JP2021138084A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021138084A
JP2021138084A JP2020038955A JP2020038955A JP2021138084A JP 2021138084 A JP2021138084 A JP 2021138084A JP 2020038955 A JP2020038955 A JP 2020038955A JP 2020038955 A JP2020038955 A JP 2020038955A JP 2021138084 A JP2021138084 A JP 2021138084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maintenance
ink
printing
output
consumption amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020038955A
Other languages
English (en)
Inventor
俊輔 南川
Toshisuke Minamikawa
俊輔 南川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2020038955A priority Critical patent/JP2021138084A/ja
Priority to PCT/JP2021/005207 priority patent/WO2021176994A1/ja
Publication of JP2021138084A publication Critical patent/JP2021138084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】吐出不良を検知可能な印刷装置が用いられる場合に、事業者にとって、精算時に割り引くべき内容、及び、顧客単価の設定時における割引内容を、わかりやすくする。【解決手段】プリンタ1は、印刷を行うキャリッジ2と、インクジェットヘッド3のメンテナンスを行うパージングユニット8及びフラッシングフォーム7と、を有し、CPU51は、インクジェットヘッド3からのインクの吐出不良の有無を所定周期ごとに検知し、吐出不良が検知されたことを契機にパージングユニット8及びフラッシングフォーム7によるメンテナンスを実行し、所定期間ごとの記録用紙Pの印刷ページ数を取得し、所定期間ごとのメンテナンスの実行回数を取得し、取得されたメンテナンスの実行回数に応じたインク消費量を印刷ページ数に換算したインクの換算消費量を取得し、上記所定期間ごとの印刷ページ数と、前記換算消費量と、を出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、吐出ヘッドのメンテナンスを行う機能を備えた印刷装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載のように、インクジェット方式のプリンタを使用する顧客が、当該プリンタにおける印刷に応じて課金料金を支払う、プリンタ課金システムが知られている。
特開2013−10283号公報
インクジェット方式のプリンタでは、通常、インクを吐出して印刷ヘッドの目詰まり回復動作を行う等の種々のメンテナンスが行われる。その際、特許文献1に記載のプリンタ課金システムでは、メンテナンス時に使用されるインク量についてはカウントすることなく、メンテンナス以外の実印刷に用いられたインクの量に応じて課金料金の決定を行っている。
しかしながら、印刷の契約ビジネスによっては、メンテンス時に使用されるインクの量も加味して、課金する料金を決定する場合もあり得る。その際、印刷ヘッドの目詰まりを検知できない機種と、印刷ヘッドの目詰まりを検知できる機種とでは、以下のような違いが生じ得る。
すなわち、印刷ヘッドの目詰まりが検知できない機種では、前回のメンテナンスから所定周期が経過したら、実際に目詰まりが生じているかいないかに関係なく、目詰まり解消のためのインクを吐出する。この場合、メンテナンス分のインクが上記所定周期ごとに確実に使用されるため、その分のインク使用量を事前に正確に見積もることができる。したがって、例えば稼働中の所定期間ごとの課金料金を決定する際、メンテナンスにより生じる消費されるインクの価格を、精度よく課金料金に反映させることができる。
一方、印刷ヘッドの目詰まりを検知可能な機種では、前回のメンテナンスから所定周期経過後、実際に目詰まりが生じているか否かをチェックし、生じていればインクを吐出し、生じていなければインクを吐出せずさらに所定周期が経過した後に再チェックを行う。すなわち、稼働中の所定期間ごとのインク使用量は、その間にメンテナンス用のインク吐出が行われるかどうかで変動する。目詰まりが生じるか否かはプリンタが使用される環境や印刷内容等の影響を受けるため、当該所定期間ごとのインク使用量を事前に見積もることは困難であり、メンテナンスにより生じる消費されるインクの価格を、精度よく課金料金に反映させることは難しい。そこでこの場合には、例えば、上記所定周期ごとにメンテナンスが行われる、という想定で仮の課金料金を定めて稼働させた後、実際に行われたメンテナンスの回数が想定よりも少なければその分を後の請求時に割引くことで、課金料金を適正化することができる。
ここで、上記のような仮の課金料金を設定後に割引精算を行う場合、上記特許文献1のプリンタ課金システムのようにインクの量を指標とする手法では、事業者にとってその割り引くべき内容が分かりにくい。
また、事業者が顧客単価を設定する場合において、今回の上記割引清算の結果に応じて次回の顧客単価を設定する際も、上記特許文献1のようにインクの量を指標とする手法ではどの程度割引して設定すればよいかという割引内容が事業者にとって分かりにくかった。
本発明の目的は、吐出不良を検知可能な印刷装置が用いられる場合に、事業者にとって、精算時に割り引くべき内容、及び、顧客単価の設定時における割引内容が、わかりやすい、印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、インクを吐出する吐出ヘッドを備え、前記インクにより被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記インクの消費を伴う、前記吐出ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部と、プロセッサと、を有する印刷装置であって、前記プロセッサは、前記吐出ヘッドからの前記インクの吐出不良の有無を、所定周期ごとに検知する不良検知処理と、前記不良検知処理で前記吐出不良が検知されたことを契機に、前記メンテナンス部による前記メンテナンスを実行するメンテナンス処理と、所定期間ごとの、前記印刷部による印刷が行われた前記被印刷媒体への印刷カウント数を取得する印刷カウント数取得処理と、前記所定期間ごとの、前記メンテナンス処理の実行回数を取得する実行回数取得処理と、前記実行回数取得処理で取得された前記メンテナンス処理の実行回数に応じたインク消費量を前記印刷カウント数に換算した、前記インクの換算消費量を取得する換算消費量取得処理と、前記印刷カウント数取得処理で取得された前記所定期間ごとの前記印刷カウント数と、前記換算消費量取得処理で取得された前記換算消費量と、を出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
本願発明の印刷装置では、インクを吐出する吐出ヘッドにおいて目詰まりによる吐出不良が生じた場合に対応し、吐出ヘッドに対しメンテナンスを行うメンテナンス部を備えている。また本願発明の印刷装置は、上記吐出不良の検知機能を備えており、プロセッサの実行する不良検知処理において、吐出ヘッドからのインクの吐出不良の有無が所定周期ごとに検知される。そして吐出不良が検知されたことを契機に、プロセッサの実行するメンテナンス処理において、メンテナンス部によるメンテナンスが行われる。
