JP2021136984A - プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】新鮮な果物野菜を原料として、プロバイオティクスで発酵させて得られ、風味に優れ、栄養がバランスよく、いかなるエッセンス、色素や防腐剤も添加されていない果物野菜飲料を提供する。【解決手段】プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品であって、15〜35部の果物野菜パルプ、45〜84.95部の純水、0.05〜20部のグルコース又は代用糖といった原料をプロバイオティクスで発酵させて得られ、前記プロバイオティクスは、保存番号がCGMCC No.18702のラクトバチルスカゼイ(Lactobacillus casei)NCU215であることを特徴とするプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品。【選択図】図1

Description

本発明は飲用品の技術分野に属し、具体的にはプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品に関する。
人々がより健康的な生活を求めているため、新鮮な果物野菜で所定のプロセスを経て製造されたオレンジジュース、キュウリジュース、トマトジュース、スイカジュース、ハミウリジュースなどの果物野菜飲料は、市場においてとても人気がある。たとえばCN 108936167 Aには、「複数種のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜ジュース飲料の製造方法」が開示されている。この製造方法のステップは、果物野菜原料の選択、果物野菜原料のクリーン加工、原料ジュースの製造、原料ジュースの定容・調製、充填、滅菌、接種、後熟、及び貯蔵を含む。該発明は、順に原料選択、原料クリーン、原料ジュースの製造、調製、充填、滅菌、冷却、接種発酵、後熟及び貯蔵などのステップによって、複数種のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜ジュース飲料を得ることで、複数種の栄養成分を最大限に保持することができ、食感の酸味と甘さが適度であり、原料栄養成分を保持するとともに、プロバイオティクスで発酵させた生成物などの栄養素を有し、人体に豊かな栄養を提供し、良好な健康作用を果たし、さっぱりとしてどの渇きをいやし、制菌し抗がんできるので身体を強くし、抗酸化するなどの効能を持っている。CN 105995710 Aには、「植物プロバイオティクスによる果物野菜パルプの発酵方法」が開示されている。この発酵方法は、果物野菜に対する前処理、破砕、軟化、果物野菜パルプの製造、調製、1回目の殺菌冷却、発酵、遠心分離、脱気、均質化、2回目の殺菌冷却、無菌充填のステップによって完了するものである。該発明は、酸性が弱い果物野菜パルプを異なる乳酸菌で発酵させ、大量の乳酸などの有機酸を生成し、それによりpHを低下させるとともに、良好な発酵風味を生じ、殺菌の条件を低下させ、コストを節約し、また、果物野菜そのものの栄養を保持し、発酵生成物の栄養成分を増加させ、さらに、デカンター遠心分離機により発酵後の果物野菜パルプからパルプ沈殿を遠心分離させ、飲料業界における発酵させた果物野菜パルプの利用安定性を効果的に高める。低酸性及び酸性の果物野菜パルプは、賞味期限が短く、製品風味が悪く、加工コストが高く及び加工で栄養の損失がひどいという問題を解決する。
しかし、従来技術では、一般的に、発酵時間が長く、生臭さが強く、エッセンス、色素、防腐剤などが添加されるという問題が存在する。本発明は、新鮮な果物野菜を原料として、洗浄・圧搾・配合・発酵させて得られた果物野菜飲料を提供することを目的とし、該方法で製造される、プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料は、たとえばニンジン、苦瓜などの新鮮な果物野菜を搾ったまたは圧搾した後に一般的に存在するヨモギ味などの不良風味を効果的に解消し、柔らかい酸味を提供することができるとともに、人体の腸管健康に対して所定の機能を持っている。本製品は市場の搾り立ての果物野菜ジュース飲料に比べて、シェルフライフが長く、同じ種類の製品化された果物野菜ジュース飲料に比べて、いかなるエッセンス、色素や防腐剤も添加されず、健康ドリンクに対する消費者の要求を満たす。
本発明は、新鮮な果物野菜を原料として、プロバイオティクスで発酵させて得られ、風味に優れ、栄養がバランスよく、いかなるエッセンス、色素や防腐剤も添加されていないプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料を提供することを目的とする。
前記プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料は、15〜35部の果物野菜パルプ、45〜84.95部の純水、0.05〜20部のグルコース又は代用糖といった原料をプロバイオティクスで発酵させて得られ、
更に、0.01〜0.5部のエリソルビン酸ナトリウム又はビタミンCをさらに含み、
前記代用糖は白砂糖、スクラロース、アスパルテーム、ステビオサイド、アセスルファムカリウム、チクロ又はイソマルトオリゴ糖である。
前記プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料の製造方法は以下のとおりである。
(1)腐っていない新鮮な果物野菜を原料として選択し、洗浄後に食べられない部分を除去し、圧搾し又は搾って果物野菜パルプを得て、上記の原料成分を上記の割合で均一に撹拌して果物野菜ジュースを得て、滅菌する。
更に、新鮮な果物野菜をあらかじめ煮た後に圧搾しまたは搾りる。
更に、滅菌温度は85℃〜132℃であり、滅菌時間は2秒〜30分間である。
(2)滅菌後に果物野菜ジュースを20℃〜45℃に冷却させ、プロバイオティクスを10〜10cfu/mLの割合で滅菌冷却後の果物野菜ジュースに接種し、pH値3.0〜5.0を発酵終点として25℃〜45℃で10〜36時間発酵させる。
更に、前記プロバイオティクスはラクトバチルスカゼイNCU215であり、前記ラクトバチルスカゼイ(Lactobacillus casei)NCU215は、2019年10月21日にアドレスが北京市朝陽区北辰西路1号院3号の中国科学院微生物研究所の中国微生物菌種寄託管理委員会普通微生物センターに保存され、保存番号がCGMCC No.18702である。
ラクトバチルスカゼイNCU215は、中国の従来の発酵漬物からスクリーニングされ、果物野菜に対して優良な発酵性能を有し且つ消化管の環境に耐えられるプロバイオティクス株であり、該菌株は、1)〜7)の生理学的特性を持っている。
