JP2021142897A - 挙動制御装置及び挙動制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切に駆動トルク配分を行うことができる挙動制御装置及び挙動制御方法を提供する。【解決手段】電気自動車10の挙動制御装置22は、目標前輪駆動トルク及び目標後輪駆動トルクに基づいて前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16が制御された場合の各車輪12のタイヤ力が限界値より大きいときには、制動挙動制御部52により設定された目標制動トルクに基づき液圧ブレーキ18を制御する。【選択図】図2
Description
本発明は、前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、を有する車両の挙動制御装置及び挙動制御方法に関する。
下記特許文献1には、目標ヨーレートに基づいて、目標制動トルクの前後配分と左右配分を設定して、制動トルク制御を行うものが開示されている。
上記特許文献1では、前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータを有する車両の駆動トルク配分について検討されていない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータを有する車両において、適切に駆動トルク配分を行うことができる挙動制御装置及び挙動制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、各車輪に独立して制動力を付与する制動装置と、を有する車両の挙動制御装置であって、前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御部と、前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御部と、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御部と、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御部により設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御部と、を有する。
本発明の第2の態様は、前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、各車輪に独立して制動力を付与する制動装置と、を有する車両の挙動制御方法であって、前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御ステップと、前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御ステップと、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御ステップと、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御ステップにより設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御ステップと、を有する。
本発明により、適切に駆動トルク配分を行うことができる。
〔第1実施形態〕
[電気自動車の構成]
図1は、電気自動車10の模式図である。電気自動車10は、本発明の車両に相当する。本実施形態の電気自動車10は、左前輪12fl及び右前輪12frを駆動する前輪駆動モータ14、左後輪12rl及び右後輪12rrを駆動する後輪駆動モータ16を有している。
[電気自動車の構成]
図1は、電気自動車10の模式図である。電気自動車10は、本発明の車両に相当する。本実施形態の電気自動車10は、左前輪12fl及び右前輪12frを駆動する前輪駆動モータ14、左後輪12rl及び右後輪12rrを駆動する後輪駆動モータ16を有している。
前輪駆動モータ14から出力された駆動トルクは、左前輪12flと右前輪12frに均等に配分される。後輪駆動モータ16から出力された駆動トルクは、左後輪12rlと右後輪12rrに均等に配分される。
以下では、左前輪12fl、右前輪12fr、左後輪12rl及び右後輪12rrを区別しないときには、車輪12と記載することがある。また、左前輪12fl及び右前輪12frを区別しないときには前輪12fと記載し、左後輪12rl及び右後輪12rrを区別しないときには後輪12rと記載することがある。
各車輪12には、液圧ブレーキ18fl、18fr、18rl、18rrが設けられている。液圧ブレーキ18fl、18fr、18rl、18rrは、各車輪12に独立して制動トルクを付与する。以下、液圧ブレーキ18fl、18fr、18rl、18rrを区別しないときには、液圧ブレーキ18と記載することがある。各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与される制動トルクは、液圧制御ユニット20により制御される。
電気自動車10は、前輪駆動モータ14、後輪駆動モータ16及び液圧制御ユニット20を制御する挙動制御装置22を有している。
