JP2021139578A - 室外機および空気調和機 - Google Patents

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Kazuyuki Mibu
和志 壬生
圭司 原田
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圭司 原田
喜浩 谷口
Yoshihiro Taniguchi
喜浩 谷口
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Abstract

【課題】従来の室外機と比べて、電装箱内での発火のリスクが低減されながらも、制御部の信頼性が高められた室外機を提供する。【解決手段】室外機100は、空気調和機の圧縮機2および室外熱交換器3を収容する室外機である。室外機100は、室外熱交換器に送風する第1送風機4と、圧縮機2を制御する制御部5と、室外熱交換器3および第1送風機4を収容する第1空間R1と制御部を収容する第2空間R2とを区画している電装箱11と、第2空間R2に配置されているヒートシンク8と、第2空間R2に配置されておりかつヒートシンク8に送風する第2送風機9と、第1空間R1に配置されており、かつ電装箱11を介して制御部5およびヒートシンク8と熱的に接続された冷媒配管10とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、室外機および空気調和機に関する。
従来、圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内熱交換器で構成した冷凍空調装置がある。また、この種の冷凍空調装置の室外機には、圧縮機を収容する機械室、室外熱交換器および室外送風機を収容する熱交換室、および圧縮機を制御する制御部を収容する電装箱とが設けられている。一般的な電装箱には、電装箱内を放熱するために、開口部が設けられている。これにより、室外送風機が動作したときに、空気が開口部を通って熱交換室と電装箱との間を流出入し、電装箱内の熱が放熱される。
国際公開第2013/001829号(特許文献1)には、冷媒配管が電装箱内において制御部品とは離れた位置に配置された室外機が開示されており、該室外機では、該冷媒配管内を流通する冷媒は電装箱内の空気を冷却し、制御部品は空気を介して冷却される。
国際公開第2013/001829号
電装箱に開口部が設けられた室外機では、プリント配線板のショート等を引き起こして制御部の信頼性を低下させるおそれのある異物が開口部を介して電装箱内に侵入することを防止するための対策が求められる場合がある。この場合、電装箱内の放熱が十分に行われず、制御部の信頼性を低下させるおそれがある。
また、特許文献1の室外機では、冷媒が電装箱内で漏れるリスクを考慮して、可燃性冷媒を使用することは困難である。可燃性冷媒が電装箱内で漏れた場合には、発火のリスクがあるためである。
本開示の主たる目的は、従来の室外機と比べて、電装箱内での発火のリスクが低減されながらも、制御部の信頼性が高められた室外機および空気調和機を提供することにある。
室外機は、空気調和機の圧縮機および室外熱交換器を収容する室外機である。室外機は、室外熱交換器に送風する第1送風機と、圧縮機を制御する制御部と、室外熱交換器および第1送風機を収容する第1空間と制御部を収容する第2空間とを区画している電装箱と、第2空間に配置されているヒートシンクと、第2空間に配置されておりかつヒートシンクに送風する第2送風機と、第1空間に配置されており、かつ電装箱を介して制御部およびヒートシンクと熱的に接続された冷媒配管とを備える。
本開示によれば、従来の室外機と比べて、電装箱内での発火のリスクが低減されながらも、制御部の信頼性が高められた室外機および空気調和機を提供できる。
実施の形態1に係る室外機の断面図である。 図1に示される室外機の電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材の斜視図である。 図2に示される冷却プレートおよび冷媒配管の斜視図である。 図2に示される電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材と、電装箱内の空気の流れとを示す平面図である。 実施の形態2に係る室外機の部分断面図である。 実施の形態3に係る室外機の冷却プレートを示す斜視図である。 実施の形態3に係る室外機の冷却プレートの変形例を示す斜視図である。 実施の形態4に係る室外機の電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材の斜視図である。 実施の形態4に係る室外機の電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材の分解斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の冷却プレートおよび冷媒配管の変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材の変形例を示す平面図である。 実施の形態1に係る室外機の電装箱、冷媒配管、および電装箱内に収容されている各部材の他の変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る室外機の電装箱および電装箱内に収容されている各部材のさらに他の変形例を示す斜視図である。 実施の形態5に係る空気調和機の冷媒回路を示す図である。
以下、図面を参照して、本実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。また、説明の便宜上、互いに交差するX方向、Y方向、およびZ方向が導入されている。Z方向は、上下方向に沿っている。
実施の形態1.
