JP2021141735A - フローティング電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスを必要とせず、供給対象の動作状況によらずフローティング電圧を供給できるフローティング電源回路を提供する。【解決手段】実施形態に係るフローティング電源回路10は、第1スイッチSW0を介して直流電源Vdcと並列に接続され、前記直流電源によって充電される中間コンデンサC0と、第2スイッチSW1を介して前記中間コンデンサと並列に接続され、前記中間コンデンサによって充電される第1出力コンデンサC1と、前記中間コンデンサを充電する際には前記第1スイッチをオンにして前記第2スイッチをオフにし、前記第1出力コンデンサを充電する際には前記第2スイッチをオンにして前記第1スイッチをオフにする、スイッチ制御部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、フローティング電源回路に関する。
フローティング電源が種々の分野で用いられている。フローティング電源は、出力側の電位が入力側の電位と独立な電源であり、例えば、モータを駆動する電圧波形を生成するインバータへの電力の供給に用いられる。フローティング電源には、トランス方式やブートストラップ方式がある。
しかし、トランス方式のフローティング電源は、トランスを用いるため、大サイズ、高価格となり易い。また、ブートストラップ方式のフローティング電源は、インバータに適用した場合、例えば、インバータのパワー素子でのスイッチングを利用するため、このスイッチングが止まると、電圧の出力も停止してしまう。
特開平10−032989号公報
本発明は、トランスを必要とせず、供給対象の動作状況によらずフローティング電圧を供給できるフローティング電源回路を提供することを目的とする。
一態様に係るフローティング電源回路は、第1スイッチを介して直流電源と並列に接続され、前記直流電源によって充電される中間コンデンサと、第2スイッチを介して前記中間コンデンサと並列に接続され、前記中間コンデンサによって充電される第1出力コンデンサと、前記中間コンデンサを充電する際には前記第1スイッチをオンにして前記第2スイッチをオフにし、前記第1出力コンデンサを充電する際には前記第2スイッチをオンにして前記第1スイッチをオフにする、スイッチ制御部と、を備える。
本発明によれば、トランスを必要とせず、供給対象の動作状況によらずフローティング電圧を供給できるフローティング電源回路を提供することができる。
第1の実施形態に係るフローティング電源回路を表す図である。 駆動信号の一例を表すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るフローティング電源回路を表す図である。 第3の実施形態に係るフローティング電源回路を表す図である。 第4の実施形態に係るフローティング電源回路を表す図である。 駆動信号の一例を表すタイミングチャートである。 駆動信号の一例を表すタイミングチャートである。
以下、実施形態に係るフローティング電源回路について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るフローティング電源回路10を表す図である。フローティング電源回路10は、分圧回路12、中間コンデンサC0、出力コンデンサC1(第1出力コンデンサ)、一対のスイッチSW0(第1スイッチ)、一対のスイッチSW1(第2スイッチ)、整流回路D1、スイッチ制御部14を有し、直流電源Vdcに接続して用いられ、直流の電圧V1を出力する。
分圧回路12は、直流電源Vdcの電圧を目標とする電圧V1に適する電圧に変換する。分圧回路12は、直列に接続される複数の抵抗Rdを有し、入力側と出力側の抵抗比に応じて、直流電源Vdcの電圧を分割する。ここでは、抵抗値の等しい4つの抵抗Rdを入力側とし、その内の1つの抵抗Rdを出力側としていることから、分圧回路12から直流電源Vdcの電圧の1/4の電圧が出力される。ここでは、直流電源Vdcの電圧を1/4にしているが、1/2、1/3、m/n(m、n:適宜の実数、m<n)等、適宜の比率で電圧を分割できる。
ここでは、分圧回路12は、複数の抵抗Rdの各々と並列に接続された複数のコンデンサCdを有する。このコンデンサCdは中間コンデンサC0の急速な充電に寄与する。この詳細は後述する。
