JP2021139644A - 形状測定装置及び形状測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】参照面に対する形状偏差が大きい測定対象物の形状を測定する形状測定装置を提供する。【解決手段】形状測定装置20は、干渉計10において測定の基準となる参照光と測定対象物Wからの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて測定対象物Wの形状を測定する形状測定装置であって、1つの画素に対応する測定対象物Wの測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、画素サイズが第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得する画像取得部と、測定対象物Wの同一位置に対応する第1撮像画像内の画素の第1画素値と第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、測定対象物Wの形状を測定する形状測定部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、形状測定装置及び形状測定方法に関する。
従来、測定対象物の形状を測定する形状測定装置が知られている。例えば、特許文献1には、形状測定装置として、フィゾー型干渉計を用いた形状測定装置が開示されている。
図9は、フィゾー型の干渉計100を用いた形状測定装置の構成例を示す図である。干渉計100はレーザ101から照射されるレーザ光の照射範囲をレンズ102とレンズ105を用いた光学系で干渉計の視野サイズに拡大し、参照面106と測定対象物Wとを照射し、参照面106と測定対象物Wの面からの反射光である参照光と測定光を干渉させる。そして、干渉計100は、結像レンズ107により、干渉光をカメラ108の撮像素子面上に所定の倍率で結像させる。形状測定装置110は、撮像素子が生成した画像データに映る干渉縞の解析を行うことにより、参照面に対する測定面の相対形状を測定する。
特開2007−333428号公報
干渉計100の特徴は、レンズ102とレンズ105からなる拡大光学系又は縮小光学系と、結像レンズ107の倍率と、カメラ108の撮像素子のサイズとによって決まる広い面の形状を、光源の波長を物差しとして高精度に測定できることにある。
また、形状を測定する際の横分解能に相当する、撮像素子の1画素に対応する測定面の範囲(以下、画素サイズともいう。)は、レンズ102、レンズ105、結像レンズ107、及びカメラ108の撮像素子のサイズによって定まる。干渉計では、撮像素子が生成した画像データに含まれる測定面の範囲が大きくなると(視野が大きくなると)、画素サイズも大きくなり、横分解能が低くなるものの、広い領域をナノメートルの精度で測定できるという長所を備えている。
また、干渉計100には、測定面の傾斜角度に対して、測定できる許容範囲が極めて低いという欠点がある。これは、撮像素子の1つの画素に対応する画素サイズ内で測定面に凹凸のうねりが存在すると、位相の異なる干渉強度の積分により、対象物面の凹凸に応じた干渉縞の明暗信号の振幅が減少するためである。
この欠点は、撮像素子の1つの画素に対応する画素サイズが大きくなればなるほど顕著に表れる。すなわち、干渉計の視野が広ければ広いほど、撮像素子の1つの画素に対応する画素サイズが大きくなり、測定面の傾斜角の許容範囲が狭くなる。このため、広い視野を有する干渉計においては、測定対象物を、ごく限られた狭い角度範囲に正確に配置調整することが求められる。
また、曲面は局所的には傾斜平面の二次元の集合体と置き換えて考えることができるところ、測定面の傾斜角度に対する許容範囲が狭いということは、測定対象物と参照面との形状との偏差が極めて小さいごく限られた対象物しか測定できないということにつながる。つまり、参照面が平面原器の場合には、非常に平らな平面を有する測定対象物、球面原器の場合には、原器との曲率半径の差が小さい測定対象物しか測定できないこととなる。
つまり、従来の干渉計を用いた測定装置では、単一の画素サイズのカメラにより干渉強度を受光するため、測定面の傾斜角度に対する許容範囲が極めて狭く、参照面に対する偏差が小さい形状の測定対象物しか測定できないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、参照面に対する形状偏差が大きい測定対象物の形状を測定することができる形状測定装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る形状測定装置は、干渉計において測定の基準となる参照光と測定対象物からの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて前記測定対象物の形状を測定する形状測定装置であって、1つの画素に対応する前記測定対象物の測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、前記画素サイズが前記第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得する画像取得部と、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定する形状測定部と、を有する。
