JP2021142130A - キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】引き出しを開ける際には手かざし操作により引き出しを開放できるとともに、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる使い勝手のよいキャビネットを提供する。【解決手段】固定枠体14と、収納位置と引き出し位置との間で固定枠体に可動可能に設けられた引き出し16と、固定枠体の前方の人体を検出する人体検知センサ18と、収納位置から引き出し位置に引き出しを移動させるための開放装置と、人体検知センサの検出結果に基づいて開放装置を動作させることにより引き出しを収納位置から引き出し位置に移動させる開放制御を行う制御部と、収納位置から引き出された引き出しを収納する際に引き出しの扉の前面が所定の引き込み開始位置に達すると引き出しを収納位置まで引き込む引き込み機構と、を備え、人体検知センサの検出領域の前端は、引き込み開始位置を越えないように設定されるキャビネット10。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、キャビネットに関する。
キッチンキャビネットや洗面化粧台などに設けられる引き出し式のキャビネットは、引き出しの幅が比較的大きく、収納物の重量などによっては、引き出しを開放することが難しくなってしまう場合がある。そこで、引き出しの開放を容易にする手段として、例えば、利用者が引き出しの扉を押し込むことによって、引き出しを開くことができるプッシュオープン式の引き出しキャビネットが知られている(例えば、特許文献1)。プッシュオープン式の引き出しキャビネットでは、手動式の引き出しキャビネットと比べて、引き出しの開放作業を容易にすることができる。
しかしながら、プッシュオープン式の引き出しキャビネットでは、引き出しを開放するために押圧操作を加える必要があり、必ずしも使い勝手に優れるものではない。そこで、利用者が引き出しに手を近づける手かざし操作により引き出しを開放できるようなスイッチを設けることが考えられる。このようなスイッチを設けることで、引き出しを開放する際に押圧操作を行う必要がなく、使い勝手が向上する。
一方で、このようなスイッチを設けた場合には、引き出しを閉める際に、引き出しを押し込む利用者の手を誤って検知してしまい、意図せず引き出しが再度開放されるおそれがある。また、このようなスイッチにおいて、検出領域を広くしすぎると、引き出しの前方で作業を行っているときや引き出しの前方を通過したときに利用者を誤って検知してしまい、意図しないタイミングで引き出しが開放されるおそれがある。
特開2007−252491号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、引き出しを開ける際には手かざし操作により引き出しを開放できるとともに、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる使い勝手のよいキャビネットを提供することを目的とする。
第1の発明は、内部空間を有する固定枠体と、前記固定枠体の前記内部空間に収納された収納位置と、前記収納位置から前方に移動した引き出し位置と、の間で、前記固定枠体に可動可能に設けられ、上方を開口させた収納空間を有する引き出しと、前記固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサと、前記固定枠体の前記内部空間内に設けられ、前記収納位置から前記引き出し位置に前記引き出しを移動させるための開放装置と、前記人体検知センサの検出結果に基づいて前記開放装置を動作させることにより、前記引き出しを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる開放制御を行う制御部と、前記収納位置から引き出された前記引き出しを収納する際に、前記引き出しの扉の前面が所定の引き込み開始位置に達すると前記引き出しを前記収納位置まで引き込む引き込み機構と、を備え、前記人体検知センサの検出領域の前端は、前記引き込み開始位置を越えないように設定されることを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサを設けることで、引き出しを開ける際には、手かざし操作により引き出しを開放できる。一方で、引き出しの扉の前面が所定の引き込み開始位置に達すると引き出しを収納位置まで引き込む引き込み機構を設けることで、引き出しを閉める際には、利用者に引き込み開始位置において引き出しから手を離すことを促すことができる。そのうえで、人体検知センサの検出領域の前端が引き込み開始位置を越えないように設定されることで、引き出しを閉める際に、人体検知センサの検出領域に利用者の手が入ることを抑制できる。これにより、引き出しを閉める際に利用者の手を誤って検知することを抑制できる。また、人体検知センサの検出領域が広すぎないため、引き出しの前方で作業を行っているときや引き出しの前方を通過したときに利用者を誤って検知することを抑制できる。これらにより、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる。したがって、引き出しを開ける際には手かざし操作により引き出しを開放できるとともに、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる使い勝手のよいキャビネットを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記固定枠体の上方に設けられ、作業スペースを有する作業台をさらに備え、前記作業台の前面は、前記収納位置にある前記引き出しの前記扉の前記前面よりも前方かつ前記引き込み開始位置よりも後方に位置し、前記人体検知センサの前記検出領域の前記前端は、前記作業台の前記前面を越えないように設定されることを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、作業台の前面が収納位置にある引き出しの扉の前面よりも前方に位置することで、引き出しを閉める際には、作業台の前面が引き出しを閉める利用者の腕に干渉しやすくなるため、利用者に作業台の前面よりも前方において引き出しから手を離すことを促すことができる。そのうえで、人体検知センサの検出領域の前端が作業台の前面を越えないように設定されることで、引き出しを閉める際に、人体検知センサの検出領域に利用者の手が入ることをさらに抑制できる。これにより、引き出しを閉める際に利用者の手を誤って検知することをさらに抑制できる。また、人体検知センサの検出領域が広すぎないため、引き出しの前方で作業を行っているときや引き出しの前方を通過したときに利用者を誤って検知することをさらに抑制できる。これらにより、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることをさらに抑制できる。
第3の発明は、内部空間を有する固定枠体と、前記固定枠体の前記内部空間に収納された収納位置と、前記収納位置から前方に移動した引き出し位置と、の間で、前記固定枠体に可動可能に設けられ、上方を開口させた収納空間を有する引き出しと、前記固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサと、前記固定枠体の前記内部空間内に設けられ、前記収納位置から前記引き出し位置に前記引き出しを移動させるための開放装置と、前記人体検知センサの検出結果に基づいて前記開放装置を動作させることにより、前記引き出しを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる開放制御を行う制御部と、前記固定枠体の上方に設けられ、作業スペースを有する作業台と、を備え、前記作業台の前面は、前記収納位置にある前記引き出しの扉の前面よりも前方に位置し、前記人体検知センサの検出領域の前端は、前記作業台の前記前面を越えないように設定されることを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサを設けることで、引き出しを開ける際には、手かざし操作により引き出しを開放できる。一方で、作業台の前面が収納位置にある引き出しの扉の前面よりも前方に位置することで、引き出しを閉める際には、作業台の前面が引き出しを閉める利用者の腕に干渉しやすくなるため、利用者に作業台の前面よりも前方において引き出しから手を離すことを促すことができる。そのうえで、人体検知センサの検出領域の前端が作業台の前面を越えないように設定されることで、引き出しを閉める際に、人体検知センサの検出領域に利用者の手が入ることを抑制できる。これにより、引き出しを閉める際に利用者の手を誤って検知することを抑制できる。また、人体検知センサの検出領域が広すぎないため、引き出しの前方で作業を行っているときや引き出しの前方を通過したときに利用者を誤って検知することを抑制できる。これらにより、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる。したがって、引き出しを開ける際には手かざし操作により引き出しを開放できるとともに、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる使い勝手のよいキャビネットを提供することができる。
本発明の態様によれば、引き出しを開ける際には手かざし操作により引き出しを開放できるとともに、誤検知により意図しないタイミングで引き出しが開放されることを抑制できる使い勝手のよいキャビネットが提供される。
第1実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す正面図である。 第1実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す斜視図である。 第1実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す断面図である。 第1実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る引き込み機構を模式的に表す説明図である。 第1実施形態に係る人体検知センサの検出領域を模式的に表す断面図である。 第2実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す正面図である。 第2実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、第1実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す正面図である。
