JP2021138023A - ラミネートフィルム - Google Patents

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賢二 広瀬
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【課題】ホットラミネーターによって簡単に片面ラミネートを行うことが可能なラミネートフィルムを提供する。【解決手段】印刷用紙1の一方の面2を覆うためのラミネートフィルム100であって、印刷用紙1に重畳される重畳部12を備え、一面側に熱可塑性樹脂からなる接着材層15が設けられた第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bが、接着材層15が対向するように重ね合わされるととともに、それぞれの一端部が連結されているものにおいて、第1フィルム10Aは一の印刷用紙1の一方の面2を覆うものとされるとともに、第2フィルム10Bは他の前記印刷用紙1の一方の面2を覆うものとされ、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bのうち少なくとも連結部11以外の端部が、重畳部12の端部と一致している。【選択図】図4

Description

本明細書に開示される技術は、ラミネートフィルムに関する。
従来、ラミネートフィルムとして、特許文献1に記載のものが知られている。具体的には、ラミネートする印刷物のサイズよりやや大きく、一面側に熱可塑性樹脂からなる接着材層を有する2枚のフィルムを、接着材層同士が向かい合うように対向させ、その間に印刷物を挟んでホットラミネーターによって加熱して、フィルムおよび印刷物と、枠状の縁部とを互いに貼り合せることにより、印刷物の表裏をラミネートする構成のラミネートフィルムが開示されている。このようなホットラミネート用のラミネートフィルムおよびホットラミネーターは安価であり、一般用に広く普及している。
登録実用新案第3176977号公報
ところで、比較的サイズが大きい看板や広告、また、アルバム、ラベル等では、しばしば、印刷物の片面だけにラミネートが行われる。このような片面ラミネートは、常温でも粘着力があるラミネートフィルムを、熱をかけずに圧着によって印刷物に貼付する、所謂、コールドラミネートにより行われる。コールドラミネート用のラミネートフィルムおよびラミネーターは、ホットラミネート用と比較してサイズが大きく、高価であるため、専門の業者に限られる。
一方、昨今では、資源を有効利用することや環境汚染を防止すること等の観点から、一般使用でも片面ラミネートの要望が高まっている。しかし、これまでのホットラミネート用のラミネートフィルムおよびラミネーターを利用して片面ラミネートを行おうとする場合、印刷物の縁部からはみ出したラミネートフィルムの熱可塑性樹脂からなる接着材が、加熱時に、ラミネーターに付着するという問題がある。このため、ラミネートフィルムと、ラミネートフィルムのサイズと同等以上のダミーシートとの間に印刷物を挟んで印刷物に対して片面ラミネートを行い、その後、縁部を切り取ると共にダミーシートを取り除く等の作業が必要であり、手間を要した。
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ホットラミネーターによって簡単に片面ラミネートを行うことが可能なラミネートフィルムを提供することを目的とする。
本明細書に開示される技術は、印刷用紙の一方の面を覆うためのラミネートフィルムであって、前記印刷用紙に重畳される重畳部を備え、一面側に熱可塑性樹脂からなる接着材層が設けられた第1フィルムおよび第2フィルムが、前記接着材層が対向するように重ね合わされるととともに、それぞれの一端部が互いに連結された連結部とされているものにおいて、前記第1フィルムは一の前記印刷用紙の一方の面を覆うものとされるとともに、前記第2フィルムは他の前記印刷用紙の一方の面を覆うものとされ、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムのうち少なくとも前記連結部以外の端部が、前記重畳部の端部と一致している。
上記構成によれば、2枚の印刷用紙を第1フィルムおよび第2フィルムの間に挟んで加熱すると、印刷用紙からフィルムがはみ出さない状態で、各印刷用紙の一方の面をラミネートすることができる。つまり、2枚のラミネートされた印刷用紙の間は、開くことが可能な状態となっている。したがって、接着材層を冷却・固化した後、単に連結部を分離するだけで、片面がラミネートされた印刷用紙を2組同時に、簡単に作成することができる。