スイッチSW0、スイッチSW1は、光学方式のスイッチ、例えば、フォトカプラであり、発光部LE、受光部LRを有する。発光部LEは、例えば、発光ダイオードであり、駆動信号S0、S1に応じて、光を点滅する。受光部LRは、例えば、フォトトランジスタであり、発光部LEからの光を受光し、その点滅に応じて、ON、OFFにスイッチングする。受光部LRは、例えば、発光部LEの点灯時にON状態、発光部LEの消灯時にOFF状態となる。
一対のスイッチSW0、一対のスイッチSW1は、直流電源Vdcの正極側、負極側の各々に設けられている。正極側のスイッチSW0の一端は、分圧回路12の正極側出力端に接続され、他端は中間コンデンサC0の正極側に接続される。負極側のスイッチSW0の一端は、分圧回路12の負極側出力端に接続され、他端は中間コンデンサC0の負極側に接続される。正極側のスイッチSW1の一端は、中間コンデンサC0の正極側に接続され、他端は整流回路D1を介して、出力コンデンサC1の正極側に接続される。負極側のスイッチSW1の一端は、中間コンデンサC0の負極側に接続され、他端は出力コンデンサC1の負極側に接続される。
中間コンデンサC0は、スイッチSW0を介して、直流電源Vdcと並列に接続され、直流電源Vdcによって充電される。ここでは、中間コンデンサC0は、分圧回路12を介して、分圧回路12に接続され、分圧回路12から流入する電荷を蓄積する。
整流回路D1は、スイッチSW1を介して、中間コンデンサC0から供給される電流を整流して、出力コンデンサC1に供給する。ここでは、整流回路D1は、ダイオードのみを有するが、この他に整流に適する種々の回路要素を有してもよい。
出力コンデンサC1は、スイッチSW1(および整流回路D1)を介して、中間コンデンサC0と並列に接続され、中間コンデンサC0によって充電される。この結果、出力コンデンサC1の両端に電圧V1の直流電圧が発生し、この電圧V1によって種々の電子機器を駆動できる。
ここでは、スイッチ制御部14は、スイッチSW0、スイッチSW1を駆動する駆動信号S0、S1を生成する。スイッチ制御部14は、矩形波発生器CL、NOT素子INを有する。矩形波発生器CLは、レベルH、レベルLを交互に繰り返す矩形波を出力する。駆動信号S0は、矩形波発生器CLから出力される電圧波形である。駆動信号S1は、NOT素子INによって、駆動信号S0の電圧波形のレベルH、レベルLが逆転した電圧波形である。なお、駆動信号S0、S1は、グランドGを基準とする電圧波形である。
図2は、駆動信号S0、S1の一例を表すタイミングチャートである。駆動信号S0は、レベルHの期間T0、レベルLの期間T1を交互に繰り返す。駆動信号S1は、レベルLの期間T0、レベルHの期間T1を交互に繰り返す。駆動信号S0がレベルHのとき駆動信号S1はレベルLであり、駆動信号S0がレベルLのとき駆動信号S1はレベルHである。駆動信号S0、S1は同時にHにはならない(スイッチSW0、SW1は同時にONとはならない)。
ここでは、期間T0、T1の長さは略等しいものとする。但し、期間T0、T1の長さを異ならせることも可能である。第3の実施形態で示すように、期間T0、T1の長さを異ならせることで、出力する電圧V1を変更することが可能となる。
スイッチ制御部14は、中間コンデンサC0を充電する際にはスイッチSW0をオンにしてスイッチSW1をオフにし、出力コンデンサC1を充電する際にはスイッチSW1をオンにしてスイッチSW0をオフにする。
(フローティング電源回路10の動作)
以下、フローティング電源回路10の動作を説明する。まず、直流電源Vdcの電圧が分圧回路12で分圧される。ここでは、直流電源Vdcの電圧が4つに分割され、直流電源Vdcの電圧が、例えば、800Vであれば、分圧回路12から200Vの電圧が出力される。
期間T0において、スイッチSW0はON、スイッチSW1はOFFとなる。スイッチSW0を介して、分圧回路12から中間コンデンサC0に電流が流入し、中間コンデンサC0が充電される。このとき、スイッチSW1はOFFなので、中間コンデンサC0から出力側に電荷が漏れることはない。
以下、コンデンサCdの役割を説明する。分圧回路12がコンデンサCdを有しない場合、中間コンデンサC0への充電は、分圧回路12の抵抗Rdと中間コンデンサC0で決まる時定数τ(=Rd・C0)の速度で行われ、時間を要する。本実施形態のコンデンサCdは、直流電源Vdcから流入する電荷を蓄積し、スイッチSW0のON時にこれを中間コンデンサC0に放出する。この結果、中間コンデンサC0での充電の速度が向上される。なお、コンデンサCd両端の電圧を安定させるために、コンデンサCdの容量を中間コンデンサC0の容量に対して十分大きくすることが好ましい。