1)pHが2.0のPBSにおいて2h処理した後の生存率が78.98%であり、
2)0.5%の胆汁酸環境において4h処理した後の生存率が84.89%であり、
3)pHが3.0の模擬胃液において3h消化した直後、pHが8.0の模擬腸液に移して8h消化して、活性が著しく低下せず、
4)該菌株は、良好な表面性質及び腸上皮細胞に付着する能力を有し、24hの自己凝集率が64.32%であり、表面疎水率が23.15%であり、ヒト大腸がん細胞Caco−2に対する付着率が7.47%であり、
5)該菌株は、良好な抗酸化活性を有し、DPPHラジカルの消去率が11.91%であり、ヒドロキシルラジカルの消去率が10.85%であり、総抗酸化能が95.90μmolのTroloxに相当し、総還元能力が0.28mMのFeSOに相当し、
6)該菌株で24h発酵させた上清は、通常の食品媒介病原菌に対して優れた制菌活性を有し、特にリステリアモノサイトゲネス及び黄色ブドウ球菌に対する抑制活性が最も良好であり、それらの阻止円の直径がそれぞれ23.18mm及び24.42mmであり、また、該菌株の溶血活性測定によれば、溶血性を有さないことを示し、抗生物質感受性測定によれば、該菌株はテトラサイクリン、アンピシリン、アモキシシリン、セファロスポリンチオフェン、エリスロマイシン及びペニシリンに敏感であり、カナマイシン、シプロフロキサシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンに耐性を持っていることを示し、
7)コロニーの形態は、オレンジ色であり、扁平な円形であり、表面が滑らかで、縁がきちんとしており、酸生産能力が強く、1−3mmで、グラム陽性であり、菌体が短杆状であり(図1に示される)、
生理学的及び生化学的特性と16SrRNAシーケンスと組み合わせてラクトバチルスカゼイとして同定され、システム系統樹は図2に示され、
更に、前記pH値の発酵終点は、異なる好みによって決定して調整することができる。
(3)発酵後の果物野菜ジュースに対して標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料を得る。
更に、前記標準化とは、業界、企業又は実際のニーズに応じて製品の酸度、甘味度に対して標準化を行うものであり、標準化により、各バッチの発酵製品の酸度、糖度又は糖酸比のわずかな違いを補償し、
更に、前記プロバイオティクスで発酵させた仕上がり果物野菜飲料を0℃〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵してもよく、この場合、0℃〜4℃で製品の賞味期限が21日であり、温度85℃〜132℃で、2秒〜10分間超高温瞬時殺菌し、無菌で缶詰するようにしてもよく、この場合、常温下で製品の賞味期限が18ヶ月であり、缶詰めしてシールした後に温度75℃〜132℃で、20〜40分間殺菌してもよく、常温下で製品の賞味期限が18ヶ月である。
本発明の前記果物野菜の原料は、ベリー類(イチゴ、ブルーベリー、桑の実、ブラックベリー、フクボンシ、クランベリーなどを含む)、瓜類(スイカ、ハミウリ、マクワウリ、メロンなどを含む)、核果類(もも、黄桃、サクランボ、スモモ、ヤマモモ、サネブトナツメ、オリーブ、リュウガン、レイシなどを含む)、仁果類(リンゴ、梨、カキ、ビワなどを含む)、柑橘類(みかん、オレンジ、キンカン、レモン、グレープフルーツ、ブンタン、柚子などを含む)、根菜類(大根、ニンジン、キャベツ、ビート、ショウガ、カッコン、サンヤク、サツマイモ、タケノコなどを含む)、葉菜類(ホウレン草、春菊、セロリなどを含む)、果菜類(ひしの実、オクラ、トマト、トウガラシ、カボチャ、苦瓜などを含む)などの果物野菜のうちの任意の1種又は複数種である。
有益な効果は以下のとおりである。
1、本発明の用いる菌株NCU215は優れた発酵性能を有し、果物野菜原料において酸生産速度が速く、発酵時間がその他のラクトバチルスカゼイに比べて著しく縮まり、ニンジンジュースを発酵原料としてNCU215を接種し、pH低下速度が速く、酸生産能力が強く、菌株NCU215で8h発酵させた後にニンジンジュースのpH値が3.86に下がり、24h後に3.12に下がり、酸度が4.28‰に達する。
2、本発明に係るプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料は、市場の従来の果物野菜飲料に比べて以下の特徴を有する。(1)プロバイオティクスNCU215で発酵させることにより、果物野菜における風味物質の種類と含有量を増加させることができ、製品は独特な発酵風味を持ち、酸味が柔らかく、香りが心地よく(大量のオレフィンテルペン類化合物が分解し、生臭みが著しく弱まり、アルコール類、ケトン類、炭化水素類化合物の含有量が著しく増加し、エステル類、アルコール類、アルデヒド類物質の含有量もいずれも増加する)、(2)非濃縮加工プロセスを用いて、果物野菜そのものの香り成分と栄養素を十分に保持し、(3)該方法で製造される、プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料は、たとえばニンジン、苦瓜などの新鮮な果物野菜を搾ったまたは圧搾した後に一般的に存在するヨモギ味などの不良風味を効果的に解消し、柔らかい酸味を提供することができるとともに、人体の腸管健康に対して所定の機能を持っており、(4)製品にはいかなるエッセンス、色素、防腐剤も添加されず、健康的かつ安全になる。
NCU215菌体の形態である。 系統樹である。
本特許の目的、技術案及び利点をより明瞭かつはっきりとするために、以下、具体的な実施例を参照しながら、本特許について更に詳細に説明する。なお、ここで説明される具体的な実施例は本特許を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するものではない。
1、本発明の用いる菌株NCU215は、優れた発酵性能を有し、果物野菜原料において酸生産速度が速く、発酵時間がその他のラクトバチルスカゼイに比べて著しく縮む。ニンジンジュースを発酵原料として、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393をそれぞれ発酵菌種として発酵させ(腐っていない新鮮なニンジンを原料として選択し、洗浄して皮を除去して圧搾し、30部のニンジンパルプ、60部の純水、10部のグルコースの成分及び割合で均一に撹拌してニンジンジュースを得て、温度90℃で、8分間滅菌する。滅菌後に原料液を37℃に冷却させた後、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合でそれぞれ滅菌冷却後のニンジンジュースに接種し、37℃で発酵させる)、発酵生産性能を測定し、結果によれば、菌株NCU215はATCC393に比べてpH低下速度が速く、酸生産能力が強く、菌株NCU215で8h発酵させた後に、ニンジンジュースはpH値が3.86に下がり、24h後に3.12に下がり、酸度が4.28‰に達する一方、比較菌株ATCC393で8h発酵させた後、pH値が4.35になり、24h後に3.69になり、酸度が3.05‰だけである。
