JP2021139424A - プーリーベルトの着脱治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】プーリーベルトの交換を容易にかつ効率的に行うことができるプーリーベルトの着脱治具を提供する。【解決手段】着脱治具1は、プーリー100と協働してプーリーベルト101を挟持する装着部31と、プーリーベルト101をプーリー100から押し上げる突出部32とを有し、装着部31及び突出部32との相対距離を調整可能である調整部22とを備える。プーリーベルト101の装着時には、調整部22の位置を調整することで、プーリー100と装着部31とによりプーリーベルト101が挟持される一方、プーリーベルト101の取り外し時には、調整部22の位置を調整することで、プーリー100におけるプーリーベルト101が掛けられていない部分に治具本体10が取付固定される。【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、プーリーベルトの着脱治具に関する技術分野に属する。
従来より、プーリーベルトの取付作業を簡易化するために、特許文献1のような治具が考案されている。
具体的に、特許文献1の治具は、ベルト取付治具をプーリーと一体的に移動するよう装着するための装着部と、プーリーベルトのうちのプーリー溝に嵌った部分の一部を覆ってプーリーベルトの一部のプーリー溝に嵌った状態を維持する覆い部とを備え、装着部は、プーリーに止着可能な止着体と、該止着体の一部とプーリーの一部とを挟む少なくとも一対の挟着部と、からなり、互いに対をなす挟着部は、プーリーベルトの一部を止着体の一部とプーリーの一部と共に挟んでプーリーベルトの一部をプーリー溝の溝底に向けて押えるよう、一方が覆い部と兼用され、他方が止着体に形成された係合部に係合可能に構成されている。
また、プーリーベルトをプーリーから取り外す作業を簡易化するために、特許文献2のような治具が考案されている。
特許文献2の治具は、プーリー溝に嵌まって係合する係合部と、係合部から表面側に突出する突出部とを有し、係合部のうち、プーリー溝に嵌まった状態で突出部よりもプーリーの周方向に突出する部位が、プーリーベルトによって押さえられる押さえ片となっている。
特開2012−21642号公報 特開2011−202715号公報
ところで、プーリーベルトを交換する際は、古いプーリーベルトの取り外しと、新しいプーリーベルトの装着との両方を行う必要がある。従来は、特許文献2に記載のような取り外し治具により古いプーリーベルトをプーリーから取り外すとともに、特許文献1に記載の治具により新しいプーリーベルトをプーリーに装着していた。このため、作業毎に治具の取り替えを行う必要があり面倒であった。
特許文献1に記載の取り付け治具と、特許文献2に記載の取り外し治具とを一体にすることも考えられる。しかしながら、押さえ片をプーリーベルトとプーリーとの間に挟ませる作業が必要であるため、作業効率の向上は見込み難い。
また、特許文献1では、治具は装着部を有するが、単に治具をプーリーに装着するだけのものであり、プーリー又はプーリーベルトに対する挟持圧については検討されていない。このため、仮に、プーリーベルトの取り外し作業をするために、治具をプーリー自身に取り付けたとしても治具がプーリーベルトによりプーリー上を滑るおそれがある。さらに、プーリーベルトに対する挟持圧が適切に調整されないと、プーリーベルトの装着作業時にプーリーベルトが劣化するおそれがある。
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プーリーベルトの交換を容易にかつ効率的に行うことができるプーリーベルトの着脱治具を提供することにある。
前記課題を解決するために、ここに開示された技術は、周方向に伸長可能なプーリーベルトをプーリーに対して着脱させるためのプーリーベルトの着脱治具を対象として、U字状をなす治具本体と、前記治具本体における一対の先端部の一方に設けられたベース部と、前記治具本体における一対の先端部の他方に設けられ、着脱作業において前記プーリーベルトに作用する作用部と、を備え、前記作用部は、前記治具本体のU字の内側に設けられ、前記プーリーベルトを前記プーリーに装着するときに、前記プーリーと協働して前記プーリーベルトを挟持する装着部と、前記装着部とは反対側の部分に設けられ、前記プーリーベルトを前記プーリーから取り外すときに、前記プーリーベルトを前記プーリーから押し上げる取外部と、を有し、前記ベース部は、該ベース部との相対位置を調整することで、前記プーリーベルトを前記プーリーに装着するときには前記装着部との相対距離を調整可能であり、かつ、前記プーリーベルトを前記プーリーから取り外すときには前記取外部との相対距離を調整可能である調整部を有し、前記プーリーベルトの装着時には、前記プーリーと前記装着部とにより前記プーリーベルトが挟持されるように前記調整部の位置を調整した後、前記プーリーを回転させることで前記プーリーベルトが前記プーリーに装着される一方、前記プーリーベルトの取り外し時には、前記プーリーにおける前記プーリーベルトが掛けられていない部分に前記治具本体が取付固定されるように前記調整部の位置を調整した後、前記プーリーを回転させることで前記プーリーベルトが前記プーリーから取り外される、という構成とした。