期間T1において、スイッチSW1はON、スイッチSW0はOFFとなる。中間コンデンサC0から整流回路D1を経由して、出力コンデンサC1に電荷が流入して、出力コンデンサC1が充電され、電圧V1が出力される。このとき、中間コンデンサC0は直流電源Vdcおよび分圧回路12から切り離される。
このように、スイッチSW0、スイッチSW1のいずれかはOFFなので、出力コンデンサC1は、中間コンデンサC0から電荷を供給されるのみで、直流電源Vdcおよび分圧回路12に直接接続されることはない。この結果、出力コンデンサC1の電位は、直流電源Vdcおよび分圧回路12の電位とは独立となる。
第1の実施形態では、スイッチSW0を介して中間コンデンサC0を直流電源Vdcに接続し、スイッチSW1を介して出力コンデンサC1を中間コンデンサC0に接続する。そして、期間T0において、スイッチSW0をON、スイッチSW1をOFFとし、期間T1において、スイッチSW1をON、スイッチSW2をOFFとする。これにより、出力コンデンサC1での電位が直流電源Vdcでの電位と独立となり、出力コンデンサC1からフローティング電圧V1を出力できる。
加えて、フローティング電源回路10は、トランスを使用しなくて済むので、小型化、低コスト化が容易である。また、フローティング電源回路10は、ブートストラップ方式の電源と異なり、電力供給先の動作状況の影響を受けない。すなわち、フローティング電源回路10は、電力供給先(例えば、インバータ回路のパワー素子)のスイッチングが止まった状態でも電圧を出力できる。なお、以下の第2〜第5の実施形態でも、これらの利点を享受できる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るフローティング電源回路10aを表す図である。フローティング電源回路10aのスイッチSW0a、SW1aは、第1の実施形態のスイッチSW0、スイッチSW1と端子数および内部構成が異なる。また、フローティング電源回路10aは、抵抗Ra、ダイオードDaを有する。
スイッチSW0aは、光学方式のスイッチ、例えば、フォトカプラであり、発光部LE、受光部LRaを有する。スイッチSW0aの発光部LEは、スイッチSW0の発光部LEと同様である。一方、受光部LRaは、第1の実施形態の受光部LRと異なり、2素子(例えば、フォトダイオードとトランジスタ)を有する3端子構成である。フォトダイオードのカソードは、抵抗Raを介して、前段(分圧回路12あるいは中間コンデンサC0)の正極側に接続され、フォトダイオードのアノードはトランジスタのベースに接続される。抵抗Raは、トランジスタのベース電流を制限するためのものである。
受光部LRaでは、発光部LEからの光の点滅に応じてフォトダイオードがON、OFFする。その結果、トランジスタのベースに印加される電圧がON、OFFされ、トランジスタ(結局、スイッチSW0a)がON、OFFする。
ここで、正極側のスイッチSW0aのトランジスタのコレクタと前段の正極側の間にダイオードDaが接続されるが、負極側のスイッチSW0aのトランジスタのコレクタと前段の負極側の間にダイオードDaは接続されていない。以下、この理由を説明する。
ダイオードDaは、電圧降下により、受光部LRaのトランジスタのエミッタの電位よりもベースの電位を高くするために、追加される。正極側のスイッチSW0aでは、トランジスタのエミッタとベースの接続先が同一なので、エミッタ電位とベース電位が同等となり、スイッチSW0aが動作しなくなる可能性がある。一方、負極側のスイッチSW0aでは、トランジスタのエミッタとベースの接続先が異なるので、ダイオードDaの付加は不要となる。なお、ここでは、1つのスイッチSW0aに2つのダイオードDaを用いているが、これは必要な電圧降下の値に応じて決めればよく、1つとしてもよい。以上、スイッチSW0aについて説明したが、スイッチSW1aも同様である。
第2の実施形態では、スイッチSW0a、SW1aの受光部LRaを3端子構成とし、正極側のSW0a、SW1aのトランジスタのコレクタと前段の正極側との間にダイオードDaを付加する。これにより、スイッチSW0a、SW1aのより安定したスイッチングが可能となる。