実施の形態1に係る室外機100は、空気調和機の室外機である。図1および図2に示されるように、室外機100は、ケーシング1、圧縮機2、室外熱交換器3、第1送風機4、制御部5、箱部6、板部7、ヒートシンク8、第2送風機9、および冷媒配管10を主に備える。
ケーシング1は、室外機100の外郭を成している。圧縮機2、室外熱交換器3、第1送風機4、制御部5、箱部6、板部7、ヒートシンク8、第2送風機9、および冷媒配管10は、ケーシング1の内部に配置されている。ケーシング1の内部は、箱部6および板部7により、熱交換室としての第1空間R1と、箱部6の内部空間である第2空間R2とに区画されている。箱部6および板部7は、第1空間R1と第2空間R2とを区画する電装箱11を構成している。室外熱交換器3、第1送風機4、および冷媒配管10は、第1空間R1に配置されている。制御部5、ヒートシンク8、および第2送風機9は、第2空間R2に配置されている。
ケーシング1には、第1空間R1とケーシング1の外部空間との間で空気を流出入するための吸気口1Aと排気口1Bとが設けられている。図1に示されるように、吸気口1Aは、少なくともX方向を向いて開口している。吸気口1Aは、例えばX方向およびY方向を向いて開口している。図1に示されるように、排気口1Bは、Z方向を向いて開口している。第1空間R1は、ケーシング1の外部空間と連通している。第1空間R1は、第2空間R2よりも上方に配置されている。
第2空間R2は、電装箱11の箱部6により、密閉されている。ここで、密閉されているとは、水などの液体、腐食ガスなどの気体、塵埃または小動物などが第2空間R2内へ侵入することを制限できる状態を意味する。電装箱11には、例えば開口幅が3mm未満である隙間が設けられていてもよい。言い換えると、電装箱11の箱部6および板部7において、開口幅が3mm未満の隙間は許容される。このような電装箱も、開口幅が3mm以上である隙間が設けられている電装箱と比べて、小動物などの第2空間R2内への侵入を制限できる。
なお、電装箱11には図示しない開口部が設けられている。この図示しない開口部には、制御部5と圧縮機2とを接続する配線および制御部5と第1送風機4とを接続する配線が挿通されている。上記図示しない開口部と上記配線との隙間は、ブッシュ等の閉塞部材により塞がれている。上記図示しない開口部と上記配線との隙間が塞がれているとは、最大幅が3mm以上である物が当該開口部を介して第2空間R2内に侵入しないことを意味する。上記ブッシュは、例えばゴム製である。
圧縮機2は、ケーシング1の底面に配置されている。圧縮機2は、例えば図示しない機械室内に配置されている。該機械室は、例えば、第1空間R1と図示しない仕切り部材により区画されており、かつ第2空間R2と電装箱11により区画されている。なお、後述する空気調和機200の四方弁12および減圧装置13は、例えば機械室に配置されている。
室外熱交換器3および第1送風機4は、第1空間R1内において吸気口1Aから排気口1Bに至る空気の流路上に配置されている。室外熱交換器3では、吸気口1Aから第1空間R1内に流入した空気と冷媒とが熱交換する。第1送風機4は、例えば室外熱交換器3よりも上方に配置されている。第1送風機4は、例えば回転軸がZ方向に沿って延びている軸流ファンを有している。
制御部5は、圧縮機2を駆動および制御する。制御部5は、例えば圧縮機2の駆動周波数を制御して、圧縮機2が単位時間当たりに吐出する冷媒量を制御する。制御部5は、パワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、パワーリレー5C、およびプリント配線板5Dを含む。パワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、およびパワーリレー5Cは、プリント配線板5Dに実装されている。なお、制御部5は、リアクトルおよびセメント抵抗などをさらに含んでいてもよい。
パワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、パワーリレー5C、およびプリント配線板5Dは、第2送風機9によって第2空間R2内に形成される気流上に配置されている。パワー半導体素子5Aは、例えばプリント配線板5Dの裏面(S面)に実装されている。パワー半導体素子5Aの放熱面は、電装箱11において第2空間R2に面している第2面11Bと接触している。なお、パワー半導体素子5Aの放熱面は、熱伝導グリスまたは熱伝導シートなどの熱伝導部材を介して第2面6Bと熱的に接続されていてもよい。
プリント配線板5Dは、例えば長手方向および短手方向を有している。パワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、およびパワーリレー5Cは、例えば長手方向に並んで配置されている。プリント配線板5Dの長手方向は、例えばZ方向に沿っている。プリント配線板5Dの短手方向は、例えばY方向に沿っている。
