JP2021137241A - 内視鏡用縫合器及び内視鏡 - Google Patents

内視鏡用縫合器及び内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2021137241A
JP2021137241A JP2020036591A JP2020036591A JP2021137241A JP 2021137241 A JP2021137241 A JP 2021137241A JP 2020036591 A JP2020036591 A JP 2020036591A JP 2020036591 A JP2020036591 A JP 2020036591A JP 2021137241 A JP2021137241 A JP 2021137241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
case
endoscopic
main body
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020036591A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 橋爪
Makoto Hashizume
誠 橋爪
真哉 小野木
Shinya Onogi
真哉 小野木
龍 中楯
Ryu Nakadate
龍 中楯
勉 岩佐
Tsutomu Iwasa
勉 岩佐
哲生 豊川
Tetsuo Toyokawa
哲生 豊川
範史 大岸
Norifumi Ogishi
範史 大岸
菜穂子 山村
Naoko Yamamura
菜穂子 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu University NUC
Johnson and Johnson KK
Original Assignee
Kyushu University NUC
Johnson and Johnson KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu University NUC, Johnson and Johnson KK filed Critical Kyushu University NUC
Priority to JP2020036591A priority Critical patent/JP2021137241A/ja
Publication of JP2021137241A publication Critical patent/JP2021137241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】内視鏡手術における使用に適した内視鏡用縫合器、及び内視鏡用縫合器を備えた内視鏡の提供。【解決手段】内視鏡の挿入部の先端に取り付けて使用される内視鏡用縫合器であって、側面の一部が切り欠かれた略円筒状の形状を有する本体部11と、前記切り欠かれた箇所から出没可能に本体部11に備えられる円弧状針と、本体部11に備えられる円弧状針の運針機構と、を備える内視鏡用縫合器。【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡の挿入部の先端に取り付けて使用される内視鏡用縫合器及び、当該内視鏡用縫合器を備えた内視鏡に関する。
内視鏡を用いた内視鏡手術は、開腹手術と比較して切開が不要若しくは非常に小さくて済むため、体への負担が小さく、手術痕も残らない等のメリットがある。このような内視鏡手術に用いられる内視鏡には、高周波メスや鉗子といった様々な処置具が用いられている。
このような内視鏡に備えられる処置具に関連するものとして、特許文献1によって、内視鏡で用いられる縫合装置に関する技術が開示されている。
特開2006−346458号公報
内視鏡手術において、例えば、胃や腸にできた1−5cm程度の小さな癌の治療は、内視鏡に備えられた電気メスなどの処置具を用いて、癌を切除・摘出することによって行われる。このような内視鏡手術で癌を取り除いた跡は、通常自然に修復するが、手術直後に縫って閉じておくと、術後出血などのリスクが少なくて好ましい。
このような癌の切除跡の縫合について、内視鏡に備えられる鉗子を用いて外科用湾曲針を把持、運針することも考え得るが、非常に難しい作業となる。当該作業の効率化を図るために、内視鏡手術で縫合を行うための縫合器が求められている。
内視鏡手術で縫合を行うためには、縫合器が、内視鏡に取り付けた際に、内視鏡の挿入部の直径を大きく上回るサイズにならないことが求められる。
本発明は、上記の点に鑑み、内視鏡手術における使用に適した内視鏡用縫合器を提供することを目的とする。
(構成1)
内視鏡の挿入部の先端に取り付けて使用される内視鏡用縫合器であって、側面の一部に切り欠きを有した略円筒状の形状を有する本体部と、前記切り欠かれた箇所から出没可能に前記本体部に備えられる円弧状針と、前記本体部に備えられる円弧状針の運針機構と、を備える内視鏡用縫合器。
(構成2)
前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向の一端側において前記本体部を前記内視鏡の挿入部の先端に取り付ける取付部を備える構成1に記載の内視鏡用縫合器。
(構成3)
前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向の他端側において前記本体部の前記切り欠きを備える構成1又は2に記載の内視鏡用縫合器。
(構成4)
前記円弧状針の円弧の半径が、前記本体部の略円筒状の形状の内径より大きく、前記本体部の略円筒状の形状の外径より小さい、構成1から3の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成5)