以上の点を除いて、第2の実施形態は第1の実施形態と同様なので、他の説明を省略する。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係るフローティング電源回路10bを表す図である。フローティング電源回路10bは、分圧回路12aおよびスイッチ制御部14aの内部構成が第1の実施形態と異なる。すなわち、分圧回路12aは、コンデンサCdを有しない。スイッチ制御部14aは、矩形波発生器CLa、電圧検出部142、調節部144を有する。
矩形波発生器CLaは、ON/OFF比A(=T1/T2の時間比)を調節可能な矩形波発生器である。電圧検出部142は、出力コンデンサC1の両端の電圧V1を検出する。調節部144は、出力コンデンサC1の電圧V1と目標電圧Vtとの差に基づいて、スイッチSW0のON時間とOFF時間の比率を調節する。すなわち、調節部144は、検出された電圧V1に基づいて、ON/OFF比Aを決定し、矩形波発生器CLaで出力する電圧波形のON/OFF比Aを変更させる。
このON/OFF比Aは、例えば、次の式(1)に基づいて決定できる。
A=A0+K*(Vt−V1) …式(1)
A0:調節前(現在)のON/OFF比
K:比例定数(正の値)
Vt:目標電圧
すなわち、電圧V1が設定した目標電圧Vtより小さければ、ON/OFF比Aを大きくし、電圧V1が目標電圧Vtより大きければ、ON/OFF比Aを小さくする。電圧検出部142、調節部144は、ON/OFF比Aを繰り返し調節する(フィードバック制御)。このようにして、電圧V1はフィードバック制御され、設定した目標電圧Vtに近づく。
ここで、分圧回路12aがコンデンサCdを有しないことは、電圧V1を可変とすることを容易とする。既述のように、コンデンサCdを有しないことで、スイッチSW0をONしたときの中間コンデンサC0での電圧上昇(充電)は緩やかになる(時定数τでの充電)。この結果、ON/OFF比Aによる電圧V1の調節が容易となる。
詳細には、既述の時定数τ(=Rd・C0)と対応する範囲で、スイッチSW0のON時間(期間T0)を調節することで、電圧V1を調節できる。コンデンサCdを有する場合、スイッチSW0のON時間の短縮、すなわち、急速なスイッチングが必要となり、スイッチ制御部14aやスイッチSW0、SW1に高速な応答性が要求されることになる。
但し、時定数τに対して、十分高速なスイッチ制御部14aやスイッチSW0、SW1を用いることで、コンデンサCdを有する場合でも、ON/OFF比Aによる電圧V1の調節が可能となる。
第3の実施形態では、出力される電圧V1を目標電圧Vtと比較し、その大小関係に基づいて、スイッチSW0のON時間とOFF時間の比率(ON/OFF比A=T1/T2)を調節する。これにより、出力される電圧V1を適宜の目標電圧Vtとすることができる。
以上の点を除いて、第3の実施形態は第1の実施形態と同様なので、他の説明を省略する。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に係るフローティング電源回路10cを表す図である。フローティング電源回路10cは、出力コンデンサC2(第2出力コンデンサ)、出力コンデンサC3、一対のスイッチSW2(第3スイッチ)、一対のスイッチSW3、整流回路D2、D3を有し、電圧V1に加えて電圧V2、V3を出力する。また、フローティング電源回路10cは、第1の実施形態と内部構成が異なるスイッチ制御部14bを有する。
ここでは、スイッチSW0〜SW3を簡略化して表しているが、これらの内部構成は第1の実施形態のスイッチSW0、SW1と同様としてよい。
一対のスイッチSW2、一対のスイッチSW3は、中間コンデンサC0の正極側、負極側それぞれに配置される。正極側のスイッチSW2の一端は、中間コンデンサC0の正極側に接続され、他端は整流回路D2を介して、出力コンデンサC2の正極側に接続される。負極側のスイッチSW2の一端は、中間コンデンサC0の負極側に接続され、他端は出力コンデンサC2の負極側に接続される。正極側のスイッチSW3の一端は、中間コンデンサC0の正極側に接続され、他端は整流回路D3を介して、出力コンデンサC3の正極側に接続される。負極側のスイッチSW3の一端は、中間コンデンサC0の負極側に接続され、他端は出力コンデンサC3の負極側に接続される。
