構成について、図27および図28を参照して説明する。図27は、ケース分割体20を上後方から見た斜視図であり、図28の(A)は、ケース分割体20の内部を後方から見た図面であり、図28の(B)は、ケース分割体20を下方から見た図面である。
ケース分割体22の詳細な構成について、図29および図30を参照して説明する。図29は、ケース分割体22を上前方から見た斜視図であり、図30は、ケース分割体22の内部を後方から見た図面である。
ストラップ収容装置401を組み立てる手順について、図面を参照して説明する。なお、ストラップ収容装置401におけるストラップ6の引き出し動作および巻き取り動作は、第1の実施形態と同じ動作であるので、第5の実施形態では、その説明を省略する。
ストラップ収容装置401の組み立て手順について、図31を参照して説明する。なお、リール組体23の組み立て手順、および、リール組体23のケース分割体22への組み付け手順は、第1の実施形態と同じ手順であるので、第5の実施形態では、その説明を省略する。図31の(A)、(B)は、両ケース分割体20、22を組み合わせる前の状態を示し、図7の(A)、(B)に相当する図面である。
両ケース分割体20、22を組み付けるために、図示しない治具が、第1の実施形態と同様に、使用される。ケース分割体20が、図31の(A)、(B)に示すように、リール組体23が組付けられるケース分割体22に対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。具体的には、ケース分割体20の係止片32A、34A、36Aがケース分割体22の係止溝56A、58A、60Aにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、および補助嵌合突部32E、32Fが、ケース分割体22の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、および補助嵌合孔56E、56Fにそれぞれ対向し、ケース分割体20の嵌合突部38、40がケース分割体22の嵌合孔62、64にそれぞれ対向するように、作業者は、ケース分割体20をケース分割体22に対して位置させる。
本実施形態では、ケース分割体20が、多数の係止片32A、34A、36Aと、多数の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、38、40と、複数の補助嵌合突部32E、32Fとを備え、ケース分割体22が、多数の係止溝56A、58A、60Aと、多数の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、62、64と、複数の補助嵌合孔56E、56Fとを備える。両ケース分割体20、22は、各係止片および各係止溝の係合と、各嵌合突部および各嵌合孔の嵌合と、各補助嵌合突部および各補助嵌合孔の嵌合とにより、互いに組み付けられる。この結果、両ケース分割体が溶着される従来技術に比べて、ストラップ収容装置の製造工程を簡易にすることができる。また、各補助嵌合突部および各補助嵌合孔の嵌合により、ケース分割体20の第1の係止片32Aの近傍部分と、ケース分割体22の第1の係止溝56Aの近傍部分とが、図31の(A)、(B)における上下方向および左右方向など、前後方向と直交する方向に互いにずれることを確実に抑えることができる。
ストラップ収容装置1、101、201、301、401、およびストラップ6は、本発明のストラップ収容装置、およびストラップの一例である。摘み部2は、本発明の連結部材の一例である。ケース分割体20、120、22、122は、本発明の第1ケース分割体および第2ケース分割体の一例である。リール本体70は、本発明の回転体の一例である。発条ばね72は、本発明の弾性体の一例である。ケース分割体20、120の円周壁部26、126の後方円形端面26A、126Aが、本発明の第1ケース分割体の第1周端部の一例であり、ケース分割体22、122の円周壁部52、152の前方円形端面52A、152Aが、本発明の第2ケース分割体の第2周端部の一例である。第1乃至第3の係止片32A〜36A、および第1乃至第4の係止片132A〜136Aが、本発明の係止片の一例であり、第1乃至第3の係止片32A〜36Aの屈曲係止爪32D〜36D、および第1乃至第4の係止片132A〜136Aの屈曲係止爪132D〜136Dが、本発明の係止片の係止端部の一例である。第1乃至第3の係止溝56A〜60A、および第1乃至第4の係止溝156A〜160Aが、本発明の係止溝の一例である。第1乃至第3の嵌合突部32B、32C、34B、34C、36B、36C、第1乃至第4の嵌合突部132B〜136B、右方嵌合突部38、138、左方嵌合突部40、140、および補助嵌合突部32E、32Fは、本発明の嵌合突部の一例である。第1乃至第3の嵌合孔56B、56C、58B、58C、60B、60C、第1乃至第4の嵌合孔156B〜160B、右方嵌合孔62、162、左方嵌合孔64、164、および補助嵌合孔56E、56Fは、本発明の嵌合孔の一例である。開口30、55、130、155は、本発明の引出開口の一例である。角度β11、β12、および角度β33、β34は、本発明の「引出開口の円周方向における両側の2つの角度範囲」の一例である。