図1に表したように、システムキッチン2は、水栓装置4と、キャビネット10と、を備える。キャビネット10は、作業台12と、固定枠体14と、引き出し16と、人体検知センサ18と、を備える。
作業台12は、作業スペースWSを有する。システムキッチン2において、作業スペースWSは、調理や食器の洗浄などを行うためのスペースである。作業台12は、例えば、シンク13やコンロを設置するためのコンロ台(図示は省略)などを有する。作業台12は、換言すれば、キッチンカウンタである。
水栓装置4は、例えば、シンク13の近傍、あるいはシンク13内に位置するように、作業台12に設けられる。水栓装置4は、シンク13に向けて水を吐出する。シンク13は、作業台12の上面から下方に凹む凹状であり、水栓装置4から吐出された水を受ける。また、シンク13は、排水口を有し、水栓装置4から吐出された水を受けるとともに、受けた水を排水口を介して外部の排水管などに排出する。
固定枠体14は、作業台12の下方に設けられる。換言すれば、作業台12は、固定枠体14の上方に設けられる。固定枠体14は、例えば、作業台12を支持する。このように、この例において、キャビネット10は、システムキッチン2に一体的に設けられたキャビネットである。キャビネット10は、例えば、システムキッチン2の作業台の下方に、作業台とは別体に設けてもよい。キャビネット10は、必ずしも作業台12を備えていなくてもよい。
固定枠体14は、引き出し16を引き出し可能に支持する。キャビネット10は、例えば、複数の引き出し16を備える。固定枠体14は、複数の引き出し16を引き出し可能に支持する。この例では、6つの引き出し16を示している。引き出し16の数は、6つに限ることなく、1つ〜5つでもよいし、7つ以上でもよい。キャビネット10に設けられる引き出し16の数は、任意の数でよい。
人体検知センサ18は、引き出し16への手かざし操作を検出する。キャビネット10は、複数の引き出し16のそれぞれに対応した複数の人体検知センサ18を有する。人体検知センサ18の数は、例えば、引き出し16の数と同じである。なお、人体検知センサ18は、特定の引き出し16のみに設けてもよい。
キャビネット10は、引き出し16への手かざし操作を人体検知センサ18で検出し、手かざし操作の検出に応じて自動的に引き出し16を開放する。これにより、手動式の引き出しのように強い力を加えて引き出し16を引いたり、プッシュオープン式の引き出しのように強い力を加えて引き出し16を押したりする必要が無く、引き出し16の開放作業を容易にすることができる。
本願明細書において、「手かざし操作」とは、利用者が引き出し16(人体検知センサ18)に手を近づける操作である。手かざし操作を行う際、利用者は、引き出し16に触れてもよいし、触れなくてもよい。
図2は、第1実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す斜視図である。
図3及び図4は、第1実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す断面図である。
図2〜図4に表したように、固定枠体14は、底板21と、裏板22と、2つの側板23と、補強部材24と、を有する。これにより、固定枠体14は、作業台12と、底板21と、裏板22と、2つの側板23とで囲まれた内部空間ISを有する。固定枠体14は、換言すれば、前方を開口させた開口箱状である。補強部材24は、左右方向に延び、2つの側板23の前端上部同士を接続することにより、固定枠体14の開口側を補強する。なお、図2では、作業台12及び引き出し16を省略した状態の固定枠体14を便宜的に表している。
以下、本願明細書においては、固定枠体14の開口の向く方向を「前方」とする。前方は、換言すれば、引き出し16を引き出す方向である。そして、「後方」、「上方」、「下方」、「右側方」、「左側方」は、前方を向いた状態を基準としたそれぞれの方向である。
固定枠体14は、引き出し16を内部空間ISに収納する。固定枠体14は、例えば、複数の引き出し16を内部空間ISに収納する。側板23は、例えば、左右方向に並ぶ引き出し16の数に応じて設けられる。側板23は、引き出し16の両側方に位置するように設けられる。このため、この例のように、左右方向に3つの引き出し16が並ぶ場合には、各引き出し16に対応した6つの側板23が固定枠体14に設けられる。
例えば、キャビネット10が作業台12を有しない場合には、固定枠体14は、天板をさらに有し、内部空間ISの上方を天板で覆ってもよい。また、例えば、キャビネット10が建築の壁面に接して設置される場合などには、裏板22などを省略してもよい。補強部材24は、必要に応じて設けられ、省略可能である。このように、固定枠体14の構成は、上記に限ることなく、引き出し16を内部空間ISに収納可能な任意の構成でよい。
引き出し16は、上方を開口させた収納空間SSを有する。引き出し16は、扉31と、背板32と、底板33と、2つの側板34とを有する。収納空間SSは、扉31と、背板32と、底板33と、2つの側板34とで囲まれた空間である。引き出し16は、換言すれば、上方を開口させた開口箱状である。