出力コンデンサC2は、スイッチSW2を介して中間コンデンサC0と並列に接続され、中間コンデンサC0によって充電され、電圧V2を出力する。出力コンデンサC3は、スイッチSW3を介して中間コンデンサC0と並列に接続され、中間コンデンサC0によって充電され、電圧V3を出力する。
スイッチ制御部14bは、4組のスイッチSW0〜SW3に対応する4つの駆動信号S0〜S3を生成する。図6、図7は、駆動信号S0〜S3の一例を表すタイミングチャートである。期間T0において、駆動信号S0はレベルH、駆動信号S1〜S3はレベルLである(駆動信号S0のみがレベルH)。以下同様に、期間T1において、駆動信号S1のみがレベルH、期間T2において、駆動信号S2のみがレベルH、期間T3において、駆動信号S3のみがレベルHとなる。図6では、期間T0、T1、T2、T3が順に繰り返される。図7では、期間T0、T1、T0、T2、T0、T3が順に繰り返される。
スイッチ制御部14bは、(1)中間コンデンサC0を充電する際にはスイッチSW0をオンにしてスイッチSW1、SW2、SW3をオフにし、(2)出力コンデンサC1を充電する際にはスイッチSW1をオンにしてスイッチSW0、SW2、SW3をオフにし、(3)出力コンデンサC2を充電する際にはスイッチSW2をオンにしてスイッチSW0、スイッチSW1、SW3をオフにし、(4)出力コンデンサC3を充電する際にはスイッチSW3をオンにしてスイッチSW0、スイッチSW1、SW2をオフにする。
ここで、出力コンデンサC1、C2に注目した場合、スイッチ制御部14bは、(1)中間コンデンサC0を充電する際にはスイッチSW0をオンにしてスイッチSW1およびスイッチSW2をオフにし、(2)出力コンデンサC1を充電する際にはスイッチSW1をオンにしてスイッチSW0およびスイッチSW2をオフにし、(3)出力コンデンサC2を充電する際にはスイッチSW2をオンにしてスイッチSW0およびスイッチSW1をオフにする。
このようにスイッチSW0〜SW3のタイミングを制御することで、中間コンデンサC0に蓄積した電荷を出力コンデンサC1〜C3に供給し、複数の電圧V1〜V3を出力することができる。図6の例では、期間T0での中間コンデンサC0の蓄電の後に、期間T1〜T3での出力コンデンサC1〜C3での蓄電を順次に行う。図7の例では、期間T1での中間コンデンサC0の蓄電、出力コンデンサC1〜C3いずれかでの蓄電を順次に行う。図6の例では、中間コンデンサC0への一回の蓄電によって、出力コンデンサC1〜C3全てに電荷を供給できるが、その分十分な電荷を中間コンデンサC0に蓄積する必要がある。図7の例では、中間コンデンサC0には出力コンデンサC1〜C3の個数に対応する回数の蓄電が必要となるが、中間コンデンサC0での一回当たりの蓄電量は少なくてよい。
既述のように、出力コンデンサC1〜C3は直流電源Vdcおよび分圧回路12とは独立した電位を有する。また、出力コンデンサC1〜C3同士の間も、スイッチSW1、SW2、SW3がONとなる期間に重なりがないため、互いの電位は独立となる。このように、スイッチSW1〜SW3の動作タイミングをずらすことで、複数のフローティング電源(電圧V1〜V3)を形成できる。
ここでは、フローティング電源回路10cは、3つの電圧V1〜V3を出力しているが、スイッチ、整流回路の組を増加、減少することで、2つあるいは4つ以上の電位独立な電圧を生成できる。
第4の実施形態では、複数のスイッチSW1〜SWi(i:2以上の整数)を介して、複数の出力コンデンサC1〜Ciを中間コンデンサC0に接続し、期間Tj(j:i以下の整数)において、スイッチSWjをON、他のスイッチSW0、SWk(k:jと異なるi以下の整数)をOFFとする。これにより、出力コンデンサC1〜Ciから互いに電位が独立の電圧V1〜Viを出力することができる。
以上の点を除いて、第4の実施形態は第1の実施形態と同様なので、他の説明を省略する。
(第5の実施形態)
以上の第1〜第4の実施形態は、互いに組み合わせることができる。例えば、第2の実施形態のスイッチSW0a、SW1aの構成を他の実施形態に適用できる。また、第3の実施形態のスイッチ制御部14aの構成を他の実施形態に適用できる。さらに、第4の実施形態の複数のフローティング電圧の構成を他の実施形態に適用できる。
〔実施形態から得られる技術的思想〕