2、本発明の用いる菌株NCU215は果物野菜における風味物質の種類と含有量を増加させ、製品は独特な発酵風味を持ち、酸味が柔らかく、香りが心地よい。それぞれニンジンジュース、ミカンジュース、マンゴジュースを発酵原料として、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393を発酵菌株として、発酵前後の風味物質の変化を測定し、結果は以下のとおりである。
(1)腐っていない新鮮なニンジンを原料として選択し、洗浄して皮を除去した後に圧搾し、30部のニンジンパルプ、60部の純水、10部のグルコースの成分及び割合で均一に撹拌してニンジンジュースを得て、温度90℃で、8分間滅菌する。滅菌後に原料液を37℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393の凍結乾燥菌粉末をそれぞれ10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のニンジンジュースに接種し、pH3.9を発酵終点として37℃で発酵させる。
ニンジンジュースはラクトバチルスカゼイNCU215で発酵された後、大量のオレフィンテルペン類化合物が分解し、生臭みが著しく弱まり、大量の風味物質が増加する。一方、比較菌株ATCC393で発酵された後は、ニンジンの風味は著しく改善されていない。
Figure 2021136984
(2)腐っていない新鮮なミカンを原料として選択し、洗浄して皮と種を除去して圧搾し、25部のミカンパルプ、64.8部の純水、0.2部のエリソルビン酸ナトリウム、10部の白砂糖の成分及び割合で均一に撹拌してミカンジュースを得て、温度105℃で、3分間滅菌する。滅菌後に原料液を40℃に冷却させて、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393の凍結乾燥菌粉末をそれぞれ10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のミカンジュースに接種し、pH値が4.0になる時点を発酵終点として37℃で発酵させる。
ミカンジュースは、ラクトバチルスカゼイNCU215で発酵された後、その揮発性の香り成分の風味構成成分、量及び割合に有意差が生じ、発酵後にアルコール類、ケトン類、炭化水素類化合物の含有量が著しく増加し、アルケン類の種類と含有量が著しく減少する。アルケン類は発酵前に占める割合が大きく、柑橘ジュースの最も主な特徴的香り成分であり、発酵後に含有量が減少し、ある程度までみかんの特徴的香りを減少させるが、増加する風味物質、たとえばオシメンは、花のような香りを有し、β−シクロシトラールは、強いレモンのような香りを有し、テルピネン−4−オールは、ライラックの香りを有し、2−ウンデカノンは、ロウソクの香り、フルーティーな香り、ケトン類の香りを有し、これらの香り成分は更に発酵ミカン飲料の風味を豊かにする。比較菌株ラクトバチルスカゼイATCC393で発酵された後、ミカン飲料の揮発性風味物質の変化は著しくない。
Figure 2021136984
(3)テルペン類は、マンゴの風味成分のうちの種類と含有量が最も多い物質であり、これらの物質の存在により、マンゴがやや鋭く刺激的な臭いを持っている。腐っていない新鮮なマンゴを原料として選択し、洗浄して皮と種を除去して圧搾し、23部のマンゴパルプ、0.08部のスクラロース、76.92部の純水の成分及び割合で均一に撹拌してマンゴジュースを得て、温度102℃で、7分間滅菌する。滅菌後に原料液を37℃に冷却させた後、ラクトバチルスカゼイNCU215、ATCC393の凍結乾燥菌粉末をそれぞれ10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のマンゴジュースに接種し、pH値が3.8になる時点を発酵終点として37℃で発酵させる。
マンゴジュースはラクトバチルスカゼイNCU215で発酵された後、テルペン類物質の含有量が低下し、エステル類、アルコール類、アルデヒド類物質の含有量がいずれも増加し、酪酸エチルは強くて甘く、すっきりとしたフルーティーな香りを持ち、パイナップル、バナナ、リンゴのような匂いを持ち、発酵後に新しく生成したぎ酸ヘプチルはアヤメとローズのフルーティーな香りを持ち、梅の甘い香りに似っている。発酵後のマンゴ製品の香りがより柔らかく、オクチルアセテートは心地よいフルーティーな香りを有する。ネロールは心地よいローズとダイダイ花の香りを持ち、香りが柔らかく、レモン味のフルーティーな香りをわずかに持っている。これらの芳香族物質は発酵後のマンゴパルプの風味を大幅に豊かにし、マンゴの刺激的な匂いを改善する。比較菌株ラクトバチルスカゼイATCC393で発酵された後、マンゴ飲料中の揮発性風味物質の変化は著しくない。
Figure 2021136984
3、NCU215で発酵された後に、ニンジン飲料とミカン飲料の甘味とうま味アミノ酸が著しく増加し、苦味アミノ酸の含有量が著しく低下する。比較菌株ラクトバチルスカゼイATCC393、CICC 6117、ATCC334で発酵された後のニンジン飲料とミカン飲料において呈味アミノ酸の変化は著しくなく(発酵方法は前述した「2」におけるニンジン飲料とミカン飲料と同じ)、結果は表4、5に示される。
Figure 2021136984
Figure 2021136984
4、NCU215で発酵させた後のニンジン飲料は安定性が強まり、色が明るくなる。
ニンジンジュースは発酵前、層化現象を呈し、NCU215で発酵された後、層化現象が消え、常温で2ヶ月放置した後に、徐々に層化が発生する。比較菌株ラクトバチルスカゼイATCC393、CICC 6117、ATCC334で発酵された後のニンジン飲料は常に層化現象を呈する。
5、菌株NCU215の16SrRNAシーケンスは以下のとおりである(シーケンス表SEQ ID NO.1)。