電気自動車10は、センサ類として、アクセルペダル開度センサ24、操舵角センサ26、ヨーレートセンサ28、前後加速度センサ30、横加速度センサ32、及び、車輪速度センサ34fl、34fr、34rl、34rrを有している。
アクセルペダル開度センサ24は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量(アクセルペダル開度)を検出する。操舵角センサ26は、ステアリングホイール36の操舵角を検出する。ヨーレートセンサ28は、電気自動車10の重心周りのヨーレートを検出する。前後加速度センサ30は、電気自動車10の前後方向に作用する前後加速度を検出する。横加速度センサ32は、電気自動車10の幅方向に作用する横加速度を検出する。車輪速度センサ34fl、34fr、34rl、34rrは、各車輪12の車輪速度を検出する。以下では、車輪速度センサ34fl、34fr、34rl、34rrを区別しないときには、車輪速度センサ34と記載することがある。
[挙動制御装置の構成]
図2は、挙動制御装置22のブロック図である。挙動制御装置22は、演算処理装置38及びストレージ40を有している。演算処理装置38は、図示しないCPU等のプロセッサ、RAM等の記録媒体を有している。ストレージ40は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体である。
図2は、挙動制御装置22のブロック図である。挙動制御装置22は、演算処理装置38及びストレージ40を有している。演算処理装置38は、図示しないCPU等のプロセッサ、RAM等の記録媒体を有している。ストレージ40は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体である。
挙動制御装置22は、ドライバの要求駆動トルクに応じた駆動トルクを出力するように前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16を制御する。また、挙動制御装置22は、目標ヨーレートに応じたヨーレートが発生するように前輪駆動モータ14、後輪駆動モータ16及び液圧制御ユニット20を制御する。
挙動制御装置22は、要求駆動トルク算出部42、目標ヨーレート設定部44、ヨーレートFF設定部46、ヨーレートFB設定部48、駆動挙動制御部50、制動挙動制御部52、タイヤ前後力算出部54、路面μ推定部56、接地荷重推定部58、車体速度算出部60、車体スリップ角推定部62、車輪スリップ角推定部64、タイヤ横力推定部66、タイヤ力限界判定部68、駆動モータ制御部70及び液圧ブレーキ制御部72を有している。
要求駆動トルク算出部42、目標ヨーレート設定部44、ヨーレートFF設定部46、ヨーレートFB設定部48、駆動挙動制御部50、制動挙動制御部52、タイヤ前後力算出部54、路面μ推定部56、接地荷重推定部58、車体速度算出部60、車体スリップ角推定部62、車輪スリップ角推定部64、タイヤ横力推定部66、タイヤ力限界判定部68、駆動モータ制御部70及び液圧ブレーキ制御部72は、ストレージ40に記憶されているプログラムを演算処理装置38のプロセッサにおいて実行されることにより実現される。
要求駆動トルク算出部42は、ドライバの要求駆動トルクを算出する。要求駆動トルクは、アクセルペダル開度センサ24で検出されたアクセルペダル開度に応じて算出される。
目標ヨーレート設定部44は、目標ヨーレートを設定する。目標ヨーレートは、操舵角センサ26で検出された操舵角が入力された車両モデルを用いて設定される。目標ヨーレート設定部44では、路面μが1のときの車両モデルが用いられる。
ヨーレートFF設定部46は、フィードフォワード要求旋回モーメント(以下、FF要求旋回モーメント)を設定する。FF要求旋回モーメントは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートに応じて設定され、目標ヨーレートの大きさが大きいほどFF要求旋回モーメントの大きさは大きく設定される。
ヨーレートFB設定部48は、フィードバック要求旋回モーメント(以下、FB要求旋回モーメント)を設定する。FB要求旋回モーメントは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートと、ヨーレートセンサ28で検出されたヨーレート(以下、実ヨーレート)に応じて設定される。実ヨーレートの大きさが目標ヨーレートの大きさよりも小さい場合には、電気自動車10を旋回方向に回転させる方向にFB要求旋回モーメントが設定される。実ヨーレートの大きさが目標ヨーレートの大きさよりも大きい場合には、電気自動車10を旋回逆方向に回転させる方向にFB要求旋回モーメントが設定される。また、目標ヨーレートと実ヨーレートとの差分が大きいほどFB要求旋回モーメントの大きさが大きく設定される。
駆動挙動制御部50は、目標前輪駆動トルクTf1*及び目標後輪駆動トルクTr1*、並びに、目標前輪駆動トルクTf2*及び目標後輪駆動トルクTr2*を設定する。
駆動挙動制御部50は、要求駆動トルクに応じて、前輪12fの接地荷重と後輪12rの接地荷重を求める。駆動挙動制御部50は、要求駆動トルク、前輪12fの接地荷重及び後輪12rの接地荷重に基づいて、要求駆動トルクを、前輪駆動モータ14が出力する前輪駆動トルクと、後輪駆動モータ16が出力する後輪駆動トルクに配分する。ここで、要求駆動トルクをT、前輪12fの接地荷重をFzf、後輪12rの接地荷重をFzrとすると、前輪駆動トルクTfと後輪駆動トルクTrは次の式を満たすように設定される。