連結部は、重畳部の一端部から延設され、第1フィルムと第2フィルムとが互いに接着された接着部を有しており、重畳部の一端部には、重畳部と接着部とを切り離して分離可能な分離部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、分離部を切り離すことにより、片面がラミネートされた印刷用紙を簡単に作成することができる。
連結部は、重畳部の一端部から延設され、第1フィルムと第2フィルムとが互いに接着された接着部を有しており、接着部を引き剥がすことにより第1フィルムおよび第2フィルムが分離可能とされていてもよい。
このような構成によれば、手で接着部を引き剥がすという簡単な作業により、片面がラミネートされた印刷用紙を簡単に作成することができる。また、連結部が廃棄部となることがなく、環境にやさしい。
第1フィルムおよび第2フィルムは印刷用紙と同等サイズとされるとともに隣接して連なって連結部を構成しており、連結部に、第1フィルムおよび第2フィルムが重ね合わされるように折り曲げ可能な折曲部が設けられていてもよい。このような構成によれば、簡易な構成のラミネートフィルムが得られる。
さらに、折曲部と重畳して第1フィルムおよび第2フィルムを切り離して分離可能な分離部が設けられていてもよい。このような構成によれば、分離部を切り離すことにより、片面がラミネートされた印刷用紙を簡単に作成することができる。また、連結部が廃棄部となることがなく、環境にやさしい。
本明細書に開示される技術によれば、ホットラミネーターによって簡単に片面ラミネートを行うことが可能なラミネートフィルムが得られる。
実施形態1のラミネートフィルムおよび印刷物の分解斜視図 ラミネーターにより印刷物の表面にラミネートフィルムをラミネートしている状態の斜視図 ラミネートされた印刷物を接着部から分離した状態を示す斜視図 ラミネートフィルムを印刷物にラミネートした状態の断面図 ラミネートされた印刷物を接着部から分離した状態を示す断面図 ラミネートされた印刷物の断面図 実施形態2のラミネートフィルムおよび印刷物の分解斜視図 ラミネートされた印刷物を分離した状態を示す斜視図 実施形態3のラミネートフィルムの斜視図 ラミネートフィルムを印刷物にラミネートした状態の断面図 ラミネートされた印刷物を分離した状態を示す断面図 他の実施形態のラミネートフィルムによりラミネートされた印刷物の断面図 他の実施形態のラミネートフィルムによりラミネートされた印刷物の断面図 他の実施形態のラミネートフィルムによりラミネートされた印刷物の断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図6によって説明する。本実施形態では、例えば、JIS規格に規定されるA4サイズの印刷用紙の片面に文字や図形が印刷された印刷物1の、印刷が施された一面側(一方の面の一例、以下印刷面2とする)を覆うためのラミネートフィルム100について説明する。尚、印刷物1における短手方向をX方向、長手方向をY方向とし、X方向及びY方向がなすXY平面に垂直に交わる方向をZ方向として各図を説明する。また、印刷面2を表側とし、その反対面を裏側とする。
ラミネートフィルム100は、短辺の長さが印刷物1のX方向の長さと同等とされ、長辺の長さが印刷物1のY方向の長さよりもやや長い、長方形の2枚のフィルムが重ね合されてなる(図1参照)。以下、2枚のフィルムのうち一方のフィルムを第1フィルム10A、他方のフィルムを第2フィルム10Bとし、区別しない場合をフィルム10とする。このラミネートフィルム100は、印刷物1に対し、短辺が印刷物1のX方向に沿うように配され、長辺が印刷物1のY方向に沿うように配され、フィルム10の面が印刷面2に沿うように配される。
図4に示すように、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bのうち、互いに対向する面には、熱可塑性樹脂からなる接着材層15が積層されている。そして、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの、X方向に延びる一対の短辺側端部のうちの一方側(Y方向における一端側)は、予め接着材層15が部分的に加熱されることにより互いに接着された接着部11(連結部の一例)とされている。この帯状の接着部11のY方向の幅寸法は、3〜5mm程度であることが好ましい。なお、図1では、接着部11を複数のドットで示している。
フィルム10のうち接着部11以外の部分は、印刷物1に重ね合わせるための重畳部12とされている。重畳部12の寸法は、印刷物1の寸法と同寸法とされている。つまり、上述した接着部11は、重畳部12から延設される形で設けられた部分である。また、接着部11および重畳部12の境界部分には、分離部13が設けられている。分離部13は、Z方向(フィルム10の厚み方向)に貫通した複数の貫通孔が、X方向に一直線上に並ぶ形で連なることで構成されている。この分離部13により、接着部11と重畳部12とを簡単に切り離して分離することが可能とされている。