複数の引き出し16の構成は、実質的に同じである。但し、上下方向の高さや左右方向の幅などは、複数の引き出し16のそれぞれで変化させてもよい。例えば、キャビネット10が横長状である場合には、上段側と下段側とで引き出し16の数を変化させてもよい。
引き出し16は、固定枠体14の内部空間ISに収納された収納位置と、収納位置から前方に移動した(引き出された)引き出し位置と、の間で、固定枠体14に可動可能に設けられている。収納位置は、例えば、図3に表した引き出し16の位置である。引き出し位置は、例えば、図4の下段側に表した引き出し16の位置である。図4の上段側の引き出し16は、収納位置と引き出し位置との間の位置まで引き出し16を移動させた途中の状態を模式的に表している。
固定枠体14は、スライドレール25と、引き込み機構26と、をさらに有する。スライドレール25は、側板23の内面に設けられる。スライドレール25は、引き出し16の左右の両側方に1つずつ設けられる。固定枠体14は、1つの引き出し16に対して2つのスライドレール25を有する。スライドレール25は、引き出し16の前後方向の移動をガイドするとともに、固定枠体14と引き出し16との間に生じる摩擦を小さくし、収納位置と引き出し位置との間の引き出し16の移動をスムーズにする。
引き込み機構26は、側板23の内面に設けられる。引き込み機構26は、引き出し16の左右の両側方に1つずつ設けられる。固定枠体14は、1つの引き出し16に対して2つの引き込み機構26を有する。
なお、下段側の引き出し16において、スライドレール25と引き込み機構26は、固定枠体14の底板21の上面に設けてもよい。また、引き出し16の収納空間SSが小さい場合は、1つの引き出し16に対して1つの引き込み機構26を設置してもよい。
引き込み機構26は、収納位置から引き出された引き出し16を収納する際に、引き出し16の扉31の前面(前端)31aが所定の引き込み開始位置に達すると、引き出し16を収納位置まで引き込む。より具体的には、引き込み機構26は、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置または引き込み開始位置よりも後方にある間に、引き出し16に対して収納位置側に引き込む力を付与することで、引き出し16を自動的に収納位置に移動させる。これにより、利用者が引き出し16を押し込まなくても引き出し16を収納位置に移動させることができるとともに、引き出し16が僅かに開いた状態で保持されてしまうことなどを抑制し、キャビネット10の使い勝手をより向上させることができる。なお、引き込み開始位置は、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31aの位置よりも前方、かつ、引き出し位置にある引き出し16の扉31の前面31aの位置よりも後方の所定の位置である。
このように、引き出し16の扉31の前面31aが所定の引き込み開始位置に達すると引き出し16を収納位置まで引き込む引き込み機構26を設けることで、引き出し16を閉める際には、利用者に引き込み開始位置において引き出し16から手を離すことを促すことができる。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る引き込み機構を模式的に表す説明図である。
図5(a)及び図5(b)に表したように、引き込み機構26は、レール部材40と、可動部材42と、バネ44と、駆動ピン46と、を有する。
レール部材40は、貫通孔状のレール50を有する板状である。レール部材40は、例えば、固定枠体14の側板23の内面に取り付けられる。レール50は、前後方向に延びる直線部50aと、直線部50aの前端に設けられ、下方に向かって円弧状に湾曲した湾曲部50bと、を有する。なお、レール50は、貫通孔状ではなく、例えば凹んだ溝形状を採用してもよい。
可動部材42は、略矩形の板状であり、軸部52、53を介してレール50に取り付けられ、レール50に沿って前後方向に移動する。可動部材42の上部には、上方に向かって開口する溝部56が設けられている。溝部56の前方側の上端付近には、上方に向かうに従って幅が広がるように前方側に傾斜した傾斜部56aが設けられている。
バネ44は、いわゆるコイルバネである。バネ44の一端44aは、可動部材42に接続されている。一方、バネ44の他端44bは、レール部材40に接続されている。バネ44の他端44bは、例えば、固定枠体14に接続してもよい。
バネ44は、後方側に向かう付勢力を可動部材42に付与する。バネ44は、可動部材42がレール50の直線部50aの範囲に位置する場合に、可動部材42を直線部50aの後端の位置(図5(a)に表した位置)に保持する。より詳しくは、バネ44は、付勢力により、軸部53が直線部50aの後端に当接した位置に、可動部材42を保持する。
駆動ピン46は、例えば、左右方向(図5において紙面と直交する方向)に延びる略丸棒状である。駆動ピン46の一端は、可動部材42の溝部56に係合している。一方、駆動ピン46の他端は、引き出し16に接続されている。これにより、駆動ピン46及び可動部材42は、引き出し16に従動して前後方向に移動する。