Tf=T×Fzf/(Fzf+Fzr)
Tr=T×Fzr/(Fzf+Fzr)
Tf=T×Fzf/(Fzf+Fzr)
Tr=T×Fzr/(Fzf+Fzr)
すなわち、前輪12fの接地荷重と後輪12rの接地荷重との比に応じて、要求駆動トルクが前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとに配分される。駆動挙動制御部50は、配分された前輪駆動トルクを目標前輪駆動トルクTf1*に設定し、配分された後輪駆動トルクを目標後輪駆動トルクTr1*に設定する。
また、駆動挙動制御部50は、要求駆動トルクに応じて設定した前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの配分を、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて補正し、目標前輪駆動トルクTf2*及び目標後輪駆動トルクTr2*を設定する。
駆動挙動制御部50は、FF要求旋回モーメントが大きくなるほど、前輪駆動トルクへの配分が小さく、後輪駆動トルクへの配分が大きくなるように補正する。これにより、前輪12fのコーナリングフォースを増大させることが可能となり、電気自動車10の旋回性を向上させることができる。
さらに、駆動挙動制御部50は、FB要求旋回モーメントに応じて、前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの配分を補正する。電気自動車10を旋回方向に回転させる方向にFB要求旋回モーメントが設定されている場合には、FB要求旋回モーメントの大きさが大きいほど、前輪駆動トルクへの配分が小さく、後輪駆動トルクへの配分が大きくなるように、前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの配分が補正される。これにより、前輪12fのコーナリングフォースを増大させることが可能となり、電気自動車10の旋回性を向上させることができる。また、電気自動車10を旋回逆方向に回転させる方向にFB要求旋回モーメントが設定されている場合には、FB要求旋回モーメントの大きさが大きいほど、前輪駆動トルクへの配分が大きく、後輪駆動トルクへの配分が小さくなるように、前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの配分が補正される。これにより、後輪12rのコーナリングフォースを増大させることが可能となり、電気自動車10の安定性を向上させることができる。
FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じた補正後の前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの和は、要求駆動トルクとなる。駆動挙動制御部50は、補正後の前輪駆動トルクを目標前輪駆動トルクTf2*に設定し、補正後の後輪駆動トルクを目標後輪駆動トルクTr2*に設定する。
制動挙動制御部52は、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与する目標制動トルクを設定する。目標制動トルクは、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて設定される。目標制動トルクは、左前輪12flと路面との間に作用する制動力と右前輪12frと路面との間に作用する制動力に差を生じさせ、又、左後輪12rlと路面との間に作用する制動力と右後輪12rrと路面との間に作用する制動力に差を生じさせて、電気自動車10の実ヨーレートが目標ヨーレートに追従するように設定される。
タイヤ前後力算出部54は、各車輪12と路面との間に作用する力(以下、タイヤ力)のうち、各車輪12の転がり方向に作用する力(以下、タイヤ前後力)を算出する。各車輪12のタイヤ前後力は、目標前輪駆動トルクTf2*又は目標後輪駆動トルクTr2*に応じて算出される。
路面μ推定部56は、路面μを推定する。路面μは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートと、ヨーレートセンサ28で検出された実ヨーレートとの差に基づいて推定される。なお、路面μ推定部56は、ステアリングホイール36の操舵反力、車体スリップ角等から路面μを推定するようにしてもよい。
接地荷重推定部58は、各車輪12の接地荷重を推定する。各車輪12の接地荷重は、前後加速度センサ30で検出された前後加速度、及び、横加速度センサ32で検出された横加速度に基づいて推定される。
車体速度算出部60は、電気自動車10の車体速度を算出する。車体速度は、各車輪速度センサ34で検出された各車輪12の車輪速度の平均に応じて算出される。
車体スリップ角推定部62は、電気自動車10の車体スリップ角を推定する。車体スリップ角は、前後加速度センサ30で検出された前後加速度、横加速度センサ32で検出された横加速度、及び、車体速度算出部60で算出された車体速度に基づいて推定される。