パワー半導体素子5Aは、例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)および金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのスイッチング素子である。パワー半導体素子5Aの半導体材料は、任意のワイドバンドギャップ半導体材料を含んでいればよいが、例えば珪素(Si)、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)またはダイヤモンドを含んでいる。パワー半導体素子5Aは、複数のパワー半導体素子が1つのパッケージに集約されたパワーモジュールであってもよい。
なお、制御部5は、例えば、圧縮機2に加えて第1送風機4および第2送風機9をも駆動および制御する。プリント配線板5Dの長手方向がY方向に沿っており、かつプリント配線板5Dの短手方向がX方向に沿っていてもよい。
電装箱11の箱部6および板部7は、室外熱交換器3および第1送風機4よりも下方に配置されている。電装箱11は、第1空間R1に面している第1面11Aと、第2空間R2に面している第2面11Bとを有している。箱部6は、電装箱11の第2面11Bを成している第2面6Bと、第2面6Bとは反対側に位置する第3面6Aとを有している。板部7は、電装箱11の第1面11Aを成している第1面7Aと、第1面7Aとは反対側に位置する第4面7Bとを有している。板部7の第4面7Bは、箱部6の第3面6Aと接触している。第1面7Aは、冷媒配管10と熱的に接続されている。第1面7Aは、例えば第1送風機4によって第1空間R1内に形成される気流に面している。s第2面6Bは、パワー半導体素子5Aおよびヒートシンク8と熱的に接続されている。
板部7は、例えばねじなどの固定部材によって箱部6に固定されている。なお、板部7の第4面7Bは、熱伝導グリスまたは熱伝導シートなどの熱伝導部材を介して箱部6の第3面6Aと熱的に接続されていてもよい。
箱部6を構成する材料は、耐食性に優れた任意の材料であればよいが、例えばアルミニウム(Al)などの比較的高い熱伝導性を有する金属材料を含む。板部7を構成する材料は、比較的高い熱伝導性を有する任意の材料であればよいが、例えばAlなどの耐食性に優れた金属材料を含む。板部7を構成する材料の熱伝導率は、例えば箱部6を構成する材料の熱伝導率よりも高い。
電装箱11の第1面7Aと第2面6Bとの間の厚みは、電装箱11の他の部分の、第1空間R1に面している面と当該面とは反対側に位置し第2空間R2に面している面との間の厚みよりも厚い。板部7の第1面7Aと第4面7Bとの間の厚みは、例えば箱部6の第2面6Bと第3面6Aとの間の厚みよりも厚い。板部7の熱容量は、例えば箱部6の熱容量よりも大きい。板部7は、箱部6を冷却する冷却プレートとして機能する。
ヒートシンク8は、例えば箱部6の第2面6Bに固定されている。ヒートシンク8は、第2面6Bに接触している根元部と、該根元部と熱的に接続されている複数のフィンとを含む。根元部および複数のフィンは、例えば一体として成型されている。ヒートシンク8は、例えばZ方向において制御部5と間隔を隔てて配置されている。なお、ヒートシンク8は、少なくとも1つのフィンを有していればよく、フィンの数、形状、およびサイズはヒートシンク8が放熱すべき熱量に応じて任意に設定される。
ヒートシンク8は、第2送風機9によって第2空間R2内に形成される気流と効率的に熱交換するように設けられている。ヒートシンク8の各フィンは、例えばZ方向に並んで配置されている。ヒートシンク8の各フィンは、Y方向に沿って延在している。各フィンの放熱面は、Y方向に沿って延在している。各フィンのY方向に垂直な断面形状は、例えば三角波形状である。各フィンのZ方向の幅は、例えば上記根元部からX方向に離れるにしたがって徐々に狭くなっている。ヒートシンク8は、Z方向において制御部5と間隔を隔てて配置されている。
ヒートシンク8を構成する材料は、比較的高い熱伝導率を有する任意の材料であればよいが、例えばAlおよび銅(Cu)の少なくともいずれかを含む。
第2送風機9は、ヒートシンク8の各フィンの延在方向においてヒートシンク8と並んで配置されている。第2送風機9は、ヒートシンク8の各フィンの延在方向に送風する。図1〜図4に示される各フィンの延在方向はY方向に沿っているため、第2送風機9は、ヒートシンク8とY方向に並んで配置されており、かつY方向に送風する。第2送風機9は、例えば回転軸がY方向に沿って延びている軸流ファンを有している。
第2送風機9は、例えば制御部5とZ方向に並んで配置されている。第2送風機9は、例えば箱部6のY方向の両端部から間隔を隔てて配置されており、かつ箱部6のX方向の両端部から間隔を隔てて配置されている。第2送風機9は、例えば箱部6の第2面6Bに固定されている。
図4において矢印で示されるように、第2送風機9が動作しているときに、第2空間R2内を循環する気流が形成される。第2送風機9から吹き出された空気は、ヒートシンク8の各フィンの周囲を通った後、制御部5の周囲を通り、第2送風機9に吸い込まれ、第2空間R2内を循環する。第2送風機9によって形成される気流において、ヒートシンク8は制御部5よりも上流側に配置されている。ヒートシンク8の各フィンの周囲にはY方向に沿った気流が生じる。さらに、パワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、パワーリレー5Cおよびプリント配線板5Dの周囲にも気流が生じる。