CGGCAGTGCGGGTGCTATACATGCAAGTCGAACGAGTTCTCGTTGATGATCGGTGCTTGCACCGAGATTCAACATGGAACGAGTGGCGGACGGGTGAGTAACACGTGGGTAACCTGCCCTTAAGTGGGGGATAACATTTGGAAACAGATGCTAATACCGCATAGATCCAAGAACCGCATGGTTCTTGGCTGAAAGATGGCGTAAGCTATCGCTTTTGGATGGACCCGCGGCGTATTAGCTAGTTGGTGAGGTAATGGCTCACCAAGGCGATGATACGTAGCCGAACTGAGAGGTTGATCGGCCACATTGGGACTGAGACACGGCCCAAACTCCTACGGGAGGCAGCAGTAGGGAATCTTCCACAATGGACGCAAGTCTGATGGAGCAACGCCGCGTGAGTGAAGAAGGCTTTCGGGTCGTAAAACTCTGTTGTTGGAGAAGAATGGTCGGCAGAGTAACTGTTGCCGGCGTGACGGTATCCAACCAGAAAGCCACGGCTAACTACGTGCCAGCAGCCGCGGTAATACGTAGGTGGCAAGCGTTATCCGGATTTATTGGGCGTAAAGCGAGCGCAGGCGGTTTTTTAAGTCTGATGTGAAAGCCCTCGGCTTAACCGAGGAAGCGCATCGGAAACTGGGAAACTTGAGTGCAGAAGAGGACAGTGGAACTCCATGTGTAGCGGTGAAATGCGTAGATATATGGAAGAACACCAGTGGCGAAGGCGGCTGTCTGGTCTGTAACTGACGCTGAGGCTCGAAAGCATGGGTAGCGAACAGGATTAGATACCCTGGTAGTCCATGCCGTAAACGATGAATGCTAGGTGTTGGAGGGTTTCCGCCCTTCAGTGCCGCAGCTAACGCATTAAGCATTCCGCCTGGGGAGTACGACCGCAAAGGTTGAAACTCAAAGGAATTGACGGGGGCCCGCACAAGCGGTGGAGCATGTGGGTTTAATTCGAAGCAACGCGAAGAACCCTTACCAGGTCTTGACATCTTTTGATCACCTGAGAGATCAGTTTTCCCCTTTCGGGGCAAAATGACAGGTGGTGCATGATGTCGTCAGCCTCGTGTCGTGAGATGGTGGGGTAGGTCCCGCACGAGCGCACCTATGAACTAGTGCAGCATTAGTTGGTCACTCTAGTAGACTGCAGTGACGACCGGAGGCAACGTTGGAATGAACGGTTCAATTCATCAG
6、測定方法
(1)風味物質の検出方法は以下のとおりである。
スタティックヘッドスペース−ガスクロマトグラフィ−マススペクトル法を用いて、Agilentトリプル四重極ガスクロマトグラフィ質量分計で風味物質を検出する。ガスクロマトグラフィ及びマススペクトルの条件は以下のとおりである。
クロマトグラフカラム:hP−5石英キャピラリーカラム(30m×0.25mm、1μm)、
昇温プログラム:開始温度を50℃にし、3min保持し、次に2℃/minで120℃に昇温させ、最後に20℃/minで250℃に昇温して、5min保持する。キャリアガス(He)は、流速が1.0mL/minであり、圧力が7.6522psiであり、試料注入量が1μLであり、分流しない。
電子電離イオン源:電子エネルギーが70eVであり、質量走査範囲がm/z35〜450であり、速度が20scans/sであり、イオン源温度が230℃である。
風味物質フォームにおいて、「−」は、いずれもサンプルにおいて検出されていないことを示す。
(2)アミノ酸検出方法は、GB/T 5009.124−2003「食品中のアミノ酸の測定」に基づいて、アミノ酸アナライザでサンプルのアミノ酸の種類及び含有量を測定する。
以下、具体的な実施例によって本発明について更に解釈して説明する。
実施例1:プロバイオティクスで発酵させたリンゴ飲料
プロバイオティクスで発酵させたリンゴ飲料の原料配合比率は、リンゴパルプ30部、グルコース16部、エリソルビン酸ナトリウム0.02部、純水53.8部であった。
腐っていない新鮮なリンゴを原料として選択し、果肉を圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してリンゴジュースを得て、温度105℃で、2分間滅菌した。滅菌後に原料液を35℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のリンゴジュースに接種し、pH値が4.2になる時点を発酵終点として37℃で18時間発酵させた。発酵後のリンゴ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵仕上がりリンゴ飲料を得た。標準化済みの発酵リンゴ飲料を132℃で、3秒超高温瞬時殺菌し、無菌で充填し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例2:プロバイオティクスで発酵させたグレープフルーツ飲料
プロバイオティクスで発酵させたグレープフルーツ飲料の原料配合比率は、グレープフルーツパルプ22部、ステビオサイド0.06部、純水77.94部であった。
腐っていない新鮮なグレープフルーツを原料として選択し、洗浄して皮と種を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してグレープフルーツジュースを得て、温度100℃で、3分間滅菌した。滅菌後に原料液を40℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のグレープフルーツジュースに接種し、pH値が4.0になる時点を発酵終点として37℃で24時間発酵させた。発酵後のグレープフルーツ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりグレープフルーツ飲料を得た。標準化済みの発酵グレープフルーツ飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例3:プロバイオティクスで発酵させたキウイフルーツ飲料
プロバイオティクスで発酵させたキウイフルーツ飲料の原料配合比率は、キウイフルーツパルプ24部、アセスルファムカリウム0.07部、純水75.93部であった。