可動部材42が、レール50の直線部50aの範囲に位置する場合には、可動部材42及び駆動ピン46を介してバネ44の付勢力が、引き出し16に付与される。これにより、上述のように、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置または引き込み開始位置よりも後方にある間に、引き出し16が収納位置に移動する。図5(a)は、換言すれば、引き出し16が収納位置にある状態を示している。
図5(b)に表したように、可動部材42が、レール50の湾曲部50bの位置まで移動すると、湾曲部50bの湾曲に沿って可動部材42が前方側に傾く。この状態において、引き出し16及び駆動ピン46がさらに前方に移動すると、駆動ピン46が可動部材42の溝部56から抜ける。これにより、上述のように、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置よりも前方まで移動すると、引き出し16への引き込み力の付与が解除される。図5(b)は、換言すれば、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置よりもわずかに前方にある状態を示している。
また、湾曲部50bの位置にある可動部材42は、軸部52を湾曲部50bの前端部分に係合させることにより、バネ44の付勢力に抗して湾曲部50bの位置に留まる。そして、引き出し16の扉31の前面31aが引き出し位置から引き込み開始位置まで戻った際に、再び駆動ピン46と溝部56とを係合させる。
これにより、上記のように、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置または引き込み開始位置よりも後方にある状態においては、引き出し16に収納位置に向かう方向の引き込み力が引き込み機構26によって付与される。そして、引き出し16の扉31の前面31aが引き込み開始位置よりも前方まで移動した場合には、引き込み機構26による収納位置に向かう方向の引き込み力の付与が解除され、引き出し16が、引き出し16の慣性力(引き出し16の自重)によって引き出し位置に移動する。
なお、引き込み機構26の構成は、上記に限ることなく、上記のように引き出し16への引き込み力の付与、及び引き込み力の付与の解除を行うことができる任意の構成でよい。また、引き込み機構26とスライドレール25とは、別体構成に限らず一体構成であってもよい。
図2〜図4に表したように、キャビネット10は、開放装置60を備える。開放装置60は、固定枠体14の内部空間IS内に設けられる。開放装置60は、例えば、裏板22の前面に設けられる。開放装置60は、収納位置から引き出し位置に引き出し16を移動させるための装置である。キャビネット10は、例えば、複数の引き出し16のそれぞれに対応する複数の開放装置60を備える。開放装置60は、例えば、上下や左右に配置された一対の引き出し16に対して共通に用いるようにしてもよい。
開放装置60は、例えば、引き出し16の収納位置の近傍において、引き出し16を後方へ引き込もうとする引き込み機構26に対し、引き込み機構26の付勢力に対して、引き出し16を前方へ押し出す装置である。
開放装置60は、例えば、引き出し16が収納位置にある状態において、引き出し16を収納位置から引き込み力の解除される所定の位置(図5(b)に表した位置)まで引き出し16を押し出す。これにより、開放装置60によって引き出し16を押し出した後には、引き出し16の慣性力によって引き出し16を引き出し位置に移動させることができる。
開放装置60は、例えば、筐体60aと、筐体60aに回動可能に軸支されたアーム60bと、を有する。開放装置60は、アーム60bを回動させ、引き出し16の背板32などを前方に向けて押圧することにより、引き出し16を前方へ押し出す。
開放装置60は、例えば、モータの駆動力などによって引き出し16を収納位置と引き出し位置とに移動させる電動開閉機構などでもよい。但し、開放装置60の構成は、これらに限ることなく、引き出し16を収納位置から引き出し位置に移動させることができる任意の構成でよい。
固定枠体14の裏板22の前面には、電源ユニット80が設けられている。電源ユニット80は、商用電源と接続可能であり、商用電源の交流電力を直流電力に変換する。
開放装置60は、電源ユニット80と電源線81で接続され、その電源線81を通じて電源ユニット80から電力供給を受ける。開放装置60は、電源ユニット80から供給された電力に基づいて動作する。
図3及び図4に表したように、キャビネット10は、制御部62を備える。制御部62は、人体検知センサ18の検出結果に基づいて開放装置60を動作させることにより、引き出し16を収納位置から引き出し位置に移動させる開放制御を行う。制御部62は、例えば、固定枠体14の側板23に設けられる。
人体検知センサ18は、例えば、検出部71を有する。検出部71は、例えば、扉31の背面の上端付近で固定枠体14に配置される。この例では、検出部71は、補強部材24に設けられている。