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
2 摘み部
6 ストラップ
20、22、120、122 ケース分割体
23 リール組体
30 ケース分割体20、120の開口
55 ケース分割体22、122の開口
32A、34A、36A、132A、133A、134A、136A 係止片
56A、58A、60A、156A、157A、158A、160A 係止溝
32B、32C〜36B、36C、38、40、132B、132C〜136B、136C、138、140 嵌合突部
56B、56C〜60B、60C、62、64、156B、156C〜160B、160C、162、164 嵌合孔
32E、32F 補助嵌合突部
56E、56F 補助嵌合孔
32D〜36D、132D〜136D 係止片32A〜36A、132A〜136Aの屈曲係止爪
70 リール本体
72 発条バネ
Claims (12)
- 長尺状のストラップが巻き付けられる回転体と、
所定の回転軸線の周りに回転体を回転可能に収容する収容空間を形成する第1ケース分割体および第2ケース分割体と、
収容空間に収容される弾性体であって、所定の巻き付け方向に回転体が回転するように回転体を付勢する弾性体と、
第1ケース分割体と第2ケース分割体とを固定する固定手段と、を備え、
第1ケース分割体は、所定の回転軸線が延びる軸線方向に開口する第1開口を画定する第1周端部を含み、
第2ケース分割体は、軸線方向に開口する第2開口を画定する第2周端部であって、第2周端部に取り付けられる取付部材を介して、または、取付部材を介さずに直接に、第1周端部と接合可能な形状に形成される第2周端部を含み、
固定手段は、
屈曲した係止端部を有し、軸線方向に延びる弾性変形可能な係止片と、係止端部が係合する係止溝とを含む係止固定手段と、
軸線方向に延びる嵌合突部と、軸線方向に延びて形成され、嵌合突部が挿入されて嵌合する嵌合孔とを含む嵌合固定手段と、を備え、
1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、少なくとも1つの組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置されるストラップ収容装置。 - 第1周縁部および第2周縁部は、所定の回転軸線を中心とする円形形状にそれぞれ形成され、
1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、複数の組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置され、
複数の組のうちで、第1周縁部および第2周縁部が延びる円周方向において隣り合う2つの組の一方の組の嵌合突部は、他方の組の係止片よりも、一方の組の係止片に近い位置に配置される請求項1に記載のストラップ収容装置。 - 第1ケース分割体および第2ケース分割体のうち、少なくとも1つのケース分割体に形成され、ストラップを引き出す引出開口と、
ストラップに連結される連結部材であって、弾性体の弾性力によりストラップが回転体に巻き付けられるときに、引出開口が形成されるケース分割体の部分に当接してストラップの巻き付けを止める連結部材と、を備え、
複数の組のうちで、円周方向において隣り合う2つの組の一方の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部と、他方の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部とは、引出開口の円周方向における両側の2つの角度範囲内にそれぞれ配置され、
2つの角度範囲の各角度範囲が、引出開口から所定の回転軸線を中心とする90度以内の角度範囲である請求項2に記載のストラップ収容装置。 - 1つの係止固定手段と2つの嵌合固定手段とが、1つの組を構成し、
2つの嵌合固定手段の2つの嵌合突部は、2つの嵌合固定手段と同じ組の係止固定手段の係止片の円周方向における両側に、それぞれ配置される請求項2または請求項3に記載のストラップ収容装置。 - 1つの係止固定手段と1つの嵌合固定手段とが、1つの組を構成し、
円周方向において隣り合う2つの組の一方の組の嵌合突部は、一方の組の係止片の円周方向における両側のうちで、他方の組の係止片から遠い側のみに、配置される請求項2または請求項3に記載のストラップ収容装置。 - 1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とが、1つの組を構成し、
1つの組の嵌合固定手段と係止固定手段とにおいて、嵌合固定手段の嵌合突部は、係止固定手段の係止片の円周方向における両側のうちで、引出開口に近い側に、配置される請求項3に記載のストラップ収容装置。 - 1つの係止固定手段と1つの嵌合固定手段とが、1つの組を構成し、