制御部5、ヒートシンク8および第2送風機9の各々は、箱部6に任意の方法により固定されていればよいが、例えばねじ留めまたは接着により固定されている。
図1〜図3に示されるように、冷媒配管10は、板部7の第1面7Aに沿って配置されており、かつ第1面7Aと熱的に接続されている。冷媒配管10の外周面は、例えば第1面7Aにロウ付けされている。冷媒配管10は、第1面7Aと交差する方向から視て制御部5のパワー半導体素子5Aと重なるように配置された部分を有している。冷媒配管10は、第1面7Aと交差する方向から視てヒートシンク8とは重ならないように配置されている。
なお、冷媒配管10は、第1面7Aと交差する方向から視て制御部5の電解コンデンサ5Bおよびパワーリレー5Cの少なくともいずれかと重なるように配置された部分を有していてもよい。
冷媒配管10は、少なくとも1つの湾曲部を有している。冷媒配管10は、例えばY方向に沿って直線状に延びる2つの直管部と、2つの直管部間を接続している1つの湾曲部とを有している。言い換えると、冷媒配管10は、U字管を有している。図1〜図4に示されるように、冷媒配管10の複数の直管部は、第1面7Aと交差する方向から視て制御部5のパワー半導体素子5Aと重なるように配置されている。
図3に示されるように、冷媒配管10の湾曲部は、第1面7Aと交差する方向から視て板部7とは重ならないように配置されている。なお、冷媒配管10の湾曲部は、第1面7Aと交差する方向から視て、板部7と重なるように配置されていてもよく、パワー半導体素子5Aと重なるように配置されていてもよい。
なお、冷媒配管10は、例えば複数の直管部と、複数の直管部間を接続している複数の湾曲部とを有していてもよい。言い換えると、冷媒配管10は、複数のU字管が直列に接続された部分を有していてもよい。
冷媒配管10は、室外機100を備える空気調和機200(図15参照)において、圧縮機2、室外熱交換器3、減圧装置13、および室内熱交換器14を含む冷媒回路の一部を構成している。冷媒配管10には、上記冷媒回路を循環する冷媒が流通する。冷媒配管10を流れる冷媒の温度は、パワー半導体素子5Aの最高動作温度よりも低い。冷媒配管10は、例えば冷媒回路において減圧装置13と室内熱交換器14との間に配置されている。この場合、冷媒配管10には、凝縮器にて凝縮された冷媒または凝縮された後に減圧装置13にて減圧された冷媒が流通する。
冷媒配管10を構成する材料は、比較的高い熱伝導率を有する任意の材料であればよいが、例えばAlおよびCuの少なくともいずれかを含む。
室外機100は、空気調和機の圧縮機2および室外熱交換器3を収容する室外機である。室外機100は、第1送風機4、制御部5、電装箱11の箱部6および板部7、ヒートシンク8、第2送風機9、ならびに冷媒配管10を主に備える。第1送風機4は、室外熱交換器3に送風する。制御部5は、圧縮機2を制御する。電装箱11は、室外熱交換器3および第1送風機4を収容する第1空間R1と制御部5を収容する第2空間R2とを区画している。ヒートシンク8は、上記第2空間R2に配置されている。第2送風機9は、第2空間R2に配置されておりかつヒートシンク8に送風する。冷媒配管10は、第1空間R1に配置されており、かつ制御部5およびヒートシンク8と電装箱11を介して熱的に接続されている。第2空間R2は、密閉されている。
最大幅が3mm以上である異物が第2空間R2内に侵入した場合、当該異物がプリント配線板5Dのショート等を引き起こし、制御部5の信頼性が損なわれるおそれがある。これに対し、室外機100では、第2空間R2が上述のように密閉されているため、最大幅が3mm以上である異物は第2空間R2内に侵入しない。そのため、室外機100では、上記異物に起因した制御部5の信頼性の低下が抑制されている。
さらに、室外機100は、密閉された第2空間R2内を放熱するために、板部7、ヒートシンク8、第2送風機9、および冷媒配管10を備えている。ヒートシンク8の複数のフィンおよび第2送風機9は第2空間R2に配置されているため、第2空間R2内の熱は第2送風機9により第2空間R2内に生じる気流を介してヒートシンク8に伝えられる。ヒートシンク8は、箱部6を介して、第1空間R1に配置されている板部7および冷媒配管10と熱的に接続されているため、ヒートシンク8に伝えられた熱は箱部6および板部7を介して冷媒配管10内を流れる冷媒に伝えられる。また、ヒートシンク8を通過した空気は、ヒートシンク8に流れる前と比べて温度が低下して密度が上昇するため、第2空間R2の下方に流れ、制御部5の周囲を流れる。制御部5を通過した空気は、制御部5に流れる前と比べて温度が上昇して密度が低下するため、第2空間R2の上方に流れ、第2送風機9によって再びヒートシンク8に送られる。このような熱対流は、空気調和機が動作している間維持される。
このようにして、室外機100では、空気調和機が動作しているときに、密閉された第2空間R2内に生じた熱が強制冷却される。これにより、室外機100では、密閉された第2空間R2内の空気の温度が制御部5の最高動作温度以下に維持され得るため、熱に起因した制御部5の信頼性の低下も抑制されている。
