JP2021139194A - レール端部配置部材、および、下部レール連結構造 - Google Patents
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Abstract
Description
1つの下部レールの短辺が他の下部レールの長辺に突き合わされて構成されるコーナ空間部に前記レール端部配置部材が配置される場合、前記レール端部配置部材は、前記1つの下部レールの短辺端部に連結される連結部を備え、前記連結部と反対側の部分は、前記他の下部レールの長辺形状に倣う形状を有しているようにしてもよい。
図1に示すように、コーナ間仕切りは、空間をL字に仕切って新たな空間を作り出すことができ、仕切られた内側の空間を寝室などのプライベート空間として利用可能とする。コーナ間仕切りは、第1辺1と第2辺2とを備え、第1辺1および第2辺2の各々には、2枚のパネル3が配置されている。各辺1,2のパネル3は、上部レール4と、下部レール5とに案内される。パネル3は、上部レール4に荷重が加わる上吊り式であってもよいし、下部レール5で荷重を支持する下荷重式であってもよい。各パネル3は、上辺に上部ランナを備え、下辺に下部ランナを備え、上部ランナが上部レール4に案内され、下部ランナが下部レール5に案内される。
図5に示すコーナ間仕切りは、2組(4枚)のパネル3を案内する第2下部レール5bで第1辺1と第2辺2とが構成されている。2つの第2下部レール5bは、短辺端部21a,21bのコーナ部5x同士を突き合わせるようにして第2下部レール5bの延長線22a,22bが90°で交差するように配置される。すると、一方の第2下部レール5bの端面である短辺端部21aおよび他方の第2下部レール5bの端面である短辺端部21bは、コーナ空間部23の2辺を構成する。コーナ空間部23は、第2下部レール5bの表面から第2下部レール5bが設置される床面までの深さを有する凹み部となる。コーナ空間部23は、一方の第2下部レール5bの短辺端部21aと他方の第2下部レール5bの短辺端部21bが臨んでいる。これらの短辺端部21a,21bのレール幅方向の長さは同じである。各短辺端部21a,21bには、4本のレール溝11、2本の第1凹部12、および、1本の幅広溝13の端部が臨んでいる。
次に、このように構成されたコーナ間仕切りの作用を説明する。
(1−1)レール端部配置部材26は、コーナ空間部23に配置されることで、コーナ空間部23を埋めることができる。これにより、2本の第2下部レール5bによって構成されるコーナ部は、欠落部分のない完全なL字形状となる。また、コーナ部は、レール端部配置部材26によって、第2下部レール5bと同じ高さになる。したがって、見栄えが良くなるとともに、短辺端部21a,21bに物などが引っかかりにくくなる。
・コーナ空間部23を種類の異なる2つのレールで構成する場合、レール端部配置部材26において、本体部27の互いに隣接する辺の一方の辺は、連結相手の下部レールの幅に合わせた長さとなり、他方の辺も下部レールの幅に合わせた長さとなる。すなわち、本体部27の互いに隣接する辺は異なる長さとなり、本体部27の形状は長方形となる。
・連結部を構成する連結ピンはレール溝11に係合されるものであってもよい。そして、この場合の連結ピンも、連結相手の短辺端部のレール溝11の数より少ない本数であってもよい。また、連結ピンは幅広溝13に係合されるものであってもよい。
図7に示すコーナ間仕切りは、3組(6枚)のパネル3を案内する第3下部レール5cで第1辺1と第2辺2とが構成されている。2つの第3下部レール5cは、短辺端部31a,31bのコーナ部5x同士を突き合わせるようにして第3下部レール5cの延長線32a,32bが90°で交差するように配置される。すると、一方の第3下部レール5cの短辺端部31aおよび他方の第3下部レール5cの短辺端部31bは、コーナ空間部33の2辺を構成する。コーナ空間部33は、第3下部レール5cの表面から第3下部レール5cが設置される床面までの深さを有する凹み部となる。コーナ空間部33は、一方の第3下部レール5cの端面を構成する短辺端部31aと他方の第3下部レール5cの端面を構成する短辺端部31bが臨んでいる。これらの短辺端部31a,31bのレール幅方向の長さは同じである。各短辺端部31a,31bには、6本のレール溝11、3本の第1凹部12、および、2本の幅広溝13の端部が臨んでいる。
2つの第3下部レール5cでコーナを構成する場合、コーナ空間部33には、9個の部品36〜39が3行3列で配置されたレール端部配置部材35が配置される(図7参照)。具体的に、コーナ空間部33の中のコーナ部(A位置)には、第1部品36が配置される。第2辺2を構成する第3下部レール5cの方向には、第1部品36の第1連結部41に対して第2部品37の第2連結部44が連結され(B位置)、さらに当該第2部品37の第1連結部41には、次の第2部品37の第2連結部44が連結される(C位置)。そして、この第2部品37の第1連結部41には、第2辺2を構成する第3下部レール5cが連結される。すなわち、連結ピン42が第1凹部12に挿入される。
(2−1)レール端部配置部材35は、部品36〜39を組み合わせることで、第1下部レール5a〜第3下部レール5cの何れを組み合わせて構成されたコーナ空間部にも適用し、コーナ空間部を埋めることができるとともに、連結することができる。
(2−3)第1連結部41の連結ピン42は、レール裏面側の第1凹部12または各部品の裏面側に設けられた第2連結部44の第2凹部45に挿入される。また、第2連結部44の連結突部46も、各部品の裏面側に設けられた第1連結部41の係合凹部43に係合される。したがって、表面からは、連結構造が隠れ、平坦な面となる。また、表面におけるデザインの自由度を高めることができる。