1つの組の嵌合固定手段と係止固定手段とにおいて、嵌合固定手段の嵌合突部は、係止固定手段の係止片の円周方向における両側のうちで、引出開口から遠い側のみに、配置される請求項3に記載のストラップ収容装置。 - 1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、複数の組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置され、
複数の組のうちで、円周方向において隣り合う2つの組の一方の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部と、他方の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部とは、所定の回転軸線と引出開口の配置位置とを結ぶ線を対称軸線として、線対称の関係で配置される請求項3、請求項6、および請求項7のいずれかに記載のストラップ収容装置。 - 2つの嵌合固定手段は、所定の回転軸線と引出開口の配置位置とを結ぶ線と直交する線であって、所定の回転軸線を通る線の上にそれぞれ位置するように、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置される請求項3、請求項6、請求項7、および請求項8のいずれかに記載のストラップ収容装置。
- 長尺状のストラップが巻き付けられる回転体と、
所定の回転軸線の周りに回転体を回転可能に収容する収容空間を形成する第1ケース分割体および第2ケース分割体と、
収容空間に収容される弾性体であって、所定の巻き付け方向に回転体が回転するように回転体を付勢する弾性体と、
第1ケース分割体と第2ケース分割体とを固定する固定手段と、
第1ケース分割体および第2ケース分割体のうち、少なくとも1つのケース分割体に形成され、ストラップを引き出す引出開口と、
ストラップに連結される連結部材であって、弾性体の弾性力によりストラップが回転体に巻き付けられるときに、引出開口を形成するケース分割体の部分に当接してストラップの巻き付けを止める連結部材と、を備え、
第1ケース分割体は、所定の回転軸線が延びる軸線方向に開口する第1開口を画定する第1周端部を含み、
第2ケース分割体は、軸線方向に開口する第2開口を画定する第2周端部であって、第2周端部に取り付けられる取付部材を介して、または、取付部材を介さずに直接に、第1周端部と接合可能な形状に形成される第2周端部を含み、
第1周縁部および第2周縁部は、所定の回転軸線を中心とする円形形状にそれぞれ形成され、
固定手段は、
屈曲した係止端部を有し、軸線方向に延びる弾性変形可能な係止片と、係止端部が係合する係止溝とを含む係止固定手段と、
軸線方向に延びる嵌合突部と、軸線方向に延びて形成され、嵌合突部が嵌合する嵌合孔とを含む嵌合固定手段と、を備え、
1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とを1つの組として、複数の組が、第1周端部と第2周端部との間に、または、第1周端部と、第2周端部に取り付けられる取付部材との間に、配置され、
複数の組のうちで、第1周縁部および第2周縁部が延びる円周方向において隣り合う第1および第2の組において、第1の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部と、第2の組の係止片および少なくとも1つの嵌合突部とは、引出開口の円周方向における両側の2つの角度範囲内にそれぞれ配置され、
2つの角度範囲の各角度範囲が、引出開口から所定の回転軸線を中心とする45度以内の角度範囲であるストラップ収容装置。 - 複数の組は、第1および第2の組以外に、第3の組を含み、
第3の組の1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とは、所定の回転軸線を対称中心として、引出開口の配置位置と点対称の位置に、配置される請求項10に記載のストラップ収容装置。 - 複数の組は、第1および第2の組以外に、第3および第4の組を含み、
第3の組の1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とは、所定の回転軸線と引出開口の配置位置とを結ぶ線と直交する線であって、所定の回転軸線を通る線を対称軸線として、第1の組の1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段との配置位置と線対称の位置に、配置され、
第4の組の1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段とは、所定の回転軸線と引出開口の配置位置とを結ぶ線と直交する線であって、所定の回転軸線を通る線を対称軸線として、第2の組の1つの係止固定手段と少なくとも1つの嵌合固定手段との配置位置と線対称の位置に、配置される請求項10に記載のストラップ収容装置。
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