さらに、室外機100では、冷媒配管10が第2空間R2内に配置されておらず第1空間R1に配置されている。そのため、仮に冷媒配管10から冷媒が漏れても、該冷媒が電装箱11内に流入して発火するリスクは、冷媒配管が電装箱内に通されている従来の室外機と比べて、大幅に低減されている。そのため、室外機100は、可燃性冷媒が充填された冷媒回路を備える空気調和機にも好適である。
以上のように、室外機100では、従来の室外機と比べて、電装箱内での発火のリスクが低減されながらも、制御部5の信頼性が高められている。
上記室外機100では、第1面7Aと交差する方向から視て、冷媒配管10は、制御部5とは重なるが、ヒートシンク8とは重ならないように配置されている。このような室外機100では、冷媒配管10がヒートシンク8とも重なるように配置されている室外機100と比べて、第2空間R2内においてヒートシンク8の周囲の温度がケーシング1の外部空間の空気の温度(外気温度)より低い温度にまで低下しにくく、電装箱11内において上記強制冷却に起因した結露が生じにくい。
具体的には、ヒートシンク8の到達温度は制御部5の最高動作温度よりも低いため、冷媒配管10の冷却能力が制御部5を十分に冷却できるように設定されると、該冷却能力はヒートシンク8に対する冷却能力としては過剰となる。そのため、冷媒配管10が第1面7Aと交差する方向から視て制御部5およびヒートシンク8と重なるように配置されており、かつ該冷媒配管10を流れる冷媒温度が0度程度の低温である場合、制御部5の周囲の温度は外気温度よりも低くなりにくく結露が生じにくいが、ヒートシンク8の周囲の温度が外気温度よりも低くなって結露が生じるおそれがある。これに対し、室外機100では、冷媒配管10はヒートシンク8とは重ならないように配置されているため、冷媒配管10がヒートシンク8とも重なるように配置されている室外機100と比べて、電装箱11内において上記強制冷却に起因した結露が生じにくい。
上記室外機100では、ヒートシンク8がZ方向において制御部5と間隔を隔てて配置されている。このような室外機100では、ヒートシンク8がZ方向において制御部5と間隔を隔てずに並んで配置されている室外機100と比べて、パワー半導体素子5Aに生じた熱が板部7を介してヒートシンク8に伝わりにくく、ヒートシンク8の周囲を効率よく放熱できる。特に、ヒートシンク8がZ方向において制御部5と間隔を隔てずに並んで配置されており、かつ冷媒配管10を流れる冷媒の温度が50度程度の高温である場合には、冷媒配管10の冷却能力はヒートシンク8に対する冷却能力としては不足し、ヒートシンク8の周囲が十分に放熱されないおそれがある。これに対し、室外機100では、ヒートシンク8がZ方向において制御部5と間隔を隔てて配置されているため、ヒートシンク8がZ方向において制御部5と間隔を隔てて配置されている室外機100と比べて、パワー半導体素子5Aに生じた熱が板部7を介してヒートシンク8に伝わりにくく、ヒートシンク8の周囲を効率よく放熱できる。
実施の形態2.
図5に示されるように、実施の形態2に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるが、箱部6に開口部6Cが設けられており、板部7が開口部6Cを塞いでおりかつ電装箱11の第1面11Aおよび第2面11Bを有している点で、室外機100とは異なる。異なる観点から言えば、実施の形態2に係る室外機は、第2空間R2に面しかつ制御部5およびヒートシンク8が熱的に接続されている電装箱11の第2面11Bが箱部6ではなく板部7に形成されている点で、室外機100とは異なる。
開口部6Cを平面視したときに、制御部5、ヒートシンク8、および第2送風機9は、開口部6Cよりも内側に配置される。開口部6Cは、任意の方法で形成され得るが、例えば箱部6に成型される前の板状部材に対するプレス加工により形成されている。開口部6Cは、板部7によって塞がれている。第2空間R2は、電装箱11によって密閉されている。開口部6Cと板部7との間には、例えば図示しないシール材が挿入されている。
板部7は、電装箱11の第1面11Aを成している第1面7Aと、電装箱11の第2面11Bを成している第2面7Bとを有している。第1面7Aは、冷媒配管10と熱的に接続されている。第2面7Bは、パワー半導体素子5Aの放熱面およびヒートシンク8の根元部と熱的に接続されている。第2面7Bは、例えば熱伝導グリスおよび熱伝導シートなどの熱伝導部材を介して、パワー半導体素子5Aの放熱面およびヒートシンク8の上記根元部と熱的に接続されている。なお、第2面7Bは、パワー半導体素子5Aの放熱面およびヒートシンク8の上記根元部と接触していてもよい。
板部7は、例えば第2面7Bと交差する方向から視て、制御部5の全体と重なるように設けられている。
実施の形態2に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるため、室外機100と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態2に係る室外機では、パワー半導体素子5Aおよびヒートシンク8が、箱部6を介さずに板部7のみを介して冷媒配管10と熱的に接続されている。そのため、実施の形態2におけるパワー半導体素子5Aおよびヒートシンク8から冷媒配管10への放熱効率は、実施の形態1におけるそれと比べて、高い。
実施の形態3.