このように印刷装置が吐出不良検知機能を備える場合において、事業者が、印刷装置を使用する顧客に対して課金料金を決定する際には、例えば、上記所定周期ごとに必ずメンテンナンスが行われる、という想定で仮の課金料金を定める。そして、印刷装置を稼働させた後、実際に行われたメンテナンスの回数が想定よりも少なければ、その分を後の請求時において上記仮に設定した課金料金から割引くことで、最終的に課金料金を適正化することができる。
この割引精算等による課金料金の適正化の便宜を図るために、本願発明の印刷装置においては、プロセッサが、印刷カウント数取得処理と、実行回数取得処理と、換算消費量取得処理と、出力処理と、を実行する。印刷カウント数取得処理では、印刷装置が稼働しているときにおける所定期間ごとの印刷カウント数が取得され、実行回数取得処理では、上記所定期間における実際のメンテナンス処理の実行回数が取得される。一方、換算消費量取得処理では、実行回数取得処理で取得されたメンテナンス処理の実行回数に応じたインク消費量を印刷カウント数に換算することでインクの換算消費量が取得される。そして、これらの取得結果に基づき、出力処理では、印刷カウント数取得処理で取得された所定期間ごとの印刷カウント数と、消費量算出処理で算出された換算消費量と、が出力される。
事業者は、それら出力結果に基づき、前述した精算時に割り引くべき金額を、以下のようにして算出することができる。
すなわち、前述のようにして仮に設定される課金料金は、所定期間T内に、所定周期tごとにMo回のメンテナンスが行われたという想定で設定される。その回数はMo=T/tとなる。
このとき、上記出力された実際のメンテナンス処理の実行回数がM回であったとすると、実際の稼働においては、メンテナンス(Mo−M)回分のインクの消費が節約されたことになる。したがって、上記出力された換算消費量がNr枚であれば、事業者は、仮に設定された上記課金料金から、Nr枚分の料金を割り引くことで、今回の所定期間における最終的な課金料金を決定することができる。すなわち、事業者は、不実行であったメンテナンス処理の回数(Mo−M)[回]のインクの消費に対し、Nr[枚]という枚数分の割引額を容易にかつ感覚的にわかりやすく決定することができる。
またこれにより、顧客ごとの印刷カウント数に応じ顧客単価を設定する場合にも、事業者は、上記出力された換算消費量の料金を勘案して容易にかつ感覚的にわかりやすく設定できる。
本発明によれば、吐出不良を検知可能な印刷装置が用いられる場合に、顧客単価の設定を、事業者にとってわかりやすくすることができる。
本発明の実施形態によるプリンタの概略構成図である。 プリンタの電気的構成を示す機能ブロック図である。 メンテナンスを行うためにCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 課金料金決定時の便宜を図るためにCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 EWS用のファイルに記載の所定URLにアクセスして表示されるWebページの例を表す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。本実施形態は、顧客が料金を支払ってプリンタを使用する印刷サービスが提供される場合の、そのプリンタの実施形態である。
<プリンタの全体構成>
上記顧客が利用するプリンタ1を、図1及び図2により説明する。なお、このプリンタ1は、例えば、上記印刷サービスを提供する事業者によって保有される。プリンタ1は、図1に示すように、本実施形態のプリンタ1は、キャリッジ2と、インクジェットヘッド3と、プラテン4と、搬送ローラ5,6と、フラッシングフォーム7と、パージングユニット8と、等を備えている。パージングユニット8のある側がプリンタ1の右側であり、フラッシングフォーム7のある側がプリンタ1の左側であり、搬送ローラ6のある側がプリンタ1の前側であり、搬送ローラ5のある側がプリンタ1の後側である。また、左右方向が走査方向であり、後側から前側へ向かう方向が搬送方向である。なお、プリンタ1が印刷装置の一例であり、キャリッジ2が印刷部の一例であり、インクジェットヘッド3が吐出ヘッドの一例である。
キャリッジ2は、図示しないベルト等を介しキャリッジモータ56(後述の図2参照)に接続されており、キャリッジモータ56が駆動することでガイドレール11,12に沿って走査方向に移動する。
インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載されている。インクジェットヘッド3は、流路ユニット13と、アクチュエータ14と、を有する。
流路ユニット13には、その下面であるノズル面13aに形成された複数のノズル10を含むインク流路が形成されている。複数のノズル10は、走査方向と直交する搬送方向に配列されることによってノズル列9を形成しており、ノズル面13aには、4列のノズル列9が走査方向に並んでいる。複数のノズル10からは、一例として、右側から左側に向かって順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
アクチュエータ14は、各ノズル10内のインクに個別に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
インクジェットヘッド3は、4本のチューブ31と接続されている。4本のチューブ31は、プリンタ1の右前端部において走査方向に並んだ4つのインクカートリッジ32とそれぞれ接続されている。4つのインクカートリッジ32に貯留されたブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクがチューブ31を介してインクジェットヘッド3に供給される。
プラテン4は、インクジェットヘッド3の下方に位置し、印刷時にノズル面13aと対向する。プラテン4は、走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延び、記録用紙Pを下方から支持する。記録用紙Pが被印刷媒体の一例である。搬送ローラ5,6は、それぞれ、搬送方向におけるプラテン4の上流側及び下流側に位置している。搬送ローラ5,6は、図示しないギヤ等を介し搬送モータ57(後述の図2参照)に接続され、搬送モータ57の駆動により回転して記録用紙Pを搬送方向に搬送する。
上記構成により、プリンタ1は、搬送ローラ5,6により記録用紙Pを所定距離ずつ搬送する毎に、キャリッジ2を走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド3の複数のノズル10からインクを吐出させることによって、記録用紙Pに印刷を行う。
<フラッシングフォーム>
フラッシングフォーム7は、スポンジなどインクを吸収可能なもので構成され、プラテン4よりも左側に位置している。これに対応して、プリンタ1では、後述の制御装置50の制御により、キャリッジ2を、ノズル面13aがフラッシングフォーム7と対向するフラッシング位置まで移動可能である。これにより、プリンタ1は、後述のフラッシング動作を実行可能である。
<パージングユニット>
パージングユニット8は、キャップ21と、切換ユニット22と、吸引ポンプ23と、廃液タンク24と、を備えている。
キャップ21は、プラテン4よりも右側に位置している。これに対応して、プリンタ1では、キャリッジ2をノズル面13aがキャップ21と対向するメンテナンス位置まで移動できるようになっている。キャップ21は、キャップ部21aと、キャップ部21aの左側に並んだキャップ部21bと、を有している。キャリッジ2を上記メンテナンス位置に位置させた状態では、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部21aと対向し、左側3列のノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部21bと対向する。