前記画像取得部は、前記干渉計において撮像素子に参照光及び測定光を結像させる結像レンズの倍率を変更することにより、前記撮像素子が生成した前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを取得してもよい。
前記画像取得部は、前記干渉計に設けられた第1撮像素子が生成した前記第1撮像画像を取得するとともに、前記干渉計に設けられ、前記第1撮像素子とは異なる第2撮像素子が生成した前記第2撮像画像を取得してもよい。
前記形状測定部は、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかの座標変換又はデータ補完を行うことにより、前記第1撮像画像に対応する座標系と、前記第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一し、統一した後の前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定してもよい。
前記形状測定部は、前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定するとともに、前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定し、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、前記第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とのうち、相対的に高い振幅値を選択し、前記複数の位置のそれぞれにおいて選択した振幅値に対応する前記測定対象物の測定結果を前記測定対象物の形状を示す情報とすることにより、前記測定対象物の形状を測定してもよい。
前記形状測定部は、前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定するとともに、前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定し、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、前記第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とに基づいて、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2画素値に基づく測定結果とを合成することにより、前記測定対象物の形状を測定してもよい。
前記形状測定部は、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づく測定結果とのうち、相対的に大きい前記干渉縞の振幅値に対応する測定結果が強く反映されるように前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2画素値に基づく測定結果とを合成することにより、前記測定対象物の形状を測定してもよい。
本発明の第2の態様に係る形状測定方法は、干渉計において測定の基準となる参照光と測定対象物からの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて前記測定対象物の形状を測定するコンピュータが実行する、1つの画素に対応する前記測定対象物の測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、前記画素サイズが前記第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得するステップと、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定するステップと、を有する。
本発明によれば、参照面に対する形状偏差が大きい測定対象物の形状を測定することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る測定システムの構成を示す図である。 出射光の波長が633nm、画素サイズが20μmである場合における、式(4)に示す干渉縞の振幅のグラフである。 画素サイズを変化させたときの、式(4)に示す干渉縞の振幅の算出結果のグラフである。 形状測定装置の構成を示す図である。 測定対象物の各位置における高さを示す図である。 形状測定部による測定対象物の測定結果を示す図である。 形状測定部における処理の流れを示すフローチャートである。 形状測定装置の他の構成を示す図である。 フィゾー型干渉計を用いた形状測定装置の構成例を示す図である。