この構成によると、1つの治具でプーリーベルトの装着と取り外しとを行うことができる。また、プーリーベルトの装着時には、調整部と装着部との相対距離を調整することで、装着部とプーリーとによりプーリーベルトを挟持する際の挟持圧を調整することができる。これにより、プーリーベルトを劣化させずかつ装着部のプーリーベルトに対する摩擦力を十分に得られるような挟持圧とすることができる。一方で、プーリーベルトの取り外し時には、調整部と取外部との相対距離を調整することで、取外部がプーリーベルトとプーリーとの間に入り込むときに、該取外部がプーリーの外周面を滑るのを抑制することができる。これにより、プーリーベルトの交換を容易にかつ効率的に行うことができる。
前記プーリーベルトの着脱治具において、前記装着部は、該プーリーの外周面に沿うように円弧状に凹んだ凹面形状を有する、という構成でもよい。
この構成によると、プーリーベルトをプーリーに取り付ける際には、装着部の全体をプーリーベルトに密着させることができるため、装着部のプーリーベルトに対する摩擦力を向上させることができる。これにより、プーリーベルトを装着する際に、プーリーベルトが滑るのを抑制することができる。この結果、プーリーベルトの装着作業をより容易にすることができる。
また、プーリーベルトをプーリーから取り外す際には、装着部をプーリーの外周面に密着させることができるため、装着部のプーリーに対する摩擦力を向上させることができる。これにより、治具本体がプーリー上を滑るのを抑制することができる。この結果、プーリーベルトの取り外しをより容易にすることができる。
したがって、プーリーベルトの交換をより容易にかつより効率的に行うことができる。
前記プーリーベルトの着脱治具において、前記取外部は、前記装着部とは反対側の部分に向かって突出する突出部を有し、前記治具本体の先端部の長さ方向を第1方向とし、前記治具本体における前記ベース部と前記作用部とを連結する連結部の長さ方向を第2方向とし、前記先端部の幅方向を第3方向として、前記突出部は、前記プーリーと前記プーリーベルトとの間に入り込んで該プーリーベルトが該プーリーから外れるように、前記第1方向の前記連結部側に向かって前記第3方向の前記ベース部側に傾斜する第1傾斜面と、前記第2方向に対して前記第3方向の前記ベース部側に向かって傾斜する第2傾斜面とを有する、という構成でもよい。
この構成によると、プーリーベルトをプーリーから取り外す際には、プーリーベルトが第1傾斜面及び第2傾斜面に沿って移動することで、プーリーベルトがプーリーから外れるように移動する。このため、作業者は、治具本体をプーリーに固定して該プーリーを回転させるだけで、プーリーベルトをプーリーから取り外すことができる。よって、プーリーベルトの交換を一層容易にかつ一層効率的に行うことができる。
前記プーリーベルトの着脱治具において、 前記調整部は、U字の外側にネジ頭が位置するように前記治具本体を貫通するネジで構成されている、という構成でもよい。
この構成によると、調整部の位置を容易に調整することができる。これにより、プーリーベルトの交換をより一層効率的に行うことができる。
以上説明したように、ここに開示された技術によると、プーリーの側方に位置する作業スペースが小さくても、1つの治具でプーリーベルトの取り外しと取り付けとを行うことができる。このため、プーリーベルトの交換を容易にかつ効率的に行うことができる。