またキャップ21は、キャップ昇降装置58(後述の図2参照)により昇降可能、すなわち上記ノズル面13aと交差する交差方向に移動可能となっている。そして、キャリッジ2が上記メンテナンス位置に位置している状態でキャップ21を上昇させると、キャップ21がノズル面13aに密着して、複数のノズル10がキャップ21に覆われる。より詳細には、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部21aに覆われ、左側3列のノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部21bに覆われる。なお、以下、この状態を「キャッピング状態」と称することがある。このように、キャップ昇降装置58は、キャップ21を、キャッピング状態とするためのキャッピング位置と、キャッピング位置よりも下方のアンキャッピング位置との間で昇降させることができる。
なお、キャップ21は、ノズル面13aに密着して複数のノズル10を覆う構成には限られない。例えば、流路ユニット13が、ノズル10を保護するためにノズル面13aを取り囲むように配置されたフレームを有する場合に、キャップ21がこのフレームに密着することによってノズル10を覆うようになっていてもよい。
切換ユニット22は、チューブ29a,29bを介して、キャップ部21a,21bと接続されている。また、切換ユニット22は、チューブ29cを介して吸引ポンプ23と接続されている。切換ユニット22は、キャップ部21a,21bと吸引ポンプ23との接続を切り換える。吸引ポンプ23は、チューブポンプなどであり、切換ユニット22と反対側においてチューブ29dを介し廃液タンク24と接続されている。
なお、パージングユニット8及びフラッシングフォーム7がメンテナンス部の一例である。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について、図2により説明する。プリンタ1の動作は、制御装置50によって制御されている。
制御装置50は、CPU51と、ROM52と、RAM53と、EEPROM54と、特定用途向け集積回路であるASIC(application specific integrated circuit)55と、等を備える。CPU51がプロセッサの一例である。制御装置50は、これらの構成を備えることにより、キャリッジモータ56、アクチュエータ14、搬送モータ57、キャップ昇降装置58、切換ユニット22、吸引ポンプ23などの制御を行う。
また制御装置50は、インクジェットヘッド3のノズル10の目詰まり等によるインク吐出状態を検知する、不良ノズル検出部84を備えている。不良ノズル検出部84は、インクジェットヘッド3に対向可能な位置に配置される吐出検知部64に接続されている。吐出検知部64は、例えば、インク吸収材と電気的に導通する導電材を備え、導電材を流れた電気信号が、不良ノズル検出部84にて検出可能に構成される。不良ノズル検出部84は、インクジェットヘッド3の各ノズル10から帯電されたインク滴を吐出させ、帯電されたインク滴が吸収材に着弾する際に生じる電流変化の信号を検出する。そして、この信号値が所定の閾値以下の場合に、不良ノズル検出部84は、当該ノズル10のインク吐出が規定の吐出量に達していないこと若しくは吐出されていないこと、すなわち当該ノズル10が吐出不良であることを検出することができる。
なお、ノズル10の吐出不良の検知は、不良ノズル検出部84による上記の手法に限られない。すなわち、キャリッジモータ56及び搬送ローラ5,6を制御してインクジェットヘッド3に適宜のテストパターンを印刷させ、CCDもしくはフォトセンサー等によりそのテストパターンを走査し、どのノズル10が吐出不良となっているかを検出してもよい。
なお、図2では、CPU51を1つだけ図示しているが、制御装置50がCPU51を複数備え、それら複数のCPU51が分担して処理を行ってもよい。また、図2では、ASIC55を1つだけ図示しているが、制御装置50がASIC55を複数備え、それら複数のASIC55が分担して処理を行ってもよい。
<フラッシング動作>
次に、上記メンテナンスとして実行される、フラッシング動作について説明する。
すなわち、プリンタ1は、制御装置50の制御により、キャリッジ2をフラッシング位置に位置させた状態で、アクチュエータ14を駆動して複数のノズル10からインクを吐出させることにより、ノズル10内の増粘したインクを排出させるフラッシングを行う。具体的には、以下のとおりである。
すなわち、プリンタ1は、待機時に上記キャッピング状態とされることで、ノズル10内のインク中の水分の蒸発によるノズル10内のインクの蒸発率の上昇が抑えられている。そして、印刷が実行される際には、制御装置50はまず、キャップ昇降装置58を制御してキャップ21を降下させ、キャリッジモータ56を制御してキャリッジ2をフラッシング位置に移動させた状態で、アクチュエータ14を制御して、印刷前フラッシングを行う。印刷前フラッシングの後、制御装置50は、キャリッジモータ56を制御しキャリッジ2をノズル面13aが記録用紙Pと対向する位置で走査方向に移動させつつ、アクチュエータを制御して、ノズル10からインクを吐出させて印刷を行う。また、印刷の完了後、制御装置50は、キャリッジモータ56を制御してキャリッジをメンテナンス位置まで移動させ、キャップ昇降装置58を制御してキャップ21を上昇させることにより、キャッピング状態に戻す。
<パージング動作>
次に、上記メンテナンスとして実行される、パージングユニット8によるパージング動作について説明する。
すなわち、プリンタ1は、上記キャッピング状態で、制御装置50の制御により、切換ユニット22でキャップ部21aと吸引ポンプ23とを接続し、吸引ポンプ23を駆動する。これにより、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10から流路ユニット13内のブラックインクを排出する、ブラックインクについての吸引パージを実行する。
同様に、プリンタ1は、上記キャッピング状態で、制御装置50の制御により、切換ユニット22でキャップ部21bと吸引ポンプ23とを接続し、吸引ポンプ23を駆動させる。これにより、左側3列のノズル列9を形成する複数のノズル10から、流路ユニット13内のイエローインク、シアンインク、マゼンタインクを排出する、カラーインクについての吸引パージを実行する。
なお、上記吸引パージによって排出されたインクは、廃液タンク24に貯留される。本実施形態では、以上のように、インクの消費を伴うメンテナンスとして、パージングとフラッシングとが実行される。なお、インクの消費を伴うものであれば、他のメンテナンスを行うようにしてもよい。
<メンテナンスの実行>
ここで、プリンタ1において、制御装置50が、予め定められた周期毎、例えば半月毎に、ノズル10内のインクの増粘の程度を判断し、必要に応じて、上記フラッシング動作又はパージング動作を含むメンテナンスを実行する。
<メンテナンス時の制御手順>
上記メンテナンスを行うためにCPU51が実行する制御手順を、図3に示すフローチャートにより説明する。この制御手順は、上記ROM52に記憶された複数のプログラムに含まれるメンテナンス処理プログラムにより実行され、その実行によって本実施形態による以下のメンテナンス方法が実現される。
まずS10で、予め定められたメンテナンスチェックタイミングが到来したか否かが判定される。メンテナンスチェックタイミングが到来した場合はYes判定され、S20に移行する。
S20では、前述した手法により、不良ノズル検出部84により、吐出検知部64を介したノズル10の吐出不良の有無の検知が行われる。