上記各実施形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
〔1〕実施形態に係るフローティング電源回路(10、10a、10b、10c)は、第1スイッチ(スイッチSW0)を介して直流電源(Vdc)と並列に接続され、前記直流電源(Vdc)によって充電される中間コンデンサ(C0)と、第2スイッチ(スイッチSW1)を介して前記中間コンデンサ(C0)と並列に接続され、前記中間コンデンサ(C0)によって充電される第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)と、前記中間コンデンサ(C0)を充電する際には前記第1スイッチ(スイッチSW0)をオンにして前記第2スイッチ(スイッチSW1)をオフにし、前記第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)を充電する際には前記第2スイッチ(スイッチSW1)をオンにして前記第1スイッチ(スイッチSW0)をオフにする、スイッチ制御部(14、14a)と、を備える。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)は、直流電源(Vdc)とは独立した電位を有する。
〔2〕前記第1スイッチ(スイッチSW0)および前記第2スイッチ(スイッチSW1)は、前記直流電源(Vdc)の正極側および負極側の各々に設けられている。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)の直流電源(Vdc)に対する独立性を高めることができる。
〔3〕前記フローティング電源回路(10、10a、10b、10c)は、前記直流電源(Vdc)に接続され、複数の抵抗(Rd)を有する分圧回路(12)を備える。前記中間コンデンサ(C0)は、前記分圧回路(12)で分圧された電圧によって充電される。これにより、直流電源(Vdc)の電圧を分圧して、中間コンデンサ(C0)を充電できる。
〔4〕前記分圧回路(12)は、前記複数の抵抗(Rd)の各々と並列に接続された複数のコンデンサ(Cd)を有する。これにより、コンデンサ(Cd)に充電された電荷を用いて、中間コンデンサ(C0)を急速に充電できる。
〔5〕前記スイッチ制御部(14a)は、前記第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)の電圧(V1)と目標電圧(Vt)との差に基づいて、前記第1スイッチ(スイッチSW0)のON時間とOFF時間の比率を調節する調節部(144)を有する。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)の電圧が目標電圧(Vt)と異なる場合に対応できる。
〔6〕前記フローティング電源回路(10、10a、10b、10c)は、第3スイッチ(スイッチSW2)を介して前記中間コンデンサ(C0)と並列に接続され、前記中間コンデンサ(C0)によって充電される第2出力コンデンサ(出力コンデンサC2、)を備える。前記スイッチ制御部(14b)は、前記中間コンデンサ(C0)を充電する際には前記第1スイッチ(スイッチSW0)をオンにして前記第2スイッチ(スイッチSW1)および前記第3スイッチ(スイッチSW2)をオフにし、前記第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)を充電する際には前記第2スイッチ(スイッチSW1)をオンにして前記第1スイッチ(スイッチSW0)および前記第3スイッチ(スイッチSW2)をオフにし、前記第2出力コンデンサ(出力コンデンサC2)を充電する際には前記第3スイッチ(スイッチSW2)をオンにして前記第1スイッチ(スイッチSW0)および前記第2スイッチ(スイッチSW1)をオフにする。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)および第2出力コンデンサ(出力コンデンサC2)は、互いに独立した電位を有する。
〔7〕前記第1スイッチ(スイッチSW0)および前記第2スイッチ(スイッチSW1)は、光学式のスイッチである。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)および第2出力コンデンサ(出力コンデンサC2)は、互いに独立した電位を有する。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)の直流電源(Vdc)に対する独立性を高めることができる。