例示的な実施形態に係るプーリーベルトの着脱治具を示す。 着脱治具の側面図である。 着脱治具を上側から見た平面図である。 着脱治具の背面図である。 着脱治具を下側から見た底面図である。 着脱治具のプーリーへの固定状態を示す斜視図である。 プーリーベルトをプーリーから取り外す過程を示す動作図であって、治具本体がプーリーに固定された状態を示す。 プーリーベルトをプーリーから取り外す過程を示す動作図であって、図7の状態からプーリーを回転させた様子を示す。 プーリーベルトをプーリーから取り外す過程において、治具本体がプーリーに固定されたときの治具本体周辺の断面図である。 プーリーベルトをプーリーに装着する過程を示す動作図であって、治具本体がプーリーに固定された状態を示す。 プーリーベルトをプーリーに装着する過程を示す動作図であって、図10の状態からプーリーを回転させた様子を示す。 プーリーベルトをプーリーに装着する過程において、治具本体がプーリーに固定されたときの治具本体周辺の断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る着脱治具1を示す。この着脱治具1は、エンジン等に設けられたプーリー100(図6等参照)に対して、周方向に伸長可能なプーリーベルト101(図7等参照)を着脱するための治具である。特に本実施形態に係る着脱治具1は、テンショナーを備えないプーローシステムに対してプーリーベルト101を着脱する際に利用される。着脱治具1は、治具本体10を有する。治具本体10は、図1及び図2に示すように、U字状をなしている。治具本体10の一対の先端部のうち一方は、後述する調整部22が設けられたベース部20である。治具本体10の一対の先端部のうち他方は、プーリーベルト101に作用する作用部30である。ベース部20と作用部30とは、連結部40により互いに連結されている。図6に示すように、治具本体10をプーリー100に取付固定した固定状態では、治具本体10のU字開口内にプーリー100の外周部100aが入り込む。
図1及び図2に示すように、ベース部20は、作用部30のプーリー100に対する押圧力を調整可能な調整部22を有する。調整部22は、該治具本体10を貫通するネジ孔23と、ネジ孔23に螺号されたネジ24(図6等参照)とを有する。ネジ24は、U字状の外側にネジ頭が位置するように治具本体10を貫通している。詳しくは後述するが、調整部22は、作用部30の後述する装着部31及び突出部32との相対距離を調整することで、作用部30のプーリー100又はプーリーベルト101に対する押圧力を調整可能に構成されている。
作用部30は、治具本体10のU字の内側に設けられ、プーリーベルト101をプーリー100に装着するときに、プーリー100と協働してプーリーベルト101を挟持する装着部31を有する。装着部31は、プーリー100の外周面に沿うように円弧状に凹んだ凹面形状となっている。プーリーベルト101のプーリー100への装着時には装着部31がプーリーベルト101の表面に当接する。プーリーベルト101のプーリー100からの取り外し時には装着部31がプーリー100の外周面に当接する。
図1〜図3に示すように、作用部30は、装着部31とは反対側の部分に設けられ、プーリーベルト101をプーリー100から取り外すときに、プーリーベルト101をプーリー100から押し上げる突出部32を有する。突出部32は、U字開口とは反対側に突出している。図6に示すように、突出部32は、前記固定状態においてプーリー100の径方向の外側に向かって突出する。突出部32は、取外部の一例である。
突出部32は、第1傾斜面33と第2傾斜面34との2つを有する。第1傾斜面33は、図2に示すように、治具本体10の先端部の長さ方向を第1方向とし、連結部40の長さ方向を第2方向としたときに、第1方向の連結部40側に向かって第2方向のベース部20側に傾斜している。一方で、図3に示すように、第2傾斜面34は、前記先端部の幅方向を第3方向としたときに、第3方向の一側に向かって第2方向のベース部20側に傾斜している。図4に示すように、第1傾斜面33は、第1方向の連結部40とは反対側に向かうにつれて幅が狭くなるようになっている。また、第2傾斜面34は、第1方向の連結部40側に向かう幅が狭くなるようになっている。
突出部32の第1方向における連結部40とは反対側の部分は、図2に示すように、平面状となっている。また、突出部32の第3方向における他側の部分(第2傾斜面34とは反対側の部分)は、図3に示すように、平面状となっている。尚、図6に示すように、前記固定状態において、第1方向はプーリー100の軸方向に相当し、第2方向はプーリー100の径方向に相当し、第3方向はプーリー100の周方向に相当する。また、第3方向の一側は、前記固定状態の治具本体10を第1方向の連結部40側から見て、前記周方向の反時計回り側に相当する。
次に、着脱治具1により、プーリー100に対してプーリーベルト101を着脱する過程を説明する。尚、本実施形態では、プーリー100は、時計回り及び反時計回りのいずれの方向にも回転可能なプーリーである。
図7〜図9は、プーリー100に装着されたプーリーベルト101を、着脱治具1により該プーリー100から取り外す過程を示す。プーリー100からプーリーベルト101を取り外すときには、図7に示すように、まず、プーリー100におけるプーリーベルト101が掛け回されていない部分に治具本体10を前記固定状態にする。