腐っていない新鮮なキウイフルーツを原料として選択し、洗浄して皮を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してキウイフルーツジュースを得て、温度90℃で、8分間滅菌した。滅菌後に原料液を37℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のキウイフルーツジュースに接種し、pH値が3.9になる時点を発酵終点として37℃で25時間発酵させた。発酵後のキウイフルーツ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりキウイフルーツ飲料を得た。標準化済みの発酵キウイフルーツ飲料を132℃で、3秒超高温瞬時滅菌し、無菌で充填し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例4:プロバイオティクスで発酵させたレイシ飲料
プロバイオティクスで発酵させたレイシ飲料の原料配合比率は、レイシパルプ21部、スクラロース0.07部、純水78.93部であった。
腐っていない新鮮なレイシを原料として選択し、洗浄して果肉を圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してレイシジュースを得て、温度120℃で、時間30秒滅菌した。滅菌後に原料液を42℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のレイシジュースに接種し、pH値が3.8になる時点を発酵終点として38℃で20時間発酵させた。発酵後のレイシ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりレイシ飲料を得た。標準化済みの発酵レイシ飲料を缶詰めしてシールした後に115℃で、30分間滅菌し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例5:プロバイオティクスで発酵させた桑の実飲料
プロバイオティクスで発酵させた桑の実飲料の原料配合比率は、桑の実パルプ18部、イソマルトオリゴ糖19部、純水63部であった。
腐っていない新鮮な桑の実を原料として選択し、洗浄して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌して桑の実ジュースを得て、温度85℃で、10分間滅菌した。滅菌後に原料液を35℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後の桑の実ジュースに接種し、pH値が3.5になる時点を発酵終点として35℃で28時間発酵させた。発酵後の桑の実飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がり桑の実飲料を得た。標準化済みの発酵桑の実飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例6:プロバイオティクスで発酵させたスイカ飲料
プロバイオティクスで発酵させたスイカ飲料の原料配合比率は、スイカパルプ35部、グルコース12部、純水53部であった。
腐っていない新鮮なスイカを原料として選択し、洗浄して果肉を圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してスイカジュースを得て、温度105℃で、2分間滅菌した。滅菌後に原料液を37℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のスイカジュースに接種し、pH値が4.2になる時点を発酵終点として38℃で20時間発酵させた。発酵後のスイカ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりスイカ飲料を得た。標準化済みの発酵スイカ飲料を132℃で、3秒超高温瞬時滅菌し、無菌で充填し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例7:プロバイオティクスで発酵させたショウガ飲料
プロバイオティクスで発酵させたショウガ飲料の原料配合比率は、ショウガパルプ15部、アセスルファムカリウム0.07部、純水84.93部であった。
腐っていない新鮮なショウガを原料として選択し、洗浄して皮を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してショウガジュースを得て、滅菌温度85℃で、10分間滅菌した。滅菌後に原料液を38℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のショウガジュースに接種し、pH値が4.3になる時点を発酵終点として32℃で24時間発酵させた。発酵後のショウガ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりショウガ飲料を得た。標準化済みの発酵ショウガ飲料を132℃で、3秒超高温瞬時滅菌し、無菌で充填し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例8:プロバイオティクスで発酵させたマンゴ飲料
プロバイオティクスで発酵させたマンゴ飲料の原料配合比率は、マンゴパルプ22部、ステビオサイド0.08部、純水77.92部であった。
腐っていない新鮮なマンゴを原料として選択し、洗浄して果肉を圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してマンゴジュースを得て、温度105℃で、5分間滅菌した。滅菌後に原料液を30℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のマンゴジュースに接種し、pH値が3.7になる時点を発酵終点として37℃で20時間発酵させた。発酵後のマンゴ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりマンゴ飲料を得た。標準化済みの発酵マンゴ飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例9:プロバイオティクスで発酵させた葡萄飲料
プロバイオティクスで発酵させた葡萄飲料の原料配合比率は、葡萄パルプ18部、スクラロース0.07部、純水81.93部であった。
腐っていない新鮮な葡萄を原料として選択し、洗浄して圧搾して皮と搾りかすを濾過し、上記の成分及び割合で均一に撹拌して葡萄ジュースを得て、温度101℃で、3分間滅菌した。滅菌後に原料液を40℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後の葡萄ジュースに接種し、pH値が3.9になる時点を発酵終点として37℃で34時間発酵させた。発酵後の葡萄飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がり葡萄飲料を得た。標準化済みの発酵葡萄飲料を缶詰めしてシールした後に115℃で、30分間滅菌し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例10:プロバイオティクスで発酵させたカボチャ飲料