車輪スリップ角推定部64は、各車輪12の車輪スリップ角を推定する。車輪スリップ角は、操舵角センサ26で検出された操舵角、ヨーレートセンサ28で検出されたヨーレート、車体速度算出部60で算出された車体速度、及び、車体スリップ角推定部62で推定された車体スリップ角に基づいて推定される。
タイヤ横力推定部66は、各車輪12のタイヤ力のうち、各車輪12の幅方向の中心を通る中心線に直交する方向に作用する力(以下、タイヤ横力)を算出する。タイヤ横力は、接地荷重推定部58で推定された各車輪12の接地荷重、及び、車輪スリップ角推定部64で推定された車輪スリップ角に基づいて、オブザーバによる状態推定により推定される。
タイヤ力限界判定部68は、前輪駆動モータ14fの出力が目標前輪駆動トルクTf2*となるように制御され、後輪駆動モータ16fの出力が目標後輪駆動トルクTr2*となるように制御された場合の各車輪12のタイヤ力が限界値以下であるか否かを判定する。図3は車輪12の摩擦円を示す図である。摩擦円の半径は、車輪12のタイヤ力の限界値を示す。摩擦円の半径の大きさは、路面μと車輪12の接地荷重との積により求められる。
ここで、前輪駆動モータ14fの出力が目標前輪駆動トルクTf2*となるように制御され、後輪駆動モータ16fの出力が目標後輪駆動トルクTr2*となるように制御された場合の各車輪12のタイヤ力をFとする。さらに、タイヤ前後力算出部54で算出されたタイヤ前後力をFxとし、タイヤ横力推定部66で推定されたタイヤ横力をFyとすると、タイヤ力Fは次の式で求められる。
F=(Fx^2+Fy^2)^0.5
F=(Fx^2+Fy^2)^0.5
各車輪12は、摩擦円の範囲内のタイヤ力しか発生させることができない。すなわち、車輪12の接地荷重をFzすると、タイヤ力Fは次の式を満たす必要がある。
F≦μFz
F≦μFz
各車輪12のタイヤ力が限界値以下である場合には、即ち、F≦μFzである場合には、タイヤ力限界判定部68は、駆動挙動制御部50で設定された目標前輪駆動トルクTf2*及び目標後輪駆動トルクTr2*に基づいて、前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16を制御するよう、駆動モータ制御部70に指令する。
各車輪12のタイヤ力Fが限界値より大きい場合、即ち、F>μFzである場合には、タイヤ力限界判定部68は、駆動モータ制御部70に、駆動挙動制御部50で設定された目標前輪駆動トルクTf1*及び目標後輪駆動トルクTr1*に基づいて、前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16を制御するよう、駆動モータ制御部70に指令する。さらに、各車輪12のタイヤ力Fが限界値より大きい場合、即ち、F>μFzである場合には、タイヤ力限界判定部68は、液圧制御ユニット20に、制動挙動制御部52で設定された目標制動トルクを各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与するよう、液圧ブレーキ制御部72に指令する。
これにより、F≦μFzである場合には、前輪駆動モータ14と後輪駆動モータ16の駆動トルクの前後配分により電気自動車10の旋回方向の挙動制御が行われる。一方、F>μFzである場合には、各液圧ブレーキ18により各車輪12に制動トルクを付与することにより電気自動車10の旋回方向の挙動制御が行われる。
駆動モータ制御部70は、前輪駆動モータ14が出力する駆動トルクが目標前輪駆動トルクTf1*又は目標前輪駆動トルクTf2*となるように前輪駆動モータ14を制御する。また駆動モータ制御部70は、後輪駆動モータ16が出力する駆動トルクが目標後輪駆動トルクTr1*又は目標後輪駆動トルクTr2*となるように後輪駆動モータ16を制御する。
液圧ブレーキ制御部72は、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与される制動トルクが目標制動トルクとなるように液圧制御ユニット20を制御する。
[挙動制御処理]
図4及び図5は、挙動制御装置22で行われる挙動制御処理の流れを示すフローチャートである。挙動制御処理は、電気自動車10の起動スイッチがオンであるときに、所定の周期で繰り返し実行される。
図4及び図5は、挙動制御装置22で行われる挙動制御処理の流れを示すフローチャートである。挙動制御処理は、電気自動車10の起動スイッチがオンであるときに、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップS1において、要求駆動トルク算出部42はドライバの要求駆動トルクを算出して、ステップS2へ移行する。要求駆動トルクは、アクセルペダル開度センサ24で検出されたアクセルペダル開度に応じて算出される。
ステップS2において、目標ヨーレート設定部44は目標ヨーレートを設定して、ステップS3へ移行する。目標ヨーレートは、操舵角センサ26で検出された操舵角が入力された車両モデルを用いて設定される。
ステップS3において、ヨーレートFF設定部46はFF要求旋回モーメントを設定して、ステップS4へ移行する。FF要求旋回モーメントは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートに応じて設定される。