なお、重畳部12の寸法は印刷物1の寸法と同寸法であると記載したが、これは理論上のものであって、重畳部12の寸法は、Y方向についてのみ、印刷物1の厚み分程度ごく僅かに長い寸法とされている構成も含む。また、分離部13についても同様に、接着部11および重畳部12の境界部分から重畳部12側に、印刷物1の厚み分程度ごく僅かに離れた位置に設けられている構成も含む。
上述したフィルム10の素材としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、メタクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリウレタン及びアイオノマー等の樹脂のうち、1種あるいは2種以上を混合したものを採用することができる。このうち、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。また、このうちの2種以上を積層したものを採用することもできる。尚、フィルム10は、光を透過する透明フィルムとするが、これに限られず、光の一部を遮光する半透明若しくは不透明フィルムであってもよい。
また、接着材層15に用いられる熱可塑性樹脂としては、フィルム10の素材として採用される樹脂(高融点樹脂)よりも融点が低い樹脂(低融点樹脂)を採用することができる。例えば、接着材の素材としては、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、メタクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリウレタン及びアイオノマー等の樹脂のうち、1種あるいは2種以上を混合したものを採用することができる。このうち、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。
本実施形態のラミネートフィルム100により印刷物1の印刷面2をラミネートする際は、図1に示すように、まず、ラミネートフィルム100の接着部11以外の三辺を開き、2枚の印刷物1(第1印刷物1Aおよび第2印刷物1B)を、印刷面2が外側となるように重ね合せた状態で、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの各重畳部12の間に挿入する。つまり、第1印刷物1Aの印刷面2(表面)に第1フィルム10Aを重ね合わせるとともに、第2印刷物1Bの印刷面2(表面)に第2フィルム10Bを重ね合わせることで、2枚の印刷物1を第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの間に挟持する。この時、第1フィルム10A、第1印刷物1A、第2印刷物1B、および第2フィルム10Bが位置ずれしないように、第1印刷物1Aと第2印刷物1Bの短辺側の一端部を接着部11に突き当てつつ、他の各端部を第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの各端部とぴったり重ね合わせる。
次に、上述したように重ね合わせたラミネートフィルム100と印刷物1とを、図2に示すようにホットラミネーター5で加熱して重畳部12の接着材層15を溶融し、その後、冷却して硬化させることで、一対の印刷物1A,1Bの表面に一対のフィルム10A,10Bをそれぞれ接着する。このようにして、第1印刷物1Aの印刷面2(表面)が第1フィルム10Aによりラミネートされるとともに、第2印刷物1Bの印刷面2(表面)が第2フィルム10Bによりラミネートされる。
この時、第1フィルム10A、第1印刷物1A、第2印刷物1B、および第2フィルム10Bは、各端部がぴったり重ね合された状態とされているから、従来のように、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの端部同士は貼り合わされておらず、もって、第1印刷物1Aと第2印刷物1Bとの間(裏面)は開くことが可能な状態とされている。
最後に、図3および図5に示すように、分離部13によって接着部11を各重畳部12から切り離す。これにより、印刷物1の印刷面2(表面)がフィルム10によりラミネートされたラミネート付き印刷物が、2組同時に完成する。
次に、作用効果について説明する。ラミネートフィルム100は、第1フィルム10Aが第1印刷物1Aの印刷面2を覆うものとされるとともに、第2フィルム10Bは第2印刷物1Bの印刷面2を覆うものとされ、第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bのうち接着部11が設けられた端部以外の端部が、重畳部12の端部と一致している。