プロバイオティクスで発酵させたカボチャ飲料の原料配合比率は、カボチャパルプ25部、グルコース16部、純水59部であった。
腐っていない新鮮なカボチャを原料として選択し、洗浄して種を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してカボチャジュースを得て、温度105℃で、5分間滅菌した。滅菌後に原料液を32℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のカボチャジュースに接種し、pH値が3.9になる時点を発酵終点として35℃で24時間発酵させた。発酵後のカボチャ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりカボチャ飲料を得た。標準化済みの発酵カボチャ飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例11:プロバイオティクスで発酵させた黄桃飲料
プロバイオティクスで発酵させた黄桃飲料の原料配合比率は、黄桃パルプ30部、ステビオサイド0.06部、純水69.94部であった。
腐っていない新鮮な黄桃を原料として選択し、洗浄して果肉を圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌して黄桃ジュースを得て、温度105℃で、3分間滅菌した。滅菌後に原料液を37℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後の黄桃ジュースに接種し、pH値が4.1になる時点を発酵終点として37℃で20時間発酵させた。発酵後の黄桃飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がり黄桃飲料を得た。標準化済みの発酵黄桃飲料を132℃で、3秒超高温瞬時滅菌し、無菌で充填し、常温下で製品の賞味期限は18ヶ月であった。
実施例12:プロバイオティクスで発酵させたビワ飲料
プロバイオティクスで発酵させたビワ飲料の原料配合比率は、ビワパルプ22部、スクラロース0.07部、純水77.93部であった。
腐っていない新鮮なビワを原料として選択し、洗浄して皮と種を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してビワジュースを得て、温度100℃で、4分間滅菌した。滅菌後に原料液を38℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のビワジュースに接種し、pH値が3.8になる時点を発酵終点として37℃で18時間発酵させた。発酵後のビワ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりビワ飲料を得た。標準化済みの発酵ビワ飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例13:プロバイオティクスで発酵させたバナナ飲料
プロバイオティクスで発酵させたバナナ飲料の原料配合比率は、バナナパルプ28部、グルコース14部、0.02部エリソルビン酸ナトリウム、純水57.8部であった。
腐っていない新鮮なバナナを原料として選択し、皮を除去して圧搾し、上記の成分及び割合で均一に撹拌してバナナジュースを得て、温度105℃で、5分間滅菌した。滅菌後に原料液を32℃に冷却させ、ラクトバチルスカゼイNCU215の凍結乾燥菌粉末を10cfu/mLの割合で滅菌冷却後のバナナジュースに接種し、pH値が4.2になる時点を発酵終点として34℃で20時間発酵させた。発酵後のバナナ飲料に対して酸度、甘味度の標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた仕上がりバナナ飲料を得た。標準化済みの発酵バナナ飲料を0〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、0〜4℃で製品の賞味期限は21日であった。
実施例14 賞味期限の評価標準
本発明の賞味期限は、以下の指標により決定される。
滅菌されていない発酵させた果物野菜飲料の0〜4℃貯蔵プロセスでの官能的変化及び微生物数の変化
Figure 2021136984
Figure 2021136984
実施例15 NCU215の生理学的及び生化学的特性の測定
1)耐酸性試験−pHが2.0のPBSにおいて2h処理した後の生存率が78.98%であり、
選択されたNCU215をMRS液体培地で2回活性化し、次に2%(v/v)の接種量に従って37℃で24hインキュベートし、NCU215 10000gを5min遠心分離させて菌体を収集した。菌体をpHが2.0の無菌PBSで再懸濁化して生菌濃度を10CFU/mLに調整し、37℃下で2h培養し、勾配希釈コーティング法でインキュベート前後の生菌数を測定してその生存率を測定した。生存率は下記の式で計算された。
Figure 2021136984
式中、Nはインキュベート後の生存細菌数であり、Nは初期菌数であった。
2)耐胆汁酸能試験−0.5%の胆汁酸環境で4h処理した後の生存率が84.89%であり、
24h培養した後の10000gのNCU215を、4℃で5min遠心分離させて菌体を収集し、取得された菌体を0.5%胆汁酸を含む無菌PBSで再懸濁化して生菌濃度を10CFU/mLに調整し、37℃で4hインキュベートし、希釈プレート法で生菌数を測定してNCU215の耐胆汁酸能を評定した。下記の式に基づいてNCU215生存率を計算した。
Figure 2021136984
式中、Nは生存細菌数であり、Nは初期菌数であった。
3)模擬胃腸液の耐性
24h培養した後の10000gのNCU215を得て4℃で、5min遠心分離させて菌体を収集し、無菌PBSで2回洗浄した直後、pHが3.0の模擬胃液に再懸濁化して37℃で3hインキュベートし、0h目、1h目、2h目、3h目に生菌数を測定し、次に1mLの培養物を9mLの模擬腸液に加えて37℃で8hインキュベートし、0h目、2h目、4h目、8h目に培養物の生菌数を測定した。下記の式に基づいてNCU215の生存率を計算した。
Figure 2021136984
式中、Nは生存細菌数であり、Nは初期菌数であった。