[測定システムSの構成]
図1は、本実施形態に係る測定システムSの構成を示す図である。
測定システムSは、干渉計10と、形状測定装置20とを備える。
干渉計10は、例えばフィゾー型干渉計であり、光源11と、レンズ12と、ピンホール13と、ビームスプリッタ14と、レンズ15と、参照面16と、結像レンズ17と、カメラ18とを備える。なお、本実施形態において、干渉計10は、フィゾー型干渉計であるものとするが、これに限らず、他の干渉計であってもよい。
光源11は、例えば、レーザ光源であり出射光としてレーザ光を出射する。
レンズ12は、光源11から出射された出射光を集光する。集光した出射光は、ピンホール13に入射する。ピンホール13から出射した光は、ビームスプリッタ14を通過してレンズ15に入射する。レンズ15は、例えばコリメータレンズであり、入射した光を平行光とする。平行光は、参照面16に入射する。
平行光の一部は、参照面16で反射し、参照光としてビームスプリッタ14に入射する。平行光の他の一部は、参照面16を通過し、測定対象物Wで反射する。測定対象物Wにおいて反射した平行光は、レンズ15を通過し、測定光としてビームスプリッタ14に入射する。参照光と測定光とは光路差が異なることから干渉して、明暗の縞を生じさせる干渉光となる。干渉光は、ビームスプリッタ14を介して結像レンズ17に入射する。結像レンズ17に入射した干渉光は、結像してカメラ18に入射する。カメラ18は、撮像素子を備えており、干渉光によって発生する干渉縞を示す画像データを生成する。生成した画像データは、形状測定装置20に出力される。ここで、結像レンズ17の光軸方向の中心位置と、カメラ18の撮像素子の光軸方向の中心位置とは一致しているものとする。
形状測定装置20は、干渉計10において測定の基準となる参照光と測定対象物Wからの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。形状測定装置20は、カメラ18から出力された画像データを取得し、取得した画像データに映る干渉縞の解析を行うことにより、参照面16に対する測定対象物Wの測定面の相対形状を測定する。
本実施形態に係る形状測定装置20を説明するにあたり、測定対象物Wの測定面における傾斜角度と干渉縞と画素サイズとの関係について説明する。画素サイズは、カメラ18の撮像素子の1つの画素に対応する測定面の範囲を示している。
角度θ傾斜させた測定対象物Wの測定面にコヒーレントな光束を照射したときの測定光と参照光との干渉光によって発生する干渉縞を1次元のモデルで表現する。干渉縞の明暗は、参照面16と、測定対象物Wの測定面との間を往復する光路長差2h(x)により発生するため、以下の式(1)で示される。A(x)は干渉縞の振幅に対応する成分であり、及びB(x)は干渉縞のバイアスに対応する成分である。
Figure 2021139644
測定対象物Wの測定面が理想平面である場合において、理想平面を角度θ傾斜させて干渉させるとき、x方向の測定面の高さh(x)は、以下に示す式(2)のように、定数Dを含む角度θの関数で表すことができる。
Figure 2021139644
次に、カメラ18の撮像素子の1画素に対応する測定面の範囲を示す画素サイズをdとすると、撮像素子の1画素における干渉強度は、式(3)に示すように、式(1)をdで積分した値となる。
Figure 2021139644
式(1)及び式(2)に基づいて式(3)を変形する。説明を簡単にするために、式(1)に含まれる干渉縞のバイアス成分と、式(2)に示される定数項Dを省き、式(3)について、干渉測定における信号成分に相当する振幅の項のみ計算して展開する。式(3)は、以下に示す式(4)のように変形することができる。
Figure 2021139644
式(4)に示されるように、位置Xにより発生する干渉縞は、画素サイズdと、測定対象物Wの測定面の傾斜角度θと、光源11から出射される出射光の波長λをパラメータとするシンク関数により振幅変調されたものとなる。位置Xにより発生する干渉縞の振幅は、シンク関数の性質上、2d・tan(θ)/λが0を除く整数に近づけば近づくほど小さくなり、2d・tan(θ)/λが0を除く整数になると0になる。干渉縞の振幅が0であることは、測定対象物Wの測定面上の高低差に対して干渉縞が変化しないことを示していることから、振幅が0になる位置Xでは、測定面上の高低差が測定不能であることを意味している。また、|2d・tan(θ)/λ|>1になると干渉縞は再び現れるが、シンク関数の性質から、干渉縞の振幅のピークが、θ=0の場合に比べて小さな値となる。
図2は、出射光の波長λが633nm、画素サイズdが20μmである場合における、式(4)に示す干渉縞の振幅のグラフである。図2において、横軸は傾斜角度θ、縦軸は干渉縞の振幅(シンク関数の絶対値)を示している。図2に示されるように、干渉縞の振幅は、傾斜角度θの増加に対して減衰し、傾斜角度θが0.91°になると、ほぼ0になる。その後、干渉縞の振幅は、傾斜角度θの増加に対して一旦大きくなった後、再び減衰して0になる。干渉縞の振幅は、一旦大きくなった後、再び減衰して0になるという周期的な変動を繰り返しながら0に収束していく。