前記運針機構が、前記本体部の略円筒状の側面に概ね沿う円弧状に形成される円弧状ガイドと、前記円弧状ガイドに沿って往復移動可能に配される往復移動体と、前記往復移動体に設けられた移動体係合部と、前記往復移動体を駆動させる駆動部材と、を備え、前記円弧状針が、前記移動体係合部と係合する針係合部を備える、構成1から4の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成6)
前記針係合部が、前記円弧状針に形成されたノッチである、構成5に記載の内視鏡用縫合器。
(構成7)
前記移動体係合部が、前記往復移動体の往復移動の一方向のみで前記ノッチと係合するフックであることにより、ラチェット機構を構成している、構成6に記載の内視鏡用縫合器。
(構成8)
前記フックが、前記往復移動体に回動可能に設けられている、構成7に記載の内視鏡用縫合器。
(構成9)
前記往復移動体には、前記フックを、前記ノッチと係合する方向に付勢する、弾性部材が備えられる、構成7又は8に記載の内視鏡用縫合器。
(構成10)
前記円弧状針と、前記往復移動体が、前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向に重なる配置である、構成5から9の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成11)
前記往復移動体が、円弧状に湾曲した板状部材である、構成5から10の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成12)
前記駆動部材が、紐状体によって構成され、前記紐状体が前記往復移動体と係合している、構成5から11の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成13)
前記往復移動体に、前記駆動部材を収納する溝部が形成されている、構成5から12の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成14)
前記本体部の略円筒状部分が、第1のケースと、当該第1のケースに対して外側に嵌合する第2のケースを備え、前記円弧状ガイドが、前記第1のケースと前記第2のケースの間で形成される第1空間部によって構成される、構成5から13の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成15)
前記第1空間部内を、前記往復移動体が往復移動する、構成14に記載の内視鏡用縫合器。
(構成16)
前記第1空間部と連通し、前記第1のケースと前記第2のケースの間で形成される第2空間部に、前記円弧状針が運針可能に配されている、構成14又は15に記載の内視鏡用縫合器。
(構成17)
前記円弧状針に取り付けられた前記縫合糸を引き出すスリットが、前記第2空間部と連通して形成されている、構成16に記載の内視鏡用縫合器。
(構成18)
前記縫合糸に屈曲部が形成されていることにより、前記縫合糸が、前記スリットから内視鏡の先端側に向かって引き出されている、構成17に記載の内視鏡用縫合器。
(構成19)
前記第2のケースが、前記本体部の略円筒状の形状の軸に垂直な断面視において、略C字状の形状をしており、前記第1のケースが、前記本体部の略筒状の形状の軸に垂直な断面視において略C字状の形状をした第2ケース取付部を備えている、構成14から18の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成20)
前記第1のケースが透明である、構成14から19の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成21)
前記第2のケースが透明である、構成14から20の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成22)
前記駆動部材が、前記第1空間部内を通して略環状に配されている、構成14から21の何れかにに記載の内視鏡用縫合器。
(構成23)
前記駆動部材が挿通されるガイド管と、前記ガイド管を、前記第1のケースとの間で保持する第3のケースと、を備える構成14から22の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成24)
前記第3のケースが透明である、構成23に記載の内視鏡用縫合器。
(構成25)
前記針係合部が、180度間隔で2か所設けられている、構成5から24の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成26)
前記往復移動体が、前記円弧状ガイドに沿って少なくとも180度移動する、構成25に記載の内視鏡用縫合器。
(構成27)
前記取付部が、弾性部材で形成され、前記内視鏡の挿入部の先端の外周に嵌合する筒状体部を有する、構成2に記載の内視鏡用縫合器。
(構成28)
前記円弧状針に縫合糸が取り付けられている、構成1から27の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
(構成29)
構成5から28の何れかに記載の内視鏡用縫合器を備えた、内視鏡。
(構成30)
前記駆動部材が、前記内視鏡の挿入部の内部に配されている、構成29に記載の内視鏡。
本発明によれば、内視鏡手術における使用に適した内視鏡用縫合器を提供することができる。