ステップS4において、ヨーレートFB設定部48はFB要求旋回モーメントを設定して、ステップS5へ移行する。FB要求旋回モーメントは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートと、ヨーレートセンサ28で検出された実ヨーレートに応じて設定される。
ステップS5において、駆動挙動制御部50は要求駆動トルクTに応じて目標前輪駆動トルクTf1*及び目標後輪駆動トルクTr1*を設定して、ステップS6へ移行する。目標前輪駆動トルクTf1*及び目標後輪駆動トルクTr1*は、要求駆動トルク、及び、要求駆動トルクから求められた前輪12fの接地荷重と後輪12rの接地荷重に応じて設定される。
ステップS6において、駆動挙動制御部50はFF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて目標前輪駆動トルクTf2*及び目標後輪駆動トルクTr2*を設定して、ステップS7へ移行する。要求駆動トルクに基づいて設定された前輪駆動トルクと後輪駆動トルクとの配分が、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて補正される。補正後の前輪駆動トルクが目標前輪駆動トルクTf2*に設定され、補正後の後輪駆動トルクが目標後輪駆動トルクTr2*に設定される。
ステップS7において、制動挙動制御部52は、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与する目標制動トルクを設定して、ステップS8へ移行する。目標制動トルクは、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて設定される。目標制動トルクは、左前輪12flと路面との間に作用する制動力と右前輪12frと路面との間に作用する制動力に差を生じさせ、又、左後輪12rlと路面との間に作用する制動力と右後輪12rrと路面との間に作用する制動力に差を生じさせて、電気自動車10の実ヨーレートが目標ヨーレートに追従するように設定される。
ステップS8において、タイヤ前後力算出部54はタイヤ前後力を算出して、ステップS9へ移行する。タイヤ前後力は、目標前輪駆動トルクTf2*及び目標後輪駆動トルクTr2*に応じて算出される。
ステップS9において、路面μ推定部56は路面μを推定して、ステップS10へ移行する。路面μは、目標ヨーレート設定部44で設定された目標ヨーレートと、ヨーレートセンサ28で検出された実ヨーレートとの差に基づいて推定される。
ステップS10において、接地荷重推定部58は各車輪12の接地荷重を推定して、ステップS11へ移行する。各車輪12の接地荷重は、前後加速度センサ30で検出された電気自動車10の前後加速度、及び、横加速度センサ32で検出された電気自動車10の横加速度に基づいて推定される。
ステップS11において、車体速度算出部60は電気自動車10の車体速度を算出して、ステップS12へ移行する。車体速度は、各車輪速度センサ34で検出された各車輪12の車輪速度の平均に応じて算出される。
ステップS12において、車体スリップ角推定部62は電気自動車10の車体スリップ角を推定して、ステップS13へ移行する。車体スリップ角は、前後加速度センサ30で検出された前後加速度、横加速度センサ32で検出された横加速度、及び、車体速度算出部60で算出された車体速度に基づいて推定される。
ステップS13において、車輪スリップ角推定部64は各車輪12の車輪スリップ角を推定して、ステップS14へ移行する。車輪スリップ角は、操舵角センサ26で検出された操舵角、ヨーレートセンサ28で検出されたヨーレート、車体速度算出部60で算出された車体速度、及び、車体スリップ角推定部62で推定された車体スリップ角に基づいて推定される。
ステップS14において、タイヤ横力推定部66はタイヤ横力を算出して、ステップS15へ移行する。タイヤ横力は、接地荷重推定部58で推定された各車輪12の接地荷重、及び、車輪スリップ角推定部64で推定された車輪スリップ角に基づいて、オブザーバによる状態推定により推定される。
ステップS15において、タイヤ力限界判定部68はタイヤ力を算出して、ステップS16へ移行する。タイヤ力をF、タイヤ前後力をFx、タイヤ横力をFyとすると、タイヤ力Fは次の式で求められる。
F=(Fx^2+Fy^2)^0.5
F=(Fx^2+Fy^2)^0.5
ステップS16において、タイヤ力限界判定部68は、タイヤ力が路面μと接地荷重との積以下であるか否かを判定する。タイヤ力が路面μと接地荷重との積以下である場合にはステップS17へ移行し、タイヤ力Fが路面と接地荷重との積より大きい場合にはステップS18へ移行する。
ステップS17において、駆動モータ制御部70は前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16を制御して、挙動制御処理を終了する。駆動モータ制御部70は、前輪駆動モータ14が出力する駆動トルクが目標前輪駆動トルクTf2*となるように前輪駆動モータ14を制御し、後輪駆動モータ16が出力する駆動トルクが目標後輪駆動トルクTr2*となるように後輪駆動モータ16を制御する。
ステップS18において、駆動モータ制御部70は前輪駆動モータ14及び後輪駆動モータ16を制御して、ステップS19へ移行する。前輪駆動モータ14は、前輪駆動モータ14が出力する駆動トルクが目標前輪駆動トルクTf1*となるように制御される。後輪駆動モータ16は、後輪駆動モータ16が出力する駆動トルクが目標後輪駆動トルクTr1*となるように制御される。