このような構成によれば、2枚の印刷物1A,1Bを第1フィルム10Aおよび第2フィルム10Bの間に挟んでホットラミネーターで加熱すると、印刷物1A,1Bからフィルム10がはみ出さない状態で、各印刷物1の印刷面2をラミネートすることができる。つまり、2枚のラミネートされた印刷物1A,1Bの間は、開くことが可能な状態となっている。したがって、接着材層15を冷却・固化した後、単に接着部11を重畳部12から分離するだけで、片面(印刷面2)がラミネートされた印刷物1を2組同時に、簡単に作成することができる。
また、接着部11は、重畳部12の一端部から延設されており、この重畳部12の一端部には、重畳部12と接着部11とを切り離して分離可能な分離部13が設けられているから、分離部13を切り離すことにより、片面(印刷面2)がラミネートされた印刷物1を簡単に作成することができる。
このように、本実施形態のラミネートフィルム100によれば、ホットラミネーターによって簡単に片面ラミネートを行うことが可能である。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図7および図8によって説明する。なお、本実施形態では、上記実施形態と同じ部材には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態のラミネートフィルム200は、第1フィルム20Aおよび第2フィルム20Bの一端部を接着する接着部21の幅寸法が上記実施形態1よりも狭く、第1フィルム20Aおよび第2フィルム20Bを、接着部21を直接手によって引き剥がすことにより分離可能とされている。具体的には、重畳部22から延設された接着部21の幅寸法は、0.3〜0.8mm程度、好ましくは、0.5mm程度とされている。また、このため、分離部が設けられていないところが上記実施形態1と相違している。その他の構成は、上記実施形態1と同様である。
このような本実施形態のラミネートフィルム200によれば、第1フィルム20Aおよび第2フィルム20Bを手で開いて、接着部21を引き剥がすという簡単な作業により、片面(印刷面2)がラミネートされた印刷物1を簡単に作成することができる。また、上記実施形態と比較して、接着部21が廃棄物となることがなく、無駄がないため、環境にやさしい。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図9から図11によって説明する。なお、本実施形態においても、上記実施形態と同じ部材には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態のラミネートフィルム300は、一面側に熱可塑性樹脂からなる接着材層35が積層された1枚の長尺のフィルム30が、接着材層35が内側となる方向に折曲部34により半分に折り曲げ可能とされている。折曲部34を挟んだ両側の各フィルム(第1フィルム30Aおよび第2フィルム30B)の寸法は、印刷物1の寸法と同寸法とされている。すなわち、第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bの寸法は、重畳部32の寸法と同寸法とされており、重畳部32が隣接して直接連なることで連結部31を構成している。また、折曲部34(連結部31)には、Z方向(フィルム30の厚み方向)に貫通する複数の貫通孔が並ぶ形で連なった分離部33が形成されており、各フィルム30A,30Bを分離部33により簡単に切り離して分離可能としている。
印刷物1の印刷面2をラミネートする際は、ラミネートフィルム300の折曲部34以外の三辺を開き、2枚の印刷物1A,1Bを、印刷面2が外側となるように重ね合せた状態で、第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bの間に挟持する。この時、第1フィルム30A、第1印刷物1A、第2印刷物1B、および第2フィルム30Bが位置ずれしないように、第1印刷物1Aおよび第2印刷物1Bの短辺側の一端部を折曲部34に突き当てつつ、他の各端部を第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bの各端部とぴったり重ね合わせる。
次に、上述したように重ね合わせたラミネートフィルム300と印刷物1とを加熱して接着材層35を溶融し、その後、冷却して硬化させることで、一対の印刷物1A,1Bの表面に一対のフィルム30A,30Bをそれぞれ接着する。そして最後に、折曲部34を伸ばし、分離部33によって第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bを切り離すことにより、印刷物1の印刷面2(表面)がフィルム30(重畳部32)によりラミネートされたラミネート付き印刷物が、2組完成する。