結果によれば、pHが3.0の模擬胃液において3h消化した直後に、pHが8.0の模擬腸液に移して8h消化して、活性が著しく低下せず、模擬胃液において3h処理した後の生存率が101.52±1.67%であり、模擬腸液において8h処理した後の生存率が100.27±2.05%であることを示した。
4)−1自己凝集能試験
一夜培養した10000gの乳酸菌を5min遠心分離させて菌体を収集し、無菌PBS緩衝液で2回洗浄した。次に、取得された菌体細胞を無菌PBSで再懸濁化してA600=0.6±0.05(A)になるように調整し、10sボルテックスして37℃で24hインキュベートした。0h目、2h目、4h目、6h目、12h目及び24hh目に上層の細菌懸濁液を取って、600nmで吸光度(A)を測定し、毎回3つの平行サンプルを測定し、繰り返して3回行った。下記の式で細菌の自己凝集能を計算した。
Figure 2021136984
式中、Aは菌体の初期吸光値を示し、Aはt時点に上層細菌懸濁液の吸光値を代表した。
結果によれば、該菌株24hの自己凝集率が64.32%であることを示した。
4)−2表面疎水性試験
炭化水素への微生物付着法(Bacteria Adhesion Tohydrocarbons、BATH)で乳酸菌の表面疎水性を測定した。まず一夜培養した10000gの乳酸菌を5min遠心分離させて菌体細胞を収集し、無菌PBS緩衝液で2回洗浄し、次に、取得された菌体細胞を0.1mol/LのKNOで再懸濁化してA600=0.6±0.05(A)になるように調整した。次に1mLのキシレンを濃度が調整された3mLの菌体細胞懸濁液に加え、混合後に室温で10min予備インキュベートし、2minボルテックスし、次に室温下で30minインキュベートして層化し、ゆっくりと水相をピペッティングし、無菌PBSをブランクとしてOD600値(A)を測定した。下記の式で細菌の疎水性を計算した。
Figure 2021136984
式中、Aは菌体の初期吸光値を示し、Aはキシレンで処理された後の下層水相の吸光値であった。結果によれば、該菌株の表面疎水率が23.15%であることを示した。
4)−3付着性試験
培養したCaco−2細胞をトリプシンEDTA消化液で消化して、DMEM完全培養液で細胞濃度を1.0×10個/mLに調整し、各ウェルに2mLずつ6ウェル組織培養プレートに入れ、細胞が分化した単一層に成長するまでCO培養器(5%のCO、95%の空気)において37℃でインキュベートし、2日ごとに液体を交換した。組織培養プレートにおける各ウェルのDMEM培養液を除き、無菌PBS緩衝液で培養プレートを2回洗浄し、DMEM不完全培養液で再懸濁化された1mLの乳酸菌細菌懸濁液(10CFU/mL、OD=1)(細菌数≧1:100のCaco−2細胞)を加え、37℃で2hインキュベートした。インキュベート完了後に、組織培養プレートにおける各ウェルの混合液を除き、無菌PBS緩衝液で5回洗浄し、未付着の菌体細胞を除去した。0.5mLの0.25%のトリプシンを加えて37℃で5minインキュベートして細胞を消化し、次に細胞消化液に対して勾配希釈を行い、MRS固体平板にコーティングして付着した細菌数を計算した。付着能力を下記の式で計算した。
Figure 2021136984
式中、NはCaco−2細胞に付着した細菌数を示し、Nは加えたNCU215総細菌数を示した。結果によれば、該菌株のヒト大腸がん細胞Caco−2に対する付着率が7.47%であることを示した。
5)抗酸化活性試験(NCU215サンプル液の菌体濃度が10CFU/mLであった)
DPPHラジカル消去能
1.0mLのNCU215サンプル液を1mLのエタノールDPPHラジカル溶液(0.1mM)に加え、混合後に室温下で暗黒環境において30min培養した。サンプル液8000gを10min遠心分離させた後、PBS及びDPPH溶液を対照とし、エタノール溶液及びNCU215サンプルをブランクとし、得られた溶液の吸光度を517nmで測定した。消去能は下記の式で示された。
Figure 2021136984
式中、Aは517nmでのサンプルの吸光度であり、Aは517nmでのブランクの吸光度であり、Aは517nmでの対照の吸光度であった。
ヒドロキシルラジカル消去能
2.5mMの1mLの1,10−フェナントロリン一水和物、1mLのPBS(pH 7.4)、2.5mMの1mLのFeSO及び1mLのNCU215サンプルを簡単に混合した。20mMの1mLのhを加えて37℃下で90minインキュベートして反応を開始させた。536nmで混合物の吸光度を測定し、下記の式でヒドロキシルラジカル消去活性を計算した。
Figure 2021136984
式中、Asampleは、サンプル及びHがいずれも存在する場合の吸光度であり、Acontro1は、サンプルがなく、Hが存在する場合の吸光度であり、Ablankは、サンプルがなく、Hが存在する場合の対照の吸光度であった。
ABTSラジカル消去能
ABTSラジカル測定キット(ビヨタイム)のマニュアルに基づいてABTS使用ストック溶液を調製し、室温で16h遮光放置し、PBSで吸光値をA734=0.7±0.01(ABTS作動液)に調整した。96ウェルプレートの各試験ウェルに200μLのABTS作動液を加えた。ブランク対照ウェルに10μLのPBSを加え、標準曲線試験ウェル内にそれぞれ10μLの0.15、0.3、0.6、0.9、1.2及び1.5mMのTrolox標準溶液を加え、サンプル試験ウェル内に10μLのNCU215サンプルを加え、軽く混合した。室温で6min遮光インキュベートした後にA734を測定した。標準曲線に基づいてサンプルの総抗酸化能を計算した。
総還元能力
FRAP総抗酸化能測定キット(ビヨタイム)のマニュアルに基づいてFRAP使用溶液を調製した。0.15、0.3、0.6、0.9、1.2及び1.5mMのものを新鮮に調製した。96ウェルプレートの各試験ウェルに180μLのFRAP作動液を加え、ブランク対照ウェルに5μLのPBS溶液を加え、標準曲線試験ウェル内に新鮮に調製した0.15、0.3、0.6、0.9、1.2及び1.5mMのFeSO標準溶液を5μL加え、サンプル試験ウェル内に5μLのNCU215サンプルを加え、軽く混合した。37℃で5minインキュベートした後、A593を測定した。標準曲線に基づいてサンプルの総抗酸化能を計算した。
結果によれば、該菌株は、以下の良好な抗酸化活性を有することを示した。DPPHラジカルの消去率が11.91%であり、ヒドロキシルラジカルの消去率が10.85%であり、総抗酸化能が95.90μmolのTroloxに相当し、総還元能力が0.28mMのFeSOに相当した。
6)−1制菌活性試験
