JP2021142726A - ウェブ貼合装置及びウェブ貼合方法 - Google Patents

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貴之 佐藤
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Abstract

【課題】伸縮性のあるウェブを貼り合わせる場合であっても、寸法不良の発生をより確実に防止できるウェブ貼合装置及びウェブ貼合方法を提供すること。【解決手段】ラミネート装置1は、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62を貼合位置110でセパレータ32に貼り合わせるラミネート装置1であって、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62の繰出位置120が貼合位置110に合うように第3ロール材61を支持するシャフト63と、シャフト63を移動させることにより、シャフト63と貼合位置110の間の距離を調整可能な移動機構65と、第3ロール材61の外径L2に関する情報を取得する距離センサ66と、距離センサ66が取得した情報に基づいてシャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように移動機構65を制御する制御部9と、積層体70を引き出す引出部8と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のウェブを貼り合わせるウェブ貼合装置及びウェブ貼合方法に関する。
従来、ウェブをロール材から繰り出して加工する装置が知られている。この種の技術を開示するものとして、例えば特許文献1〜5がある。
特許文献1には、ロール紙を巻回したロール体の回転を制動し、ロール体の減径に対し、繰り出されてゆくロール紙に一定のバックテンションを付与する技術が記載されている。
特許文献2には、用紙が巻回されたロール部とロール部から引き出して搬送された用紙に印字する印字部を備えるプリンタにおいて、ロール部の径が小さくなるのに連動して、ロール部を移動させて印字部への用紙の搬入角度を調整する技術が記載されている。
特許文献3には、パネル状又はフィルム状の部材とフィルム状の部材を2つの貼合ローラの隙間に進入させて貼り合わせる装置が記載されている。この装置では、2つの貼合ローラの周速が一致するように回転させている。
特許文献4には、帯状の第1部材を送り出しながら、ロール部材に保持された帯状の第2部材をロール保持部のアームを伸長させて、第1部材に押し当てて貼り合わせる技術が記載されている。
特許文献5には、ゴムシート材料のエッジ部を光学的検出センサにより検出し、搬送コンベア上のゴムシート材料が所定位置となるように巻出し軸を幅方向に移動調整し、ゴムシート材料の幅方向両側縁部に帯状のゴム部材を貼り合わせる技術が記載されている。
特開2015−30545号公報 特開2013−35183号公報 特開2018−161804号公報 特開2018−122974号公報 特開2003−237997号公報
ところで、ラミネート加工等において、伸縮性を有する第1ウェブに対して剥離シート等の第2ウェブを貼り合わせる場合がある。第1ウェブが伸びた状態で第2ウェブに貼り合されると、貼り合わされた後に第1ウェブが収縮し、第1ウェブと第2ウェブの積層体の寸法不良の原因にもなる。
特許文献1、2の技術では、ウェブに張力がかかり、第1ウェブが伸びた状態で第2ウェブと貼り合わせることになるため、積層体の寸法不良が解消できない。特許文献3の技術では、第1コンベアに配置される第1部材には張力がかからないが、幅方向の位置ズレが生じるおそれがある。特許文献4の技術では、ロール材をウェブに押し当てているので、ロール材の径の減少に応じてウェブにかかる圧力を均一に調整することが容易ではない。特許文献5の技術では、搬送コンベア上のゴムシート材料の幅方向を調整しながらウェブの貼合位置に搬送する必要があるため、貼り合わせ時の幅方向のズレをより確実に防止する点で改善の余地があった。
本発明は、伸縮性のあるウェブを貼り合わせる場合であっても、寸法不良の発生をより確実に防止できるウェブ貼合装置及びウェブ貼合方法を提供することを目的とする。