人体検知センサ18は、例えば、扉31の前面31a側から指先などを扉31を介して検出部71に近づけることで、静電容量を変化させる静電式センサである。これにより、人体検知センサ18は、固定枠体14(内部空間IS)の前方の人体を検出する。人体検知センサ18は、例えば、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31aよりも前方に位置する人体を検出する。検出部71は、換言すれば、静電容量の変化を検出するための検出電極である。検出部71は、信号線73を介して制御部62と接続されている。これにより、人体検知センサ18は、静電容量の変化に対応する制御信号を手かざし操作の検出結果として制御部62に入力する。
この例では、検出部71は、補強部材24に設けられている。また、検出部71は、引き出し16の幅に対応するように、左右方向に延びる(図1参照)。検出部71を補強部材24に設けることにより、検出部71が外側に露出し、キャビネット10の見栄えが損なわれてしまうことを抑制することができる。よりデザイン性の高いキャビネット10を提供することができる。また、検出部71を補強部材24に配置し、左右に長い形状とすることにより、扉31の上端付近の任意の位置における手かざし操作を検出することができる。
例えば、扉31が金属製である場合には、扉31を人体検知センサ18の検出部として利用してもよい。なお、人体検知センサ18は、静電容量式に限ることなく、手かざし操作を検出できる検出部を備えていればよい。
制御部62は、配線75を介して開放装置60と接続されている。制御部62は、配線75を介して開放装置60に制御信号を入力する。これにより、人体検知センサ18の検出結果に基づいて開放装置60を動作させることができる。
配線75は、例えば、電源線と信号線を兼ねる。制御部62は、電源線81、開放装置60、及び配線75を通じて、電源ユニット80から電力の供給を受ける。これにより、制御部62は、電源ユニット80から供給された電力に基づいて動作する。なお、制御部62は、開放装置60を経由せず、直接、電源ユニット80から電力の供給を受けてもよいし、電源ユニット80とは異なる電源ユニットから電力の供給を受けてもよい。
制御部62は、人体検知センサ18の検出結果の変化に基づいて制御信号を開放装置60に入力する。この制御信号を受けて、開放装置60は起動する。すなわち、開放装置60が作動して、引き出し16が引き込み力の解除される位置まで押し出される。
このように、固定枠体14の前方の人体を検出するための人体検知センサ18を設けることで、引き出し16を開ける際には、手かざし操作により引き出し16を開放できる。
一方で、手かざし操作を行うために人体検知センサ18を設けると、引き出し16を閉める際に、引き出し16を押し込む利用者の手を誤って検知してしまい、意図せず引き出し16が再度開放されるおそれがある。また、人体検知センサ18の検出領域を広くしすぎると、引き出し16の前方で作業を行っているときや引き出し16の前方を通過したときに利用者を誤って検知してしまい、意図しないタイミングで引き出し16が開放されるおそれがある。
人体検知センサ18が静電式センサの場合、検出部71と使用者との間の距離に応じて、静電容量は変化する。検出部71と使用者との間の距離が大きいとき、静電容量は小さい。検出部71と使用者との間の距離が小さいとき、静電容量は大きい。したがって、制御部62は、例えば、人体検知センサ18により検出される静電容量が小さい状態から静電容量が大きい状態に変化すると(例えば、静電容量が閾値以上になると)、手かざし操作が行われたと判定する。
制御部62における判定時の静電容量の閾値により、人体検知センサ18の検出領域を変えることができる。例えば、静電容量の閾値を低く設定することで、人体検知センサ18の検出領域を広げることができる。検出領域を広げると、検出部71からより遠い位置における手かざし操作を検出することができる。例えば、静電容量の閾値を高くすることで、人体検知センサ18の検出領域を狭めることができる。検出領域を狭めると、検出部71により近い位置における手かざし操作のみを検出することができる。つまり、誤検知を抑制することができる。
人体検知センサ18の検出領域の広さは、人体検知センサ18による検出の感度の高さと言い換えることができる。つまり、例えば、静電容量の閾値を低く設定することで、人体検知センサ18による検出の感度を上げることができる。また、例えば、静電容量の閾値を高く設定することで、人体検知センサ18による検出の感度を下げることができる。
図6は、第1実施形態に係る人体検知センサの検出領域を模式的に表す断面図である。
図6では、収納位置にあるときの引き出し16の扉31の前面31aの位置を破線Aで表している。また、人体検知センサ18の検出領域DRの前端の位置を破線Bで表している。また、作業台12の前面12aの位置を破線Cで表している。また、引き込み機構26により引き出し16の引き込みが開始されるときの引き出し16の扉31の前面31aの位置(引き込み開始位置)を破線Dで表している。以下、破線A〜Dによって示される位置を、それぞれ位置A〜Dと称する。
図6に表したように、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)は、例えば、引き込み開始位置(位置D)を越えないように設定される。例えば、制御部62における判定時の静電容量の閾値は、引き込み開始位置(位置D)における人体の静電容量よりも大きい値に設定される。換言すれば、制御部62は、少なくとも、引き込み開始位置(位置D)よりも前方の人体を検出したとしても、開放制御を行わないように設定される。