治具本体10を前記固定状態にするには、まず、作用部30の装着部31がプーリー100の外周面に当接するように、治具本体10をプーリー100の外周部100aに嵌合させる。次に、調整部22のネジ24をプーリー100の内周面に近づけるように進めて、調整部22と装着部31との相対距離を短くする。そして、ネジ24の先端がプーリー100の内周面に当接した後、さらにネジ24を進めることで装着部31がプーリー100の外周面を押圧するようになる。これにより、図9に示すように、装着部31がプーリー100の外周面に密着した状態で、治具本体10が前記固定状態とされる。このとき、図7に示すように、第2傾斜面34は、プーリー100の周方向の反時計回り側に位置する。
次に、プーリー100を反時計回りに回転させる。プーリー100が回転することで、突出部32がプーリー100とプーリーベルト101との間に入り込む。このとき、図8に示すように、プーリーベルト101が第2傾斜面34に沿ってプーリー100から押し上げられて、プーリーベルト101がプーリー100の径方向の外側に撓む。また、突出部32の第1傾斜面33により、プーリーベルト101が第1方向の連結部40側にねじれた状態となる。これにより、プーリーベルト101が第1傾斜面33に沿って滑って、プーリーベルト101がプーリー100から取り外される。以上により、プーリーベルト101のプーリー100からの取り外しが完了する。
図10〜図12は、プーリー100にプーリーベルト101を装着する過程を示す。プーリー100にプーリーベルト101を装着するときには、図10に示すように、まず、一方のプーリー100にプーリーベルト101を掛け回して、他方のプーリー100にプーリーベルト101を部分的に掛け回す。次に、他方のプーリー100と装着部31とでプーリーベルト101を挟持するように治具本体10を前記固定状態にする。このとき、他方のプーリー100の回転方向の前側には、プーリーベルト101は掛け回されていない状態となっている。
治具本体10を前記固定状態にするには、まず、装着部31が他方のプーリー100に掛け回されたプーリーベルト101に当接するように、治具本体10をプーリーベルト101ごとプーリー100の外周部100aに嵌合させる。次に、調整部22のネジ24をプーリー100の内周面に近づけるように進めて、調整部22と装着部31との相対距離を短くする。そして、ネジ24の先端がプーリー100の内周面に当接した後、さらにネジ24を進めることで装着部31がプーリーベルト101の表面を押圧するようになる。これにより、図12に示すように、装着部31とプーリー100とによりプーリーベルト101を挟持した状態で、治具本体10が前記固定状態とされる。
次に、プーリー100を時計回りに回転させる。プーリー100が回転することで、図11に示すように、プーリーベルト101における他方のプーリー100に掛け回される範囲が徐々に増加する。そして、最終的に、プーリーベルト101が他方のプーリー100にも掛け回される。以上により、プーリーベルト101のプーリー100への装着が完了する。
尚、前述のプーリーベルトの着脱手順は一例であり、前述の手順に限定されない。例えば、前述とは第2傾斜面34が第3方向の逆側に設けられている場合には、治具本体10をプーリー100に固定した後、時計回りにプーリー100を回して、プーリーベルト101をプーリー100から取り外すようになる。また、プーリーベルト101をプーリー100に装着させる際に、プーリーベルト101をプーリー100に下側から掛け回して、治具本体10をプーリー100に固定した後、該プーリー100を反時計回りに回すことで、プーリーベルト101をプーリー100に装着させてもよい。
したがって本実施形態では、U字状をなす治具本体10と、治具本体10における一対の先端部の一方に設けられたベース部20と、治具本体10における一対の先端部の他方に設けられ、着脱作業においてプーリーベルト101に作用する作用部30とを備え、作用部30は、治具本体10のU字の内側に設けられ、プーリーベルト101をプーリー100に装着するときに、プーリー100と協働してプーリーベルト101を挟持する装着部31と、装着部31とは反対側の部分に設けられ、プーリーベルト101をプーリー100から取り外すときに、プーリーベルト101をプーリー100から押し上げる突出部32とを有し、ベース部20は、該ベース部20との相対位置を調整することで、プーリーベルト101をプーリー100に装着するときには