その後、S30で、前述のメンテナンス動作が必要か、言い換えればいずれかのノズル10において吐出不良が発生していたか否かが判定される。なお、S20及びS30で実行する処理が不良検知処理の一例である。メンテナンス動作が必要であればYes判定され、S40へ移行する。
S40では、上記パージングユニット8によるパージング動作若しくは上記フラッシングフォーム7におけるフラッシング動作、等のメンテナンスが実行される。なお、S40で実行する処理がメンテナンス処理の一例である。その後、S50では、予め設定されていた、メンテナンスの実行回数を表すメンテナンス実行カウンタのカウント値を1増加させる。その後、後述のS70へ移行する。
一方、S30でメンテナンス動作が必要でない、すなわちいずれのノズル10において吐出不良が発生していない場合はNo判定され、S60へ移行する。S60では、予め設定されていた、メンテナンスを実行しなかった回数を表すメンテナンス不実行カウンタのカウント値を1増加させる。その後、S70へ移行する。
S70では、この時点での現在時刻に、予め定められたメンテナンスチェック間隔を加えることで新たなメンテナンスチェックタイミングとし、このフローを終了する。なお、メンテナンスチェック間隔は、前述した予め定められた周期、例えば一週間である。
<課金料金の決定>
上述のように、プリンタ1においては、メンテナンスの実行時にインクが消費される。このとき、本実施形態では、プリンタ1を使用する顧客への課金料金が決定されるときには、メンテンナス以外の実印刷に用いられたインクの量に加え、メンテンス時に消費されるインクの量も加味して、課金する料金が決定される。その際、本実施形態のプリンタ1のようにインクジェットヘッド3の吐出不良を検知できる機能を備えている、吐出不良を検知できない機種とは異なり、以下のような固有の課題が生じ得る。
すなわち、吐出不良を検知できない機種では、前回のメンテナンス実行タイミングから所定周期、すなわちメンテナンス間隔が経過したら、実際に吐出不良が生じているかいないかに関係なくメンテナンスが実行され、そのためのインクが消費される。この場合、メンテナンス分のインクが上記所定周期ごとに確実に使用されるため、その分のインク使用量を事前に正確に見積もることができる。したがって、例えば稼働中の所定期間ごとの課金料金が決定される際に、メンテナンスにより消費される量のインク価格を、精度よく課金料金に反映させることができる。
これに対し、本実施形態のプリンタ1では、前回のメンテナンス実行タイミングから上記メンテナンスチェック間隔が経過した後、実際に吐出不良が生じているか否かがS20でチェックされる。吐出不良が生じていれば、S40のメンテナンスの実行によりインクが消費される。一方、吐出不良が生じていなければ、S60でメンテナンスが実行されずにインクが消費されず、さらにメンテナンスチェック間隔が経過して図3のフローが再実行される時に、再度S40でチェックが行われる。
すなわち、稼働中の所定期間ごとのインク使用量は、その間にメンテナンスが行われるかどうかで変動する。目詰まりが生じるか否かはプリンタ1が使用される環境や印刷内容等の影響を受けるため、当該所定期間ごとのインク使用量を事前に見積もることは困難であり、メンテナンスにより生じる消費される量のインク価格を、精度よく課金料金に反映させることは難しい。
そこで本実施形態では、上記メンテナンスチェック間隔ごとにメンテナンスが行われる、という想定で仮の課金料金を定めた状態でプリンタ1を稼働させる。そしてその後、実際にプリンタ1において行われたメンテナンスの回数を想定と比較し、その分を後の請求時に調整することで、課金料金を適正化する。例えば、実際にプリンタ1において行われたメンテナンスの回数が想定よりも少なければ、その分を後の請求時に割引くことで、課金料金を適正化する。以下、その詳細を図4により説明する。
<課金料金決定時の制御手順>
上記課金料金を決定する時に、プリンタ1を保有する上記事業者の便宜を図るためにCPU51が実行する料金決定の準備のための制御手順を、図4に示すフローチャートにより説明する。この制御手順は、上記ROM52に記憶された複数のプログラムに含まれる料金決定準備処理プログラムにより実行され、その実行によって本実施形態による以下の料金決定準備方法が実現される。
まずS105で、プリンタ1に備えられた図示しない操作部を介し、上記事業者の便宜用の情報表示を行う旨の指示があったか否かが判定される。情報表示の指示があった場合はYes判定され、S110に移行する。
S110では、所定期間における、印刷がなされた記録用紙Pの印刷ページ数が取得される。この所定期間は、例えば一か月ごと、のように予め定められた期間である。その場合、S105における指示操作があった日からさかのぼって過去一か月間でもよいし、指示操作がなされた日の前月の一か月間でもよいし、別途操作部により期間指定入力された一か月間等でもよい。また、本実施形態のプリンタ1では、記録用紙Pの印刷が行われる都度、当該印刷の履歴が適宜の箇所、例えばEEPROM54に蓄積されており、S110ではこの履歴に基づき、上記印刷ページ数が取得される。なお、上記ページ数が印刷カウント数の一例であり、S110で実行する処理が、印刷カウント数取得処理の一例である。印刷カウント数は、たとえはA3サイズのように大きなサイズの印刷媒体への印刷時には1ページで2カウントするようにしてもよい。
その後、S115では、MPSモードであるか否かが判定される。すなわち、本実施形態のプリンタ1は、MPS(Managed Print Service)を利用可能である。MPSとは、プリンタ、複写機、複合機等の印刷機能を備えたデバイスの各種マネジメントに関するアウトソーシング・サービスである。MPSは、それら各デバイスによる印刷環境全体を管理し、顧客の印刷ニーズを満たすために全契約期間にわたってニーズの変化やオフィス環境の変化などに対応したサービスを行い、最適な出力環境を提供するものである。本実施形態のプリンタ1では、このMPSを利用する設定がされた場合のMPSモードと、MPSを利用する設定がされていない場合の通常モードと、の2つが備えられている。そして、上記操作部に対する適宜の操作により、それらMPSモード又は通常モードのいずれかを適宜に選択することができる。なお、MPSが所定サービスの一例であり、MPSモードが第1モードの一例であり、通常モードが第2モードの一例である。
通常モードが選択されていた場合はNo判定され、後述のS160へ移行する。MPSモードが選択されていた場合はYes判定され、S120に移行する。
S120では、上記所定期間における、メンテナンスの実行回数が取得される。本実施形態のプリンタ1では、上記同様、上記S40でメンテナンスが行われる都度、当該メンテナンスの履歴が例えばEEPROM54に蓄積されており、S120ではこの履歴に基づき、上記メンテナンスの実行回数が取得される。このS120で実行する処理が、実行回数取得処理の一例である。
そして、S125で、メンテナンスが実行されるときの、実行1回あたりのインクの消費量が取得される。このインク消費量は、一般的に、プリンタの機種ごとに固定的に定まるものであり、プリンタ1の適宜の箇所、例えばROM52に記憶されている。S125ではこの記憶されたインク消費量が読み出されて取得される。
その後、S130で、S125で取得されたメンテナンス実行1回あたりのインクの消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算した、インクの換算消費量が算出される。この換算は、例えば以下のようにして行われる。すなわち、インクの消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算する際には、1ページの記録用紙Pに印刷が行われるときに消費されるインクの消費量について、何らかの算定基準が必要である。つまり、1ページの記録用紙Pに印刷が行われるときに、平均してどれくらいのカバレッジにより印刷が行われ、インクが平均してどれくらい消費されるのか、の基準値を定める必要がある。本実施形態においては、そのための基準値として、予め所望の規格にて定められた標準カバレッジが用いられる。具体的には、例えばこのプリンタ1の機種に関してISOが定める、基準カバレッジを用いることができる。