NCU215をMRS培地において37℃下で24h培養し、NCU215 10000gを4℃下で10min遠心分離させた。発酵させた上清を0.22μm濾過膜で濾過滅菌した後に、無細胞上清(CFS)を得て−80℃下で保存した。穴あき法でNCU215 CFSの病原菌に対する制菌活性を測定し、すなわち、200μLのNCU215 CFSを大腸菌、サルモネラ菌、リステリアモノサイトゲネス、緑膿菌、エンテロバクターサカザキ、セレウス菌及び黄色ブドウ球菌がコーティングされたLBプレートウェルに加え、37℃下で12hインキュベートして阻止円の直径を測定した。
6)−2溶血活性試験
試験菌株単一コロニーをピックアップしてコロンビア血液寒天プレートに画線して37℃下で48h培養した後、溶血活性を決定した。発酵乳酸杆菌CECT5716を陽性対照とし、黄色ブドウ球菌を陰性対照として、実験を3回繰り返した。
6)−3抗生物質感受性試験
K−B(薬剤感受性試験紙の寒天拡散法)で薬剤感受性試験を行って菌株の抗生物質の薬剤耐性を評価した。一夜培養した乳酸杆菌発酵液で細菌濃度を10CFU/mLに調整し、乳酸杆菌発酵液100μLをピペッティングしてMRSプレートにコーティングした。それぞれストレプトマイシン(10mg/mL)、アンピシリン(10mg/mL)、エリスロマイシン(15mg/mL)、テトラサイクリン(30mg/mL)、ゲンタマイシン(10mg/mL)、カナマイシン(30mg/mL)、ペニシリン(10mg/mL)、セファロスポリンチオフェン(15mg/mL)、シプロフロキサシン(5mg/mL)及びアモキシシリン(30mg/mL)の薬剤感受性試験紙を乳酸杆菌の菌液がコーティングされたMRSプレートに軽く置いて、37℃で24h培養し、阻止円の直径をノギスで測定し、試験乳酸杆菌の上記抗生物質に対する感受性を決定した。
結果によれば、該菌株で24h発酵させた上清は、通常の食品媒介病原菌に対して優れた制菌活性を有し、特に、リステリアモノサイトゲネス及び黄色ブドウ球菌に対する抑制活性が最も高く、それらの阻止円直径がそれぞれ23.18mm及び24.42mmであることを示し、また、該菌株の溶血活性測定によれば、溶血性を有さないことを示し、抗生物質感受性測定によれば、該菌株がテトラサイクリン、アンピシリン、アモキシシリン、セファロスポリンチオフェン、エリスロマイシン及びペニシリンに敏感であり、カナマイシン、シプロフロキサシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンに耐受を持っていることを示した。
以上の実施例は本発明のいくつかの実施形態にすぎず、具体的かつ詳細に説明されているが、特許範囲に対する制限として理解してはいけない。なお、当業者にとっては、本特許の発想から逸脱することなく、上記各実施形態に対していくつかの変形、組合せや改良を行うことができ、これらはすべて本特許の特許範囲に属する。従って、本特許の特許範囲は特許請求の範囲を基準とする。

Claims (10)

  1. ラクトバチルスカゼイプロバイオティクスであって、具体的には、保存番号がCGMCC No.18702のラクトバチルスカゼイ(Lactobacillus casei)NCU215であることを特徴とするラクトバチルスカゼイプロバイオティクス。
  2. プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品であって、15〜35部の果物野菜パルプ、45〜84.95部の純水、0.05〜20部のグルコース又は代用糖といった原料をプロバイオティクスで発酵させて得られ、
    前記プロバイオティクスは、保存番号がCGMCC No.18702のラクトバチルスカゼイ(Lactobacillus casei)NCU215であることを特徴とするプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料製品。
  3. 原料は更に0.01〜0.5部のエリソルビン酸ナトリウム又はビタミンCを含むことを特徴とする請求項2に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  4. 前記代用糖は白砂糖、スクラロース、アスパルテーム、ステビオサイド、アセスルファムカリウム、チクロ又はイソマルトオリゴ糖であることを特徴とする請求項2に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  5. 腐っていない新鮮な果物野菜を原料として選択し、洗浄後に食べられない部分を除去し、圧搾し又は搾って請求項1の原料成分を上記の割合で均一に撹拌して果物野菜ジュースを得て、滅菌するステップ(1)と、
    滅菌後に果物野菜ジュースを20℃〜45℃に冷却させ、プロバイオティクスを10〜10cfu/mLの割合で滅菌冷却後の果物野菜ジュースに接種し、pH値3.0〜5.0を発酵終点として25℃〜45℃で発酵させるステップ(2)とを含む製造方法により得られることを特徴とする請求項2に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  6. 滅菌温度は85℃〜132℃、滅菌時間は2秒〜30分間であることを特徴とする請求項5に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  7. 発酵後の果物野菜ジュースに対して酸度又は甘味度標準化を行って、プロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料を得ることを特徴とする請求項5に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  8. 前記プロバイオティクスで発酵させた仕上がり果物野菜飲料を0℃〜4℃の冷蔵庫に入れて冷蔵し、又は85℃〜132℃で、2秒〜10分間超高温瞬時殺菌して無菌で缶詰めし、又は缶詰めしてシールした後に75℃〜132℃で、20〜40分間殺菌することを特徴とする請求項5に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  9. 前記発酵の時間が10〜36時間であることを特徴とする請求項5に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
  10. ベリー類、瓜類、仁果類、根菜類、葉菜類、果菜類のうちの任意の1種又は複数種を果物野菜の原料とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプロバイオティクスで発酵させた果物野菜飲料。
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