装着部31との相対距離を調整可能であり、かつ、プーリーベルト101をプーリー100から取り外すときには突出部32との相対距離を調整可能である調整部22を有し、プーリーベルト101の装着時には、プーリー100と装着部31とによりプーリーベルト101が挟持されるように調整部22の位置を調整した後、プーリー100を回転させることでプーリーベルト101がプーリー100に装着される一方、プーリーベルト101の取り外し時には、プーリー100におけるプーリーベルト101が掛けられていない部分に治具本体10が取付固定されるように調整部22の位置を調整した後、プーリー100を回転させることでプーリーベルト101がプーリー100から取り外される。これにより、プーリーベルト101の装着時には、調整部22と装着部31との相対距離を調整することで、装着部31とプーリー100とによりプーリーベルト101を挟持する際の挟持圧を調整することができる。これにより、プーリーベルト101を劣化させずかつ装着部31のプーリーベルト101に対する摩擦力を十分に得られるような挟持圧とすることができる。一方で、プーリーベルト101の取り外し時には、調整部22と突出部32との相対距離を調整することで、突出部32がプーリーベルト101とプーリー100との間に入り込むときに、突出部32がプーリー100の外周面を滑るのを抑制することができる。これにより、プーリーベルト101の交換を容易にかつ効率的に行うことができる。
また、治具本体10をプーリー100に固定した状態で、治具本体10はプーリー100の軸方向にはあまりはみ出ない。このため、例えば、プーリー100を備えたエンジンが、サイドフレームの近くに位置していたとしても、該エンジンをエンジンルームから取り出すことなくプーリーベルト101の交換作業を行うことができる。
また、治具本体10をコンパクトな構成とすることができるため、例えば、プーリー100の軸方向から見て、該プーリー100の大半がサイドフレーム等により隠れていたとしても、プーリー100の見える部分に治具本体10を取り付けることができる。そして、治具本体10を取り付けることさえできれば、プーリー100を回すだけでプーリーベルト101の装着及び脱着が可能である。したがって、作業スペースが限られた状況であっても、プーリーベルト101のプーリー100に対する装着及び脱着を簡単に行うことができる。
また、本実施形態において、装着部31は、該プーリー100の外周面に沿うように円弧状に凹んだ凹面部を有する。これにより、プーリーベルト101をプーリー100に取り付ける際には、装着部31の全体をプーリーベルト101に密着させることができるため、装着部31のプーリーベルト101に対する摩擦力を向上させることができる。これにより、プーリーベルト101を装着する際に、プーリーベルト101が滑るのを抑制することができる。この結果、プーリーベルト101の装着作業をより容易にすることができる。
また、本実施形態において、治具本体10の先端部の長さ方向を第1方向とし、治具本体10におけるベース部20と作用部30とを連結する連結部40の長さ方向を第2方向とし、先端部の幅方向を第3方向として、突出部32は、プーリー100とプーリーベルト101との間に入り込んで該プーリーベルト101が該プーリー100から外れるように、第1方向の連結部40側に向かって第3方向のベース部20側に傾斜する第1傾斜面33と、第2方向に対して第3方向のベース部20側に向かって傾斜する第2傾斜面34とを有する。これにより、プーリーベルト101をプーリー100から取り外す際には、プーリーベルト101が第1傾斜面33及び第2傾斜面34に沿って移動することで、プーリーベルト101がプーリー100から外れるように移動する。このため、作業者は、治具本体10をプーリー100に固定して該プーリー100を回転させるだけで、プーリーベルト101をプーリー100から取り外すことができる。よって、プーリーベルト101の交換を一層容易にかつ一層効率的に行うことができる。
また、本実施形態において、調整部22は、U字の外側にネジ頭が位置するように治具本体10を貫通するネジ24で構成されている。これにより、調整部22の位置を容易に調整することができる。これにより、プーリーベルト101の交換をより一層効率的に行うことができる。
ここに開示された技術は、前記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、前述の実施形態では、突出部32は、第1傾斜面33及び第2傾斜面34が傾斜平面で構成されていた。これに限らず、第1傾斜面33及び第2傾斜面34が傾斜曲面になっていてもよい。また、突出部32が半球状をなしていてもよい。