あるいは、上記標準カバレッジに代えて、換算の上記基準値として、このプリンタ1の過去の印刷履歴における平均カバレッジを用いてもよい。その場合、プリンタ1において記録用紙Pの印刷が行われる都度、当該印刷の履歴がEEPROM54に蓄積される際、併せて各印刷実行時におけるカバレッジの実績値も算出されEEPROM54に蓄積される。そしてS130において、その蓄積結果に基づき上記所定期間等適宜の期間における平均カバレッジが算出されて、用いられる。なお、このS125で実行する処理が消費量取得処理の一例であり、S130で実行する処理が消費量算出処理の一例であり、それら2つを合わせたものが、換算消費量取得処理の一例である。
なお、例えば、メンテナンスの実行時に消費されるインクを上記記録用紙Pの印刷ページ数に換算した上記換算消費量を予め適宜に設定し、その設定結果をテーブル形式等で記憶しておいて上記換算において用いてもよい。すなわち、1つのテーブルに、メンテナンス実行1回の場合は換算消費量が○○枚、メンテナンス実行2回の場合は換算消費量が○○枚、メンテナンス実行3回の場合は換算消費量が○○枚、・・のように記録されている。そしてS120で所定期間のメンテナンスの実行回数が取得されたら、当該テーブルを参照することで、S125及びS130のような取得及び算出を行わなくても、直接換算消費量を取得することができる。この場合はこの取得する処理が換算消費量取得処理の一例となる。
その後、S135で、上記所定期間における、メンテナンスの実行回数の差分が算出される。すなわち、図3のS30及びS60で前述したように、本実施形態のプリンタ1では、予め定められた所定周期ごとに実行される図3のS20において吐出不良が検知されなければメンテナンスは行われない。このS135では、このメンテナンスの不実行に対応して上記メンテナンスの実行回数の差分が算出される。すなわち、不実行となることなしに上記所定周期ごとにS40のメンテナンスが実行されたと仮想した場合の、上記所定期間におけるメンテナンスの仮想実行回数から、上記S120で取得された、上記所定期間ごとの実際のメンテナンスの実行回数が差し引かれる。これにより、吐出不良の有無検知が行われたことで何回分のメンテナンスが不実行となったかを表す、上記仮想実行回数と上記実際のメンテナンスの実行回数との差分が算出される。以下適宜、この差分を「メンテナンス不実行回数」と称する。このS135で実行する処理が、差分回数算出処理の一例である。
そして、S140で、上記S135で算出した差分に、S125で算出したインクの換算消費量を乗じることにより、インクの換算節約量が算出される。この換算節約量は、吐出不良の有無検知に基づきメンテナンスが不実行とされたことにより、どれだけのインクを節約できたか、記録用紙Pの印刷ページ数に換算して表したものである。このS140で実行する処理が、換算節約量算出処理の一例である。
その後S150で、S120,S130,S135,S140でそれぞれ取得又は算出した、所定期間のメンテナンスの実行回数、メンテナンス実行1回あたりインクの換算消費量、所定期間のメンテナンス不実行回数、インクの換算節約量が出力される。具体的には、出力対象である、それらメンテナンスの実行回数、インクの換算消費量、メンテナンス不実行回数、及びインクの換算節約量が、表示データとして出力される。このとき、本実施形態では、上記表示データは、所定URLによりアクセスされるWebページに含めるファイル形式、いわゆるEWS(Embedded Web Server)用のファイル形式で、S150において出力される。すなわちこの場合、このS150において、事業者のPC等の適宜の外部装置のブラウザへと上記EWSファイル形式の表示データが出力され、外部装置において上記URLへのアクセスがなされることで各情報が記載されたWebページが表示される。なお、S130において前述のようにプリンタ1の過去の印刷履歴における平均カバレッジが用いられた場合には、当該平均カバレッジもこのS150で上記同様に外部装置へと出力される。
そして、S160で、S110で取得した、所定期間における記録用紙Pの印刷ページ数が出力される。具体的には、上記同様、例えばいわゆるEWS用のファイル形式の表示データで、上記外部装置へと出力される。なお、S150及びS160で実行する処理が、出力処理の一例である。その後、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、CPU51が実行するS110で、プリンタ1が稼働しているときにおける所定期間ごとの記録用紙Pの印刷ページ数が取得され、S120では、上記所定期間における実際のメンテナンスの実行回数が取得される。その後、S125及びS130において、その取得されたメンテナンス処理の実行回数に応じたインク消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算した、インクの換算消費量が算出される。そしてこの結果に基づき、S150,S160では、所定期間ごとの記録用紙Pの印刷ページ数と、所定期間ごとのメンテナンス処理の実行回数と、上記換算消費量と、が出力される。
<割引精算の例>
事業者は、それら出力結果に基づき、前述した精算時に割り引くべき金額を、以下のようにして算出することができる。
すなわち、前述のようにして仮に設定される課金料金は、上記所定期間T[月]内に、所定周期t[月]ごとにMo[回]のメンテナンスが行われたという想定で設定される。その回数は、1か月あたり、
Mo=T/t[回]
となる。なお、前述の例ではT=1、t=0.5である。
このとき、上記S150で出力された実際のメンテナンスの実行回数がM[回]
であったとすると、実際の稼働においては、メンテナンスMo−M[回]分のインクの消費が節約されたことになる。したがって、上記S150で出力された換算消費量がNr[ページ]であれば、Nr[ページ]分の料金を割り引くことで、今回の所定期間(以下適宜、「第1所定期間」と称する)における最終的な課金料金を決定することができる。
すなわち、事業者は、不実行であったメンテナンス処理の回数(Mo−M)[回]に応じたNr[ページ]というページ数を用いて、課金料金における割引額を容易にかつ感覚的にわかりやすく決定することができる。
例えば、
所定期間T:1[月]
メンテナンス実行が想定される所定周期t:1[月]
メンテナンスの想定実行回数Mo:1[回]
実際のメンテナンス回数M:0[回]
単位回数あたりのメンテナンスでの換算消費量Na:30[ページ]
であったとすると、実際の稼働においては、
メンテナンスの
Mo−M=1[回]
分のインクの消費が節約されたことになることから、今回の第1所定期間については、
(Mo−M)×Na=1×30=30[ページ]
分の料金を割り引けばよい、と容易に決定することができる。
<顧客単価設定の例>
また、上記により、顧客ごとの記録用紙Pの印刷ページ数に応じ顧客単価を設定する場合にも、事業者は、最終的に決定した上記今回の課金料金と、上記S160で出力された上記所定期間ごとの記録用紙Pの印刷ページ数とに応じて、次回の所定期間における割引額を、容易にかつ感覚的にわかりやすく設定できる。
例えば、前述のように第1所定期間ではメンテナンスが実行されなかったことから、次の所定期間(以下適宜、「第2所定期間」と称する)ではメンテナンスが実行されると予想される場合には、以下のようにして顧客の単価を設定することが可能である。
まず、この顧客の1か月あたり平均印刷ページ数は、上記第1所定期間T[月]における記録用紙Pの印刷ページ数をN[ページ]とすると、
N/T[ページ/月]
で表すことができる。
また、上記のように次の第2所定期間T[月]でメンテナンスの回数が1[回]実行されるとすると、1か月あたりメンテナンスの実行回数は