本発明に係る実施形態の内視鏡用縫合器を内視鏡に取り付けた状態を示す図 実施形態の内視鏡用縫合器(縫合部)を示す斜視図 実施形態の内視鏡用縫合器(縫合部)を示す上面図 実施形態の内視鏡用縫合器(縫合部)の分解斜視図 第1のケースを示す斜視図 第1のケースを示す正面図 第1のケースを示す側面図 第1のケースを示す上面図 第2のケースを示す斜視図 第2のケースを示す斜視図 第2のケースを示す斜視図 往復移動体を示す斜視図 往復移動体を示す正面図 フック(移動体係合部)を示す斜視図 フック(移動体係合部)を示す正面図 円弧状針を示す図 円弧状針と往復移動体の位置関係を示す図 円弧状針と往復移動体の位置関係を示す図 円弧状針と往復移動体の第1のケースに対する位置関係を示す図 円弧状針と往復移動体の第2のケースに対する位置関係を示す図 内視鏡用縫合器(縫合部)の上部の断面図 内視鏡用縫合器(縫合部)の上部の断面図 内視鏡用縫合器(縫合部)を示す斜視図 取付部を示す斜視図 取付部を示す上面図 第3のケースを示す斜視図 第3のケースを示す斜視図 第3のケースを示す上面図 ガイド管及び管状部材と、第3のケースの位置関係を示す図 ガイド管及び管状部材と、第1のケース及び第3のケースの位置関係を示す図 ガイド管及び管状部材と、第1のケース、第3のケース及び取付部の位置関係を示す図 ガイド管及び管状部材と、第1のケース及び取付部の位置関係を示す図 内視鏡用縫合器(縫合部)から第2のケースを除いた状態を示す斜視図 内視鏡用縫合器の操作部を示す図 内視鏡用縫合器の運針の動作ステップを示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1は、本発明に係る実施形態の内視鏡用縫合器100を内視鏡200に取り付けた状態を示す図である。
内視鏡用縫合器100は、内視鏡手術で縫合を行うための機器であり、挿入部201や操作部202を備える内視鏡200の、挿入部201の先端に取り付けて使用される。
内視鏡用縫合器100は、挿入部201の先端に取り付けられて、内部に備える円弧状針を運針(即ち縫合動作を)する縫合部1と、縫合動作を操作するための操作部2と、操作部2に対する操作を縫合部1に伝えるための駆動部材(本実施形態ではコイルチューブ(管状部材)4に通された紐状体133)と、を備えている。
図2〜4は、縫合部1を示す図であり、図2は斜視図、図3は上面図(先端側から見た平面図)、図4は分解斜視図である。
なお、以下、特に具体的に方向に言及する場合を除き、縫合部1を挿入部201に取り付けた状態で挿入部201の先端側となる方を、縫合部1の“上”、逆に挿入部201の基端側となる方を縫合部1の“下”、本体部の略円筒状の形状の軸線方向を“軸線方向”とする。
縫合部1は、側面の一部が切り欠かれた略円筒状の形状を有する本体部11と、本体部11に備えられる円弧状針12と、本体部11に備えられる円弧状針の運針機構13と、を備える。また、本体部11の略円筒状の形状の軸線方向の一端(縫合部1の下側)において、本体部11を内視鏡の挿入部201の先端に取り付けるための取付部14と、駆動部材(コイルチューブ(管状部材)4に通された紐状体133)を挿通させるガイド管15と、ガイド管15を、第1のケース111との間で保持する第3のケース17と、を備えている。
縫合部1は、略円筒状の形状の内部において軸線方向に貫通した構造であり、当該貫通した部分において、図3に示されるように透過部Tを構成する。
図1に示されるように、略円筒状の取付部14を、内視鏡の挿入部201の先端の外側に被せるように取り付ける構成とすることにより、内視鏡に備えられるカメラの視野が、内視鏡用縫合器100によって狭められることが可及的に低減される。
なお、“略円筒状”とは、円筒そのものの他、円筒に近い多角形の筒、或いは円筒に近い任意の形状の筒を含む概念である。
本体部11は、第1のケース111と、第1のケース111に対して外側に嵌合する第2のケース112によって構成され、側面の切り欠きが、本体部11の略円筒状の形状の軸線方向の一端側(上側)に形成されている。
“側面の切り欠き”は、切り欠かれた部分の弧が作る中心角が70度以上であることが好ましい。また、“側面の切り欠き”は、切り欠かれた部分の弧が作る中心角が100度以下であることが好ましい。中心角を70度以上とすることで、操作性が向上する。また、中心角を100度以下とすることで、円弧状針の保持区間を確保し、針が脱落することを効果的に防止することができる。
図5A〜Dは、第1のケース111を示す図であり、図5Aは斜視図、図5Bは正面図、図5Cは側面図、図5Dは上面図である。
図5A〜Dに示されるように、第1のケース111は、基本態様としては略円筒状であり、上側の側面の一部か切り欠かれた形状を有する。第1のケース111は例えばアクリルエラストマーなどを材料とする透明の部材である。
第1のケース111は、径を大きくすることで形成されたフランジ部1112と、当該フランジ部1112より上側に形成され、第2のケース112が取り付けられる第2ケース取付部1111と、駆動部材である紐状体133が配される紐状体配置溝1113と、ガイド管15を受け入れる凹部1114と、を備える。
第2ケース取付部1111は、本体部11の略円筒状形状の軸に垂直な断面視(若しくは上面視)において略C字状の形状を有している。第2ケース取付部1111はその下側に、その外径が第2のケース112の内径と略同一であって第2のケース112と嵌合する嵌合部1111bを有する。また、第2ケース取付部1111は、嵌合部1111bの上側に、その外径が第2のケース112の内径よりも小さく形成されることで第2のケース112との間に後に説明する第1空間部を形成させる肉薄部1111aを有する。
嵌合部1111bは、側面が切り欠かれた箇所の近傍において高さが高く形成され、これによって段差部1115が2か所形成される。当該段差部1115は、第1のケース111と第2のケース112の間の第1空間部内を往復移動可能に配される往復移動体131が突き当たるストッパとして機能するものである(図10C参照)。段差部1115は、後に説明する往復移動体131の移動範囲が少なくとも180度となるように形成される。
肉薄部1111aの上端部の外周側は、軸線方向に沿った方向の断面視で円弧状に切り欠かれ、これによって針配置溝1116が形成される。針配置溝1116は、第2のケース112との間に後に説明する第2空間部やスリットを形成させる。