式(4)において、干渉縞の振幅の値を決定付けるシンク関数は、画素サイズdを変数としている。このため、画素サイズdを変化させることにより、測定対象物Wの測定面の傾斜角度θに対する干渉縞の振幅の増減の周期を変化させることができる。図3は、画素サイズdを変化させたときの、式(4)に示す干渉縞の振幅の算出結果のグラフである。
図3では、画素サイズdが20μmであるときの干渉縞の振幅を実線で示し、画素サイズdが16μmであるときの干渉縞の振幅を破線で示している。なお、出射光の波長λは、図2に示す例と同じく633nmである。
図3に示すように、画素サイズdが20μmであるときの干渉縞の振幅の増減の周期と、画素サイズdが16μmであるときの干渉縞の振幅の増減の周期とは、異なっていることが確認できる。例えば、傾斜角度θが0.91°である場合に、画素サイズdが20μmであるときの干渉縞の振幅はほぼ0になるが、画素サイズdが16μmであるときの干渉縞の振幅は0.178となる。したがって、画素サイズが異なる2つの測定結果を組み合わせると、一方の測定結果において干渉縞の振幅が0となり、測定面上の高低差が測定不能となる傾斜角度θについても、他方の測定結果を用いることにより、測定面の高低差を測定可能となり、傾斜角度θを測定することができる。
そこで、本実施形態に係る形状測定装置20は、測定対象物Wの測定面における傾斜角度と干渉縞と画素サイズとの関係を考慮し、画素サイズが異なる第1撮像画像と第2撮像画像とを取得する。そして、形状測定装置20は、測定対象物Wの同一位置に対応する第1撮像画像内の画素の第1画素値と第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。
このようにすることで、第1撮像画像において干渉縞の振幅が0となり、測定面上の高低差が測定不能となった位置について、第2撮像画像における、当該位置に対応する測定面上の高低差を測定することができる。よって、形状測定装置20は、参照面に対する形状偏差が大きい測定対象物Wの形状を測定することができる。また、測定システムSは、測定対象物Wの測定面を配置する際に許容される傾斜角が広がることから、測定対象物Wを従来よりも低い精度で簡単に配置することができ、従来の測定システムSに比べて使い勝手を向上させることができる。また、測定システムSは、測定対象物Wの測定面を配置する際に許容される傾斜角が広がることから、測定対象物Wが、局所的にうねりをもつ自由曲面を有する場合であっても形状を測定することができる。
[形状測定装置20の構成]
続いて、形状測定装置20の構成について説明する。図4は、形状測定装置20の構成を示す図である。形状測定装置20は、記憶部21と、制御部22とを備えるコンピュータである。
記憶部21は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等である。記憶部21は、形状測定装置20を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部21は、制御部22を、画像取得部221及び形状測定部222として機能させるプログラムを記憶する。
制御部22は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部22は、記憶部21に記憶されている各種プログラムを実行することにより、形状測定装置20に係る機能を制御する。制御部22は、記憶部21に記憶されているプログラムを実行することにより、画像取得部221及び形状測定部222として機能する。
画像取得部221は、1つの画素に対応する測定対象物Wの測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、画素サイズが第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得する。
具体的には、画像取得部221は、干渉計10においてカメラ18の撮像素子に参照光及び測定光を結像させる結像レンズ17の倍率を変更することにより、当該撮像素子が生成した第1撮像画像と第2撮像画像とを取得する。
より具体的には、画像取得部221は、干渉計10において、第1結像倍率M1の結像レンズ17を用いて第1撮像画像を取得する。画像取得部221は、位相シフト法を用いて干渉縞の位相を解析するために、参照面16を光軸方向に所定量ずつシフトさせながら複数の第1撮像画像を取得する。同様に、画像取得部221は、干渉計10において、第2結像倍率M2の結像レンズ17を用いて第2撮像画像を取得する。画像取得部221は、複数の第1撮像画像を取得するときと同様に、参照面16を光軸方向に所定量ずつシフトさせながら複数の第2撮像画像を取得する。