1/T[回]
となる。
そして、前述したように、単位回数あたりのメンテナンス実行時のインクの換算消費量はNa[ページ]であることから、1か月あたり、メンテナンスのために消費されるインクの換算消費量は、
(1/T)×Na[ページ]
となる。
このとき、1本のインクカートリッジ32により印刷可能な記録用紙Pのページ数をNc[ページ]とすると、この顧客が1つのインクカートリッジ32を使い切るのに必要な期間は、
Nc/(N/T)[月]
となる。なお、前述のようにプリンタ1では実際には4色それぞれの4つのインクカートリッジ32が用いられるが、ここでは計算の便宜上、1つのインクカートリッジ32として取り扱うこととする。
前述のように1か月あたりのインク換算消費量が(1/T)×Na[ページ]であって、1つのインクカートリッジ32を使い切る期間は、Nc/(N/T)[月]であるから、1つのインクカートリッジ32を使い切るまでの間にメンテナンスのために消費されるインク換算消費量は、
{(1/T)×Na}×{Nc/(N/T)}=Na×Nc/N[ページ]
となる。
そして、上述した1つのインクカートリッジ32により印刷できる印刷可能ページ数Nc[ページ]から、メンテナンスのために消費される上記換算消費量Na×Nc/N[ページ]を引いたページ数、
Nc−(Na×Nc/N)[ページ]
が実際に記録用紙Pへの印刷に使用されるインクの、記録用紙Pの印刷ページ数に換算した消費量となる。なお、この換算された消費量を以下適宜、「実印刷ページ数」と称する。
ここで、この事業者がメーカからインクカートリッジ32を購入したときの価格をC[円]、当該事業者が1つのインクカートリッジ32あたりで得たい目標利益をB[円]、とする。この顧客に対し設定すべき単価X[円/ページ]に、上記の実印刷ページ数{Nc−(Na×Nc/N)}[ページ]を乗じた額が、B+Cに等しくなれば、この事業者は予定通りの利益を得られることになる。すなわち、
{Nc−(Na×Nc/N)}×X=B+C ・・ (式1)
が成立すればよい。
したがって、例えば、
1本のインクカートリッジ32の印刷可能ページ数Nc:550[ページ]
メンテナンス1回実行時のインク換算消費量Na:30[ページ]
第2所定期間T[月]における記録用紙Pの印刷ページ数N:100[ページ]
インクカートリッジ32の購入価格C:3500[円]
事業者の目標利益B:2000[円]
とすると、上記(式1)により、第2所定期間の顧客単価Xを、
X=(2000+3500)/(550−30×550/100)
=5500/(550−165)
=14.287143[円]
と設定すればよい。
なお、上記第2所定期間においてもさらにメンテナンスが行われなかった場合もあり得る。この場合、メンテナンスにおいてインクが全く消費されなかったこととなるため、上記Nr=0[ページ]となる。その結果、上記式1は、
Nc×X′=B+C ・・ (式1′)
となって、上記Nc=550、B=2000、C=3500を代入すると、この場合の第2所定期間における顧客単価X′は、
X′=5500/550
=10[円]
と設定すべきであったことになる。
したがって、この場合、第2所定期間におけるXとX′の差額
X′−X=4.287143[円]
に対し、第2所定期間T[月]における印刷ページ数N=100を乗じた、
428.7143[円]
を顧客に後精算にて返金すればよい。
そしてこの場合、第1所定期間でも第2所定期間でもメンテナンスが行われなかったことから、その次の所定期間(以下適宜、「第3所定期間」)ではメンテナンスが1回行われるであろうことが想定される。したがって、上述した計算に基づき、第3所定期間における顧客単価を改めてX=14.287143[円]に設定すればよい。そして、実際に第3所定期間においてメンテナンスが1回行われた場合は、その次の所定期間(以下適宜、「第4所定期間」と称する)ではメンテナンスは行われないであろうことが想定されるため、前述の計算に基づき第4所定期間における顧客単価をX′=10[円]に設定すればよい。
また、本実施形態では特に、図4に示したS150,S160において出力対象である前述の各値が表示データの形で出力される。これにより、事業者は、出力された表示データに基づく適宜の表示を見ることで、出力された内容を視覚的に認識することができる。具体的には、本実施形態では、前述の各値が出力されるときの形式が、所定URLによりアクセスされるWebページに含める、いわゆるEWS用のファイル形式となっている。これにより、事業者は、当該URLへアクセスすることで、上記出力された表示データに基づく適宜の表示を見ることができ、当該出力された内容を視覚的に認識することができる。
上記表示内容の例を図5により説明する。図5(a)及び図5(b)は、上記のように所定URLへアクセスしたときに表示されるWebページを表している。
図5(a)は、前述のMPSモードが選択されることでS115がYes判定となった場合に、S150及びS160によって表示される内容を示している。このWebページでは、前述した所定期間における記録用紙Pの印刷ページ数600ページと、メンテナンスの実行回数3回と、換算消費量90ページと、メンテナンスが実行されなかった不実行回数2回と、インクの換算節約量60ページと、が表示されている。なおこの例では、換算消費量は、メンテナンスで使用したインクの消費量を前述のISOの標準カバレッジで換算した値となっている。また以上に加え、消耗品である4色のインクカートリッジ32それぞれについての残量が、シアン80%、マゼンタ80%、イエロー60%、ブラック70%、と示されている。
図5(b)は、前述の通常モードが選択されることでS115がNo判定となった場合に、S160によって表示される内容を示している。このWebページでは、前述した所定期間における記録用紙Pの印刷ページ数600ページと、消耗品である4色のインクカートリッジ32それぞれについての残量が、シアン80%、マゼンタ80%、イエロー60%、ブラック70%、と示されている。
なお、図5(a)に示す画面と、図5(b)に示す画面とが、それぞれ別々のページにおいて併存するように構成してもよい。
また、本実施形態では特に、メンテナンス時におけるインクの消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算する際の基準値として、予め所望の規格にて定められた標準カバレッジが用いられる。これにより、1ページの記録用紙Pが印刷されるときにインクがどれくらい消費されるのか、を一律に定めることができる。このように、メンテナンスにおけるインクの消費量を、上記基準値である標準カバレッジを用いて印刷された記録用紙Pの印刷ページ数に換算することで、容易かつ確実に換算消費量を算出することができる。また、規格により定められた標準カバレッジが用いられることで、当該プリンタ1に固有の傾向に左右されることのない、一律な換算を行うことができる。
あるいは、上記基準値としてプリンタ1の印刷履歴における平均カバレッジが用いられる場合には、メンテナンス時におけるインクの消費量を平均カバレッジを用いて記録用紙Pの印刷ページ数に換算することで、容易かつ確実に換算消費量を算出することができる。また、プリンタ1の過去の印刷履歴における平均カバレッジが用いられることで、当該プリンタ1に固有の傾向も反映させることができる。さらに、前述したようにこの平均カバレッジがS150において出力される場合には、事業者は、メンテナンス時のインクの消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算する際の基準値として平均カバレッジが用いられたことを明確に認識できる。また、次回の上記所定期間における顧客単価の設定において平均カバレッジを容易に用いることもできる。