本発明は、ロール材(例えば、後述の第3ロール材61)から繰り出される第1ウェブ(例えば、後述の弾性シート62)を貼合位置(例えば、後述の貼合位置110)で第2ウェブ(例えば、後述のセパレータ32)に貼り合わせるウェブ貼合装置(例えば、後述のラミネート装置1)であって、ロール材から繰り出される前記第1ウェブの繰出位置(例えば、後述の繰出位置120)が前記貼合位置に合うように前記ロール材を支持する支持軸(例えば、後述のシャフト63)と、前記支持軸を移動させることにより、前記支持軸と前記貼合位置の間の距離を調整可能な移動機構(例えば、後述の移動機構65)と、前記ロール材の外径(例えば、後述の外径L2)に関する情報を取得する取得部(例えば、後述の距離センサ66)と、前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記支持軸と前記貼合位置の間の距離(例えば、後述の距離L1)が所定の距離となるように前記移動機構を制御する制御部(例えば、後述の制御部9)と、貼り合わされたウェブ(例えば、後述の積層体70)を引き出す引出部(例えば、後述の引出部8)と、を備えるウェブ貼合装置に関する。
前記引出部は、前記貼合位置よりも下流側に配置され、前記貼り合わせたウェブを厚み方向で挟む一対の駆動ロール(例えば、後述の第2駆動ロール81、82)を有し、前記一対の駆動ロールが回転すると前記貼り合わせたウェブが下流側へ引っ張り出されることが好ましい。
前記取得部は、前記ロール材の軸方向の一側の外径に関する第1情報を取得する第1取得部(例えば、後述の第1距離センサ66a)と、前記ロール材の軸方向の他側の外径に関する第2情報を取得する第2取得部(例えば、後述の第2距離センサ66b)と、を有し、前記移動機構は、前記支持軸の軸方向の一側を移動させる第1移動機構(例えば、後述の第1移動機構65a)と、前記支持軸の軸方向の他側を移動させる第2移動機構(例えば、後述の第2移動機構65b)と、を有し、前記制御部は、前記第1情報と前記第2情報に基づいて前記第1移動機構と前記第2移動機構のそれぞれの移動量を調整することが好ましい。
また、本発明は、ロール材から繰り出される第1ウェブを貼合位置で第2ウェブに貼り合わせるウェブ貼合方法であって、前記ロール材の外径に関する情報を取得する取得ステップと、取得した前記情報に基づいて、前記ロール材から繰り出される前記第1ウェブの繰出位置が前記貼合位置に合うように前記ロール材を支持する支持軸と前記貼合位置の間の距離が所定の距離となるように調整する調整ステップと、を含むウェブ貼合方法に関する。
本発明によれば、伸縮性のあるウェブを貼り合わせる場合であっても、寸法不良の発生をより確実に防止できるウェブ貼合装置及びウェブ貼合方法を提供することができる。

本発明の第1実施形態に係るラミネート装置(ウェブ貼合装置)を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るラミネート装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るラミネート装置の制御部に関する電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るラミネート装置におけるシャフトの位置調整制御のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るラミネート装置において第3ロール材(ロール材)の外径が図1よりも小さい状態のラミネート装置を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るラミネート装置において第3ロール材の外径が図5よりも小さい状態のラミネート装置を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るラミネート装置を示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1はラミネート装置1を示す側面図である。図2はラミネート装置1を示す平面図である。図1に示すラミネート装置1は、弾性シート62(第1ウェブ)を貼合位置110でセパレータ32(第2ウェブ)に貼り合わせるウェブ貼合装置である。なお、図中に示す白抜きの矢印は、セパレータ32(第2ウェブ)や両面テープ42、剥離紙421、積層体70等の搬送方向を示すものとする。
本実施形態のラミネート装置1は、シャフト3と、シャフト4と、両面テープ貼合部2と、シート剥離装置5と、弾性シート62(第1ウェブ)を供給する弾性シート供給部6と、引出部8と、制御部9と、を含むように構成される。
シャフト3は、セパレータ32のロール材である第1ロール材31を支持する。第1ロール材31から引き出されるセパレータ32は、剥離シートとして機能する帯状の部材である。以下、セパレータ32等の移動経路を搬送経路100と称して説明する。
シャフト4は、セパレータ32に貼り合わされる両面テープ42のロール材である第2ロール材41を支持する。両面テープ42は、帯状に形成され、両面に粘着性を有する接着手段である。本実施形態の両面テープ42は、セパレータ32に貼り合わせる面の反対側に粘着剤を保護する剥離紙421が貼り合わされている。
両面テープ貼合部2は、第1ロール材31から引き出されたセパレータ32と、第2ロール材41から引き出された両面テープ42が貼り合わされる場所である。両面テープ貼合部2は、搬送経路100を挟んで対向配置される一対の第1駆動ロール21、22を備える。一対の第1駆動ロール21、22に挟まれることにより、セパレータ32と両面テープ42が貼り合わされる。