形状測定部222は、測定対象物Wの同一位置に対応する第1撮像画像内の画素の第1画素値と、第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。
具体的にはまず、形状測定部222は、第1撮像画像及び第2撮像画像の少なくともいずれかの座標変換を行うことにより、第1撮像画像に対応する座標系と、第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一する。
例えば、第1撮像画像の中心位置と、第2撮像画像の中心位置とが、測定対象物Wの同一位置に対応しているものとする。形状測定部222は、第1撮像画像を取得した時の結像レンズ17の拡大率及び焦点距離と、第2撮像画像を取得した時の結像レンズ17の拡大率及び焦点距離とに基づいて、第1撮像画像に対応する測定対象物Wの撮像範囲に対する、第2撮像画像に対応する測定対象物Wの撮像範囲の拡大率を算出する。形状測定部222は、算出した拡大率に基づいて、第1撮像画像及び第2撮像画像の同一座標に対応する測定対象物Wの位置が同じになるように、第1撮像画像及び第2撮像画像の少なくともいずれかの座標変換を行う。
その後、形状測定部222は、座標系を統一した後の第1撮像画像内の画素の第1画素値と第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。形状測定部222は、第1撮像画像内の画素の第1画素値に基づいて、測定対象物Wの形状を示す測定対象物Wの相対的な高低差を測定するとともに、第2撮像画像内の画素の第2画素値に基づいて、測定対象物Wの相対的な高低差を測定する。
まず、形状測定部222は、以下に示す式(5)に対して、参照面16をシフトさせながら取得した複数の第1画像情報及び複数の第2画像情報が示す各座標(x,y)の画素の画素値である干渉縞の強度情報I(x,y)を入力することにより、第1画像情報及び第2画像情報が示す各座標(x,y)の画素の位相Φ(x,y)を算出する。なお、式(5)において、jは、算出した結果が第1画像情報に対応するものであるか、第2画像情報に対応するものであるかを示すインデックス値である。j=1は第1画像情報に対応し、j=2は第2画像情報に対応する。nは、1つの座標(x,y)において参照面16をシフトさせた回数を示す。
Figure 2021139644
形状測定部222は、式(5)により算出された、第1画像情報が示す各座標(x,y)のそれぞれの位相Φ(x,y)について、位相アンラップ(接続)処理を行うことにより、各座標(x,y)の位相Φを、測定対象物Wにおける相対的な高低差を示す測定値m(x,y)に変換する。位相アンラップ処理は、近接する画素において位相差が2π以下という前提のもとで、なめらかに位相を接続していく処理である。同様に、形状測定部222は、式(5)により算出された、第2画像情報が示す各座標(x,y)のそれぞれの位相Φ(x,y)について、位相アンラップ処理を行うことにより、各座標(x,y)の位相Φを、各座標(x,y)における測定対象物Wの測定値m(x,y)に変換する。
また、形状測定部222は、第1撮像画像内の画素の第1画素値に基づいて干渉縞の振幅値を測定するとともに、第2撮像画像内の画素の第2画素値に基づいて干渉縞の振幅値を測定する。例えば、形状測定部222は、以下に示す式(6)に対して、複数の第1画像情報及び複数の第2画像情報が示す各座標(x,y)の干渉縞の強度情報I(x,y)を入力することにより、第1画像情報及び第2画像情報が示す各座標(x,y)の画素の振幅A(x,y)を算出する。
Figure 2021139644
形状測定部222は、測定対象物Wの同一位置に対応する第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とのうち、相対的に高い振幅値を選択する。形状測定部222は、複数の位置のそれぞれにおいて選択した振幅値に対応する測定対象物Wの測定結果に基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。
以下に、測定対象物Wの測定例を示す。図5は、測定対象物Wの各位置における高さを示す図である。測定対象物Wは、球面形状の物体であるものとする。図6は、形状測定部222による測定対象物Wの測定結果を示す図である。図6(a)は、第1画像情報に基づく測定対象物Wの測定結果を示し、図6(b)は、第2画像情報に基づく測定対象物Wの測定結果を示している。
測定対象物Wが球面形状の場合、中心から周辺に向かうにしたがって傾斜角度が連続的に大きくなる。したがって、第1画像情報に対応する第1の画素サイズ、第2画像情報に対応する第2の画素サイズのそれぞれの場合で、球面を上から見た時の円周上の特定の位置(特定の傾斜角度)において、干渉縞の振幅が0付近となり、測定不能となる。図6(a)に示す測定結果では、位置x1、x2、x3、x4、x5、x6において測定不能であることが確認できる。これに対して、図6(b)に示す測定結果では、図6(a)において測定不能な位置x1〜x6において、測定できていることが確認できるとともに、これらの位置とは異なる位置において測定不能であることが確認できる。