また、本実施形態では特に、不実行となることがなく所定周期ごとにメンテナンスが実行されると仮想した場合のメンテナンスの仮想実行回数と、S120で取得された所定期間ごとの実際のメンテナンスの実行回数と、の差分がS135で算出される。算出された差分すなわちメンテナンス不実行回数は、S150で出力される。これにより、事業者は、吐出不良の有無検知が行われたことで何回分のメンテナンスが実行されなかったか、を明確に認識できるとともに、次回の所定期間における顧客単価の設定においてその吐出検知の結果によりメンテナンス処理の実行がどの程度行われずにすんだのかを参酌することもできる。
また、前述のように適宜にメンテナンスが実行されないことで、その分のインクの消費が回避された、言い換えれば節約できたこととなる。これに対応して、本実施形態では特に、S140で、前述のメンテナンス不実行回数により節約されたインクの消費量が記録用紙Pの印刷ページ数に換算され、インクの換算節約量が算出される。算出された換算節約量はS150で出力される。これにより、事業者は、メンテナンスが実行されなかった結果どれだけのインクを節約できたかを明確に認識できるとともに、記録用紙Pの印刷ページ数で表された換算節約量を参酌することで、次回の所定期間における顧客単価の設定を容易に行うことができる。
また、S150において出力される、所定期間ごとのメンテナンスの実行回数及び上記換算消費量は、事業者が前述した課金料金の決定及び顧客単価の決定を行う際に有用な機能であり、それ以外の状況ではさほど有用ではなく通常の使用をするユーザには却って複雑な情報となる。
そこで、本実施形態願では特に、記録用紙Pの印刷ページ数、メンテナンスの実行回数、換算消費量を出力するMPSモードと、メンテナンスの実行回数及び換算消費量を出力せず記録用紙Pの印刷ページ数を出力する通常モードとの2つが設けられる。そして、例えば、プリンタ1のマネジメントに関するアウトソーシングサービス、いわゆるMPSが実行されている場合にはMPSモードに切り替えられ、それ以外の場合には通常モードに切り替えられる。これにより、換算消費量が必要とする者に向けて出力することができる。
また、本実施形態では特に、S125で、通常、事前に固定的に設定されている、単位回数あたりのメンテナンスでのインクの消費量が取得され、S130では、その取得された消費量を記録用紙Pの印刷ページ数に換算することで、インクの換算消費量が算出される。これにより、確実にインクの換算消費量を算出することができる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)表示出力のバリエーション
上記実施形態においては、S150において所定期間のメンテナンスの実行回数、メンテナンス実行1回あたりインクの換算消費量、所定期間のメンテナンス不実行回数、インクの換算節約量がEWS形式で出力されたが、これに限られない。すなわち、適宜のネットワークを介し、事業者の有する適宜の端末にインストール済のアプリケーションへ出力するようにしてもよい。あるいは、プリンタ1に備えられた適宜の表示部において表示するようにしてもよい。S160で出力された所定期間における記録用紙Pの印刷ページ数についても同様である。これらの場合も、前述と同様の効果を得る。
(2)表示出力でなく印刷する場合
すなわち、S150における、メンテナンスの実行回数、メンテナンス実行1回あたりインクの換算消費量、メンテナンス不実行回数、インクの換算節約量、S160における記録用紙Pの印刷ページ数を、プリンタ1にて記録用紙Pに印字出力してもよい。
この場合、事業者は、形成された印字を見ることで上記出力された各値を視覚的に認識することができる。また、S120〜S160の各処理を行ったプリンタ1自体が出力内容を印字形成することにより、出力内容を外部装置において表示する場合等に比べ、出力内容に対する事業者の信頼感を高めることができる。
(3)その他
以上においては、図3、図4に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 プリンタ(印刷装置の一例)
2 キャリッジ(印刷部の一例)
3 インクジェットヘッド(吐出ヘッドの一例)
7 フラッシングフォーム(メンテナンス部の一例)
8 パージングユニット(メンテナンス部の一例)
51 CPU(プロセッサの一例)
P 記録用紙(被印刷媒体の一例)

Claims (11)

  1. インクを吐出する吐出ヘッドを備え、前記インクにより被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記インクの消費を伴う、前記吐出ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部と、
    プロセッサと、
    を有する印刷装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記吐出ヘッドからの前記インクの吐出不良の有無を、所定周期ごとに検知する不良検知処理と、
    前記不良検知処理で前記吐出不良が検知されたことを契機に、前記メンテナンス部による前記メンテナンスを実行するメンテナンス処理と、
    所定期間ごとの、前記印刷部による印刷が行われた前記被印刷媒体への印刷カウント数を取得する印刷カウント数取得処理と、
    前記所定期間ごとの、前記メンテナンス処理の実行回数を取得する実行回数取得処理と、
    前記実行回数取得処理で取得された前記メンテナンス処理の実行回数に応じたインク消費量を前記印刷カウント数に換算した、前記インクの換算消費量を取得する換算消費量取得処理と、
    前記印刷カウント数取得処理で取得された前記所定期間ごとの前記印刷カウント数と、前記換算消費量取得処理で取得された前記換算消費量と、を出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記換算消費量取得処理では、
    前記印刷部による過去の印刷履歴における平均カバレッジを用いて前記換算消費量を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記出力処理では、さらに、
    前記平均カバレッジを出力する
    ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記換算消費量取得処理では、
    予め所望の規格にて定められた標準カバレッジを用いて前記換算消費量を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記プロセッサは、さらに、
    前記吐出不良の検知に関係なく前記所定周期ごとに前記メンテナンス処理を実行したと仮想した場合の前記所定期間ごとの前記メンテナンス処理の仮想実行回数と、前記実行回数取得処理で取得された前記所定期間ごとの前記実行回数と、の差分回数を算出する差分回数算出処理を実行し、
    前記出力処理では、さらに、
    前記差分回数算出処理で算出された前記差分回数を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置。
  6. 前記プロセッサは、さらに、
    前記差分回数算出処理で算出された前記差分回数により節約された前記インクの消費量を前記印刷カウント数に換算した、前記インクの換算節約量を算出する換算節約量算出処理を実行し、
    前記出力処理では、さらに、
    前記換算節約量算出処理で算出された前記換算節約量を出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記出力処理において、前記印刷カウント数と、前記換算消費量と、を出力する第1モードと、
    前記出力処理において、前記換算消費量を出力することなく、前記印刷カウント数を出力する第2モードと、
    を備え、
    前記印刷装置に所定サービスの設定がされた場合には前記第1モードに切り替えられ、それ以外の場合には前記第2モードに切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の印刷装置。