図5Bに示されるように、第2ケース取付部1111が上面視において略C字状の形状であることによって形成される側面が切り欠かれた箇所は、正面視において、その下部が略V字状に形成される。紐状体配置溝1113は、当該V字状部分に沿って、嵌合部1111bから凹部1114に至るように形成される。
図6A〜Cは、それぞれ、第2のケース112を異なる角度からみた斜視図である。
第2のケース112は、本体部11の略円筒状の形状の軸に垂直な断面視(若しくは上面視)において、略C字状の形状をしている。第2のケース112は、その内面側に周方向に形成された溝であって、第1のケース111との間に第2空間部やスリットを形成させる溝部1121を有する。第2のケース112は第1のケース111と同じ材料からなる透明の部材である。
溝部1121より下側は、上側よりも肉薄に形成されており、第1のケース111との間で第1空間部を形成する。
第2のケース112が上面視において略C字状の形状であることによって形成される側面が切り欠かれた箇所に面する位置には、溝部1121の一方の端部としての針出口1123と、他方の端部としての針入口1125が形成される。針入口1125は、溝部1121の軸線方向に沿った方向の断面積より大きな開口を有し、これが徐々に狭まって溝部1121に連通する構成を有する。
針出口1123と、針入口1125の下側であって、側面が切り欠かれた箇所に面する位置には、溝部1121より上側と同じ肉厚となる肉厚部1122と1124がそれぞれ形成されている。
当該肉厚部1122、1124は、第1のケース111に形成された段差部1115と同様に、第1空間部内を往復移動可能に配される往復移動体131が突き当たるストッパとして機能するものである(図10D参照)。肉厚部1122、1124は、往復移動体131の移動範囲が少なくとも180度となるように形成される。
図11Aは、第1のケース111に第2のケース112を取付けた状態(円弧状針12や運針機構13は無い状態)における、図3のA−A線に沿った断面図である。
図11Aに示されるように、第1のケース111と第2のケース112の間には、第1空間部113及び第2空間部114が形成される。
第1空間部113は、後に説明する往復移動体131を配置し、往復移動体131の往復移動動作をガイドするための空間であり、“本体部の略円筒状の側面に概ね沿う円弧状に形成される円弧状ガイド”である。
第2空間部114は、円弧状針12が運針可能に配される空間であり、第1空間部113の上面側と第2空間部114の下面側が連通している。
また、第2空間部114は、スリット115によって本体部11の内面側に開口している。
第1のケース111と第2のケース112によって形成される本体部11の略円筒状の形状の厚みは、1.5mm以上であることが好ましい。また、当該厚みは2.0mm以下であることが好ましい。
運針機構13は、図4に示されるように、本体部11の略円筒状の側面に沿う方向に往復移動可能に配される往復移動体131と、往復移動体131に回動可能に設けられる移動体係合部132と、往復移動体を駆動させる駆動部材(本実施形態では紐状体133)と、移動体係合部132を、円弧状針12に向かって付勢する弾性部材134と、を有する。
図7A、Bは、往復移動体131を示す図であり、図7Aは斜視図、図7Bは正面図である。
往復移動体131は、円弧状針12と同様の曲率にて円弧状に湾曲した板状の部材である。往復移動体131の厚みは、本体部11の略円筒状の形状の厚みよりも小さい。
往復移動体131は、駆動部材である紐状体133を収納する溝部1311と、紐状体133に設けられる係止部1331を係止する係止凹部1315と、以下で説明する移動体係合部132を取付けるための取付凹部1314と、当該取付凹部1314に形成され、移動体係合部132を回動可能に軸支するための軸部1313と、移動体係合部132を、円弧状針12に向かって付勢する弾性部材134を取付けるための弾性部材取付部1312と、を有する。
図8A、Bは、移動体係合部132を示す図であり、図8Aは斜視図、図8Bは正面図である。
移動体係合部132は、円弧状針12に形成されたノッチ(針係合部)121と、往復移動体131の往復移動の一方向のみで係合するフックであり、これにより、ラチェット機構を構成する。
移動体係合部132は、フック部1321と、往復移動体131の軸部1313に回動可能に取り付けられる軸孔1322を有する。
図9は、円弧状針12を示す図(下側から見た平面図)である。
円弧状針12は、その円弧の半径(内径)が本体部11の略円筒状の形状の内径より大きく、その円弧の半径(外径)が本体部11の略円筒状の形状の外径より小さい。
円弧状針12には、移動体係合部132と係合する針係合部であるノッチ121が、180度間隔で2か所に形成されている。
円弧状針12の基端部には縫合糸Sが取り付けられている。縫合糸Sは、生体組織への挿通における一方向(針を刺して進める方向)に対する挿通抵抗に対し、逆方向に対する挿通抵抗が大きいノットフリー縫合糸である。
駆動部材は、紐状体133によって構成され、第1空間部113内を通して略環状に配される。紐状体133は合成繊維で形成されることが好ましい。また、紐状体133の表面に、テフロン(登録商標)コーティングを施すと摩擦を低減することができて好ましい。
駆動部材である紐状体133は、往復移動体131に設けられる係止凹部1315に係止される係止部1331を有する。
図10A〜Dは、運針機構13と、円弧状針12や他の構成との配置関係を説明するための図であり、図10A、Bは円弧状針12と運針機構13の位置関係を示す斜視図と上面図、図10Cは円弧状針12と運針機構13の、第1のケース111に対する位置関係を示す斜視図、図10Dは円弧状針12と運針機構13の第2のケース112に対する位置関係を示す斜視図である。