図6に示されるように、実施の形態3に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるが、板部7に溝7Cが設けられている点で、室外機100とは異なる。
制御部5は、Z方向においてヒートシンク8と間隔を隔てて配置されている。電装箱11の第1面11Aと交差する方向から視て、板部7は、制御部5と重なる第1領域71と、ヒートシンク8と重なる第2領域72と、Z方向において第1領域71と第2領域72との間に位置する第3領域73とを有している。溝7Cは、第3領域73に形成されている。溝7Cは、例えば第1面7Aに対して凹んでいる。つまり、第3領域73のZ方向に垂直な断面積の最小値は、第1領域71および第2領域72のZ方向に垂直な断面積の最小値よりも小さくなる。溝7C内は、例えば空気などの板部7を構成する材料よりも熱伝導率が低い材料で満たされる。そのため、第3領域73の熱抵抗値は、第1領域71および第2領域72の各熱抵抗値よりも高い。したがって、第1領域71と第2領域72との間で熱は伝わりにくい。
溝7Cは、第1面7Aに沿っておりかつZ方向と交差するY方向に沿って延びている。溝7Cは、板部7のY方向の一端から他端まで延びている。
実施の形態3に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるため、室外機100と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態3に係る室外機では、第3領域73の熱抵抗値が第1領域71および第2領域72の各熱抵抗値よりも高いため、実施の形態1に係る室外機100と比べて、板部7の第1領域71と第2領域72との間の熱伝導が起こりにくい。特に、第1領域71において第1空間R1側に位置する部分と第2領域72において第1空間R1側に位置する部分との間の熱伝導が起こりにくい。その結果、図6に示される板部7を備える室外機では、冷媒配管10を流れる冷媒温度が0度程度の低温である場合にも、室外機100と比べて、第2領域72の温度が外気温度よりも低くなりにくいため、電装箱11内において上記強制冷却に起因した結露が生じにくい。
図7に示されるように、溝7Cは、板部7の第2面7Bに対して凹んでいてもよい。このようにしても、第3領域73の熱抵抗値が第1領域71および第2領域72の各熱抵抗値よりも高くなるが、特に、第1領域71において第2空間R2側に位置する部分と第2領域72において第2空間R2側に位置する部分との間の熱伝導が起こりにくい。その結果、図7に示される板部7を備える室外機では、冷媒配管10を流れる冷媒温度が50度程度の高温である場合にも、室外機100と比べて、第1領域71から第2領域72への熱伝導が起こりにくいため、パワー半導体素子5Aに生じた熱はヒートシンク8に伝わりにくく、ヒートシンク8の周囲を効率よく放熱できる。
なお、実施の形態2に係る室外機においても、板部7に溝7Cが設けられていてもよい。言い換えると、実施の形態3に係る室外機は、板部7に溝7Cが設けられている点を除いて、実施の形態2に係る室外機と同様の構成を備えていてもよい。
実施の形態4.
図8および図9に示されるように、実施の形態4に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるが、電装箱11が開口部6Cが設けられている箱部6とヒートシンク8と一体に成型された板部7とを含み、ヒートシンク8が開口部6Cに通されており、かつヒートシンク8および板部7が開口部6Cを塞いでいる点で、室外機100とは異なる。
板部7およびヒートシンク8は、押し出し加工またはダイキャスト加工などによって、一体に成型されている。ヒートシンク8の複数のフィンは、板部7において第1面7Aとは反対側に位置する第4面7Bに対して突出しており、開口部6Cに通されている。板部7の第4面7Bは、箱部6の第2面6Bとは反対側に位置する第3面6Aと接触している。板部7は、例えばねじ止めなどによって箱部6に固定されている。開口部6Cは、板部7によって塞がれている。第2空間R2は、電装箱11によって密閉されている。開口部6Cと板部7との間には、例えばシール材が挿入されている。
実施の形態4に係る室外機は、実施の形態1に係る室外機100と基本的に同様の構成を備えるため、室外機100と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態4に係る室外機では、板部7およびヒートシンク8が一体として成型されているため、別体として成型された板部7およびヒートシンク8を備える室外機100と比べて、ヒートシンク8を板部7に固定する工程が削減されるため、製造コストを削減できる。