図6に示す例では、位置x1、x2、x3、x4、x5、x6の近傍において振幅A(x,y)が振幅A(x,y)よりも大きくなることから、形状測定部222は、これらの位置x1〜x6の近傍において、測定値m(x,y)を選択する。このようにすることで、形状測定部222は、図6(a)に示す測定結果において測定不能な位置x1、x2、x3、x4、x5、x6について、図6(b)に示す測定結果で補完することができるので、形状偏差が大きい球面形状の測定対象物Wについても、傾斜角が大きい部分まで連続的に測定することができる。
また、図3に示す例では、画素サイズが20μmである場合の測定結果では、傾斜角度1°前後で測定不能になってしまうが、画素サイズが20μmとしたときの測定結果と、画素サイズが16μmとしたときの測定結果とを用いることにより、3°以上の傾斜角度においても測定不能な箇所が生じることが無く、測定対象物Wの形状を連続的に測定することができる。
[処理フロー]
続いて、形状測定部222における処理の流れについて説明する。図7は、形状測定部222における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、画像取得部221は、干渉計10において第1結像倍率M1の結像レンズ17を用いたときの撮像画像である第1撮像画像を取得するとともに、第2結像倍率M2の結像レンズ17を用いたときの撮像画像である第2撮像画像を取得する(S1、S2)。
続いて、形状測定部222は、第1撮像画像に対応する座標系と、第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一する(S3)。
続いて、形状測定部222は、第1撮像画像内の画素の第1画素値に基づいて、各座標(x,y)における測定対象物Wの相対的な高低差を示す測定値m(x,y)を算出するとともに、第2撮像画像内の画素の第2画素値に基づいて、測定値m(x,y)を算出する(S4)。
続いて、形状測定部222は、第1撮像画像内の画素の第1画素値に基づいて、各座標(x,y)における干渉縞の振幅A(x,y)を測定するとともに、第2撮像画像内の画素の第2画素値に基づいて、各座標(x,y)における干渉縞の振幅A(x,y)を測定する(S5)。なお、S4とS5の処理は、図7に示す順番で実行しなくてもよく、S5を実行してからS4を実行してもよい。
続いて、形状測定部222は、各座標(x,y)において、測定対象物Wの同一位置に対応する第1画素値に対応する干渉縞の振幅A(x,y)と、第2画素値に対応する干渉縞の振幅A(x,y)とに基づいて、測定値m(x,y)及び測定値m(x,y)のいずれか一方を選択する(S6)。これにより、測定対象物Wの形状の測定が完了する。
[変形例1]
上述の説明において、形状測定部222は、同一位置に対応する測定結果のうち、対応する振幅値が相対的に大きい測定結果を選択することにより、測定対象物Wの形状を測定したが、これに限らない。形状測定部222は、測定対象物Wの同一位置に対応する第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とに基づいて、測定対象物Wの同一位置に対応する第1画素値に基づく測定結果と第2画素値に基づく測定結果とを合成することにより、測定対象物Wの形状を測定してもよい。
この場合、形状測定部222は、測定対象物Wの同一位置に対応する第1撮像画像内の画素の第1画素値に基づく測定結果である測定値m(x,y)と、第2撮像画像内の画素の第2画素値に基づく測定結果である測定値m(x,y)とのうち、相対的に大きい干渉縞の振幅値に対応する測定値が強く反映されるように測定値m(x,y)と測定値m(x,y)とを合成した合成値msynth(x,y)を算出する。
具体的には、形状測定部222は、以下の式(7)に示すように、振幅A(x,y)と振幅A(x,y)とに基づいて、測定値m(x,y)と測定値m(x,y)との重みづけ平均を算出することにより、合成値msynth(x,y)を算出する。このようにすることで、形状測定部222は、2つの測定結果に基づいて測定対象物Wの形状を精度良く測定することができる。
Figure 2021139644
[変形例2]
また、形状測定部222は、位相アンラップ処理を行った後に、同一位置に対応する高さのうち、対応する振幅値が相対的に大きい高さを選択することにより、測定対象物Wの形状を測定したが、これに限らない。
上述したように、位相アンラップ処理は、近接する画素において、位相差が2π以下という前提のもとで、なめらかに位相を接続していく処理である。例えば、図6(a)に示すように、領域a1と領域a2との間に測定不能な領域があり、当該領域において、位相2π(λ/2)以下での形状の連続性が確保できないときは、領域a1と領域a2との領域の高さの関係を決定して位相を接続するのが難しくなる。