上述のように、引き込み機構26を設けることで、引き出し16を閉める際には、利用者に引き込み開始位置において引き出し16から手を離すことを促すことができる。そのうえで、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)が引き込み開始位置(位置D)を越えないように設定されることで、引き出し16を閉める際に、人体検知センサ18の検出領域DRに利用者の手が入ることを抑制できる。これにより、引き出し16を閉める際に利用者の手を誤って検知することを抑制できる。また、人体検知センサ18の検出領域DRが広すぎないため、引き出し16の前方で作業を行っているときや引き出し16の前方を通過したときに利用者を誤って検知することを抑制できる。これらにより、誤検知により意図しないタイミングで引き出し16が開放されることを抑制できる。
また、この例では、作業台12の前面12a(位置C)は、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)よりも前方かつ引き込み開始位置(位置D)よりも後方に位置している。つまり、作業台12の前面12a(位置C)は、前後方向において、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)と引き込み開始位置(位置D)との間に位置している。
そして、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)は、例えば、作業台12の前面12a(位置C)を越えないように設定される。例えば、制御部62における判定時の静電容量の閾値は、作業台12の前面12a(位置C)における人体の静電容量よりも大きい値に設定される。換言すれば、制御部62は、少なくとも、作業台12の前面12a(位置C)よりも前方の人体を検出したとしても、開放制御を行わないように設定される。
このように、作業台12の前面12a(位置C)が収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)よりも前方に位置することで、引き出し16を閉める際には、作業台12の前面12aが引き出し16を閉める利用者の腕に干渉しやすくなるため、利用者に作業台12の前面12aよりも前方において引き出し16から手を離すことを促すことができる。そのうえで、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)が作業台12の前面12a(位置C)を越えないように設定されることで、引き出し16を閉める際に、人体検知センサ18の検出領域DRに利用者の手が入ることをさらに抑制できる。これにより、引き出し16を閉める際に利用者の手を誤って検知することをさらに抑制できる。また、人体検知センサ18の検出領域DRが広すぎないため、引き出し16の前方で作業を行っているときや引き出し16の前方を通過したときに利用者を誤って検知することをさらに抑制できる。これらにより、誤検知により意図しないタイミングで引き出し16が開放されることをさらに抑制できる。
なお、引き込み機構26は、必要に応じて設けられ、省略可能である。引き込み機構26が設けられない場合、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)は、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)よりも前方に位置する作業台12の前面12a(位置C)を越えないように設定される。この場合にも、誤検知により意図しないタイミングで引き出し16が開放されることを抑制できる。
また、この例では、作業台12の前面12a(位置C)は、例えば、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)よりも前方に設けられているが、作業台12の前面12a(位置C)は、これに限定されない。作業台12の前面12a(位置C)は、例えば、収納位置にある引き出し16の扉31の前面31a(位置A)と前後方向において同じ位置に設けられていてもよい。この場合、人体検知センサ18の検出領域DRの前端(位置B)は、引き込み開始位置(位置D)を越えないように設定される。
次に、図7及び図8は、本発明の態様による第2実施形態を示している。第2実施形態では、人体検知センサ18として、第1実施形態に示した静電式センサではなく、電波センサ90を設けている。なお、第2実施形態では、上述の第1実施形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係るシステムキッチンを模式的に表す正面図である。
図8は、第2実施形態に係るキャビネットの一部を模式的に表す断面図である。
図7及び図8に示すように、電波センサ90は、扉31の背面の上端付近で固定枠体14に配置される。電波センサ90は、例えば各引き出し16の幅方向(左右方向)の中央部で補強部材24に設けられている。この電波センサ90は、本発明の態様による人体検知センサを構成している。