図10Aに示されるように、往復移動体131には、移動体係合部132が回動可能に設けられ、弾性部材134によって、円弧状針12のノッチ121と係合する方向に付勢されている。弾性部材134は超弾性合金の棒バネであることが好ましい。本実施形態ではNiTi超弾性合金の棒バネである。
紐状体133の環状とされる箇所に設けられた係止部1331が、往復移動体131に設けられる係止凹部1315に係止され、これにより、紐状体133の移動に伴い(一方方向へ引っ張られることにより)、往復移動体131も移動することになる。
図10Bに示されるように、円弧状針12と、往復移動体131は、本体部11の略円筒状の形状の軸線方向に重なる配置とされる。また、移動体係合部132や紐状体133は往復移動体131に埋め込まれ、往復移動体131の厚さ内で収まる構成となっている。これらにより、上面視における射影面積が可及的に低減されている。
図10Cに示されるように、往復移動体131は、第1のケース111の嵌合部1111bの上に乗るような配置となり、紐状体133は、第1のケース111の肉薄部1111aの周りを取り囲むような配置となる。
図10Dに示されるように、円弧状針12は、第2のケース112の溝部1121内に配置される。往復移動体131が配された状態において、各部材が、第2のケース112の溝部1121より上側の厚さt(図11A参照)内で収まる構成となっている。これにより、上面視における射影面積が可及的に低減されている。
図11Bは、縫合部1の上部の断面図(図3のA−A線に沿った断面図)であり、図11Aに対して円弧状針12や運針機構13等を設けた図である。
図11Bに示されるように、円弧状針12は第2空間部114内に配され、運針機構13(往復移動体131、移動体係合部132、紐状体133、弾性部材134)は第1空間部113内に配される。
図11Cは、縫合部1を上面側から見た斜視図であり、円弧状針12の縫合糸Sの配置について説明するための図である。
縫合部1の内面側には、円弧状針12に取り付けられた縫合糸Sを引き出すスリット115が、第2空間部114と連通して形成されている。縫合糸Sに屈曲部S1が形成されていることにより、縫合糸Sが、スリット115から内視鏡の先端側に向かって引き出される。屈曲部S1の折り曲げ方向は、少なくとも内視鏡の先端側に向かう方向の成分を有して形成される。屈曲部の癖付け方法は、例えば熱可塑性の縫合糸を用い、加熱し癖をつけた状態で冷却する方法や、円弧状針12の後端に設けられている縫合糸Sを接合するための穴の開口部の向きによる方法などが挙げられる。
図12A、Bは、本体部11を内視鏡の挿入部201の先端に取り付けるための取付部14を示す図であり、図12Aは斜視図、図12Bは上面図である。
取付部14は、例えばアクリルエラストマーなどの弾性部材で円筒状に形成され、その上側は、側面の一部が切り欠かれた形状を有し、下側は、内視鏡の挿入部201の先端の外周に嵌合する筒状体部141を有する。取付部14の上側に形成される切り欠きは、第1のケース111が有するガイド管15を受け入れる凹部1114を形成する都合上、第1のケース111の内面側にできる凸部と干渉しないように設けられた逃げ部である。
図13A〜Cは、ガイド管15を、第1のケース111との間で保持する第3のケース17を示す図であり、図13Aは斜視図、図13Bは別の角度から見た斜視図、図13Cは上面図である。
第3のケース17は、円筒状の例えばアクリルエラストマーから成る透明の部材であり、ガイド管15の先端部を係合させるガイド管係合部171と、ガイド管15内を挿通されたコイルチューブ(管状部材)4の先端部を係合させる管状部材係合部172と、が形成されている。
ガイド管15は、コイルチューブ(管状部材)4に通された紐状体133の、縫合部1への接続をガイドするための部材であり、例えば塩化ビニールなどから成るパイプ状の部材である(図4等参照)。
ガイド管15は、組付け状態において、取付部14と係合する段差部151を有する。
管状部材であるコイルチューブ4は、駆動部材である紐状体133を保護する部材であり、その内部に紐状体133を摺動可能に挿通する。
コイルチューブ4は、その長手方向に直交する方向には可撓性を有し、長手方向の圧縮力に対して剛性を有することが好ましい。コイルチューブとしては、金属性の線を隙間なくらせん状に巻きまわした、いわゆる密巻きコイルが好適である。断面扁平形状の平線を使った金属コイルを用いると、金属コイルの縮みや座屈が起こりにくく好適である。材質としてはステンレス線などがあげられる。金属コイルチューブの代わりにテフロン(登録商標)樹脂等でできた樹脂チューブ等を用いてもよい。
図14A〜Eは、縫合部1の各部材の位置関係を説明するための図であり、図14Aはガイド管15及びコイルチューブ4と、第3のケース17の位置関係を示す図、図14Bは図14Aに第1のケース111を加えた図、図14Cは図14Bに取付部14を加えた図、図14Dはガイド管15及びコイルチューブ4と、第1のケース111及び取付部14の位置関係を示す図、図14Eは図14Dに円弧状針12、運針機構13、第3のケース17を加えた図である。
図14A〜Cに示されるように、ガイド管15は、第1のケース111の凹部1114と第3のケース17のガイド管係合部171の間に挟まれるようにして保持され、取付部14の下端とガイド管15の段差部151が係合する。
図14Dに示されるように、第1のケース111の凹部1114から続く紐状体配置溝1113に紐状体133が配され、第2ケース取付部1111の周囲を囲むように紐状体133が配される。
コイルチューブ4は2本備えられ、紐状体133の中間部において第2ケース取付部1111の周囲を囲む環状部が形成され、当該環状部からの紐状体133の一端側が、コイルチューブ4の一方を通って操作部2へと至り、前記環状部からの紐状体133の他端側が、コイルチューブ4の他方を通って操作部2へと至る構成となる。当該構成により、操作部側の紐状体133の一端及び他端の何れかを引くことで、紐状体133に設けられる係止部1331が、第2ケース取付部1111の周囲(第1空間部113内)で往復運動をすることになる。