・各部品36〜39は、第1連結部41や第2連結部44を省略してもよい。この場合、レール端部配置部材35は、床面や連結相手の部品やレールの短辺端部に対して固定部材で固定すればよい。
〔第3実施形態〕
図12に示すコーナ間仕切りは、2本の2組(4枚)のパネル3を案内する第2下部レール5bで第1辺1と第2辺2とが構成されている。このコーナ間仕切りは、第1辺1を構成する第2下部レール5bの外側縁部5yに対して第2辺2を構成する第2下部レール5bの短辺端部51bが突き当てられる。すなわち、第1辺1を構成する第2下部レール5bに対して第2辺2を構成する第2下部レール5bの延長線52が交差するように配置される。第2下部レール5bの外側縁部5yは、なだらかな曲面で構成されており、短辺端部51bは、垂直面で構成されている。したがって、外側縁部5yに対して短辺端部51bが突き当てられると、そこには、V字形状を有したコーナ空間部53が構成される。コーナ空間部53は、略V字形状を有した凹み部となる。
先ず、第1辺1を構成する第2下部レール5bの短辺端部51aには、第1レール端部配置部材55が配置され、第2辺2を構成する第2下部レール5bの短辺端部51bには、第2レール端部配置部材61が配置される。そして、第1辺1を構成する第2下部レール5bは、床面に固定部材で固定され、第2辺2を構成する第2下部レール5bも床面に固定部材で固定される。第2辺2を構成する第2下部レール5bを床面に固定する際には、第2レール端部配置部材61を第1辺1を構成する第2下部レール5bの外側縁部5yに突き当てる。
(3−1)第2レール端部配置部材61は、第2辺2を構成する第2下部レール5bの短辺端部51bの端面を塞ぎながらコーナ空間部53を埋めることができる。したがって、見栄えが良くなるとともに、短辺端部21a,21bに物などが引っかかりにくくなる。
なお、上記第3実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
2…第2辺
5,5a〜5c…下部レール
5x…コーナ部
5y…外側縁部
12…第1凹部
21a,21b…短辺端部
22a,22b…延長線
23…コーナ空間部
26…レール端部配置部材
27…本体部
28a,28b…連結部
29,29a,29b…連結ピン
Claims (8)
- 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部または1つの下部レールの短辺端部が他の下部レールの長辺に突き合わされて構成されるコーナ空間部に配置されるレール端部配置部材であって、
前記レール端部配置部材は、前記コーナ空間部を埋める形状を有する
レール端部配置部材。 - 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部に前記レール端部配置部材が配置される場合であって、
前記レール端部配置部材は、多角形形状を有し、少なくとも2つの辺の各々に、連結相手となる下部レールの短辺端部に連結される連結部を備える
請求項1に記載のレール端部配置部材。 - 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部に前記レール端部配置部材が配置される場合であって、
前記レール端部配置部材は、複数の部品を組み合わせて構成されており、
前記複数の部品の各々における連結相手は、前記下部レールの短辺端部または前記部品であって、
前記複数の部品の各々は、多角形形状を有し、少なくとも2つの辺の各々に、前記連結相手に連結される連結部を備える
請求項1に記載のレール端部配置部材。 - 前記連結部は、前記連結相手の凹部に挿入される連結ピンおよび前記連結相手の連結突部が係合される係合凹部を備える
請求項3に記載のレール端部配置部材。 - 1つの下部レールの短辺が他の下部レールの長辺に突き合わされて構成されるコーナ空間部に前記レール端部配置部材が配置される場合であって、
前記レール端部配置部材は、前記1つの下部レールの短辺端部に連結される連結部を備え、
前記連結部と反対側の部分は、前記他の下部レールの長辺形状に倣う形状を有している
請求項1に記載のレール端部配置部材。 - 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部において、レール端部配置部材によって前記複数本の下部レールが連結される下部レール連結構造であって、
前記レール端部配置部材は、前記コーナ空間部において、少なくとも2つの辺の各々に、前記下部レールを連結する連結部を備える
下部レール連結構造。 - 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部において、レール端部配置部材によって前記複数本の下部レールが連結される下部レール連結構造であって、
前記レール端部配置部材は、連結する下部レールの短辺端部の幅に応じて選択される複数種類の部品で構成されており、各部品は、少なくとも2辺に、連結相手となる前記下部レールの短辺端部または前記部品と連結される連結部を備える
下部レール連結構造。 - 複数本の下部レールの延長線が交わる位置に構成されるコーナ空間部において、レール端部配置部材によって前記複数本の下部レールが連結される下部レール連結構造であって、
前記レール端部配置部材は、前記下部レールの長手方向に延びる外側縁部と連続する辺が前記外側縁部と同形状を有する
下部レール連結構造。
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