このように、本実施形態のラミネートフィルム300は、第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bは印刷物1と同等サイズとされるとともに隣接して連なって連結部31を構成しており、連結部31に、第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bが重ね合わされるように折り曲げ可能な折曲部34が設けられている。このような構成によれば、簡易な構成のラミネートフィルム300が得られる。
さらに、折曲部34と重畳して第1フィルム30Aおよび第2フィルム30Bを切り離して分離可能な分離部33が設けられているから、片面がラミネートされた印刷物1を簡単に作成することができる。また、廃棄物が出ないため、無駄がなく、環境にやさしい。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、ラミネートフィルムの構造は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、ラミネートフィルムをPETおよびEVAの二層構造とする例を示したが、図12に示すように、厚みを出すために、例えば、PET41と、PE42と、EVA43との三層構造のフィルム40としてもよい。あるいは、二層構造であっても、材料の種類を変更して、例えば、図13に示すように、耐熱性が異なる2種類の生分解性フィルム51,52(フィルム52の方が低融点)からなるフィルム50を用いることもできる。
(2)また、ラミネートフィルムは単なる印刷用紙に限らず、例えば、図14に示すように、裏面に粘着層60および剥離紙61を有するラベル用紙等をラミネートするものであってもよい。
(3)ラミネートフィルムは、JIS規格に規定されるA4サイズ以外のサイズ、例えば、B4サイズ等の印刷用紙をラミネートするものであってもよい。また、JIS規格に規定されない印刷用紙にラミネートするものであってもよく、要は、印刷用紙と同サイズの重畳部を有するものであればよい。
(4)上記実施形態1および2では、重畳部12,22に積層される接着材層15が接着部11,21にも設けられる構成としたが、接着部において使用される接着材は重畳部とは異なるものを使用してもよい。例えば、接着部において使用される接着材は、粘着性の粘着テープであってもよく、水や空気等と反応して溶融・硬化することにより一対のフィルムを接着するものであってもよい。
1…印刷物(印刷用紙)、2…印刷面(一方の面)、10A,20A,30A…第1フィルム、10B,20B,30B…第2フィルム、11,21…接着部(連結部)、12,22,32…重畳部、13,33…分離部、15,35…接着材層、31…連結部、34…折曲部、100,200,300…ラミネートフィルム

Claims (5)

  1. 印刷用紙の一方の面を覆うためのラミネートフィルムであって、
    前記印刷用紙に重畳される重畳部を備え、一面側に熱可塑性樹脂からなる接着材層が設けられた第1フィルムおよび第2フィルムが、前記接着材層が対向するように重ね合わされるととともに、それぞれの一端部が互いに連結された連結部とされているものにおいて、
    前記第1フィルムは一の前記印刷用紙の一方の面を覆うものとされるとともに、前記第2フィルムは他の前記印刷用紙の一方の面を覆うものとされ、
    前記第1フィルムおよび前記第2フィルムのうち少なくとも前記連結部以外の端部が、前記重畳部の端部と一致しているラミネートフィルム。
  2. 前記連結部は、前記重畳部の一端部から延設され、前記第1フィルムと前記第2フィルムとが互いに接着された接着部を有しており、
    前記重畳部の一端部には、前記重畳部と前記接着部とを切り離して分離可能な分離部が設けられている請求項1に記載のラミネートフィルム。
  3. 前記連結部は、前記重畳部の一端部から延設され、前記第1フィルムと前記第2フィルムとが互いに接着された接着部を有しており、前記接着部を引き剥がすことにより前記第1フィルムおよび前記第2フィルムが分離可能とされている請求項1に記載のラミネートフィルム。
  4. 前記第1フィルムおよび前記第2フィルムは前記印刷用紙と同等サイズとされるとともに隣接して連なって前記連結部を構成しており、
    前記連結部に、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムが重ね合わされるように折り曲げ可能な折曲部が設けられている請求項1に記載のラミネートフィルム。
  5. 前記折曲部と重畳して前記第1フィルムおよび前記第2フィルムを切り離して分離可能な分離部が設けられている請求項4に記載のラミネートフィルム。
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