図14Eに示されるように、往復移動体131が係止部1331に係止され、第1空間部113内に往復移動可能に設けられると共に、円弧状針12が第2空間部114内に往復移動可能に設けられる。往復移動体131には移動体係合部132が円弧状針12に押し付けられる方向に付勢して設けられており、円弧状針12のノッチ121との間でラチェット機構を構成している。当該構成により、操作部側の紐状体133の一端及び他端の何れかを引くことで、往復移動体131が往復移動し、これに伴い、円弧状針12が一方方向にのみ回転する。
図15は、操作部2を示す図である。
図15に示されるように、操作部2は、はさみの柄のような形態を有し、はさみの操作と同様に、柄221、222を開いたり閉じたりすることで操作する。
当該操作により、軸21を中心とする回動動作が得られ、当該回動動作によって紐状体133の一端及び他端の何れかを引っぱる動作となる機構を、操作部2は有している。
図16は、内視鏡用縫合器100における円弧状針12の運針の動作ステップを示す概略説明図である。
フェーズA
フェーズAは、円弧状針12が本体部11の内部に収納されている状態で、往復移動体131の移動体係合部132が、円弧状針12の基端側のノッチ121と係合している状態である。
フェーズB
フェーズAから、操作部2の操作(開く(若しくは閉じる))によって往復移動体131が移動している状態がフェーズBである。往復移動体131の移動に伴い、移動体係合部132と係合している円弧状針12も移動(回転)する。なお、以下、円弧状針12が先端へ向かって移動(回転)する方向を“順方向”と言い、その逆を“逆方向”という。
順方向の回転により、円弧状針12の先端が、針出口1123から突出する。当該動作時に針が生体組織に刺さることとなる。さらに円弧状針12の回転が進むと、円弧状針12の先端が針入口1125から本体部11の内部に戻る。
フェーズC
フェーズBからさらに往復移動体131が順方向に進んでストッパ(当該段差部1115や肉厚部1122)に突き当たった状態がフェーズCである。操作部2の操作感触として、ストッパに突き当たったことがわかるので、操作部2の開く(若しくは閉じる)操作をやめ、閉じる(若しくは開く)操作とする。
フェーズD
前記の閉じる(若しくは開く)操作により、往復移動体131は、逆方向へ移動し、フェーズDとなる。なお、ラチェット機構により、円弧状針12は逆方向へは回転しない。往復移動体131が反対側のストッパ(当該段差部1115や肉厚部1124)に突き当たることで、操作者は、操作部2の閉じる(若しくは開く)操作をやめ、開く(若しくは閉じる)操作とする。
フェーズE
前記の開く(若しくは閉じる)操作により、往復移動体131は、再度順方向へ移動し、移動体係合部132が、円弧状針12の先端側のノッチ121と係合する。往復移動体131の順方向への移動に伴い、これに係合している円弧状針12も順方向へ移動(回転)する。これによって、フェーズAと同じ位置まで円弧状針12が回転した状態がフェーズEである。ここから、操作部2を閉じる(若しくは開く)操作をすることで、往復移動体131は逆方向へ移動し(ラチェット機構により、円弧状針12は逆方向へは回転しない)、フェーズAに戻る。
円弧状針12の基端部には縫合糸Sが取り付けられているため、上記の一連の動作によって、生体組織の縫合を行うことができる。上記の一連の動作を繰り返すことによって連続縫合を行うこともできる。
縫合後は、縫合糸Sを内視鏡の内腔を通した処置具(はさみなど)でカットする。カットした縫合糸Sの両端を、別途内視鏡の内腔を通したクリップなどで固定するなどして縫合作業が完了する。
本実施形態の内視鏡用縫合器100によれば、円弧状針12に針係合部であるノッチ121が180度間隔で2か所に形成されており、且つ、往復移動体131の移動範囲が少なくとも180度となるように構成されているため、操作を最小限として上記の1サイクルの動作を行うことができる。
なお、本実施形態では、ノッチ121が180度間隔で2か所に形成されているものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、より多くのノッチを形成するようにしてもよい。この際には、往復移動体131の移動範囲が少なくとも各ノッチの間隔以上となるようにすればよい。
本実施形態の内視鏡用縫合器100によれば、縫合部1が全体的に略円筒状の形状を有し、各構成が当該略円筒状の形状の中に納まる構成となっている。縫合部1は、略円筒状の形状の内部において軸線方向に貫通した構造であり、当該貫通した部分において、透過部Tを構成している。
内視鏡用縫合器100は、内視鏡に備えられるカメラの視野上に、透過部Tが配置される構成であるため、内視鏡のカメラの視野が、内視鏡用縫合器100によって狭められることが可及的に低減される。
加えて、本実施形態の内視鏡用縫合器100では、第1のケース111、第2のケース112、第3のケース17を、透明部材にて形成しているため、内視鏡のカメラの視野が狭められることがさらに低減されている。なお、本実施形態では、第1のケース111、第2のケース112、第3のケース17を、透明部材にて形成しているものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、上記の何れか若しくは全ての部材で不透明の部材を用いてもよい。
また、本実施形態の内視鏡用縫合器100によれば、縫合部1の内面側に、円弧状針12に取り付けられた縫合糸Sを引き出すスリット115が第2空間部114と連通して形成され、縫合糸Sに屈曲部S1が形成されていることにより、縫合糸Sが、スリット115から内視鏡の先端側に向かって引き出される構成を有する。これにより、縫合時等において、縫合糸Sが絡まってしまうようなことが低減される。