〔8〕前記フローティング電源回路(10、10a、10b、10c)は、前記第2スイッチ(スイッチSW1)と直列に接続され、前記中間コンデンサ(C0)からの電流を整流して、前記第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)に供給する整流回路(D1〜D3)をさらに備える。これにより、第1出力コンデンサ(出力コンデンサC1)を安定的に充電できる。
10、10a〜10c…フローティング電源回路 12、12a…分圧回路
14、14a、14b…スイッチ制御部 142…電圧検出部
144…調節部 C0…中間コンデンサ
C1〜C3…出力コンデンサ D1〜D3…整流回路
SW0〜SW3…スイッチ

Claims (8)

  1. 第1スイッチを介して直流電源と並列に接続され、前記直流電源によって充電される中間コンデンサと、
    第2スイッチを介して前記中間コンデンサと並列に接続され、前記中間コンデンサによって充電される第1出力コンデンサと、
    前記中間コンデンサを充電する際には前記第1スイッチをオンにして前記第2スイッチをオフにし、前記第1出力コンデンサを充電する際には前記第2スイッチをオンにして前記第1スイッチをオフにする、スイッチ制御部と、
    を備える、フローティング電源回路。
  2. 請求項1に記載のフローティング電源回路であって、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、前記直流電源の正極側および負極側の各々に設けられている、フローティング電源回路。
  3. 請求項1または2に記載のフローティング電源回路であって、
    前記直流電源に接続され、複数の抵抗を有する分圧回路を備え、
    前記中間コンデンサは、前記分圧回路で分圧された電圧によって充電される、フローティング電源回路。
  4. 請求項3に記載のフローティング電源回路であって、
    前記分圧回路は、前記複数の抵抗の各々と並列に接続された複数のコンデンサを有する、フローティング電源回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフローティング電源回路であって、
    前記スイッチ制御部は、前記第1出力コンデンサの電圧と目標電圧との差に基づいて、前記第1スイッチのON時間とOFF時間の比率を調節する調節部を有する、フローティング電源回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のフローティング電源回路であって、
    第3スイッチを介して前記中間コンデンサと並列に接続され、前記中間コンデンサによって充電される第2出力コンデンサ、を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記中間コンデンサを充電する際には前記第1スイッチをオンにして前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオフにし、前記第1出力コンデンサを充電する際には前記第2スイッチをオンにして前記第1スイッチおよび前記第3スイッチをオフにし、前記第2出力コンデンサを充電する際には前記第3スイッチをオンにして前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオフにする、フローティング電源回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のフローティング電源回路であって、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、光学式のスイッチである、フローティング電源回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のフローティング電源回路であって、
    前記第2スイッチと直列に接続され、前記中間コンデンサからの電流を整流して、前記第1出力コンデンサに供給する整流回路をさらに備える、フローティング電源回路。
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