図8に示すように、電波センサ90は、マイクロ波Mを送信、受信する送受信部91を有している。送受信部91は、扉31の前方に向けてかざされた手に向けてマイクロ波Mを送信し、手に反射したマイクロ波Mを受信する。すなわち、電波センサ90は、扉31の前方にかざされた人体(手)を検出する。
電波センサ90は、信号線73により制御部62に接続され、制御部62に制御信号を送信する。これにより、制御部62は、扉31への手の接近、離反、および電波センサ90や扉31との間の距離を判定することができる。
人体検知センサ18として、電波センサ90を設ける場合にも、電波センサ90の検出領域DRの前端(図6の位置B)は、引き込み開始位置(図6の位置D)または作業台12の前面12a(図6の位置C)を越えないように設定される。
上記実施形態では、システムキッチン2にキャビネット10を適用した例を示している。キャビネット10は、システムキッチン2に限ることなく、例えば、洗面化粧台に適用してもよい。例えば、キャビネット10を洗面化粧台に組み込んだ場合、作業台12は、例えば、洗面器や水栓装置などが設置される洗面カウンタである。作業スペースWSは、例えば、洗顔や歯磨きなどの種々の洗面行為を行うためのスペースである。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、キャビネット10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 システムキッチン、 4 水栓装置、 10 キャビネット、 12 作業台、 12a 前面、 13 シンク、 14 固定枠体、 16 引き出し、 18 人体検知センサ、 21 底板、 22 裏板、 23 側板、 24 補強部材、 25 スライドレール、 26 引き込み機構、 31 扉、 31a 前面、 32 背板、 33 底板、 34 側板、 40 レール部材、 42 可動部材、 44 バネ、 44a 一端、 44b 他端、 46 駆動ピン、 50 レール、 50a 直線部、 50b 湾曲部、 52 軸部、 53 軸部、 56 溝部、 56a 傾斜部、 60 開放装置、 60a 筐体、 60b アーム、 62 制御部、 71 検出部、 73 信号線、 75 配線、 80 電源ユニット、 81 電源線、 90 電波センサ、 91 送受信部、 DR 検出領域、 IS 内部空間、 M マイクロ波、 SS 収納空間、 WS 作業スペース

Claims (3)

  1. 内部空間を有する固定枠体と、
    前記固定枠体の前記内部空間に収納された収納位置と、前記収納位置から前方に移動した引き出し位置と、の間で、前記固定枠体に可動可能に設けられ、上方を開口させた収納空間を有する引き出しと、
    前記固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサと、
    前記固定枠体の前記内部空間内に設けられ、前記収納位置から前記引き出し位置に前記引き出しを移動させるための開放装置と、
    前記人体検知センサの検出結果に基づいて前記開放装置を動作させることにより、前記引き出しを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる開放制御を行う制御部と、
    前記収納位置から引き出された前記引き出しを収納する際に、前記引き出しの扉の前面が所定の引き込み開始位置に達すると前記引き出しを前記収納位置まで引き込む引き込み機構と、
    を備え、
    前記人体検知センサの検出領域の前端は、前記引き込み開始位置を越えないように設定されることを特徴とするキャビネット。
  2. 前記固定枠体の上方に設けられ、作業スペースを有する作業台をさらに備え、
    前記作業台の前面は、前記収納位置にある前記引き出しの前記扉の前記前面よりも前方かつ前記引き込み開始位置よりも後方に位置し、
    前記人体検知センサの前記検出領域の前記前端は、前記作業台の前記前面を越えないように設定されることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. 内部空間を有する固定枠体と、
    前記固定枠体の前記内部空間に収納された収納位置と、前記収納位置から前方に移動した引き出し位置と、の間で、前記固定枠体に可動可能に設けられ、上方を開口させた収納空間を有する引き出しと、
    前記固定枠体の前方の人体を検出するための人体検知センサと、
    前記固定枠体の前記内部空間内に設けられ、前記収納位置から前記引き出し位置に前記引き出しを移動させるための開放装置と、
    前記人体検知センサの検出結果に基づいて前記開放装置を動作させることにより、前記引き出しを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる開放制御を行う制御部と、
    前記固定枠体の上方に設けられ、作業スペースを有する作業台と、
    を備え、
    前記作業台の前面は、前記収納位置にある前記引き出しの扉の前面よりも前方に位置し、
    前記人体検知センサの検出領域の前端は、前記作業台の前記前面を越えないように設定されることを特徴とするキャビネット。
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