なお、本実施形態では、略円筒状の縫合部1の透過部Tが空洞であるものを例としている。これによれば、内視鏡に備えられる鉗子等の処置具も同時に使用することが可能であるため特に好ましいが、本発明をこれに限るものではない。例えば、透過部Tが透明の部材によって形成されているものであってもよい。ここで言う“透明”とは、内視鏡に備えられる撮像素子が撮像する撮像対象からの電磁波を透過させるものである(例えば、内視鏡に備えられるカメラが赤外線カメラである場合には、赤外線に対して透明であるもの)。第1のケース111、第2のケース112、第3のケース17が“透明”であることも同様である。
本実施形態では、内視鏡用縫合器100が内視鏡とは別体で構成され、既存の内視鏡に対して取り付けて使用可能なものを例として説明したが、本発明をこれに限るものではない。上記説明によって理解される概念の縫合部を、内視鏡の挿入部の先端に一体的に形成するもの等であってもよい。この際に、駆動部材(本実施形態ではコイルチューブ4に通された紐状体133)を、内視鏡の挿入部の内部等に配するようにしてもよい。
100...内視鏡用縫合器
1...縫合部
11...本体部
111...第1のケース
1111...第2ケース取付部
112...第2のケース
113...第1空間部(円弧状ガイド)
114...第2空間部
115...スリット
12...円弧状針
121...円弧状針ノッチ(針係合部)
13...運針機構
131...往復移動体
1311...溝部
132...移動体係合部(フック)
133...紐状体(駆動部材)
134...弾性部材
14...取付部
141...筒状体部
15...ガイド管
17...第3のケース
2...操作部
200...内視鏡
201...挿入部
4...管状部材
S...縫合糸
S1...屈曲部

Claims (30)

  1. 内視鏡の挿入部の先端に取り付けて使用される内視鏡用縫合器であって、
    側面の一部に切り欠きを有した略円筒状の形状を有する本体部と、
    前記切り欠かれた箇所から出没可能に前記本体部に備えられる円弧状針と、
    前記本体部に備えられる円弧状針の運針機構と、
    を備える内視鏡用縫合器。
  2. 前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向の一端側において前記本体部を前記内視鏡の挿入部の先端に取り付ける取付部を備える請求項1に記載の内視鏡用縫合器。
  3. 前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向の他端側において前記本体部の前記切り欠きを備える請求項1又は2に記載の内視鏡用縫合器。
  4. 前記円弧状針の円弧の半径が、前記本体部の略円筒状の形状の内径より大きく、前記本体部の略円筒状の形状の外径より小さい、請求項1から3の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  5. 前記運針機構が、
    前記本体部の略円筒状の側面に概ね沿う円弧状に形成される円弧状ガイドと、
    前記円弧状ガイドに沿って往復移動可能に配される往復移動体と、
    前記往復移動体に設けられた移動体係合部と、
    前記往復移動体を駆動させる駆動部材と、
    を備え、
    前記円弧状針が、前記移動体係合部と係合する針係合部
    を備える、請求項1から4の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  6. 前記針係合部が、前記円弧状針に形成されたノッチである、
    請求項5に記載の内視鏡用縫合器。
  7. 前記移動体係合部が、前記往復移動体の往復移動の一方向のみで前記ノッチと係合するフックであることにより、ラチェット機構を構成している、請求項6に記載の内視鏡用縫合器。
  8. 前記フックが、前記往復移動体に回動可能に設けられている、請求項7に記載の内視鏡用縫合器。
  9. 前記往復移動体には、前記フックを、前記ノッチと係合する方向に付勢する、弾性部材が備えられる、請求項7又は8に記載の内視鏡用縫合器。
  10. 前記円弧状針と、前記往復移動体が、前記本体部の略円筒状の形状の軸線方向に重なる配置である、請求項5から9の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  11. 前記往復移動体が、円弧状に湾曲した板状部材である、請求項5から10の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  12. 前記駆動部材が、紐状体によって構成され、前記紐状体が前記往復移動体と係合している、請求項5から11の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  13. 前記往復移動体に、前記駆動部材を収納する溝部が形成されている、請求項5から12の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  14. 前記本体部の略円筒状部分が、第1のケースと、当該第1のケースに対して外側に嵌合する第2のケースを備え、前記円弧状ガイドが、前記第1のケースと前記第2のケースの間で形成される第1空間部によって構成される、請求項5から13の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  15. 前記第1空間部内を、前記往復移動体が往復移動する、請求項14に記載の内視鏡用縫合器。
  16. 前記第1空間部と連通し、前記第1のケースと前記第2のケースの間で形成される第2空間部に、前記円弧状針が運針可能に配されている、請求項14又は15に記載の内視鏡用縫合器。
  17. 前記円弧状針に取り付けられた縫合糸を引き出すスリットが、前記第2空間部と連通して形成されている、請求項16に記載の内視鏡用縫合器。