  8. 前記出力処理では、
    出力対象を表示データとして出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の印刷装置。
  9. 前記出力処理では、
    出力対象を、所定URLによりアクセスされるWebページに含めることにより出力する
    ことを特徴とする請求項8記載の印刷装置。
  10. 前記出力処理では、
    出力対象を、前記被印刷媒体に対し前記印刷部により印字出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の印刷装置。
  11. 前記換算消費量取得処理は、
    単位回数あたりの前記メンテナンス処理により消費される前記インクの消費量を取得する消費量取得処理と、
    前記消費量取得処理で取得された前記消費量を前記印刷カウント数に換算して前記換算消費量を算出する消費量算出処理と、
    を含み、
    前記出力処理では、
    前記所定期間ごとの前記印刷カウント数と、前記消費量算出処理で算出された前記換算消費量と、前記実行回数取得処理で取得された前記実行回数と、を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の印刷装置。
JP2020038955A 2020-03-06 2020-03-06 印刷装置 Pending JP2021138084A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038955A JP2021138084A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 印刷装置
PCT/JP2021/005207 WO2021176994A1 (ja) 2020-03-06 2021-02-12 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020038955A JP2021138084A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021138084A true JP2021138084A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77613379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020038955A Pending JP2021138084A (ja) 2020-03-06 2020-03-06 印刷装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021138084A (ja)
WO (1) WO2021176994A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6179403B1 (en) * 1999-07-09 2001-01-30 Xerox Corporation Document dependent maintenance procedure for ink jet printer
JP2003205603A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Sharp Corp インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのインク残量算出方法
JP4991457B2 (ja) * 2007-09-04 2012-08-01 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置における情報処理方法、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラム
JP5532000B2 (ja) * 2011-03-29 2014-06-25 ブラザー工業株式会社 液滴噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021176994A1 (ja) 2021-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8382223B2 (en) Image forming apparatus, image formation enabling or disabling method, and computer-readable storage medium
JPH06126981A (ja) 記録装置
JP6012452B2 (ja) インクジェット記録装置及び制御方法
CN101844444B (zh) 喷墨记录设备
RU2371320C1 (ru) Устройство струйной печати и способ струйной печати
JP2021030676A (ja) 印刷装置及び印刷システム
JP6327797B2 (ja) インクジェット記録装置及びその制御方法
JP4735120B2 (ja) 印刷ヘッド検査装置およびこれを搭載する印刷装置並びに印刷ヘッド検査方法,これに用いるプログラム
JP2009043248A (ja) 保守装置、保守方法、デバイス、保守システム、およびコンピュータプログラム
WO2021176994A1 (ja) 印刷装置
CN102642405B (zh) 一种喷墨打印机的墨水保护方法
US20230249465A1 (en) Printing device including controller provided with manual maintenance mode and automated maintenance mode as control mode for controlling maintenance portion
JP2010201878A (ja) 画像形成装置及びメンテナンス動作制御プログラム
JP3747706B2 (ja) インクジェットプリンタのインクエンド値調整装置及び調整方法
JP2012223898A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
JP2018153922A (ja) クリーニング時間予測装置および印刷システム
JP2012223983A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
JP4630558B2 (ja) 記録装置及び回復制御方法
JP2023093190A (ja) メンテナンス管理システム
JP2007050534A (ja) 印刷ヘッド検査装置およびこれを搭載する印刷装置並びに印刷ヘッド検査方法,これに用いるプログラム
US7784898B2 (en) Ink jet recording apparatus and control method
US20240176562A1 (en) Information processing apparatus, control method, and storage medium
US20230302835A1 (en) Non-transitory computer readable medium recorded with program and liquid ejecting apparatus
US8147056B2 (en) Ink-jet recording apparatus preventing recording surface of recording medium and paper discharge roller from contamination
JP5703719B2 (ja) 画像形成装置