ステップS19において、液圧ブレーキ制御部72は液圧制御ユニット20を制御して、挙動制御処理を終了する。液圧ブレーキ制御部72は、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与される制動トルクが目標制動トルクとなるように液圧制御ユニット20を制御する。
[作用効果]
従来では、左前輪と右前輪との間、及び、左後輪と右後輪との間に駆動力差を生じさせることにより、車両の挙動を安定させることについて検討が成されてきた。
従来では、左前輪と右前輪との間、及び、左後輪と右後輪との間に駆動力差を生じさせることにより、車両の挙動を安定させることについて検討が成されてきた。
左前輪と右前輪との間、及び、左後輪と右後輪との間に駆動力差を生じさせるためには、各車輪に駆動モータを設ける、又は、駆動モータから左右車輪に配分する駆動トルクを調整する駆動トルク配分機構を設ける必要がある。この場合、車両のコストが増大する問題があった。
左前輪と右前輪との間、及び、左後輪と右後輪との間に駆動力差を生じさせる方法として、液圧ブレーキにより各車輪に制動トルクを付与することも考えられる。しかし、液圧ブレーキにより各車輪に制動トルクを付与する場合、液圧ブレーキではエネルギを回収できないため、エネルギ効率が悪化する問題がある。
そこで、本実施形態の挙動制御装置22では、駆動挙動制御部50は、要求駆動トルク、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて、前輪駆動モータ14の目標前輪駆動トルクTf2*、及び、後輪駆動モータ16の目標後輪駆動トルクTr2*を設定する。そして、駆動モータ制御部70は、前輪駆動モータ14の出力が目標前輪駆動トルクTf2*となるように前輪駆動モータ14を制御し、後輪駆動モータ16の出力が目標後輪駆動トルクTr2*となるように後輪駆動モータ16を制御する。これにより、前輪駆動モータ14の前輪駆動トルクと後輪駆動モータ16の後輪駆動トルクとの配分により、電気自動車10の挙動を安定させることができる。
また、本実施形態の挙動制御装置22では、制動挙動制御部52において、FF要求旋回モーメント及びFB要求旋回モーメントに応じて、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与する目標制動トルクが設定される。そして、タイヤ力限界判定部68において、目標前輪駆動トルクTf2*に基づいて前輪駆動モータ14が制御され、目標後輪駆動トルクTr2*に基づいて後輪駆動モータ16が制御された場合の各車輪12のタイヤ力が限界値以下であるか否かを判定する。各車輪12のタイヤ力が限界値より大きいときには、液圧ブレーキ制御部72は、各液圧ブレーキ18から各車輪12に付与される制動トルクが、目標制動トルクとなるように液圧制御ユニット20を制御する。これにより、前輪駆動モータ14の前輪駆動トルクと後輪駆動モータ16の後輪駆動トルクとの配分による電気自動車10の挙動の安定を優先することができる。よって、電気自動車10のエネルギ効率を向上させることができる。
〔実施形態から得られる技術的思想〕
上記実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
上記実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
前輪(12f)の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータ(14)と、後輪(12r)の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータ(16)と、各車輪に独立して制動力を付与する制動装置(18)と、を有する車両(10)の挙動制御装置(22)であって、前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御部(50)と、前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御部(52)と、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御部(70)と、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御部により設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御部(72)と、を有する。
前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、各車輪に独立して制動力を付与する制動装置と、を有する車両の挙動制御方法であって、前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御ステップと、前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御ステップと、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御ステップと、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御ステップにより設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御ステップと、を有する。