  18. 前記縫合糸に屈曲部が形成されていることにより、前記縫合糸が、前記スリットから内視鏡の先端側に向かって引き出されている、請求項17に記載の内視鏡用縫合器。
  19. 前記第2のケースが、前記本体部の略円筒状の形状の軸に垂直な断面視において、略C字状の形状をしており、
    前記第1のケースが、前記本体部の略筒状の形状の軸に垂直な断面視において略C字状の形状をした第2ケース取付部を備えている、請求項14から18の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  20. 前記第1のケースが透明である、請求項14から19の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  21. 前記第2のケースが透明である、請求項14から20の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  22. 前記駆動部材が、前記第1空間部内を通して略環状に配されている、請求項14から21の何れかにに記載の内視鏡用縫合器。
  23. 前記駆動部材が挿通されるガイド管と、
    前記ガイド管を、前記第1のケースとの間で保持する第3のケースと、
    を備える請求項14から22の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  24. 前記第3のケースが透明である、請求項23に記載の内視鏡用縫合器。
  25. 前記針係合部が、180度間隔で2か所設けられている、請求項5から24の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  26. 前記往復移動体が、前記円弧状ガイドに沿って少なくとも180度移動する、請求項25に記載の内視鏡用縫合器。
  27. 前記取付部が、弾性部材で形成され、前記内視鏡の挿入部の先端の外周に嵌合する筒状体部を有する、請求項2に記載の内視鏡用縫合器。
  28. 前記円弧状針に縫合糸が取り付けられている、請求項1から27の何れかに記載の内視鏡用縫合器。
  29. 請求項5から28の何れかに記載の内視鏡用縫合器を備えた、内視鏡。
  30. 前記駆動部材が、前記内視鏡の挿入部の内部に配されている、請求項29に記載の内視鏡。
JP2020036591A 2020-03-04 2020-03-04 内視鏡用縫合器及び内視鏡 Pending JP2021137241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020036591A JP2021137241A (ja) 2020-03-04 2020-03-04 内視鏡用縫合器及び内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020036591A JP2021137241A (ja) 2020-03-04 2020-03-04 内視鏡用縫合器及び内視鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021137241A true JP2021137241A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77666908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020036591A Pending JP2021137241A (ja) 2020-03-04 2020-03-04 内視鏡用縫合器及び内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021137241A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873501B2 (ja) 低侵襲縫合するための装置及び方法
EP2133028B1 (en) Endoscopic stitching devices
US5792177A (en) Forceps
JP5128213B2 (ja) 傾斜ヘッド付き縫合器械
EP1958572B1 (en) Mid-point lock suture cutter
EP1723913A1 (en) Treatment tool for surgery
JP7137551B2 (ja) 低侵襲縫合に対する装置
US9737295B2 (en) Suture-needle holder and endoscope system
US9693769B2 (en) Suture device
EP1481643B1 (en) Forceps for endoscope
JP2021137241A (ja) 内視鏡用縫合器及び内視鏡
WO2014162442A1 (ja) 作動部材、および医療器具
EP3468488A1 (en) A laparoscopic device
JP6382570B2 (ja) 低侵襲巾着縫合デバイス
JP6829832B2 (ja) 縫合装置
JPH08117239A (ja) 縫合器
JP3715999B2 (ja) 縫合器
JP3662956B2 (ja) 縫合針
CN110719756B (zh) 缝合装置
US20230200806A1 (en) Traction tool, traction system, and traction method and suturing method for suture thread
WO2017069012A1 (ja) 持針器
WO2017212040A1 (en) A laparoscopic device
WO2018143248A1 (ja) 縫合装置
JP2022014402A (ja) 蛇腹機構、並びに多自由度鉗子及び長尺状装置
JP2004016661A (ja) 外科用処置具