さらに、実施の形態4に係る室外機では、ヒートシンク8が箱部6を介さずに板部7に熱的に接続されている。そのため、実施の形態4に係る室外機においてヒートシンク8から板部7への放熱効率は、ヒートシンク8が箱部6を介して板部7に熱的に接続されている室外機100におけるヒートシンク8から板部7への放熱効率と比べて、高い。
なお、実施の形態3に係る室外機においても、電装箱11が開口部6Cが設けられている箱部6とヒートシンク8と一体に成型された板部7とを含み、ヒートシンク8が開口部6Cに通されており、かつヒートシンク8および板部7が開口部6Cを塞いでいてもよい。言い換えると、実施の形態4に係る室外機は、電装箱11が開口部6Cが設けられている箱部6とヒートシンク8と一体に成型された板部7とを含み、ヒートシンク8が開口部6Cに通されており、かつヒートシンク8および板部7が開口部6Cを塞いでいる点を除いて、実施の形態3に係る室外機と同様の構成を備えていてもよい。この場合、溝7Cは、開口部6Cと重ならないように、開口部6Cよりも外側に配置される。
また、実施の形態2に係る室外機において、電装箱11は開口部6Cが設けられている箱部6とヒートシンク8と一体に成型された板部7とを含んでいてもよい。
<変形例>
図10に示されるように、実施の形態1〜4のいずれかに係る室外機では、板部7の第1面7Aに溝7Cが形成されており、冷媒配管10の少なくとも一部が溝7C内に配置されていてもよい。冷媒配管10において溝7Cの内部に配置されている面の少なくとも一部は、溝7Cの内面と面接触している。好ましくは、冷媒配管10において溝7Cの内部に配置されている面の全部は、溝7Cの内面と面接触している。冷媒配管10は、例えば溝7Cに対してカシメ加工により固定されている。
図11に示されるように、実施の形態1〜4のいずれかに係る室外機は、複数のヒートシンク8および複数の第2送風機9を備えていてもよい。複数のヒートシンク8は、Y方向において制御部5を挟むように配置されている。各第2送風機9は、各ヒートシンク8とZ方向に並んで配置されており、各ヒートシンク8よりも下方に配置されている。各第2送風機9は、Z方向の上方に送風する。このようにすれば、一方の第2送風機9および上記熱対流によって生じる気流が制御部5のパワー半導体素子5Aの周囲に形成されるとともに、他方の第2送風機9および上記熱対流によって生じる気流が制御部5の電解コンデンサ5Bおよびパワーリレー5Cの周囲に形成される。そのため、図11に示される複数のヒートシンク8および複数の第2送風機9による放熱効果は、図4に示される1つのヒートシンク8および1つの第2送風機9による放熱効果よりも高い。
図11に示されるように、実施の形態1〜4に係る室外機において、冷媒配管10はZ方向に沿って延在していてもよい。また、冷媒配管10は、例えばI字管(直管)であってもよい。
図12に示されるように、実施の形態1〜4に係る室外機において、第2面11Bと交差する方向から視て、冷媒配管10はパワー半導体素子5A、電解コンデンサ5B、およびパワーリレー5Cと重なるように配置されていてもよい。冷媒配管10の延在方向は、第2送風機9の送風方向と交差していてもよい。
図13に示されるように、実施の形態1〜4に係る室外機において、第2送風機9、ヒートシンク8、および制御部5は、第2送風機9の送風方向において互いに間隔を隔てて並んで配置されていてもよい。第2送風機9は、ヒートシンク8および制御部5に送風する。制御部5は、例えば第2送風機9の送風方向においてヒートシンク8よりも下流側に配置されている。第2送風機9、ヒートシンク8、および制御部5は、例えばZ方向において互いに間隔を隔てて配置されている。第2送風機9は、例えばヒートシンク8よりも上方に配置されている。制御部5は、例えばヒートシンク8よりも下方に配置されている。
図13に示されるように、実施の形態1〜4に係る室外機において、制御部5のパワー半導体素子5A、電解コンデンサ5Bおよびパワーリレー5Cは、例えば第2送風機9の送風方向に並んで配置されていてもよい。パワー半導体素子5Aは、例えば第2送風機9の送風方向において電解コンデンサ5Bおよびパワーリレー5Cよりも上流側に配置されている。
また、実施の形態1〜4に係る室内機において、熱的に接続されている2つの部材は、互いに接触していてもよいし、熱伝導グリスおよび熱伝導シートなどの熱伝導部材を介して熱的に接続されていてもよい。
実施の形態5.