10…電気自動車(車両) 12f…前輪
12r…後輪 14…前輪駆動モータ
16…後輪駆動モータ 22…挙動制御装置
50…駆動挙動制御部 52…制動挙動制御部
70…駆動モータ制御部 72…液圧ブレーキ制御部(制動装置制御部)
12r…後輪 14…前輪駆動モータ
16…後輪駆動モータ 22…挙動制御装置
50…駆動挙動制御部 52…制動挙動制御部
70…駆動モータ制御部 72…液圧ブレーキ制御部(制動装置制御部)
Claims (2)
- 前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、
後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、
各車輪に独立して制動力を付与する制動装置と、
を有する車両の挙動制御装置であって、
前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御部と、
前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御部と、
前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御部により設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御部と、
前記駆動挙動制御部により設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御部により設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御部と、
を有する、挙動制御装置。 - 前輪の左右両輪を駆動する1つの前輪駆動モータと、
後輪の左右両輪を駆動する1つの後輪駆動モータと、
各車輪に独立して制動力を付与する制動装置と、
を有する車両の挙動制御方法であって、
前記車両の挙動を制御するように、前記前輪駆動モータの目標前輪駆動トルク、及び、前記後輪駆動モータの目標後輪駆動トルクを設定する駆動挙動制御ステップと、
前記車両の挙動を制御するように、前記制動装置から各車輪に付与する目標制動トルクを設定する制動挙動制御ステップと、
前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値以下であるときには、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づき前記前輪駆動モータを制御するとともに、前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標後輪駆動トルクに基づき前記後輪駆動モータを制御する駆動モータ制御ステップと、
前記駆動挙動制御ステップにより設定された前記目標前輪駆動トルクに基づいて前記前輪駆動モータが制御され、前記目標後輪駆動トルクに基づいて前記後輪駆動モータが制御された場合の各車輪のタイヤ力が限界値より大きいときには、前記制動挙動制御ステップにより設定された前記目標制動トルクに基づき前記制動装置を制御する制動装置制御ステップと、
を有する、挙動制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020043161A JP2021142897A (ja) | 2020-03-12 | 2020-03-12 | 挙動制御装置及び挙動制御方法 |
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JP2021142897A true JP2021142897A (ja) | 2021-09-24 |
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ID=77765812
Family Applications (1)
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JP2020043161A Pending JP2021142897A (ja) | 2020-03-12 | 2020-03-12 | 挙動制御装置及び挙動制御方法 |
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JP (1) | JP2021142897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102023113089A1 (de) | 2022-05-27 | 2023-11-30 | Subaru Corporation | Antriebskraft/bremskraft-steuerungsvorrichtung |
-
2020
- 2020-03-12 JP JP2020043161A patent/JP2021142897A/ja active Pending
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