シート剥離装置5は、両面テープ貼合部2でセパレータ32と貼り合わされた両面テープ42の剥離紙421を剥離する。本実施形態のシート剥離装置5は、剥離紙421を巻き取ることにより、両面テープ貼合部2で貼り合わされた両面テープ42から剥離紙421を離間させていく。
弾性シート供給部6は、弾性シート62を搬送経路100に供給する。弾性シート62は伸縮性を有する帯状の部材である。弾性シート62の材質としては、例えば、発泡ウレタンやゴム等が挙げられる。
本実施形態の弾性シート供給部6は、シャフト63(支持軸)と、ラミネートロール7と、移動機構65と、取得部である距離センサ66と、を備える。
シャフト63は、第3ロール材61を支持する支持軸である。本実施形態のシャフト63には、その一側(図1では紙面手前側、図2では下側)の端部にモータ64が配置される。モータ64は第3ロール材61の回転に対する抵抗力をシャフト63に加える。
ラミネートロール7は、貼合位置110における搬送経路100の下側に配置されるロールである。図1に示すように、ラミネートロール7は、搬送経路100を挟んで第3ロール材61に対向する位置に配置される。ラミネートロール7と第3ロール材61の回転により、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62とセパレータ32が両面テープ42を介して貼り合わされ、積層体70が得られる。
移動機構65は、シャフト63を移動させることにより、シャフト63と貼合位置110の間の距離L1を調整可能な機構である。本実施形態の移動機構65は、上下方向に延びるガイド部651と、シャフト63の一側の端部を支持する支持部652と、支持部652を上下方向に移動する駆動力を供給するモータ等の駆動部(図示省略)を有する。支持部652は、ガイド部651に沿って上下方向に移動可能に配置される。図2に示すように、本実施形態では、移動機構65はシャフト63の一側の端部に配置されており、片持ちでシャフト63を上下方向に移動させる構成となっている。移動機構65の駆動部は制御部9に電気的に接続されている。
図1に示すように、距離L1は、貼合位置110からシャフトまでの距離である。移動機構65は、第3ロール材61から弾性シート62が繰り出される繰出位置120が貼合位置110に合うように距離L1を調整する。第3ロール材61の繰出位置120が貼合位置110に合わされた状態では、第3ロール材61とラミネートロール7が対向する状態となる。貼合位置110では、セパレータ32の上面に貼り合わされた両面テープ42の粘着面に弾性シート62が接触して貼り合わされる。
貼合位置110と繰出位置120が一致しているので、第3ロール材61から直接セパレータ32に弾性シート62を貼り付けることができ、貼り合わせ時における幅方向のズレが生じ難い。また、弾性シート62が過剰に伸びた状態となることなくセパレータ32に貼り合わせることができる。このため、弾性シート62の付勢力の蓄積が抑制された状態で弾性シート62がセパレータ32に貼り合わせられるので、積層体70が収縮することを抑制できる。
距離センサ66は、第3ロール材61の外径L2を検出するための距離情報を取得する。図1に示すように、距離センサ66はシャフト63の上方に配置され、距離センサ66から第3ロール材61の外周面までの距離を取得する。図2に示すように、距離センサ66の位置は、平面視で移動機構65側に配置してもよいし、第3ロール材61の幅方向中央に配置してもよい。距離センサ66として採用できるセンサの種類は、特に限定されない。光学式の非接触センサであってもよいし、機械式の接触センサを用いてもよい。
引出部8は、積層体70を搬送経路100の下流側に引き出す。引出部8は、貼合位置110よりも下流側に配置される。第2引出部は、搬送経路100を挟んで対向配置される第2駆動ロール81、82を備える。第2駆動ロール81は搬送経路100の上側に配置され、第2駆動ロール82は搬送経路100の下側に配置される。第2駆動ロール81、82は、積層体70を厚み方向で挟んで回転駆動することで、積層体70を下流側へ引っ張り出す。
次に、制御部9について説明する。図3は制御部9に関する電気的な構成を示すブロック図である。
制御部9は、ラミネート装置1の各種の制御を行うコンピュータである。図3に示すように、制御部9は、シート剥離装置5、モータ64、移動機構65、距離センサ66、第2駆動ロール81、82等と電気的に接続される。
制御部9はシート剥離装置5の駆動を制御する。また、制御部9はモータ64の駆動を制御してシャフト63にかかる第3ロール材61の回転に対する抵抗力の調整を行う。また、制御部9は第2駆動ロール81、82を制御してセパレータ32や両面テープ42、積層体70等の搬送速度を調整する。更に、制御部9は移動機構65を制御してシャフト63の位置調整を行う。