また、前述の実施形態では、突出部32の第3方向における他側の部分(第2傾斜面34とは反対側の部分)は、平面状となっていた。これに限らず、当該他側の部分に、第1方向又は第2方向から見て、第2傾斜面34と線対称になるような傾斜面が形成されていてもよい。これにより、プーリー100の回転方向が、時計回り方向でも反時計回り方向でも、プーリーベルト101を取り外すことができるようになる。
また、前述の実施形態では、調整部22はネジ24により突出部32との相対距離を調整していた。これに限らず、突出部32との相対距離を調整して、装着部31のプーリー100又はプーリーベルト101への押圧力を調整することができれば、ネジ24以外のものにより、突出部32との相対距離を調整するようにしてもよい。
前述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定的に解釈してはならない。本開示の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本開示の技術の範囲内のものである。
ここに開示された技術は、周方向に伸長可能なプーリーベルトをプーリーに対して着脱させるためのプーリーベルトの着脱治具として有用である。
1 着脱治具
10 治具本体
20 ベース部
22 調整部
30 作用部
31 装着部
32 突出部(取外部)
33 第1傾斜面
34 第2傾斜面
40 連結部
100 プーリー
101 プーリーベルト

Claims (4)

  1. 周方向に伸長可能なプーリーベルトをプーリーに対して着脱させるためのプーリーベルトの着脱治具であって、
    U字状をなす治具本体と、
    前記治具本体における一対の先端部の一方に設けられたベース部と、
    前記治具本体における一対の先端部の他方に設けられ、着脱作業において前記プーリーベルトに作用する作用部と、を備え、
    前記作用部は、
    前記治具本体のU字の内側に設けられ、前記プーリーベルトを前記プーリーに装着するときに、前記プーリーと協働して前記プーリーベルトを挟持する装着部と、
    前記装着部とは反対側の部分に設けられ、前記プーリーベルトを前記プーリーから取り外すときに、前記プーリーベルトを前記プーリーから押し上げる取外部と、
    を有し、
    前記ベース部は、該ベース部との相対位置を調整することで、前記プーリーベルトを前記プーリーに装着するときには前記装着部との相対距離を調整可能であり、かつ、前記プーリーベルトを前記プーリーから取り外すときには前記取外部との相対距離を調整可能である調整部を有し、
    前記プーリーベルトの装着時には、前記プーリーと前記装着部とにより前記プーリーベルトが挟持されるように前記調整部の位置を調整した後、前記プーリーを回転させることで前記プーリーベルトが前記プーリーに装着される一方、
    前記プーリーベルトの取り外し時には、前記プーリーにおける前記プーリーベルトが掛けられていない部分に前記治具本体が取付固定されるように前記調整部の位置を調整した後、前記プーリーを回転させることで前記プーリーベルトが前記プーリーから取り外されることを特徴とするプーリーベルトの着脱治具。
  2. 請求項1に記載のプーリーベルトの着脱治具において、
    前記装着部は、該プーリーの外周面に沿うように円弧状に凹んだ凹面形状を有することを特徴とするプーリーベルトの着脱治具。
  3. 請求項1又は2に記載のプーリーベルトの着脱治具において、
    前記取外部は、前記装着部とは反対側の部分に向かって突出する突出部を有し、
    前記治具本体の先端部の長さ方向を第1方向とし、前記治具本体における前記ベース部と前記作用部とを連結する連結部の長さ方向を第2方向とし、前記先端部の幅方向を第3方向として、
    前記突出部は、前記プーリーと前記プーリーベルトとの間に入り込んで該プーリーベルトが該プーリーから外れるように、前記第1方向の前記連結部側に向かって前記第3方向の前記ベース部側に傾斜する第1傾斜面と、前記第2方向に対して前記第3方向の前記ベース部側に向かって傾斜する第2傾斜面とを有することを特徴とするプーリーベルトの着脱治具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のプーリーベルトの着脱治具において、
    前記調整部は、U字の外側にネジ頭が位置するように前記治具本体を貫通するネジで構成されていることを特徴とするプーリーベルトの着脱治具。
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