そこで、形状測定部222は、第1撮像画像の画素に対応する第1画素値及び第2撮像画像の画素に対応する第2画素値のそれぞれについて、基準位置(例えば、撮像画像の中心位置)から順に位相アンラップ処理を行いながら、測定値m(x,y)、測定値m(x,y)、振幅A(x,y)及び振幅A(x,y)を算出してもよい。そして、形状測定部222は、測定値m(x,y)及び測定値m(x,y)のうち、一方が測定不能になった位置において、当該位置における他方の測定値を用いて、測定不能になった位置の測定値を補完するようにしてもよい。このようにすることで、一方の測定不能領域において位相2π以下での形状の連続性が確保できない場合であっても、他方の測定結果を用いて補完し、測定対象物Wの形状を測定することができる。
[変形例3]
また、画像取得部221は、カメラ18の撮像素子が生成した第1撮像画像と第2撮像画像とを取得したが、これに限らず、2つのカメラのそれぞれの撮像素子が生成した第1撮像画像と第2撮像画像を取得してもよい。図8は、本実施形態に係る測定システムSの他の構成例を示す図である。図8に示す測定システムSにおいて、干渉計10は、図1に示す結像レンズ17に替えて、第1結像レンズ17A及び第2結像レンズ17B、カメラ18に替えて、第1カメラ18A及び第2カメラ18Bを備えるとともに、ビームスプリッタ19を備える。第1結像レンズ17Aと、第2結像レンズ17Bの倍率は異なるものであるものとする。
ビームスプリッタ19は、ビームスプリッタ14を介して入射した参照光及び測定光の一部を第1結像レンズ17Aに入射させるとともに、当該参照光及び測定光の他の一部を第2結像レンズ17Bに入射させる。第1結像レンズ17Aを通過した参照光及び測定光は第1カメラ18Aに入射し、第2結像レンズ17Bを通過した参照光及び測定光は第2カメラ18Bに入射する。第1カメラ18Aは、第1解像度の第1撮像素子を備え、第2カメラ18Bは、例えば第1解像度と同じ第2解像度の第2撮像素子を備えている。第1撮像素子は、第1撮像画像を生成し、形状測定装置20に出力する。第2撮像素子は、第2撮像画像を生成し、形状測定装置20に出力する。
画像取得部221は、干渉計10に設けられた第1カメラ18Aの第1撮像素子が生成した第1撮像画像を取得するとともに、干渉計10に設けられ、第2カメラ18Bの第2撮像素子が生成した第2撮像画像を取得する。このようにすることで、形状測定装置20は、画素サイズが異なる2つの撮像画像を一度に取得することができる。
[変形例4]
また、形状測定部222は、座標変換を行うことにより、第1撮像画像に対応する座標系と、第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一したが、これに限らない。形状測定部222は、第1撮像画像及び第2撮像画像の少なくともいずれかのデータ補完を行うことにより、第1撮像画像に対応する座標系と、第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一してもよい。この場合、例えば、形状測定部222は、算出した拡大率に基づいて、第1撮像画像及び第2撮像画像の同一座標に対応する測定対象物Wの位置が同じになるように、第1撮像画像及び第2撮像画像の少なくともいずれかの拡大又は縮小を行う。
また、形状測定部222は、第1撮像画像に対応する測定対象物Wの撮像範囲に対する、第2撮像画像に対応する測定対象物Wの撮像範囲の拡大率を算出することとしたが、これに限らない。予め、記憶部21に、拡大率を示す情報を記憶させておき、形状測定部222が当該情報を参照して拡大率を特定してもよい。
[本実施形態における効果]
以上の通り、本実施形態に係る形状測定装置20は、1つの画素に対応する測定対象物Wの測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、画素サイズが第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得し、測定対象物Wの同一位置に対応する第1撮像画像内の画素の第1画素値と第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、測定対象物Wの形状を測定する。このようにすることで、形状測定装置20は、参照面16に対する形状偏差が大きい測定対象物Wの形状を測定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 干渉計
11 光源
12 レンズ
13 ピンホール
14 ビームスプリッタ
15 レンズ
16 参照面
17 結像レンズ
18 カメラ
19 ビームスプリッタ
20 形状測定装置
21 記憶部
22 制御部
221 画像取得部
222 形状測定部
S 測定システム

Claims (8)