実施の形態5に係る空気調和機200は、実施の形態1〜4のいずれかに係る室外機を備える空気調和機である。図14は、実施の形態1に係る室外機100を備える空気調和機200の冷媒回路を示す図である。図14に示されるように、空気調和機200は、室外機100および室内機110を備える。室外機100は、少なくとも2つの冷媒配管を介して室内機110と接続されている。室外機100は、例えば圧縮機2、室外熱交換器3、四方弁12、減圧装置13、および冷媒配管10を備える。この場合、室外熱交換器3および冷媒配管10は、上記第1空間R1に配置される。四方弁12および減圧装置13は、例えば圧縮機2とともに図示しない機械室に配置される。冷媒配管10は、例えば冷媒回路において減圧装置13と室内熱交換器14との間に配置されている。この場合、冷媒配管10には、凝縮器にて凝縮された冷媒または凝縮された後に減圧装置13にて減圧された冷媒が流通する。
なお、冷媒回路における冷媒配管10の位置は、減圧装置13と室内熱交換器14との間に限られるものではない。冷媒配管10は、冷媒回路において室外熱交換器3と減圧装置13との間に配置されてもよい。また、冷媒配管10は、冷媒回路において四方弁12と室内熱交換器14との間に配置されていてもよい。
室内機110は、例えば室内熱交換器14および室内送風機15を備える。空気調和機200では、四方弁12によって、暖房運転と冷房運転とが切り換えられる。図14中の実線の矢印は、暖房運転時の冷媒の流通方向を示す。図14中の点線の矢印は、冷房運転時の冷媒の流通方向を示す。暖房運転時には、冷媒が圧縮機2、四方弁12、室内熱交換器14、冷媒配管10、減圧装置13、および室外熱交換器3を、当該記載順に循環する。冷房運転時には、冷媒が圧縮機2、四方弁12、室外熱交換器3、減圧装置13、冷媒配管10、および室内熱交換器14を、当該記載順に循環する。なお、図14では、制御部5と圧縮機2とを接続する配線20および制御部5と第1送風機4とを接続する配線20が図示されている。
空気調和機200は、従来の室外機と比べて制御部5の信頼性が高められた室外機100を備えているため、従来の室外機を備える空気調和機と比べて、信頼性が高められている。なお、上記冷媒は、可燃性冷媒であってもよい。室外機100では、上述のように第2空間R2が密閉されており、かつ冷媒配管10が第2空間R2に配置されていないため、仮に室外機100の第1空間R1または機械室において可燃性冷媒が上記冷媒回路から漏洩した場合にも、当該漏洩した可燃性冷媒の第2空間R2への侵入が抑制されている。その結果、空気調和機200では、第2空間R2内での発火が起こりにくい。つまり、空気調和機200では、従来の室外機を備える空気調和機と比べて、信頼性および安全性の双方が同時に高められている。
以上のように本開示の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本開示の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本開示の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
1 ケーシング、1A 吸気口,1B 排気口、2 圧縮機、3 室外熱交換器、4 第1送風機、5 制御部、5A パワー半導体素子、5B 電解コンデンサ、5C パワーリレー、5D プリント配線板、6 箱部、7 板部、8 ヒートシンク、9 第2送風機、10 冷媒配管、11 電装箱、7A,11A 第1面、6B,7B,11B 第2面、12 四方弁、13 減圧装置、14 室内熱交換器、15 室内送風機、100 室外機、200 空気調和機。

Claims (10)

  1. 空気調和機の圧縮機および室外熱交換器を収容する室外機であって、
    前記室外熱交換器に送風する第1送風機と、
    前記圧縮機を制御する制御部と、
    前記室外熱交換器および前記第1送風機を収容する第1空間と前記制御部を収容する第2空間とを区画している電装箱と、
    前記第2空間に配置されているヒートシンクと、
    前記第2空間に配置されておりかつ前記ヒートシンクに送風する第2送風機と、
    前記第1空間に配置されており、かつ前記電装箱を介して前記制御部および前記ヒートシンクと熱的に接続された冷媒配管とを備える、室外機。
  2. 前記電装箱は、前記第1空間に面している第1面と、前記第1面とは反対側に位置しておりかつ前記第2空間に面している第2面とを有し、
    前記第1面は、前記冷媒配管と熱的に接続されており、
    前記第2面は、前記制御部および前記ヒートシンクと熱的に接続されており、
    前記第1面と交差する方向から視て、前記冷媒配管は、前記制御部とは重なるが、前記ヒートシンクとは重ならないように配置されている、請求項1に記載の室外機。
  3. 前記電装箱は、前記第2面および前記第2面とは反対側に位置する第3面を有する箱部と、前記第1面および前記第1面とは反対側に位置する第4面を有する板部とを含み、
    前記第3面と前記第4面とは熱的に接続されている、請求項2に記載の室外機。
  4. 前記電装箱は、開口部が設けられている箱部と、前記開口部を塞いでおりかつ前記第1面および前記第2面を有する板部とを含む、請求項2に記載の室外機。
  5. 前記電装箱は、開口部が設けられている箱部と、前記ヒートシンクと一体に成型された板部とを含み、
    前記ヒートシンクは前記開口部に通されており、
    前記ヒートシンクおよび前記板部が前記開口部を塞いでいる、請求項2に記載の室外機。
  6. 前記制御部は、第1方向において前記ヒートシンクと間隔を隔てて配置されており、
    前記第1面と交差する方向から視て、前記板部は、前記制御部と重なる第1領域と、前記ヒートシンクと重なる第2領域と、前記第1方向において前記第1領域と前記第2領域との間に位置する第3領域とを有し、
    前記第3領域の熱抵抗値は、前記第1領域および前記第2領域の各熱抵抗値よりも高い、請求項3〜5のいずれか1項に記載の室外機。
  7. 前記第3領域には、前記第1領域および前記第2領域に対して凹んでいる溝が設けられており、
    前記溝は、前記第1面に沿っておりかつ前記第1方向と交差する第2方向の、前記板部の一端から他端まで延びている、請求項6に記載の室外機。
  8. 前記制御部は、パワー半導体素子を含み、
    前記冷媒配管は、前記パワー半導体素子と熱的に接続されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の室外機。
  9. 前記第2空間は、密閉されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の室外機。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の室外機と、
    前記室外機と配管を介して接続された室内機とを備える、空気調和機。
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