次に、図4を参照しながらラミネート装置1によるシャフト63の位置調整制御の流れについて説明する。図4はシャフト63の位置調整制御のフローチャートである。
図4に示すように、シャフト63の位置調整制御は、第3ロール材61の外径L2に関する情報を取得する取得処理S1と、シャフト63と貼合位置110の間の距離L1を調整する調整処理S2と、を含む。
取得処理S1では、距離センサ66が第3ロール材61の外径L2を検出するための距離情報を取得する。そして、制御部9が距離センサ66によって取得された距離情報を受信する。
調整処理S2では、制御部9は、取得処理S1で取得された距離情報により第3ロール材の外径L2を算出し、算出した外径L2に基づいてシャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように移動機構65を制御する。具体的には、制御部9は算出した外径L2に基いて距離L1が所定の距離になるように支持部652の移動量を算出し、算出した移動量だけ支持部652を下方に移動させる。
ラミネート装置1を用いたラミネート方法では、取得処理S1と調整処理S2を繰り返しながら、弾性シート62がセパレータ32に貼り合される。図5は図1に示す状態よりも弾性シート62が引き出されて第3ロール材61(ロール材)の外径が小さくなったラミネート装置1を示す側面図である。
図5に示すように、制御部9が移動機構65を制御することにより、第3ロール材61の外径L2が小さくなるに従い、制御部9により算出された移動量だけ支持部652が下方に移動する。
図6は、図5に示す状態よりもセパレータ32が引き出されて第3ロール材61の外径が更に小さくなったラミネート装置1を示す側面図である。図6に示すように、外径L2が更に小さくなると、制御部9により算出された移動量だけ支持部652が更に下方に移動する。これにより、図1と図5、図6に示すように、弾性シート62が繰り出され、第3ロール材の外径L2が小さくなっても、常に繰出位置120を貼合位置110に一致させることができる。また、移動機構65が制御部9により電気的に制御されているため、貼合位置110の手前で弾性シート62に加わる張力を一定に維持することができる。
また、制御部9による外径L2に基づく距離L1の設定を調整することで、貼合位置110で弾性シート62に加えられる張力を調整することもできる。これによって貼り合わされる材料に応じて弾性シート62に加えられる張力を適切に設定することができる。例えば、距離L1を長く設定すれは、弾性シート62に加えられる張力を強くできるし、距離L1を短くすれば弾性シート62に加えられる張力を弱くできる。
次に、本発明の第2実施形態に係るラミネート装置1Aについて、図7を参照しながら説明する。図7はラミネート装置1Aの平面図である。なお、第1実施形態に係るラミネート装置1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する場合がある。
ラミネート装置1Aは、シャフト3と、シャフト4と、両面テープ貼合部2と、シート剥離装置5と、弾性シート62(第1ウェブ)を供給する弾性シート供給部6Aと、引出部8と、制御部9Aと、を含むように構成される。ラミネート装置1Aは、弾性シート供給部6Aと制御部9Aの構成が第1実施形態に係るラミネート装置1と主に異なる。
弾性シート供給部6Aは、シャフト63と、移動機構650と、距離センサ660と、、を備える。
移動機構650は、シャフト63を移動させることにより、シャフト63と貼合位置110の間の距離を調整可能な機構である。移動機構650は、シャフト63の一側(図7では下側)の端部に配置される第1移動機構65aと、シャフト63の他側(図7では上側)の端部に配置される第2移動機構65bとを有する。
図7に示すように、第1移動機構65aは、上下方向に延びるガイド部651aとシャフト63の一側の端部を支持する支持部652aと、支持部652aを上下方向に移動する駆動力を供給するモータ等の駆動部(図示省略)を有する。支持部652aは、ガイド部651aに沿って上下方向に移動可能に配置される。第1移動機構65aの駆動部は制御部9に電気的に接続される。
図7に示すように、第2移動機構65bは、上下方向に延びるガイド部651bとシャフト63の他側の端部を支持する支持部652bと、支持部652bを上下方向に移動する駆動力を供給するモータ等の駆動部(図示省略)を有する。支持部652bは、ガイド部651bに沿って上下方向に移動可能に配置される。第2移動機構65bの駆動部は制御部9に電気的に接続される。
本実施形態の移動機構650は、シャフト63の一側の端部に第1移動機構65aが配置され、他側の端部に第2移動機構65bが配置されており、両持ちでシャフト63を上下方向に移動させる構成となっている。