  1. 干渉計において測定の基準となる参照光と測定対象物からの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて前記測定対象物の形状を測定する形状測定装置であって、
    1つの画素に対応する前記測定対象物の測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、前記画素サイズが前記第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得する画像取得部と、
    前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定する形状測定部と、
    を有する形状測定装置。
  2. 前記画像取得部は、前記干渉計において撮像素子に参照光及び測定光を結像させる結像レンズの倍率を変更することにより、前記撮像素子が生成した前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを取得する、
    請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記画像取得部は、前記干渉計に設けられた第1撮像素子が生成した前記第1撮像画像を取得するとともに、前記干渉計に設けられ、前記第1撮像素子とは異なる第2撮像素子が生成した前記第2撮像画像を取得する、
    請求項1に記載の形状測定装置。
  4. 前記形状測定部は、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかの座標変換又はデータ補完を行うことにより、前記第1撮像画像に対応する座標系と、前記第2撮像画像に対応する座標系とを同一の座標系に統一し、統一した後の前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  5. 前記形状測定部は、前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定するとともに、前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定し、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、前記第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とのうち、相対的に高い振幅値を選択し、前記複数の位置のそれぞれにおいて選択した振幅値に対応する前記測定対象物の測定結果を前記測定対象物の形状を示す情報とすることにより、前記測定対象物の形状を測定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  6. 前記形状測定部は、前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定するとともに、前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づいて前記測定対象物の形状及び干渉縞の振幅値を測定し、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に対応する干渉縞の振幅値と、前記第2画素値に対応する干渉縞の振幅値とに基づいて、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2画素値に基づく測定結果とを合成することにより、前記測定対象物の形状を測定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  7. 前記形状測定部は、前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2撮像画像内の画素の前記第2画素値に基づく測定結果とのうち、相対的に大きい前記干渉縞の振幅値に対応する測定結果が強く反映されるように前記第1画素値に基づく測定結果と前記第2画素値に基づく測定結果とを合成することにより、前記測定対象物の形状を測定する、
    請求項6に記載の形状測定装置。
  8. 干渉計において測定の基準となる参照光と測定対象物からの反射又は透過によって生じる測定光とが干渉した結果に基づいて前記測定対象物の形状を測定するコンピュータが実行する、
    1つの画素に対応する前記測定対象物の測定面の範囲を示す画素サイズが第1画素サイズである複数の画素により構成された第1撮像画像と、前記画素サイズが前記第1画素サイズと異なる第2画素サイズである複数の画素により構成された第2撮像画像とを取得するステップと、
    前記測定対象物の同一位置に対応する前記第1撮像画像内の画素の第1画素値と前記第2撮像画像内の画素の第2画素値とに基づいて、前記測定対象物の形状を測定するステップと、
    を有する形状測定方法。
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