距離センサ660は、第3ロール材61の外径L2を検出するための距離情報を取得する。距離センサ660は、シャフト63の上方に配置される第1距離センサ66a及び第2距離センサ66bを有する。
図7に示すように、第1距離センサ66aは、平面視で第1移動機構65a側に配置される。第1距離センサ66aは、第3ロール材の軸方向の一側(図7では下側)の外径L2を検出するための第1距離情報(第1情報)を取得する。本実施形態の第1距離情報は、第1距離センサ66aから第3ロール材61の外周面までの距離である。
図7に示すように、第2距離センサ66bは、平面視で第2移動機構65b側に配置される。第2距離センサ66bは、第3ロール材の軸方向の他側(図7では上側)の外径L2を検出するための第2距離情報(第2情報)を取得する。本実施形態の第2距離情報は、第2距離センサ66bから第3ロール材61の外周面までの距離である。本実施形態では、第3ロール材61の軸方向の両側に第1距離センサ66aと第2距離センサ66bが配置されているので、より高い精度で外径L2に関する情報を取得できる。
制御部9Aは、第1距離情報と第2距離情報に基づいて、第1移動機構65aと第2移動機構65bをそれぞれ独立して制御する。
制御部9Aは、第1距離センサ66aにより取得された第1距離情報により算出される第3ロール材61の外径L2に基づいて、第1移動機構65aの移動量を電気的に制御する。具体的には、制御部9は第3ロール材61の軸方向の一側の外径L2に基づいて、シャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように第1移動機構65aの支持部652aの移動量を調整する。
また、制御部9Aは、第2距離センサ66bにより取得された第2距離情報により算出される第3ロール材61の外径L2に基づいて、第2移動機構65bの移動量を電気的に制御する。具体的には、制御部9は第3ロール材61の軸方向他側の外径L2に基づいて、シャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように第2移動機構65bの支持部652bの移動量を調整する。
このように、制御部9Aは、第1移動機構65aと第2移動機構65bのそれぞれで距離を調整することにより、傾きが生じることなく、第3ロール材61を適切な位置に維持する制御を行う。
以上説明した本実施形態に係るラミネート装置1、1A及びラミネート方法によれば、以下のような効果を奏する。
ラミネート装置1は、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62を貼合位置110でセパレータ32に貼り合わせるラミネート装置1であって、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62の繰出位置120が貼合位置110に合うように第3ロール材61を支持するシャフト63と、シャフト63を移動させることにより、シャフト63と貼合位置110の間の距離を調整可能な移動機構65と、第3ロール材61の外径L2に関する情報を取得する距離センサ66と、距離センサ66が取得した情報に基づいてシャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように移動機構65を制御する制御部9と、積層体70を引き出す引出部8と、を備える。
また、上記実施形態に係るラミネート方法は、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62を貼合位置110でセパレータ32に貼り合わせるラミネート方法であって、第3ロール材61の外径L2に関する情報を取得する取得ステップと、取得した情報に基づいて、第3ロール材61から繰り出される弾性シート62の繰出位置120が貼合位置110に合うように第3ロール材61を支持するシャフト63と貼合位置110の間の距離L1が所定の距離となるように調整する調整ステップと、を含む。
このようなラミネート装置1及びラミネート方法により、シャフト63と貼合位置110の間の距離L1が調整されるので、貼合位置110と繰出位置120が適切な状態で維持され、貼合位置110で弾性シート62にかかる張力を適切な状態に維持できる。従って、弾性シート62のような伸縮性があるウェブを用いた場合であっても、繰出位置120と貼合位置110の間隔が広くなることに起因し、弾性シート62が必要以上に伸ばされた状態でセパレータ32に貼り合わされることもなくなり、弾性シート62がセパレータ32に貼り合された後に弾性シート62が収縮することも効果的に抑制できる。即ち、積層体70の寸法不良の発生を抑制できる。
また、上記実施形態では、引出部8は、貼合位置110よりも下流側に配置され、貼り合わせた積層体70を厚み方向で挟む第2駆動ロール81、82を有し、第2駆動ロール81、82が回転すると貼り合わせた積層体70が下流側へ引っ張り出される。
これにより、幅方向のズレを抑制しながらスムーズに積層体70を搬送できる。
また、上記実施形態では、距離センサ660は、第3ロール材61の軸方向の一側の外径L2を示す第1外径情報を検出する第1距離センサ66aと、第3ロール材61の軸方向の他側の外径L2を示す第2外径情報を検出する第2距離センサ66bと、を有し、移動機構650は、シャフト63の軸方向の一側を移動させる第1移動機構65aと、シャフト63の軸方向の他側を移動させる第2移動機構65bと、を有し、制御部9は、第1外径情報と第2外径情報に基づいて第1移動機構65aと第2移動機構65bのそれぞれの移動量を調整する。
これにより、第3ロール材61の軸方向の両側のそれぞれで、貼合位置110とシャフト63の間の距離L1を調整することが可能になる。従って、第3ロール材61の軸方向の偏りの発生を防止でき、弾性シート62とセパレータ32をより適切に貼り合わせることができる。従って、幅広い弾性シート62を貼り合わせる場合であっても、幅方向において偏りのない高品質な貼り合わせ(積層体70の製造)が実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
第1実施形態では、距離センサ66は平面視で移動機構65側に配置されるが、第3ロール材61の軸方向における中央に配置してもよい。
第2実施形態では、移動機構650が第1移動機構65aと第2移動機構65bをそれぞれ1つずつ有しているが、移動機構650が第1移動機構65aと第2移動機構65bをそれぞれ複数有する構成としてもよい。
第2実施形態では、距離センサ660が第1距離センサ66aと第2距離センサ66bをそれぞれ1つずつ有しているが、距離センサ660が第1距離センサ66aと第2距離センサ66bをそれぞれ複数有する構成としてもよい。
上記実施形態では、距離センサ66,660によって取得された第3ロール材61の外径L2に関する情報から外径L2を算出するが、この構成に限定されるわけではない。例えば、距離センサ66,660を用いずに、制御部9がシャフト63の回転量と予め設定された弾性シート62の厚み情報に基づいて外径L2を算出する構成としてもよい。
1 ラミネート装置(ウェブ貼合装置)
8 引出部
9 制御部
32 セパレータ(第2ウェブ)
61 ロール材(第3ロール材)
62 弾性シート(第1ウェブ)
63 シャフト(支持軸)
65 移動機構
66 距離センサ(取得部)
70 積層体(貼り合わされたウェブ)
110 貼合位置
120 繰出位置

Claims (4)

  1. ロール材から繰り出される第1ウェブを貼合位置で第2ウェブに貼り合わせるウェブ貼合装置であって、
    前記ロール材から繰り出される前記第1ウェブの繰出位置が前記貼合位置に合うように前記ロール材を支持する支持軸と、
    前記支持軸を移動させることにより、前記支持軸と前記貼合位置の間の距離を調整可能な移動機構と、
    前記ロール材の外径に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記支持軸と前記貼合位置の間の距離が所定の距離となるように前記移動機構を制御する制御部と、
    貼り合わされたウェブを引き出す引出部と、を備えるウェブ貼合装置。
  2. 前記引出部は、
    前記貼合位置よりも下流側に配置され、前記貼り合わせたウェブを厚み方向で挟む一対の駆動ロールを有し、
    前記一対の駆動ロールが回転すると前記貼り合わせたウェブが下流側へ引っ張り出される請求項1に記載のウェブ貼合装置。
  3. 前記取得部は、
    前記ロール材の軸方向の一側の外径に関する第1情報を取得する第1取得部と、
    前記ロール材の軸方向の他側の外径に関する第2情報を取得する第2取得部と、を有し、
    前記移動機構は、
    前記支持軸の軸方向の一側を移動させる第1移動機構と、
    前記支持軸の軸方向の他側を移動させる第2移動機構と、を有し、
    前記制御部は、前記第1情報と前記第2情報に基づいて前記第1移動機構と前記第2移動機構のそれぞれの移動量を調整する請求項1又は2に記載のウェブ貼合装置。
  4. ロール材から繰り出される第1ウェブを貼合位置で第2ウェブに貼り合わせるウェブ貼合方法であって、
    前記ロール材の外径に関する情報を取得する取得ステップと、
    取得した前記情報に基づいて、前記ロール材から繰り出される前記第1ウェブの繰出位置が前記貼合位置に合うように前記ロール材を支持する支持軸と前記貼合位置の間の距離が所定の距離となるように調整する調整ステップと、
    を含むウェブ貼合方法。
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